JP2003060603A - 時分割多重伝送方法、装置およびシステム - Google Patents

時分割多重伝送方法、装置およびシステム

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JP2003060603A
JP2003060603A JP2001243108A JP2001243108A JP2003060603A JP 2003060603 A JP2003060603 A JP 2003060603A JP 2001243108 A JP2001243108 A JP 2001243108A JP 2001243108 A JP2001243108 A JP 2001243108A JP 2003060603 A JP2003060603 A JP 2003060603A
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tdm
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Akira Tosa
明 土佐
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Allied Telesis KK
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
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    • H04J3/16Time-division multiplex systems in which the time allocation to individual channels within a transmission cycle is variable, e.g. to accommodate varying complexity of signals, to vary number of channels transmitted
    • H04J3/1605Fixed allocated frame structures
    • H04J3/1611Synchronous digital hierarchy [SDH] or SONET
    • H04J3/1617Synchronous digital hierarchy [SDH] or SONET carrying packets or ATM cells
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J2203/00Aspects of optical multiplex systems other than those covered by H04J14/05 and H04J14/07
    • H04J2203/0001Provisions for broadband connections in integrated services digital network using frames of the Optical Transport Network [OTN] or using synchronous transfer mode [STM], e.g. SONET, SDH
    • H04J2203/0073Services, e.g. multimedia, GOS, QOS
    • H04J2203/0082Interaction of SDH with non-ATM protocols
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  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の伝送信号を時分割多重によりデジタル
同期網を通して透過的に伝送する時分割多重伝送システ
ム、方法及び装置を提供する。 【解決手段】 それぞれ通信データ及び制御データから
なる複数チャネルのイーサネット(登録商標)ポートデ
ータをSONET/SDHフレームに時分割多重(TD
M)して伝送する。各チャネルのイーサネット(登録商
標)ポートデータを通信データ及び制御データのいずれ
かであるバイト毎に順次読み出し、複数チャネルの各々
1つのバイトを収容するTDMフレームを順次生成す
る。複数のTDMフレームをペイロード領域に収容して
SONET/SDHフレームを生成し、SONET/S
DH網を通して伝送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数のイーサネット
(登録商標)の信号を時分割多重(TDM)して伝送す
る技術に係り、特に複数のTDMフレームをデジタル同
期網のフレームに多重化して伝送するシステム、方法及
び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、データ通信トラフィックの増加は
著しいものがあり、急増するトラフィックを経済的かつ
効率的に伝送する技術が益々重要となっている。このよ
うな伝送技術として、SONET/SDHのような同期
光ネットワークを用いてギガビット・イーサネット(登
録商標)LANを接続する技術が提案されている。
【0003】たとえば特開2001−45069号公報
には、伝送速度1.25Gbpsの複数のギガビットイ
ーサネット(登録商標)信号を8B10B符号化変換に
よってそれぞれ1Gbpsに変換し、それらを光パス信
号のペイロード領域に時分割多重する伝送技術が開示さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たギガビットイーサネット(登録商標)時分割多重伝送
技術は、ギガビットイーサネット(登録商標)信号を前
提するものであり、従来の10/100Mbpsイーサ
ネット(登録商標)信号を多重化して伝送する技術では
ない。さらに、光パス信号に多重化する際に、複数のギ
ガビットイーサネット(登録商標)信号の伝送速度を
1.25Gbpsから1Gbpsに変換する必要があ
り、さらに、受信側では光パス信号を複数のギガビット
イーサネット(登録商標)信号に分離した後、8B10
B符号化変換によって伝送速度を1Gbpsから1.2
5Gbpsに逆変換する必要がある。
【0005】このように、従来の時分割多重伝送技術で
は、システム構成が複雑な上に、10/100Mbps
イーサネット(登録商標)信号を時分割多重して透過的
に伝送することができなかった。
【0006】本発明の目的は、複数の伝送信号を時分割
多重によりデジタル同期網を通して透過的に伝送する時
分割多重伝送システム、方法及び装置を提供することに
ある。
【0007】本発明の他の目的は、10/100Mbp
sイーサネット(登録商標)信号を時分割多重して透過
的に伝送する簡易な構成の時分割多重伝送システム、方
法及び装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による時分割多重
伝送装置は、それぞれ通信データ及び制御データからな
る複数チャネルの伝送信号をデジタル同期網のフレーム
に時分割多重(TDM)して伝送する装置であって、各
チャネルの伝送信号を前記通信データ及び制御データの
いずれかである所定長のデータブロック毎に順次読み出
し、前記複数チャネルの各々1つのデータブロックを収
容するTDMフレームを順次生成するTDMフレーム生
成手段と、複数のTDMフレームをペイロード領域に収
容して前記デジタル同期網のフレームを生成する同期網
フレーム生成手段と、を有することを特徴とする。
【0009】各チャネルの伝送信号を通信データ及び制
御データのいずれかである所定長のデータブロック毎に
順次読み出し、複数チャネルの各々1つのデータブロッ
クを収容するTDMフレームを順次生成してペイロード
領域に収容することで、やりとりされる伝送信号をデジ
タル同期網を通して透過的に伝送することが可能とな
る。しかも、イーサネット(登録商標)パケットを時分
割多重する際に、従来のような特別なデータ変換やパケ
ットバッファなどを用いる必要がなく、構成を簡略化す
ることができる。
【0010】本発明の別の観点によれば、本発明による
時分割多重伝送装置は、複数のイーサネット(登録商
標)をそれぞれ接続する複数チャネルの物理層デバイス
と、複数チャネルのイーサネット(登録商標)信号を各
々バイト単位で入力して1つの時分割多重(TDM)フ
レームを順次生成し、複数のTDMフレームをデジタル
同期網のフレームのペイロード領域に収容するTDM組
立手段と、前記TDMフレームが収容されたデジタル同
期網のフレームのオーバヘッド部を付加して前記同期網
へ送信する同期網送信手段と、を有することを特徴とす
る。
【0011】望ましくは、前記複数チャネル毎のデータ
はイーサネット(登録商標)の通信データと回線の制御
データとからなり、前記TDMフレームに含まれるイー
サネット(登録商標)信号のバイトは前記通信データ及
び制御データのいずれか一方であることを特徴とする。
さらに、前記TDMフレームは前記複数チャネル毎に制
御フラグを有し、各制御フラグによって、対応するチャ
ネルのデータバイトがイーサネット(登録商標)の通信
データおよび回線の制御データのいずれであるかを示す
ことが望ましい。
【0012】このように構成することで、10/100
Mbpsイーサネット(登録商標)信号をデジタル同期
網を通して透過的にかつ簡易なシステム構成で伝送する
ことが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明による時分割多重
伝送システムの概略的なブロック図である。送信側には
TDM組立部101およびSONET/SDH送信部1
02が設けられ、受信側にはSONET/SDH受信部
103およびTDM分解部104が設けられている。
【0014】TDM組立部101は、mチャネル(CH
1〜CHm)の10/100Mbpsイーサネット(登
録商標)にそれぞれ対応するm個のイーサネット(登録
商標)ポートを有し、mチャネルの10/100Mbp
sイーサネット(登録商標)信号をそれぞれ入力する。
後述するように、m個の10/100Mbpsイーサネ
ット(登録商標)信号をペイロード領域に時分割多重し
て所定のSONET/SDHサービスに相当するフレー
ムを組み立てる。このフレームを入力して、SONET
/SDH送信部102は所定のSONET/SDHフレ
ームを生成し光ファイバへ送出する。
【0015】SONET/SDH受信部103は光信号
を受信し、TDM分解部104はそのペイロード領域に
時分割多重されたTDMフレームから元のmチャネルの
10/100Mbpsイーサネット(登録商標)信号を
それぞれ分離する。
【0016】次に、本発明による時分割多重伝送の一例
として、20チャネル(CH0〜CH19)の10/1
00Mbpsイーサネット(登録商標)信号を2.48
832Gbps(OC−48/STM−16)のSON
ET/SDHフレームに多重化して伝送する場合を説明
する。
【0017】図2(A)はTDM組立部によって生成さ
れるSTM−16のフレーム構造を示すフォーマット
図、図2(B)はそのペイロード領域に多重された1つ
のTDMフレームのフォーマット図、図2(C)はTD
Mフレームにおける制御フィールドのフォーマット図で
ある。
【0018】図2(A)に示すように、TDM組立部1
01によって生成されるSTM−16フレームは、セク
ションオーバヘッドとペイロードとからなる標準形式の
フレームである。ただし、ここでは独自網での運用を前
提としているために、セクションオーバヘッドのフレー
ム同期用ビットパターン(A1,A2)のみが挿入され
ている。ペイロードには、1スロットあたり24バイト
のTDMフレームが1566スロット分多重化されて伝
送される。
【0019】図2(B)に示すように、24バイトのT
DMフレームは、4バイトの制御データ(CNT1〜C
NT4)と20バイトのイーサネット(登録商標)ポー
トデータ(CH0〜CH19)からなる。20バイトの
イーサネット(登録商標)ポートデータは、各バイトが
20チャネルCH0〜CH19のそれぞれ対応してい
る。すなわち、図1に示すイーサネット(登録商標)チ
ャネルCH0、CH1、・・・が図2(B)のイーサネ
ット(登録商標)ポートデータCH0、CH1、・・・
にそれぞれ対応する。
【0020】図2(C)において、4バイトの制御デー
タCNT1〜CNT4のうち最後の20ビットがバイト
制御フラグC0〜C19として定義される。バイト制御
フラグC0〜C19は後続するイーサネット(登録商
標)ポートデータCH0〜CH19にそれぞれ対応し、
バイト制御フラグが“1”(無効)であるか“0”(有
効)であるかによって、対応するイーサネット(登録商
標)ポートデータが制御データであるか通信データであ
るかを指示する。ここで、制御データは当該イーサネッ
ト(登録商標)の回線状態等を伝達するための信号であ
り、通信データは当該イーサネット(登録商標)フレー
ムの信号である。具体例を図3(A)に示す。
【0021】図3(A)は、バイト制御フラグとイーサ
ネット(登録商標)ポートデータとの関係の一例を示す
図である。バイト制御フラグが“1”(無効)であると
きは、対応するチャネルのイーサネット(登録商標)ポ
ートデータはイーサネット(登録商標)の制御データ
(Contr)である。ここでは、チャネルCH2,C
H3,CH5〜CH6等のイーサネット(登録商標)信
号が制御データである。バイト制御フラグが“0”(有
効)であるときは、対応するチャネルのイーサネット
(登録商標)ポートデータはイーサネット(登録商標)
フレームデータ(D)である。ここでは、チャネルCH
0,CH1,CH4、CH7等のイーサネット(登録商
標)信号が通信データである。
【0022】図3(B)は、ペイロードに時分割多重さ
れるイーサネット(登録商標)信号を任意のチャネルに
ついて時系列に配列した模式図である。図3(B)に示
す例では、あるチャネルCHiにおいて、イーサネット
(登録商標)フレームに相当する通信データD1〜D
ENDに続いて制御データ(Contr)が伝送される。
【0023】この場合、図2(A)のペイロードにおい
て、あるTDMフレームのチャネルCHiに対応するイ
ーサネット(登録商標)ポートデータは通信データD
1、それに続くTDMフレームの同じくチャネルCHi
に対応するイーサネット(登録商標)ポートデータは通
信データD2、というようにイーサネット(登録商標)
フレームがバイト単位で順次伝送される。そして、当該
イーサネット(登録商標)フレームの最後の通信データ
ENDが伝送されると、それに続くTDMフレームのチ
ャネルCHiに対応するイーサネット(登録商標)ポー
トデータは制御データとなり、次のイーサネット(登録
商標)フレームまで制御データが同様に順次伝送され
る。
【0024】図3(C)は制御データのビット定義の一
例を示す図である。ここでは、1バイトの制御データ
(Contr)において、第6ビットがイーサネット
(登録商標)ブロックでの衝突検出有無(COL)、第
3ビットが自チャネルPHYのリンク状態(PLC)、
第2ビットが自チャネル物理層デバイスPHYのデュプ
レックスモード(PDM)、第1ビットが自チャネル物
理層デバイスPHYの回線速度(PLS)、および第0
ビットがオートネゴシエーションモード時のPAUSE
伝搬の可否(PPA)をそれぞれ示す。
【0025】(TDM組立/分解装置)図4は、本発明
の一実施形態の機能的構成を示すブロック図である。本
実施形態によるSONET/SDH時分割多重伝送装置
は、20チャネル(CH1〜CH19)の10/100
Mbpsイーサネット(登録商標)にそれぞれ対応する
20個のイーサネット(登録商標)機能スライス(CH
0〜CH19)を有し、各チャネルのイーサネット(登
録商標)物理層デバイス(図示せず)とMII(Media I
ndependent Interface)によって接続されている。
【0026】20チャネルのイーサネット(登録商標)
機能スライス(CH0〜CH19)はTDM組立部40
1およびTDM分解部402に接続され、TDM組立部
401を介してSONET/SDH送信部(図示せず)
に、TDM分解部402を介してSONET/SDH受
信部(図示せず)に、それぞれ接続されている。
【0027】各イーサネット(登録商標)機能スライス
(CH0〜CH19)には、対応するイーサネット(登
録商標)物理層デバイスに接続するためのSMII(Se
rialMII)403が設けられている。SMII403
は、対応するイーサネット(登録商標)物理層デバイス
からシリアルデータE_RxDを受け取り、パラレルデ
ータに変換してFIFOバッファ404へ送出する。逆
に、SMII403は、FIFOバッファ405からパ
ラレルデータを受け取り、シリアル変換してE_TxD
として対応するイーサネット(登録商標)物理層デバイ
スへ送出する。また、リンク制御部406はSMII4
03に接続され、さらにTDM組立部401、TDM分
解部402およびMII管理インタフェース407に接
続されている。全ての物理層デバイスはMII管理イン
タフェース407を通して制御される。さらに、同期生
成部408は、10bit単位で通信を行っているSM
II403の同期を取るための信号を生成している。
【0028】以下、TDM組立部401および分解部4
02の具体的な動作を図4及び図5を参照しながら説明
する。
【0029】(TDM組立動作)図5は、本発明による
時分割多重方法の組立/分解動作を具体的に説明するた
めの模式図である。ここでは、チャネルCH0〜CH1
9のイーサネット(登録商標)物理層デバイスからそれ
ぞれシリアルデータがイーサネット(登録商標)機能ス
ライスに入力するものとする。
【0030】先ず、各チャネルの第1のバイトがFIF
Oバッファ404からTDM組立部401に読み込ま
れ、TDMフレーム(1)が生成される。すなわち、チ
ャネルCH0の第1バイトは制御データ(Contr)
であるから、CH0のバイト制御フラグを無効“1”に
して、その制御データをイーサネット(登録商標)ポー
トデータのチャネルCH0の位置に書き込む。チャネル
CH1の第1バイトは通信データ(D1)であるから、
CH1のバイト制御フラグを有効“0”にして、その通
信データD1をイーサネット(登録商標)ポートデータ
のチャネルCH1の位置に書き込む。以下同様にして、
チャネルCH2〜CH19までのデータを書き込み、T
DMフレーム(1)を生成する。
【0031】続いて、各チャネルの第2のバイトがFI
FOバッファ404からTDM組立部401に読み込ま
れ、TDMフレーム(2)が生成される。すなわち、チ
ャネルCH0の第2バイトは通信データ(D1)である
から、CH0のバイト制御フラグを有効“0”にして、
その通信データD1をイーサネット(登録商標)ポート
データのチャネルCH0の位置に書き込む。チャネルC
H1の第2バイトは通信データ(D2)であるから、C
H1のバイト制御フラグを有効“0”にして、その通信
データD2をイーサネット(登録商標)ポートデータの
チャネルCH1の位置に書き込む。以下同様にして、チ
ャネルCH2〜CH19までのデータを書き込み、TD
Mフレーム(2)を生成する。
【0032】このようにして生成された各24バイトの
TDMフレーム(1)、(2)・・・が図2に示すよう
にペイロード領域に多重化され、SONET/SDH送
信部からSTM―16フレームとして送信される。
【0033】(TDM分解動作)SONET/SDH受
信部からSTM―16フレームを受信し、そのペイロー
ド領域から図5に示す各24バイトのTDMフレーム
(1)、(2)・・・を順次読み出すものとする。
【0034】まず、TDM分解部402はTDMフレー
ム(1)の20ビットのバイト制御フラグから、続くイ
ーサネット(登録商標)ポートデータが通信データか制
御データかを認識する。ここでは、チャネルCH0のバ
イト制御フラグが“1”であるから、制御データである
と判断し、チャネルCH0の位置にある1バイトのイー
サネット(登録商標)ポートデータを制御データとして
読みとる。また、チャネルCH1のバイト制御フラグは
“0”であるから、通信データであると判断し、チャネ
ルCH1の位置にある1バイトのイーサネット(登録商
標)ポートデータを通信データとして読みとる。以下同
様にして、各チャネルの第1バイトのイーサネット(登
録商標)ポートデータを分離して読みとる。
【0035】続いて、TDM分解部402はTDMフレ
ーム(2)の20ビットのバイト制御フラグから、続く
イーサネット(登録商標)ポートデータが通信データか
制御データかを認識する。ここでは、チャネルCH0の
バイト制御フラグが“0”であるから、通信データであ
ると判断し、チャネルCH0の位置にある1バイトのイ
ーサネット(登録商標)ポートデータを通信データとし
て読みとる。また、チャネルCH1のバイト制御フラグ
も“0”であるから、通信データであると判断し、チャ
ネルCH1の位置にある1バイトのイーサネット(登録
商標)ポートデータを通信データとして読みとる。以下
同様にして、各チャネルの第2バイトのイーサネット
(登録商標)ポートデータを分離して読みとる。
【0036】このようにして、ペイロード領域のTDM
フレーム(1)、(2)・・・から20チャネルのイー
サネット(登録商標)信号を分離し、それぞれを順次F
IFOバッファ405に格納し、SMII403を通し
てシリアルデータとして対応するイーサネット(登録商
標)物理層デバイスへE_TxDとして送出する。
【0037】なお、図4に示すTDM組立/分解装置に
おいて、図3(C)に示すような制御データは、SMI
I403上の回線ステータス情報とMII管理インタフ
ェース407からの情報とを併用することで生成され
る。SMII403上の回線ステータス情報としては、
フレームデータが無効の場合に認識される「リンク状
態」、「回線速度」、および「デュプレックスモード」
であり、「PAUSEアビリティ」はMII管理インタ
フェース407から読み出される。また、「衝突検出有
無」はイーサネット(登録商標)機能スライス内のSM
II403で判定される。
【0038】図4に示す時分割多重伝送装置はチップセ
ットとして形成することができる。20チャネルのイー
サネット(登録商標)機能スライス(CH0〜CH1
9)、TDM組立部401、およびTDM分解部402
はハードウエア的に回路構成することもできるが、CP
Uなどのプログラム制御プロセッサ上でプログラムを走
らせることによりソフトウエア的に同様の機能をコンピ
ュータシステムとして実現することもできる。このよう
なプログラムは、適当なプログラム言語により上述した
TDM組立動作および分解動作を実現するように構成す
ればよい。また、このようなプログラムをコンピュータ
に読み取り可能な形態で種々の記録媒体に格納してもよ
い。もちろん、このようなプログラムを通信回線を通し
て伝送することも可能である。
【0039】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、複数の伝送信号の各々を通信データ及び制御デー
タのいずれかである所定長のデータブロック毎に順次読
み出し、各々1つのデータブロックを収容するTDMフ
レームを順次生成し、デジタル同期網フレームのペイロ
ード領域に収容する。これによって、イーサネット(登
録商標)の通信データの間を利用して制御データを乗せ
た伝送信号をデジタル同期網を通して透過的に伝送する
ことが可能となる。しかも、イーサネット(登録商標)
パケットを時分割多重する際に、従来のような特別なデ
ータ変換やパケットバッファなどを用いる必要がなく、
構成を簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による時分割多重伝送システムの概略的
なブロック図である。
【図2】(A)はTDM組立部によって生成されるST
M−16のフレーム構造を示すフォーマット図、(B)
はそのペイロード領域に多重された1つのTDMフレー
ムのフォーマット図、(C)はTDMフレームにおける
制御フィールドのフォーマット図である。
【図3】(A)は、バイト制御フラグとイーサネット
(登録商標)ポートデータとの関係の一例を示す図、
(B)は、ペイロードに時分割多重されるイーサネット
(登録商標)ポートデータを任意のチャネルについて時
系列に配列した模式図、(C)は制御データのビット定
義の一例を示す図である。
【図4】本発明の一実施形態の機能的構成を示すブロッ
ク図である。
【図5】本発明による時分割多重方法の組立/分解動作
を具体的に説明するための模式図である。
【符号の説明】
101 TDM組立部 102 SONET/SDH送信部 103 SONET/SDH受信部 104 TDM分解部 401 TDM組立部 402 TDM分解部 403 SMII 404 FIFOバッファ 405 FIFOバッファ 406 リンク制御部 407 MII管理インタフェース 408 SYNC生成部

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ通信データ及び制御データから
    なる複数チャネルの伝送信号をデジタル同期網のフレー
    ムに時分割多重(TDM)して伝送する装置において、 各チャネルの伝送信号を前記通信データ及び制御データ
    のいずれかである所定長のデータブロック毎に順次読み
    出し、前記複数チャネルの各々1つのデータブロックを
    収容するTDMフレームを順次生成するTDMフレーム
    生成手段と、 複数のTDMフレームをペイロード領域に収容して前記
    デジタル同期網のフレームを生成する同期網フレーム生
    成手段と、 を有することを特徴とする時分割多重伝送装置。
  2. 【請求項2】 「複数のイーサネット(登録商標)」を
    それぞれ接続する複数チャネルの物理層デバイスと、 複数チャネルの信号を各々バイト単位で入力して1つの
    時分割多重(TDM)フレームを順次生成し、複数のT
    DMフレームをデジタル同期網のフレームのペイロード
    領域に収容するTDM組立手段と、 前記TDMフレームが収容されたデジタル同期網のフレ
    ームのオーバヘッド部を付加して前記同期網へ送信する
    同期網送信手段と、 を有することを特徴とするイーサネット(登録商標)信
    号時分割多重伝送装置。
  3. 【請求項3】 前記複数チャネルの信号の各々はイーサ
    ネット(登録商標)通信データと回線制御データとから
    なり、前記TDMフレームに含まれるバイトは前記通信
    データ及び制御データのいずれか一方であることを特徴
    とする請求項2記載のイーサネット(登録商標)信号時
    分割多重伝送装置。
  4. 【請求項4】 前記TDMフレームは前記複数チャネル
    毎に制御フラグを有し、各制御フラグによって、対応す
    るチャネルの信号のバイトが通信データおよび制御デー
    タのいずれであるかを示すことを特徴とする請求項3記
    載のイーサネット(登録商標)信号時分割多重伝送装
    置。
  5. 【請求項5】 さらに、 前記デジタル同期網のフレームを受信する同期網受信手
    段と、 前記受信フレームのペイロード領域に収容されている複
    数のTDMフレームから前記複数チャネルの信号を各々
    分離するTDM分解手段と、 を有することを特徴とする請求項2記載のイーサネット
    (登録商標)信号時分割多重伝送装置。
  6. 【請求項6】 複数のイーサネット(登録商標)信号を
    デジタル同期網を介して伝送するシステムにおいて、 送信側は、 前記複数のイーサネット(登録商標)をそれぞれ接続す
    る複数の第1物理層デバイスと、 前記複数の第1物理層デバイスからのデータを各々バイ
    ト単位で入力して1つの時分割多重(TDM)フレーム
    を順次生成し、複数のTDMフレームをデジタル同期網
    のフレームのペイロード領域に収容するTDM組立手段
    と、 前記TDMフレームが収容されたデジタル同期網のフレ
    ームのオーバヘッド部を付加して前記同期網へ送信する
    同期網送信手段と、 を有し、 受信側は、 前記デジタル同期網のフレームを受信する同期網受信手
    段と、 前記受信フレームのペイロード領域に収容されている前
    記複数のTDMフレームから前記複数のイーサネット
    (登録商標)データを各々分離するTDM分解手段と、 前記複数のイーサネット(登録商標)データをそれぞれ
    対応するイーサネット(登録商標)へ送出するための第
    2物理層デバイスと、 を有することを特徴とするイーサネット(登録商標)信
    号時分割多重伝送システム。
  7. 【請求項7】 それぞれ通信データ及び制御データから
    なる複数チャネルの伝送信号をデジタル同期網のフレー
    ムに時分割多重(TDM)して伝送する方法において、 各チャネルの伝送信号を前記通信データ及び制御データ
    のいずれかである所定長のデータブロック毎に順次読み
    出し、 前記複数チャネルの各々1つのデータブロックを収容す
    る1つのTDMフレームを生成し、 複数のTDMフレームをペイロード領域に収容して前記
    デジタル同期網のフレームを生成して伝送する、 を有することを特徴とする時分割多重伝送方法。
  8. 【請求項8】 前記TDMフレームに含まれる信号の各
    バイトは前記通信データ及び制御データのいずれか一方
    であることを特徴とする請求項7記載の時分割多重伝送
    方法。
  9. 【請求項9】 前記TDMフレームは前記複数チャネル
    毎に制御フラグを有し、各制御フラグによって、対応す
    るチャネルのデータバイトが通信データおよび制御デー
    タのいずれであるかを示すことを特徴とする請求項7記
    載の時分割多重伝送方法。
  10. 【請求項10】 コンピュータに対して、それぞれ通信
    データ及び制御データからなる複数チャネルの伝送信号
    をデジタル同期網のフレームに時分割多重(TDM)し
    て伝送する動作を指示するためのプログラムにおいて、 各チャネルの伝送信号を前記通信データ及び制御データ
    のいずれかである所定長のデータブロック毎に順次読み
    出し、 前記複数チャネルの各々1つのデータブロックを収容す
    るTDMフレームを順次生成し、 複数のTDMフレームをペイロード領域に収容して前記
    デジタル同期網のフレームを生成する、 ステップを含むことを特徴とする時分割多重伝送プログ
    ラム。
  11. 【請求項11】 コンピュータに対して、複数チャネル
    の信号をデジタル同期網のフレームに時分割多重(TD
    M)して伝送する動作を指示するためのプログラムにお
    いて、 前記複数チャネルの信号を各々バイト単位で入力して1
    つの時分割多重(TDM)フレームを順次生成し、 複数のTDMフレームをデジタル同期網のフレームのペ
    イロード領域に収容し、 前記TDMフレームが収容されたデジタル同期網のフレ
    ームのオーバヘッド部を付加し、 前記デジタル同期網のフレームを前記同期網へ送信す
    る、 ステップを含むことを特徴とする時分割多重伝送プログ
    ラム。
  12. 【請求項12】 請求項10又は11に記載された時分
    割多重伝送プログラムにより時分割多重伝送を実行する
    コンピュータシステム。
  13. 【請求項13】 コンピュータに対して、それぞれ通信
    データ及び制御データからなる複数チャネルの伝送信号
    をデジタル同期網のフレームに時分割多重(TDM)し
    て伝送する動作を指示するためのプログラムを記録した
    記録媒体において、 前記プログラムは、 各チャネルの伝送信号を前記通信データ及び制御データ
    のいずれかである所定長のデータブロック毎に順次読み
    出し、 前記複数チャネルの各々1つのデータブロックを収容す
    るTDMフレームを順次生成し、 複数のTDMフレームをペイロード領域に収容して前記
    デジタル同期網のフレームを生成する、 ステップを含むことを特徴とする記録媒体。
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