JP2003061440A - コンバインの脱穀装置 - Google Patents

コンバインの脱穀装置

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JP2003061440A
JP2003061440A JP2001261015A JP2001261015A JP2003061440A JP 2003061440 A JP2003061440 A JP 2003061440A JP 2001261015 A JP2001261015 A JP 2001261015A JP 2001261015 A JP2001261015 A JP 2001261015A JP 2003061440 A JP2003061440 A JP 2003061440A
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JP
Japan
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clutch
shaft
feed chain
lever
threshing
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Withdrawn
Application number
JP2001261015A
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English (en)
Inventor
Tadayoshi Sato
忠義 佐藤
Masatake Miyoshi
正剛 三好
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Yanmar Agribusiness Co Ltd
Original Assignee
Seirei Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンバインの選別風量を処理量に応じて調節
する際、選別風量過多になった状態でそれを減らすので
はなく、選別風量過多の状態になる前にそれを減らし、
穀粒ロスの発生を防止する。 【解決手段】 脱穀クラッチレバー24と刈取クラッチ
レバー25が「入」位置のときに、主変速レバー22を
前進位置から中立位置又は後進位置にしたとき、刈取部
8及びフィードチェン5を同時に停止させるように構成
したコンバインにおいて、唐箕41の吸気口124に設
けたシャッター125を、刈取部8及びフィードチェン
5を停止させたときに、閉めることにより、選別風量過
多の状態になる前にそれを減らし、選別風量過多による
穀粒ロスの発生を防止する。またフィードチェン5への
動力伝達を断つクラッチ88を備え、該クラッチ88の
操作部材113に、シャッター125を連動連結させる
ことにより、シャッター専用の操作機構を不要にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、圃場の穀稈を連続
的に刈取って脱穀するコンバインの脱穀装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、脱穀後の排藁の量に基づき、選別
部の風量調節を行う技術があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術は、排藁
の量が減り、選別風量過多になった状態でそれを減らす
ので、選別風量過多状態の間に穀粒ロスを発生させる問
題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】従って、本発明は、脱穀
クラッチレバーと刈取クラッチレバーが「入」位置のと
きに、主変速レバーを前進位置から中立位置又は後進位
置にしたとき、刈取部及びフィードチェンを同時に停止
させるように構成したコンバインにおいて、唐箕の吸気
口に設けたシャッターを、刈取部及びフィードチェンを
停止させたときに、閉めることにより、選別風量過多の
状態になる前にそれを減らし、選別風量過多による穀粒
ロスの発生を防止するものである。
【0005】また、フィードチェンへの動力伝達を断つ
クラッチを備え、該クラッチの操作部材に、シャッター
を連動連結させることにより、シャッター専用の操作機
構を不要にするものである。
【0006】そして、脱穀クラッチレバーと刈取クラッ
チレバーが「入」位置のときに、主変速レバーを前進位
置から中立位置又は後進位置にしたとき、刈取部及びフ
ィードチェンを同時に停止させるように構成したコンバ
インにおいて、唐箕の吸気口に設けるシャッターを、フ
ィードチェンへの動力伝達を断つクラッチの操作部材に
連動連結させて、刈取部及びフィードチェンを停止させ
たときに、閉めることにより、シャッター専用の操作機
構を設けることなく、選別風量過多の状態になる前にそ
れを減らし、選別風量過多による穀粒ロスの発生を防止
するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて詳述する。図1はコンバインの側面図、図2はコ
ンバインの平面図、図3はコンバインの正面図であり、
図中1は左右走行クローラ2を装設するトラックフレー
ム、3はトラックフレーム1上に架設する機台、4はフ
ィードチェン5を左側に張架し扱胴6及び処理胴7を内
蔵している脱穀部、8は刈刃9及び穀稈搬送機構10等
を備える刈取部、11は脱穀部4の後側に支点軸12を
介して後方に回動自在に取付け脱穀後の排藁を排藁チェ
ン13を介して搬入する排藁処理部、14は脱穀部4か
らの穀粒を揚穀筒15を介して搬入する穀粒タンク、1
6は穀粒タンク14の穀粒を搬出する排出オーガ、17
は運転席18の前側にステアリングコラム19を介して
丸形の走行ハンドル20を装備すると共に運転席18の
左側のサイドコラム21に主変速レバー22及び副変速
レバー23及び脱穀クラッチレバー24及び刈取クラッ
チレバー25等を配設する運転操作部、26は運転席1
8の下側に配設するエンジンであり、圃場を移動しなが
ら穀稈を刈取部8で連続的に刈取り、脱穀部4で脱穀す
るように構成している。
【0008】また、図4は脱穀部の側面説明図、図5は
脱穀部の平面説明図、図6は脱穀部の前方視説明図、図
7は脱穀部の後方視説明図であり、図中27は機体前後
方向に軸架する軸流型の扱胴6を内設させる扱室、28
は扱室27に穀稈を挿入する扱口、29は扱室27の下
方に張架させるクリンプ網、30は扱室27の後端部右
側より機体後方に向けて形成して扱胴6と平行な処理胴
7を内設させる処理室、31は扱室27の後端部右側と
処理室30の前端左側部を連通させる送塵通路、32は
処理室30の左側面に張架させるクリンプ網、33は処
理室30の後端左側面を開放して形成する排塵口、34
は揺動リンク35及び揺動ローラ36を介して前後方向
に揺動自在に支持する揺動選別盤であり、扱室27のク
リンプ網29の下方に配設するフィードパン37と、フ
ィードパン37の後方に配設するチャフシーブ38と、
チャフシーブ38の下方に配設するグレンシーブ39
と、排塵口33の下方でチャフシーブ38の後方に配設
するストローラック40とで、揺動選別盤34を構成し
ている。
【0009】さらに、図中41は揺動選別盤34方向に
選別風を送給する唐箕、42は揚穀筒15の下端部に連
通させて穀粒タンク14に一番物を取出す一番コンベア
43を有する一番樋、44は二番還元筒45に連通させ
て二番物を揺動選別盤34前部のフィードパン37上に
二番還元口46から還元する二番コンベア47を有する
二番樋、48はストローラック40の後斜め上方に吸引
口49を臨ませる横断流式吸排塵ファン、50,51は
排藁処理部11に配設して排藁を所定寸法に切断する排
藁カッターである。
【0010】横断流式吸排塵ファン48は排藁カッター
50,51と共に排藁処理部11に配設し、排藁処理部
11と一体に後方に回動自在に脱穀部4の後側に取付け
ている。
【0011】図8は脱穀部の駆動説明図であり、エンジ
ン26の出力軸52から唐箕軸53の右端にベルト伝動
で、かつ、その伝動ベルトのテンションローラを脱穀ク
ラッチ54として用いて動力を継断自在に伝達して唐箕
41を駆動回転させ、また唐箕軸53の右端部からベル
ト伝動で動力を伝達するカウンタ軸55を設け、カウン
タ軸55の左端から扱胴軸56の前端にベベルギア伝動
で動力を伝達して扱胴6を駆動回転させる共に、扱胴軸
56の後端から排藁チェン駆動軸57の前端にベルト伝
動で動力を伝達し、排藁チェン駆動軸57の後端から排
藁チェン軸58にベベルギア伝動で動力を伝達して排藁
チェン13を駆動回転させ、またカウンタ軸55の右端
から処理胴駆動軸59の右端にベルト伝動で動力を伝達
し、処理胴駆動軸59の左端から処理胴軸60の前端に
ベベルギア伝動で動力を伝達して処理胴7を駆動回転さ
せ、またフィードチェン5及び揺動選別盤34の駆動ケ
ース61を設け、唐箕軸53の左端から駆動ケース61
の入力軸62にベルト伝動で動力を伝達し、駆動ケース
61内部の伝動機構を介してフィードチェン軸63に動
力を伝達してフィードチェン5を回転駆動させ、かつ、
揺動駆動軸64にも動力を伝達し、その揺動駆動軸64
の回転運動をクランク65を介して往復運動に変換して
揺動リンク35に与え、揺動選別盤34を揺動させ、ま
た排藁処理部11に配設した横断流式吸排塵ファン48
及び排藁カッター50,51の駆動ケース66を設け、
唐箕軸53の左端部から一番コンベア軸67の左端ひ及
び二番コンベア軸68の左端及び駆動ケース66の入力
軸69の右端にベルト伝動で動力を伝達して一番コンベ
ア43及び二番コンベア47を駆動回転させ、かつ、駆
動ケース66の出力軸70からファン軸71及びカッタ
ー軸72にベルト伝動で動力を伝達して横断流式吸排塵
ファン48及び排藁カッター50,51を駆動回転さ
せ、また一番コンベア軸67の右端から揚穀筒15に内
挿する揚穀コンベア73の揚穀コンベア軸74の下端に
ベベルギア伝動で動力を伝達して揚穀コンベア74を駆
動回転させると共に、二番コンベア軸68の右端から二
番還元筒45に内挿する二番還元コンベア75の二番還
元コンベア軸76の下端にベベルギア伝動で動力を伝達
して二番還元コンベア75を駆動回転させるように構成
している。
【0012】図9は刈取部への動力伝達説明図であり、
走行ミッション77の入力部に油圧無断変速機構である
直進用HST78と旋回用HST79を設け、エンジン
26の出力軸52から直進用HST78の油圧ポンプ軸
80にベルト伝動で動力を伝達すると共に、直進用HS
T78の油圧ポンプ軸80から旋回用HST79の油圧
ポンプ軸81にベルト伝動で動力を伝達し、直進用HS
T78及び旋回用HST79の各油圧モータを適宜回転
駆動させて走行ミッション77に動力を伝達し、左右走
行クローラ2の駆動スプロケット82を設けた左右車軸
83を適宜駆動回転させ、左右走行クローラ2を同一方
向に同一速度で回転させる機体の前後方向直進走行と、
左右クローラ2を逆方向に回転させる左又は右旋回と、
左右走行クローラ2を同一方向に異なる速度で回転させ
る進路修正を行わせ、そして走行ミッション77にこれ
から刈取部8の動力を取出すPTO軸84を設け、PT
O軸84から刈取部8に設けた刈取入力軸85の右端に
ベルト伝動で、かつ、その伝動ベルトのテンションロー
ラをて動力を継断自在に伝達し、刈取入力軸85から伝
達される動力で刈取部8の各部を駆動させるように構成
している。
【0013】また、前記PTO軸84上に設ける出力プ
ーリ161と前記刈取入力軸85上に設ける入力プーリ
162との間に、刈取クラッチ86として用いるテンシ
ョンローラを介して伝動ベルト163を張設し、PTO
軸84から刈取部8に動力を継断自在に伝達するもの
で、前記出力プーリ161をPTO軸84上に一方向ク
ラッチ164を介して軸支させ、主変速レバー22を前
進位置にして機体を前進走行させているときのPTO軸
84の回転のみを刈取入力軸85に伝えるように構成し
ている。
【0014】そして、脱穀クラッチレバー24及び刈取
クラッチレバー25を入位置に操作して脱穀クラッチ5
4及び刈取クラッチ86を入操作し、かつ、主変速レバ
ー22を前進位置に操作し、機体を任意の速度で前進走
行させながら脱穀部4及び刈取部8を駆動させ、圃場の
穀稈を刈取部8の刈刃9により3条ずつ(図示の刈取部
8の場合)刈取るもので、刈取部8で刈取られた穀稈
は、刈取部8の穀稈搬送機構10により脱穀部4のフィ
ードチェン4の搬送始端部に搬送受継ぎされ、フィード
チェン5で稈元を挾持して扱胴軸56に平行に移動さ
せ、穂先だけを扱口28から扱室27に供給し、扱室2
7を通過する間に扱胴6の扱歯で脱穀される。また扱室
27を通過した脱穀後の排藁はフィードチェン5の搬送
終端部から排藁チェン13に受継がれ、排藁処理部11
に送込まれて排藁カッター50,51により所定長さに
切断後機外へ放出される。
【0015】また、扱室27で脱穀された脱粒物の大部
分はクリンプ網29から漏下して、唐箕41の風選作用
及び揺動選別盤34の揺動選別作用を受け、整粒一番物
と穂切れ粒二番物と細かい塵埃三番物とに別けられ、整
粒は一番樋42に回収されて一番コンベア43及び揚穀
筒15により穀粒タンク14に送られ、穂切れ粒は二番
樋44に回収されて二番コンベア47及び二番還元筒4
5により揺動選別盤34前部のフィードパン37上に還
元され、細かい塵埃は横断流式吸排塵ファン48を経由
し機外へ排出される。
【0016】扱室27で発生した藁屑と脱粒物の一部は
クリンプ網29で漏下せず、扱室27の後端部から送塵
通路31を通り処理室30の前端部に流入し、処理室3
0を通過する間に処理胴7の扱歯でさらに脱穀処理され
る。処理室30で脱穀された脱粒物はクリンプ網32か
ら漏下して、唐箕41の風選作用及び揺動選別盤34の
揺動選別作用を受け、整粒と穂切れ粒と細かい藁屑や塵
埃とに別けられ、整粒は一番樋42に回収されて一番コ
ンベア43及び揚穀筒15により穀粒タンク14に送ら
れ、穂切れ粒は二番樋44に回収されて二番コンベア4
7及び二番還元筒45により揺動選別盤34前部のフィ
ードパン37上に還元され、細かい塵埃は横断流式吸排
塵ファン48を経由し機外へ排出される。
【0017】処理室30後端部の排塵口33から排出さ
れる排塵は、下方のストローラック40上に落下し、選
別風路後端部でストローラック40の揺動と櫛作用を受
け、選別風路中で落差選別が行われ、藁屑と穀粒に別け
られ、藁屑や塵埃は横断流式吸排塵ファン48を経由し
機外へ排出され、穀粒は下方の二番樋44に回収されて
二番コンベア47及び二番還元筒45により揺動選別盤
34前部のフィードパン37上に還元される。
【0018】上記のようにして、刈取部8で刈取った穀
稈を脱穀部4で脱穀し、整粒(一番物)のみを穀粒タン
ク14に取出すものである。
【0019】図10はフィードチェン停止機構の説明図
であり、このフィードチェン停止機構87は、図4にも
示すように、フィードチェン軸63への動力伝達を継断
するためのクラッチ88と、このクラッチ88を入切り
操作する操作機構89とからなり、クラッチ88は唐箕
軸53とフィードチェン軸63の間に組込むもので、詳
しくは駆動ケース61の入力軸62とフィードチェン軸
63の間に組込むもので、駆動ケース61は脱穀部4の
前面左下角部に固設され、入力軸62とアイドル軸90
とフィードチェン軸63と共にクラッチ軸91を設け、
これら4本の軸62,90,63,91を機体左右方向
に平行に軸受けし、駆動ケース61の左側面から入力軸
62とフィードチェン軸63を突出させ、入力軸62の
左端部に入力プーリ92を設け、この入力プーリ92と
唐箕軸53の左端に設けた出力プーリ93の間に伝動ベ
ルト94をテンションローラを介して張設し、脱穀部4
の左外側で唐箕軸53の左端と駆動ケース61の入力軸
62の左端を連動連結させ、またフィードチェン軸63
の左端にフィードチェン駆動スプロケット95を設け、
脱穀部4の左側に前後の従動輪96,97を介して張設
されるフィードチェン5の非搬送側前部を、テンション
ローラ98を介してフィードチェン駆動スプロケット9
5に巻掛けている。また駆動ケース61の右側面からク
ラッチ軸91の右端部を突出させ、揺動駆動軸64の左
端部に一体に設けた軸継手99をクラッチ軸91の右端
部に嵌合させ、揺動駆動軸64を駆動ケース61の右側
面から脱穀部4の前面側にクラッチ軸91と一直線状に
延出させている。
【0020】そして、入力軸62上に設けてこれと一体
に回転させる第一ギア100と、クラッチ軸91上に設
けてこれと一体に回転させる第三ギア102を、アイド
ル軸90上に設けてこれと一体に回転させる第二ギア1
01を介して常時噛合い連結させる一方、クラッチ軸9
1上に回転自在に設ける第四ギア103と、フィードチ
ェン軸63上に設けてこれと一体に回転させる第五ギア
104を常時噛合い連結させるもので、第三ギア102
と第四ギア103の間のクラッチ軸91上に軸方向に摺
動自在に設けてこのクラッチ軸91と一体に回転させる
クラッチ輪105と、クラッチ輪105と第四ギア10
3の相対向する面に設ける一対の可動側クラッチ爪10
6及び固定側クラッチ爪107と、クラッチ輪105と
第三ギア102の間のクラッチ軸91外周に設けてクラ
ッチ輪105を第四ギア103方向に弾力的に押して第
四ギア103に設けた固定側クラッチ爪107にクラッ
チ輪105に設けた可動側クラッチ爪106を離反自在
に噛合わせるクラッチバネ108とで、クラッチ88を
構成すると共に、駆動ケース61前面に中間部を回転自
在に軸支させて前後方向に延出させるシフター主軸10
9と、駆動ケース61内側のシフター主軸109後端部
に基端を固着させるシフターアーム110と、シフター
アーム110の先端に基端を固着して先端をクラッチ輪
105に係合させるシフターピン111とで、シフター
112を構成し、駆動ケース61外側のシフター主軸1
09前端部に操作機構89を連結している。
【0021】また、操作機構89は、クラッチ88を電
気的に遠隔操作するためのワイパーモーター113を設
けるもので、ワイパーモーター113は脱穀部4の前面
下部で駆動ケース61の右側に固設され、所定角度略1
80度だけ正逆転させるモーター軸114をシフター主
軸109と平行に前後方向に延出し、このモータ軸11
4の前端に揺動アーム115を取付ける一方、駆動ケー
ス61のシフター主軸109前端部にシフター操作アー
ム116を取付け、揺動アーム115とシフター操作ア
ーム116を連動連結する連結ロッド117を設け、シ
フター操作アーム116側の連結ロッド117の一端に
この連結ロッド117の延長線上に長孔118を形成す
る連結板119を固着し、揺動アーム115の先端に固
着する連結ピン120に連結する座金121に連結ロッ
ド117の一端をねじ止めで連結させ、シフター操作ア
ーム116の先端に固着する連結ピン122を前記長孔
118に摺動自在に嵌合させている。
【0022】また、図11に示す如く、前記ワイパーモ
ーター113はその制御回路165にドライブ回路16
6を介して接続するもので、脱穀クラッチレバー24の
入切りを検出する脱穀レバースイッチ167(脱穀クラ
ッチレバー24が入り位置に操作されたときオンに、切
り位置に操作されたときオフになるスイッチ)と、刈取
クラッチレバー25の入切りを検出する刈取クラッチレ
バースイッチ168(刈取クラッチレバー25が入り位
置に操作されたときオンに、切り位置に操作されたとき
オフになるスイッチ)と、主変速レバー22の操作位置
を検出する主変速レバー位置検出センサ169(図12
に示す如く、センサ本体169Aに揺動自在に取付けた
センサアーム169Aを主変速レバー22に弾力的に押
当て、主変速レバー22の中立位置、前進位置、後進位
置をセンサーアーム169Aの角度変位によって検出す
るポテンショメータ)とを、前記制御回路165に接続
し、脱穀クラッチレバー24と刈取クラッチレバー25
が共に「入」位置で(脱穀レバースイッチ167と刈取
クラッチレバースイッチ168が共にオンで)、主変速
レバー22が前進位置に操作されたとき、ワイパーモー
ター113を正転駆動してクラッチ88を入り作動さ
せ、フィードチェン5を駆動する一方、主変速レバー2
2が前進位置から中立位置又は後進位置に操作されたと
き、ワイパーモーター113を逆転駆動してクラッチ8
8を切り作動させ、フィードチェン5を停止するように
構成している。
【0023】そして、以下の表1にも示す如く、脱穀ク
ラッチレバー24と刈取クラッチレバー25が「入」位
置のときに、主変速レバー22を前進位置に操作するこ
とによって、刈取部8及びフィードチェン5を同時に駆
動し、主変速レバー22を前進位置から中立位置又は後
進位置にしたとき、刈取部8及びフィードチェン5を同
時に停止させるように構成している。
【0024】
【表1】
【0025】上記から明らかなように、刈取作業を開始
するとき、先ず脱穀クラッチレバー24を入位置に操作
して脱穀クラッチ54を入操作することによって、脱穀
部4のフィードチェン5以外の各部に動力が伝達されて
駆動される。次ぎに刈取クラッチレバー25を入位置に
操作して刈取クラッチ86を入操作し、かつ、主変速レ
バー22を前進位置に操作し機体を前進走行させること
によって始めて刈取部8に動力が伝達されて駆動され、
これと同時に、ワイパーモーター113が正転作動する
ことによって、このワイパーモーター113により揺動
アーム115を図10の仮想線位置から左向き(前方視
で時計方向)に略180度回動させて実線位置に移動さ
せる。揺動アーム115が仮想線位置から実線位置に移
動すると、連結ロッド117が左に押されて、同時に長
孔118全体が連結ピン122を右端に位置させるよう
に左に移動し、連結ピン122から左側に長孔118を
形成し、シフター112及びシフター操作アーム116
をフリー状態にし、クラッチバネ108によりクラッチ
88を入り操作させる。即ち、連結ピン122が左向き
に移動可能となることで、シフター操作アーム116も
左向きに揺動可能となり、またシフター主軸109も左
向き(前方視で時計方向)に回動可能となり、さらにシ
フター主軸109にシフターアーム110を介して固着
したシフターピン111も右向き(クラッチ入り方向)
に移動可能となり、クラッチバネ108によりクラッチ
軸91上でクラッチ輪105を右向きにスライド移動さ
せて、固定側クラッチ爪107に可動側クラッチ爪10
6を噛合い保持させ、クラッチ88を入りにし、クラッ
チ軸91と第四ギア103を一体に回転させるように
し、駆動ケース61の入力軸62に伝達された動力をク
ラッチ88を介してフィードチェン軸63に伝達し、フ
ードチェン5を駆動するように構成している。
【0026】また、刈取作業中に畦際で機体を旋回させ
るとき等、脱穀クラッチレバー24及び刈取クラッチレ
バー25が入り操作された状態で、主変速レバー22が
中立位置又は後進位置に操作されると、刈取部8への動
力伝達が一方向クラッチ164により断たれこれを停止
させると同時に、ワイパーモーター113が逆転作動す
ることによって、このワイパーモーター113により揺
動アーム115を図10の実線位置から右向き(前方視
で反時計方向)に略180度回動させて仮想線位置に移
動させる。揺動アーム115が実線位置から仮想線位置
に移動すると、連結ロッド117が右に引っ張られて、
同時に長孔118全体が右に移動し、連結ピン122を
長孔118の右端に係合させて右に移動させる。連結ピ
ン122が右に移動することで、シフター操作アーム1
16が右向きに揺動し、シフター主軸109を右向き
(前方視で反時計方向)に回動させ、シフター主軸10
9にシフターアーム110を介して固着したシフターピ
ン111を左向き(クラッチ切り方向)に移動させる。
これによりクラッチバネ108に抗してクラッチ軸91
上でクラッチ輪105を左向きにスライド移動させて、
固定側クラッチ爪107から可動側クラッチ爪106を
離反させ、これらの噛合いを解除し、クラッチ88を切
りにし、クラッチ軸91と第四ギア103との連結を解
き、駆動ケース61の入力軸62からフィードチェン軸
63への動力伝達を断ち、フードチェン5を停止させる
ように構成している。
【0027】さらに、旋回後に主変速レバー22が再び
前進位置に操作されて機体を前進走行させることによっ
て刈取部8に再び動力が伝達されて駆動され、これと同
時に、ワイパーモーター113が正転作動することによ
って、このワイパーモーター113により揺動アーム1
15を図10の仮想線位置から左向き(前方視で時計方
向)に略180度回動させて実線位置に復帰移動させ、
上記の刈取作業開始時と同様にクラッチ88が入り操作
され、フードチェン5を再び駆動するように構成してい
る。
【0028】尚、揺動駆動軸64にはクラッチ88を介
さずにクラッチ軸91から直接動力を伝達しているた
め、上記フィードチェン停止機構87の動作に関係なく
脱穀クラッチ54が入りの間揺動選別盤34を揺動さ
せ、詰まり等を招くことなく選別性能を維持するように
構成している。
【0029】図13は唐箕部の拡大側面図であり、脱穀
部4の左右側壁123に開口された唐箕41の左右吸気
口124にそれぞれシャッター125を設けるもので、
このシャッター125は、吸気口124の中央を前後に
横切るように左右側壁123に固着させている唐箕軸5
3両端の軸受け126より上部の吸気口124を閉じる
大きさを有する前後に長い長方形状に形成し、シャッタ
ー125を軸受け126より上部の吸気口124を覆う
閉位置(図11の仮想線位置)と吸気口124より上方
の開位置(図11の実線位置)の間で揺動可能に、シャ
ッター125を支点軸127を介して側壁123外側で
上下方向に揺動自在に取付け、シャッター125に常時
開方向のバネ力を付勢するバネ128を設けると共に、
シャッター125にこれを開閉操作するための操作ワイ
ヤ129を連結している。
【0030】そして、一端をシャッター125に連結し
た前記操作ワイヤ129の他端を、図4及び図10に示
すように、前記フィードチェン停止機構87のクラッチ
88の操作機構89におけるワイパーモーター113の
モーター軸114に取付けられた揺動アーム115の連
結ピン120に連結ロッド117の座金121と共に連
結する座金130に連結し、ワイパーモーター113を
シャッター開閉用の操作部材として兼用させ、ワイパー
モーター113によりクラッチ88を入り操作するとき
の、揺動アーム115の図10の仮想線位置から実線位
置への動作によって前記操作ワイヤ129を緩め、シャ
ッター125をバネ128によって開位置に揺動させ、
唐箕41の左右吸気口124をそれぞれ全開状態にする
一方、ワイパーモーター113によりクラッチ88を切
り操作するときの、揺動アーム115の図10の実線位
置から仮想線位置への動作によって前記操作ワイヤ12
9を引っ張り、シャッター125をバネ128に抗して
閉位置に揺動させ、唐箕41の左右吸気口124の開口
面積をそれぞれ縮小し、選別風量を減少させるように構
成している。
【0031】従って、シャッター125は刈取部8とフ
ィードチェン5停止されたときに閉められ、選別風量過
多の状態になる前にそれを減らすことができ、選別風量
過多による穀粒ロスの発生を防止することができる。
【0032】また、シャッター125はフィードチェン
5への動力伝達を断つクラッチ88の操作部材113に
よっって開閉操作され、シャッター125専用の操作機
構を設けることなく、選別風量過多の状態になる前にそ
れを減らし、選別風量過多による穀粒ロスの発生を防止
することができる。
【0033】ところで、シャッター125を開閉するた
めの操作ワイヤ129の操作ストロークに比べ、クラッ
チ88を入切りするのに必要なシフター112の操作ス
トロークが小さいため、そのストローク差を前記長孔1
18により吸収し、クラッチ89の操作機構を用いてシ
ャッター125を開閉操作できるように構成している。
【0034】図4乃至図7に示すように、扱室27の前
壁131に扱口28を形成すると共に、扱室27の後壁
132に脱穀後の排藁を扱室27から排出するための排
藁口133を形成し、前壁131に扱胴軸56の前端
を、また後壁132に扱胴軸56の後端を回転自在に軸
受し、扱胴6を扱室27の内部に回転自在に支持してい
る。
【0035】また、扱胴6の後部下方を迂回させて脱穀
部4の左右側壁123間に送塵通路形成板134を張設
し、送塵通路形成板134の右側縁から一体的に処理室
前壁135を延設させると共に、処理室前壁135より
後方の右側壁123を、処理胴7の外側半分を覆う処理
胴カバー136により膨出形成し、処理胴カバー136
が外側壁となる処理室30を形成するもので、脱穀部4
の後端側で処理室30の後面を閉塞する処理室後壁13
7を設け、処理室30の前壁135とこれと対向する後
壁137間に処理胴軸60を軸架し、処理室30の内部
に扱胴6と平行に処理胴7を回転自在に支持している。
【0036】また、処理胴カバー136と反対側の処理
室30の内側面を脱穀部4の内側に開放するもので、扱
室27の後壁132より前側の処理室30前部内側面を
送塵通路31を介して扱室27の後端右側に連通接続さ
せ、扱室27の後壁132より後側の処理室30中間内
側面で処理胴カバー136と反対側の処理胴7外周側に
半円筒形状のクリンプ網32を張設し、処理室30後部
内側面をストローラック40上方に排塵口33を介して
開放している。
【0037】図14は処理室のクリンプ網の取付け構造
を示す側面説明図、図15は処理室のクリンプ網の取付
け構造を示す断面説明図、図16は網受け下部の拡大断
面図、図17は網受け上部の拡大断面図であり、処理室
30のクリンプ網32を取外自在に装着する網受け13
8を設けるもので、網受け138は、半円形状の前後枠
フレーム139,140と、前後枠フレーム139,1
40の上端間及び下端間に張りわたし固定する板状の上
下枠フレーム141,142と、上下枠フレーム14
1,142の中央部に貫通固定する上下位置決めピン1
43,144と、前後枠フレーム139,140の下端
間に張りわたし固定し下枠フレーム142の外側下部に
平行に設ける筒軸状のカラー145とで形成し、クリン
プ網32の網枠146の前後側縁部外面を網受け138
の前後枠フレーム139,140内端面に当接させ、ク
リンプ網32の網枠146の上端縁内面を網受け138
の上枠フレーム141の外面に当接させ、クリンプ網3
2の網枠146の下端縁外面を網受け138の下枠フレ
ーム142の内面に当接させた状態で、網受け138の
内側にクリンプ網32を装着させると共に、クリンプ網
32の網枠146の上端縁中央部と下端縁中央部に設け
た上下位置決め用溝147,148を網受け138の上
下位置決めピン143,144に嵌合させ、クリンプ網
32の位置決めを行うように構成している。
【0038】そして、上記のようにクリンプ網32を網
受け138の内側に装着した状態で、網受け138の上
枠フレーム141の外面を、処理胴カバー136の上端
から垂直に立上げて脱穀部4の右側壁123と一体に連
設させるカバー上縁部149の内面に接合させ、クリン
プ網32の網枠146の下端縁内面を、処理胴カバー1
36の下端から垂下して脱穀部4の右側壁123と一体
に連設させるカバー下縁部150の内面に接合させ、ク
リンプ網32を網受け138の内側に装着した状態で、
扱室27の後壁132より後側の処理室30中間内側面
で処理胴カバー136と反対側の処理胴7外周側に張設
させると共に、網受け138の上下位置決めピン14
3,144をカバー上縁部149及びカバー下縁部15
0に設けた上下位置決め孔に嵌合させ、クリンプ網32
及び網受け138の位置決めを行うように構成してい
る。
【0039】また、網受け138の下部に一体に設けた
カラー145を回転及び摺動自在に嵌合させるガイド杆
151を設け、ガイド杆151をカバー下縁部150の
内面側で、クリンプ網32の前端を接合させる扱室27
の後壁132から処理室30の後端まで前後方向に延設
させ、ガイド杆151の前端を扱室27の後壁132に
固着支持すると共に、ガイド杆151の後端をカバー下
縁部150の後端内面に取付けた軸受け152に固着支
持し、網受け138をガイド杆151に沿って前後にス
ライド自在に支持し、かつ、そのスライド範囲全域で網
受け138をガイド杆151を支点に上下に回動可能に
支持ように構成している。
【0040】また、網受け138の上部にガイド杆15
1と平行に延設する操作杆153を設け、操作杆153
をカバー上縁部149の内面側で、クリンプ網32の前
端を接合させる扱室27の後壁132から処理室30の
後端を越えて脱穀部4の開放後面154まで前後方向に
延設させ、操作杆153の前端部を扱室27の後壁13
2の後面に取付けた前軸受け155に回転自在に支持さ
せ、脱穀部4の開放後面154より後方に突出させた操
作杆153の後端部を脱穀部4の後部横フレーム156
に一体に取付けた後軸受け157に回転自在に支持させ
ている。
【0041】また、網受け138の上枠フレーム141
とその外側に重合するクリンプ網32の網枠146の上
端縁をカバー上縁部149との間で挾持するロック部材
である前後押え爪158,159を設け、各押え爪15
8,159を操作杆153に一体に取付けると共に、操
作杆153を回して各押え爪158,159を、網受け
138の上枠フレーム141の外側に重合するクリンプ
網32の網枠146の上端縁外面に先端を押付ける固定
位置と、網受け138の上枠フレーム141の外側に重
合するクリンプ網32の網枠146の上端縁外面から離
反させて網受け138上端の回動軌跡R外側に位置させ
る固定解除位置に変位させるロックレバー160を設
け、ロックレバー160を操作杆153の後端に一体的
に取付け、処理室30の後方で脱穀部4の開放後面15
4外側に配設している。
【0042】そして、図14及び図15の実線で示す状
態で取付けられている処理室30のクリンプ網32を取
外すには、先ず脱穀部4後側の排藁処理部11を支点軸
12を中心に後方に回動させ、脱穀部4の開放後面15
4を露出させる。次いで脱穀部4の後側からその脱穀部
4の開放後面154外側に配設されたロックレバー16
0を図15の仮想線に示すように横向き姿勢から下向き
姿勢に略90度回し、そのロックレバー160に操作杆
153を介して一体連結された前後押え爪158,15
9を図15の実線に示す固定位置から仮想線に示す固定
解除位置に変位させることにより、後押え爪158,1
59による網受け138の上枠フレーム141とその外
側に重合するクリンプ網32の網枠146の上端縁のカ
バー上縁部149との間での挾持を解き、クリンプ網3
2を内側に装着している網受け138のクリンプ網取付
け位置での固定解除を行い、網受け138をガイド杆1
51に沿って後方にスライドでき、かつ、網受け138
をガイド杆151を支点に下向きに回動できるようにす
る。次いで脱穀部4の開放後面154からこの内側に一
方の手を差入れて網受け138をガイド杆151を支点
に下向きに回動させ、網受け138の上下位置決めピン
143,144をカバー上縁部149及びカバー下縁部
150の上下位置決め孔から引抜き、図15の仮想線に
示すように、カバー下縁部150に連接させる処理室3
0下方の脱穀部4の右側壁123の傾斜部分123A
に、網受け138の前後枠フレーム139,140外縁
を当接させ、網受け138をクリンプ網32の装着面を
上に向けた反転状態で支持する。次いで反転状態の網受
け138を排塵口33の分後方に引出し、図14の仮想
線に示す処理室30後端のクリンプ網着脱位置まで引出
し、その網受け138からクリンプ網32を取外して脱
穀部4の開放後面154から機外に取出すものである。
【0043】一方、機外に取出したクリンプ網32を図
14及び図15の実線で示す状態に取付けるには、図1
4の仮想線に示す処理室30後端のクリンプ網着脱位置
に引出され、クリンプ網32の装着面を上に向けた反転
状態で支持されている網受け138に、脱穀部4の開放
後面154からこの内側に挿入するクリンプ網32を装
着し、クリンプ網32の前端縁が扱室27の後壁132
に当接するまで網受け138を前方に押込んだ後、網受
け138をクリンプ網32と共にガイド杆151を支点
に上向きに回動させ、網受け138の上下位置決めピン
143,144をカバー上縁部149及びカバー下縁部
150に設けた上下位置決め孔に嵌合させ、クリンプ網
32及び網受け138の位置決めを行った後、ロックレ
バー160を図15の仮想線に示すように下向き姿勢か
ら横向き姿勢に略90度回し、そのロックレバー160
に操作杆153を介して一体連結された前後押え爪15
8,159を図15の仮想線に示す固定解除位置から実
線に示す固定位置に変位させることにより、後押え爪1
58,159により網受け138の上枠フレーム141
とその外側に重合するクリンプ網32の網枠146の上
端縁をカバー上縁部149との間で挾持し、クリンプ網
32を内側に装着している網受け138をクリンプ網取
付け位置で固定するものである。
【0044】尚、ロックレバー160は横向き姿勢のロ
ック操作位置と下向き姿勢のロック解除操作位置でそれ
ぞれ保持させ、前後押え爪158,159による網受け
138の固定状態及び固定解除状態を維持できるように
なっている。
【0045】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、脱穀クラッチレバー24と刈取クラッチレバー25
が「入」位置のときに、主変速レバー22を前進位置か
ら中立位置又は後進位置にしたとき、刈取部8及びフィ
ードチェン5を同時に停止させるように構成したコンバ
インにおいて、唐箕41の吸気口124に設けたシャッ
ター125を、刈取部8及びフィードチェン5を停止さ
せたときに、閉めることにより、選別風量過多の状態に
なる前にそれを減らし、選別風量過多による穀粒ロスの
発生を防止することができる効果を奏するものである。
【0046】また、フィードチェン5への動力伝達を断
つクラッチ88を備え、該クラッチ88の操作部材11
3に、シャッター125を連動連結させることにより、
シャッター専用の操作機構を不要にすることができる効
果を奏するものである。
【0047】そして、脱穀クラッチレバー24と刈取ク
ラッチレバー25が「入」位置のときに、主変速レバー
22を前進位置から中立位置又は後進位置にしたとき、
刈取部8及びフィードチェン5を同時に停止させるよう
に構成したコンバインにおいて、唐箕41の吸気口12
4に設けるシャッター125を、フィードチェン5への
動力伝達を断つクラッチ88の操作部材113に連動連
結させて、刈取部8及びフィードチェン5を停止させた
ときに、閉めることにより、シャッター専用の操作機構
を設けることなく、選別風量過多の状態になる前にそれ
を減らし、選別風量過多による穀粒ロスの発生を防止す
ることができる効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 コンバインの側面図
【図2】 コンバインの平面図
【図3】 コンバインの正面図
【図4】 脱穀部の側面説明図
【図5】 脱穀部の平面説明図
【図6】 脱穀部の前方視説明図
【図7】 脱穀部の後方視説明図
【図8】 脱穀部の駆動説明図
【図9】 刈取部への動力伝達説明図
【図10】フィードチェン停止機構の説明図
【図11】ワイパーモーターの制御回路図
【図12】主変速レバー位置検出センサの平面図
【図13】唐箕部の拡大側面図
【図14】処理室のクリンプ網の取付け構造を示す側面
説明図
【図15】処理室のクリンプ網の取付け構造を示す断面
説明図
【図16】網受け下部の拡大断面図
【図17】網受け上部の拡大断面図
【符号の説明】
5 フィードチェン 8 刈取部 22 主変速レバー 24 脱穀クラッチレバー 25 刈取クラッチレバー 41 唐箕 54 脱穀クラッチ 86 刈取クラッチ 87 フィードチェン停止機構 88 クラッチ 89 操作機構 113 ワイパーモーター 124 吸気口 125 シャッター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2B076 AA03 BA07 DB06 DB08 DC01 DD01 EA08 EC17 EC19 ED20 ED30 2B095 AA01 AA02 AA07 AA12 CA02 CB18 CB21

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脱穀クラッチレバーと刈取クラッチレバ
    ーが「入」位置のときに、主変速レバーを前進位置から
    中立位置又は後進位置にしたとき、刈取部及びフィード
    チェンを同時に停止させるように構成したコンバインに
    おいて、唐箕の吸気口に設けたシャッターを、刈取部及
    びフィードチェンを停止させたときに、閉めることを特
    徴とするコンバイン。
  2. 【請求項2】 フィードチェンへの動力伝達を断つクラ
    ッチを備え、該クラッチの操作部材に、シャッターを連
    動連結させた請求項1記載のコンバインの脱穀装置。
  3. 【請求項3】 脱穀クラッチレバーと刈取クラッチレバ
    ーが「入」位置のときに、主変速レバーを前進位置から
    中立位置又は後進位置にしたとき、刈取部及びフィード
    チェンを同時に停止させるように構成したコンバインに
    おいて、唐箕の吸気口に設けるシャッターを、フィード
    チェンへの動力伝達を断つクラッチの操作部材に連動連
    結させて、刈取部及びフィードチェンを停止させたとき
    に、閉めることを特徴とするコンバイン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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