JP2000132799A - 制御対象選別装置 - Google Patents

制御対象選別装置

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JP2000132799A
JP2000132799A JP10308090A JP30809098A JP2000132799A JP 2000132799 A JP2000132799 A JP 2000132799A JP 10308090 A JP10308090 A JP 10308090A JP 30809098 A JP30809098 A JP 30809098A JP 2000132799 A JP2000132799 A JP 2000132799A
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  • Controls For Constant Speed Travelling (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Radar Systems Or Details Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 道路設置物である反射板、ガードレール、カ
ーブミラー、停止あるいは低速移動物体等を制御対象
(先行車両)と見誤ることのない車両搭載の制御対象判
別装置を提供する。 【解決手段】 物体認識手段12により検出物体の自車
両に対する位置及び相対速度を求め、検出物体移動経路
予測手段13により検出物体の相対的な動きから検出物
体の移動経路を予測すると共に、検出物体衝突時間予測
手段14により自車両に対する検出物体の相対速度から
自車両と検出物体との衝突時間を予測する。それらの結
果から、自車両と検出物体が衝突する可能性があるか否
かを判定し、衝突判定された検出物体に対して自車両の
車速の制御あるいは当該検出物体が危険である旨知らせ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自車両前方の検
出物体の位置と相対速度を検出し、検出物体に対する車
速制御又は警報を行う装置に関するものである。特に、
検出物が自車両と衝突するか否かを判定し、検出物が停
止又は低速移動中の物体か否かを判定する等、制御対象
となる検出物の選別を適切に行う制御対象選別装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、先行車両の認識方法として特開平
6−295400号公報等に記載されたものがあった。
特開平6−295400号公報の先行車両認識方法は、
自動車に搭載されたスキャンレーザーレーダーにより前
方の対象物にレーザー光を照射し、対象物からの反射光
を受光するまでの時間に基づき自車両から対象物までの
距離を演算して測距を行う際に、対象物が同一レーンの
前方を走行する先行車両かどうかを認識する方法であっ
て、レーザー光を自車両の進行方向に直交する方向に所
定角度ずつ走査して各照射点ごとの対象物までの距離を
演算し、各照射点毎の演算結果を記憶手段の各々の記憶
エリアに格納しておき、これらの格納データのなかに車
幅相当にわたってほぼ同一距離の測定点が複数個存在す
るか否かにより自動車候補点群を検出し、検出した候補
点群に含まれる測定点数、両端に位置する測定点間距離
などの関数である適合度関数を用いて、先行車両である
ことの確かさを表わす確信度を演算し、レーザー光の走
行方向及び進行方向を座標軸とする座標系において、候
補点群の位置を基準にして所定の判定ウィンドウを設定
したのち、次のレーザー光の走査による測定点のデータ
に基づいて検出された新たな自動車候補点群が前記ウィ
ンドウ内に存在するか否かを検索し、存在する場合には
前回の自動車候補点群の位置を新たな自動車候補点群の
位置に置き換えると共に、前回の確信度に今回演算した
確信度を加算して新たな確信度とし、新たな自動車候補
点群が前記ウィンドウ内に存在しない場合には、前回の
確信度から所定の減算値を減算して新たな確信度とし、
新たな確信度が基準値より大きいときに新たな自動車候
補点群を先行車両と判断することを特徴としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、自車両1が
図7に示すように直線路を走行中で前方の道路が曲路で
あった場合あるいは曲路を走行中を想定する。一般的に
このような道路では曲路部分に反射板50が取り付けら
れている。この反射板50は、曲路の曲率によっては自
動車後部の反射板幅と同幅であるように見える。また、
自車両1から見た前後方向の距離も大差無い。このと
き、前述の特開平6−295400号公報の認識方法で
は、先行車両が自車両前方で停車しているように見え
る。
【0004】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたものであり、道路設置物である反射
板、ガードレール、カーブミラー、道路周辺の停止ある
いは低速で移動する物体などを制御対象(先行車両)と
見誤ることのない、制御対象を判別する装置を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の制御対
象選別装置の発明は、自車両前方に存在する物体の距離
を計測する距離計測手段と、距離計測手段から得られた
データから自車両前方の物体を認識し、この検出物体の
自車両に対する位置及び自車両に対する相対速度を求め
る物体認識手段と、物体認識手段から得られた自車両に
対する検出物体の相対的な動きから、当該検出物体の移
動経路を予測する検出物体移動経路予測手段と、自車両
に対する検出物体の相対速度から、自車両と検出物体と
の衝突時間を予測する検出物体衝突時間予測手段と、検
出物体移動経路予測手段及び検出物体衝突時間予測手段
の結果から、自車両と検出物体が衝突する可能性がある
か否かを判定する衝突判定手段と、衝突判定手段により
衝突判定されなかった検出物体に対しては物体認識手段
の結果から除外し、その他の検出物体に対して自車両の
車速の制御あるいは当該検出物体が危険である旨知らせ
る制御・警報手段とを備えたことを特徴とする。
【0006】このように請求項1による制御対象選別装
置の発明は、移動経路を求めたのち、衝突判定手段によ
り衝突するか否かの判定を下すことにより、真に危険な
物体に対してのみ、制御又は警報を行うことができる。
【0007】請求項2の発明による制御対象選別装置
は、請求項1の発明において、所定の相対速度で接近す
る検出物体に対してのみ衝突するか否かの判定を行い、
停止物あるいは低速で移動する検出物体以外に対しては
衝突判定を行わないことを特徴とする。
【0008】請求項3の発明による制御対象選別装置
は、請求項1又は請求項2の発明において、物体認識手
段により認識した検出物体と自車両との距離PLが所定
距離PthL内にあるか否かを判定し、所定距離PthL内の
検出物体に対して衝突するか否かを判定することを特徴
とする。
【0009】請求項4の発明による制御対象選別装置
は、請求項1から請求項3の発明において、所定の相対
速度Vth1以上で接近する検出物体に対しては、制御・
警報の対象から除外することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明に
よる制御対象選別装置の構成を示すブロック図である。
図に示すように、この発明の制御対象選別装置10は、
自車両と前方の物体の距離を測定する距離計測手段11
と、前方の物体を1つの検出物体として認識し自車両に
対する相対位置及び自車両に対する相対速度を算出する
物体認識手段12と、検出物体の移動経路を予測する検
出物体移動経路予測手段13と、検出物体の衝突時間を
予測する検出物体衝突時間予測手段14と、自車両と検
出物体とが衝突するかを判定する衝突判定手段15と、
衝突されると判定された検出物体に対して自車両の車速
の制御又は危険である旨を知らせる制御・警報手段16
とから構成されている。
【0011】距離計測手段11は、自車両の前方の規定
視野角範囲に向ってレーザー光又は電波を発信する発信
装置と、自車両前方の物体からの反射により戻ってくる
レーザー光等を受信する受信装置を備え、レーザー光又
は電波の発信から受信までの時間に基づいて自車両と前
方の物体間の距離を計測する役割を果す。
【0012】物体認識手段12は、距離計測手段11に
より求めた距離データが複数ある場合に、それが別々の
物体か1つの物体であるかの判断を行い、それぞれの検
出物体毎に自車両に対する位置及び自車両に対する相対
速度を算出する。図2は物体認識手段12による物体認
識手法の一例を示すものであり、距離計測手段11(レ
ーザーレーダー等)が検出した複数の距離データ(図2
の検出点A:黒四角)を纏めることにより検出データグ
ループ(図2の検出データグループB:斜線四角)を作
成する。こうして得られた検出データグループBは、先
行車両後部に装着されているリフレクタや、大型トラッ
クの後部の反射板、路肩のデリニエータや看板に相当す
るものである。距離計測手段11の測距のたびに上記グ
ループ化処理を行い、それぞれのグループに対して位置
や動きが類似しているグループを更に纏め上げる(図2
の検出物体C:点線枠の四角)。このようにして纏め上
げた検出物体Cは、先行車両又は路肩の反射物体等の設
置物に相当するものになる。
【0013】検出物体移動経路予測手段13は、物体認
識手段12により認識した検出物体の自車両に対する位
置の時系列変化から当該物体の移動経路の予測を行うも
のである。図3は検出物体移動経路予測手段13による
移動経路の予測を説明するための図であり、ここでは例
として道路設置物である検出物体100の移動経路を求
めている。図において、まず物体認識手段12により認
識した検出物体100の自車両に対する位置を時系列的
(t1,t2,t3)に記憶する。そして、当該物体1
00の自車両に対する移動の軌跡である黒丸点(t1,
t2,t3における検出物体100の位置)を、例えば
2次式で近似すると、物体100の予測移動経路として
図の点線の2次曲線を得る。すなわち、検出物体100
の時系列的位置の軌跡である黒丸点を最小2乗近似した
結果が白丸点となり、検出物体100がこれから通過す
る予想位置となる。ここでは、予測移動経路を2次曲線
で近似したが、その他の曲線で近似しても良い。特に、
高速道路等のカーブ曲線に使われているクロソイド曲線
に近似することが好ましい。
【0014】検出物体衝突時間予測手段14は、検出物
体100と自車両1の相対速度Vrから当該物体が自車
両に衝突するまでの時間の演算を行う。図4(a)は検
出物体衝突時間予測手段14による衝突時間の予測を説
明するための図であり、ここでは自車両1の速度をV
s、検出物体100の速度をVfとして、相対速度Vr
を式(1)で定義する。
【0015】Vr=Vf−Vs…(1) なお、Vr、Vf、Vsともに、自車両前方方向(y方
向)を正とする。
【0016】自車両1と検出物体100の衝突予想時間
を求めるには、図に示すように、自車速度Vs>検出物
体速度Vfの関係、すなわち相対速度Vrが負であるこ
とが前提である。この時、検出物体100が自車両1に
対して相対速度−Vr(m/s)で接近し、かつ検出物
体100は自車両1から距離L(m)の位置にあること
が検出される。その結果、自車両1と検出物体100の
衝突予測時間tx(s)は式(2)により求めることが
できる。
【0017】tx=L/(−Vr)…(2)
【0018】衝突判定手段15は、検出物体移動経路予
測手段13及び検出物体衝突時間予測手段14の結果を
受けて、検出物体100が自車両1に衝突するか否かの
判定を行う。すなわち、図3において、物体認識手段1
2により認識された検出物体100の、検出物体衝突時
間予測手段14の結果である衝突予測時間txにおけ
る、検出物体移動経路予測手段13の結果である検出物
体100の予測移動経路上の位置Ptxを求め、その時
の位置Ptxが自車両1と所定範囲R0内にあるか否
か、つまり自車両1からの横方向偏差が所定範囲R0内
にあるか否かを求め、所定範囲R0内であれば衝突する
と判定し、それ以上であれば衝突しないと判定する。
【0019】制御・警報手段16は、衝突判定手段15
により衝突すると判定された検出物体100に対して、
自車両1の車速の制御あるいは運転者に対し当該物体が
危険である旨を知らせる制御・警報を行う。この制御・
警報の例としては、先行する検出物体100が存在しな
い場合は定速走行制御、すなわちドライバの設定した車
速になるようにスロットル等を制御する。また、検出物
体100が自車両1に接近する場合は車速から目標とな
る車間距離を求め、車間距離がその値で安定するように
スロットルとトランスミッションの変速段を制御する。
更に、接近する検出物体100の相対速度が非常に大き
くてブレーキ操作が必要な場合にはスロットルを制御し
て減速すると共に警報を発してドライバに注意を呼び掛
ける。
【0020】以上のように実施の形態1によれば、検出
物体移動経路予測手段13により検出物体の移動経路を
予測すると共に、検出物体衝突時間予測手段14により
検出物体の衝突時間を予測し、それらの結果より自車両
1と検出物体100とが衝突するかを判定し、衝突され
ると判定された検出物体100に対して自車両の車速の
制御又は危険である旨を知らせるようにしたので、自車
両に対して真に危険な物体に対してのみ制御又は警報を
行うことができる。特に、道路設置物である反射板、ガ
ードレール、カーブミラー、道路周辺の停止又は低速で
移動する物体等を制御対象(先行車両)と見誤ることが
なくなる。
【0021】実施の形態2.実施の形態2は、所定の相
対速度で接近する検出物体に対してのみ衝突するか否か
の判定を下し、停止物又は低速で移動する検出物体以外
の検出物体に対しては本発明の衝突判定動作を実施しな
いようにするものである。
【0022】図5は実施の形態2による制御対象選別装
置の衝突判定動作を表わすフローチャートである。
【0023】まず、距離計測手段11は自車両1と前方
の物体の距離の計測を行い、物体認識手段12は上記距
離データのグループ化等により検出物体100の認識を
行って、検出物体100毎に自車両1に対する位置及び
自車両に対する相対速度Vrを求める。そして、S10
1に示すように相対速度Vrとしきい値Vth1との比較
を行う。ここで、図4(b)のようにしきい値Vth1を
自車速Vsのマイナス値(−Vs)より小さい値に設定
することにより、Vr≦Vth1の時は検出物体100は
自車両1に対して対向して接近してくる物体(対向車
両)であると判断される。すなわちS101においてV
r>Vth1がNOと判定されると、検出物体100は対
向車と判定され、本発明の処理は行われずENDに至
る。一方、S101においてVr>Vth1がYESの場
合はS102に進む。
【0024】S102では、Vth1≦相対速度(Vr)
≦Vth2か否かが判定される。しきい値Vth1及びVth2
はVth1≦−Vs≦Vth2となるように設定され、ここで
は、検出物体100が停止物又は低速で移動する物であ
るか否かを判断する。Vth1≦相対速度(Vr)≦Vth2
を満たす場合は、検出物体100は停止物又は低速で移
動している物と判定され、S102でYESの場合はS
103に進む。S102でNOの場合は、検出物体10
0は停止物又は低速移動物でないと判断され、S106
に進み、制御・警報手段16は当該検出物体100に対
応する自車両1の車速の制御又は運転者に対する警報の
対象とする。
【0025】S103では、S102により停止物又は
低速移動物であると判断された検出物体100に対して
実施の形態1で説明した衝突判定を行う。すなわち、検
出物体移動経路予測手段13は検出物体100の自車両
1に対する位置の時系列変化から当該物体100の移動
経路の予測を行い、検出物体衝突時間予測手段14は検
出物体100と自車両1の相対速度Vrから自車両1に
衝突するまでの時間txの演算を行う。そして、衝突判
定手段15は衝突予測時間txにおける検出物体100
の予測移動経路上の位置Ptxを求め、当該位置が自車
両1と所定範囲R0内にあるか否かを判定する。
【0026】S103でYESならば検出物体100は
衝突すると予測判定され、S104に進み、制御・警報
手段16により自車両1の速度制御又は警報の対象とす
る。また、S103でNOならば検出物体100は衝突
しないと予測判定され、S105に進み、制御・警報手
段16による自車両1の速度制御又は警報の対象としな
い。
【0027】以上のように実施の形態2によれば、所定
の相対速度(Vth1≦Vr≦Vth2)で接近する物体に対
してのみ衝突するか否かの判定を行うことにより、停止
物あるいは低速で移動する物体に対してのみ衝突判定を
行うこととなり、制御対象選別処理を簡単化し負担を軽
減することができる。また、距離計測手段11が所定の
時間周期で距離のサンプリングを行う場合においては、
停止物あるいは低速で移動する物体に対しての物体の移
動位置予測精度が高くなり、そのような移動位置の予測
精度が高い物体の衝突判定を行うことにより、高精度で
移動予測が行える。更に、道路設置物である可能性の高
いものを警報・制御の対象から排除することになり、そ
れらに対する誤警報・誤制御を行うことが無くなる。
【0028】実施の形態3.上記実施の形態では、直線
路走行中の自車両の前方に曲線路があり、かつ曲線路部
分に道路設置物あるいは曲線路部分に道路周辺の物体が
存在する場合、これらの道路設置物又は道路周辺の物体
は自車両に向かって接近してくるように見え衝突判定を
行ってしまうが、実施の形態3では、所定の距離以下の
物体に対してのみ衝突判定を行うことにより、上記の不
都合を回避するものである。
【0029】実施の形態3は、物体認識手段12により
認識した検出物体100と自車両1との距離PLが所定
距離PthL内にあるか否かを判定し、所定距離PthL内に
ある場合にはじめて、実施の形態1又は実施の形態2で
説明した検出物体移動経路予測手段13による検出物体
の移動経路の予測及び検出物体衝突時間予測手段14に
よる検出物体の衝突時間の予測を行い、衝突判定手段1
5により自車両1と検出物体100との衝突を判定す
る。
【0030】図6は実施の形態3の制御対象選別処理の
一例を示すものであり、実施の形態2に基づくフローチ
ャート例である。
【0031】まず、距離計測手段11は自車両1と前方
の物体の距離の計測を行い、物体認識手段12は上記距
離データのグループ化等により検出物体100の認識を
行って、検出物体100毎に自車両1に対する位置及び
自車両に対する相対速度Vrを求める。そして、S10
1に示すように相対速度Vrとしきい値Vth1との比較
を行う。Vr≦Vth1の時は検出物体100は自車両1
に対して対向して接近してくる物体(対向車両)である
と判断され、本発明の処理は行われずENDに至る。一
方、S101においてVr>Vth1がYESの場合はS
201に進む。
【0032】S201では、物体認識手段12により認
識した検出物体100と自車両1との距離PLが所定距
離PthL内にあるか否かの判定を行い、検出物体100
が所定距離PthL内にある場合にS102に進む。検出
物体100が所定距離PthLより遠くに存在する場合は
S106に進み、制御・警報手段16による通常の制御
・警報動作に移行する。
【0033】S102以下の処理は、実施の形態2で説
明した処理と同様であるので省略する。
【0034】以上のように実施の形態3によれば、直線
路走行中の自車両の前方に曲線路があった場合に、曲線
路部分に道路設置物あるいは曲線路部分に道路周辺の物
体が存在するとき、これら道路設置物又は道路周辺の物
体が自車両に向かって接近するように見えるが、所定の
距離内の検出物体に対してのみ衝突判定を行うことよ
り、つまり距離の制限をかけることにより、前記道路設
置物又は道路周辺の物体が自車両に近づいて来た時、す
なわち、自車両が曲線路部分にさしかかって来たときに
おいてのみ衝突判定を行うこととなり、自車両が曲線路
部分にさしかかったときには、前記道路設置物又は道路
周辺の検出物体は自車両から遠ざかるように見え、誤警
報・誤制御を行うことが無くなる。
【0035】
【発明の効果】請求項1の発明による制御対象選別装置
によれば、検出物体の移動経路を予測すると共に検出物
体の衝突時間を予測し、それらの結果より自車両と検出
物体とが衝突するかを判定し、衝突されると判定された
検出物体に対して自車両の車速の制御又は危険である旨
を知らせるようにしたので、自車両に対して真に危険な
物体に対してのみ制御又は警報を行うことができる。特
に、道路設置物である反射板、ガードレール、カーブミ
ラー、道路周辺の停止又は低速で移動する物体等を制御
対象(先行車両)と見誤ることがなくなる。
【0036】請求項2の発明による制御対象選別装置に
よれば、所定の相対速度(Vth1≦Vr≦Vth2)で接近
する物体に対してのみ衝突するか否かの判定を行い、停
止物あるいは低速で移動する物体に対してのみ衝突判定
を行うこととなり、制御対象選別処理の負担を軽減する
ことができる。また、距離計測手段が所定の時間周期で
距離のサンプリングを行う場合においては、停止物ある
いは低速で移動する物体に対しての物体の移動位置予測
精度が高くなり、そのような移動位置の予測精度が高い
物体の衝突判定を行うことにより、高精度で移動予測が
行える。更に、道路設置物である可能性の高いものを警
報・制御の対象から排除することになり、それらに対す
る誤警報・誤制御を行うことが無くなる効果がある。
【0037】請求項3の発明による制御対象選別装置に
よれば、直線路走行中の自車両の前方に曲線路があった
場合に、曲線路部分に道路設置物あるいは曲線路部分に
道路周辺の物体が存在するとき、これら道路設置物又は
道路周辺の物体が自車両に向かって接近するように見え
るが、所定の距離内の検出物体に対してのみ衝突判定を
行うことより、つまり距離の制限をかけることにより、
前記道路設置物又は道路周辺の物体が自車両に近づいて
来た時、すなわち、自車両が曲線路部分にさしかかって
来たときにおいてのみ衝突判定を行うこととなり、自車
両が曲線路部分にさしかかったときには、前記道路設置
物又は道路周辺の検出物体は自車両から遠ざかるように
見え、誤警報・誤制御を行うことが無くなる。
【0038】請求項4の発明による制御対象選別装置に
よれば、所定の相対速度Vth1以上で接近する検出物
体、すなわち対向車に対しては制御・警報の対象から除
外し、本発明を自車両に先行する車両に限定して、不要
な制御・警報を無くす。なお、対向車に対しては、ドラ
イバーの注意に委ねる等する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による制御対象選別装置の構成を示
すブロック図である。
【図2】 この発明の物体認識手段による物体認識手法
の一例を示す図である。
【図3】 この発明の検出物体移動経路予測手段及び検
出物体衝突時間予測手段による移動経路の予測及び衝突
時間の予測を説明するための図である。
【図4】 この発明における自車両と検出物体の距離及
び相対速度を説明するための図である。
【図5】 実施の形態2に係る制御対象選別装置の処理
の流れを示すフローチャートである。
【図6】 実施の形態3に係る制御対象選別装置の処理
の流れを示すフローチャートである。
【図7】 自車両が直線路を走行中で前方の道路が曲路
であった場合又は曲路を走行中を想定した図である。
【符号の説明】
1 自車両、10 制御対象選別装置、11 距離計測
手段、12 物体認識手段、13 検出物体移動経路予
測手段、14 検出物体衝突時間予測手段、15 衝突
判定手段、16 制御・警報手段、100 検出物体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01S 13/93 Z 17/88 A Fターム(参考) 3D044 AA31 AA35 AB01 AC26 AC59 AD04 AD17 AE03 AE04 AE21 5H180 AA01 CC03 CC12 CC14 LL01 LL06 LL09 5J070 AB01 AC02 AC06 AE01 AF03 AK22 BF02 BF03 5J084 AA02 AA05 AA07 AB01 AC02 AD01 BA03 BA32 CA03 CA31 CA70 EA22

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自車両前方に存在する物体の距離を計測
    する距離計測手段と、 距離計測手段から得られたデータから自車両前方の物体
    を認識し、この検出物体の自車両に対する位置及び自車
    両に対する相対速度を求める物体認識手段と、 物体認識手段から得られた自車両に対する検出物体の相
    対的な動きから、当該検出物体の移動経路を予測する検
    出物体移動経路予測手段と、 自車両に対する検出物体の相対速度から、自車両と検出
    物体との衝突時間を予測する検出物体衝突時間予測手段
    と、 検出物体移動経路予測手段及び検出物体衝突時間予測手
    段の結果から、自車両と検出物体が衝突する可能性があ
    るか否かを判定する衝突判定手段と、 衝突判定手段により衝突判定された検出物体に対して、
    自車両の車速の制御あるいは当該検出物体が危険である
    旨知らせることを特徴とする制御対象選別装置。
  2. 【請求項2】 所定の相対速度で接近する検出物体に対
    してのみ衝突するか否かの判定を行い、停止物あるいは
    低速で移動する検出物体以外に対しては衝突判定を行わ
    ないことを特徴とする請求項1に記載の制御対象選別装
    置。
  3. 【請求項3】 物体認識手段により認識した検出物体と
    自車両との距離PLが所定距離PthL内にあるか否かを判
    定し、所定距離PthL内の検出物体に対して衝突するか
    否かを判定することを特徴とする請求項1又は請求項2
    に記載の制御対象選別装置。
  4. 【請求項4】 所定の相対速度Vth1以上で接近する検
    出物体に対しては、制御・警報の対象から除外すること
    を特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記
    載の制御対象選別装置。
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