JP2003060393A - ワーク供給装置 - Google Patents

ワーク供給装置

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JP2003060393A
JP2003060393A JP2001247047A JP2001247047A JP2003060393A JP 2003060393 A JP2003060393 A JP 2003060393A JP 2001247047 A JP2001247047 A JP 2001247047A JP 2001247047 A JP2001247047 A JP 2001247047A JP 2003060393 A JP2003060393 A JP 2003060393A
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Takayuki Kataoka
隆之 片岡
Taiichi Matsumoto
泰一 松本
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子部品等のワークを高速で基板等の組付け
部位に搬送することができ、しかも各ワークを所望の姿
勢にて搬送することが可能なワーク供給装置を提供す
る。 【解決手段】 第1搬送手段2と第2搬送手段3とを備
える。第1搬送手段2は、電子部品等のワーク1を受取
位置A、Bにて受けると共に、受取ったワーク1を一軸
心O廻りに回転させて送出位置Dまで搬送する。第2搬
送手段3は、第1搬送手段2に供給するワーク1を受取
位置A、Bまで搬送する。送出位置Dのワーク1が受取
位置Aのワーク1に対して同一平面上で90°方向変換
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ワーク供給装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】微小な電子部品を基板上に組付ける場
合、図9に示すように、電子部品61等をピックアップ
するロボット62等を使用していた。すなわち、図示省
略のパーツフィーダから送出される電子部品61をこの
ロボット62のノズル63にて吸着して、基板64上に
搬送(移送)していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のロボット62を
使用する方法であれば、1個の電子部品61を基板64
上に移送した後、再び、ロボット62のノズル63がパ
ーツフィーダの送出部位まで戻って電子部品61をピッ
クアップする必要がある。このため、ノズル63の行き
帰りの動作時間を必要とし、組付け作業(実装作業)時
間が大となっていた。また、電子部品61は微小であ
り、パーツフィーダから送出された姿勢に対して修正す
る必要があった。すなわち、電子部品61が図例のよう
に、直方体形状であって、起立した状態(その長手方向
が鉛直方向に一致する状態)で組付けなければない場合
に、横倒し状態(その長手方向が水平方向に一致する状
態)であれば、この姿勢から組付け姿勢である起立した
状態に90°回転させる必要がある。そのため、90°
回転させる機構を必要とし、装置全体として複雑化し
て、コスト高となっていた。
【0004】この発明は、上記従来の欠点を解決するた
めになされたものであって、その目的は、電子部品等の
ワークを高速で基板等の組付け部位に搬送することがで
き、しかも各ワークを所望の姿勢にて搬送することが可
能なワーク供給装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段及び効果】そこで請求項1
のワーク供給装置は、電子部品等のワーク1を受取位置
A、Bにて受けると共に、この受取ったワーク1を一軸
心O廻りに回転させて送出位置Dまで搬送する第1搬送
手段2と、この第1搬送手段2に供給するワーク1を上
記受取位置A、Bまで搬送する第2搬送手段3とを備え
たことを特徴としている。
【0006】上記請求項1のワーク供給装置では、第2
搬送手段3からのワーク1を第1搬送手段2に移行させ
てこの第1搬送手段2の送出位置Dから送出することが
できる。これにより、複数のワーク1を順次送出位置D
から送出させることができ、多数のワーク1を短時間に
搬送することができる。
【0007】請求項2のワーク供給装置は、送出位置D
のワーク1が受取位置Aのワーク1に対して同一平面上
で90°方向変換されることを特徴としている。
【0008】上記請求項2のワーク供給装置では、送出
位置Dのワーク1が受取位置Aのワーク1に対して同一
平面上で90°方向変換されるので、別途方向変換機構
を設けることなく、第1搬送手段2にて搬送させるのみ
でワーク1が方向変換されることになる。このため、受
取位置Aにおけるワーク1の姿勢が組付け姿勢と相違し
ていても、送出位置Dにおけるワーク1の姿勢を組付け
姿勢とすることができ、ワーク1の組付け作業の短縮化
を図ることができる。しかも、コストの低減を図ること
ができる。
【0009】請求項3のワーク供給装置は、ワーク1は
直方体形状であり、受取位置Aにてその長手方向が水平
方向に一致すると共に、送出位置Dにてその長手方向が
鉛直方向に一致して下方へ送出されることを特徴として
いる。なお、上記直方体形状には立方体も含むものとす
る。
【0010】上記請求項3のワーク供給装置では、第2
搬送手段3においてワーク1をその長手方向が水平方向
に一致する状態(横倒し状態)である安定した状態にて送
出することができ、この第2搬送手段3でのワーク搬送
は安定する。また、ワーク1は送出位置Dにてその長手
方向が鉛直方向に一致して下方へ送出されるので、ワー
ク1を起立した状態で基板等に供給することができ、基
板等への実装作業を安定して短時間で行うことができ
る。
【0011】請求項4のワーク供給装置では、上記第1
搬送手段2は、送出位置Dにてワーク1を押出す送出機
構21を備えたことを特徴としている。
【0012】上記請求項4のワーク供給装置では、送出
位置Dにてワーク1を送出機構21によって押出すこと
ができ、ワーク1の送出作業(送出工程)を確実に行う
ことができる。
【0013】請求項5のワーク供給装置では、上記第1
搬送手段2は、ワーク搬送状態でワーク1を保持すると
共に、送出位置Dにてその保持状態を解除する保持機構
20を備えたことを特徴としている。
【0014】上記請求項5のワーク供給装置では、第1
搬送手段2によるワーク搬送中は保持機構20にてワー
ク1が保持されるので、このワーク1が送出位置D以外
で送出されることがなく、ワーク1の搬送作業が安定す
る。また、送出位置Dではこの保持機構20による保持
状態が解除されるので、確実にワーク1を送出すること
ができる。
【0015】請求項6のワーク供給装置は、保持機構2
0が、ワーク1を径方向内方へ吸引する吸引機構22を
有することを特徴としている。
【0016】上記請求項6のワーク供給装置では、吸引
機構22にてワーク1が径方向内方へ吸引され、受取位
置A、Bではワーク1が第1搬送手段2に吸引される。
これにより、第2搬送手段3からの第1搬送手段2への
受渡しをなめらかに行うことができ、ワーク搬送作業が
安定する。
【0017】請求項7のワーク供給装置は、保持機構2
0が、ワーク1の姿勢を修正する修正機構23を有する
ことを特徴としている。
【0018】上記請求項6のワーク供給装置では、受取
位置A、Bにて受取ったワーク1の姿勢がずれていたと
しても、修正機構23にてワーク1の姿勢を修正するこ
とができるので、送出位置Dでのワーク1の姿勢を安定
したものとすることができる。
【0019】請求項8のワーク供給装置は、送出位置D
のワーク1が受取位置Bのワーク1と同一方向姿勢であ
ることを特徴としている。
【0020】上記請求項8のワーク供給装置では、ワー
ク1の方向変換を必要としない場合、方向変換させるこ
となく、送出位置Dから送出することができる。つま
り、ワーク1が長方体形状である場合に、第2搬送手段
3ではその長手方向が水平方向に一致する状態(横倒し
状態)にて送出することができ、その姿勢の状態で第1搬
送手段2から送出することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、この発明のワーク供給装置
の具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ詳細
に説明する。図1はこのワーク供給装置の簡略図であ
り、このワーク供給装置は、ワーク(例えば、直方体形
状の電子部品)1を図示省略の基板等に搬送(供給)する
ための装置であり、ワーク1を受取位置A(例えば、a
部)にて受けると共に、この受取ったワーク1を一軸心
O廻りに回転させて送出位置D(例えば、d部)まで搬
送する第1搬送手段2と、この第1搬送手段2に供給す
るワーク1を上記受取位置Aまで搬送する第2搬送手段
3とを備える。なお、図1に示したa部、b部、c部、
d部とは、上記軸心O廻りに90°づつ順次ずれた位置
であり、後述する円盤体5のまわりの位置の場合と、図
5のα部における固定軸13のまわりの位置の場合と、
図6のβ部における固定軸13のまわりの位置の場合と
があり、これらは軸心方向に沿ってずれているのみであ
り、周方向位置においては一致している。また、上記直
方体形状には立方体も含むものとする。
【0022】第1搬送手段2は、図2と図3と図4に示
すように、その軸心(上記一軸心Oと一致する)が水平
方向に沿って配設される円盤体5と、この円盤体5に内
装されるカム6等を備える。円盤体5は、その内部に中
空部7が形成されると共に、その外周側に周方向に沿っ
て90°ピッチにワーク嵌合部8・・が形成されてい
る。このワーク嵌合部8・・は、外周面に開口すると共
に、中空部7に連通されている。そして、この中空部7
に上記カム6がその軸心を上記軸心Oと一致させて内装
されている。また、円盤体5には、その軸心部に円筒状
の第1・第2軸部10、11が突設され、第1軸部10に
モータ軸12が連結され、第2軸部11に固定軸13が
挿入されている。この固定軸13はその突出端部13a
が固定部材14に支持されている。
【0023】そして、固定軸13はその軸心が上記軸心
Oと一致して配設され、軸本体部15と、基端側の大径
部16と、この大径部16より基端側の基端部17とを
備え、大径部16が中空部7の軸心部に対応している。
そして、この固定軸13は、基端部17と、軸本体部1
5の先端側及び基端側とに軸受が外嵌され、円盤体5を
回転自在に支持している。従って、モータの上記モータ
軸12が駆動すれば、円盤体5は軸心O廻りに回転す
る。また、カム6は、その外周の一部に径方向外方へ突
出する突出部18を有する略円盤形状体からなり、その
軸心部に上記固定軸13の大径部16が挿入固定されて
いる。そのため、カム6は回転せず、円盤体5がこのカ
ム6の軸心廻りに回転する。この場合、カム6の突出部
は、図3と図4に示すように、d部(下部側)に対応し
ている。
【0024】ところで、この第1搬送手段2によるワー
ク1の搬送は、回転体5のワーク嵌合部8にワーク1が
供給(嵌合)され、この供給(嵌合)された状態で回転
体5がその軸心O廻りに回転することによって行われ
る。そのため、この第1搬送手段2は、ワーク1を保持
するための保持機構20と、ワーク1をこのワーク嵌合
部8から押出すための上記カム6を含む送出機構21等
を備えている。
【0025】保持機構20は、ワーク1を径方向内方へ
吸引する吸引機構22(図2と図4参照)と、ワーク1の
姿勢を修正する修正機構23(図2と図3参照)とを有す
る。すなわち、ワーク嵌合部8に、図7と図8に示す保
持ブロック体24が配置され、この保持ブロック体24
が吸引機構22及び修正機構23の一部を構成する。保
持ブロック体24は、貫通孔25を有する本体26と、
この本体26に揺動可能に枢着されるアーム27、27
と、このアーム27、27を揺動させるためのスライド
体28とを備える。すなわち、スライド体28には、ア
ーム27の基端部が嵌合状となる切欠部29が形成さ
れ、図7に示す状態からスライド体28が図8の矢印C
方向にスライドすれば、アーム27、27がその枢支軸
を中心に矢印Dのように揺動して、その先端面27a、
27aが相互に接近する。また、この図8の状態から図
7に示すように、スライド体27が矢印E方向にスライ
ドすれば、アーム27、27がその枢支軸を中心に矢印
Fのように揺動して、その先端面27a、27aが相互
に離間する。
【0026】この場合、本体26はその基端側が大径部
26aとされ、この大径部26aに先端側に開口する周
方向溝30が設けられ、この周方向溝30にスプリング
等の押圧部材31が嵌合されている。そして、この押圧
部材31にてスライド体28が矢印E方向に押圧されて
いる。また、この周方向溝30には本体26の基端面3
2に開口する連通孔33が連通されている。そして、こ
の連通孔33には、後述する図示省略の真空引きポンプ
によりエアを吸引するための配管34(図2等参照)が
連結されている。このため、エアの吸引がなければ、押
圧部材31の付勢力にて図7に示す状態に維持され、ア
ーム27、27の先端面27a、27aが相互に離間し
た開状態となる。また、エアの吸引が行われば、スライ
ド体28が押圧部材31の付勢力に抗して矢印C方向に
スライドしてアーム27、27の先端面27a、27a
が相互に接近する図8に示す状態となる。ところで、ア
ーム27の先端面27aは平坦面に形成され、仮想線で
示すように、アーム27、27間にワーク1が介在され
ていれば、このアーム27、27に挟持されることによ
って、保持ブロック24の軸心に対してのワーク1の径
方向ずれや周方向ずれを修正することができる。このよ
うに、このアーム27、27、図示省略の真空ポンプ、
配管34等で上記修正機構23を構成することができ
る。
【0027】また、本体26の貫通孔25の基端開口部
25aには、上記真空引きポンプに接続されるための配
管35(図2参照)が接続されている。このため、真空
引きポンプが駆動してこの配管35内のエアが吸引され
れば、貫通孔25内のエアも吸引され、この貫通孔25
の先端開口部25bからこの貫通孔25内にエアが吸引
される。従って、この本体26の先端面36の近傍にワ
ーク1が配置されている場合、このワーク1は本体26
の先端面36側に吸い込まれ、図7の仮想線で示すよう
に、その端面1aが先端面36に吸着される。このよう
に、図示省略の真空ポンプ、配管35、本体26の貫通
孔25等で上記吸引機構22を構成することができる。
【0028】ところで、図2に示すように、上記固定軸
13には上記真空引きポンプに接続される軸心孔39が
設けられ、また、固定軸のα部においては、図3と図5
に示す断面形状とされ、固定軸のβ部においては、図4
と図6に示す断面形状とされる。すなわち、α部におい
ては外周面に凹部40が設けられ、この凹部40と軸心
孔39とが連通路41にて連結されている。この場合、
凹部40はc部に対応する位置に設けられ、その周方向
長さは、中心角で示せば、90°以下に設定される。ま
た、βにおいては外周面に凹部42が設けられ、凹部4
2と軸心孔39とが連通路43にて連結されている。こ
の場合、凹部42はa部、b部、c部に対応し、その周
方向長さは、中心角で示せば、270°以上に設定され
る。また、第2軸部11のα部対応部位及びβ部対応部
位には、それぞれシール部材44・・、45・・がその
外径側に90°ピッチで配設されている。すなわち、α
部対応部位及びβ部対応部位に孔部46、47が設けら
れ、この孔部46、47にシール部材44、45に嵌合
させることによってエア漏れを防止している。
【0029】また、図5に示すように、シール部材44
には貫孔48が形成され、この貫孔48に上記配管34
が接続される。そのため、例えば、図3に示すように、
この凹部40に一のシール部材44が対応すれば、この
凹部40が、配管34を介して接続されている保持ブロ
ック24の連通孔33に接続されることになる。この
際、真空ポンプが駆動していれば、図8に示すように、
アーム27、27が閉状態となる。そして、凹部40に
対応しない他の3個の保持ブロック24は、真空ポンプ
が駆動されていても、アーム27、27が閉状態となら
ない。すなわち、この図3に示すように、固定軸13の
凹部40に対応する位置、つまり図面上のc部に来た保
持ブロック24の修正機構23が動作することになる。
【0030】同様に、上記シール部材にも貫孔49が形
成され、この貫孔49に上記配管35が接続される。そ
のため、一のシール部材45が残部50(凹部42を形
成することによって形成される)に対応すれば、他のシ
ール部材45・・が凹部42に対応することになり、こ
の3つのシール部材45・・に対応している3個の保持
ブロック24・・の貫通孔25・・と凹部42とが連通
される。この状態において、吸引ポンプが駆動していれ
ば、この3個の保持ブロック24・・はワーク1を吸引
することができる。また、この際、残部50に対応して
いる保持ブロック24の貫通孔25と、凹部42とは遮
断した状態となっているので、エア吸引が遮断させるこ
とになる。すなわち、図4に示すように、固定軸13の
残部50に対応する位置、つまり図面上のd部に来た保
持ブロック24は、吸引機構22による吸引が解除され
ることになる。
【0031】ところで、上記各保持ブロック24は、ワ
ーク嵌合部8内において径方向外方へ飛び出さないよう
に、図3と図4に示すように、径方向内方へ押圧するた
め押圧手段51を設けるのが好ましい。この押圧手段5
1としては、例えば、保持ブロック24を径方向内方へ
押圧するスプリング52等にて構成することができる。
すなわち、保持ブロック24に係止片を設け、この係止
片にスプリング52を係止させるようにすればよい。ま
た、各保持ブロック24には、カム6の外周面53を転
動するローラ54が脚55を介して付設されている。従
って、回転体5がその軸心廻りに回転すれば、各保持ブ
ロック24のローラ54がカム6の外周面53を転動
し、d部に対応した保持ブロック24が、押圧手段51
の径方向内方への押圧力に抗して図3と図4に示すよう
に、径方向外方へ押出される。つまり、このカム6、ロ
ーラ54等にて、送出位置にてワーク1を送出する送出
機構21を構成することができる。
【0032】また、第2搬送手段3は、この場合、リニ
アフィーダであり、直方体形状の微小なワーク1が、横
倒しされた状態(安定した状態)で水平方向に沿って、
順次上流側から下流側(第1搬送手段2の受取位置A
側)へ供給するものである。
【0033】次に、上記のように構成されたワーク供給
装置にてワークを搬送して目的部位に供給する工程を説
明する。第2搬送手段3にてワーク1を第1搬送手段2
側へ順次所定ピッチで搬送する。この際、真空ポンプが
駆動されており、第1搬送手段2の円盤体5の一のワー
ク嵌合部8がa部に対応した状態となれば、第2搬送手
段3にて搬送されてきた先頭のワーク1(この場合、横
倒し状となっている)はワーク嵌合部8に吸引される。
このように、a部が受取位置Aとなり、この受取位置A
では、保持ブロック24のアーム27、27は開状態と
なっており、図7に示すように、吸引されたワーク1は
その端面1aが保持ブロック24の本体26の先端面3
6に吸着されることになる。
【0034】その後、回転体5は矢印X方向(図3等参
照)に90°だけ回転する。このため、この保持ブロッ
ク24に吸着されて保持されているワーク1は、軸心O
を中心に90°だけ矢印X方向に進む(回転する)こと
になり、b部に達した際には、ワーク1は起立した状態
(ワーク1の長手方向が鉛直方向に一致した状態)とな
る。この状態では、ワーク1はまだ保持ブロック24に
吸着され、しかも、保持ブロック体24のアーム27、
27も開状態である。
【0035】次に、回転体5はさらに矢印X方向に90
°だけ回転する。このため、bに達していたワーク1は
90°だけ矢印X方向に進んで、c部に達し、再びワー
ク1は横倒し状態となる。このc部では、保持ブロック
体24のアーム27、27が図8に示すように、閉状態
となり、ワーク1をこのアーム27、27にて挟持する
ことができ、これによってワーク1の姿勢を修正するこ
とができる。つまり、このc部が姿勢修正位置C(図1
参照)となる。この際、ワーク1は保持ブロック24に
吸着されたままである。
【0036】そして、この状態からさらに回転体5は矢
印X方向に90°だけ回転する。このため、cに達して
いたワーク1は90°だけ矢印X方向に進んで、d部に
達し、再びワーク1は起立状態(b部の起立状態とは1
80°反転している)となる。このd部では、アーム2
7、27が開状態となって、修正手段23によるワーク
修正が解除されると共に、吸引機構22のワーク吸着が
解除され、さらには、送出機構21にてワーク1は押出
される。その際、d部でのワーク嵌合部8は下方に開口
しており、ワーク1は下方に落下する。つまり、このd
部が送出位置Dとなる。この場合、受取位置Aでのワー
ク1は、その長手方向が水平方向に一致した状態であ
り、送出位置Dでのワーク1は、その長手方向が鉛直方
向に一致した状態であり、送出位置Dのワーク1が受取
位置Aのワーク1に対して同一平面上で90°方向変換
されたことになる。
【0037】また、ワーク1を送出したワーク嵌合部8
は、次の回転体5の回転によって、受取位置Aに達し、
ここで、次のワーク1を受取ることができる。そして、
このワーク1も回転体5が回転することによって、順
次、b部、c部を経てd部に達し、このd部、つまり送
出位置Dにてこの第1搬送手段2から送出される。この
ように、第1搬送手段2は第2搬送手段3にて搬送され
たワーク1を受取位置Aで受取って、送出位置Dから順
次送出すことができる。
【0038】上記のワーク供給装置によれば、受取位置
Aにおけるワーク1の姿勢が、このワーク1の基板等へ
の組付け姿勢(起立状態)と相違していても、送出位置
Dにおけるワーク1の姿勢を組付け姿勢とすることがで
きる。このため、複雑なワーク方向変換機構を別途必要
とせず、コストの低減を達成できると共に、ワークの組
付き作業の短縮化を図ることができる。特に、第2搬送
手段3によるワーク1の搬送においては、横倒し状態
(長手方向が水平方向に一致する状態)で行えるので、
この姿勢での搬送作業が安定する。しかも、ワーク1は
送出位置Dにてその長手方向が鉛直方向に一致して下方
へ送出されるので、ワーク1を起立した状態で基板等に
供給することができ、基板への実装作業を安定して短時
間で行うことができる。
【0039】さらに、吸引機構22にてワーク1が径方
向内方へ吸引され、受取位置Aではワーク1が第1搬送
手段2に吸引され、第1搬送手段2は簡単にしかも確実
にワーク1を受取ることができる。また、送出位置Dに
てワーク1は送出機構21に押出すことができ、基板等
へのワーク1の供給を確実に行うことができる。しか
も、第1搬送手段2によるワーク搬送中は保持機構20
にてワーク1が保持されるので、このワーク1が送出位
置D以外で送出されることがなく、ワーク1の搬送作業
が安定する。また、送出位置Dではこの保持機構20に
よる保持状態が解除されるので、送出位置Dまで搬送さ
れたワーク1を確実に送出することができ、受取位置A
に来たワーク嵌合部8にワーク1が残っていることがな
く、各工程を安定して行うことができる。さらに、第1
搬送手段2によるワーク搬送途中においては、修正機構
23にてワーク1の姿勢を修正することができるので、
送出位置Dでのワーク1の姿勢を安定したものとするこ
とができ、ワーク1を基板等に組付け姿勢を確実に維持
しつつ供給することができる。
【0040】ところで、ワーク1によっては、第2搬送
手段3にて搬送されてきた横倒し姿勢で送出したい場合
(つまり、送出位置のワーク1を受取位置のワーク1と
同一方向姿勢としたい場合)があり、このような場合で
は、図1のb部をもって第1搬送手段2の受取位置Bと
すればよい。すなわち、第2搬送手段3を図1の仮想線
のような位置に配置し、この第2搬送手段3にて搬送さ
れたワーク1をそのままの姿勢で受け、以下、c部であ
る姿勢修正位置Cを経てd部の送出位置Dから送出する
ようにすればよい。そのためには、図2の仮想線で示す
ように、円盤体5の一面側に、ワーク嵌合部8と連通さ
れるガイド孔57を設け、このガイド孔57を介してこ
の横倒し姿勢のワークを吸引するように設定すればよ
く、第2搬送手段3によるワーク1の搬送は、このガイ
ド孔57の開口部近傍までとすればよい。なお、この場
合、d部の送出位置Dで送出した後、b部の受取位置B
で次のワーク1を受取るまでは、a部を通過してもこの
a部ではワーク1を受取らない。つまり、この場合のa
部は受取位置ではない。また、受取位置Bあるb部のワ
ークの姿勢と、送出位置Dあるd部のワークの姿勢と
は、上下反転しており、上記同一方向姿勢には、上下反
転している姿勢も含むものとする。
【0041】このように、円盤体5にガイド孔57を設
ければ、ワーク1の種類や送出姿勢等により、受取位置
の使い分けが可能となり、1つの装置にて、複数種類の
搬送方法にて、そのワーク1に応じた搬送を行うことが
可能である。
【0042】以上にこの発明の具体的な実施の形態につ
いて説明したが、この発明は上記形態に限定されるもの
ではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施するこ
とができる。例えば、回転体5に形成するワーク嵌合部
8の増減は自由であり、また、回転体5を間欠的に回転
させることなく連続的に回転させてもよい。さらに、回
転体5の軸心Oが水平方向に延びるものに限るものでな
く、鉛直方向に延びるものであってもよい。つまり、円
盤体5が水平面に平行状に配設されていてもよく、この
ように場合に、回転体5の回転方向としては、時計廻り
であっても、反時計廻りであってもよい。なお、ワーク
1としては、直方体形状以外の形状のものでもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のワーク供給装置の実施の形態を示す
簡略図である。
【図2】上記ワーク供給装置の要部断面図である。
【図3】上記ワーク供給装置の保持機構の修正機構を説
明する断面図である。
【図4】上記ワーク供給装置の保持機構の吸引機構を説
明する断面図である。
【図5】上記ワーク供給装置の固定軸のα部拡大断面図
である。
【図6】上記ワーク供給装置の固定軸のβ部拡大断面図
である。
【図7】上記ワーク供給装置の保持ブロック体の開状態
を示す断面図である。
【図8】上記ワーク供給装置の保持ブロック体の閉状態
を示す断面図である。
【図9】従来のワーク供給装置の簡略斜視図である。
【符号の説明】
1 ワーク 2 第1搬送手段 3 第2搬送手段 20 保持機構 21 送出機構 22 吸引機構 23 修正機構 O 軸心 A 受取位置 B 受取位置 D 送出位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3C030 AA03 AA08 AA11 5E313 AA01 CC03 CC07 CC08 CD05 DD01 DD07

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品等のワーク(1)を受取位置
    (A、B)にて受けると共に、この受取ったワーク
    (1)を一軸心(O)廻りに回転させて送出位置(D)
    まで搬送する第1搬送手段(2)と、この第1搬送手段
    (2)に供給するワーク(1)を上記受取位置(A、
    B)まで搬送する第2搬送手段(3)とを備えたことを
    特徴とするワーク供給装置。
  2. 【請求項2】 送出位置(D)のワーク(1)が受取位
    置(A)のワーク(1)に対して同一平面上で90°方
    向変換されることを特徴とする請求項1のワーク供給装
    置。
  3. 【請求項3】 ワーク(1)は直方体形状であり、受取
    位置(A)にてその長手方向が水平方向に一致すると共
    に、送出位置(D)にてその長手方向が鉛直方向に一致
    して下方へ送出されることを特徴とする請求項2のワー
    ク供給装置。
  4. 【請求項4】 上記第1搬送手段(2)は、送出位置
    (D)にてワーク(1)を押出す送出機構(21)を備
    えたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかの
    ワーク供給装置。
  5. 【請求項5】 上記第1搬送手段(2)は、ワーク搬送
    状態でワーク(1)を保持すると共に、送出位置(D)
    にてその保持状態を解除する保持機構(20)を備えた
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかのワー
    ク供給装置。
  6. 【請求項6】 保持機構(20)が、ワーク(1)を径
    方向内方へ吸引する吸引機構(22)を有することを特
    徴とする請求項5のワーク供給装置。
  7. 【請求項7】 保持機構(20)が、ワーク(1)の姿
    勢を修正する修正機構(23)を有することを特徴とす
    る請求項5又は請求項6のワーク供給装置。
  8. 【請求項8】 送出位置(D)のワーク(1)が受取位
    置(B)のワーク(1)と同一方向姿勢であることを特
    徴とする請求項1のワーク供給装置。
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