JPH08168834A - 積層体の製造方法 - Google Patents

積層体の製造方法

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JPH08168834A
JPH08168834A JP33420394A JP33420394A JPH08168834A JP H08168834 A JPH08168834 A JP H08168834A JP 33420394 A JP33420394 A JP 33420394A JP 33420394 A JP33420394 A JP 33420394A JP H08168834 A JPH08168834 A JP H08168834A
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JP33420394A
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Yoshitsugu Shimizu
義次 清水
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はプレス加工によって打ち抜いた板状
部品を正確に且つ簡単に位置決めしながら多段状に積層
すること。 【構成】 金属板材をプレス加工により打ち抜き板状部
品を形成するプレス工程と、この部品を多段状に積層し
固定する積層工程とからなり、上記プレス工程において
部品の外周面に剪断面と破断面を形成すると共に、破断
面の一部に舌片状の係止片を垂れ下がるように残存形成
し、上記積層工程において上記係止片が部品の剪断面側
にかぶさるように部品をそれぞれ重ね合わせ食い込ませ
ることにより部品を積層固定したこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は金属板材をプレス加工に
よって打ち抜いた板状部品を、複数多段状に積み重ねた
積層体の製造方法に関し、特に電子部品等のように精密
な小型部品の積層体に有用な製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子部品の積層体の一例である磁
気ヘッドの磁気コアは次のようにして製造している。先
ず、高透磁率材の薄板を略C字状にプレス加工によって
打ち抜きコア薄板を形成する。次に、コア薄板を高温で
加熱する。次に、コア薄板を手作業により所定枚数絶縁
性の接着剤を間に挟み積層する。次に、コア薄板の積層
体を加圧しコア薄板どうしを接着剤を介して圧着するこ
とにより磁気コアの積層体を形成する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで上述のような
従来の磁気コアの積層体の製造方法では、プレス加工に
よって打ち抜かれたコア薄板を、複数枚多段状に整列し
積層することは大変繁雑である。すなわち、上記コアは
幅が約10mm以下と小さく、且つ厚さが約0.3mm
以下ととても薄いので、これらのコア薄板を手作業で複
数枚位置ズレしないように重ね合わせる作業は熟練を要
するものである。仮に上手く重ね合わされたとしても作
業時間がかかり、コストアップにもつながっていた。
【0004】そこで、本発明はプレス加工によって打ち
抜いた板状部品を正確に且つ簡単に位置決めしながら多
段状に積層することができ、特に小型の電子部品に有用
な積層体の製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の本発明は金属
板材をプレス加工により打ち抜き板状部品を形成するプ
レス工程と、この部品を多段状に積層し固定する積層工
程とからなり、上記プレス工程において部品の外周面に
剪断面と破断面を形成すると共に破断面の一部に舌片状
の係止片を垂れ下がるように残存形成し、上記積層工程
において上記係止片が部品の剪断面側にかぶさるように
部品をそれぞれ重ね合わせ食い込ませることにより部品
を積層固定したことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】部品を積層するときに舌片状の係止片が各部品
の位置決め作用をなし、各部品を位置ズレを起こすこと
無く積層することができる。
【0007】
【実施例】次に本発明の一実施例を図面を参照しながら
説明する。図1は電子部品の一例である磁気ヘッドの磁
気コアのコア薄板の外観斜視図である。このコア薄板1
は高透磁率材からなり、プレス加工によって略C字状に
打ち抜き形成されている。このコア薄板1のC字状の各
先端1a、1aには舌片状の係止片2、2が上記プレス
加工時に形成されている。これら係止片2、2の幅wは
0.3mm〜0.5mmである。
【0008】次に、上記係止片2、2の形成方法につい
て具体的に説明する。図2はそれぞれコア薄板1を打ち
抜くプレス機10の金型の要部を示す断面図であり、上
型11と下型12とからなる。図2に示すように上型1
1と下型12において、上記係止片2、2に対応する部
分以外の部分の打ち抜きクリアランスW1とコア薄板の
厚さTとの関係はW1=0.03〜0.06×Tとなっ
ている。また、図3に示すように上型11と下型12に
おいて、上記係止片2、2に対応する部分の打ち抜きク
リアランスW2とコア薄板の厚さTとの関係はW2=
0.2〜0.3×Tとなっている。
【0009】すなわち、図2は一般のプレス機の打ち抜
き状態を示すものであり、上述のW1とTの関係により
コア薄板1の外周面には剪断面1Aと破断面1Bが生
じ、打ち抜き面にはバリ等の発生もなく、きれいに打ち
抜かれる。ところが、プレス機10の上記係止片2、2
に対応する部分はW2とTの関係により、破断面1Bに
舌片状のバリが形成される。このバリが上記係止片2、
2となる。
【0010】次に上記コア薄板1の積層方法について説
明する。上述のように形成されたコア薄板1は図4に示
すように所定枚数重ねられる。この時、上記係止片2、
2は重ね合わされるコア薄板1の外周面におおいかぶさ
り、さらにこれら各コア薄板1に対して図4中矢印A方
向、すなわち重ね合わされる方向に押圧力を加えると上
記係止片2、2は重なり合うコア薄板1の剪断面1Aに
食い込む。これにより各コア薄板1は所定の位置に整列
した状態で位置決めされたことになる。従って、コア薄
板1のように小さな部品であっても簡単に積層位置決め
することができるので、従来のように手作業による位置
決めの繁雑さはなく簡単に積層することができる。
【0011】上述のように位置決めされたコア薄板1間
には絶縁性の樹脂20が図4矢印B方向より注入され
る。この時も上記各コア薄板1は係止片2、2によって
しっかりと位置決めされているので、この樹脂注入によ
ってコア薄板1の積層状態が崩れることもない。
【0012】次に、図5に示すように積層されたコア薄
板1の上記係止片2、2が存在する先端1a、1aは研
削され、上記係止片2、2は切り落とされる。上記係止
片2、2を切り落としても各コア薄板1は樹脂20によ
り、その積層状態は保たれる。
【0013】上記実施例においては係止片2、2をコア
薄板1の各先端1a、1aに設けた例について説明した
が、係止片はコア薄板1の外周面のどの位置に設けても
良く、要は係止片がコア薄板1を重ね合わせたときにコ
ア薄板1の剪断面に食い込むもので有ればよいので、係
止片の設ける位置は限定はされない。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、プ
レス加工によって打ち抜いた板状部品を正確に且つ簡単
に位置決めしながら多段状に積層することができ、特に
小型の電子部品に有用な積層体の製造方法を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すコア薄板の外観斜視
図。
【図2】プレス機の一要部を示す拡大断面図。
【図3】プレス機の他の要部を示す拡大断面図。
【図4】積層されたコア薄板の要部拡大断面図る
【図5】磁気コアの外観斜視図。
【符号の説明】
1 コア薄板 1A 剪断面 1B 破断面 2 係止片 10 プレス機 11 上型 12 下型

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属板材をプレス加工により打ち抜き板
    状部品を形成するプレス工程と、この部品を多段状に積
    層し固定する積層工程とからなり、上記プレス工程にお
    いて部品の外周面に剪断面と破断面を形成すると共に破
    断面の一部に舌片状の係止片を垂れ下がるように残存形
    成し、上記積層工程において上記係止片が部品の剪断面
    側にかぶさるように部品をそれぞれ重ね合わせ食い込ま
    せることにより部品を積層固定したことを特徴とする積
    層体の製造方法。
  2. 【請求項2】 上記プレス工程において、上記係止片が
    打ち抜かれる上型と下型との打ち抜きクリアランスWと
    金属板材の厚さTとの関係が数1からなることを特徴と
    する請求項1記載の積層体の製造方法。 【数1】W=T×0.2〜0.3
JP33420394A 1994-12-15 1994-12-15 積層体の製造方法 Withdrawn JPH08168834A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017189785A (ja) * 2016-04-12 2017-10-19 パナソニックIpマネジメント株式会社 薄帯積層材の打抜方法および打抜装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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