JP2003062614A - フイルム基材の反り矯正装置 - Google Patents

フイルム基材の反り矯正装置

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JP2003062614A
JP2003062614A JP2001253917A JP2001253917A JP2003062614A JP 2003062614 A JP2003062614 A JP 2003062614A JP 2001253917 A JP2001253917 A JP 2001253917A JP 2001253917 A JP2001253917 A JP 2001253917A JP 2003062614 A JP2003062614 A JP 2003062614A
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JP
Japan
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film
warp
base material
pair
straightening
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JP2001253917A
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English (en)
Inventor
Kazuyuki Ishikawa
和幸 石川
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Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】フイルム基材の反り矯正に使用する連続フイル
ムの弛みやズレを防止して、連続した反り強制を行うこ
との出来る反り矯正装置を提供する。 【解決手段】上下ローラー群1,3間に一対のフイルム
4a,6aの層を介在させて、被矯正材料であるフイルム
基材Sが前記一対のフイルム4a,6aの層間に置かれて
該フイルム層と同速度で搬送されている時に上ローラー
群1が上下動せしめられるように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有機物質を含む絶
縁層と金属層を積層してなるフイルム基材の反り矯正等
に好適に使用され得るフイルム基材の反り矯正装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、有機物質を含む絶縁層と金属層を
積層してなるフイルム基材の反りを矯正するには、フイ
ルム基材をその反りの向きと逆方向に曲げることにより
反りを低減する方法が一般的に知られている。この方法
を用いた装置として、一般的にローラーレベラー方式と
いわれる、一定速度で回転するローラーを上下に複数本
配置し、この上下ローラーの間に被矯正材料である前記
フイルム基材を通す方法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この方法では、上下に
複数本配置したローラー間に被矯正材料が挟まれた状態
で搬送されるため、被矯正材料の表面にローラー接触に
よる擦り傷が発生したり、ローラー両端の軸受けの油が
被矯正材料に付着するため、ローラーと被矯正材料との
間に被矯正材料よりも大きい短冊状の極薄い紙又はフイ
ルムを挟み込んで、擦り傷や油付着の発生を防ぐ必要が
あった。また、連続した紙又はフイルムを使用する場
合、ローラーの入り口側及び出口側で被矯正材料の反り
形状が変化するため、上下のフイルムや紙に弛みが発生
してズレが生じてしまい、連続した反り矯正を行なうこ
とが出来ない状態であった。また、フイルムズレが発生
したまま反り矯正を行なうと、フイルムの弛みがローラ
ーに巻き付き、場合によってはローラーを破損する虞が
あった。
【0004】本発明は、上記の如き従来技術の有する問
題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするとこ
ろは、前記フイルム基材の反り矯正に使用する連続フイ
ルムの弛みやズレを防止して、連続した反り強制を行う
ことの出来るフイルム基材の反り矯正装置を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明によるフイルム基材の反り矯正装置は、フイ
ルム基材の反りを矯正するローラー方式の反り矯正装置
において、上下ローラー間に一対のフイルム層を介在さ
せて、前記フイルム基材が前記一対のフイルム層間に置
かれて該フイルム層と同速度で搬送されている時に前記
ローラーが上下動せしめられるようにしたことを特徴と
している。
【0006】本発明によれば、前記一対のフイルム層を
形成するフイルムは装置の入り口側から巻き出され、装
置の出口側で巻き取られるようにしたことを特徴として
いる。また、本発明によれば、前記一対のフイルム層を
形成するフイルムは装置の入り口側から前記フイルム基
材の反り矯正に必要な長さ巻き出され、装置の出口側で
巻き取られた後、前記入り口側で再び巻き取られるよう
にしたことを特徴としている。また、本発明によれば、
前記一対のフイルム層を形成するフイルムの前記巻き出
し巻取りが、複数回繰り返されるようにしたことを特徴
としている。
【0007】
【発明の実施の態様】以下、本発明実施の態様を図示し
た実施例に基づき説明する。図1は本発明に係るフイル
ム基材の反り矯正装置の概略構成を示す図である。図
中、1は押し込み量調整装置2を備えた上ローラー群、
3は上ローラー群1に対向配置されていて上ローラー群
1の隣接する一対のローラー間に各ローラーが位置する
ように配列された複数のローラーよりなる下ローラー
群、4は装置の入り口側に設けられていて上下ローラー
群1,3間に上側フイルム層を形成するためのフイルム
4aを繰り出すフイルム巻き出し機、5は装置の出口側
に設けられていてフイルム4aを巻き取るフイルム巻き
取り機、6は装置の入り口側に設けられていて上下ロー
ラー群1,3間に下側フイルム層を形成するためのフイ
ルム6aを繰り出すフイルム巻き出し機、7は装置の出
口側に設けられていてフイルム6aを巻き取るフイルム
巻き取り機、Sは被矯正材料であるフイルム基材であ
る。
【0008】本実施例は上記のように構成されているか
ら、図1に示す如く、装置を稼動状態にして入り口側の
フイルム6a上にフイルム基材Sを置けば、該基材Sは上
下のフイルム4a,6aの間に挟まれて上下ローラー群
1,3間に引き込まれ、上下ローラー群1,3間を通過
する間にフイルム基材Sの反りは矯正されて、図2に示
す如く出口側に排出される。この場合、反り矯正の度合
いは押し込み量調整装置2により調整され得る。
【0009】次に、本実施例を用いた実験例について説
明する。フイルム基材Sとして、厚さ75μmのポリイ
ミドと厚さ18μmの銅からなる長さ171mmの実装
用フイルム基材を用いた。ローラー群1,2は、直径φ
10mmで長さ260mmのローラーが上側13本、下
側14本で夫々構成され、各ローラーは夫々回転駆動さ
れるように構成した。フイルム層を形成するためのフイ
ルム4a,6aとしては、厚さ50μmで長さ500mの
PETフイルムを用いた。押し込み量調整装置2によるロ
ーラー押し込み量は、入り口側0.3mm、出口側0.
1mmにセットした。この条件で、フイルム基材Sを上
下フイルム4a,6a間に挟み込み、上下ローラー群1,
3の入り口側より投入し、出口側に出た時点で入り口側
の上側フイルム4aに弛みが生じ(図2参照)、上下フ
イルム4a,6a間にズレが発生した。
【0010】フイルム基材Sがローラー群1,3の出口
側より出て来た時点で上下ローラー群の間隔を0,5m
mに広げ(図3参照)、0,5秒間フイルム4a,6aを
搬送させて出口側に巻き取ると、入り口側に発生してい
た上側フイルム4aの弛み及びフイルムの上下ズレがな
くなった。引き続きローラー群1を矯正条件に戻しても
フイルムの弛み,ズレが無いため連続しての反り矯正を
行うことが出来た。一方、比較例として、反り矯正後に
ローラー群1,3間の間隔を広げずに連続して矯正を行
なったところ、フイルム基材Sを10枚矯正処理した後
の上下フイルム4a,6aのズレが5mm発生し、上側フ
イルム4aがローラー軸受けに接触し、フイルム基材Sを
15枚矯正処理した時点で上側フイルム4aの側縁がロ
ーラーに巻き付き、装置が停止してしまった。
【0011】上記実施例では、上下ローラー群1,2間
の間隔を調整するのに、押し込み量調整装置2を用いて
上ローラー群1を下ローラー群3に対して移動させるよ
うにしたが、押し込み量調整装置2を用いて下ローラー
群3を上ローラー群1に対して移動させるようにしても
良いし、上下ローラー群1,2を同時に動かすようにし
ても良い。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
連続した反り矯正を確実且つ安定して行なうことの出来
る、フイルム基材の反り矯正装置を提供することが出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフイルム基材の反り矯正装置の概
略構成を示す図である。
【図2】一枚のフイルム基材の矯正処理を行なった後の
状態を示す図1と同様な図である。
【図3】上下のローラー群間隔を0,5mmに調整した
ときの装置の稼動状態を示す図1と同様な図である。
【符号の説明】
1 上ローラー群 2 押し込み量調整装置 3 下ローラー群 4,6 巻き出し機 4a,6a フイルム 5,7 巻き取り機 S フイルム基材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フイルム基材の反りを矯正するローラー方
    式の反り矯正装置において、上下ローラー間に一対のフ
    イルム層を介在させて、前記フイルム基材が前記一対の
    フイルム層間に置かれて該フイルム層と同速度で搬送さ
    れている時に前記ローラーが上下動せしめられるように
    したことを特徴とするフイルム基材の反り矯正装置。
  2. 【請求項2】前記一対のフイルム層を形成するフイルム
    は装置の入り口側から巻き出され、装置の出口側で巻き
    取られるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の
    反り矯正装置。
  3. 【請求項3】前記一対のフイルム層を形成するフイルム
    は装置の入り口側から前記フイルム基材の反り矯正に必
    要な長さ巻き出され、装置の出口側で巻き取られた後、
    前記入り口側で再び巻き取られるようにしたことを特徴
    とする請求項1に記載の反り矯正装置。
  4. 【請求項4】前記一対のフイルム層を形成するフイルム
    の前記巻き出し巻取りが、複数回繰り返されるようにし
    たことを特徴とする請求項3に記載の反り矯正装置。
JP2001253917A 2001-08-24 2001-08-24 フイルム基材の反り矯正装置 Pending JP2003062614A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110180963A (zh) * 2019-05-30 2019-08-30 兰州兰石能源装备工程研究院有限公司 一种薄板成型压机自动上下料装置

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