JP2003062533A - 配管洗浄装置 - Google Patents

配管洗浄装置

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JP2003062533A
JP2003062533A JP2001304220A JP2001304220A JP2003062533A JP 2003062533 A JP2003062533 A JP 2003062533A JP 2001304220 A JP2001304220 A JP 2001304220A JP 2001304220 A JP2001304220 A JP 2001304220A JP 2003062533 A JP2003062533 A JP 2003062533A
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pump
gas
pipe
liquid
piping
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Kimihiko Okanoe
公彦 岡上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来、配管内のスケールの除去は、定期的に冷
却水に化学薬品を投入するか、または、高圧ポンプによ
って高圧水を配管5内に送り込んでいたため、効果的な
フラッシングが出来ず、また、高価な化学薬品を必要と
し、さらに高圧水により配管自体並びにそのパッキンを
損傷する恐れがあった。 【解決手段】 【請求項1】この発明によれば、液体の圧送のみの作用
をする第1のポンプ9の吐出液体内に、気体注入装置1
0により気体を注入し、この注入された気体を、攪拌作
用をする第2のポンプ11で微細な気泡として液体中に
白濁混在させ、その後、配管5内に送り込むように構成
している。このため、液体と気体とが分離し難く、配管
5の内壁に付着したスケールを効果的に除去することが
出来る。さらに高価な薬品の注入を必要とせず、また、
低圧の第1,第2のポンプ9,11を使用しているた
め、配管5、並びにそのパッキンを損傷することがな
い。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、例えば、金型の冷却
水配管、熱交換器の冷却水配管等の配管内を洗浄する配
管洗浄装置に関するものである。 【0002】図5は一般的な冷却水配管を備えた装置を
示す。タンク1に貯えられた冷却水2は、ポンプ3によ
って装置4内の配管5に送り込まれ、装置4を冷却す
る。この配管5の内壁には、冷却水2中に含まれるカル
シュウム、微細な汚れ等により、スケールが付着し、装
置4の冷却効果を妨げる。 【0003】このため定期的に冷却水2に化学薬品を投
入してスケールの付着を防止するか、または、装置4の
定期点検時等に、ポンプ3の代わりに、例えば10気圧
以上の高圧ポンプを取付け、配管5内に高圧水を送り込
み、配管5をフラッシングしてスケールを除去したり、
あるいは、上記化学薬品と高圧ポンプとの組み合わせで
スケールを除去していた。 【0004】 【発明が解決しょうとする課題】従来の洗浄方法では、
高価な化学薬品を使用せざるを得ず、また、高圧ポンプ
を使用する場合には、冷却水配管5自体並びにそのパッ
キンを損傷する恐れがあり、さらに、効果的なフラッシ
ングが出来ない課題があった。 【0005】この発明は上記の如き従来の課題を解消す
るためになされたもので、 【請求項1】の発明は、第1のポンプの吐出液体内に気
体注入装置で気体を注入し、この注入された気体を第2
のポンプで微細な気泡として混在させた後、配管内に送
り込み、配管の内壁に付着したスケールを除去するよう
にしたものである。 【0006】このため、高価な薬品の注入を必要とせ
ず、低圧の第1,第2のポンプを使用するため配管内は
低圧であり、配管、並びにそのパッキンを損傷すること
がない。さらに、第1のポンプは液体を圧送する役目の
みをさせ、第2のポンプは注入された気体を第1のポン
プの吐出液体内に微細な気泡として混在させ、液体内に
真っ白な状態で気体を混在させることが出来るため、液
体と気体とが分離し難く、配管の内壁に付着したスケー
ルを効果的に除去することが出来る。 【0007】 【課題を解決するための手段】 【請求項1】の発明は、液体を配管内に送り込む第1の
ポンプと、第1のポンプの吐出液体内に配管の手前で気
体を注入する気体注入装置と、気体注入装置から注入さ
れた気体を配管の手前で第1のポンプの吐出液体内に微
細な気泡として混入させる第2のポンプとを備えて実現
した。 【0008】 【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1は、この発明の一実施例を示すブロック線図
で、タンク1のクリーンタンク1aに貯えられた冷却水
2は、バルブ6,7を介して、ポンプ3によって装置4
内の配管5に送り込まれ装置4を冷却する。フラッシン
グ装置8は、例えば装置4の定期点検時に、ポンプ3の
代わりに、クリーンタンク1a内の冷却水2を配管5内
に送り込むもので、クリーンタンク1a内の冷却水2を
配管5内に送り込む第1のポンプ9と、第1のポンプ9
の吐出液に例えば圧縮空気を注入する気体注入装置10
と、注入された圧縮空気を第1のポンプ9の吐出液中
に、液体が真っ白な状態となるよう微細に攪拌混入する
第2のポンプ11と、バルブ12,13とからなってい
る。特にバルブ13は、第2のポンプ11の吐出液量を
絞ることにより、混入気体をより微細にすることがで
き、配管5内のスケールの除去を、より効果的にするこ
とが出来る。配管5内のスケールを除去した後の液体
は、バルブ14を介してタンク1のダーティタンク1b
に注ぎ込まれる。凝集濾過装置15は、ポンプ16によ
ってダーティタンク1b内の冷却水2を浄化して後、ク
リーンタンク1aに送り込むもので、塩基性硫酸マグネ
シュウムと水酸化マグネシュウムとの結晶状繊維を集合
して構成された直径250μの毛球状の吸着剤17と、
冷却水2が吸着剤17の相互間隙を通過する際、冷却水
2中の微粒子は互いに凝集し数百倍の大きな塊になる。
この大きな塊になった微粒子を捕捉する目の粗いフイル
タ18とによって構成されている。なお、ポンプ16の
流量は、第1,第2のポンプ9,11の流量より大きく
することが望ましい。 【0009】次ぎにその効果を実験データーに基づき説
明する。図2は、高圧ポンプを用いた従来方法のフラッ
シング効果を示す写真で、テストには、図1における配
管5として配管径15A、長さ16mを用い、ポンプ3
の代わりに、毎分の吐出流量80リットル、吐出圧10
気圧のギャーポンプを用い、バルブ14の出口に500
メッシュのストレーナーを取り付けてフラッシングテス
トを2時間30分行った。図2aはストレーナーの異物
捕捉状況の写真。図2bはストレーナーに捕捉された異
物を0.7μのミリポアフイルタで集積した状況の写
真。図2cは配管内の状況の写真を示す。また表1は捕
捉された物質の重量を示す。 【表 1】図2cの2.5時間後の冷却水配管5内の状況から明ら
かな如く、高圧ポンプを用いた従来のフラッシングでは
十分な効果が得られていない。 【0010】図3は、本発明のフラッシング装置8を用
いた効果を示す写真で、テストには、従来の方法でフラ
ッシングを行った後の配管5を用いた。また第1,第2
のポンプ9,11として、毎分の流量60リットル、吐
出圧0.5気圧のグルンドフォスポンプを用い、気体注
入装置10として5気圧、毎分の吐出量16リットルの
コンプレッサーを接続し、バルブ14の出口に500メ
ッシュのストレーナーを取り付けてフラッシングテスト
を1時間30分行った。図3aはストレーナーの異物捕
捉状況の写真。図3bはストレーナーに捕捉された異物
を0.7μのミリポアフイルタで集積した状況の写真。
図3cは配管内の状況の写真を示す。また表2は捕捉さ
れた物質の重量を示す。 【表 2】 図3cの1.5時間後の配管5内の状況から明らかな如
く、本発明のフラッシング方法であれば、従来方法のフ
ラッシングを行った後の配管5であっても、さらに多量
のスケールが除去され、その効果は明らかである。 【0010】なお、第1のポンプ9の前段に気体注入装
置10を設置すると、第1のポンプ9に気体が噛み込
み、第1のポンプ9が全く動作しなくなる。このため気
体注入装置10を第1のポンプ9の後段と第2のポンプ
11の前段との間に設置し、第1のポンプ9は正常なポ
ンプのみの動作をさせ、第2のポンプ11は気体と冷却
水2との攪拌作用の動作をさせる。これにより、初めて
気体を冷却水2中に白濁した状態で混入させることが出
来、キャビテーション作用により効果的に配管5内壁の
スケールを除去することが出来る。なお、気体が冷却水
2中に白濁した状態で混入しなければ、気体と冷却水2
とが完全に分かれた状態で配管5に流入し、気体のみが
接触する部分、冷却水2のみが接触する部分に別れ、効
果的なキャビテーション作用が得られず、効果的なスケ
ール除去は期待出来ない。また、バルブ13を調整し
て、第2のポンプ11の吐出流量を絞ることにより、よ
り気体の冷却水2中への混入を完全なものにすることが
出来る。 【0011】なお、このスケール除去により、タンク1
内には微粒子等が流入するが、凝集濾過装置15によっ
て微粒子等を完全に除去することが出来、冷却水2を常
に新液状態に維持することが出来、廃水を0にすること
が出来る。 【0012】図4は、この発明の他の実施例を示す。図
5の実施例は、フラッシング装置8をインラインとして
使用するもので、ポンプ3を第一のポンプ9の代わりに
使用したものである。即ち、図1の実施例は、装置4の
定期点検時等にフラッシング装置8を作用させている
が、図4の実施例は、フラッシング装置8をインライン
として使用し、常時フラッシング作用をさせている。な
お、気体注入装置10のみ、あるいは、気体注入装置1
0と第2のポンプ11とを、定期的に作動させることも
出来る。 【発明の効果】以上のように、 【請求項1】の発明によれば、第1のポンプの吐出液体
内に気体注入装置で気体を注入し、この注入された気体
を第2のポンプで微細な気泡として混在させた後、配管
内に送り込み、配管の内壁に付着したスケールを除去す
るようにしているため、従来の如く、高価な薬品の注入
を必要としない。また低圧の第1,第2のポンプを使用
するため、管内の圧力を低く押さえることが出来、配
管、並びにそのパッキンを損傷することがない。さら
に、第1のポンプは液体を圧送する役目のみをさせ、第
2のポンプは注入された気体を第1のポンプの吐出液体
内に微細な気泡として混在させ、吐出液体内に真っ白な
状態で気体を混在させる役目にすることにより、液体と
気体とが分離し難く、配管の内壁に付着したスケールを
効果的に除去することが出来る。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明に係る配管洗浄装置の一実施例を示す
ブロック線図である。 【図2】高圧ポンプを用いた従来のフラッシングの効果
を示す写真である。 【図3】この発明のフラッシングの効果を示す写真であ
る。 【図4】この発明に係る配管洗浄装置の一実施例を示す
ブロック線図である。 【図5】一般的な冷却水配管を備えた装置を示すブロッ
ク線図である。 【符号の説明】 1:タンク 2:冷却水 4:装置 5:水配管 8:フラッシング装置 9:第1のポンプ 10:気体注入装置 11:第2のポンプ 13:バルブ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 液体を配管内に送り込む第1のポンプ
    と、 この第1のポンプの吐出液体内に、前記配管の手前で気
    体を注入する気体注入装置と、 この気体注入装置から注入された気体を、前記配管の手
    前で前記第1のポンプの吐出液体内に微細な気泡として
    攪拌して混入させる第2のポンプとを備えたことを特徴
    とする配管洗浄装置。
JP2001304220A 2001-08-24 2001-08-24 配管洗浄装置 Pending JP2003062533A (ja)

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