JP2020126713A - コネクタカバー及びコネクタの取付構造 - Google Patents

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潔人 宮澤
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Abstract

【課題】取り付けの作業性を向上させつつ、コネクタに対する保持力を向上させ得るコネクタカバー及びコネクタの取付け構造を提供する。【解決手段】コネクタカバー10は、開口部27を有し、開口部27よりコネクタ60を収容する本体部20と、本体部20に装着される蓋部40と、を備えている。本体部20は、コネクタ60が開口部27から離脱する方向でコネクタ60に接触する被押さえ部24を有している。蓋部40は、本体部20にコネクタ60が収容された収容状態において、被押さえ部24に開口部27側から接触する押さえ部43を有している。【選択図】図11

Description

本発明は、コネクタカバー及びコネクタの取付構造に関する。
特許文献1に開示されるコネクタカバーは、角形コネクタを覆う構成である。コネクタカバーは、角形コネクタの三側面を覆う第1カバー本体と、角形コネクタの一側面を覆う第2カバー本体と、を備えている。第1カバー本体は、鋸歯状の一対のラッチを有している。第2カバー本体は、槍状の一対のランスを有している。第1カバー本体に対して第2カバー本体が閉じた状態で、ランスとラッチとが係止状態となり、コネクタカバーによって角形コネクタの外殻が覆われる。
特開2008−277108号公報
特許文献1のコネクタカバーは、角形コネクタに取り付ける際に、角形コネクタの三側面が覆われるように、角形コネクタが第1カバー本体内に挿入される。しかし、第1カバー本体を第2カバー本体で閉塞し、ランスとラッチとが係止状態になるまで、角形コネクタをコネクタカバーに固定することができず、容易に離脱してしまう。また、ランスとラッチの間には、適正な係止が行われるように所定のクリアランスが設けられるため、ランスとラッチとの係止後も、コネクタカバーと角形コネクタとの間でガタつきが生じ易くなる。そのため、コネクタカバーによる角形コネクタの保持力が期待できない。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、取り付けの作業性を向上させつつ、コネクタに対する保持力を向上させ得るコネクタカバー及びコネクタの取付構造を提供することを課題とする。
本発明の第1態様のコネクタカバーは、開口部を有し、前記開口部よりコネクタを収容する本体部と、前記本体部に装着される蓋部と、を備え、前記本体部は、前記コネクタが前記開口部から離脱する方向で前記コネクタに接触する被押さえ部を有し、前記蓋部は、前記本体部に前記コネクタが収容された収容状態において、前記被押さえ部に前記開口部側から接触する押さえ部を有する。
本体部の被押さえ部は、コネクタが開口部から離脱する方向でコネクタに接触する。そのため、蓋部が本体部に装着されていないときでも、被押さえ部によってコネクタの本体部からの離脱を規制し、本体部にコネクタを保持させることができる。これにより、コネクタに挿入されている端子付電線を配索する際の作業性が向上する。その上で、蓋部の押さえ部は、本体部にコネクタが収容された収容状態において、被押さえ部に開口部側から接触する。そのため、被押さえ部によって、本体部からのコネクタの離脱を確実に規制し、蓋部が本体部に装着されているときのコネクタカバーによるコネクタの保持力を向上させることができる。
本発明の第2態様のコネクタの取付構造は、上記コネクタカバーに取り付けられるコネクタの取付構造であって、前記コネクタは、相手側コネクタとの嵌合を案内する突状のガイド部を有し、前記被押さえ部は、前記ガイド部の外面に接触し得る。
これによれば、コネクタの既存構造を利用して、コネクタカバーによるコネクタの保持力を向上させることができる。そのため、コネクタの取付構造の構成を簡単にすることができる。
本発明の実施例1のコネクタをコネクタカバーに取り付けた状態をあらわす正面図である。 コネクタをコネクタカバーに取り付けた状態をあらわす平面図である。 コネクタをコネクタカバーに取り付けた状態をあらわす左側面図である。 コネクタをコネクタカバーに取り付けた状態をあらわす右側面図である。 蓋部が開状態のときのコネクタカバーの正面図である。 蓋部が開状態のときのコネクタカバーの平面図である。 蓋部が開状態のときのコネクタカバーの左側面図である。 蓋部が開状態のときのコネクタカバーの右側面図である。 蓋部が開状態でコネクタをコネクタカバーに取り付けた状態をあらわす正面図である。 蓋部が開状態でコネクタをコネクタカバーに取り付けた状態をあらわす平面図である。 図2のA−A断面をあらわす断面図である。 図11の一部を拡大してあらわす拡大図である。 本発明の他の実施例の図12に相当する図である。 本発明のさらなる他の実施例の図12に相当する図である。
本発明の好ましい実施形態を以下に示す。
(1)前記押さえ部は、前記収容状態において、前記被押さえ部を前記コネクタ側に押圧してもよい。これによれば、被押さえ部は、押さえ部からの押圧によって、コネクタに押さえ付けられる形で接触することになる。そのため、被押さえ部とコネクタとの接触状態をより一層安定して維持することができる。
(2)前記被押さえ部は、突起を有し、前記押さえ部は、前記突起が進入する孔を有し、前記被押さえ部は、前記孔の内面に前記突起が当たることで、前記コネクタとの接触状態を維持してもよい。これによれば、蓋部が閉状態であるときに、被押さえ部の突起が押さえ部の孔に進入した状態で、突起が孔の内面に当たる。そのため、被押さえ部の突起が外部異物と干渉し難くなる。
(3)前記本体部は、前記コネクタが設置される設置面が設けられる底壁部と、前記底壁部から起立した側壁部と、を有し、前記被押さえ部は、前記側壁部の端部において、スリットを介して弾性変形可能に設けられていてもよい。これによれば、被押さえ部は、側壁部にスリットを設けることで容易に作ることができる。
<実施例1>
以下、本発明の実施例1を図1〜図12を参照して説明する。
本実施例1のコネクタカバー10は、コネクタ60を保護し、コネクタ60から引き出される電線W(図10参照)の配索方向を規定する。コネクタカバー10は、図1〜4に示すように、コネクタ60に対して外周を覆うように配置される。複数の電線Wが、コネクタカバー10で屈曲させられ、導出させられる。
なお、以下の説明において、上下、左右の方向については、図1,5,9にあらわれる向きを、そのまま上方、下方と定義する。前後の方向については、図2,6,10における下方を、前方と定義する。
コネクタ60は、図1に示すように、ブロック状のハウジング本体61と、ハウジング本体61の外周を覆う筒状の嵌合筒部62と、端子金具(図示略)と、を有している。ハウジング本体61には、複数のキャビティ(図示略)が左右一列に並んで設けられている。各キャビティには、後方から端子金具が挿入されて収容されている。各端子金具は電線Wの端末部に接続されている。各電線Wは、ハウジング本体61の後端から後方に引き出されている。また、例えば、各電線Wの外周面にはゴム栓(図示略)が嵌着されており、端子金具がキャビティに挿入されるに従ってゴム栓がキャビティの内周面に密着し、キャビティ内が液密にシールされる。
嵌合筒部62は、合成樹脂製である。嵌合筒部62には、図1に示すように、コネクタ60が相手側コネクタ(図示略)と嵌合する際に、相手側コネクタを誘導する第1ガイド部62A及び一対の第2ガイド部62Bが形成されている。第1ガイド部62A及び第2ガイド部62Bは、断面U字形であって、前後方向に長く延びる形状とされている。第1ガイド部62Aは、嵌合筒部62の下端における左右方向の中央において下方に突出している。第2ガイド部62Bは、嵌合筒部62の左右両端からそれぞれ外側に突出している。第1ガイド部62A及び第2ガイド部62Bの内側は、レール溝状をなし、嵌合筒部62の前端に開口している。第1ガイド部62A及び第2ガイド部62Bの内側には、図示しない相手側コネクタのガイドリブが進入し、両コネクタの嵌合動作が案内される。また、嵌合筒部62の上側の壁には、弾性的に撓んで相手側コネクタに係止するロックアーム62Cが形成されている。嵌合筒部62におけるロックアーム62Cの前方には、上方に張り出す張出部62Dが形成されている。
コネクタカバー10は、合成樹脂製であって、図5〜8に示すように、本体部20と、下側導入部30と、蓋部40と、上側導入部50と、をそれぞれ一体に備えている。本体部20は、図5,6に示すように、前方及び上方が開放された箱状であって、後述する開口部27よりコネクタ60を収容する。本体部20の後端には、下側導入部30と連通するための凹部20Aが形成されている。本体部20は、図6に示すように、底壁部21と、一対の側壁部22と、を有している。底壁部21の上面は、コネクタ60が設置される設置面21Aとなっている。底壁部21の左右方向中央には、前後方向に長く下方に凹む凹部21Bが形成されている。一対の側壁部22は、底壁部21の左右両側の端からそれぞれ立ち上がっている。本体部20の上面には、設置面21Aに対向する開口部27が形成されている。
本体部20の角部の内側には、図5,6に示すように、略三角形状の支持壁23が設けられている。具体的には、本体部20の左右両側に、それぞれ前後方向に所定間隔離された一対の支持壁23が設けられている。支持壁23の上端は、コネクタ60の下面に沿った湾曲形状であり、コネクタ60を下方から支持する。
本体部20には、図5,6に示すように、コネクタ60が設置面21Aから離脱する方向(上方)で、コネクタ60に接触する被押さえ部24が設けられている。被押さえ部24は、可撓性の係止アーム状である。被押さえ部24は、延出部24Aと、接触部24Bと、突起24Cと、を有している。延出部24Aは、側壁部22の前端を構成し、底壁部21から上方に延びる帯板状である。側壁部22における前端よりも少し後方の位置にスリット22Aが形成され、スリット22Aの前端が延出部24Aで区画される。このように、延出部24Aは、側壁部22にスリット22Aを介して容易に形成することができる。
接触部24Bは、図5,6に示すように、延出部24Aの上端の内側(他方の延出部24Aに対向する側)に設けられる突起である。接触部24Bは、前後方向から見て湾曲状の外形を有する凸状であり、前後方向で延出部24Aの大部分(前端を除く部分)に沿った長手状になっている。接触部24Bは、コネクタ60の外周(第2ガイド部62B)に係止することで、コネクタカバー10のコネクタ60からの脱落を阻止する。
突起24Cは、図5,6に示すように、延出部24Aの上端から上方に突出している。突起24Cは、延出部24Aの上端面の内側寄りの位置であり、延出部24Aの前後方向の中央側に形成されている。突起24Cは、延出部24Aにおいて、接触部24Bより少し前方の位置に形成されている。突起24Cの上側の角は、丸みを帯びている。
右側の側壁部22には、図6,8に示すように、係止突起25が設けられている。係止突起25は、爪状であり、右側の側壁部22の右側面(他方の側壁部22とは反対側の面)から突出している。係止突起25は、左右方向から見て四角形状である。係止突起25は、後述する蓋部40の係止片45に係止する。また、右側の側壁部22には、側壁部22における係止突起25の上側を覆う被覆部26が設けられている。被覆部26と側壁部22との間には、後述する係止片45が上方から入り込み可能な隙間が形成される。
下側導入部30は、図6,8に示すように、本体部20の後端に連なっている。下側導入部30は、コネクタ60の後端から引き出された複数の電線Wが配索される部材である。下側導入部30は、基板31と、第1側壁32と、第2側壁33と、を有している。基板31は、略L字状の底壁である。第1側壁32は、基板31の左端及び後端から上方に立ち上がっている。第2側壁33は、基板31の右前側に位置する端から上方に立ち上がっている。下側導入部30の右側の端には、左右方向に開口した導出部34が形成されている。
下側導入部30の右端における前側及び後側には、図5,6に示すように、本体部20の係止突起25と同様の構成で、一対の係止突起35が設けられている。一対の係止突起35は、後述する上側導入部50の一対の係止片51にそれぞれ係止する。第1側壁32及び第2側壁33には、本体部20の被覆部26と同様の構成で、それぞれ係止突起35を覆う被覆部36が設けられている。
蓋部40は、図1〜4に示すように、本体部20に装着され、コネクタ60を上方から覆う形状である。なお、以下の蓋部40の説明では、上下及び左右の方向は、開口部27を閉塞している状態(図1〜4)を基準とする。蓋部40は、図1,2に示すように、ヒンジ40Aを介して本体部20に連結している。蓋部40は、開口部27を閉塞する閉状態で本体部20に係止する。蓋部40は、図6に示すように、上壁部41と、一対の縁部42と、を有している。上壁部41は、コネクタ60の外周の上側の形状に沿うように、上方(図5〜7,9,10では下方)に凸となるように湾曲している。上壁部41には、左右方向の中央側において上方に膨出する膨出部41Aが形成されている。一対の縁部42は、上壁部41の左右両端のそれぞれから水平方向に延出している。
縁部42の前端は、図5,6,8に示すように、本体部20にコネクタ60が収容された収容状態において、被押さえ部24に開口部27側から接触して、被押さえ部24とコネクタ60との接触状態を維持する押さえ部43によって構成されている。押さえ部43の幅は、縁部42におけるその他の部分の幅よりも大きくなっている。押さえ部43は、上下方向に貫通する孔44が形成されている。孔44は、図12に示すように、本体部20の突起24Cが進入可能な大きさになっている。孔44の内側側面44Aは、上下方向に延びている。内側側面44Aの下端は、前後方向から見て湾曲している。孔44の外側側面44Bは、下側側面44Cと、蓋側斜面44Dと、を有している。下側側面44Cは、上下方向に延び、下端が前後方向から見て湾曲している。蓋側斜面44Dは、下側側面44Cに対して上側に連なっている。蓋側斜面44Dは、下方(コネクタ60が設置面21Aから離脱する方向)に対して傾斜している。すなわち、蓋側斜面44Dは、上方に向かうにつれて、内側側面44A側に張り出している。
右側(図5,6,9,10では左側)の縁部42において、後端より少し前方の位置に係止片45が設けられている。係止片45は、左右方向に薄肉であり、前後方向及び上下方向に沿った板片状である。係止片45は、基端(図5,9では下端)を支点として撓み変形可能とされている。係止片45には、図7,8に示すように、本体部20の係止突起25を嵌合可能な係止孔45Aが貫通して設けられている。係止孔45Aは、左右方向から見て上下方向に長い矩形の開口形状をなしている。
上側導入部50は、図3,4に示すように、下側導入部30を上方から覆う形態である。上側導入部50は、ヒンジ50Aを介して下側導入部30に連結されている。上側導入部50は、略L字状の板形状である。上側導入部50の右側(図5,6,9,10では左側)の端において、蓋部40の係止片45と同様の構成で、一対の係止片51が設けられている。係止片51には、図5に示すように、下側導入部30の係止突起35を嵌合可能な係止孔51Aが貫通して設けられている。
次に、本実施例の作用を説明する。
コネクタカバー10のコネクタ60への取り付けは、まず、図9,10に示すように、コネクタ60を本体部20に取り付けることから行われる。コネクタ60は、本体部20の設置面21A上に設置される。このとき、コネクタ60の第1ガイド部62Aは、凹部21Bに入り込んで位置決めされる。また、コネクタ60は、支持壁23によって下方から支持される。
コネクタ60が開口部27を介して本体部20内に挿入される際、被押さえ部24は、接触部24Bが第2ガイド部62Bによって外側に押圧されることで、外側に弾性変形する。第2ガイド部62Bが接触部24Bを乗り越えて、図9,10に示すように、接触部24Bよりも下方に移動すると、被押さえ部24が弾性復帰する。すると、接触部24Bは、第2ガイド部62Bに弾性的に係止する。このとき、接触部24Bは、コネクタ60が設置面21Aから離脱する方向から(すなわち上方から)、第2ガイド部62Bに接触するようになる。
このように、本体部20の被押さえ部24は、コネクタ60が開口部27から離脱する方向(すなわち上方)で、コネクタ60に接触する。そのため、蓋部40が開口部27を開放する開状態であるときでも、被押さえ部24によって本体部20からの離脱を規制し、本体部20にコネクタ60を保持させることができる。これにより、コネクタ60に挿入されている端子付電線を配索する際の作業性が向上する。また、接触部24Bは、第2ガイド部62Bに係止するため、コネクタ60に接触部24Bを係止する部分を別途設ける必要がなくなる。
コネクタ60を設置面21Aに設置する工程において、図10に示すように、複数の電線Wを下側導入部30内に配索させる。コネクタ60の後端から引き出されている複数の電線Wは、凹部20Aに挿入された後、導出部34に挿入される。なお、複数の電線Wは、例えばコルゲートチューブTに挿通されており、コルゲートチューブTの溝に導出部34が入り込むことによって位置決めされる。これにより、複数の電線Wは、下側導入部30内に屈曲状態で配索され、後方から右方向に導出方向が変えられて導出される。
続いて、図1〜図4に示すように、蓋部40は、コネクタ60を覆うようにして本体部20に被せられる。蓋部40は、開口部27を閉塞する閉状態となる。蓋部40の一対の縁部42は、それぞれ本体部20の一対の側壁部22の上端に上方から重なる。コネクタ60の張出部62Dは、蓋部40の膨出部41Aに入り込む。蓋部40は、ロックアーム62Cを上方から覆い、ロックアーム62Cに外部から操作力が作用しないように配置される。
蓋部40で本体部20を覆う過程において、係止片45が、被覆部26と側壁部22との隙間に入り込む。そして、係止片45は、係止突起25上を摺動して、外側(図4紙面上方)へ撓み変形させられる。このとき、係止片45は、被覆部26と側壁部22とによって挟まれながら下方へ案内される。蓋部40と本体部20とが合体すると、係止片45が弾性復帰し、係止孔45Aに係止突起25が嵌まり込んで係止される。これにより、蓋部40と本体部20とは、位置ずれすることなく緊密に連結された状態になる。
また、蓋部40で本体部20を覆う過程において、一対の被押さえ部24の突起24Cは、孔44に進入し、それぞれ一対の押さえ部43の蓋側斜面44Dに当たる。突起24Cは、蓋側斜面44Dに沿うようにして孔44の奥に入り込み、内側に誘い込まれる。これにより、押さえ部43は、被押さえ部24をコネクタ60側に押圧する。このようにして、被押さえ部24は、押さえ部43からの押圧によって弾性変形し、コネクタ60に押さえ付けられる形で接触することになる。そのため、被押さえ部24とコネクタ60との接触状態をより一層安定して維持することができる(図12参照)。
以上のように、蓋部40の押さえ部43は、本体部20にコネクタ60が収容された収容状態において、被押さえ部24に当たって被押さえ部24とコネクタ60との接触状態を維持する。そのため、被押さえ部24によって、本体部20からのコネクタ60の離脱を確実に規制することができる。そして、蓋部40が本体部20に装着されているときのコネクタカバー10によるコネクタ60の保持力を向上させることができる。特に、被押さえ部24が押さえ部43によってコネクタ60側に押さえつけられた状態で蓋部40が本体部20に装着されるため、コネクタカバー10によるコネクタ60の保持力がより一層向上する。
また、コネクタカバー10は、蓋部40が本体部20に装着されているときに、被押さえ部24の突起24Cが押さえ部43の孔44に進入した状態で、突起24Cが孔44の内面に当たっている。そのため、蓋部40が本体部20に装着されているときに、被押さえ部24の突起24Cが外側からの干渉をし難くしている。
続いて、図1〜図4に示すように、上側導入部50は、複数の電線Wを覆うようにして下側導入部30に被せられる。上側導入部50の外縁が、下側導入部30の第1側壁32及び第2側壁33の上端に上方から重なる。上側導入部50で下側導入部30を覆う過程において、上述した係止片45の係止突起25への係止と同様に、一対の係止片51がそれぞれ一対の係止孔51Aに係止する。これにより、上側導入部50と下側導入部30とは、位置ずれすることなく緊密に連結された状態になる。
以上のようにして、コネクタカバー10は、コネクタ60の外周を覆うとともに、コネクタ60から引き出される複数の電線Wを、所望の方向へ屈曲させて導出させる。
<他の実施例>
以下、他の実施例を簡単に説明する。
(1)上記実施例1では、押さえ部43に蓋側斜面44Dが形成されていたが、図13に示すように、被押さえ部24に本体側斜面24Dが形成されていてもよい。図13では、突起24Cの先端に本体側斜面24Dが形成されている。本体側斜面24Dは、下方(蓋部40が開口部27を閉塞する方向)に向かって外側に傾斜している。また、押さえ部43には、蓋側斜面44Dの代わりに内側に突出する凸部44Eが形成されている。これにより、蓋部40を閉状態にする際に、突起24Cは、本体側斜面24Dに沿うように当たる凸部44Eによって、内側に誘い込まれる。
(2)上記実施例1では、押さえ部43のみに蓋側斜面44Dが形成されていたが、図14に示すように、被押さえ部24にも本体側斜面24Dが形成されていてもよい。図14では、突起24Cの先端に本体側斜面24Dが形成されている。本体側斜面24Dは、下方(蓋部40が開口部27を閉塞する方向)に向かって外側に傾斜している。また、押さえ部43には、実施例1と同様に、蓋側斜面44Dが形成されている。これにより、蓋部40を閉状態にする際に、突起24Cは、本体側斜面24Dが蓋側斜面44Dに沿うようにして孔44の奥に入り込み、内側に誘い込まれる。
(3)上記実施例1では、突起24Cが蓋側斜面44Dに当たることによって、被押さえ部24が弾性変形してコネクタ60に押さえ付けられる形で接触していた。しかしながら、被押さえ部24は、弾性変形することなくコネクタ60に接触してもよい。
(4)上記実施例1では、突起24Cが蓋側斜面44Dに当たることによって、被押さえ部24がコネクタ60に押さえ付けられる形で接触していた。しかしながら、孔44に蓋側斜面44Dが設けられず、突起24Cが孔44の外側側面44Bに当たることで、被押さえ部24が弾性変形してコネクタ60に押さえ付けられる形で接触してもよい。
(5)上記実施例1では、本体部20の左右両端に被押さえ部24が設けられていたが、いずれか一方の端のみに設けられていてもよい。
10…コネクタカバー
20…本体部
21…底壁部
21A…設置面
22…側壁部
22A…スリット
24…被押さえ部
24B…接触部
24C…突起
24D…本体側斜面
40…蓋部
43…押さえ部
44…孔
44D…蓋側斜面
60…コネクタ
62A…第1ガイド部(ガイド部)
62B…第2ガイド部(ガイド部)

Claims (5)

  1. 開口部を有し、前記開口部よりコネクタを収容する本体部と、
    前記本体部に装着される蓋部と、
    を備え、
    前記本体部は、前記コネクタが前記開口部から離脱する方向で前記コネクタに接触する被押さえ部を有し、
    前記蓋部は、前記本体部に前記コネクタが収容された収容状態において、前記被押さえ部に前記開口部側から接触する押さえ部を有するコネクタカバー。
  2. 前記押さえ部は、前記収容状態において、前記被押さえ部を前記コネクタ側に押圧する請求項1に記載のコネクタカバー。
  3. 前記被押さえ部は、突起を有し、
    前記押さえ部は、前記突起が進入する孔を有し、
    前記被押さえ部は、前記孔の内面に前記突起が当たることで、前記コネクタとの接触状態を維持する請求項1又は請求項2に記載のコネクタカバー。
  4. 前記本体部は、前記コネクタが設置される設置面が設けられる底壁部と、前記底壁部から起立した側壁部と、を有し、
    前記被押さえ部は、前記側壁部の端部において、スリットを介して弾性変形可能に設けられている請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のコネクタカバー。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のコネクタカバーに取り付けられるコネクタの取付構造であって、
    前記コネクタは、相手側コネクタとの嵌合を案内する突状のガイド部を有し、
    前記被押さえ部は、前記ガイド部の外面に接触し得るコネクタの取付構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2023095552A1 (ja) * 2021-11-24 2023-06-01 株式会社オートネットワーク技術研究所 コネクタ

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