JP2003059701A - 抵抗素材の製造方法 - Google Patents
抵抗素材の製造方法Info
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Abstract
抵抗素材の製造方法を提供する。 【解決手段】 金属製の矩形板材15に対向する辺1
2、13から交互に所定間隔で所定長さの切れ目11を
入れて、ジグザグ状に形成された抵抗素材10の製造方
法であって、複数の矩形板材15を積み重ねて積層体1
8を形成し、積層体18の上下及び少なくとも対向する
2つの側部を十分強度を有する金属製板材16、17、
19〜22を一体化したブロック23によって囲み、ブ
ロック23によって囲まれた複数の矩形板材15からな
る積層体18を、鋸盤によってブロックごと切れ目11
a、11bを形成する。
Description
て使用される薄板金属材によって構成される抵抗素材
(エレメント)の製造方法に関する。
抵抗体が使用されているが、このような抵抗体には、矩
形の薄板材に対向する辺の両側から交互に切れ目(1〜
2mm、スリットとも呼ばれている)を入れて、全体を
ジグザグ状にした長い抵抗素材を多数用いていた。この
抵抗素材の製造にあっては、従来は、プレス加工(例え
ば、タレットパンチプレス等)によって行っていた。
レス加工においては、個々の薄板材毎にパンチ加工を行
うので、時間がかかるという問題があった。また、通常
薄板材はステンレス等の硬い材料でできており、金型の
消耗が激しく、コスト高になるという問題があった。本
発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、加工が短時
間で行え、かつ安価に製造可能な抵抗素材の製造方法を
提供することを目的とする。
明に係る抵抗素材の製造方法は、金属製の矩形板材に該
矩形板材の対向する辺から交互に所定間隔で所定長さの
切れ目を入れて、ジグザグ状に形成された抵抗素材の製
造方法であって、複数の前記矩形板材を積み重ねて積層
体を形成し、該積層体の上下及び少なくとも対向する2
つの側部を十分強度を有する金属製板材を一体化したブ
ロックによって囲み、該ブロックによって囲まれた複数
の前記矩形板材からなる前記積層体を、鋸盤によって前
記ブロックごと前記切れ目を形成している。
法は、第1の発明に係る製造方法において、前記ブロッ
クは、前記積層体の4つの側部に前記金属製板材が設け
られている。第3の発明に係る抵抗素材の製造方法は、
第1、第2の発明に係る製造方法において、前記積層し
た矩形板材は、上下に配置された前記金属製板材を予め
加圧して前記積層体を構成する前記矩形板材を密着させ
た状態で、側部の前記金属製板材が固着される。そし
て、第4の発明に係る抵抗素材の製造方法は、第1〜第
3の発明に係る製造方法において、前記鋸盤はバンドソ
ウであって、前記金属製板材は鉄板からなって、溶接に
よって前記ブロックが形成されている。
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。ここに、図1は本発明の一実施の形
態に係る抵抗素材の製造方法によって製造された抵抗素
材の平面図、図2は同製造方法の一工程を示す側面図、
図3は同製造方法の一工程を示す平面図、図4は同製造
方法の一工程を示す平面図である。
に係る抵抗素材の製造方法によって製造された抵抗素材
10は、例えば幅bが270mm、長さaが300m
m、厚みが0.5mmの金属製の矩形板材の一例である
ステンレス板15(図2参照)を使用し、これに長さが
283mmの切れ目11を対向する辺12、13から交
互に入れてジグザグ状に形成している。この切れ目11
の幅cは2mmであって、隣り合う切れ目11によって
構成する帯状部14の幅dは14mmである。
ず、図2に示すように、厚さ0.5mm、幅270m
m、長さ300mmの薄いステンレス板15を所定枚数
(この実施の形態では100枚)用意して積み重ね、上
下に幅及び長さが同一寸法の金属製板材の一例である厚
みが9mmの鋼製(鉄板)の天井板16及び底板17を
配置した状態で、上部からプレス等で加圧する。これに
よって、ステンレス板15は密着状態の積層体18を形
成する。この場合の加圧力は100kg〜300kg程
度が好ましいが、これより小さくても大きくてもよい。
この状態で、図3に示すように、積層体18の側部に4
枚の金属製板材(鉄板)によってなる側板19〜22を
配置し、その上下端を天井板16及び底板17に溶接す
ると共に、隣り合う側板19〜22の端部も溶接する。
これによって、天井板16、底板17及び側板19〜2
2からなるブロック23が形成され、このブロック23
によって、積層体18の周囲を囲んでいる。
状態を解いて、内部に積層体18が入ったブロック23
を鋸盤の一例であるバンドソウに載せて、バンドソウ自
体に設けられているクランプ機構によって、図4に示す
ように、積層体18を構成する各ステンレス板15の幅
方向がバンドソウの切断方向に直交するように配置す
る。ここで、バンドソウの刃幅は約2mm程度とする。
そして、図4において左から側板の厚み9mmを含んで
23mmの位置にバンドソウを入れ、長さ292mmの
切れ目11aを入れる。このような切れ目11aを30
mmピッチで順次入れて、合計8本の切れ目11aを形
成する。
3を上下逆にして同一位置に配置し、クランプ機構によ
ってバンドソウの所定位置に固定する。この状態で、端
から23mmの位置に深さ292mmの切れ目11bを
入れ、以後30mmピッチで同一の切れ目11bを順次
形成する。なお、切れ目11a、11bの形成にあって
は、ブロック23を固定している加工台に所定の送りを
かけることによって行う。また、抵抗素材10に厳密な
寸法が必要な場合には、ステンレス板15の加工寸法を
正確に行う他、天井板16、底板17、及び各側板19
〜22の厚みも正確なものを使用する。
19〜22の溶接部を外すことによって、積層体18を
取り出し、各ステンレス板15に分ければ、図1に示す
ような抵抗素材10が完成する。なお、各溶接部を外す
場合には、バンドソウを用いて、溶接部を切断してもよ
い。
て説明したが、本発明は上記寸法に限定されず、必要に
応じて自由に変えることはできる。また、天井板、底板
及び各側板の厚みはこの実施の形態では9mmであった
が、抵抗素材10の帯状部14(この実施の形態では1
4mm)の2/3以上であるのが好ましい。また、厚す
ぎるとバンドソウの切断に余分なエネルギーを必要とす
るので、帯状部14の幅の2倍程度以下でよい。更に
は、この実施の形態においては、矩形板材としてステン
レス板を使用したが、その他の板材(例えば、鋼板、電
気抵抗素材)であっても本発明が適用できることは当然
である。また、前記実施の形態においては、積層体の周
囲に側板を配置したが、厚めの板を使用すれば、対向す
る2つの側部のみに側板を配置することもできる。
においては、複数の矩形板材を積み重ねて積層体を形成
し、積層体の上下及び少なくとも対向する2つの側部を
十分強度を有する金属製板材を一体化したブロックによ
って囲み、ブロックによって囲まれた複数の矩形板材か
らなる積層体を、鋸盤によってブロックごと切れ目を形
成したので、その製造が極めて容易となり、安価に抵抗
素材を製造できることになった。特に、請求項2記載の
抵抗素材の製造方法においては、ブロックは、積層体の
4つの側部に金属製板材が設けられているので、より強
固に積層体を保持でき、より寸法精度のよい抵抗素材を
製造できる。
ては、積層した矩形板材は、上下に配置された金属製板
材を予め加圧して積層体を構成する矩形板材を密着させ
た状態で、側部の金属製板材が固着されるので、矩形板
材が密着し、鋸盤によって切断時の振動などが無くな
る。そして、請求項4記載の抵抗素材の製造方法におい
ては、鋸盤はバンドソウであって、金属製板材は鉄板か
らなって、溶接によってブロックが形成されているの
で、より安価に抵抗素材を製造できる。
法によって製造された抵抗素材の平面図である。
2、13:辺、14:帯状部、15:ステンレス板、1
6:天井板、17:底板、18:積層体、19〜22:
側板、23:ブロック
Claims (4)
- 【請求項1】 金属製の矩形板材に該矩形板材の対向す
る辺から交互に所定間隔で所定長さの切れ目を入れて、
ジグザグ状に形成された抵抗素材の製造方法であって、
複数の前記矩形板材を積み重ねて積層体を形成し、該積
層体の上下及び少なくとも対向する2つの側部を十分強
度を有する金属製板材を一体化したブロックによって囲
み、該ブロックによって囲まれた複数の前記矩形板材か
らなる前記積層体を、鋸盤によって前記ブロックごと前
記切れ目を形成することを特徴とする抵抗素材の製造方
法。 - 【請求項2】 請求項1記載の抵抗素材の製造方法にお
いて、前記ブロックは、前記積層体の4つの側部に前記
金属製板材が設けられていることを特徴とする抵抗素材
の製造方法。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載の抵抗素材の製造方
法において、前記積層した矩形板材は、上下に配置され
た前記金属製板材を予め加圧して前記積層体を構成する
前記矩形板材を密着させた状態で、側部の前記金属製板
材が固着されることを特徴とする抵抗素材の製造方法。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の抵
抗素材の製造方法において、前記鋸盤はバンドソウであ
って、前記金属製板材は鉄板からなって、溶接によって
前記ブロックが形成されていることを特徴とする抵抗素
材の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001250159A JP3765738B2 (ja) | 2001-08-21 | 2001-08-21 | 抵抗素材の製造方法 |
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JP3765738B2 JP3765738B2 (ja) | 2006-04-12 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2468677A (en) * | 2009-03-17 | 2010-09-22 | Eltek Valere As | Resistor device |
CN105575568A (zh) * | 2016-01-29 | 2016-05-11 | 太仓弘杉环保科技有限公司 | 一种起重机不锈钢电阻片 |
JP2021093328A (ja) * | 2019-12-12 | 2021-06-17 | 東洋システム株式会社 | 負荷抵抗装置 |
-
2001
- 2001-08-21 JP JP2001250159A patent/JP3765738B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP3765738B2 (ja) | 2006-04-12 |
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