JP2003062528A - 農産物選別用の受皿 - Google Patents

農産物選別用の受皿

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JP2003062528A JP2001257643A JP2001257643A JP2003062528A JP 2003062528 A JP2003062528 A JP 2003062528A JP 2001257643 A JP2001257643 A JP 2001257643A JP 2001257643 A JP2001257643 A JP 2001257643A JP 2003062528 A JP2003062528 A JP 2003062528A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 農産物の転がり落下の防止や、搬送中にお
ける透過光計測に要求される揺れ動きの制止が可能で、
またコンベアに受皿の向き揃え装置を設けることを必要
とせず、透過光を上下方向に導光させる方式の透過光計
測をも可能とする受皿を提供することを目的とする。 【解決手段】 農産物Sの透過光を導出する貫通孔3−
5を設けた受皿本体2と、筒状弾性体3−2有し農産物
Sを載置したときに容易に変形して農産物Sの下面部を
支持する弾性受座3と、 農産物Sの下部側面部を支持
して農産物Sの揺れを防止する上部支持部材4との三部
材で農産物選別用の受皿1を構成し、さらに上記三部材
で空気室1−1を形成し、この空気室1−1と大気側と
を連通し農産物Sの振動を抑制する切欠き部4−4を支
持板部4−2に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、選別装置におい
て、桃、梨、林檎、柑橘、メロン等の農産物を選別仕分
けする作業に用いる受皿に関する。
【0002】
【従来の技術】農産物を選別する選別装置で用いられる
受皿は、従来から、種々の目的に合わせて多くの型の受
皿が提案されている。
【0003】この農産物選別装置で用いられる受皿に
は、従来多く用いられていたコンベアに拘束した拘束式
(バケット式)のものと比べ、搬送途中の撮像ステージ
等の計測のために他の受皿とは無関係に一時的に停止さ
せたり、仕分けのための分岐コンベアに受皿毎排出する
ことができて、箱詰め段階まで農産物を傷めることを少
なく取り扱うことができるフリートレイ式の受皿が近時
においては多用されている。
【0004】ところで、一般に選別装置の処理能力を向
上させるためは、受皿を高速で搬送することが要求され
るが、走行が比較的安定している拘束式の受皿に比べて
衝撃を受けることが多いフリートレイ式の受皿では、載
置搬送する農産物が転がり落下し易いために安定に保持
する確実な対策が求められている。
【0005】例えば、実公平7−37746号公報で円
形状の皿の凹部側壁内面の上部から下部に亘り複数の小
幅のひれ状可撓性・弾性突起を円周方向に等分に複数個
設けたフリートレイ式の受皿が提案され、また特開平1
1−101749号公報では、農産物の下部に位置する
弾性受座と農産物の側面を支持する弾性ひれ状片を有す
る支持片部材を設け、かつ透過光計測用の水平方向から
の照射光が遮られないようにするため、弾性ひれ状片
を、照射光の水平方向光路から外れるように偏在させ
て、農産物の転がり落下防止と透過光計測を可能とした
フリートレイ式の受皿が提案されている。
【0006】更に、特開平10−139140号公報で
はトレイを真空ポンプで減圧して農産物を更に吸引・吸
着して保持するフリートレイ式の受皿も提案されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実公平
7−37746号公報に示されている受皿は、ひれ状可
撓性・弾性突起を設けているので、受皿上の農産物の揺
れ動きや転がり落下の問題を軽減することはできるが、
フリートレイ式の受皿を高速搬送した際の衝撃による転
がり落下の防止や、透過光計測に要求される揺れ動きの
制止については不十分であった。
【0008】また、特開平11−101749号公報に
示されている受皿は、透過光計測のための照射光が遮ら
れないように弾性ひれ状片がコンベアの搬送方向に偏在
して設けられているために、搬送方向と直交する方向の
揺れ動きの制止が不十分であり、透過光計測時には照射
光が遮られない方向にトレイの方向を揃えるため、コン
ベアに向き揃え装置を設ける必要もあった。
【0009】また、特開平10−139140号公報に
示されている受皿は、揺れ動きや転がり落下の防止のた
めに、農産物を受皿に負圧吸引保持させるものである
が、真空ポンプ、パイプ、封止弁等の部品が必要なた
め、構造が複雑となり部品費が高くなるという問題があ
った。
【0010】また、作業者が農産物を受皿に載置する際
に受皿側に設けられている排気ノズルを真空ポンプ側の
連結口に接続する作業が必要であり、この作業を受皿に
農産物を載置する毎に行う必要があり、手間がかかると
いう問題もある。
【0011】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、フリートレイ式の受皿を高速搬送した場合の
農産物の転がり落下を極めて有効に防止できる受皿を提
供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、以
下の発明(1)〜(7)により達成される。 (1)農産物選別用の受皿であって、平面底板の外周か
ら上方に立ち上がった筒状壁を有する硬質の受皿本体
と、倒立円錐台形法面状の壁面体を形成すると共に、こ
の法面状壁面体の内周面が農産物着座用壁面を形成し、
更にこの壁面体は内周側で上記受皿本体に組付支持さ
れ、かつ外周縁が自由端をなすように設けられた薄肉の
弾性体からなる弾性受座と、 上記受皿本体の筒状壁に
外周側が組付支持されると共に内周縁が自由端とされ
て、上記弾性受座の外周縁の自由端に近接離間して配置
された薄肉の弾性体からなる受皿上部の農産物揺れ止め
部材と、を備え、上記農産物揺れ止め部材の内周縁は、
上記弾性受座に着座した農産物の外周に弾着係合する内
径寸法に設けられていることを特徴とする農産物選別用
の受皿。 (2)上記発明(1)において、上記弾性体からなる受
皿上部の農産物揺れ止め部材には、この部材の上下方向
の撓み性を増大するための切欠きを円周方向に複数設け
たことを特徴とする。 (3)上記発明(2)において、農産物揺れ止め部材の
切欠きは、農産物の着座終期には、農産物との弾着係合
により通気性を防止する形状に設けられていることを特
徴とする。 (4)上記発明(1)又は(2)において、受皿本体、
弾性受座及び農産物揺れ止め部材で囲まれた受皿内部の
空間を常時大気に通気させるようにしたことを特徴とす
る。 (5)上記発明(1)ないし(3)のいずれかにおい
て、受皿本体、弾性受座及び農産物揺れ止め部材で囲ま
れた受皿内部の加圧エアの大気への排気は許すが、反対
方向の通気は封止する一方向通気手段を設けたことを特
徴とする。 (6)上記発明(1)ないし(5)のいずれかにおい
て、上記弾性受座は、受皿本体に組付支持されるその内
周側部に、上下方向の弾性変形が可能な筒状弾性体を有
することを特徴とする。 (7)上記発明(6)において、上記弾性受座の弾性変
形が可能な筒状弾性体は、蛇腹構造をなすことを特徴と
する。
【0013】本発明が代表的に適用される搬送コンベア
に拘束されていないフリートレイ式の受皿(以下「フリ
ートレイ」という)を高速搬送した場合の農産物の転が
り落下を有効に防止し、かつ多数のフリートレイを使用
することから構造が簡易で安価に提供できるようにする
ことが求められる、という観点から進めた本発明者の検
討の結果によれば、載置する農産物の重量を確実に受け
ながら、載置農産物の揺れ動きを防止する機能を兼ね備
えた担持構造部分と、載置農産物の揺れ止めを一層高め
る揺れ止め防止のための揺止構造部分とは、機能が異な
るために夫々に適した構造は同じでなく、また設置位置
も同じでない。更に、構造的に相互に一体のものとする
ことはむしろ適当していないことが判明した。
【0014】そこで、各構造部分の機能を分析しなが
ら、できるだけ簡易な構造でその機能を発揮させること
ができることを検討して、本発明をなすに至ったもので
ある。
【0015】すなわち、上記発明(1)においては、フ
リートレイの構造骨格をなす硬質の受皿本体に対して、
第1に、載置農産物の重量を受けかつ揺れ止め機能も発
揮できる担持構造部分として、倒立円錐台形状の法面を
提供する壁面体として弾性受座を設け、第2に、載置農
産物の揺れ止めをより一層高めるための揺止構造部分と
して、受座の上方に内縁が農産物周囲に弾着する揺れ止
め部材を設けたという構成を採用した。
【0016】上記フリートレイの受皿本体は、一般的に
は平面円形の形状に設けられ、例えば、底面をなす環状
円形の平板の外周縁から上方に一定高立ち上がった筒状
壁を有すると共に、底面をなす平板の中央部に弾性受座
を組み付ける部位を設けたものが好ましく用いられる。
【0017】なお、底面をなす平板の略中央に農産物の
透過光導出用の貫通孔を設けた受皿本体の場合には、そ
の貫通孔の内周縁に前記弾性受座を組付けて構成するこ
とができる。
【0018】次に、載置農産物の重量を受けるために、
特に、上下方向の弾性変形に対する強度がある程度高い
部分である上記弾性受座は、肉厚調整などにより主に載
置農産物の揺れを防ぐことに機能する外周縁側の可撓性
の高い揺れ止め部材に対して独立して設けられ、弾性受
座の外周縁側及び揺れ止め部材の内周端側とを自由端と
して、切り離して構成していることは重要である。これ
らを自由端とすることにより該部分の撓み変形性を構造
的に得る自由度が増大するからである。またこの弾性受
座を揺れ止め部材と切り離して別個独立に設けることに
より、構造的に相互の力学的な影響のない構成が採用で
きるだけでなく、材質的に、弾性変形性の異なる弾性部
材を使用することができるという利点が得られる。かか
る弾性受座は一般的には、ゴム,プラスチックなどの素
材からなる弾性体により構成することができる。
【0019】上記揺れ止め部材は、主には、受皿に載置
された農産物の水平方向の揺れを防ぐためのものである
が、形状により、載置農産物の上下方向の移動を緩衝す
るようにも作用するように設けることができる。すなわ
ち、これを平面円環状に形成した場合には、載置農産物
の水平方向の揺れ止めを主たる機能(作用)として発揮
させるようにすることができるが、該揺れ止め部材を自
然状態で倒立円錐台形状の法面を形成するように設けた
り、あるいは受皿に対して農産物を上方から押し込み担
持させるようにした際に同倒立円錐台形状に農産物に係
合させるようにすることができ、このように設けること
により載置農産物が上方に移動する動きを揺れ止め部材
の内周端が農産物から係合離脱しようとする際の変形で
抑止できるようにすることが可能となる。なお、このよ
うな作用を発揮しかつ構造的に部品数が少なく簡易な構
造とできるようにするためには、受皿本体の筒状上部に
外周端が取り付けられ、内向きに内周端がこの外周端か
ら水平方向に延出されるようにした形状、あるいは、自
然状態で内向き斜め下方に傾斜して倒立円錐台形状法面
を形成した形状に設けられたものを好ましく採用するこ
とができる。かかる構成の揺れ止め部材は、形状が簡単
でありながら、単一の部材であり、従前のひれ状片を用
いたものに比べて部品数が少なく、組み立て性が極めて
優れている。
【0020】かかる揺れ止め部材は、受座とは別個独立
しているため、その素材・組成を受座とは無関係に設定
することができ、かつ構造的には受座と切り離されてい
るため、この点からも高い自由度で設計することが可能
となる。かかる揺れ止め部材は一般的には、ゴム,プラ
スチックなどの素材からなる弾性体により構成すること
ができる。
【0021】上記発明(2)は、農産物揺れ止め部材
に、その上下方向の撓み性を増大するための切欠きを円
周方向に複数設けたという特徴を有するものである。
【0022】すなわち、円環状の揺れ止め部材の内周縁
側が構造的に上下方向に撓みやすいか否かという性質は
必ずしも同部材の組成のみならず、構造的にも影響され
る。そこで、この揺れ止め部材の内周縁側の撓み性を、
従前の提案と同様の切欠きにより与えるようにしたもの
である。切欠きは、上記発明(3)のようにスリット、
凹部形成など適宜のものを採用することができ特に限定
されるものではない。また更に、この切欠きは、農産物
の着座終期に農産物との弾着係合により通気性を防止す
る形状とすることができ、このように設けることによ
り、受皿本体、受座及び揺れ止め部材で囲まれた空間を
封止して大気から区画できるようにすれば、農産物に働
く下向きの吸引力により、載置農産物の着座時の上方向
の動きをより一層抑制できて、載置農産物の安定した担
持が実現できる利点が得られる。
【0023】上記発明(4)は、上記発明(3)とは反
対に、受皿本体、受座及び揺れ止め部材で囲まれた空間
を農産物の着座終期においても常時大気と通気させ、こ
のことにより同空間を万が一にも大気より高圧にしない
ようにしたものである。
【0024】上記発明(5)は、受皿本体、受座及び揺
れ止め部材で囲まれた空間の圧力を、大気圧よりも高く
ない状態に維持することができるように、同空間を単に
大気と通気させることに変えて、逆止等を用いて一方向
性の通気性を与えたものであり、これにより上記発明
(3)と同様農産物の上方向の動きを抑制する効果を得
るようにしたものである。
【0025】上記発明(6)は、弾性受座に上下方向に
伸縮可能な筒状部を設けことを特徴とするものであり、
かかる構成を採用することにより、載置農産物の重量を
支える(担持する)比較的弾性の強い部分を設けること
ができる。なお、この筒状部は、外側又は内側に変形す
る筒状弾性体、あるいは上記発明(7)にいう上下変形
可能な蛇腹構造のいずれであってもよい。
【0026】
【発明の実施の形態】実施形態1 以下、農産物の選別装置に用いる本例のフリートレイ式
の受皿の形態について、図1、図2に基づいて説明す
る。
【0027】図1は受皿の平面図、図2は図1の縦断面
図である。
【0028】図1、図2において、1は受皿であり、平
面円形の受皿本体2、弾性受座3、上部支持部材4から
構成されている。受皿本体2は硬質樹脂の成形品であ
り、中央部に上下貫通孔を有する環状の底板2−1と筒
状壁2−2からなり、筒状壁2−2の上端縁2−4は揺
れ止め部材である上部支持部材4との嵌合部を形成し、
底板2−1の内周縁2−5は弾性受座3との嵌合部を形
成している。
【0029】また、底板2−1の下面の凹部2−3には
不図示の仕分排出装置の電磁吸着部が磁気吸着する環状
鉄板2−6が接着、固定されている。
【0030】弾性受座3は軟質の樹脂の成形品であり、
有孔円板状の基板部3−1とその上部の筒状弾性体3−
2とさらにその上部の受座部3−3からなり、基板部3
−1の外周には上記受皿本体2の内周縁2−5と嵌合さ
れる凹溝3−7が設けられている。
【0031】筒状弾性体3−2は自然状態で円筒型をな
し、弾性受座3に上下方向の荷重が加えられたときに内
側への湾曲変形を容易にしている。
【0032】受座部3−3は底面が有孔の倒立円錐台形
状の皿状をなし、傾斜した法面は下部が厚肉で、上部に
行くにつれて薄肉に形成され、その内表面は農産物Sを
載置したとき農産物Sの形状に沿って凹状に変形して農
産物Sを支持する支持面3−4を形成する。またこの変
形を容易とするために支持面3−4の上端は自由端にな
っている。
【0033】受座部3−3の傾斜した側壁の下部をなす
基端部3−6は、上下貫通孔3−5の周縁部である。
【0034】上部支持部材4は弾性受座3と同様(材質
は同じでなくともよい)に軟質の樹脂の成形品であり、
受皿本体2の筒状壁上端と凹凸嵌合する凹部4−5を有
する環状壁4−1と、この環状壁4−1の上端から中心
側に向かって凸状をなす支持板部4−2とで構成され
る。本例のこの上部支持部材4は、例えば、外周の環状
壁部分が厚肉であり、内周側に行くにつれて薄肉に形成
され、支持板部4−2の上表面は農産物Sの側面を支持
するための支持面4−3をなし、農産物Sを載置したと
きに農産物Sが支持面3−4から転がり落下するのを防
止する機能を有している。
【0035】また、本例では、上部支持部材4の内周縁
の4箇所に切欠き部4−4が設けられ(図1参照)、農
産物Sを載置したとき、支持板部4−2の内周縁部の周
方向および半径方向の変形を容易にし、さらに、支持面
4−3と農産物Sとの密着化を図り、後述する空気室1
−1から大気に通ずる通気孔の機能を有している。
【0036】上記の空気室1−1というのは受皿本体
2、弾性受座3、上部支持部材4の三部品によって形成
されるドーナツ状の隔壁室をいい、農産物Sを受皿1上
に載置する前は、受座部3−3の上縁と支持板部4−2
の内周縁との間の隙間1−2および支持板部4−2の内
周縁の切欠き部4−4を介して大気と通じている。
【0037】農産物Sを受皿1上に載置した後は、隙間
1−2が農産物Sの側面で遮蔽される。
【0038】図3は本発明の実施形態1に係る受皿1に
農産物Sを載置したときの断面図であり、2点鎖線は受
皿1に農産物Sを載置する前の受座部3−3と支持板部
4−2の一部の形状(左側のみ図示)を示している。
【0039】この図3において、農産物Sを受皿1に載
置すると、まず農産物Sの下部側面が支持板部4−2の
支持面4−3の内周縁に当接して、支持板部4−2が農
産物Sの表面形状に沿うように変形し、同じく農産物S
の下部側面が受座部3−3の支持面3−4の上縁部に当
接して、受座部3−3が農産物Sの表面形状に沿うよう
に変形を始める。
【0040】続いて、受座部3−3に加わる農産物Sの
荷重が大きくなると、筒状弾性体3−2が貫通孔3−5
の内側方向に凸状に変形し農産物Sは受皿1の内部に沈
み込み所定の沈み量に達する。図3において、沈み量H
が大きければ、農産物Sの転がり落下はより有効に防止
されるが、透過光を農産物の側面から照射させる透過光
計測を行う上で障害となるので、選果目的の農産物に応
じて、筒状弾性体3−2の肉厚や材質を選定し、載置さ
れた農産物Sの沈み量を調節することが好ましい。例え
ば、ある特定の農産物Sについて、大粒の重い農産物S
の場合は沈み量Hが大きくなって、直径Dが大きくても
H/Dは約30%となるようにし、また小粒の軽い農産
物Sの場合は沈み量Hは小さいが、直径Dも小さいので
H/Dは同様に約30%確保することが可能となる。
【0041】また、空気室1−1は切欠き部4−4を介
して大気と通じているので、農産物Sを受皿1に載置す
る場合、農産物Sの大粒、小粒に関係なく空気室1−1
の圧力は略大気圧に維持され、農産物Sの沈み量Hが抑
制されることなく、農産物Sの重量に見合った沈み量H
が得られる。そして、農産物Sの載置処理の終期には、
上記切欠き部4−4が農産物Sとの係合で封止されるよ
うにすれば、農産物Sが上方へ動くときには空気室1−
1の容積が増大して負圧となるため農産物Sに下向きの
吸引力が働き農産物Sの上方向の動きを抑制することが
できる。
【0042】また、コンベア上の振動や、フリートレイ
式受皿の受ける衝撃により、農産物Sが上下および水平
方向に振動すると空気室1−1の容積が変動して、空気
室1−1と大気との間で空気が流入、流出するが切欠き
部4−4のオリフィス効果によって、農産物Sの上下動
等が抑制され、農産物Sの受皿1からの転がり落下がよ
り有効に防止される。
【0043】このオリフィス効果は、大粒の重い農産物
Sの場合は沈み量が大きく、切欠き部4−4の通気孔の
面積が小さくなるためダンピング力が大きくなり、小粒
で軽い農産物Sの場合は沈み量が小さくて、切欠き部4
−4の通気孔の面積が大きくダンピング力が小さくな
り、農産物Sの重量に見合ったダンピング力が得られる
という利点も得られる。
【0044】さらに、載置農産物Sの側面には上部支持
部材4の内周縁部の緊迫力によるマサツ力が働き、農産
物Sが上方に動き始めると、支持板部4−2の変形拘束
力によってその動きが抑制される。
【0045】すなわち、本例の上部支持部材4の形状は
下方に向かって凸面をなしているので、農産物Sが上方
へ動こうとすると、農産物Sと上部支持部材4とのマサ
ツ力によって局部的な盛上り変形を示すことになり、緊
迫力の増加とあいまってマサツ力も増加して上方向の動
きがより一層規制され、この点でも農産物Sの転がり落
下を防止する効果を有する。また大粒の農産物の場合に
は直径が大きいため、静止時の緊迫力も、局部的な盛上
り変形も、さらに、それに伴う緊迫力も大きくなり、上
向きの動きを規制する力が大きくなるので、転がり落下
に対して条件の悪い大粒の農産物に特に有利に働くとい
う効果を有する。
【0046】なお、農産物Sの形状によって、あるいは
載置時に農産物Sを上方から受皿1に強く押込むことに
より、切欠き部4−4が形成する通気孔が完全に塞がれ
た場合には、農産物Sの側面部と上部支持部材4との間
および農産物Sの下面部と受座部3−3の支持面3−4
との間の気密性が保持されている限り、農産物Sが上方
へ動き始めると、空気室1−1は負圧になり、農産物S
に吸引力が下向きに働き、農産物Sの転がり落下を防止
する効果を発揮する。また農産物Sの側面部と上部支持
部材4の支持面4−3との間、および農産物Sの下面部
と受座部3−3の支持面3−4との間に隙間が生じて
も、この隙間による通路抵抗によって、ダンピング力が
発生するので、農産物Sの転がり落下防止の効果を生ず
る。
【0047】なお、安定したダンピング力を得るために
上部支持部材4の支持面4−3、および受座部3−3の
支持面3−4には農産物Sとの間で気密性を保持するた
めの環状のシール(突起あるいはシール部材)を設ける
のが好ましい。
【0048】また、農産物Sと上部支持部材4との間の
マサツ力を高めるために上部支持部材4の材質をマサツ
係数の高いゴム製とすることも有効である。
【0049】本例によれば、載置する農産物Sの重量を
支持する弾性受座3に、自由端を有する倒立円錐台形状
の受座部3−3を設けることで、農産物Sの揺れ動きを
防止し、更にこれに加えて、上部支持部材4でこの揺れ
動きをより一層防止できるようにしてあり、しかもこれ
らの部材の素材、及び構造を独立に設計できるので、安
価な構成が採用できるという優れた利点が得られる。な
お上部支持部材4は、フラットな円環状の構造あるい
は、円周外側から中心に向かって下り傾斜した倒立円錐
台形状の構造のものが、単品で機能を十分に発揮できる
ので好ましく採用でき、また内径寸法は、弾性受座3の
受座部3−3の外径と同等ないしそれよりも大きいある
いは小さい径とすることがよい。
【0050】実施形態2 図4(a)は実施形態2に係る受皿の断面図,図4
(b)は図4(a)の逆止弁16の側面図であり、上記
実施形態1を説明した図2に相当するものである。
【0051】本例は、実施形態1の受皿本体に逆止弁を
付加したものであって、その他の部分は実施形態1と同
一であるので、同一の部分については同一の符号を付し
て説明を省略する。
【0052】本例における受皿本体12は、その筒状壁
12−2の下部の一部に、逆止弁16を装着するための
水平方向の円筒状凹部12−7が設けられ、この凹部の
奥壁には通気孔12−8が設けられ、奥壁の手前側周囲
には弁座12−9が設けられている。
【0053】円筒状の凹部12−7に装着される逆止弁
16は、円板状弁板16−2を円筒状の本体部16−1
の内部の一端に薄肉のヒンジ16−3を介して接続した
ものである。
【0054】かかる構成を採用することにより、受皿本
体12、弾性受座3、上部支持部材4の3部品によって
形成されるドーナツ状の空気室11−1は、農産物Sを
受皿11上に載置する前は、受座部3−3の上縁と支持
板部4−2の内周縁との間の隙間1−2を介して大気と
通じ、農産物Sを受皿11上に載置した後は、隙間1−
2が農産物Sの側面で遮蔽されるが支持板部4−2の内
周縁の切欠き部4−4を介して大気と通じるほかに、逆
止弁16を介して大気と通ずるようにすることができ
る。なお、逆止弁に代えて、絞り弁を用いたり、空気室
11−1の負圧発生は得られないが、逆止弁16に代え
て単に通気孔とすることもできる。
【0055】本例によれば、農産物Sを受皿11に載置
すると、まず農産物Sの下部側面が、支持板部4−2の
支持面4−3の内周縁部に当接して、該支持板部4−2
は農産物Sの表面形状に沿うように変形し、同じく農産
物Sの下部側面が受座部3−3の支持面3−4の上縁部
に当接して、受座部3−3が農産物Sの表面形状に沿う
ように変形を始める。
【0056】続いて、受座部3−3に加わる農産物Sの
荷重が大きくなると、筒状弾性体3−2が貫通孔3−5
の内側方向に凸状に変形し農産物Sは受皿11の内部に
沈み込み所定の沈み量Hに達する。
【0057】農産物Sを受皿11に載置した初期の段階
では、空気室11−1は大気圧と同じであるが、受座部
3−3と支持板部4−2の変形が進行すると、支持板部
4−2の支持面4−3と農産物Sの側面部とが当接して
いるが、この状態では空気室11−1は、切欠き部4−
4を介して大気に通じると同時に、逆止弁16を介して
大気に通じているため、空気室11−1の空気は切欠き
部4−4のほか、逆止弁16の弁板16−2が開いて、
空気室11−1の空気が通気孔12−8を通って大気側
に放出される。
【0058】このため、農産物Sを受皿11に載置する
場合、農産物Sの大粒、小粒に関係なく空気室11−1
の圧力上昇は第1の実施の形態の場合に比較して小さ
く、農産物Sの沈み込みが抑制されることなく、農産物
の重量に見合った沈み量Hがより短時間のうちに得られ
る。
【0059】この効果は大粒の農産物Sを受皿11に載
置する場合や農産物Sを受皿11に押込む場合に顕著で
ある。
【0060】また、逆止弁の場合は特定の農産物Sに最
適の通気孔の面積を容易に確保できるので切欠き部4−
4の通気孔の大きさは農産物の大きさ、形状によって不
安定となることがないという効果がある。
【0061】また、受皿本体12に逆止弁を設けたこと
により、切欠き部の形状を支持板部の内周縁部の応力を
低減できる程度の通気孔の面積の小さなものとし、受皿
11に載置した農産物Sが受皿11内に沈み込むときの
空気室11−1内の空気を主として逆止弁6から大気側
に放出し、農産物が上方に動いて空気室が負圧になると
きは、切欠き部4−4の小さな通気孔からの空気取込み
しかないようにすれば、農産物Sを受皿11に載置した
時の沈み込みは短時間内に行われ、かつ、コンベア上の
受皿11に農産物Sを載置した直後の農産物の転がり落
下を防止でき、農産物Sが上方に動く時の切欠き部4−
4の高いオリフィス効果が得られ、全体としても適度の
減衰力を得るようにすることができる。
【0062】また、切欠き部4−4を薄肉部に代えて、
上記逆止弁を絞り弁とすることにより、オリフィス効果
による安定したダンピングを持たせることもできて、受
皿から転がり落下し易い大粒の農産物Sに対して有効な
ダンピング力を容易に選定することもできる。
【0063】また、本第2の実施の形態においても、第
1の実施の形態と同様に、支持板部4−2の支持面4−
3および受座部3−3の支持面3−4には農産物Sとの
間で気密性を保持するための環状のシール用突起を設け
ることにより、逆止弁による安定したダンピング力を得
ることができる。
【0064】実施形態3 図5は、実施形態3の受皿を示した断面図であり、実施
形態1の図2に相当するものである。
【0065】本例の受皿21は、実施形態1の弾性受座
3の筒状弾性体3−2を、蛇腹部23−2に代えたもの
であって、その他の部分は実施形態1と同一であるの
で、同一の部分については同一の符号を付して説明を省
略する。
【0066】図5において、弾性受座23は、軟質の樹
脂またはゴムの成形品であり、有孔円板状の基板部23
−1と、その上部の蛇腹部23−2と、さらにその上部
の受座部3−3からなり、基板部23−1の外周には受
皿本体2の内周縁2−5と嵌合される凹溝3−7が設け
られている。
【0067】本例の蛇腹部23−2は、垂直方向に2.
5個の山と谷で構成された薄肉の円筒状をなし、弾性受
座23に上下方向の荷重が加えられたときの変形を極め
て容易にしている。
【0068】また、本例の実施形態3は、弾性受座23
の上下方向の変形が極めて容易なので、比較的軽量の農
産物(たとえば小粒の林檎)でも沈み量を大きくして農
産物Sの沈み量を大きく取ることができ、弾性部の応力
は所定値に容易に収めるめことができるという効果が得
られる。
【0069】なお、本例の構成に、上記実施形態2に係
る逆止弁を付加することも、切欠き部4−4を薄肉部に
代え、さらに通気孔、逆止弁または絞り弁を追加するこ
とは適宜行うことができる。
【0070】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、走
行チェーン等に連結されて走行する拘束式の受皿の場合
は勿論のこと、搬送途中の撮像ステージで他の受皿とは
無関係に一時的に停止できるフリートレイ式の受皿を高
速搬送した場合にも受皿の載置した農産物の転がり落下
の防止や、搬送中における透過光計測に要求される揺れ
動きの制止が可能で、またコンベアに受皿の向き揃え装
置を設けることを必要とせず、透過光を上下方向に導光
させる方式の透過光計測をも可能とする受皿を提供する
ことができる。さらに、農産物の側面には支持板部の内
周縁部の緊迫力によるマサツ力が働き、農産物が上方に
動こうとすると、支持板部の変形拘束力によってその動
きを抑制できるという効果が得られる。また以上の他
に、下記の効果が得られる。
【0071】(イ)発明(6)によれば、筒状弾性体を
設けて農産物の沈み量を大きくしているので、大粒の重
い農産物の場合は沈み量が大きくなり、直径が大きくて
も、また小粒の軽い農産物S場合にも農産物の直径に対
する沈み量の比率を所定値に確保して農産物の転がり落
下を防止できる。
【0072】(ロ)発明(2)、(4)によれば、空気
室は切欠き部を介して常時大気と通じているので、空気
室が加圧されて農産物の沈み込みが抑制されるというこ
とがなく、農産物を受皿に載置する場合、農産物の大
粒、小粒に関係なく、農産物の重量に見合った沈み量が
時間の遅れなく短時間内に得られ、特にコンベア上の受
皿に農産物を載置した直後の農産物の転がり落下を防止
することができる。
【0073】(ハ)発明(3)、(5)によれば、コン
ベア上の振動や、フリートレイ式受皿の受ける衝撃など
によって生ずる、農産物が上下および水平方向の振動に
対して、切欠き部のオリフィス効果によって、農産物の
振動が抑制され、農産物の転がり落下を防止できるとい
う効果が得られる。しかもこのオリフィス効果は、大粒
の重い農産物の場合は切欠き部の通気孔の面積が小さく
なるためダンピング力が大きくなり、小粒で軽い農産物
の場合は切欠き部の通気孔の面積が大きくダンピング力
が小さくなり、農産物の重量に見合ったダンピング力が
得られる。
【0074】なお、農産物を上方から受皿に強く押込む
ことにより、切欠き部が形成する通気孔が完全に塞がれ
た場合には、農産物の側面部と支持板部との間および農
産物の下面部と受座部の支持面との間の気密性が保持さ
れ、農産物が上方へ動き始めると、空気室は負圧の傾向
となり、農産物に吸引力が下向きに働き、農産物の転が
り落下を防止する効果が得られる。また農産物の側面部
と支持板部の支持面との間および農産物の下面部と受座
部の支持面との間に隙間が生じたときには、この隙間に
よる通路抵抗によって、ダンピング力が発生するので、
農産物の転がり落下防止の効果が得られる。
【0075】また、発明(2)(4)の場合と同様に、
空気室は切欠き部を介して大気と通じているので、空気
室が加圧されて農産物の沈み込みが抑制されるというこ
とがなく、農産物を受皿に載置する場合、農産物の大
粒、小粒に関係なく、農産物の重量に見合った沈み量が
時間の遅れなく短時間内に得られ、特にコンベア上の受
皿に農産物を載置した直後の農産物の転がり落下を防止
できるという効果も得られる。
【0076】(ニ)発明(6)、(7)によれば、弾性
受座に筒状弾性体あるいは蛇腹部を設けたので、比較的
軽量の農産物(たとえば、小粒の林檎)でも、弾性部の
応力を所定値に収めながら沈み量を大きく取ることがで
き、農産物の転がり落下を防止できるという効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る受皿の平面図であ
る。
【図2】図1の縦断面図である。
【図3】同実施形態1の受皿に農産物を載置したときの
断面図である。
【図4】図4(a)は本発明の実施形態2に係る受皿の
断面図、図4(b)は図4(a)の逆止弁16の側面図
である。
【図5】本発明の実施形態3に係る受皿の断面図であ
る。
【符号の説明】
1、11、21・・・受皿 1−1、11−1、21−1・・・空気室 1−2・・・隙間 2、12・・・受皿本体 2−1・・・底板 2−2、12−2・・・筒状壁 2−3・・・凹部 2−4・・・上端縁 2−5・・・内周縁 2−6・・・環状鉄板 12−7・・・凹部 12−8・・・通気孔 12−9・・・弁座 3、23・・・弾性受座 3−1、23−1・・・基板部 3−2・・・筒状弾性体 23−2・・・蛇
腹部 3−3・・・受座部 3−4・・・支持面 3−5、23−5・・・貫通孔 3−6・・・基端部 3−7・・・凹溝 4・・・上部支持部材 4−1・・・環状壁 4−2・・・支持板部 4−3・・・支持面 4−4・・・切欠き部 4−5・・・凹部 16・・・逆止弁 16−1・・・本体部 16−2・・・弁板 16−3・・・ヒンジ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 農産物選別用の受皿であって、平面底板
    の外周から上方に立ち上がった筒状壁を有する硬質の受
    皿本体と、 倒立円錐台形法面状の壁面体を形成すると共に、この法
    面状壁面体の内周面が農産物着座用壁面を形成し、更に
    この壁面体は内周側で前記受皿本体に組付支持され、か
    つ外周縁が自由端をなすように設けられた薄肉の弾性体
    からなる弾性受座と、 前記受皿本体の筒状壁に外周側が組付支持されると共に
    内周縁が自由端とされて、前記弾性受座の外周縁の自由
    端に近接離間して配置された薄肉の弾性体からなる受皿
    上部の農産物揺れ止め部材と、を備え、前記農産物揺れ
    止め部材の内周縁は、前記弾性受座に着座した農産物の
    外周に弾着係合する内径寸法に設けられていることを特
    徴とする農産物選別用の受皿。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記弾性体からなる
    受皿上部の農産物揺れ止め部材には、この部材の上下方
    向の撓み性を増大するための切欠きを円周方向に複数設
    けたことを特徴とする農産物選別用の受皿。
  3. 【請求項3】 請求項2において、農産物揺れ止め部材
    の切欠きは、農産物の着座終期には、農産物との弾着係
    合により通気性を防止する形状に設けられていることを
    特徴とする農産物選別用の受皿。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2において、受皿本体、弾
    性受座及び農産物揺れ止め部材で囲まれた受皿内部の空
    間を常時大気に通気させるようにしたことを特徴とする
    農産物選別用の受皿。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
    受皿本体、弾性受座及び農産物揺れ止め部材で囲まれた
    受皿内部の加圧エアの大気への排気は許すが、反対方向
    の通気は封止する一方向通気手段を設けたことを特徴と
    する農産物選別用の受皿。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかにおいて、
    前記弾性受座は、受皿本体に組付支持されるその内周側
    部に、上下方向の弾性変形が可能な筒状弾性体を有する
    ことを特徴とする農産物選別用の受皿。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記弾性受座の弾性
    変形が可能な筒状弾性体は、蛇腹構造をなすことを特徴
    とする農産物選別用の受皿。
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