JP2003059371A - リミットスイッチ - Google Patents

リミットスイッチ

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JP2003059371A
JP2003059371A JP2001246143A JP2001246143A JP2003059371A JP 2003059371 A JP2003059371 A JP 2003059371A JP 2001246143 A JP2001246143 A JP 2001246143A JP 2001246143 A JP2001246143 A JP 2001246143A JP 2003059371 A JP2003059371 A JP 2003059371A
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JP
Japan
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plunger
switch
case
movable piece
holding
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001246143A
Other languages
English (en)
Inventor
Norio Iwakiri
憲雄 岩切
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スイッチプランジャが、複数の可動片を上下
方向(スイッチプランジャの押込み方向)に保持してい
て、スイッチ全体が背丈(高さ寸法)が大きくなってい
た。 【解決手段】 ケース部11に、押し込まれることによ
り押込み方向に移動するスイッチプランジャ52と、ス
イッチプランジャ52を押込むことによって作動する可
動片55L、55Rと、可動片55L、55Rが有する
可動接点70L、70Rとの間で離接することによって
スイッチ部を構成する固定接点40、46とを備えたリ
ミットスイッチであって、各可動片55L、55Rを、
スイッチプランジャ52の押込み方向線に沿う両側部に
それぞれ並配するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物体検知等に用い
られるリミットスイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のリミットスイッチとしては図18
及び図19に示すものがある。このリミットスイッチ
は、ケース112にシールキャップ121を介してプラ
ンジャ113を設けると共に、このプランジャ113の
作動により動作するスイッチ部114を内蔵して構成し
てある。
【0003】このスイッチ部114は、ケース112の
内部の上下(プランジャ113の押込み方向)に配置さ
れた固定端子119、120と、2つの可動片116、
117を上下(プランジャ113の押込み方向)に保持
したスイッチプランジャ115と、復帰ばね118とを
備えており、スイッチプランジャ115は、ケース11
2内に復帰ばね118により保持された状態で移動可能
に収容されていて、上側の可動片116に設けた可動接
点116aと上側の固定端子119の固定接点119a
とでノーマルクローズ接点部を構成しており、下側の可
動片117に設けた可動接点117aと下側の固定端子
120の固定接点120aとでノーマルオープン接点部
を構成している。
【0004】そして、プランジャ113が押されて、ス
イッチプランジャ115が押され、スイッチ部114が
スイッチング作動を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
リミットスイッチにあっては、スイッチ部114におい
て、スイッチプランジャ115に、2つの可動片11
6、117が上下(プランジャ113の押込み方向)に
位置しているために、リミットスイッチ全体の背丈(高
さ寸法)が大きくなり、低背設計ができないという問題
点があった。
【0006】本発明は、上記の問題点に着目して成され
たものであって、その目的とするところは、低背設計が
可能になって背丈を低くすることができるリミットスイ
ッチを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係るリミットスイッチは、スイッチケー
スに、押し込まれることにより押込み方向に移動するス
イッチプランジャと、スイッチプランジャを押込むこと
によって作動する可動片と、可動片が有する可動接点と
の間で離接することによってスイッチ部を構成する固定
接点とを備えたリミットスイッチであって、可動片は、
少なくとも一対を有して構成してあり、各可動片を、ス
イッチプランジャの押込み方向線に沿う両側部にそれぞ
れ並置するようにしたものである。
【0008】かかる構成により、各可動片がスイッチプ
ランジャの押込み方向線に沿う両側部にそれぞれ並置さ
れるために、低背設計が可能になり、スイッチプランジ
ャが、このスイッチプランジャの押込み方向に沿うよう
に複数の可動片を保持した従来のリミットスイッチに比
べて、背丈の低いリミットスイッチが実現できる。
【0009】ここで、リミットスイッチとは、安全関連
規格(耐電圧試験、電気的開閉試験、ケーブル強度試験
など)を取得したセーフティリミットスイッチなどを含
む。
【0010】また、本発明に係るリミットスイッチは、
上記した本発明に係るリミットスイッチにおいて、各可
動片は、スイッチプランジャの押込み方向に対して互い
に離間した状態でスイッチプランジャの両側部にそれぞ
れ並置してある。
【0011】かかる構成により、各可動片がスイッチプ
ランジャの押込み方向に対して互いに離間してスイッチ
プランジャの両側部にそれぞれ並置してあるために、低
背設計が可能になり、スイッチプランジャが、このスイ
ッチプランジャの押込み方向に沿うように複数の可動片
を保持した従来のリミットスイッチに比べて、背丈の低
いリミットスイッチが実現できる。
【0012】また、本発明に係るリミットスイッチは、
上記した本発明に係るリミットスイッチにおいて、各可
動片を、スイッチプランジャの押込み方向線に対して互
いに略水平になるようにスイッチプランジャの両側部に
それぞれ並置するようにしたものである。
【0013】かかる構成により、各可動片がスイッチプ
ランジャの押込み方向線に対して互いに略水平になるよ
うにスイッチプランジャの両側部にそれぞれ並置してあ
るために、低背設計が可能になり、スイッチプランジャ
が、このスイッチプランジャの押込み方向に沿うように
複数の可動片を保持した従来のリミットスイッチに比べ
て、背丈の低いリミットスイッチが実現できる。
【0014】また、本発明に係るリミットスイッチは、
上記した本発明に係るリミットスイッチにおいて、各可
動片は、スイッチプランジャの両側部にそれぞれ設けた
可動片保持部に保持されることによって、スイッチプラ
ンジャの押込み方向線に沿う両側部にそれぞれ並置され
るようにしてある。
【0015】かかる構成により、各可動片を、スイッチ
プランジャの押込み方向線に沿う両側部にそれぞれ並置
することが可能になり、背丈の低いリミットスイッチが
実現に寄与することができる。
【0016】また、本発明に係るリミットスイッチは、
上記した本発明に係るリミットスイッチにおいて、可動
片保持部は、スイッチプランジャの両側部に、押込み方
向に対して互いに離間するように一対の保持片を設けて
構成してあり、一対の保持片間に弾性部材を介装させた
状態で可動片を配置して保持するようにしたものであ
る。
【0017】かかる構成により、可動片をスイッチプラ
ンジャの押込み方向線に沿う両側部に並置することが可
能になり、背丈の低いリミットスイッチが実現に寄与す
ることができる。
【0018】また、本発明に係るリミットスイッチは、
上記した本発明に係るリミットスイッチにおいて、一対
の保持片の一方に、可動片の作動方向を案内する可動片
ガイド部を形成した。
【0019】かかる構成により、可動片を可動片保持部
に確実に位置させることができて、スイッチプランジャ
の押込み方向線に沿う両側部に並置することが可能にな
り、背丈の低いリミットスイッチが実現に寄与すること
ができる。
【0020】また、本発明に係るリミットスイッチは、
上記した本発明に係るリミットスイッチにおいて、スイ
ッチプランジャ及び保持片の少なくともいずれか一方
に、可動片をスイッチプランジャの押込み方向線に沿う
ように案内する案内部を設けたものである。
【0021】かかる構成により、可動片が、案内部によ
りスイッチプランジャの押込み方向線に沿うように案内
されるために、可動片が作動方向に移動する場合に振れ
る(横振れする)ことがなく、確実に作動することがで
きる。
【0022】ここで、案内部は、例えばスイッチプラン
ジャの周面に形成した平坦面で構成されるし、また、保
持片に、スイッチプランジャの押込み方向線に沿うよう
に形成された案内片部の内面部で構成される。
【0023】また、本発明に係るリミットスイッチは、
上記した本発明に係るリミットスイッチにおいて、可動
片保持部で保持される可動片の可動接点を固定接点に接
触させてノーマルクローズ接点部を構成し、スイッチプ
ランジャの押し込み時に可動片保持部を押込み方向に移
動させて保持片で可動片を押すことによって、ノーマル
クローズ接点部の強制開離を行うようにしたものであ
る。
【0024】かかる構成により、スイッチプランジャを
押込み、このスイッチプランジャに設けられた保持片で
可動片を押し下げてノーマルクローズ接点部の強制開離
を行うことができて、セーフティリミットスイッチが提
供できる。
【0025】また、本発明に係るリミットスイッチは、
上記した本発明に係るリミットスイッチにおいて、スイ
ッチケースが、ケース部と、このケース部に被さるヘッ
ドカバーとを有し、ケース部とヘッドカバーとの間に、
この間の封止を行うシール部材を介装し、シール部材に
プランジャ用シール部を設けて、このプランジャ用シー
ル部で、スイッチプランジャの押し下げを行うプランジ
ャを保持すると共に、このプランジャ保持部分の封止を
行うようにしたものである。
【0026】かかる構成により、ケースとヘッドカバー
との間の封止と、プランジャの保持部分の封止とを一枚
のシール部材で行うことができて、部品点数の削減が可
能になって、リミットスイッチの低背設計に寄与するこ
とができる。
【0027】また、本発明に係るリミットスイッチは、
上記した本発明に係るリミットスイッチにおいて、シー
ル部材にシールキャップ部を形成し、このシールキャッ
プ部の端部にプランジャを嵌入保持するプランジャ嵌合
孔部を設けることによってプランジャ用シール部を構成
したものである。
【0028】かかる構成により、プランジャの保持と、
この保持部分の封止とをシールキャップ部で行うことが
できて、部品点数の削減が可能になる。
【0029】また、本発明に係るリミットスイッチは、
上記した本発明に係るリミットスイッチにおいて、スイ
ッチケースが、ケース部と、このケース部に着脱可能に
結合されるベースカバーとを有し、ケース部の一端部を
ベースカバーの一端部に係脱可能に且つ回転可能に係合
し、この係合部を支点にしてケース部を回転させるよう
に構成し、且つケース部の他端部をベースカバーの他端
部に係脱可能に係止するように構成したものである。
【0030】かかる構成により、ケース部をベースカバ
ー側に押し込むことにより、係合部を支点にして回転
し、ケース部の他端部をベースカバーの他端部に係止し
て、このケース部をベースカバーに組み付けることがで
きる。
【0031】また、本発明に係るリミットスイッチは、
上記した本発明に係るリミットスイッチにおいて、ケー
ス部の一端部とベースカバーの一端部との係合を、ベー
スカバーの一端部に突設された一方の突出部のカバー側
係合部と、ケース部に設けたケース側係合部との係合で
行い、ケース部の他端部とベースカバーの他端部との係
止を、ベースカバーの他端部に突設された他方の突出部
のカバー側係止部と、ケース部に設けたケース側係止部
との係止で行い、他方の突出部の先部に、カバー側係止
部をケース側係止部から外す分解工具の差込み部を設け
るようにしたものである。
【0032】かかる構成により、ケース部のケース側係
合部に、ベースカバーのカバー側係合部を引掛けて、ケ
ース部をベースカバー側に押し込むことにより、カバー
側係合部を支点にして回転し、ケース部の他方の端面部
の縁部が、ベースカバーの他方の突出部を外方に押しや
り、ケース部がベースカバーに重なった状態で、他方の
突出部が弾性をもって復帰してカバー側係止部がケース
のケース側係止部に係止されて、ベースカバーにケース
部を組み付けることができる。
【0033】また、ベースカバーからケース部を外す場
合には、差込み部に、ドライバーのような分解工具を差
込み、こじることで、ベースカバーの他方の突出部を外
方に押しやり、カバー側係止合部をケース側係止部から
外し、ケースをベースカバー側とは反対側に引くことに
よりカバー側係合部を支点にして組付けの場合とは逆に
回転させて、ケース部をベースカバーから外すことがで
きる。
【0034】このために、ケース部をベースカバーに確
実に取付けることができるし、しかも、ドライバーのよ
うな分解工具を用いない限り、ケース部からベースカバ
ーを外すことができないものになる。したがって、ベー
スカバーが他の物体に引っ掛かっても、ケース部からベ
ースカバーが外れることがなく、安全性の高いリミット
スイッチが提供できる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0036】図1は本発明に係るミットスイッチの斜視
図、図2は同リミットスイッチの分解状態の斜視図、図
3は図1のX−X線に沿う断面図である。なお、図面に
おいて、説明の便宜上、上下方向、前後方向及び左右方
向を図示のように設定する。
【0037】本発明に係るリミットスイッチは、大別し
てベースカバー1と、ケース部11と、スイッチ部51
と、絶縁プレート81と、プランジャ機構部83と、ヘ
ッドカバー94とで構成してある。そして、ベースカバ
ー1とケース部11とヘッドカバー94とでスイッチケ
ースが構成してある。
【0038】ベースカバー1は、図1及び図2に示すよ
うに前、後面部1a、1b、左、右面部1c、1d及び
底面部1eを有し且つ上面が開放されたボックス状のカ
バー本体1Aを備えており、左、右面部1c、1dの上
部は前、後面部1a、1bの上縁部より上方に突出して
おり、また、右面部1dは左面部1cより上方に突出し
ている。
【0039】そして、一方の端面部である左面部1cの
突出部(一方の突出部)2の内面には前後方向に沿うカ
バー側係合部である係合突起部3が形成してあり、右面
部1dの突出部(他方の突出部)4の内面には前後方向
に沿うカバー側係止部である係止突起部5が形成してあ
る。そして、この係止突起部5の上縁部の内側には傾斜
面部6が形成してある。
【0040】また、右面部1dの突出部4の縁部中央は
長方形状に切り欠かれていて、ドライバーのような工具
の差込み部7が形成してある。また、右面部1dの突出
部4の内面の中間部は他の部位に比べて薄肉になされて
いて、この薄肉部4Aの部分で右面部1dは左右方向に
撓むことが可能である。
【0041】また、ベースカバー1の右面部1dの中央
には、円筒状のケーブル導入部8が形成してあり、この
ケーブル導入部8の外周面部には雄ねじ9が形成してあ
る。そして、ケーブル導入部8の雄ねじ9にはシール締
付用ナット部材10が螺合されるものである。
【0042】ケース部11は、図4乃至図7に示すよう
に、前、後面部11a、11b、左、右面部11c、1
1d及び底面部11eを有し且つ上面が開放されたボッ
クス状のケース本体11Aを備えており、このケース本
体11Aの内部には、その中央に凹部からなるスイッチ
要素配置部12が、また、このスイッチ要素配置部12
を挟んだ左右に固定端子配置部13L、13Rがそれぞ
れケース本体11Aと一体にして設けてある。
【0043】スイッチ要素配置部12の前、後壁部
(前、後面部11a、11bの内面)には、その中央に
位置させて上下方向に沿う案内溝部14aを有する案内
部14が形成してある。また、スイッチ要素配置部12
の底部中央にはばね保持用突起部15が設けてある。
【0044】左側の固定端子配置部13Lは、前、後面
部11a、11b間に渡された立壁部16と、この立壁
部16からスイッチ要素配置部12側に向かって突出す
る前後のボス形成壁部17、18と、立壁部16とケー
ス本体11Aの左面部11cとの間に形成された端子収
容部19とを有している。
【0045】そして、前後のボス形成壁部17、18の
上端部には端子固定用ボス20、21が突設してある。
また、端子収容部19は、前後の端子挿入溝部22、2
3と、、端子収容部19の底面に形成されて前後の端子
挿入溝部22、23に連なる前後の端子貫通孔部24、
25とで構成してある。
【0046】なお、右側の固定端子配置部13Rは、左
側の固定端子配置部13Lと同構成であるために同じ部
位には同じ符号を付して説明を省略する。
【0047】また、前、後面部11a、11bの内面の
中央にはプレート受部1Hが設けてある。また、ケース
本体11Aの底面部11eの外面には、図7に示すよう
に左右方向に沿う外側隔壁部26が前後に設けてあり、
また、底面部11eの外面の左右には、前後の端子貫通
孔部24、25を隔絶するようにして内側隔壁部27が
それぞれ形成してある。
【0048】また、ケース本体11Aの左面部11cの
外面には、上側係合溝部28と、ケース側係合部である
下側係合溝部29とがそれぞれ前後方向に沿わせて形成
してあり、下側係合溝部29の上面は傾斜面29aにし
てある。また、ケース本体11Aの右面部11dの外面
には、上側係合溝部30とケース側係止部である下側係
止溝部31とがそれぞれ前後方向に沿わせて形成してあ
る。また、ケース本体11Aには、その前後方向に抜け
る取付孔32が左右に設けてある。また、図5、図6に
示すように、ケース本体11Aの上縁部には全周に亘っ
てシール装着部11Fが形成してある。また、ケース本
体11Aの周面部(前、後面部11a、11b、左、右
面部11c、11d)の下部にはシールリング溝部1G
が設けてある。
【0049】そして、図6に示すように、左側の固定端
子配置部13Lには、左の一対の固定端子33が、右側
の固定端子配置部13Rには右の一対の固定端子34が
それぞれ取付けてある。
【0050】すなわち、左の一対の固定端子33は、左
側の固定端子配置部13Lの端子挿入溝部22(23)
に挿入される挿入部35を有しており、この挿入部35
の下部には、この挿入部35に対して直角に屈曲される
リード線接続部36が形成してあり、このリード線接続
部36にはねじ孔37が設けてある。また、挿入部35
の上部には、この挿入部35に対して直角に屈曲された
接点取付部38が形成してあり、この接点取付部38の
中間部にはボス挿入孔部39が形成してあり、また、接
点取付部38の先部には固定接点40が取付けてある。
【0051】また、右の一対の固定端子34は、右側の
固定端子配置部13Rの端子挿入溝部22(23)に挿
入される挿入部41を有しており、この挿入部41の下
部には、この挿入部41に対して直角に屈曲されるリー
ド線接続部42が形成してあり、このリード線接続部4
2にはねじ孔43が設けてある。また、挿入部41の上
部には、逆U字形状に屈曲されており、この屈曲部44
の先部を略直角に屈曲して接点取付部44Aが形成して
ある。そして、屈曲部44の中間部にはボス挿入孔部4
5が形成してあり、また、接点取付部44Aには固定接
点46が取付けてある。
【0052】左の一対の固定端子33は、その挿入部3
5を、それぞれに、左側の固定端子配置部13Lの前、
後側の端子挿入溝部22、23に挿入(圧入)し、リー
ド線接続部36を端子貫通孔部24からケース部11の
底面部11e外に突出させて屈曲し、また、ボス挿入孔
部39を端子固定用ボス20に嵌合させて熱カシメを施
して、左側の固定端子配置部13Lに取付けてある。
【0053】また、右の一対の固定端子34は、その挿
入部41を、それぞれに、右側の固定端子配置部13R
の端子挿入溝部22、23に挿入(圧入)し、リード線
接続部42を端子貫通孔部24、25からケース部11
の底面部11e外に突出させて屈曲し、また、ボス挿入
孔部45を端子固定用ボス21に嵌合させて熱カシメを
施し、右側の固定端子配置部13Rに取付けてある。
【0054】そして、左の一対の固定端子33の、ケー
ス部11の底面部11e外に突出したリード線接続部3
6には当金部材47が端子ねじ部材48で取付けてあ
り、右の一対の固定端子34の、ケース部11の底面部
11e外に突出したリード線接続部42には当金部材4
9が端子ねじ部材50で取付けてある。
【0055】上記のようにケース部11に装着された左
の一対の固定端子33は、それぞれの固定接点40をス
イッチ要素配置部12の左側上部に位置させており、ま
た、右の一対の固定端子34は、それぞれの固定接点4
6をスイッチ要素配置部12の右側下部に位置させてい
る。
【0056】スイッチ部51は、図8に示すように、上
記したそれぞれ一対の固定端子33、34と、スイッチ
プランジャ52と、このスイッチプランジャ52に設け
られて可動片保持部60、61により保持された可動片
55L、55Rと、復帰ばね57とで構成してある。
【0057】スイッチプランジャ52は、図9の(1)
に示すように円柱状のプランジャ本体52Aを有してお
り、このプランジャ本体52Aの上面部52aには嵌合
孔部58が、下面部52bにはばね挿入孔部59(図3
に開示)がそれぞれ設けてある。また、プランジャ本体
52Aの前、後部にはそれぞれガイド用突起部68が設
けてあり、また、プランジャ本体52Aの左、右側部に
は、スイッチプランジャ側の可動片案内部(案内部)で
ある平坦面52B、52Cが形成してある。更に、プラ
ンジャ本体52Aの左側には左側の可動片保持部60
が、右側には右側の可動片保持部61がそれぞれ設けて
ある。
【0058】左側の可動片保持部60は上、下側の保持
片62、63を有しており、上側の保持片62は、プラ
ンジャ本体52Aの押込み方向線に対して直角方向に突
出する突出部62aに、この押込み方向線に平行する下
向きの案内片部62bを形成して構成してあり、この案
内片部62bの内面部62cは保持片側の可動片案内部
(案内部)を構成している。そして、この案内片部62
bの内面部62cは、プランジャ本体52Aに形成した
平坦面52Bに対向し、且つ平行している。
【0059】そして、上側の保持片62の突出部62a
には下向きにばねガイドを兼ねる可動片ガイド部64A
が設けてあり、下側の保持片63には上向きにばねガイ
ド部64Bが設けてある。
【0060】また、右側の可動片保持部61は上、下側
の保持片65、66を有しており、下側の保持片66
は、プランジャ本体52Aの押込み方向線に対して直角
方向に突出する突出部66aに、この押込み方向線に平
行する上向きの案内片部66bを形成して構成してあ
り、この案内片部66bの内面部66cは保持片側の可
動片案内部(案内部)を構成している。そして、この案
内片部66bの内面部66cは、プランジャ本体52A
に形成した平坦面52Cに対向し、且つ平行している。
【0061】そして、上側の保持片65には下向きにば
ねガイド部67Aが設けてあり、下側の保持片66の突
出部66aには上向きにばねガイドを兼ねる可動片ガイ
ド部67Bが設けてある。
【0062】可動片55L(55R)は、図9の(2)
に示すように、その中央部に孔部69を有しており、ま
た、その両端部に可動接点70L(70R)を取付けた
構成である。
【0063】そして、左側の可動片保持部60には、孔
部69に可動片ガイド部64Aが差込まれた状態で左の
可動片55Lが配置してあり、また、左側の可動片保持
部60には、弾性部材である保持ばね53が、その両端
部を可動片ガイド部64Aとばねガイド部64Bとによ
り保持された状態で設けてあり、可動片55Lは保持ば
ね53により持ち上げられていて、上側の保持片62に
押し付けられている。
【0064】この場合、左の可動片55Lは、図12に
示すように、その左側縁部55L−aを案内片部62b
の内面部62cに摺接させており、また、その右側縁部
55L−bをプランジャ本体52Aの平坦面52Bに摺
接させていて、左の可動片55Lの横振れが防止されて
いる。
【0065】また、右側の可動片保持部61には、孔部
69に可動片ガイド部67Bが差込まれた状態で右の可
動片55Rが配置してあり、右側の可動片保持部61に
は、弾性部材である保持ばね54が、その両端部を可動
片ガイド部67Bとばねガイド部67Aとにより保持さ
れた状態で設けてあり、この可動片55Rは保持ばね5
4により下側の保持片66に押し付けられている。
【0066】この場合、右の可動片55Rは、図12に
示すように、その右側縁部55R−aを、案内片部66
bの内面部66cに摺接させており、また、その左側縁
部55R−bを、プランジャ本体52Aの平坦面52C
に摺接させていて、右の可動片55Rの横振れが防止さ
れている。
【0067】絶縁プレート81は、図2及び図3に示す
ように絶縁材よりなる長方形状のプレート81Aの中央
に孔部82を設けて構成してある。
【0068】プランジャ機構部83は、図2及び図3に
示すようにシール部材84と、このシール部材84の後
述するシールキャップ部85で保持されたプランジャ9
0とを備えている。
【0069】シール部材84は、図2、図3及び図10
に示すように弾性材よりなる長方形状のプレート状のシ
ール本体84Aを有しており、このシール本体84Aの
中央部には、プランジャ用シール部を構成するシールキ
ャップ部85がシール本体84Aと一体に形成してあ
る。すなわち、シール本体84Aの中央部には円形の凹
部86が形成してあり、この凹部86の周壁部86aの
下縁部に連ねて略ドーム状のシールキャップ部85が形
成してある。このシールキャップ部85の端部にはプラ
ンジャ嵌合孔部85Aが設けてある。また、プレート本
体84Aの裏面部には左右方向に沿うリブ87と前後方
向に沿うリブ88とが一体に形成してある。
【0070】また、プランジャ90は、その中間部に鍔
部91を有していて、この鍔部91より上部が押圧部9
2に、下部が嵌入部93にそれぞれ成されている。そし
て、プランジャ90は、その嵌入部93をプランジャ嵌
合孔部86に嵌入して、シールキャップ部85に取付け
てある。
【0071】ヘッドカバー94は、図1乃至図3に示す
ようにボックス形状をしており、その上面部94aの中
央部には隆起部95が形成してあり、この隆起部95の
中央部に孔部96が設けてある。また、左、右面部94
d、94eの内面下部に係合突起部97が設けてある。
また、ヘッドカバー94の上面部94aの内面には、そ
の周壁部寄りにシール押え部94Fが形成してある。
【0072】次に、リミットスイッチの組立を説明す
る。
【0073】ケース部11のスイッチ要素配置部12に
は、可動片55L、55Rを保持したスイッチプランジ
ャ52が、そのばね挿入孔部59に復帰ばね57を挿入
した状態で収容してあり、復帰ばね57の下端部は、ス
イッチ要素配置部12の底部のばね保持用突起部15に
受けられている。この場合、スイッチプランジャ52に
設けられた前後のガイド用突起部68がケース部11の
案内部14の案内溝部14Aに摺動可能に挿入してあ
る。
【0074】そして、図3及び図8に示すように、左側
の可動片保持部60に保持された可動片55Lの前後一
対の可動接点70Lが左の一対の固定端子33のそれぞ
れの固定接点40に下から接触していて、ノーマルクロ
ーズ接点部(NC)を構成しており、右側の可動片保持
部61に保持された可動片55Rの前後一対の可動接点
70Rが右の一対の固定端子34のそれぞれの固定接点
46に対して上方に開離した状態で位置していて、ノー
マルオープン接点部(NO)を構成している。
【0075】上記したように、可動片55L、55R
は、スイッチプランジャ52の押込み方向線に沿う両側
部に並置してある。このように、可動片55L、55R
がスイッチプランジャ52の押込み方向線に沿う両側部
に並べて配置されるために、低背設計が可能になり、ス
イッチプランジャが、複数の可動片を、スイッチプラン
ジャの押込み方向に沿うように保持した従来のリミット
スイッチに比べて、背丈の低いリミットスイッチが実現
できる。
【0076】そして、ケース部11内の上部には、図3
に示すように、絶縁プレート81とシール部材84とが
重ねて配置してあり、絶縁プレート81は端子固定用ボ
ス20、21及びプレート受部1Hに受けられており、
また、シール部材84は、そのリブ87、88を絶縁プ
レート81に当接しており、シール部材84の周縁部
は、ケース1のシール当接部11Fに当接している。そ
して、シール部材84に保持されたプランジャ90の嵌
入部93がスイッチプランジャ52の上面部52aの嵌
合孔部58に嵌入されている。また、シールリング装着
溝部1Gにはシールリング102が装着してある。
【0077】そして、ケース部11の上部にはヘッドカ
バー94が被せてある。この場合、左、右面部94d、
94eに設けた係合突起部97がケース部11の左、右
面部11c、11dに設けた上側係合溝部28、30に
係脱可能に係合しており、また、ヘッドカバー94の孔
部96からプランジャ90の押圧部92が上方に突出し
ている。そして、ヘッドカバー94のシール押え部94
Fがシール部材84の周縁部を押えていて、ヘッドカバ
ー94の合せ目からの液体の浸入を阻止している。
【0078】また、ベースカバー1のケーブル導入部8
にはケーブル98が導入してあり、このケーブル98に
は、外面にテーパを有する筒状のシール部材99とシー
ル締付用ナット部材10とが被嵌してあり、このシール
部材99をケーブル導入部8に挿入してシール締付用ナ
ット部材10をケーブル導入部8の雄ねじ9に螺合して
締め付けることにより、ケーブル98がベースカバー1
に固定してある。
【0079】そして、ケーブル98の2本のリード線
(図示せず)を、左側の一対の固定端子33のリード線
接続部36に当金部材47と端子ねじ部材48とで接続
し、ケーブル98の他の2本のリード線を、右側の一対
の固定端子34のリード線接続部42に、当金部材49
と端子ねじ部材50と接続する。
【0080】この状態で、図11に示すようにケース部
11の左面部11cの下側係合溝部29にベースカバー
1の左面部1cの突出部2の先端の係合突起部3を引掛
けて、ベースカバー1にケース部11を載せた状態にす
ると、ケース部11の右面部11dの下縁部11d−1
が、ベースカバー1の右面部1dの突出部4の先側に設
けられた係止突起部5の上縁の傾斜面部6に当接する。
【0081】この状態で、ケース部11をベースカバー
1側に押し込むことにより、係合突起部3を支点にして
回転し、ケース部11の右面部11dの下縁部11d−
1によりベースカバー1の右面部1dの突出部4が外方
(右方)に押しやられ、ケース部11がベースカバー1
に重なった状態で、突出部4が弾性をもって復帰して係
止突起部5がケース部11の右面部11dの下側係止溝
部31に係止して、リミットスイッチが組立てられてい
る。
【0082】リミットスイッチを分解する場合には、上
記した組立の手順を逆に行えばよいのであるが、この場
合、ベースカバー1の右面部1dの突出部4の縁部に設
けた差込み部7に、ドライバーのような分解工具(図示
せず)を差込み、こじることで、ベースカバー1の右面
部1dの突出部4を外方(右方)に押しやり、係止突起
部5をケース部11の右面部11dの下側係止溝部31
から外し、ケース部11をベースカバー1側とは反対側
に引くことにより係合突起部3を支点にして組立の場合
とは逆に回転させて、ケース部11をベースカバー1か
ら外すようにする。
【0083】次に、上記のように構成されたリミットス
イッチの動作を説明する。
【0084】図12にスイッチプランジャ52の自由位
置(FP)の状態を示す。この状態では、左側の可動片
保持部60に保持された左の可動片55Lの一対の可動
接点70Lが左の一対の固定端子33のそれぞれの固定
接点40に下から接触し、また、右側の可動片保持部6
1に保持された右の可動片55Rの一対の可動接点70
Rが右の一対の固定端子34のそれぞれの固定接点46
に対して上方に開離した状態で位置しているが、左側の
可動片保持部60の上側の保持片62は左の一対の可動
片55Lに接触しておらず、両者間には約0.7mm程
度の隙間tが存在している。
【0085】上記した自由位置(FP)の状態で、例え
ば移動体(ドッグ)(図示せず)が移動してきて、プラ
ンジャ90の押圧部92に接触することで、スイッチプ
ランジャ52が復帰ばね57に抗して押し込まれて、動
きの第1段階(PT1)に移行すると、図13に示すよ
うに左側の可動片保持部60の上側の保持片62が可動
片55Lに接触して隙間tが零になる。
【0086】更に、スイッチプランジャ52が押し込ま
れて動きの第2段階(PT2)に移行すると、図14に
示すように左側の可動片保持部60の上側の保持片62
が左の一対の可動片55Lを押し込み、可動片55Lの
可動接点70Lが左の固定接点40から開離し、また、
右側の可動片保持部61に保持された右の一対の可動片
55Rの可動接点70Rが右の固定接点46に接触す
る。なお、上記したように、左側の可動片保持部60の
上側の保持片62が左の一対の可動片55Lを押し下げ
ることで、ノーマルクローズ接点部の強制開離が行われ
る。
【0087】更に、スイッチプランジャ52が押し込ま
れて、図15に示すように動作制限位置(TTP)に移
行すると、左の一対の可動片55Lの可動接点70Lが
左の固定接点40から完全に開離し、右の一対の可動片
55Rが保持ばね54の圧縮反力により圧力を受けて可
動接点70Rが右の固定接点46に完全に接触する。
【0088】また、スイッチプランジャ52の復帰動作
は、上記した動作の逆の手順で行われることになる。す
なわち、動作制限位置(TTP)において、プランジャ
90が押し込みが解除されると、復帰ばね57のばね力
によりスイッチプランジャ52が持ち上げられて、動き
の第2段階(PT2)に移行し、可動片55Rの可動接
点70Rが右の固定接点46から開離する。
【0089】次に、動きの第1段階(PT1)に移行し
た後に自由位置(FP)の状態に戻り、左の可動片55
Lの一対の可動接点70Lが左の一対の固定端子33の
それぞれの固定接点40に下から接触し、また、右の可
動片55Rの一対の可動接点70Rが右の一対の固定端
子34のそれぞれの固定接点46に対して上方に開離し
た状態で位置し、左側の可動片保持部60の上側の保持
片62は左の一対の可動片55Lから離れ、両者間に約
0.7mm程度の隙間tを存在させる。
【0090】上記した本発明の実施の形態では、可動片
55L、55Rが、スイッチプランジャ52の押込み方
向線に沿う両側部に並置される構成であるために、低背
設計が可能になり、スイッチプランジャが複数の可動片
を押込み方向に保持した従来のリミットスイッチに比べ
て、背丈の低いリミットスイッチが実現できる。
【0091】また、上記した本発明の実施の形態では、
可動片55L、55Rをスイッチプランジャ52の押込
み方向線に沿う両側部に並置するのに、可動片保持部6
0、61を用い、可動片保持部60、61が、スイッチ
プランジャ52の両側部に、このスイッチプランジャ5
2の押込み方向に互いに離間するように一対の保持片
(62、63)、(65、66)を設け、一対の保持片
62、66に可動片ガイド部64A、67Aを設けると
共に、一対の保持片(62、63)、(65、66)間
に保持ばね53、54を介装し、可動片ガイド部64
A、67Aで可動片55L、55Rをスイッチプランジ
ャ52の押込み方向に移動可能に案内すると共に、保持
ばね53、54で可動片55L、55Rを保持片62、
66に押しつけ保持するように構成したことにより、ス
イッチプランジャ52の押込み方向線に沿う両側部に可
動片55L、55Rを並置することが可能になり、背丈
の低いリミットスイッチが実現に寄与することができ
る。
【0092】また、上記した本発明の実施の形態では、
左の可動片55Lは、その左側縁部55L−aを案内片
部62bの内面部62cに摺接させ、また、その右側縁
部55L−bをプランジャ本体52Aの平坦面52Bに
摺接させることで、左の可動片55Lの横振れが防止さ
れており、また、右の可動片55Rは、その右側縁部5
5R−aを案内片部66bの内面部66cに摺接させ、
また、その左側縁部55R−bをプランジャ本体52A
の平坦面52Cに摺接させることで、右の可動片55R
の横振れが防止されている。
【0093】また、上記した本発明の実施の形態では、
可動片55L、55Rをスイッチプランジャ52の押込
み方向線に沿う両側部に配置し、これらの可動片55
L、55Rの可動接点70L、70Rと固定端子33、
34の固定接点40、46とで一方及び他方の接点部を
構成し、スイッチプランジャ52を押込み、このスイッ
チプランジャ52に設けられた保持片62で可動片55
Lを押し下げてノーマルクローズ接点部の強制開離を行
うことができて、セーフティリミットスイッチが提供で
きる。
【0094】また、上記した本発明の実施の形態では、
ケース部11と、このケース部11に被さるヘッドカバ
ー94とを有し、ケース部11とヘッドカバー94との
間に、この間の封止を行うシール部材84を介装し、シ
ール部材84に略ドーム状のシールキャップ部85を形
成し、このシールキャップ部85の端部にプランジャ嵌
合孔部85Aを設けて、プランジャ嵌合孔部85Aでプ
ランジャ90を保持すると共に、このプランジャ保持部
分の封止を行うようにしたことにより、ケース部11と
ヘッドカバー94との間の封止と、プランジャ90の保
持部分の封止とを一枚のシール部材84で行うことがで
きて、部品点数の削減が可能になって、リミットスイッ
チの低背設計に寄与することができる。
【0095】また、上記した本発明の実施の形態では、
ケース部11の下側係合溝部29にベースカバー1の突
出部2の係合突起部3を引掛けて、ケース部11をベー
スカバー1側に押し込むことにより、係合突起部3を支
点にして回転し、ケース部11の右面部11dの下縁部
11d−1によりベースカバー1の右面部1dの突出部
4が外方(右方)に押しやられ、ケース部11がベース
カバー1に重なった状態で、突出部4が弾性をもって復
帰して係止突起部5がケース部11の右面部11dの下
側係止溝部31に係止されてリミットスイッチが組立て
られている。
【0096】また、リミットスイッチを分解する場合に
は、ベースカバー1の突出部4の縁部に設けた差込み部
7に、ドライバーのような分解工具を差込みこじること
で、ベースカバー1の突出部4を外方(右方)に押しや
り、係止突起部5をケース部11の下側係止溝部31か
ら外し、ケース部11をベースカバー1側とは反対側に
引くことにより係合突起部3を支点にして組立の場合と
は逆に回転させて、ケース部11をベースカバー1から
外すことができる。
【0097】このために、ケース部11をベースカバー
1に確実に取付け、しかも、ドライバーのような分解工
具を用いない限り、ケース部11からベースカバー1を
外すことができないものになる。したがって、ベースカ
バー1が他の物体に引っ掛かっても、ケース部11から
ベースカバー1が外れることがなく、安全性の高いリミ
ットスイッチが提供できる。
【0098】また、上記した本発明の実施の形態では、
そのスイッチ部51が1ノーマルクローズ(1NC)/
1ノーマルオープン(1NO)の構成であるが、そのス
イッチ部51を2ノーマルクローズ(2NC)の構成に
することは可能である。
【0099】この場合には、図16に示すように右側の
固定端子34−1を左側の固定端子33と同構成にし、
また、スイッチプランジャ52−1において、右側の可
動片保持部61−1を左側の可動片保持部60と同構成
にする。
【0100】したがって、スイッチ部51における自由
位置(FP)の状態では、左側の可動片保持部60に保
持された可動片55Lの一対の可動接点70Lが左の一
対の固定端子33のそれぞれの固定接点40に下から接
触し、また、右側の可動片保持部61−1に保持された
可動片55R−1の一対の可動接点70R−1が右の一
対の固定端子34のそれぞれの固定接点46−1に下か
ら接触して、2ノーマルクローズ(2NC)の接点構成
になる。なお、左、右側の可動片保持部60、61−1
の上側の保持片62、62−1は可動片55L、55R
−1に接触しておらず、両者間には約0.7mm程度の
隙間tが存在している。
【0101】上記したように、左右一対の可動片55
L、55Rは、スイッチプランジャ52−1の押込み方
向線に対して互いに略水平になるようにスイッチプラン
ジャ52−1の両側部に並置してあるために、低背設計
が可能になり、スイッチプランジャが、このスイッチプ
ランジャの押込み方向に沿うように複数の可動片を保持
した従来のリミットスイッチに比べて、背丈の低いリミ
ットスイッチが実現できる。
【0102】上記したリミットスイッチにおいて、その
ヘッド構成を変えることは可能である。例えば、図17
に示すようにヘッドカバー94の上面部94aの中央部
にプランジャガイド部100を設け、また、プランジャ
90の先端部にローラ101を軸支し、このプランジャ
90をプランジャガイド部100に挿入すると共に、ロ
ーラ101の下部をプランジャガイド部100に挿入す
ることで、ヘッド構成を変えている。
【0103】なお、上記した本実施の形態では、左右そ
れぞれ一個づつの可動片55L、55R(55R−1)
がスイッチプランジャ52(52−1)の押込み方向線
に沿う両側部にそれぞれ並置される構成にしたが、本発
明に係る運転用スイッチ装置にあっては、これに限定さ
れるものではなく、3つ以上の可動片をスイッチプラン
ジャ52(52−1)の押込み方向線に沿う側部にそれ
ぞれ並置する構成にしてもよい。
【0104】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るリミ
ットスイッチによれば、各可動片がスイッチプランジャ
の押込み方向線に沿う両側部にそれぞれ並置されるため
に、低背設計が可能になり、スイッチプランジャが、こ
のスイッチプランジャの押込み方向に沿うように複数の
可動片を保持した従来のリミットスイッチに比べて、背
丈の低いリミットスイッチが実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリミットスイッチの斜視図であ
る。
【図2】同リミットスイッチの分解状態の斜視図であ
る。
【図3】図1のX−X線に沿う断面図である。
【図4】同リミットスイッチのケースの平面図である。
【図5】図4のY−Y線に沿う断面図である。
【図6】同ケースに固定端子を装着した状態の縦断面図
である。
【図7】同ケースに固定端子を装着した状態を下から見
た一部省略した斜視図である。
【図8】スイッチ部の斜視図である。
【図9】(1)はスイッチ部のスイッチプランジャの斜
視図である。(2)は可動片の斜視図である。
【図10】シール部材の一部断面した斜視図である。
【図11】ベースカバーにケースを組み付ける場合の説
明図である。
【図12】スイッチ部の自由位置(FP)の状態を示す
作動説明図である。
【図13】スイッチ部の動きの第1段階(PT1)の状
態を示す作動説明図である。
【図14】スイッチ部の動きの第2段階(PT2)の状
態を示す作動説明図である。
【図15】スイッチ部の動作制限位置(TTP)の状態
を示す作動説明図である。
【図16】2ノーマルクローズ(2NC)の構成のスイ
ッチ部の正面図である。
【図17】本発明に係るリミットスイッチの他の実施の
形態の斜視図である。
【図18】従来のリミットスイッチの一部省略した斜視
図である。
【図19】(1)は同リミットスイッチのスイッチ部の
斜視図である。(2)は同スイッチ部のスイッチプラン
ジャの斜視図である。
【符号の説明】
1 ベースカバー 2 突出部(一方の突出部) 3 係合突起部(カバー側係合部) 4 突出部(他方の突出部) 5 係止突起部(カバー側係止部) 7 差込み部 11 ケース部 12 スイッチ要素配置部 13L、13R 固定端子配置部 29 下側係合溝部(ケース側係合部) 31 下側係止溝部(ケース側係止部) 33 固定端子 34 固定端子 40 固定接点 46 固定接点 51 スイッチ部 52 スイッチプランジャ 52B 平坦面(スイッチプランジャ側の可動片案内
部)(案内部) 52C 平坦面(スイッチプランジャ側の可動片案内
部)(案内部) 53 保持ばね(弾性部材) 54 保持ばね(弾性部材) 55L、55R 可動片 60 可動片保持部 61 可動片保持部 62 保持片 62b 案内片部 62c 内面部(保持片側の可動片案内部)(案内
部) 63 保持片 64A 可動片ガイド部 65 保持片 66 保持片 66b 案内片部 66c 内面部(保持片側の可動片案内部)(案内
部) 67A 可動片ガイド部 81 絶縁プレート 83 プランジャ機構部 84 シール部材 85 シールキャップ部(プランジャ用シール部) 85A プランジャ嵌合孔部(プランジャ用シール
部) 90 プランジャ 94 ヘッドカバー

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチケースに、押し込まれることに
    より押込み方向に移動するスイッチプランジャと、前記
    スイッチプランジャを押込むことによって作動する可動
    片と、前記可動片が有する可動接点との間で離接するこ
    とによってスイッチ部を構成する固定接点とを備えたリ
    ミットスイッチであって、 前記可動片は少なくとも一対を有して構成してあり、前
    記各可動片を、前記スイッチプランジャの押込み方向線
    に沿う両側部にそれぞれ並置するようにしたことを特徴
    とするリミットスイッチ。
  2. 【請求項2】 前記各可動片を、前記スイッチプランジ
    ャの押込み方向に対して互いに離間した状態で前記スイ
    ッチプランジャの両側部にそれぞれ並置するようにした
    ことを特徴とする請求項1に記載のリミットスイッチ。
  3. 【請求項3】 前記各可動片を、前記スイッチプランジ
    ャの押込み方向線に対して互いに略水平になるように前
    記スイッチプランジャの両側部にそれぞれ並置するよう
    にしたことを特徴とする請求項1に記載のリミットスイ
    ッチ。
  4. 【請求項4】 前記各可動片は、前記スイッチプランジ
    ャの両側部にそれぞれ設けた可動片保持部に保持される
    ことによって、前記スイッチプランジャの押込み方向線
    に沿う両側部にそれぞれ並置されるようにしたことを特
    徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載のリミット
    スイッチ。
  5. 【請求項5】 前記可動片保持部は、前記スイッチプラ
    ンジャの両側部に、前記押込み方向に対して互いに離間
    するように一対の保持片を設けて構成してあり、前記一
    対の保持片間に弾性部材を介装させた状態で前記可動片
    を配置して保持するようにしたことを特徴とする請求項
    4に記載のリミットスイッチ。
  6. 【請求項6】 前記一対の保持片の一方に、前記可動片
    の作動方向を案内する可動片ガイド部を形成したことを
    特徴とする請求項5に記載のリミットスイッチ。
  7. 【請求項7】 前記スイッチプランジャ及び前記保持片
    の少なくともいずれか一方に、前記可動片を前記スイッ
    チプランジャの押込み方向線に沿うように案内する案内
    部を設けたことを特徴とする請求項5又は請求項6に記
    載のリミットスイッチ。
  8. 【請求項8】 前記可動片保持部で保持される前記可動
    片の前記可動接点を前記固定接点に接触させてノーマル
    クローズ接点部を構成し、 前記スイッチプランジャの押し込み時に前記可動片保持
    部を押込み方向に移動させて前記保持片で前記可動片を
    押すことによって、前記ノーマルクローズ接点部の強制
    開離を行うようにしたことを特徴とする請求項5に記載
    のリミットスイッチ。
  9. 【請求項9】 前記スイッチケースが、ケース部と、こ
    のケース部に被さるヘッドカバーとを有し、前記ケース
    部と前記ヘッドカバーとの間に、この間の封止を行うシ
    ール部材を介装し、前記シール部材にプランジャ用シー
    ル部を設けて、このプランジャ用シール部で、前記スイ
    ッチプランジャの押し下げを行うプランジャを保持する
    と共に、このプランジャ保持部分の封止を行うようにし
    たことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかの一に記
    載のリミットスイッチ。
  10. 【請求項10】 前記シール部材にシールキャップ部を
    形成し、このシールキャップ部の端部に、前記プランジ
    ャを嵌入保持するプランジャ嵌合孔部を設けることによ
    って、前記プランジャ用シール部を構成するようにした
    ことを特徴とする請求項9に記載のリミットスイッチ。
  11. 【請求項11】 前記スイッチケースが、ケース部と、
    このケース部に着脱可能に結合されるベースカバーとを
    有し、 前記ケース部の一端部を前記ベースカバーの一端部に係
    脱可能に且つ回転可能に係合し、この係合部を支点にし
    て前記ケース部を回転させるように構成し、且つ前記ケ
    ース部の他端部を前記ベースカバーの他端部に係脱可能
    に係止するように構成したことを特徴とする請求項1乃
    至10のいずれかの一に記載のリミットスイッチ。
  12. 【請求項12】 前記ケース部の一端部と前記ベースカ
    バーの一端部との係合を、前記ベースカバーの一端部に
    突設された一方の突出部のカバー側係合部と、前記ケー
    ス部に設けたケース側係合部との係合で行い、 前記ケース部の他端部と前記ベースカバーの他端部との
    係止を、前記ベースカバーの他端部に突設された他方の
    突出部のカバー側係止部と、前記ケース部に設けたケー
    ス側係止部との係止で行い、 前記他方の突出部の先部に、前記カバー側係止部を前記
    ケース側係止部から外す分解工具の差込み部を設けるよ
    うにしたことを特徴とする請求項11に記載のリミット
    スイッチ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102568873A (zh) * 2010-12-14 2012-07-11 桂林航天电子有限公司 耐高温行程开关
CN105428101A (zh) * 2015-11-26 2016-03-23 无锡市诚天诺执行器制造有限公司 一种限位开关

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