JP2003058997A - 走行路環境検出装置 - Google Patents

走行路環境検出装置

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JP2003058997A
JP2003058997A JP2001242804A JP2001242804A JP2003058997A JP 2003058997 A JP2003058997 A JP 2003058997A JP 2001242804 A JP2001242804 A JP 2001242804A JP 2001242804 A JP2001242804 A JP 2001242804A JP 2003058997 A JP2003058997 A JP 2003058997A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】検出された物体が路側リフレクタのような路側
構造物であることを検出し、その場合にはそれらの位置
情報を変更する。 【解決手段】検出された複数の物体からなる物体群の近
似直線を求め、レーンマーカー等から走行路の曲率、自
車両の将来の移動軌跡と比較して、その物体群が路側構
造物である可能性を算出すると共に、検出された物体の
画像情報を予め記憶されたパターンが像と比較して路側
構造物である可能性を算出し、それらの可能性が高く、
自車両が、その検出物体群に向けて走行しているときに
は、自車両の将来の移動軌跡と物体群近似直線との交点
を当該物体群の位置情報とし、そうでないときには物体
群の中心位置を当該物体群の位置情報とする。制動力を
制御する場合、自車両が、その検出物体群に向けて走行
しているほど、速度を低減する制動力を優先し、そうで
ないときには車線を逸脱しない制動力を優先する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自車両周辺の走
行路環境を検出する走行路環境検出装置に関し、特に検
出された自車両周辺の物体が路側構造物であるか否かを
判定するのに好適なものである。
【0002】
【従来の技術】このような走行路環境検出装置として
は、例えば特開2000−56019号公報に記載され
るものがある。この走行路環境検出装置は、レーザレー
ダの照射範囲を複数の領域に区切り、各領域の受信強度
から物体の存在を判定するものであり、各検出領域の受
信強度を加算した値と加算しない値との比較を行い、そ
の比較結果に基づいて、路側リフレクタを含む場合に
は、受信強度を加算しない検出領域の距離で補正を行う
ことにより、路側リフレクタと先行車両とを区別できる
ようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記路側リ
フレクタのように、形状が小さく、反射強度の強い物体
は横方向(車両幅方向)の位置を精度よく検出すること
が困難である。その原因は、車両のように一つの物体の
両側端部の二つのリフレクタの中心座標の平均化によっ
て精度を向上することができないこと、形状が小さいた
めにレーザレーダ等のスキャニングの間隔に埋もれる場
合があること、反射波が比較的乱れて戻るために実際の
形状以上の大きさを持つ物体として誤検出する場合があ
ることなどが挙げられる。従って、前記従来の走行路環
境検出装置では、先行車両と路側構造体とを区別して検
出することはできても、路側構造体自体の横位置を精度
よく検出することは困難である。
【0004】本発明は、上記諸問題を解決するために開
発されたものであり、路側リフレクタのような路側構造
体の位置を精度よく検出することができる走行路環境検
出装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうち請求項1に係る走行路環境検出装置
は、自車両の走行状態を検出する自車両走行状態検出手
段と、自車両周辺の物体を検出する物体検出手段と、前
記物体検出手段で検出された物体が路側構造物である可
能性を算出する路側構造物可能性算出手段と、前記路側
構造物可能性算出手段で算出された路側構造物である可
能性が高いときに、前記自車両走行状態検出手段で検出
された自車両の走行状態に応じて、当該路側構造物であ
る可能性が高い物体の位置情報を変更する路側構造物位
置情報変更手段とを備えたことを特徴とするものであ
る。
【0006】本発明の路側構造物とは、例えば路側リフ
レクタのように、路側に沿って連続的に配設されている
ものを想定している。例えば路側構造物が路側リフレク
タである場合、複数の路側リフレクタを群として捉えて
走行路の路側とすることができるので、その路側と自車
両の走行状態との関係から、路側構造物である可能性が
高い物体の位置情報を適切に変更して、後段の制御系や
認識系に出力するようにした。
【0007】また、本発明のうち請求項2に係る走行路
環境検出装置は、前記請求項1の発明において、自車両
進行方向の走行路の曲率を検出する走行路曲率検出手段
と、前記物体検出手段で検出された複数の物体がなす自
車両進行方向への曲線の状態を検出する物体群曲線状態
検出手段とを備え、前記路側構造物可能性算出手段は、
前記走行路曲率検出手段で検出された走行路の曲率及び
前記物体群曲線状態検出手段で検出された複数の物体が
なす曲線の状態に基づいてそれらの物体が路側構造物で
ある可能性を算出することを特徴とするものである。
【0008】また、本発明のうち請求項3に係る走行路
環境検出装置は、前記請求項1又は2の発明において、
自車両の将来の進行方向を算出する自車両進行方向算出
手段と、前記物体検出手段で検出された複数の物体がな
す自車両進行方向への曲線の状態を検出する物体群曲線
状態検出手段とを備え、前記路側構造物可能性算出手段
は、前記自車両進行方向算出手段で算出された自車両の
将来の進行方向及び前記物体群曲線状態検出手段で検出
された複数の物体がなす曲線の状態に基づいてそれらの
物体が路側構造物である可能性を算出することを特徴と
するものである。
【0009】また、本発明のうち請求項4に係る走行路
環境検出装置は、前記請求項1乃至3の何れかの発明に
おいて、自車両周辺の走行路環境を撮像する走行路環境
撮像手段と、路側構造物の形態を記憶する路側構造物形
態記憶手段とを備え、前記路側構造物可能性算出手段
は、前記走行路環境撮像手段で撮像された走行路環境の
中から抽出された前記物体検出手段で検出された物体の
形態と前記路側構造物形態記憶手段で記憶されている路
側構造物の形態との類似性に基づいて当該物体が路側構
造物である可能性を算出することを特徴とするものであ
る。
【0010】また、本発明のうち請求項5に係る走行路
環境検出装置は、前記請求項1乃至4の何れかの発明に
おいて、自車両の将来の進行方向を算出する自車両進行
方向算出手段と、前記物体検出手段で検出された複数の
物体がなす自車両進行方向への曲線の状態を検出する物
体群曲線状態検出手段とを備え、前記路側構造物位置情
報変更手段は、前記自車両進行方向算出手段で算出され
た自車両の将来の進行方向と前記物体群曲線状態検出手
段で検出された複数の物体がなす曲線との平面視角度が
所定値以上であるときに、当該自車両の将来の進行方向
と複数の物体がなす曲線との交点を、それらの物体群の
位置情報とすることを特徴とするものである。
【0011】また、本発明のうち請求項6に係る走行路
環境検出装置は、前記請求項1乃至5の何れかの発明に
おいて、自車両の将来の進行方向を算出する自車両進行
方向算出手段と、前記物体検出手段で検出された複数の
物体がなす自車両進行方向への曲線の状態を検出する物
体群曲線状態検出手段とを備え、前記路側構造物位置情
報変更手段は、前記自車両進行方向算出手段で算出され
た自車両の将来の進行方向と前記物体群曲線状対検出手
段で検出された複数の物体がなす曲線との平面視角度が
所定値未満か、若しくはその角度が得られないときに、
それら複数の物体からなる物体群の中心位置を当該物体
群の位置情報とすることを特徴とするものである。
【0012】また、本発明のうち請求項7に係る走行路
環境検出装置は、前記請求項1乃至6の何れかの発明に
おいて、自車両の将来の進行方向を算出する自車両進行
方向算出手段と、前記物体検出手段で検出された複数の
物体がなす自車両進行方向への曲線の状態を検出する物
体群曲線状態検出手段とを備え、前記路側構造物位置情
報変更手段は、前記自車両進行方向算出手段で算出され
た自車両の将来の進行方向と前記物体群曲線状対検出手
段で検出された複数の物体がなす曲線との交点に自車両
が到達するまでの時間を求め、その時間が所定値より小
さいときに、当該自車両の将来の進行方向と複数の物体
がなす曲線との交点を、それらの物体群の位置情報とす
ることを特徴とするものである。
【0013】また、本発明のうち請求項8に係る走行路
環境検出装置は、前記請求項1乃至7の何れかの発明に
おいて、自車両の将来の進行方向を算出する自車両進行
方向算出手段と、前記物体検出手段で検出された複数の
物体がなす自車両進行方向への曲線の状態を検出する物
体群曲線状態検出手段と、前記物体検出手段で検出され
た物体に接触するときの自車両の速度を低減するための
制動力及び自車両が走行している車線を逸脱しないため
の制動力を制御する制動力制御手段とを備え、前記制動
力制御手段は、前記自車両進行方向算出手段で算出され
た自車両の将来の進行方向と前記物体群曲線状対検出手
段で検出された複数の物体がなす曲線との平面視角度が
小さいほど、自車両が走行している車線を逸脱しないた
めの制動力の割合を大きくすることを特徴とするもので
ある。
【0014】
【発明の効果】而して、本発明のうち請求項1に係る走
行路環境検出装置によれば、検出された物体が路側構造
物である可能性を算出し、その可能性が高いときに、自
車両の走行状態に応じて、当該路側構造物である可能性
が高い物体の位置情報を変更する構成としたため、例え
ば当該路側構造物である可能性が高い複数の物体群と自
車両とが接触するような場合には、自車両の将来の進行
方向と物体との接触点を物体の位置情報とするといった
ように、その物体の位置情報を用いた適切な制御や認識
を可能とすることができ、その分だけ、路側リフレクタ
などの路側構造物の位置精度を向上することができる。
【0015】また、本発明のうち請求項2に係る走行路
環境検出装置によれば、検出された走行路の曲率及び検
出された複数の物体がなす曲線の状態に基づいてそれら
の物体が路側構造物である可能性を算出する構成とした
ため、複数の物体がなす曲線の状態が検出された走行路
の曲率に合致又はほぼ合致していれば、例えばそれらの
物体は、路側リフレクタのように路側に沿って連続的に
配設された路側構造物であると判定することができるの
で、物体が路側構造物である可能性を正確に算出するこ
とが可能となる。
【0016】また、本発明のうち請求項3に係る走行路
環境検出装置によれば、算出された自車両の将来の進行
方向及び検出された複数の物体がなす曲線の状態に基づ
いてそれらの物体が路側構造物である可能性を算出する
構成としたため、複数の物体がなす曲線の状態が算出さ
れた自車両の将来の進行方向に合致又はほぼ合致してい
れば、例えばそれらの物体は、路側リフレクタのように
路側に沿って連続的に配設された路側構造物であると判
定することができるので、物体が路側構造物である可能
性を正確に算出することが可能となる。
【0017】また、本発明のうち請求項4に係る走行路
環境検出装置によれば、撮像された走行路環境の中から
抽出された物体の形態と記憶されている路側構造物の形
態との類似性に基づいて当該物体が路側構造物である可
能性を算出する構成としたため、例えばパターンマッチ
ング等による形態の類似性に基づいて、物体が路側構造
物である可能性を正確に算出することが可能となる。
【0018】また、本発明のうち請求項5に係る走行路
環境検出装置によれば、算出された自車両の将来の進行
方向と複数の物体がなす曲線との平面視角度が所定値以
上であるとき、即ち自車両がそれらの物体群に向かって
進行すると考えられるときに、当該自車両の将来の進行
方向と複数の物体がなす曲線との交点を、それらの物体
群の位置情報とする構成としたため、それらの物体群が
路側リフレクタのように路側に沿って連続的に配設され
たものであるときに、自車両が走行路の路側に接触する
位置或いはそれを超えて逸脱する位置を精度よく検出す
ることが可能となる。
【0019】また、本発明のうち請求項6に係る走行路
環境検出装置によれば、算出された自車両の将来の進行
方向と検出された複数の物体がなす曲線との平面視角度
が所定値未満か、若しくはその角度が得られないとき、
即ち自車両がそれらの物体群に向かって進行していない
と考えられるときに、それら複数の物体からなる物体群
の中心位置を当該物体群の位置情報とする構成としたた
め、それらの物体群が路側リフレクタのように路側に沿
って連続的に配設されたものであるときに、自車両走行
路の路側の全体的な横位置を精度よく検出することが可
能となる。
【0020】また、本発明のうち請求項7に係る走行路
環境検出装置によれば、算出された自車両の将来の進行
方向と検出された複数の物体がなす曲線との交点に自車
両が到達するまでの時間を求め、その時間が所定値より
小さいときに、当該自車両の将来の進行方向と複数の物
体がなす曲線との交点を、それらの物体群の位置情報と
する構成としたため、それらの物体群が路側リフレクタ
のように路側に沿って連続的に配設されたものであると
きに、自車両が走行路の路側に接触する位置或いはそれ
を超えて逸脱する可能性があるときに、その位置を精度
よく検出することが可能となる。
【0021】また、本発明のうち請求項8に係る走行路
環境検出装置によれば、検出された物体に接触するとき
の自車両の速度を低減するための制動力及び自車両が走
行している車線を逸脱しないための制動力を制御可能と
し、算出された自車両の将来の進行方向と検出された複
数の物体がなす曲線との平面視角度が小さいほど、自車
両が走行している車線を逸脱しないための制動力の割合
を大きくする構成としたため、自車両が路側構造物と考
えられる物体群に向かって進行していないときには走行
車線を逸脱しないように制動力を制御し、自車両が路側
構造物と考えられる物体群に向かって進行しているとき
には物体に接触するときの自車両の速度を低減するよう
に制動力を制御することが可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の走行路環境検出装
置を適用した先行車両追従走行装置付き車両の一実施形
態を示すシステム構成図である。外界認識装置1には、
スキャニング式レーザレーダ2で走査した結果から、自
車両前方の物体を抽出するレーダ処理装置3が接続され
ている。このレーダ処理装置3は、検出された一つ或い
は複数の物体に対して自車両を原点とする二次元座標
値、即ち検出物体の位置を算出する機能が付加されてい
る。
【0023】また、前記外界認識装置1には、CCDカ
メラ4で撮像された自車両前方の画像から自車両の走行
レーンを検出する画像処理装置5が接続されている。前
記CCDカメラ4は、自車両前方の状況を広角且つ高速
に把握できるプログレッシブスキャン式のものであり、
また前記画像処理装置5は、前記レーダ処理装置3で検
出された物体の形態と、予め記憶されている路側リフレ
クタ等の路側構造物の形態とをパターンマッチングによ
って比較し、その物体が路側構造物である可能性を算出
する機能が付加されている。
【0024】更に、前記外界認識装置1には、自車両の
走行状態を検出するための車速センサ6及び操舵角セン
サ7が接続されている。前記車速センサ6は、従動輪で
ある後輪の回転速度から自車両の走行速度Vを検出する
ものである。また、前記操舵角センサ7は、ステアリン
グホイールの操舵角δを検出するものである。なお、こ
の車両には、図示しないエンジン回転センサ、トルクコ
ンバータのトルク比を検出するトルク比センサ(回転数
比センサ)、自動変速比の変速比を検出するギヤ比セン
サ(変速機コントローラ)等が備えられている。
【0025】そして、前記外界認識装置1では、例えば
後述する演算処理から、前記検出物体が路側リフレクタ
等の路側構造物であるか否かを判定し、それが路側構造
物であると判定された場合には、自動ブレーキ制御装置
8が、当該路側構造物に接触しないようにするか、若し
くは接触するときの速度を低減するための制動力を算出
し、その制動力に応じて負圧ブレーキブースタ9を作動
し、各車輪に制動力を付与して路側構造物との接触を回
避したり、或いは接触時の速度を低減したりする。ま
た、外界認識装置1で、前記障害物候補が障害物ではな
く、自車両と同等の速度で走行する先行車両であると判
断された場合には、図示されない先行車両追従走行制御
装置に判断結果を出力し、当該先行車両追従走行制御装
置は、エンジンの出力と各車輪への制動力とを制御して
先行車両に追従走行する制御を行う。なお、前記外界認
識装置1内の記憶装置には、例えば図7bに示すような
路側リフレクタ等の路側構造物の形態がパターンとして
記憶されている。
【0026】前記外界認識装置1、レーダ処理装置3、
画像処理装置5、自動ブレーキ制御装置8等は、夫々マ
イクロコンピュータとその周辺機器、並びに各アクチュ
エータを駆動するための駆動回路等を備えており、互い
に通信回路を介して情報を送受信できるようになってい
る。次に、前記自動ブレーキ制御装置8で行われる後述
の障害物検出のための演算処理の原理について説明す
る。まず、自車両と検出物体との相対速度が検出された
ときに自車両と当該検出物体とが接触する接触可能性の
算出原理について説明する。
【0027】例えば図2aに示すように、自車両の前端
中央部を原点とする二次元直交座標において、障害物候
補の相対位置及び相対速度が検出されたら、その相対速
度ベクトルの横軸、即ち図中のX軸切片X0を算出す
る。自車両の幅がW0であるとき、前記相対速度ベクト
ルのX軸切片の絶対値|X0|が自車両の幅の半分W0
/2以下であるときに、障害物候補と自車両とが接触す
る可能性が高い。そこで、例えば図2bに示すように、
前記相対速度ベクトルのX軸切片の絶対値|X0|が
“0”であるときの接触可能性を“1.0(=100
%)”とし、当該相対速度ベクトルのX軸切片の絶対値
|X0|が自車両の幅の半分W0/2のときの接触可能
性を“0.8(=80%)”とし、それより相対速度ベ
クトルのX軸切片の絶対値|X0|が大きいときには接
触可能性が大きく減少するような接触可能性算出マップ
を設定し、実際に検出される障害物候補の相対位置及び
相対速度から接触可能性を算出設定する。なお、この実
施形態では、接触可能性が“0.8(=80%)”であ
るときに障害物と判定する。
【0028】次に、前記外界認識装置1で行われる検出
物体の位置情報変更の原理について説明する。例えば、
前記レーダ処理装置3や画像処理装置5で検出された物
体が、自車両周辺の車両や落下物であるときには、その
位置情報を変更する必要はない。しかし、検出された物
体が、路側リフレクタのような路側構造物であるときに
は、その存在位置情報を変更した方が、後段の制御系の
制御、或いは認識系の認識に有効な場合が多い。
【0029】前述のように路側リフレクタのような路側
構造物は、その形状が非常に小さく、また反射強度が強
いために、検出された位置情報、特に横方向の位置情報
精度が低い。しかし、路側リフレクタのような路側構造
物は、図3aに示すように、複数個連続して、且つ路側
に沿って存在する場合が多い。図3bは、図3aの様子
をレーザレーダでスキャニングして、そのスキャニング
範囲内に存在する物体を検出したものである。ここで、
制御システムとしては必要な場合にのみ、物体の正確な
位置情報が得られればよく、全てを検出できる必要はな
いという条件を考慮し、通常は複数の路側構造物をまと
めてグルーピングし、その物体群の中心位置に対して前
述の障害物判定を行えばよい。一方、自車両の現在の走
行状態とその履歴から、将来、路側構造物群との接触の
可能性がある場合などには、当該路側構造物群と自車両
の将来の進行方向との交点を物体群の位置とすれば、前
述の障害物判定で確実に障害物と判定することができ
る。
【0030】次に、前述のようにして検出された物体群
が路側構造物群である可能性を算出する原理について説
明する。この路側構造物群可能性算出原理は二つに大別
される。一つは、前述のように路側リフレクタのような
路側構造物が路側に沿って連続的に配設されている、即
ちそれら路側構造物のなす曲線の状態は走行路の曲率と
合致又はほぼ合致していることに着目したものであり、
もう一つは画像情報として捉えた路側構造物の形態が予
め記憶されている路側構造物の形態に類似しているか否
かの判定、所謂パターンマッチングを行うものである。
更に、前者に用いる走行路の曲率は、例えば白線などの
レーンマーカーから検出するものと、将来の自車両の進
行方向から推定するものが適用できる。
【0031】まず、本実施形態では、図4に示すよう
に、検出された物体群の平面視近似直線を求め、その傾
き(平面視傾斜角度)Ai と切片Bi とを算出する。対
象となる検出物体は、個々の距離が20m以内に接近し
て存在するもの、及び等間隔又はほぼ等間隔に存在する
ものとした。そして、前記画像処理装置5でレーンマー
カー等から走行路の曲率が求められたときには、その走
行路曲率とこの検出物体群近似直線とを比較し、その類
似性から路側構造物の可能性を算出する。なお、図4中
の座標x(0),y(0) 、座標x(1),y(1) 、座標x(2),y
(2) は、前記自車両の前端中央部を原点とする二次元直
交座標における各検出物体のx,y座標である。
【0032】一方、自車両の将来の進行方向は以下のよ
うにして算出する。操舵角速度と加速度が一定であると
いう仮定の下に、車速V及び操舵角δを用いて、下記2
式に示す二輪モデルの並進・回転運動の合成から自車両
の将来の移動軌跡を推定する。
【0033】
【数1】
【0034】ここで、式中、ψ' はヨーレートを、βは
スリップ角を、mは自車両の質量を、Kf,Krは夫々
前後輪のコーナリングパワーを、lf,lrは夫々自車
両重心から前輪軸までの距離及び重心から後輪軸までの
距離を、Iは車両中心旋回慣性を、sはラプラス演算子
を示している。一方、図5に示すような前記自車両の前
端中央部を原点とする二次元直交座標における自車両の
推定軌跡を下記3式で表す。
【0035】
【数2】
【0036】ここで、式中、kはサンプリング番号、Δ
tは例えば0.1秒程度に設定されたサンプリング時間
であり、β(k),δ(k) は、夫々、前記2式のラプラス領
域から逆変換して求めたスリップ角とヨーレートであ
る。従って、例えば3秒先の将来(k=1〜30)ま
で、前記2式及び3式の演算ループを回すことで、自車
両の移動軌跡を推定することができ、更に3式のX,Y
の値から最小二乗法により自車両移動軌跡の傾き(平面
視傾斜角度)AV を求めることができる。なお、簡単の
ため、自車両移動軌跡を直線で近似する。
【0037】このようにして得られた自車両の将来の進
行方向、即ち将来の移動軌跡は、走行路の曲率に沿って
いるという前提から、この移動軌跡と前記検出物体群近
似直線とを比較し、両者の類似性から路側構造物の可能
性を算出する。一方、図6に示すように、前記検出物体
が路側構造物である可能性が高いときに、前記自車両の
将来の移動軌跡と当該検出物体群近似直線とのなす平面
視角度AC が、例えば30°以上であるときには、自車
両は路側構造物側に向けて走行していると考えられるか
ら、それら路側構造物群が配設されている走行路の路側
に接触する、或いはそれを超えて逸脱する可能性が高
い。そのような場合には、前述のように、自車両の将来
の移動軌跡と検出物体群近似直線との交点(xC
C )を求め、その交点座標を検出物体群の位置情報と
する。同様の理由により、前記自車両の将来の移動軌跡
と検出物体群近似直線との交点(xC ,yC )に自車両
が到達する時間tC =(xC 2 +yC 2 1/2 が、例え
ば3秒以下であるときにも、当該交点座標を検出物体群
の位置情報とする。これら以外であるときには、前述の
ように検出物体軍の中心位置を位置情報とする。
【0038】一方、前記パターンマッチングは、以下の
ようにして行う。まず、図7aに示すように、検出した
物体の前記自車両の前端中央部を原点とする二次元直交
座標における位置座標を、下記4式に従って、前記CC
Dカメラ4で撮像した画像上の座標に変換し、レーダで
検出した物体の位置におけるカメラ撮像画像上の画像領
域p1 を抽出する。
【0039】
【数3】
【0040】ここで、式中、pix-v,pix-u は画像上の縦
・横方向の座標であり、pix-w,pix-h は抽出した画像領
域の幅と高さを示す。また、fはCCDカメラ4のレン
ズから受光面までの距離を画素換算した値であり、Hは
カメラ取付け高さ、x,yは、夫々、レーダで検出した
物体との横方向・縦方向の距離を示し、w,hは、夫
々、例えば二次元スキャニング式レーザレーダで検出し
た物体の横幅と高さを示している。
【0041】次に、図7bに示すように、前記抽出した
画像領域p1 に対し、最も類似していると考えられる路
側リフレクタなどの路側構造物の像p2 を選出し、例え
ば図7cに示すように、両者の像の最も左上方にあるエ
ッジを注目点とし、その注目点を、像の左隅部を原点と
する極座標(r1 ,θ1 )、(r2 ,θ2 )で表し、図
7dに示すように、それらをベクトルとして重ね合わせ
た後、その合成ベクトルの余弦値から類似性を判定す
る。なお、この実施形態では、抽出画像p1 の四隅につ
いて同様に判定を行い、それらの合計を4で割って正規
化する。
【0042】次に、前述した原理に従って、検出物体の
位置情報を算出出力する演算処理について、図8のフロ
ーチャートを用いて説明する。この演算処理は、所定の
サンプリング周期ΔT(例えば10msec. )毎にタイマ
割込処理される。なお、このフローチャートでは、特に
通信のためのステップを設けていないが、例えばフロー
チャート中で得られた情報は随時記憶装置に記憶される
し、必要な情報は随時記憶装置から読出される。
【0043】この演算処理のステップS1では、前記車
速センサ6で検出された自車速度V SP、操舵角センサ7
で検出された操舵角θを読込み、自車速度VSPを時間微
分して自車加速度dVSP/dtを算出すると共に、読込
んだ操舵角θを下記1式で示す疑似微分器で微分して操
舵角速度dθ/dtを算出する。 G(Z)=(cZ2 −c)/(Z2 −aZ+b) ……… (1) 但し、式中、Zは時間進み演算子、a、b、cは夫々正
数である。
【0044】次にステップS2に移行して、前述のよう
に二輪モデルを用いて、自車両の進行方向の移動軌跡を
算出し、その平面視傾斜角度AV を求める。次にステッ
プS3に移行して、例えばこの演算処理が行われる10
回に一度、つまり100msec. 毎(レーザレーダ処理装
置3の処理周期に相当)に前記レーザレーダ2(実質的
にはレーザレーダの処理装置3)の測距結果から検出物
体を抽出し、自車両に対する検出物体の相対位置を前記
自車両を原点とする二次元直交座標における(x、y)
座標として読込む。なお、検出物体をロストしたときや
新たに捕捉したときのように、測距状況に変化が生じる
と、入出力変数の全ての過去値を現在の測距値にセット
し直すように構成されている。
【0045】次にステップS4に移行して、例えばこの
演算処理が行われる5回に一度、つまり50msec. 毎
(画像処理装置5の処理周期に相当)に前記CCDカメ
ラ4(実質的には画像処理装置5)の撮像画像から自車
両走行レーンのレーンマーカー(図では白線)を検出
し、走行車線の曲率r等の形状を検出する。なお、これ
と共に、例えば特開平11−296660号公報に記載
されるように、走行車線に対する自車両のヨー角、走行
車線中央からの自車両の横位置等を算出するようにして
もよい。
【0046】次にステップS5に移行して、前述のよう
に検出物体群の近似直線を求め、その平面視傾斜角度A
i と自車両正面軸への切片Bi を算出する。次にステッ
プS6に移行して、前記ステップS4で検出した走行車
線の曲率rと前記ステップS5で算出した検出物体群の
近似直線の平面視傾斜角度Ai とから、下記5式に従っ
て、検出された物体(群)が路側構造物である可能性P
1 を算出する。
【0047】 P1 =f2 (f1 (r)ー|Ai |) ……… (5) ここで、式中のf1 は、図9に示すように、走行車線の
曲率rを、前記自車両を原点とする二次元直交座標にお
ける傾き、即ち平面視傾斜角度に変換する関数であり、
曲線路ほど大きな値となる。また、式中のf2 は、図1
0に示すように、前記関数f1 によって変換された走行
車線の平面視傾斜角度と前記検出物体群近似直線の平面
視傾斜角度Ai とが近しい(差が小さい)ときに大きな
値を出力する関数である。従って、算出される可能性P
1 は、正規化された0〜1の範囲内で、値が大きいほ
ど、検出物体(群)が路側構造物である可能性が高いこ
とを示している。
【0048】次にステップS7に移行して、前記ステッ
プS2で算出した自車両の将来の進行方向の移動軌跡の
平面視傾斜角度AV と前記ステップS5で算出した検出
物体群の近似直線の平面視傾斜角度Ai とから、下記6
式に従って、検出された物体(群)が路側構造物である
可能性P2 を算出する。 P2 =f2 (|AV |ー|Ai |) ……… (6) ここで、式中のf2 は、前述と同様に、自車両の移動軌
跡の平面視傾斜角度A V と前記検出物体群近似直線の平
面視傾斜角度Ai とが近しい(差が小さい)ときに大き
な値を出力する関数である。従って、算出される可能性
P2 は、正規化された0〜1の範囲内で、値が大きいほ
ど、検出物体(群)が路側構造物である可能性が高いこ
とを示している。
【0049】次にステップS8に移行して、前述のよう
に、検出物体(群)のあるカメラ画像上の領域p1 を抽
出し、その領域の画像と予め記憶した路側構造物の画像
パターンp2 との比較から、下記7式に従って、検出さ
れた物体(群)が路側構造物である可能性P3 を算出す
る。 P3 =f5 (r1 ーr2 )・cos(|θ1 ーθ2 |) ……… (7) ここで、式中のf5 は、図11に示すように、抽出され
たカメラ画像領域p 1の特徴点と予め記憶された路側構
造物の画像p2 の特徴点とが近しい(差が小さい)とき
に大きな値を出力する関数である。従って、算出される
可能性P3 は、正規化された0〜1の範囲内で、値が大
きいほど、検出物体(群)が路側構造物である可能性が
高いことを示している。
【0050】次にステップS9に移行して、前記ステッ
プS6で算出した路側構造物可能性P1 が0.7以上で
あるか、或いは前記ステップS7で算出した路側構造物
可能性P2 が0.75以上であるか、或いは前記ステッ
プS8で算出した路側構造物可能性P3 が0.9以上で
ある場合に検出した物体群が路側構造物である可能性が
高いとしてステップS10に移行し、そうでない場合に
ステップS11に移行する。
【0051】前記ステップS10では、前記ステップS
2で二輪モデルを用いて算出した自車両の移動軌跡と前
記ステップS5で算出した検出物体群の近似直線との交
点を求め、その交点が自車両の移動軌跡上にあるとき
に、当該移動軌跡と検出物体群の近似直線とのなす角度
(平面視)AC を求めると共に、接触可能性フラグfAc
を“1”にセットし、そうでないときには接触可能性フ
ラグfAcは“0”にリセットしてからステップS12に
移行する。
【0052】前記ステップS12では、前記接触可能性
フラグfAcが“1”のセット状態であり、且つ前述のよ
うに前記ステップS10で算出した自車両移動軌跡と検
出物体群近似直線との平面交差角度の絶対値|AC |が
30°以上であるか否かを判定し、当該接触可能性フラ
グfAcが“1”のセット状態であり、且つ当該平面交差
角度の絶対値|AC |が30°以上である場合にはステ
ップS13に移行し、そうでない場合にはステップS1
4に移行する。
【0053】前記ステップS14では、前記接触可能性
フラグfAcが“1”のセット状態であり、且つ前述のよ
うに前記自車両の将来の移動軌跡と検出物体群近似直線
との交点(xC ,yC )に自車両が到達する時間tC
(xC 2 +yC 2 1/2 が3秒以下であるか否かを判定
し、当該接触可能性フラグfAcが“1”のセット状態で
あり、且つ当該交点(xC ,yC )に自車両が到達する
時間tC が3秒以下である場合には前記ステップS13
に移行し、そうでない場合にはステップS15に移行す
る。
【0054】前記ステップS13では、前述のように前
記ステップS10で求めた前記自車両の将来の移動軌跡
と検出物体群近似直線との交点座標を検出物体(群)の
位置情報として後段に出力してからステップS16に移
行する。一方、前記ステップS15では、前述のように
前記ステップS5で求めた検出物体群の近似直線の中心
座標を検出物体(群)の位置情報として後段に出力して
から前記ステップS16に移行する。
【0055】これに対し、前記ステップS11では、前
記ステップS3で求めた検出物体座標を検出物体の位置
情報として後段に出力してから前記ステップS16に移
行する。そして、前記ステップS16では、使用した種
々の過去値を更新してからメインプログラムに復帰す
る。
【0056】次に、前述した原理に従って、ブレーキア
クチュエータ、即ち負圧ブレーキブースタ9への指令値
を算出出力する演算処理について、図12のフローチャ
ートを用いて説明する。この演算処理も、所定のサンプ
リング周期ΔT(例えば10msec. )毎にタイマ割込処
理される。なお、このフローチャートでは、特に通信の
ためのステップを設けていないが、例えばフローチャー
ト中で得られた情報は随時記憶装置に記憶されるし、必
要な情報は随時記憶装置から読出される。
【0057】この演算処理では、まずステップS21
で、前記エンジン回転数、トルク比、ギヤ比といった自
車両状態量の検出を行うと共に、前記図8の演算処理で
算出出力された物体の相対位置情報を読込む。次にステ
ップS22に移行して、前記ステップS21で読込んだ
検出物体の相対位置情報から相対速度ベクトルVr を算
出し、前述のようにして障害物可能性を算出する。な
お、相対速度ベクトルの算出は、前記1式のディジタル
フィルタの係数をレーザレーダスキャニング周期毎に設
計し直した疑似微分器から求めることができる。
【0058】次にステップS23に移行して、前記ステ
ップS22で算出した障害物可能性から、前述のように
障害物が存在するか否かの判定を行い、障害物が存在す
る場合にはステップS24に移行し、そうでない場合に
はステップS29に移行する。前記ステップS24で
は、前記接触可能性フラグFAcが“1”のセット状態で
あり、且つ前記ステップS23で障害物であると判定さ
れた物体が、前記図8の演算処理で路側構造物であると
判定されたものであるか否かを判定し、当該接触可能性
フラグFAcが“1”のセット状態であり、且つ障害物で
あると判定された物体が路側構造物である場合にはステ
ップS25に移行し、そうでない場合にはステップS2
6に移行する。
【0059】前記ステップS25では、下記8式に従っ
て速度低減ゲインKを算出してからステップS27に移
行する。 K=f3 (AC ) ……… (8) ここで、式中のf3 は、図13に示すように、前記図8
の演算処理のステップS10で算出した自車両移動軌跡
と検出物体群近似直線との平面交差角度の絶対値|AC
|が大きいほど、つまり自車両が路側構造物に向かって
いるほど、大きな値を出力する関数である。
【0060】また、前記ステップS26では、前記速度
低減ゲインKを“0”としてから前記ステップS27に
移行する。前記ステップS27では、路側構造物側に向
かって自車両が走行し、走行車線の路側に接触したり、
或いは路側を超えて逸脱したりするときの速度を低減す
るための速度低減用制動力を発生する制動流体圧(図で
はブレーキ圧)と、走行車線を逸脱しないようにするた
めの車線逸脱防止用制動力を発生するブレーキ圧とを算
出してからステップS28に移行する。具体的には、ま
ず下記9式に従って目標減速度αCAを算出し、それを達
成するためのブレーキトルクTbrk を下記10式に従っ
て、そのブレーキトルクTbrk を発生するためのブレー
キ圧PCAを下記11式に従って算出する。
【0061】
【数4】
【0062】ここで、式中のVp は検出物体速度、Lは
検出物体までの距離、Lt は目標車間距離、TW は駆動
軸トルク、Rt はトルク比、Ratはギヤ比、Rdef はデ
ィファレンシャルギヤのギヤ比、Ne はエンジン回転
数、Te はエンジン回転数Neで決まるエンジンブレー
キトルク、Je はエンジンイナーシャ、mは自車両質
量、RW は車輪転がり動半径、Sb はブレーキシリンダ
面積、Rb はブレーキロータ半径、μb はブレーキパッ
ド摩擦係数であり、ブレーキ圧は四輪に均等に分配され
るものとする。また、制動制御開始タイミングは、下記
12式で表れる検出物体接触までの時間が3秒以下にな
ったときである。
【0063】
【数5】
【0064】次に下記13式に従って車線逸脱防止用ブ
レーキ圧PLDを算出する。
【0065】
【数6】
【0066】ここで、式中、yV は前記図8の演算処理
のステップS4で算出した走行車線中央に対する自車両
横変位、ψは走行車線に対するヨー角、Tp は運転者が
見ている前方注視点までの距離で、例えば40mとす
る。また、rは走行車線曲率、kは正のゲイン係数、f
4 は図14に示す関数であり、算出される車線逸脱防止
用ブレーキ圧PLDは、正値のときに右輪にだけ作用する
ブレーキ圧、負値のときに左輪にだけ作用するブレーキ
圧となり、ブレーキ圧を方輪にのみかけることにより自
車両の進路を変更し、車線逸脱を防止するものである。
【0067】前記ステップS28では、下記14式に従
って、前記ステップS25又はステップS26で設定し
た速度低減ゲインKを用いて部歴アクチュエータへの指
令値、即ちブレーキ圧Pbrk を算出出力してから前記ス
テップS29に移行する。
【0068】
【数7】
【0069】ここで、速度低減ゲインKが大きい、即ち
自車両が路側構造物に向かっているときほど、速度を低
減するための速度低減用ブレーキ圧が優先され、Kが小
さく、自車両が路側構造物に向かっていないときには車
線逸脱防止用ブレーキ圧が優先される。このように、本
実施形態の走行路環境検出装置によれば、検出された物
体群をグループ化し、その検出物体群が路側構造物であ
る可能性を算出し、その可能性が高いときに、自車両の
走行状態に応じて、それらの物体群の位置情報を変更す
るようにしたため、路側構造物である可能性が高い物体
群と自車両とが接触するような場合には、自車両の将来
の移動軌跡と物体群近似直線との交点、即ち自車両の将
来の進行方向と物体との接触点を物体の位置情報とする
といったように、その物体の位置情報を用いた適切な制
御や認識を可能とすることができ、その分だけ、路側リ
フレクタなどの路側構造物の位置精度を向上することが
できる。
【0070】また、検出された走行路の曲率及び検出さ
れた物体群近似曲線(直線を含む)の状態に基づいてそ
れらの物体が路側構造物である可能性を算出するとか、
算出された自車両の将来の移動軌跡(進行方向)及び検
出された物体群近似曲線の状態に基づいてそれらの物体
が路側構造物である可能性を算出するとか、撮像された
走行路環境の中から抽出された物体の形態と記憶されて
いる路側構造物の形態との類似性に基づいて当該物体が
路側構造物である可能性を算出するようにしたため、物
体が路側構造物である可能性を正確に算出することが可
能となる。
【0071】また、算出された自車両の将来の移動軌跡
(進行方向)と物体群近似曲線(直線を含む)との平面
視角度が所定値以上であるとき、即ち自車両がそれらの
物体群に向かって進行すると考えられるときや、算出さ
れた自車両の将来の移動軌跡(進行方向)と検出された
物体群近似曲線との交点に自車両が到達するまでの時間
が所定値より小さいときに、当該自車両の将来の移動軌
跡と物体群近似曲線との交点を、それらの物体群の位置
情報とするようにしたため、それらの物体群が路側リフ
レクタのように路側に沿って連続的に配設されたもので
あるときに、自車両が走行路の路側に接触する位置或い
はそれを超えて逸脱する位置を精度よく検出することが
可能となる。
【0072】また、算出された自車両の将来の移動軌跡
(進行方向)と検出された物体群近似曲線(直線を含
む)との平面視角度が所定値未満か、若しくはその角度
が得られないとき、即ち自車両がそれらの物体群に向か
って進行していないと考えられるときに、物体群の中心
位置を当該物体群の位置情報とする構成としたため、そ
れらの物体群が路側リフレクタのように路側に沿って連
続的に配設されたものであるときに、自車両走行路の路
側の全体的な横位置を精度よく検出することが可能とな
る。
【0073】また、算出された自車両の将来の移動軌跡
(進行方向)と検出された物体群近似曲線(直線を含
む)との平面視角度が小さいほど、自車両が走行してい
る車線を逸脱しないための制動力の割合を大きくするよ
うにしたため、自車両が路側構造物と考えられる物体群
に向かって進行していないときには走行車線を逸脱しな
いように制動力を制御し、自車両が路側構造物と考えら
れる物体群に向かって進行しているときには物体に接触
するときの自車両の速度を低減するように制動力を制御
することが可能となる。
【0074】以上より、前記車速センサ6、操舵角セン
サ7、図8の演算処理のステップS1が本発明の自車両
状態検出手段を構成し、以下同様に、前記レーザレーダ
2、レーダ処理装置3、図8の演算処理のステップS3
が物体検出手段を構成し、前記図8の演算処理のステッ
プS6〜ステップS8が路側構造物可能性算出手段を構
成し、前記図8の演算処理のステップS9〜ステップS
15が路側構造物位置情報変更手段を構成し、前記図8
の演算処理のステップS4が走行路曲率検出手段を構成
し、前記図8の演算処理のステップS5が物体群曲線状
体検出手段を構成し、前記図8の演算処理のステップS
2が自車両進行方向算出手段を構成し、前記CCDカメ
ラ4、画像処理装置5、図8の演算処理のステップS4
が走行路環境撮像手段を構成し、前記外界認識装置1内
の記憶装置が路側構造物形態記憶手段を構成し、前記図
12の演算処理が制動力制御手段を構成している。
【0075】なお、前記実施形態では、夫々の演算処理
装置にマイクロコンピュータを用いたが、これに代えて
各種の論理回路を用いることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の障害物検出装置を備えた先行車両追従
走行制御付き車両の一例を示す車両構成図である。
【図2】障害物検出に必要な障害物候補相対速度ベクト
ルとその接触可能性の説明図である。
【図3】路側リフレクタの検出結果の説明図である。
【図4】検出物体群の近似直線の説明図である。
【図5】自車両の将来の移動軌跡の説明図である。
【図6】検出物体群の近似直線と自車両の将来の移動軌
跡の説明図である。
【図7】パターンマッチングの説明図である。
【図8】図1の外界認識装置で行われる演算処理のフロ
ーチャートである。
【図9】図8の演算処理で用いられる制御マップであ
る。
【図10】図8の演算処理で用いられる制御マップであ
る。
【図11】図8の演算処理で用いられる制御マップであ
る。
【図12】図1の自動ブレーキ制御装置で行われる演算
処理のフローチャートである。
【図13】図12の演算処理で用いられる制御マップで
ある。
【図14】図12の演算処理で用いられる制御マップで
ある。
【符号の説明】
1は外界認識装置 2はレーザレーダ 3はレーザレーダ処理装置 4はCCDカメラ 5は画像処理装置 6は車速センサ 7は操舵角センサ 8は自動ブレーキ制御装置 9は負圧ブレーキブースタ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自車両の走行状態を検出する自車両走行
    状態検出手段と、自車両周辺の物体を検出する物体検出
    手段と、前記物体検出手段で検出された物体が路側構造
    物である可能性を算出する路側構造物可能性算出手段
    と、前記路側構造物可能性算出手段で算出された路側構
    造物である可能性が高いときに、前記自車両走行状態検
    出手段で検出された自車両の走行状態に応じて、当該路
    側構造物である可能性が高い物体の位置情報を変更する
    路側構造物位置情報変更手段とを備えたことを特徴とす
    る走行路環境検出装置。
  2. 【請求項2】 自車両進行方向の走行路の曲率を検出す
    る走行路曲率検出手段と、前記物体検出手段で検出され
    た複数の物体がなす自車両進行方向への曲線の状態を検
    出する物体群曲線状態検出手段とを備え、前記路側構造
    物可能性算出手段は、前記走行路曲率検出手段で検出さ
    れた走行路の曲率及び前記物体群曲線状態検出手段で検
    出された複数の物体がなす曲線の状態に基づいてそれら
    の物体が路側構造物である可能性を算出することを特徴
    とする請求項1に記載の走行路環境検出装置。
  3. 【請求項3】 自車両の将来の進行方向を算出する自車
    両進行方向算出手段と、前記物体検出手段で検出された
    複数の物体がなす自車両進行方向への曲線の状態を検出
    する物体群曲線状態検出手段とを備え、前記路側構造物
    可能性算出手段は、前記自車両進行方向算出手段で算出
    された自車両の将来の進行方向及び前記物体群曲線状態
    検出手段で検出された複数の物体がなす曲線の状態に基
    づいてそれらの物体が路側構造物である可能性を算出す
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載の走行路環境
    検出装置。
  4. 【請求項4】 自車両周辺の走行路環境を撮像する走行
    路環境撮像手段と、路側構造物の形態を記憶する路側構
    造物形態記憶手段とを備え、前記路側構造物可能性算出
    手段は、前記走行路環境撮像手段で撮像された走行路環
    境の中から抽出された前記物体検出手段で検出された物
    体の形態と前記路側構造物形態記憶手段で記憶されてい
    る路側構造物の形態との類似性に基づいて当該物体が路
    側構造物である可能性を算出することを特徴とする請求
    項1乃至3の何れかに記載の走行路環境検出装置。
  5. 【請求項5】 自車両の将来の進行方向を算出する自車
    両進行方向算出手段と、前記物体検出手段で検出された
    複数の物体がなす自車両進行方向への曲線の状態を検出
    する物体群曲線状態検出手段とを備え、前記路側構造物
    位置情報変更手段は、前記自車両進行方向算出手段で算
    出された自車両の将来の進行方向と前記物体群曲線状態
    検出手段で検出された複数の物体がなす曲線との平面視
    角度が所定値以上であるときに、当該自車両の将来の進
    行方向と複数の物体がなす曲線との交点を、それらの物
    体群の位置情報とすることを特徴とする請求項1乃至4
    の何れかに記載の走行路環境検出装置。
  6. 【請求項6】 自車両の将来の進行方向を算出する自車
    両進行方向算出手段と、前記物体検出手段で検出された
    複数の物体がなす自車両進行方向への曲線の状態を検出
    する物体群曲線状態検出手段とを備え、前記路側構造物
    位置情報変更手段は、前記自車両進行方向算出手段で算
    出された自車両の将来の進行方向と前記物体群曲線状対
    検出手段で検出された複数の物体がなす曲線との平面視
    角度が所定値未満か、若しくはその角度が得られないと
    きに、それら複数の物体からなる物体群の中心位置を当
    該物体群の位置情報とすることを特徴とする請求項1乃
    至5の何れかに記載の走行路環境検出装置。
  7. 【請求項7】 自車両の将来の進行方向を算出する自車
    両進行方向算出手段と、前記物体検出手段で検出された
    複数の物体がなす自車両進行方向への曲線の状態を検出
    する物体群曲線状態検出手段とを備え、前記路側構造物
    位置情報変更手段は、前記自車両進行方向算出手段で算
    出された自車両の将来の進行方向と前記物体群曲線状対
    検出手段で検出された複数の物体がなす曲線との交点に
    自車両が到達するまでの時間を求め、その時間が所定値
    より小さいときに、当該自車両の将来の進行方向と複数
    の物体がなす曲線との交点を、それらの物体群の位置情
    報とすることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記
    載の走行路環境検出装置。
  8. 【請求項8】 自車両の将来の進行方向を算出する自車
    両進行方向算出手段と、前記物体検出手段で検出された
    複数の物体がなす自車両進行方向への曲線の状態を検出
    する物体群曲線状態検出手段と、前記物体検出手段で検
    出された物体に接触するときの自車両の速度を低減する
    ための制動力及び自車両が走行している車線を逸脱しな
    いための制動力を制御する制動力制御手段とを備え、前
    記制動力制御手段は、前記自車両進行方向算出手段で算
    出された自車両の将来の進行方向と前記物体群曲線状対
    検出手段で検出された複数の物体がなす曲線との平面視
    角度が小さいほど、自車両が走行している車線を逸脱し
    ないための制動力の割合を大きくすることを特徴とする
    請求項1乃至7の何れかに記載の走行路環境検出装置。
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