JP2003058484A - コミュニティ・サービス提供方法、コミュニティ・サービス提供装置、プログラム格納媒体およびプログラム - Google Patents
コミュニティ・サービス提供方法、コミュニティ・サービス提供装置、プログラム格納媒体およびプログラムInfo
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- JP2003058484A JP2003058484A JP2001250644A JP2001250644A JP2003058484A JP 2003058484 A JP2003058484 A JP 2003058484A JP 2001250644 A JP2001250644 A JP 2001250644A JP 2001250644 A JP2001250644 A JP 2001250644A JP 2003058484 A JP2003058484 A JP 2003058484A
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Landscapes
- Information Transfer Between Computers (AREA)
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 より付加価値の高いコミュニティ系のサービ
スを提供する。 【解決手段】 共有仮想空間上で他のユーザとコミュニ
ケーション手段(例えば、チャット、メール等)を利用
して交流した場合に、他のユーザのユーザIDや交流回
数などを記憶しておく。次回に当該他のユーザとチャッ
トをする場合には、記憶されている過去の交流回数に見
合った会話文が生成され、他のユーザ宛に送信される。
スを提供する。 【解決手段】 共有仮想空間上で他のユーザとコミュニ
ケーション手段(例えば、チャット、メール等)を利用
して交流した場合に、他のユーザのユーザIDや交流回
数などを記憶しておく。次回に当該他のユーザとチャッ
トをする場合には、記憶されている過去の交流回数に見
合った会話文が生成され、他のユーザ宛に送信される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コミュニティ・サ
ービス提供方法、コミュニティ・サービス提供装置、プ
ログラム格納媒体およびプログラムに係り、特にインタ
ーネットのようなコンピュータ・ネットワーク上で提供
されるコミュニティ系サービスの付加価値を高める技術
に関する。
ービス提供方法、コミュニティ・サービス提供装置、プ
ログラム格納媒体およびプログラムに係り、特にインタ
ーネットのようなコンピュータ・ネットワーク上で提供
されるコミュニティ系サービスの付加価値を高める技術
に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、インターネット上においては、例
えば、チャット(chat)などのようにネットワーク・コ
ンピューティング技術を利用したサービスが公開されて
いる。チャットとは、あるユーザにより入力された文字
(発言)が参加者全員のモニタ画面上に提示されること
によって、参加者同士でリアルタイムに会話を行うこと
(on-line-talk)ができるシステムをいう。したがっ
て、チャット・システムは、ネットワーク上に仮想的に
形成された「コミュニティ」であるともいえる。そし
て、このコミュニティは、複数のユーザがログインして
擬似的な社会活動、すなわちコミュニケーションを行う
ことによって成立し、かつ維持される。
えば、チャット(chat)などのようにネットワーク・コ
ンピューティング技術を利用したサービスが公開されて
いる。チャットとは、あるユーザにより入力された文字
(発言)が参加者全員のモニタ画面上に提示されること
によって、参加者同士でリアルタイムに会話を行うこと
(on-line-talk)ができるシステムをいう。したがっ
て、チャット・システムは、ネットワーク上に仮想的に
形成された「コミュニティ」であるともいえる。そし
て、このコミュニティは、複数のユーザがログインして
擬似的な社会活動、すなわちコミュニケーションを行う
ことによって成立し、かつ維持される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、チャット・
システムのようなコミュニティ系のサービスの場合に
は、チャットに参加するユーザの数が少なくなってしま
うとサービスの運用上、深刻な問題となる。何故なら
ば、コミュニティは複数のユーザがログイン(参加)し
て擬似的な社会活動(コミュニケーション)を行うこと
で成立し、かつ維持されるものだからである。したがっ
て、コミュニティ空間上で他のユーザが見あたらない
(話し相手がいない)とサービスの対象であるコミュニ
ティそのものが形成されないこととなる。
システムのようなコミュニティ系のサービスの場合に
は、チャットに参加するユーザの数が少なくなってしま
うとサービスの運用上、深刻な問題となる。何故なら
ば、コミュニティは複数のユーザがログイン(参加)し
て擬似的な社会活動(コミュニケーション)を行うこと
で成立し、かつ維持されるものだからである。したがっ
て、コミュニティ空間上で他のユーザが見あたらない
(話し相手がいない)とサービスの対象であるコミュニ
ティそのものが形成されないこととなる。
【0004】言い換えれば、多数の参加者によって形成
されるコミュニティ系のサービスの場合には、参加者の
数がサービスの存在意義や存亡論に関わる極めて重大な
問題となる。したがって、多数のユーザを確保すること
ができるようなコミュニティ系のサービスを提案する必
要がある。
されるコミュニティ系のサービスの場合には、参加者の
数がサービスの存在意義や存亡論に関わる極めて重大な
問題となる。したがって、多数のユーザを確保すること
ができるようなコミュニティ系のサービスを提案する必
要がある。
【0005】そこで、本発明は、インターネットのよう
なコンピュータ・ネットワーク上においてコミュニティ
系のサービスを提供する際に、ユーザに対してより付加
価値の高いサービスを提供することができるコミュニテ
ィ・サービス提供方法、コミュニティ・サービス提供装
置、記録媒体およびプログラムを提供することを目的と
する。
なコンピュータ・ネットワーク上においてコミュニティ
系のサービスを提供する際に、ユーザに対してより付加
価値の高いサービスを提供することができるコミュニテ
ィ・サービス提供方法、コミュニティ・サービス提供装
置、記録媒体およびプログラムを提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、サーバがネットワークを介して複数のユ
ーザ端末と通信を行い、各ユーザ端末から受信した情報
を反映した共有仮想空間を表す共有データを生成して各
ユーザ端末に提供する共有データ提供ステップと、前記
共有データ提供ステップにおいて2以上のユーザ端末間
で交流が行われたとき、前記サーバが、その交流の当事
者であるユーザ端末を特定する情報を含む交流情報を記
憶する交流情報記憶ステップと、前記共有データ提供ス
テップにおいて2以上のユーザ端末間で交流が行われる
とき、前記サーバが、前記交流情報記憶ステップにより
記憶された交流情報のうち当該交流と当事者を同じくす
る交流情報に基づいて会話文を生成し、当該交流のため
に当事者であるユーザ端末に提供する情報に前記会話文
を追加する会話文提供ステップとを備えることを特徴と
する。
に、本発明は、サーバがネットワークを介して複数のユ
ーザ端末と通信を行い、各ユーザ端末から受信した情報
を反映した共有仮想空間を表す共有データを生成して各
ユーザ端末に提供する共有データ提供ステップと、前記
共有データ提供ステップにおいて2以上のユーザ端末間
で交流が行われたとき、前記サーバが、その交流の当事
者であるユーザ端末を特定する情報を含む交流情報を記
憶する交流情報記憶ステップと、前記共有データ提供ス
テップにおいて2以上のユーザ端末間で交流が行われる
とき、前記サーバが、前記交流情報記憶ステップにより
記憶された交流情報のうち当該交流と当事者を同じくす
る交流情報に基づいて会話文を生成し、当該交流のため
に当事者であるユーザ端末に提供する情報に前記会話文
を追加する会話文提供ステップとを備えることを特徴と
する。
【0007】この発明によれば、共有仮想空間上におい
て2以上のユーザ端末間で交流が行われる場合に、当該
交流と当事者を同じくする過去の交流情報に基づいて会
話文を生成することができるとともに、当事者であるユ
ーザ端末に提供する情報に対してこの生成した会話文を
当該交流のために追加することができる。したがって、
交流が深まるにつれて会話文を変化させることが可能と
なり、ユーザ同士のコミュニケーションをより親密にさ
せることが可能となる。
て2以上のユーザ端末間で交流が行われる場合に、当該
交流と当事者を同じくする過去の交流情報に基づいて会
話文を生成することができるとともに、当事者であるユ
ーザ端末に提供する情報に対してこの生成した会話文を
当該交流のために追加することができる。したがって、
交流が深まるにつれて会話文を変化させることが可能と
なり、ユーザ同士のコミュニケーションをより親密にさ
せることが可能となる。
【0008】また、本発明は、サーバがネットワークを
介して複数のユーザ端末と通信を行い、各ユーザ端末か
ら受信した情報を反映した共有仮想空間を表す共有デー
タを生成して各ユーザ端末に提供する共有データ提供ス
テップと、前記共有データ提供ステップにおいて2以上
のユーザ端末間で交流が行われたとき、前記サーバが、
その交流の当事者であるユーザ端末を特定する情報を含
む交流情報を記憶する交流情報記憶ステップと、前記共
有データ提供ステップにおいて2以上のユーザ端末間で
交流が行われるとき、前記サーバが、前記交流情報記憶
ステップにより記憶された交流情報のうち当該交流と当
事者を同じくする交流情報と当該交流情報の内容に対応
して予め記憶された会話文情報とに基づいて会話文を生
成し、当該交流のために当事者であるユーザ端末に提供
する情報に前記会話文を追加する会話文提供ステップと
を備えることを特徴とする。
介して複数のユーザ端末と通信を行い、各ユーザ端末か
ら受信した情報を反映した共有仮想空間を表す共有デー
タを生成して各ユーザ端末に提供する共有データ提供ス
テップと、前記共有データ提供ステップにおいて2以上
のユーザ端末間で交流が行われたとき、前記サーバが、
その交流の当事者であるユーザ端末を特定する情報を含
む交流情報を記憶する交流情報記憶ステップと、前記共
有データ提供ステップにおいて2以上のユーザ端末間で
交流が行われるとき、前記サーバが、前記交流情報記憶
ステップにより記憶された交流情報のうち当該交流と当
事者を同じくする交流情報と当該交流情報の内容に対応
して予め記憶された会話文情報とに基づいて会話文を生
成し、当該交流のために当事者であるユーザ端末に提供
する情報に前記会話文を追加する会話文提供ステップと
を備えることを特徴とする。
【0009】この発明によれば、共有仮想空間上におい
て2以上のユーザ端末間で交流が行われる場合に、当該
交流と当事者を同じくする過去の交流情報と当該交流情
報に対応する会話文情報とに基づいて会話文を生成する
ことができるとともに、当事者であるユーザ端末に提供
する情報に対してこの生成した会話文を当該交流のため
に追加することができる。したがって、交流が深まるに
つれて会話文を変化させることが可能となり、ユーザ同
士のコミュニケーションをより親密にさせることが可能
となる。
て2以上のユーザ端末間で交流が行われる場合に、当該
交流と当事者を同じくする過去の交流情報と当該交流情
報に対応する会話文情報とに基づいて会話文を生成する
ことができるとともに、当事者であるユーザ端末に提供
する情報に対してこの生成した会話文を当該交流のため
に追加することができる。したがって、交流が深まるに
つれて会話文を変化させることが可能となり、ユーザ同
士のコミュニケーションをより親密にさせることが可能
となる。
【0010】また、本発明は、サーバがネットワークを
介して複数のユーザ端末と通信を行い、各ユーザ端末か
ら受信した情報を反映した共有仮想空間を表す共有デー
タを生成して各ユーザ端末に提供する共有データ提供ス
テップと、前記共有データ提供ステップにおいて2以上
のユーザ端末間で交流が行われたとき、前記サーバが、
その交流の当事者であるユーザ端末を特定する情報を含
む交流情報を交流情報テーブルに記憶させる交流情報記
憶ステップと、前記共有データ提供ステップにおいて2
以上のユーザ端末間で交流が行われるとき、前記サーバ
が、前記交流情報テーブルに記憶された交流情報のうち
当該交流と当事者を同じくする交流情報と交流時の会話
文を含む会話文情報を予め記憶する会話文情報テーブル
に記憶された会話文情報のうち当該交流情報の内容に対
応する会話文情報とに基づいて会話文を生成し、当該交
流のために当事者であるユーザ端末に提供する情報に前
記会話文を追加する会話文提供ステップとを備えること
を特徴とする。
介して複数のユーザ端末と通信を行い、各ユーザ端末か
ら受信した情報を反映した共有仮想空間を表す共有デー
タを生成して各ユーザ端末に提供する共有データ提供ス
テップと、前記共有データ提供ステップにおいて2以上
のユーザ端末間で交流が行われたとき、前記サーバが、
その交流の当事者であるユーザ端末を特定する情報を含
む交流情報を交流情報テーブルに記憶させる交流情報記
憶ステップと、前記共有データ提供ステップにおいて2
以上のユーザ端末間で交流が行われるとき、前記サーバ
が、前記交流情報テーブルに記憶された交流情報のうち
当該交流と当事者を同じくする交流情報と交流時の会話
文を含む会話文情報を予め記憶する会話文情報テーブル
に記憶された会話文情報のうち当該交流情報の内容に対
応する会話文情報とに基づいて会話文を生成し、当該交
流のために当事者であるユーザ端末に提供する情報に前
記会話文を追加する会話文提供ステップとを備えること
を特徴とする。
【0011】この発明によれば、共有仮想空間上におい
て2以上のユーザ端末間で交流が行われる場合に、交流
情報テーブルに記憶され当該交流と当事者を同じくする
過去の交流情報と、会話文情報テーブルに記憶され当該
交流情報に対応する会話文情報とに基づいて会話文を生
成することができるとともに、当事者であるユーザ端末
に提供する情報に対してこの生成した会話文を当該交流
のために追加することができる。したがって、交流が深
まるにつれて会話文を変化させることが可能となり、ユ
ーザ同士のコミュニケーションをより親密にさせること
が可能となる。
て2以上のユーザ端末間で交流が行われる場合に、交流
情報テーブルに記憶され当該交流と当事者を同じくする
過去の交流情報と、会話文情報テーブルに記憶され当該
交流情報に対応する会話文情報とに基づいて会話文を生
成することができるとともに、当事者であるユーザ端末
に提供する情報に対してこの生成した会話文を当該交流
のために追加することができる。したがって、交流が深
まるにつれて会話文を変化させることが可能となり、ユ
ーザ同士のコミュニケーションをより親密にさせること
が可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施形態を詳解する。まず、本実施形態においては、
本発明に係るコミュニティ・サービス(コミュニティ系
のサービス)を実現するために適したコミュニティ・シ
ステムについて説明することとし、次に、コミュニティ
・サービスについて説明することとする。本発明に係る
コミュニティ・サービスでは、コミュニティを形成する
のに必要なユーザ数を取り込むために、他のユーザとチ
ャットをする際に、他のユーザとの交流回数に応じて会
話内容を柔軟に変化させるサービスを提供している。
の実施形態を詳解する。まず、本実施形態においては、
本発明に係るコミュニティ・サービス(コミュニティ系
のサービス)を実現するために適したコミュニティ・シ
ステムについて説明することとし、次に、コミュニティ
・サービスについて説明することとする。本発明に係る
コミュニティ・サービスでは、コミュニティを形成する
のに必要なユーザ数を取り込むために、他のユーザとチ
ャットをする際に、他のユーザとの交流回数に応じて会
話内容を柔軟に変化させるサービスを提供している。
【0013】[1.コミュニティ・システムの構成]
[1−1.システム構成]図1は、本発明を実現するた
めに適した共有仮想空間(Community Place)を提供す
ることができるコミュニティ・システムを含んだネット
ワーク・コンピューティング・システム1の構成を模式的
に示したものである。ここで、共有仮想空間とは、ネッ
トワーク上のサーバ装置に形成された仮想空間であっ
て、複数のユーザが同時にログイン可能な仮想空間をい
う。
めに適した共有仮想空間(Community Place)を提供す
ることができるコミュニティ・システムを含んだネット
ワーク・コンピューティング・システム1の構成を模式的
に示したものである。ここで、共有仮想空間とは、ネッ
トワーク上のサーバ装置に形成された仮想空間であっ
て、複数のユーザが同時にログイン可能な仮想空間をい
う。
【0014】図1に示すように、ネットワーク・コンピ
ューティング・システム1は、インターネット10、L
AN(Local Area Network)20A,20B、および公
衆電話網30などを備えている。なお、ネットワーク・
コンピューティング・システム1には、携帯電話サービ
ス・プロバイダ、PHS(Personal Handyphone Syste
m)サービス・プロバイダ、ポケットベル(登録商標)
(ページャ)・サービス・プロバイダなどの無線通信サー
ビスを提供する多数のキャリアによって多数の無線電話
網が備えられていてもよい。また、LAN20A,20
Bは、単一のネットワーク・セグメントであっても、あ
るいは複数のセグメントがルータにより接続された構成
であってもよい。
ューティング・システム1は、インターネット10、L
AN(Local Area Network)20A,20B、および公
衆電話網30などを備えている。なお、ネットワーク・
コンピューティング・システム1には、携帯電話サービ
ス・プロバイダ、PHS(Personal Handyphone Syste
m)サービス・プロバイダ、ポケットベル(登録商標)
(ページャ)・サービス・プロバイダなどの無線通信サー
ビスを提供する多数のキャリアによって多数の無線電話
網が備えられていてもよい。また、LAN20A,20
Bは、単一のネットワーク・セグメントであっても、あ
るいは複数のセグメントがルータにより接続された構成
であってもよい。
【0015】インターネット10と、LAN20A,2
0Bとは、ルータ21A,21Bを介して相互に接続さ
れている。また、インターネット10やLAN20A,
20B上のサーバは、例えばTCP/IP(Transmissi
on Control Protocol/Internet Protocol)などの所定
の通信プロトコルにしたがって相互にアクセスが可能で
ある。また、インターネット10と、公衆電話網30と
は、ゲートウェイ・システム40によって相互に接続さ
れている。公衆電話網30としては、例えばISDN
(Integrated Service Digital Network)やPSTN
(Public SwitchedTelephone Network)がある。また、
公衆電話網30は、多数の交換局及び端局(図示しな
い)を備え、公衆電話網30の末端には一般の家庭内に
設置される電話機が接続されている。
0Bとは、ルータ21A,21Bを介して相互に接続さ
れている。また、インターネット10やLAN20A,
20B上のサーバは、例えばTCP/IP(Transmissi
on Control Protocol/Internet Protocol)などの所定
の通信プロトコルにしたがって相互にアクセスが可能で
ある。また、インターネット10と、公衆電話網30と
は、ゲートウェイ・システム40によって相互に接続さ
れている。公衆電話網30としては、例えばISDN
(Integrated Service Digital Network)やPSTN
(Public SwitchedTelephone Network)がある。また、
公衆電話網30は、多数の交換局及び端局(図示しな
い)を備え、公衆電話網30の末端には一般の家庭内に
設置される電話機が接続されている。
【0016】図1に示すネットワーク・コンピューティ
ング・システム1では、LAN20Aを運営するインタ
ーネット・サービス・プロバイダ(ISP)が、本実施形
態に係るチャットによるコミュニティ・システムを提供
している。ここで、コミュニティ・システムとは、ユー
ザ間でインターネット10を介してリアルタイムにコミ
ュニケーションが行えるサービスを提供するシステムを
いう。本実施形態に係るコミュニティ・システムは、3
次元グラフィックスを用いて描画された3次元共有仮想
空間上に対して複数のログイン・ユーザが自分の分身で
ある「アバタ」(avatar:インド神話に登場する「神の
化身」という意味。)を送り込み、リアルタイムにコミ
ュニケーションを行い得る環境を提供するシステムであ
る。
ング・システム1では、LAN20Aを運営するインタ
ーネット・サービス・プロバイダ(ISP)が、本実施形
態に係るチャットによるコミュニティ・システムを提供
している。ここで、コミュニティ・システムとは、ユー
ザ間でインターネット10を介してリアルタイムにコミ
ュニケーションが行えるサービスを提供するシステムを
いう。本実施形態に係るコミュニティ・システムは、3
次元グラフィックスを用いて描画された3次元共有仮想
空間上に対して複数のログイン・ユーザが自分の分身で
ある「アバタ」(avatar:インド神話に登場する「神の
化身」という意味。)を送り込み、リアルタイムにコミ
ュニケーションを行い得る環境を提供するシステムであ
る。
【0017】コミュニティ・システムは、共有仮想空間
を管理するCPサーバ22と、共有アプリケーションの
動作を制御するアプリケーション・オブジェクトサーバ
(以下、AOサーバと記載する。)23と、HTML
(Hyper Text Markup Language)コンテンツなどのHT
TP(Hyper Text Transfer Protocol)資源オブジェク
トを提供するWWWサーバ25Aと、コミュニティ・シ
ステムにおける課金情報の管理を行う課金サーバ27
と、3次元共有仮想空間にログインして共有仮想空間を
表示するユーザPC100とを備える。
を管理するCPサーバ22と、共有アプリケーションの
動作を制御するアプリケーション・オブジェクトサーバ
(以下、AOサーバと記載する。)23と、HTML
(Hyper Text Markup Language)コンテンツなどのHT
TP(Hyper Text Transfer Protocol)資源オブジェク
トを提供するWWWサーバ25Aと、コミュニティ・シ
ステムにおける課金情報の管理を行う課金サーバ27
と、3次元共有仮想空間にログインして共有仮想空間を
表示するユーザPC100とを備える。
【0018】WWWサーバ25Aは、HTMLコンテン
ツの他に、3次元共有仮想空間を記述したVRML(Vi
rtual Reality Modeling Language)コンテンツを提供
する。このVRMLコンテンツには、共有仮想空間の記
述と、共有仮想空間にログインしている各ユーザ間で共
有されるオブジェクトやこのオブジェクトの動作を表現
する共有アプリケーションの記述と、CPサーバ22の
アドレス(URL:Uniform Resource Locator)とが含
まれている。これらVRMLコンテンツに含まれるデー
タは、共有仮想空間上で各ログイン・ユーザにより共有
される共有データとなる。ここで、ネットワーク上の3
次元共有仮想空間は、例えば、VRML97(下記文献
[1]参照)で記述することができる。さらに、Java
を用いて動作を記述することができる。 文献[1]:http://www.vrml.org/Specifications/vrml97
ツの他に、3次元共有仮想空間を記述したVRML(Vi
rtual Reality Modeling Language)コンテンツを提供
する。このVRMLコンテンツには、共有仮想空間の記
述と、共有仮想空間にログインしている各ユーザ間で共
有されるオブジェクトやこのオブジェクトの動作を表現
する共有アプリケーションの記述と、CPサーバ22の
アドレス(URL:Uniform Resource Locator)とが含
まれている。これらVRMLコンテンツに含まれるデー
タは、共有仮想空間上で各ログイン・ユーザにより共有
される共有データとなる。ここで、ネットワーク上の3
次元共有仮想空間は、例えば、VRML97(下記文献
[1]参照)で記述することができる。さらに、Java
を用いて動作を記述することができる。 文献[1]:http://www.vrml.org/Specifications/vrml97
【0019】ユーザPC100は、WWWサーバ25A
が提供するHTMLコンテンツをブラウズするHTML
ブラウザと、VRMLコンテンツを扱うことができるV
RMLブラウザの双方を備えている。本実施形態で使用
されるVRMLブラウザは、特に、共有仮想空間(Comm
unity Place)を表示しナビゲーションすることから、
以降、「CPブラウザ」と呼ぶことにする。また、HT
MLブラウザとCPブラウザは、例えば米Micros
oft社のオペレーティング・システム"Window
s95/98/NT/2000(登録商標)"などによ
って提供される同一のプラットフォーム上で動作するこ
とができる。
が提供するHTMLコンテンツをブラウズするHTML
ブラウザと、VRMLコンテンツを扱うことができるV
RMLブラウザの双方を備えている。本実施形態で使用
されるVRMLブラウザは、特に、共有仮想空間(Comm
unity Place)を表示しナビゲーションすることから、
以降、「CPブラウザ」と呼ぶことにする。また、HT
MLブラウザとCPブラウザは、例えば米Micros
oft社のオペレーティング・システム"Window
s95/98/NT/2000(登録商標)"などによ
って提供される同一のプラットフォーム上で動作するこ
とができる。
【0020】AOサーバ23には、AO(Application
Object)が格納されており、このAOは、共有アプリケ
ーションを管理している。AOの開発環境は、主にJa
va言語やC++言語などである。AOは、CPサーバ
22へのアクセスや、AOが管理する共有物体(共有ア
プリケーション)を制御するAPI(Application Prog
uamming Interface)を提供する。ここで、共有物体と
は、各ユーザPCのCPブラウザ上に出現する(すなわ
ち共有される)オブジェクトのことをいい、具体的には
ユーザの分身であるアバタやアバタが飼育する仮想ペッ
ト、あるいはアバタが所有する部屋やアバタが取得し保
管するアイテムや機能などのオブジェクトが含まれる。
また、本実施形態では、アバタおよび仮想ペットなどの
ように自律的に動作する(更新可能な)オブジェクトの
ことを「エージェント」という。なお、AOサーバ23
は、独立したサーバ装置であってもよいし、CPサーバ
22に含めてもよい。
Object)が格納されており、このAOは、共有アプリケ
ーションを管理している。AOの開発環境は、主にJa
va言語やC++言語などである。AOは、CPサーバ
22へのアクセスや、AOが管理する共有物体(共有ア
プリケーション)を制御するAPI(Application Prog
uamming Interface)を提供する。ここで、共有物体と
は、各ユーザPCのCPブラウザ上に出現する(すなわ
ち共有される)オブジェクトのことをいい、具体的には
ユーザの分身であるアバタやアバタが飼育する仮想ペッ
ト、あるいはアバタが所有する部屋やアバタが取得し保
管するアイテムや機能などのオブジェクトが含まれる。
また、本実施形態では、アバタおよび仮想ペットなどの
ように自律的に動作する(更新可能な)オブジェクトの
ことを「エージェント」という。なお、AOサーバ23
は、独立したサーバ装置であってもよいし、CPサーバ
22に含めてもよい。
【0021】また、AOサーバ23は、情報データベー
ス28を備えている。情報データベース28には、ユー
ザ情報テーブルと交流情報テーブルと会話文情報テーブ
ルとエージェント管理テーブルとチャット参加者テーブ
ルとが格納されている。図20にユーザ情報テーブルの
構成例を示す。ユーザ情報テーブルは、ユーザの分身で
あるアバタなどに関するユーザ情報を記憶する。ユーザ
情報テーブルは、キーフィールドであるユーザID20
aごとに生成され、その他のフィールドとしてアバタ名
20bと、ペット名20cと、メールアドレス20d
と、仮想PHS番号20eと、チャット参加有無20f
とを有している。ユーザ情報テーブルは、これら各フィ
ールドを対応付けて記憶している。
ス28を備えている。情報データベース28には、ユー
ザ情報テーブルと交流情報テーブルと会話文情報テーブ
ルとエージェント管理テーブルとチャット参加者テーブ
ルとが格納されている。図20にユーザ情報テーブルの
構成例を示す。ユーザ情報テーブルは、ユーザの分身で
あるアバタなどに関するユーザ情報を記憶する。ユーザ
情報テーブルは、キーフィールドであるユーザID20
aごとに生成され、その他のフィールドとしてアバタ名
20bと、ペット名20cと、メールアドレス20d
と、仮想PHS番号20eと、チャット参加有無20f
とを有している。ユーザ情報テーブルは、これら各フィ
ールドを対応付けて記憶している。
【0022】ユーザ情報テーブルのユーザID20a
は、ユーザを一意に特定する情報である。アバタ名20
bは、ユーザにより任意に登録されたアバタの名称を示
す情報であり、ペット名20cは、アバタが飼育してい
る仮想ペットの名称を示す情報である。メールアドレス
20dは、現実世界においてユーザが取得しているメー
ルアドレスを示す情報であり、仮想PHS番号20e
は、共有仮想空間内で使用する仮想PHSを一意に特定
する情報である。ここで、仮想PHSとは、ユーザと他
のユーザとの間でお互いの仮想PHSを仮想PHS番号
に基づいて擬似的に接続することで互いにチャット形式
で会話をすることが可能になる機能をいう。また、チャ
ット参加有無20fは、現在チャットに参加しているか
否かを示す情報であり、チャット参加有無20fが
“0”である場合にはチャットに不参加であることを示
し、“1”である場合にはチャットに参加していること
を示す。
は、ユーザを一意に特定する情報である。アバタ名20
bは、ユーザにより任意に登録されたアバタの名称を示
す情報であり、ペット名20cは、アバタが飼育してい
る仮想ペットの名称を示す情報である。メールアドレス
20dは、現実世界においてユーザが取得しているメー
ルアドレスを示す情報であり、仮想PHS番号20e
は、共有仮想空間内で使用する仮想PHSを一意に特定
する情報である。ここで、仮想PHSとは、ユーザと他
のユーザとの間でお互いの仮想PHSを仮想PHS番号
に基づいて擬似的に接続することで互いにチャット形式
で会話をすることが可能になる機能をいう。また、チャ
ット参加有無20fは、現在チャットに参加しているか
否かを示す情報であり、チャット参加有無20fが
“0”である場合にはチャットに不参加であることを示
し、“1”である場合にはチャットに参加していること
を示す。
【0023】図6に交流情報テーブルの構成例を示す。
交流情報テーブルは、交流情報を記憶する。交流情報と
は、アバタが共有仮想空間上で他のアバタや仮想ペット
とコミュニケーション(例えば、チャット、メール、仮
想PHS)をした場合に、そのコミュニケーションを共
有仮想空間上での交流として捉え、この交流の累積回数
などを含む情報のことをいう。交流情報テーブルは、キ
ーフィルドであるユーザID6aおよび他ユーザID6
bごとに生成され、その他のフィールドとして交流回数
6cと、交流日時6dと、交流方法6eとを有してい
る。交流情報テーブルは、これら各フィールドを対応付
けて記憶している。
交流情報テーブルは、交流情報を記憶する。交流情報と
は、アバタが共有仮想空間上で他のアバタや仮想ペット
とコミュニケーション(例えば、チャット、メール、仮
想PHS)をした場合に、そのコミュニケーションを共
有仮想空間上での交流として捉え、この交流の累積回数
などを含む情報のことをいう。交流情報テーブルは、キ
ーフィルドであるユーザID6aおよび他ユーザID6
bごとに生成され、その他のフィールドとして交流回数
6cと、交流日時6dと、交流方法6eとを有してい
る。交流情報テーブルは、これら各フィールドを対応付
けて記憶している。
【0024】交流情報テーブルのユーザID6aは、ユ
ーザを一意に特定する情報であり、他ユーザID6b
は、交流する相手となる他のユーザを一意に特定する情
報である。交流回数6cは、他のユーザと交流した回数
を示す情報である。交流日時6dは、他のユーザと最後
に交流した日時を示す情報である。交流方法6eは、他
のユーザとどのようなコミュニケーション手段を利用し
て交流したのかを示す情報である。
ーザを一意に特定する情報であり、他ユーザID6b
は、交流する相手となる他のユーザを一意に特定する情
報である。交流回数6cは、他のユーザと交流した回数
を示す情報である。交流日時6dは、他のユーザと最後
に交流した日時を示す情報である。交流方法6eは、他
のユーザとどのようなコミュニケーション手段を利用し
て交流したのかを示す情報である。
【0025】図6の6xを参照して交流情報テーブルに
格納される交流情報の内容を具体的に説明する。例え
ば、ユーザID6aが“AAA”であるユーザのアバタ
は、他ユーザID6bが“XXX”であるユーザのアバ
タと過去に“15回”交流したことがあり、最後に交流
したのは“2001年7月31日 10:00”であ
り、そのときに“チャット”で会話をしたことを示して
いる。同様にして図6の6yは、ユーザID6bが“Y
YY”であるユーザのアバタと過去に“10回”交流し
たことがあり、最後に交流したのは“2001年7月3
0日 18:30”であり、そのときに“仮想PHS”
で会話をしたことを示している。さらに、図6の6z
は、ユーザID6bが“ZZZ”であるユーザのアバタ
と過去に“2回”交流したことがあり、最後に交流した
のは“2001年6月22日 14:55”であり、そ
のときに“メール(手紙)”を受け取ったことを示して
いる。
格納される交流情報の内容を具体的に説明する。例え
ば、ユーザID6aが“AAA”であるユーザのアバタ
は、他ユーザID6bが“XXX”であるユーザのアバ
タと過去に“15回”交流したことがあり、最後に交流
したのは“2001年7月31日 10:00”であ
り、そのときに“チャット”で会話をしたことを示して
いる。同様にして図6の6yは、ユーザID6bが“Y
YY”であるユーザのアバタと過去に“10回”交流し
たことがあり、最後に交流したのは“2001年7月3
0日 18:30”であり、そのときに“仮想PHS”
で会話をしたことを示している。さらに、図6の6z
は、ユーザID6bが“ZZZ”であるユーザのアバタ
と過去に“2回”交流したことがあり、最後に交流した
のは“2001年6月22日 14:55”であり、そ
のときに“メール(手紙)”を受け取ったことを示して
いる。
【0026】交流情報テーブルの交流回数6c、交流日
時6dおよび交流方法6eは、他のユーザとチャット・
仮想PHS・メールを利用して交流するたびに更新され
る。具体的に説明すると、例えば、チャットを利用して
交流する場合には、ユーザがチャットに参加して脱退す
るまでの間で、ユーザPCから最初に入力された会話文
がCPサーバ22を介して他のユーザのユーザPCに送
信されたときに、その旨を示す信号を受信したAOサー
バ23により当該他のユーザに対応する交流回数6cに
1回分加算され更新される。そして、交流日時6dおよ
び交流方法6eも同時に更新される。また、メールを利
用して交流する場合には、ユーザPCから他のユーザ宛
のメールが送信されたときに、その旨を示す信号を受信
したAOサーバ23により当該他のユーザに対応する交
流回数6cに1回分加算され更新される。そして、交流
日時6dおよび交流方法6eも同時に更新される。
時6dおよび交流方法6eは、他のユーザとチャット・
仮想PHS・メールを利用して交流するたびに更新され
る。具体的に説明すると、例えば、チャットを利用して
交流する場合には、ユーザがチャットに参加して脱退す
るまでの間で、ユーザPCから最初に入力された会話文
がCPサーバ22を介して他のユーザのユーザPCに送
信されたときに、その旨を示す信号を受信したAOサー
バ23により当該他のユーザに対応する交流回数6cに
1回分加算され更新される。そして、交流日時6dおよ
び交流方法6eも同時に更新される。また、メールを利
用して交流する場合には、ユーザPCから他のユーザ宛
のメールが送信されたときに、その旨を示す信号を受信
したAOサーバ23により当該他のユーザに対応する交
流回数6cに1回分加算され更新される。そして、交流
日時6dおよび交流方法6eも同時に更新される。
【0027】また、仮想PHSを利用して交流する場合
には、ユーザと他のユーザとの間でお互いの仮想PHS
が擬似的に接続されて互いにチャットすることが可能に
なったときに、その旨を示す信号を受信したAOサーバ
23により当該他のユーザに対応する交流回数6cに1
回分加算され更新される。そして、交流日時6dおよび
交流方法6eも同時に更新される。なお、交流の相手と
なる他のユーザに対応する交流テーブルの交流回数6
c、交流日時6dおよび交流方法6eについても、上述
した交流回数6c、交流日時6dおよび交流方法6eが
更新されるときに同様にしてAOサーバ23により更新
される。
には、ユーザと他のユーザとの間でお互いの仮想PHS
が擬似的に接続されて互いにチャットすることが可能に
なったときに、その旨を示す信号を受信したAOサーバ
23により当該他のユーザに対応する交流回数6cに1
回分加算され更新される。そして、交流日時6dおよび
交流方法6eも同時に更新される。なお、交流の相手と
なる他のユーザに対応する交流テーブルの交流回数6
c、交流日時6dおよび交流方法6eについても、上述
した交流回数6c、交流日時6dおよび交流方法6eが
更新されるときに同様にしてAOサーバ23により更新
される。
【0028】図21に会話文情報テーブルの構成例を示
す。会話文情報テーブルは、チャット相手と会話をする
際に用いられる会話文情報を記憶する。会話文情報テー
ブルは、キーフィールドであるチャットで会話をする際
のパターンを識別するためのコード(以下、パターンコ
ードと記載する。)21aおよび交流回数21bごとに
生成され、その他のフィールドとして会話文21cを有
している。会話文情報テーブルは、これら各フィールド
を対応付けて記憶している。チャットで会話をする際の
パターンとしては、例えば、“出会ったときの挨拶”、
“別れるときの挨拶”、“肯定的な返答”、“否定的な
返答”がある。
す。会話文情報テーブルは、チャット相手と会話をする
際に用いられる会話文情報を記憶する。会話文情報テー
ブルは、キーフィールドであるチャットで会話をする際
のパターンを識別するためのコード(以下、パターンコ
ードと記載する。)21aおよび交流回数21bごとに
生成され、その他のフィールドとして会話文21cを有
している。会話文情報テーブルは、これら各フィールド
を対応付けて記憶している。チャットで会話をする際の
パターンとしては、例えば、“出会ったときの挨拶”、
“別れるときの挨拶”、“肯定的な返答”、“否定的な
返答”がある。
【0029】図21の21xを参照して会話文情報テー
ブルに格納される会話情報の内容を具体的に説明する。
例えば、パターンコード21aが“出会ったときの挨
拶”に対応するコード“0001”であり、交流回数2
1bが1回(今回の交流が2回目)である場合には、会
話文21cとして「こんにちは、“アバタ名”さん、
“交流日時”以来2回目ですね。元気でしたか?」が登
録されていることことを示す。同様にして図21の21
yは、パターンコード21aが“出会ったときの挨拶”
に対応するコード“0001”であり、交流回数21b
が10回(今回の交流が11回目)である場合には、会
話文21cとして「あっ、“アバタ名”さん、こんにち
は。元気?この前の“交流方法”は楽しかったね」が登
録されていることを示す。ここで、会話文に含まれる
“アバタ名”は、ユーザ情報のアバタ名に置き換えら
れ、“交流日時”は、交流情報の交流日時に置き換えら
れ、“交流方法”は、交流情報の交流方法に置き換えら
れる。
ブルに格納される会話情報の内容を具体的に説明する。
例えば、パターンコード21aが“出会ったときの挨
拶”に対応するコード“0001”であり、交流回数2
1bが1回(今回の交流が2回目)である場合には、会
話文21cとして「こんにちは、“アバタ名”さん、
“交流日時”以来2回目ですね。元気でしたか?」が登
録されていることことを示す。同様にして図21の21
yは、パターンコード21aが“出会ったときの挨拶”
に対応するコード“0001”であり、交流回数21b
が10回(今回の交流が11回目)である場合には、会
話文21cとして「あっ、“アバタ名”さん、こんにち
は。元気?この前の“交流方法”は楽しかったね」が登
録されていることを示す。ここで、会話文に含まれる
“アバタ名”は、ユーザ情報のアバタ名に置き換えら
れ、“交流日時”は、交流情報の交流日時に置き換えら
れ、“交流方法”は、交流情報の交流方法に置き換えら
れる。
【0030】図22にエージェント管理テーブルの構成
例を示す。エージェント管理テーブルは、エージェント
(アバタやペット)を管理するための情報を記憶する。
エージェント管理テーブルは、キーフィールドであるエ
ージェントID22aごとに生成され、その他のフィー
ルドとして位置情報20bと、視点情報20cとを有し
ている。エージェント管理テーブルは、これら各フィー
ルドを対応付けて記憶している。
例を示す。エージェント管理テーブルは、エージェント
(アバタやペット)を管理するための情報を記憶する。
エージェント管理テーブルは、キーフィールドであるエ
ージェントID22aごとに生成され、その他のフィー
ルドとして位置情報20bと、視点情報20cとを有し
ている。エージェント管理テーブルは、これら各フィー
ルドを対応付けて記憶している。
【0031】エージェント管理テーブルのエージェント
ID22aは、エージェントを一意に特定する情報であ
り、“ユーザID+エージェント区分”により表され
る。エージェント区分とは、例えば、エージェントがア
バタである場合には“1”となり、エージェントがペッ
トである場合には“2”となる。位置情報20bは、共
有仮想空間上で動き回るエージェントの現在位置を示す
三次元座標情報であり、視点情報20cは、エージェン
トの現在の視点位置を示す三次元座標情報である。ここ
で、エージェントの位置情報および視点情報は、ユーザ
PC100から入力されるエージェントの動作方向を指
示するための信号をCPサーバ22経由で受信したAO
サーバ23により随時更新される。
ID22aは、エージェントを一意に特定する情報であ
り、“ユーザID+エージェント区分”により表され
る。エージェント区分とは、例えば、エージェントがア
バタである場合には“1”となり、エージェントがペッ
トである場合には“2”となる。位置情報20bは、共
有仮想空間上で動き回るエージェントの現在位置を示す
三次元座標情報であり、視点情報20cは、エージェン
トの現在の視点位置を示す三次元座標情報である。ここ
で、エージェントの位置情報および視点情報は、ユーザ
PC100から入力されるエージェントの動作方向を指
示するための信号をCPサーバ22経由で受信したAO
サーバ23により随時更新される。
【0032】図23にチャット参加者テーブルの構成例
を示す。チャット参加者テーブルは、現在チャットに参
加しているユーザに関するチャット参加者情報を記憶す
る。チャット参加者テーブルは、キーフィールドである
ユーザID23aごとに生成され、その他のフィールド
としてアバタ名23bを有している。チャット参加者テ
ーブルは、これらのフィールドを対応付けて記憶してい
る。チャット参加者テーブルのユーザID23aは、ユ
ーザを一意に特定する情報であり、アバタ名23bは、
ユーザにより任意に登録されたアバタの名称を示す情報
である。チャット参加者テーブルは、エージェント管理
テーブルで管理されているエージェントの位置情報に基
づいてAOサーバ23により随時更新される。具体的に
説明すると、AOサーバ23は、チャットに参加する一
のユーザに対応するアバタの現在位置を中心とした所定
の半径Rの球面体をチャット可能範囲として設定する。
そして、AOサーバ23は、このチャット可能範囲内に
存在している他のアバタを抽出する。さらに、AOサー
バ23は、抽出したアバタに対応するユーザのうち現在
チャットに参加しているユーザをチャット参加者として
抽出し、チャット参加者テーブルを生成するとともに、
同様の手順でその後随時更新する。
を示す。チャット参加者テーブルは、現在チャットに参
加しているユーザに関するチャット参加者情報を記憶す
る。チャット参加者テーブルは、キーフィールドである
ユーザID23aごとに生成され、その他のフィールド
としてアバタ名23bを有している。チャット参加者テ
ーブルは、これらのフィールドを対応付けて記憶してい
る。チャット参加者テーブルのユーザID23aは、ユ
ーザを一意に特定する情報であり、アバタ名23bは、
ユーザにより任意に登録されたアバタの名称を示す情報
である。チャット参加者テーブルは、エージェント管理
テーブルで管理されているエージェントの位置情報に基
づいてAOサーバ23により随時更新される。具体的に
説明すると、AOサーバ23は、チャットに参加する一
のユーザに対応するアバタの現在位置を中心とした所定
の半径Rの球面体をチャット可能範囲として設定する。
そして、AOサーバ23は、このチャット可能範囲内に
存在している他のアバタを抽出する。さらに、AOサー
バ23は、抽出したアバタに対応するユーザのうち現在
チャットに参加しているユーザをチャット参加者として
抽出し、チャット参加者テーブルを生成するとともに、
同様の手順でその後随時更新する。
【0033】課金サーバ27には、ユーザが所有してい
る部屋やアイテムに関する情報、およびユーザが仮想空
間内に飾り付けた画像に関する情報を記憶するととも
に、ユーザから徴収する使用料金に関する情報を記憶す
る課金データベース24が備えられている。ここで、ア
イテムとは、例えば、3次元共有仮想空間上で、アバタ
や仮想ペットが保有するお金、餌などの持ち物や画像を
飾り付けるための手段などである。アイテムは、共有仮
想空間上において、店舗内の棚に陳列されたり、道端に
落ちていたりする。各ログイン・ユーザは、アバタや仮
想ペットにアイテムを購入させたり拾わせたりすること
で、自らの意思でアイテムを入手することができる。
る部屋やアイテムに関する情報、およびユーザが仮想空
間内に飾り付けた画像に関する情報を記憶するととも
に、ユーザから徴収する使用料金に関する情報を記憶す
る課金データベース24が備えられている。ここで、ア
イテムとは、例えば、3次元共有仮想空間上で、アバタ
や仮想ペットが保有するお金、餌などの持ち物や画像を
飾り付けるための手段などである。アイテムは、共有仮
想空間上において、店舗内の棚に陳列されたり、道端に
落ちていたりする。各ログイン・ユーザは、アバタや仮
想ペットにアイテムを購入させたり拾わせたりすること
で、自らの意思でアイテムを入手することができる。
【0034】[1−2.ハードウェア構成]次に、図2
を参照して、コミュニティ・システムにおける各種サー
バまたはユーザPCとして用いられているコンピュータ
・システム500のハードウェア構成例を説明する。コ
ンピュータ・システム500のメイン・コントローラで
あるプロセッサ511は、例えば、単一のLSI(Larg
e Scale Integration)チップで構成されたCPU(Cen
tral Processing Unit)である。そして、このCPU
は、オペレーティング・システム(OS)の制御下で、
各種のアプリケーションを実行するようになっている。
OSは、より好ましくはGUI(Graphical User Inter
ferface)環境を提供する方がよい。このようなOSと
しては、例えば、UNIX(登録商標)、または、米M
icrosoft社のWindows98/NT/20
00(登録商標)がある。
を参照して、コミュニティ・システムにおける各種サー
バまたはユーザPCとして用いられているコンピュータ
・システム500のハードウェア構成例を説明する。コ
ンピュータ・システム500のメイン・コントローラで
あるプロセッサ511は、例えば、単一のLSI(Larg
e Scale Integration)チップで構成されたCPU(Cen
tral Processing Unit)である。そして、このCPU
は、オペレーティング・システム(OS)の制御下で、
各種のアプリケーションを実行するようになっている。
OSは、より好ましくはGUI(Graphical User Inter
ferface)環境を提供する方がよい。このようなOSと
しては、例えば、UNIX(登録商標)、または、米M
icrosoft社のWindows98/NT/20
00(登録商標)がある。
【0035】図2に示すように、プロセッサ511は、
バス517によって他の機器類(後述)と相互に接続さ
れている。バス517上の各機器にはそれぞれ固有のメ
モリ・アドレスまたはI/Oアドレスが付与されてい
る。したがって、プロセッサ511はこれらのアドレス
によって各機器へのアクセスが可能となっている。バス
517の一例としてはPCI(Peripheral Component I
nterconnect)バスがある。メモリ512は、プロセッ
サ511において実行されるプログラム・コードを格納
したり、実行中の作業データを一時的に保管するために
使用される記憶装置である。図2に示すメモリ512
は、不揮発性及び揮発性メモリ双方を含むものである。
バス517によって他の機器類(後述)と相互に接続さ
れている。バス517上の各機器にはそれぞれ固有のメ
モリ・アドレスまたはI/Oアドレスが付与されてい
る。したがって、プロセッサ511はこれらのアドレス
によって各機器へのアクセスが可能となっている。バス
517の一例としてはPCI(Peripheral Component I
nterconnect)バスがある。メモリ512は、プロセッ
サ511において実行されるプログラム・コードを格納
したり、実行中の作業データを一時的に保管するために
使用される記憶装置である。図2に示すメモリ512
は、不揮発性及び揮発性メモリ双方を含むものである。
【0036】ネットワーク・インターフェース515
は、Ethernet(登録商標)などの所定の通信プ
ロトコルにしたがって、コンピュータ・システム500
をLAN(Local Area Network)などのネットワークに
接続する。ネットワーク・インターフェース515は、
一般に、LANアダプタ・カードの形態で提供され、コ
ンピュータ・システム500のマザーボード(図示しな
い)上のPCIバス・スロットに装着して用いられる。
ただし、ネットワーク・インターフェースではなく、モ
デム(図示しない)経由で外部ネットワークに接続する
こともできる。外部機器インターフェース516は、ハ
ード・ディスク・ドライブ(HDD)524やメディア・
ドライブ525などの外部装置をコンピュータ・システ
ム500に接続するための装置である。外部機器インタ
ーフェース516は、例えば、IDE(Integrated Dri
ve Electronics)やSCSI(Small Computer System
Interface)などのインターフェース規格に準拠してい
る。
は、Ethernet(登録商標)などの所定の通信プ
ロトコルにしたがって、コンピュータ・システム500
をLAN(Local Area Network)などのネットワークに
接続する。ネットワーク・インターフェース515は、
一般に、LANアダプタ・カードの形態で提供され、コ
ンピュータ・システム500のマザーボード(図示しな
い)上のPCIバス・スロットに装着して用いられる。
ただし、ネットワーク・インターフェースではなく、モ
デム(図示しない)経由で外部ネットワークに接続する
こともできる。外部機器インターフェース516は、ハ
ード・ディスク・ドライブ(HDD)524やメディア・
ドライブ525などの外部装置をコンピュータ・システ
ム500に接続するための装置である。外部機器インタ
ーフェース516は、例えば、IDE(Integrated Dri
ve Electronics)やSCSI(Small Computer System
Interface)などのインターフェース規格に準拠してい
る。
【0037】HDD524は、記憶媒体としての磁気デ
ィスクを搭載した外部記憶装置であり、記憶容量やデー
タ転送速度などの点で他の外部記憶装置よりも優れてい
る。HDD524には、プロセッサ511が実行すべき
オペレーティング・システムのプログラムや、アプリケ
ーション・プログラム、デバイス・ドライバなどが不揮発
的に格納されている。ここで、AOサーバ23のHDD
524には、上述したユーザ情報テーブル・交流情報テ
ーブル・会話文情報テーブル・エージェント管理テーブル
・チャット参加者テーブルを含む情報データベース28
が格納されている。
ィスクを搭載した外部記憶装置であり、記憶容量やデー
タ転送速度などの点で他の外部記憶装置よりも優れてい
る。HDD524には、プロセッサ511が実行すべき
オペレーティング・システムのプログラムや、アプリケ
ーション・プログラム、デバイス・ドライバなどが不揮発
的に格納されている。ここで、AOサーバ23のHDD
524には、上述したユーザ情報テーブル・交流情報テ
ーブル・会話文情報テーブル・エージェント管理テーブル
・チャット参加者テーブルを含む情報データベース28
が格納されている。
【0038】メディア・ドライブ525は、CD(Compa
ct Disc)、MO(Magneto-Opticaldisc)、DVD(Di
gital Versatile Disc)などの可搬型メディアを装填し
て、可搬型メディアのデータ記録面にアクセスするため
の装置である。可搬型メディアは、主として、ソフトウ
ェア・プログラムやデータ・ファイルなどをコンピュータ
可読形式のデータとしてバックアップすることや、これ
らをシステム間で移動(販売・流通・配布を含む)する目
的で使用されている。
ct Disc)、MO(Magneto-Opticaldisc)、DVD(Di
gital Versatile Disc)などの可搬型メディアを装填し
て、可搬型メディアのデータ記録面にアクセスするため
の装置である。可搬型メディアは、主として、ソフトウ
ェア・プログラムやデータ・ファイルなどをコンピュータ
可読形式のデータとしてバックアップすることや、これ
らをシステム間で移動(販売・流通・配布を含む)する目
的で使用されている。
【0039】ディスプレイ・コントローラ513は、プ
ロセッサ511が発行する描画命令を実際に処理するた
めの専用コントローラである。そして、ディスプレイ・
コントローラ513は、例えばSVGA(Super Video
Graphic Array)またはXGA(eXtended Graphic Arra
y)相当のビットマップ描画機能をサポートするもので
ある。ディスプレイ・コントローラ513によって生成
された描画データ(ビットマップデータ)は、例えばフ
レーム・バッファ(図示しない)に一旦書き込まれた
後、ディスプレイ521に画面出力される。ディスプレ
イ521としては、例えば、CRT(Cathode Ray Tub
e)ディスプレイや、液晶表示ディスプレイ(Liquid Cr
ystal Display)などがある。入力機器インターフェー
ス514は、キーボード522やマウス523などの入
力機器をコンピュータ・システム500に接続するため
の装置である。入力機器インターフェース514は、キ
ーボード522によるキー入力またはマウス523を介
した座標指示入力に応答して、プロセッサ511に対し
て割り込みを発生する。
ロセッサ511が発行する描画命令を実際に処理するた
めの専用コントローラである。そして、ディスプレイ・
コントローラ513は、例えばSVGA(Super Video
Graphic Array)またはXGA(eXtended Graphic Arra
y)相当のビットマップ描画機能をサポートするもので
ある。ディスプレイ・コントローラ513によって生成
された描画データ(ビットマップデータ)は、例えばフ
レーム・バッファ(図示しない)に一旦書き込まれた
後、ディスプレイ521に画面出力される。ディスプレ
イ521としては、例えば、CRT(Cathode Ray Tub
e)ディスプレイや、液晶表示ディスプレイ(Liquid Cr
ystal Display)などがある。入力機器インターフェー
ス514は、キーボード522やマウス523などの入
力機器をコンピュータ・システム500に接続するため
の装置である。入力機器インターフェース514は、キ
ーボード522によるキー入力またはマウス523を介
した座標指示入力に応答して、プロセッサ511に対し
て割り込みを発生する。
【0040】なお、図1における各種サーバには、上述
したディスプレイ・コントローラ513、ディスプレイ
521、入力機器インターフェース514、キーボード
522、マウス523を必ずしも備える必要はない。
したディスプレイ・コントローラ513、ディスプレイ
521、入力機器インターフェース514、キーボード
522、マウス523を必ずしも備える必要はない。
【0041】[2.コミュニティ・システムの動作]図
3は、本実施形態に係るコミュニティ・システムにログ
インしたユーザのユーザPC100A,B上で、共有仮
想空間を表示するための動作を模式的に示している。上
述したように、各ユーザAおよびBのユーザPC100
AおよびB上では、HTMLブラウザとともに、VRM
Lコンテンツを解釈することが可能なCPブラウザが稼
動している。なお、HTMLブラウザとしては、例え
ば、米Netscape Communications社の"Netscape Navigat
or"や、米Microsoft社の"Internet Explorer"
がある。。
3は、本実施形態に係るコミュニティ・システムにログ
インしたユーザのユーザPC100A,B上で、共有仮
想空間を表示するための動作を模式的に示している。上
述したように、各ユーザAおよびBのユーザPC100
AおよびB上では、HTMLブラウザとともに、VRM
Lコンテンツを解釈することが可能なCPブラウザが稼
動している。なお、HTMLブラウザとしては、例え
ば、米Netscape Communications社の"Netscape Navigat
or"や、米Microsoft社の"Internet Explorer"
がある。。
【0042】ユーザPC100Aは、例えば、ダイヤル
アップIP接続などの所定の手続を経て最寄のアクセス
・ポイント(AP)へ接続することによりインターネッ
ト10に接続する。さらに、ユーザPC100Aは、H
TMLブラウザによりHTTPプロトコルにしたがって
WWWサーバ25Aにアクセスする。そして、ユーザP
C100Aは、WWWサーバ25Aから共有仮想空間を
選択するためのメニュー画面を記述するVRMLコンテ
ンツを受信すると、これをCPブラウザに出力する。
アップIP接続などの所定の手続を経て最寄のアクセス
・ポイント(AP)へ接続することによりインターネッ
ト10に接続する。さらに、ユーザPC100Aは、H
TMLブラウザによりHTTPプロトコルにしたがって
WWWサーバ25Aにアクセスする。そして、ユーザP
C100Aは、WWWサーバ25Aから共有仮想空間を
選択するためのメニュー画面を記述するVRMLコンテ
ンツを受信すると、これをCPブラウザに出力する。
【0043】CPブラウザは、取得したVRMLコンテ
ンツを解析してディスプレイに共有仮想空間を選択する
ためのメニュー画面を表示させる。また、CPブラウザ
は、取得したVRMLコンテンツにおいて指定されてい
るアドレスに対応するCPサーバ22に接続(すなわち
ログイン)する。
ンツを解析してディスプレイに共有仮想空間を選択する
ためのメニュー画面を表示させる。また、CPブラウザ
は、取得したVRMLコンテンツにおいて指定されてい
るアドレスに対応するCPサーバ22に接続(すなわち
ログイン)する。
【0044】CPサーバ22への接続、すなわちログイ
ンに成功すると、それ以後に行われるCPサーバ22と
CPブラウザ間の通信は所定のサーバ/クライアント間
プロトコル(以下、VSCP(Virtual Society Server
Client Protocol)と記載する。;下記文献[2]参照)
を用いて行われる。このVSCPには、ユーザがCPブ
ラウザを通して行った変更(例えば、アバタによるアイ
テムの取得や廃棄など)をCPサーバ22に通知する機
能や、この通知された情報をCPサーバ22からさらに
他のCPブラウザに通知する機能が含まれている。
ンに成功すると、それ以後に行われるCPサーバ22と
CPブラウザ間の通信は所定のサーバ/クライアント間
プロトコル(以下、VSCP(Virtual Society Server
Client Protocol)と記載する。;下記文献[2]参照)
を用いて行われる。このVSCPには、ユーザがCPブ
ラウザを通して行った変更(例えば、アバタによるアイ
テムの取得や廃棄など)をCPサーバ22に通知する機
能や、この通知された情報をCPサーバ22からさらに
他のCPブラウザに通知する機能が含まれている。
【0045】一方、ユーザPC100BもユーザPC1
00Aと同様にしてWWWサーバ25Aにアクセスし、
VRMLコンテンツを取得すると、CPブラウザが、V
RMLコンテンツを解析してディスプレイに共有仮想空
間を表示する。このように、WWWサーバ25Aから同
一のVRMLコンテンツを取得したユーザPC100A
およびBの各CPブラウザは、同一のCPサーバ22に
接続することになる。したがって、ユーザPC100A
およびBは、VRMLコンテンツに記述されているVR
MLシーンすなわち3次元共有仮想空間を共有すること
となる。 文献[2]:Honda, Y, Matsuda, K., Rekimoto, J and Le
a, R. "Virtual society". Proc. of VRML'95, San Die
go. USA. ACM press, pp. 109-116, 1995.
00Aと同様にしてWWWサーバ25Aにアクセスし、
VRMLコンテンツを取得すると、CPブラウザが、V
RMLコンテンツを解析してディスプレイに共有仮想空
間を表示する。このように、WWWサーバ25Aから同
一のVRMLコンテンツを取得したユーザPC100A
およびBの各CPブラウザは、同一のCPサーバ22に
接続することになる。したがって、ユーザPC100A
およびBは、VRMLコンテンツに記述されているVR
MLシーンすなわち3次元共有仮想空間を共有すること
となる。 文献[2]:Honda, Y, Matsuda, K., Rekimoto, J and Le
a, R. "Virtual society". Proc. of VRML'95, San Die
go. USA. ACM press, pp. 109-116, 1995.
【0046】CPサーバ22(共有仮想空間)にログイ
ンしたユーザは、共有仮想空間上ではユーザ自身の分身
としてのアバタとして表現される。所定のアバタが、仮
想空間を移動すると、その動作は、CPサーバ22(共
有仮想空間)にログインしている他のユーザが操作する
CPブラウザ上にも反映される。このようなアバタの動
きの情報は、VSCPによりCPブラウザからCPサー
バ22に送られる。CPサーバ22は、この情報を、自
分に接続している他のCPブラウザに送る。この情報を
受け取った他のCPブラウザは、情報の送信元であるC
Pブラウザで行われた変更を反映するように対応するア
バタを更新する。
ンしたユーザは、共有仮想空間上ではユーザ自身の分身
としてのアバタとして表現される。所定のアバタが、仮
想空間を移動すると、その動作は、CPサーバ22(共
有仮想空間)にログインしている他のユーザが操作する
CPブラウザ上にも反映される。このようなアバタの動
きの情報は、VSCPによりCPブラウザからCPサー
バ22に送られる。CPサーバ22は、この情報を、自
分に接続している他のCPブラウザに送る。この情報を
受け取った他のCPブラウザは、情報の送信元であるC
Pブラウザで行われた変更を反映するように対応するア
バタを更新する。
【0047】CPサーバ22は、各CPブラウザが認識
する必要がある情報(すなわちCPブラウザに送信すべ
き情報)の配信を、オーラ・アルゴリズム(下記文献[3]
参照)を用いて制限することができる。オーラとは、ア
バタの周辺の領域、すなわちユーザが興味を持つと想定
される領域のことを意味し、オーラの外側にある事物は
興味を持たないとみなして情報を送らないことができ
る。オーラ・アルゴリズムを適用することで、配信すべ
き情報量を制限することができるため、各ログイン・ユ
ーザへのネットワーク・トラフィックが規定の通信容量
を越えないように配慮することが可能となる。 文献[3]:Beford, S., and Fahlen, L., "A spacial mo
del of interaction in large virtual environments",
Proc. Of G. DeMichelis et al (Eds.) ThirdEuropean
Conference on Computer Supported Cooperative Wor
k, Kluwer Academic Publishers, pp. 109-124, 1993.
する必要がある情報(すなわちCPブラウザに送信すべ
き情報)の配信を、オーラ・アルゴリズム(下記文献[3]
参照)を用いて制限することができる。オーラとは、ア
バタの周辺の領域、すなわちユーザが興味を持つと想定
される領域のことを意味し、オーラの外側にある事物は
興味を持たないとみなして情報を送らないことができ
る。オーラ・アルゴリズムを適用することで、配信すべ
き情報量を制限することができるため、各ログイン・ユ
ーザへのネットワーク・トラフィックが規定の通信容量
を越えないように配慮することが可能となる。 文献[3]:Beford, S., and Fahlen, L., "A spacial mo
del of interaction in large virtual environments",
Proc. Of G. DeMichelis et al (Eds.) ThirdEuropean
Conference on Computer Supported Cooperative Wor
k, Kluwer Academic Publishers, pp. 109-124, 1993.
【0048】図5は、AOによる管理の下、ユーザPC
のディスプレイに表示される基本操作画面を例示するも
のである。図5に示すように、基本操作画面は、例え
ば、各ユーザの分身であるアバタなどの目を通して見え
る風景を表示するための風景表示領域51と、アバタや
仮想ペットに関する情報を表示するためのツール領域5
2と、コミュニケーションツール領域54と、コミュニ
ケーションツール領域54に設定されたボタンに対応し
たダイアログを表示するコミュニケーション表示領域5
3とに大別されている。
のディスプレイに表示される基本操作画面を例示するも
のである。図5に示すように、基本操作画面は、例え
ば、各ユーザの分身であるアバタなどの目を通して見え
る風景を表示するための風景表示領域51と、アバタや
仮想ペットに関する情報を表示するためのツール領域5
2と、コミュニケーションツール領域54と、コミュニ
ケーションツール領域54に設定されたボタンに対応し
たダイアログを表示するコミュニケーション表示領域5
3とに大別されている。
【0049】ツール領域52には、風景表示領域51に
表示される風景をアバタから見た風景と仮想ペットから
見た風景とに切り替える視点切り替えボタン521と、
仮想ペットに関する情報(名前や模様など)を表示させ
るペットボタン522と、アバタに関する情報(アバタ
の持ち物など)を表示させるパーソナルボタン523と
が設定されている。
表示される風景をアバタから見た風景と仮想ペットから
見た風景とに切り替える視点切り替えボタン521と、
仮想ペットに関する情報(名前や模様など)を表示させ
るペットボタン522と、アバタに関する情報(アバタ
の持ち物など)を表示させるパーソナルボタン523と
が設定されている。
【0050】また、図5に示すツール領域52には、例
示としてパーソナル情報を示す画面が表示されている。
パーソナル情報を示す画面には、アバタの持ち物に関す
る情報を表示する持ち物表示領域524と、持ち物表示
領域524に表示された持ち物の取り扱い方を指示する
ための複数のボタンを表示するボタン表示領域525と
が設定されている。ここで、ボタン表示領域525に表
示されるボタンとしては、例えば、選択した持ち物を投
げるボタン、選択した持ち物を置くボタン、選択した持
ち物を見せるボタン、選択した持ち物を手渡すボタン、
選択した持ち物を使うボタン、および、選択した持ち物
を身に付けるボタンがある。
示としてパーソナル情報を示す画面が表示されている。
パーソナル情報を示す画面には、アバタの持ち物に関す
る情報を表示する持ち物表示領域524と、持ち物表示
領域524に表示された持ち物の取り扱い方を指示する
ための複数のボタンを表示するボタン表示領域525と
が設定されている。ここで、ボタン表示領域525に表
示されるボタンとしては、例えば、選択した持ち物を投
げるボタン、選択した持ち物を置くボタン、選択した持
ち物を見せるボタン、選択した持ち物を手渡すボタン、
選択した持ち物を使うボタン、および、選択した持ち物
を身に付けるボタンがある。
【0051】また、コミュニケーションツール領域54
には、コミュニケーション表示領域53に対して、チャ
ットを行うためのチャットダイアログを表示させるチャ
ットボタン541と、他のアバタと手紙(メール)のや
りとりを行うための手紙ダイアログを表示させる手紙ボ
タン542と、特定の相手を呼び出してチャット形式で
会話を行うためのPHSボタン543と、現在の自分の
所在地を地図上に表示させる地図ボタン544とが設定
されている。
には、コミュニケーション表示領域53に対して、チャ
ットを行うためのチャットダイアログを表示させるチャ
ットボタン541と、他のアバタと手紙(メール)のや
りとりを行うための手紙ダイアログを表示させる手紙ボ
タン542と、特定の相手を呼び出してチャット形式で
会話を行うためのPHSボタン543と、現在の自分の
所在地を地図上に表示させる地図ボタン544とが設定
されている。
【0052】また、図5に示すコミュニケーション表示
領域53には、例示としてチャットダイアログが表示さ
れている。チャットダイアログには、他のアバタや仮想
ペットとの会話を表示するための会話表示領域531
と、他のアバタや仮想ペットに対する会話文を入力する
ための会話入力領域532と、他のアバタや仮想ペット
に対して出会ったときに交わす挨拶に対応する挨拶ボタ
ン533aなどのボタン群を表示するアクションボタン
領域533とが設定されている。また、参加者人数表示
領域534には、現在チャットに参加している人数が表
示され、参加者表示ボタン535は、参加者一覧画面を
ポップアップさせるためのボタンである。参加者一覧画
面には、現在チャットに参加しているアバタの名前が一
覧表示される。また、参加者一覧画面上に表示された名
前のうちいずれかの名前を選択(クリック)すると、そ
の選択された名前に対応するアバタの正面に移動するこ
とができる。
領域53には、例示としてチャットダイアログが表示さ
れている。チャットダイアログには、他のアバタや仮想
ペットとの会話を表示するための会話表示領域531
と、他のアバタや仮想ペットに対する会話文を入力する
ための会話入力領域532と、他のアバタや仮想ペット
に対して出会ったときに交わす挨拶に対応する挨拶ボタ
ン533aなどのボタン群を表示するアクションボタン
領域533とが設定されている。また、参加者人数表示
領域534には、現在チャットに参加している人数が表
示され、参加者表示ボタン535は、参加者一覧画面を
ポップアップさせるためのボタンである。参加者一覧画
面には、現在チャットに参加しているアバタの名前が一
覧表示される。また、参加者一覧画面上に表示された名
前のうちいずれかの名前を選択(クリック)すると、そ
の選択された名前に対応するアバタの正面に移動するこ
とができる。
【0053】図4は、本実施形態に係るAOの動作メカ
ニズムを例示したものである。図4に示す例において
は、上述した風景表示領域51に表示される共有仮想空
間にログインしたある1人のユーザが、自分の分身であ
るアバタの仮想ペット(共有アプリケーション)をクリ
ックし、このクリック操作に応答して仮想ペットが鳴く
という動作が各ログイン・ユーザ間で共有されることを
示したものである。
ニズムを例示したものである。図4に示す例において
は、上述した風景表示領域51に表示される共有仮想空
間にログインしたある1人のユーザが、自分の分身であ
るアバタの仮想ペット(共有アプリケーション)をクリ
ックし、このクリック操作に応答して仮想ペットが鳴く
という動作が各ログイン・ユーザ間で共有されることを
示したものである。
【0054】まず、あるユーザが共有仮想空間にログイ
ンした場合に、AOサーバ23は、AOサーバ23が管
理する共有物体(ログインしたユーザに対応するアバ
タ)を風景表示領域51内に表示される共有仮想空間に
追加するように、CPサーバ22に対して要求を発行す
る(ステップS1)。
ンした場合に、AOサーバ23は、AOサーバ23が管
理する共有物体(ログインしたユーザに対応するアバ
タ)を風景表示領域51内に表示される共有仮想空間に
追加するように、CPサーバ22に対して要求を発行す
る(ステップS1)。
【0055】CPサーバ22は、CPサーバ22に接続
している全てのCPブラウザに対して、この要求を転送
する(ステップS2)。この結果、CPブラウザ、すな
わち現在ログイン中のユーザPCのディスプレイに表示
されている風景表示領域51には、新たな共有物体(ロ
グインしたユーザに対応するアバタ)が出現する。な
お、各ログイン・ユーザのCPブラウザに転送される共
有物体の情報は、ユーザの分身であるアバタまたは仮想
ペットのオーラ(前述)の範囲内に限定してもよい。
している全てのCPブラウザに対して、この要求を転送
する(ステップS2)。この結果、CPブラウザ、すな
わち現在ログイン中のユーザPCのディスプレイに表示
されている風景表示領域51には、新たな共有物体(ロ
グインしたユーザに対応するアバタ)が出現する。な
お、各ログイン・ユーザのCPブラウザに転送される共
有物体の情報は、ユーザの分身であるアバタまたは仮想
ペットのオーラ(前述)の範囲内に限定してもよい。
【0056】また、ユーザCにより操作されているユー
ザPCのCPブラウザ上で共有物体(仮想ペット)が選
択(すなわちクリック)されると(ステップS3)、こ
れに対応するスクリプトがCPブラウザ上で起動する
(ステップS4)。このスクリプトは、CPサーバ22
に対してVSCPに基づいたメッセージを送信する(ス
テップS5)。
ザPCのCPブラウザ上で共有物体(仮想ペット)が選
択(すなわちクリック)されると(ステップS3)、こ
れに対応するスクリプトがCPブラウザ上で起動する
(ステップS4)。このスクリプトは、CPサーバ22
に対してVSCPに基づいたメッセージを送信する(ス
テップS5)。
【0057】CPサーバ22は、選択された共有物体を
管理するAOサーバ23にこのメッセージを送信する
(ステップS6)。AOサーバ23は、受信したメッセ
ージに対応する処理を行いCPサーバ22経由でこのC
Pサーバ22に接続している他の全てのCPブラウザに
対して同じメッセージを送り返す(ステップS7)。こ
の結果、メッセージは、各CPブラウザ上において対応
している共有物体(仮想ペット)に渡されて、この共有
物体が選択されたときに行われる処理(クリック操作に
応答して仮想ペットが鳴く)と同様の処理が行われる
(ステップS8)。
管理するAOサーバ23にこのメッセージを送信する
(ステップS6)。AOサーバ23は、受信したメッセ
ージに対応する処理を行いCPサーバ22経由でこのC
Pサーバ22に接続している他の全てのCPブラウザに
対して同じメッセージを送り返す(ステップS7)。こ
の結果、メッセージは、各CPブラウザ上において対応
している共有物体(仮想ペット)に渡されて、この共有
物体が選択されたときに行われる処理(クリック操作に
応答して仮想ペットが鳴く)と同様の処理が行われる
(ステップS8)。
【0058】また、図4には示していないが、アバタや
その仮想ペットがアイテムや機能を取得したり廃棄した
りする場合も同様の処理により実現される。すなわち、
あるログイン・ユーザがCPブラウザ上でアイテムの取
得または廃棄という動作を行うと、これに対応するスク
リプトがCPブラウザ上で起動される。そして、このス
クリプトは、CPサーバ22に対してVSCPに基づい
たメッセージを送信する。メッセージを受信したCPサ
ーバ22は、選択された共有物体を管理するAOサーバ
23にこのメッセージを送信する。これに対し、AOサ
ーバ23は、受信したメッセージに対応する処理を行い
CPサーバ22経由でこのCPサーバ22に接続されて
いる他の全てのCPブラウザに対して同じメッセージを
送り返す。この結果、メッセージは、各CPブラウザ上
において対応している共有物体に渡されて、同じ処理
(アイテムの取得または廃棄に対応する処理)が行われ
る。
その仮想ペットがアイテムや機能を取得したり廃棄した
りする場合も同様の処理により実現される。すなわち、
あるログイン・ユーザがCPブラウザ上でアイテムの取
得または廃棄という動作を行うと、これに対応するスク
リプトがCPブラウザ上で起動される。そして、このス
クリプトは、CPサーバ22に対してVSCPに基づい
たメッセージを送信する。メッセージを受信したCPサ
ーバ22は、選択された共有物体を管理するAOサーバ
23にこのメッセージを送信する。これに対し、AOサ
ーバ23は、受信したメッセージに対応する処理を行い
CPサーバ22経由でこのCPサーバ22に接続されて
いる他の全てのCPブラウザに対して同じメッセージを
送り返す。この結果、メッセージは、各CPブラウザ上
において対応している共有物体に渡されて、同じ処理
(アイテムの取得または廃棄に対応する処理)が行われ
る。
【0059】[3.コミュニティ・サービスの内容]本
実施形態に係るコミュニティ・システムでは、コミュニ
ティを形成するのに必要なユーザ数を取り込むために、
他のユーザとチャットをする際に、他のユーザとの交流
回数に応じて会話内容を柔軟に変化させるサービスを提
供している。図19を参照してコミュニティ・システム
においてチャットが行われる際の動作について説明す
る。まず、ユーザPC100Aの画面上にあるコミュニ
ティ・システムのアイコンをダブルクリックすると、C
Pブラウザが起動し、ユーザPC100Aの画面上には
共有仮想空間を選択するためのメニュー画面が表示され
る。次に、ユーザにより所望の共有仮想空間が選択され
ると、ユーザPC100Aの画面上には、図5に示すよ
うな基本操作画面が表示される。
実施形態に係るコミュニティ・システムでは、コミュニ
ティを形成するのに必要なユーザ数を取り込むために、
他のユーザとチャットをする際に、他のユーザとの交流
回数に応じて会話内容を柔軟に変化させるサービスを提
供している。図19を参照してコミュニティ・システム
においてチャットが行われる際の動作について説明す
る。まず、ユーザPC100Aの画面上にあるコミュニ
ティ・システムのアイコンをダブルクリックすると、C
Pブラウザが起動し、ユーザPC100Aの画面上には
共有仮想空間を選択するためのメニュー画面が表示され
る。次に、ユーザにより所望の共有仮想空間が選択され
ると、ユーザPC100Aの画面上には、図5に示すよ
うな基本操作画面が表示される。
【0060】ユーザPC100Aの画面上に表示されて
いるチャットボタン541がユーザAにより押下(すな
わちクリック)されると、ユーザPC100Aのプロセ
ッサ511は、画面上のコミュニケーション表示領域5
3にチャットダイアログを表示させるとともに(ステッ
プS11)、CPサーバ22に対してユーザAのユーザ
IDとチャット開始信号とを含むメッセージを送信する
(ステップS12)。ここで、チャット開始信号とはチ
ャットダイアログが押下されたことを示す信号をいう。
いるチャットボタン541がユーザAにより押下(すな
わちクリック)されると、ユーザPC100Aのプロセ
ッサ511は、画面上のコミュニケーション表示領域5
3にチャットダイアログを表示させるとともに(ステッ
プS11)、CPサーバ22に対してユーザAのユーザ
IDとチャット開始信号とを含むメッセージを送信する
(ステップS12)。ここで、チャット開始信号とはチ
ャットダイアログが押下されたことを示す信号をいう。
【0061】CPサーバ22は、ユーザPC100Aか
ら受信したメッセージをAOサーバ23に送信する(ス
テップS13)。AOサーバ23のプロセッサ511
は、受信したユーザIDに基づいてエージェント管理テ
ーブルに格納されているユーザAのアバタの位置情報を
参照するとともに、参照した位置情報に基づいて上述し
たチャット可能範囲を設定する。次に、AOサーバ23
のプロセッサ511は、エージェント管理テーブルに格
納されている位置情報22bに基づいて、ユーザAのア
バタのチャット可能範囲内に存在するアバタに対応する
エージェントIDを抽出する。そして、AOサーバ23
のプロセッサ511は、抽出したエージェントIDに対
応するユーザIDに基づいてユーザ情報テーブルを検索
し、チャット参加有無20fが“1”(参加中)である
ユーザ情報をユーザ情報テーブルから抽出する(ステッ
プS14)。ここで、ユーザ情報のチャット参加有無2
0fは、ユーザPCの画面上にチャットダイアログが表
示されたときに“1”に更新され、チャットダイアログ
が閉じられたときに“0”に更新される。
ら受信したメッセージをAOサーバ23に送信する(ス
テップS13)。AOサーバ23のプロセッサ511
は、受信したユーザIDに基づいてエージェント管理テ
ーブルに格納されているユーザAのアバタの位置情報を
参照するとともに、参照した位置情報に基づいて上述し
たチャット可能範囲を設定する。次に、AOサーバ23
のプロセッサ511は、エージェント管理テーブルに格
納されている位置情報22bに基づいて、ユーザAのア
バタのチャット可能範囲内に存在するアバタに対応する
エージェントIDを抽出する。そして、AOサーバ23
のプロセッサ511は、抽出したエージェントIDに対
応するユーザIDに基づいてユーザ情報テーブルを検索
し、チャット参加有無20fが“1”(参加中)である
ユーザ情報をユーザ情報テーブルから抽出する(ステッ
プS14)。ここで、ユーザ情報のチャット参加有無2
0fは、ユーザPCの画面上にチャットダイアログが表
示されたときに“1”に更新され、チャットダイアログ
が閉じられたときに“0”に更新される。
【0062】AOサーバ23のプロセッサ511は、抽
出したユーザ情報に基づいてチャット参加者テーブルを
生成する(ステップS15)。AOサーバ23のプロセ
ッサ511は、チャット参加者テーブルに記憶されるチ
ャット参加者情報を含むメッセージを、CPサーバ22
経由で(ステップS16)、チャットに参加している全
てのCPブラウザに対して送信する(ステップS1
7)。この結果、チャット参加者情報に含まれる各ユー
ザ間においてチャットを行うことが可能となる(ステッ
プS18)。なお、チャットに参加しているアバタの名
称は、参加者表示ボタン535(図5参照)を押下(ク
リック)することによりポップアップされる参加者一覧
画面上に表示される。
出したユーザ情報に基づいてチャット参加者テーブルを
生成する(ステップS15)。AOサーバ23のプロセ
ッサ511は、チャット参加者テーブルに記憶されるチ
ャット参加者情報を含むメッセージを、CPサーバ22
経由で(ステップS16)、チャットに参加している全
てのCPブラウザに対して送信する(ステップS1
7)。この結果、チャット参加者情報に含まれる各ユー
ザ間においてチャットを行うことが可能となる(ステッ
プS18)。なお、チャットに参加しているアバタの名
称は、参加者表示ボタン535(図5参照)を押下(ク
リック)することによりポップアップされる参加者一覧
画面上に表示される。
【0063】本実施形態においては、チャットに参加し
ているユーザが3人以上存在する場合にはチャット相手
を特定して会話をすることができる。チャット相手を特
定する場合には、参加者一覧画面上に表示されているア
バタ名からチャットで話かけたい相手のアバタ名を選択
(クリック)する。これにより、選択したアバタ名に対
応するアバタの正面に移動することができ、お互いをチ
ャット相手として認識することができるようになる。こ
のとき、ユーザPC100Aの画面上の風景表示領域5
1には、チャット相手となる他のアバタの正面像が表示
され、チャット相手が特定される(ステップS19)。
ているユーザが3人以上存在する場合にはチャット相手
を特定して会話をすることができる。チャット相手を特
定する場合には、参加者一覧画面上に表示されているア
バタ名からチャットで話かけたい相手のアバタ名を選択
(クリック)する。これにより、選択したアバタ名に対
応するアバタの正面に移動することができ、お互いをチ
ャット相手として認識することができるようになる。こ
のとき、ユーザPC100Aの画面上の風景表示領域5
1には、チャット相手となる他のアバタの正面像が表示
され、チャット相手が特定される(ステップS19)。
【0064】次に、ユーザPC100Aの画面上のアク
ションボタン領域533に表示されているボタン群のう
ち、例えば、出会ったときに交わす挨拶ボタン533a
(以下、挨拶ボタンと記載する。)がユーザAにより押
下(クリック)されると(ステップS20)、ユーザP
C100Aのプロセッサ511は、CPサーバ22に対
してチャット相手として特定されたアバタに対応するユ
ーザIDと挨拶ボタン押下信号とを含むメッセージを送
信する(ステップS21)。ここで、挨拶ボタン押下信
号とは挨拶ボタンが押下されたことを示す信号をいう。
CPサーバ22は、ユーザPC100Aから受信したメ
ッセージをAOサーバ23に送信する(ステップS2
2)。AOサーバ23のプロセッサ511は、チャット
相手として特定されたアバタに対応するユーザIDとユ
ーザAのユーザIDとに基づいて情報データベース28
の交流テーブルを検索して(ステップS23)対応する
交流情報を抽出する。
ションボタン領域533に表示されているボタン群のう
ち、例えば、出会ったときに交わす挨拶ボタン533a
(以下、挨拶ボタンと記載する。)がユーザAにより押
下(クリック)されると(ステップS20)、ユーザP
C100Aのプロセッサ511は、CPサーバ22に対
してチャット相手として特定されたアバタに対応するユ
ーザIDと挨拶ボタン押下信号とを含むメッセージを送
信する(ステップS21)。ここで、挨拶ボタン押下信
号とは挨拶ボタンが押下されたことを示す信号をいう。
CPサーバ22は、ユーザPC100Aから受信したメ
ッセージをAOサーバ23に送信する(ステップS2
2)。AOサーバ23のプロセッサ511は、チャット
相手として特定されたアバタに対応するユーザIDとユ
ーザAのユーザIDとに基づいて情報データベース28
の交流テーブルを検索して(ステップS23)対応する
交流情報を抽出する。
【0065】次に、AOサーバ23のプロセッサ511
は、受信した挨拶ボタン押下信号に基づいて挨拶ボタン
押下信号に対応するパターンコードを決定する。そし
て、このパターンコードと、交流情報テーブルから抽出
された交流回数6cに基づいて情報データベース28の
会話文情報テーブルを検索する(ステップS24)。A
Oサーバ23のプロセッサ511は、この検索により抽
出された会話文21cに基づいて挨拶文(会話文)を生
成する(ステップS25)。
は、受信した挨拶ボタン押下信号に基づいて挨拶ボタン
押下信号に対応するパターンコードを決定する。そし
て、このパターンコードと、交流情報テーブルから抽出
された交流回数6cに基づいて情報データベース28の
会話文情報テーブルを検索する(ステップS24)。A
Oサーバ23のプロセッサ511は、この検索により抽
出された会話文21cに基づいて挨拶文(会話文)を生
成する(ステップS25)。
【0066】ここで、図21を参照して挨拶文の生成に
ついて具体的に説明する。例えば、パターンコード21
aが挨拶ボタンに対応するパターンコード“0001”
であり、チャットの相手として選択されたアバタ名が
“アバタB”であり、このアバタBとの交流回数21b
が1回(今回の交流が2回目)である場合には、「こん
にちは、“アバタ名”さん、“交流日時”以来2回目で
すね。元気でしたか?」という会話文21cが会話文情
報テーブルから抽出される。AOサーバ23のプロセッ
サ511は、例えば、交流情報に含まれる交流日時6d
が“2001/8/16 13:30”であった場合には、「こんにち
は、アバタBさん、8月16日以来2回目ですね。元気
でしたか?」という挨拶文を生成する。
ついて具体的に説明する。例えば、パターンコード21
aが挨拶ボタンに対応するパターンコード“0001”
であり、チャットの相手として選択されたアバタ名が
“アバタB”であり、このアバタBとの交流回数21b
が1回(今回の交流が2回目)である場合には、「こん
にちは、“アバタ名”さん、“交流日時”以来2回目で
すね。元気でしたか?」という会話文21cが会話文情
報テーブルから抽出される。AOサーバ23のプロセッ
サ511は、例えば、交流情報に含まれる交流日時6d
が“2001/8/16 13:30”であった場合には、「こんにち
は、アバタBさん、8月16日以来2回目ですね。元気
でしたか?」という挨拶文を生成する。
【0067】AOサーバ23のプロセッサ511は、生
成した挨拶文に対応する挨拶文情報を含むメッセージを
CPサーバ22経由で(ステップS26)このCPサー
バ22に接続されている他のCPブラウザに対して送信
する(ステップS27)。この結果、メッセージに含ま
れる挨拶文情報に対応する挨拶文が、各ユーザPC画面
上の会話表示領域531に表示される(ステップS2
8)。
成した挨拶文に対応する挨拶文情報を含むメッセージを
CPサーバ22経由で(ステップS26)このCPサー
バ22に接続されている他のCPブラウザに対して送信
する(ステップS27)。この結果、メッセージに含ま
れる挨拶文情報に対応する挨拶文が、各ユーザPC画面
上の会話表示領域531に表示される(ステップS2
8)。
【0068】また、AOサーバ23のプロセッサ511
は、今回の交流を交流情報テーブルに格納されている交
流情報に反映させるために、交流回数6c、交流時間6
d、交流方法6eなどを更新する(ステップS29)。
具体的に説明すると、交流回数6cには、現在格納され
ている“1”に1を加算した“2”が格納され、交流時
間6dには、交流情報を更新する際のコンピュータ日付
情報が格納され、交流方法6eには、“チャット”が格
納される。
は、今回の交流を交流情報テーブルに格納されている交
流情報に反映させるために、交流回数6c、交流時間6
d、交流方法6eなどを更新する(ステップS29)。
具体的に説明すると、交流回数6cには、現在格納され
ている“1”に1を加算した“2”が格納され、交流時
間6dには、交流情報を更新する際のコンピュータ日付
情報が格納され、交流方法6eには、“チャット”が格
納される。
【0069】なお、ステップS23において、交流テー
ブルから交流情報が抽出されなかった場合には、予め定
められた所定の挨拶文が各CPブラウザに対して送信さ
れる。また、ステップS20において、ユーザPC10
0Aの画面上の会話入力領域532に会話文そのものが
入力されて実行キーが押下された場合には、会話入力領
域532に入力された会話文が、そのまま各ユーザPC
画面上の会話表示領域531に表示される。
ブルから交流情報が抽出されなかった場合には、予め定
められた所定の挨拶文が各CPブラウザに対して送信さ
れる。また、ステップS20において、ユーザPC10
0Aの画面上の会話入力領域532に会話文そのものが
入力されて実行キーが押下された場合には、会話入力領
域532に入力された会話文が、そのまま各ユーザPC
画面上の会話表示領域531に表示される。
【0070】次に、図7ないし図9を参照して交流回数
に応じて変化するチャットの会話文の内容について具体
的に説明する。図7は、ユーザAの分身であるアバタA
が共有仮想空間上でユーザBの分身であるアバタBおよ
びその仮想ペットと初めて出会ったときに交わされた挨
拶の例である。図7の風景表示領域51には、ユーザB
の分身であるアバタBおよびその仮想ペットである犬が
表示されている。また、図7の会話表示領域531に
は、ユーザAのアバタAがユーザBのアバタBに対して
行った挨拶に対応する“アバタA>こんにちは”と、ユ
ーザBのアバタBがユーザAのアバタAに対して行った
挨拶に対応する“アバタB>こんにちは、アバタAさ
ん。初めまして”という会話文が表示されている。
に応じて変化するチャットの会話文の内容について具体
的に説明する。図7は、ユーザAの分身であるアバタA
が共有仮想空間上でユーザBの分身であるアバタBおよ
びその仮想ペットと初めて出会ったときに交わされた挨
拶の例である。図7の風景表示領域51には、ユーザB
の分身であるアバタBおよびその仮想ペットである犬が
表示されている。また、図7の会話表示領域531に
は、ユーザAのアバタAがユーザBのアバタBに対して
行った挨拶に対応する“アバタA>こんにちは”と、ユ
ーザBのアバタBがユーザAのアバタAに対して行った
挨拶に対応する“アバタB>こんにちは、アバタAさ
ん。初めまして”という会話文が表示されている。
【0071】図8は、ユーザAの分身であるアバタAが
共有仮想空間上でユーザBの分身であるアバタBおよび
その仮想ペットと2回目に出会ったときに交わされた挨
拶の例である。図8の会話表示領域531には、ユーザ
AのアバタAがユーザBのアバタBに対して行った挨拶
に対応する“アバタA>こんにちは、アバタBさん。8
月16日以来2回目ですね。元気でしたか?”と、ユー
ザBのアバタBがユーザAのアバタAに対して行った挨
拶に対応する“アバタB>うん、元気だよ!”という会
話文が表示されている。
共有仮想空間上でユーザBの分身であるアバタBおよび
その仮想ペットと2回目に出会ったときに交わされた挨
拶の例である。図8の会話表示領域531には、ユーザ
AのアバタAがユーザBのアバタBに対して行った挨拶
に対応する“アバタA>こんにちは、アバタBさん。8
月16日以来2回目ですね。元気でしたか?”と、ユー
ザBのアバタBがユーザAのアバタAに対して行った挨
拶に対応する“アバタB>うん、元気だよ!”という会
話文が表示されている。
【0072】図9は、ユーザAの分身であるアバタAが
共有仮想空間上で既に頻繁に出会っているユーザBの分
身であるアバタBおよびその仮想ペットと出会ったとき
に交わされた挨拶の例である。図9の会話表示領域53
1には、ユーザAのアバタAがユーザBのアバタBに対
して行った挨拶に対応する“アバタA>あっ、アバタB
さん、こんにちは。元気?この前のチャットは楽しかっ
たね”と、ユーザBのアバタBがユーザAのアバタAに
対して行った挨拶に対応する“アバタB>うん、楽しか
ったね。それでさ、この前の話の続きをしたいんだけ
ど、いいかな?”という会話文が表示されている。この
ように、交流が深まるにつれて挨拶の内容が変わってい
くため、まるで、本当の友人に会いに行くかのような楽
しみをユーザに与えることができ、ユーザ同士のコミュ
ニケーションをより親密にすることが可能となる。
共有仮想空間上で既に頻繁に出会っているユーザBの分
身であるアバタBおよびその仮想ペットと出会ったとき
に交わされた挨拶の例である。図9の会話表示領域53
1には、ユーザAのアバタAがユーザBのアバタBに対
して行った挨拶に対応する“アバタA>あっ、アバタB
さん、こんにちは。元気?この前のチャットは楽しかっ
たね”と、ユーザBのアバタBがユーザAのアバタAに
対して行った挨拶に対応する“アバタB>うん、楽しか
ったね。それでさ、この前の話の続きをしたいんだけ
ど、いいかな?”という会話文が表示されている。この
ように、交流が深まるにつれて挨拶の内容が変わってい
くため、まるで、本当の友人に会いに行くかのような楽
しみをユーザに与えることができ、ユーザ同士のコミュ
ニケーションをより親密にすることが可能となる。
【0073】このように本実施形態におけるコミュニテ
ィ・システムにより、各ユーザ同士は、現実世界におい
て人間同士が仲を深めていくときと同様のプロセスを経
て徐々に親密な関係を築いていくことができるので、こ
のような機能がないチャット・システムに比べ、より親
密なコミュニケーションを図ることができる。したがっ
て、各ユーザは、他のユーザが所有する空間に遊びに行
くことの楽しみや、他のユーザと単に会話をすることの
楽しみに加え、他のユーザとの円滑なコミュニケーショ
ンを楽しむことができるようになる。さらに、他のユー
ザに会いに行くという動機付けにもなり、より活発なコ
ミュニティの生成に貢献することができる。
ィ・システムにより、各ユーザ同士は、現実世界におい
て人間同士が仲を深めていくときと同様のプロセスを経
て徐々に親密な関係を築いていくことができるので、こ
のような機能がないチャット・システムに比べ、より親
密なコミュニケーションを図ることができる。したがっ
て、各ユーザは、他のユーザが所有する空間に遊びに行
くことの楽しみや、他のユーザと単に会話をすることの
楽しみに加え、他のユーザとの円滑なコミュニケーショ
ンを楽しむことができるようになる。さらに、他のユー
ザに会いに行くという動機付けにもなり、より活発なコ
ミュニティの生成に貢献することができる。
【0074】[4.コミュニティ・サービスに対する課
金]また、本実施形態におけるコミュニティ・システム
では、コミュニティを形成するのに必要なユーザ数を取
り込むために、ログイン自体には課金せずに、コミュニ
ティへの参加を無料で開放している。そして、コミュニ
ティ・サービスの中でユーザに対して特権を与えた場合
に限り、その代償として課金するようにしている。ここ
で、「ユーザに対して与えられる特権」とは、例えば、
共有仮想空間にユーザが所望する画像を飾りつけること
ができるような権利である。そして、この共有仮想空間
に飾り付ける画像のサイズ等によって課金する料金に差
を設けることとする。なお、画像には、静止画像(文書
画像含む)はもとより、動画像も含まれる。
金]また、本実施形態におけるコミュニティ・システム
では、コミュニティを形成するのに必要なユーザ数を取
り込むために、ログイン自体には課金せずに、コミュニ
ティへの参加を無料で開放している。そして、コミュニ
ティ・サービスの中でユーザに対して特権を与えた場合
に限り、その代償として課金するようにしている。ここ
で、「ユーザに対して与えられる特権」とは、例えば、
共有仮想空間にユーザが所望する画像を飾りつけること
ができるような権利である。そして、この共有仮想空間
に飾り付ける画像のサイズ等によって課金する料金に差
を設けることとする。なお、画像には、静止画像(文書
画像含む)はもとより、動画像も含まれる。
【0075】次に、画像のサイズにより異なった使用料
金の設定について、図10を参照して具体的に説明す
る。図10は、サイズの異なる画像を示したものであ
り、画像のサイズが大きいものほど使用料金が高くなる
ように設定されている。具体的に説明すると、例えば、
大きい方の画像10aは1週間で200円、小さい方の
画像10bは1週間で100円の使用料金が徴収され
る。これにより、共有仮想空間上に飾り付けられた画像
のサイズにより課金する使用料金を設定することができ
る。
金の設定について、図10を参照して具体的に説明す
る。図10は、サイズの異なる画像を示したものであ
り、画像のサイズが大きいものほど使用料金が高くなる
ように設定されている。具体的に説明すると、例えば、
大きい方の画像10aは1週間で200円、小さい方の
画像10bは1週間で100円の使用料金が徴収され
る。これにより、共有仮想空間上に飾り付けられた画像
のサイズにより課金する使用料金を設定することができ
る。
【0076】次に、図11を参照してユーザが画像を飾
るためのアイテムを購入する際に使用するアイテム購入
画面について説明する。この画像を飾るためのアイテム
は、3種類の画像のサイズごとに設定された使用料金に
対応して用意されている。図11に示すように、画像の
サイズの種類としては、例えば、画像のサイズが10K
Bまでの画像と、10KB超から50KBまでの画像
と、50KB超から100KBまでの画像とが用意され
ている。そして、各種類に該当する画像ごとに1週間分
の使用料金が、それぞれ100円、150円、200円
に設定されている。ここで、画像を飾るためのアイテム
を購入すると図5の持ち物表示領域524に表示されて
いる持ち物一覧の中に「フィルム」が追加される。
るためのアイテムを購入する際に使用するアイテム購入
画面について説明する。この画像を飾るためのアイテム
は、3種類の画像のサイズごとに設定された使用料金に
対応して用意されている。図11に示すように、画像の
サイズの種類としては、例えば、画像のサイズが10K
Bまでの画像と、10KB超から50KBまでの画像
と、50KB超から100KBまでの画像とが用意され
ている。そして、各種類に該当する画像ごとに1週間分
の使用料金が、それぞれ100円、150円、200円
に設定されている。ここで、画像を飾るためのアイテム
を購入すると図5の持ち物表示領域524に表示されて
いる持ち物一覧の中に「フィルム」が追加される。
【0077】次に、図12を参照して、画像を飾るため
のアイテムを購入し、このアイテムを利用して画像を飾
り付ける際の動作を説明する。まず、図12に示す基本
操作画面の風景表示領域51に表示されている額縁12
1に画像を飾る場合の動作を説明する。図12の持ち物
表示領域524に表示されている持ち物一覧の中から画
像を飾るためのアイテムである「フィルム」を選択し、
風景表示領域51に表示されている額縁の中からユーザ
が所望する額縁121をクリックする。
のアイテムを購入し、このアイテムを利用して画像を飾
り付ける際の動作を説明する。まず、図12に示す基本
操作画面の風景表示領域51に表示されている額縁12
1に画像を飾る場合の動作を説明する。図12の持ち物
表示領域524に表示されている持ち物一覧の中から画
像を飾るためのアイテムである「フィルム」を選択し、
風景表示領域51に表示されている額縁の中からユーザ
が所望する額縁121をクリックする。
【0078】図12に示す基本操作画面において、所望
する額縁121がクリックされると、図13に示す基本
操作画面が表示される。ここで、図13に示す基本操作
画面の風景表示領域51には、“売約済”と表示された
額縁121が表示され、これ以降他のユーザはこの額縁
を購入することができなくなる。そして、図14に示す
画像転送画面141が表示される。なお、持ち物一覧の
中に「フィルム」が表示されていないユーザは、風景表
示領域51に表示されている額縁121をクリックして
も、このクリックは無効であると判断されるため表示内
容には何も変化が起こらない。また、図14等に示され
る“virtornhills”は商標である。
する額縁121がクリックされると、図13に示す基本
操作画面が表示される。ここで、図13に示す基本操作
画面の風景表示領域51には、“売約済”と表示された
額縁121が表示され、これ以降他のユーザはこの額縁
を購入することができなくなる。そして、図14に示す
画像転送画面141が表示される。なお、持ち物一覧の
中に「フィルム」が表示されていないユーザは、風景表
示領域51に表示されている額縁121をクリックして
も、このクリックは無効であると判断されるため表示内
容には何も変化が起こらない。また、図14等に示され
る“virtornhills”は商標である。
【0079】ここで、画像転送画面141について説明
する。142は、ユーザPC100に格納されている画
像ファイルの格納場所を表示する表示項目である。参照
ボタン143は、表示項目142に表示する画像ファイ
ルの格納場所を選択するための「ファイルの選択」画面
(図示しない)を表示させるためのボタンである。転送
ボタン144は、表示項目142で選択された画像ファ
イルをCPサーバ22にアップロードさせるためのボタ
ンである。中止145ボタンは、画像の飾り付け作業を
中止させるためのボタンである。
する。142は、ユーザPC100に格納されている画
像ファイルの格納場所を表示する表示項目である。参照
ボタン143は、表示項目142に表示する画像ファイ
ルの格納場所を選択するための「ファイルの選択」画面
(図示しない)を表示させるためのボタンである。転送
ボタン144は、表示項目142で選択された画像ファ
イルをCPサーバ22にアップロードさせるためのボタ
ンである。中止145ボタンは、画像の飾り付け作業を
中止させるためのボタンである。
【0080】図15に示すように画像転送画面141の
表示項目142に画像ファイルの格納場所を表示させて
から転送ボタン144を押すと、表示項目141に表示
された格納場所に格納されている画像ファイルがCPサ
ーバ22にアップロードされる。CPサーバ22へのア
ップロードが開始されると、図16に示すメッセージ画
面161が表示される。
表示項目142に画像ファイルの格納場所を表示させて
から転送ボタン144を押すと、表示項目141に表示
された格納場所に格納されている画像ファイルがCPサ
ーバ22にアップロードされる。CPサーバ22へのア
ップロードが開始されると、図16に示すメッセージ画
面161が表示される。
【0081】ここで、CPサーバ22では、アップロー
ドされた画像ファイルの容量がユーザが購入した画像を
飾り付けるためのアイテムで認められている容量の範囲
であるか否かを判断し、容量の範囲内であると判断した
場合には、アップロードされた画像を額縁121に飾り
付ける。一方、容量の範囲外であると判断した場合に
は、その旨のメッセージをユーザに送信し、容量の範囲
内である画像ファイルのアップロードを要求する。アッ
プロードされた画像が額縁121に飾り付けられると、
図17に示す確認画面171が表示される。この確認画
面171において“○”ボタン172を押すと、額縁1
21に飾り付けられる画像が決定され、“×”ボタン1
73を押すと画像の飾り付け作業が中止される。
ドされた画像ファイルの容量がユーザが購入した画像を
飾り付けるためのアイテムで認められている容量の範囲
であるか否かを判断し、容量の範囲内であると判断した
場合には、アップロードされた画像を額縁121に飾り
付ける。一方、容量の範囲外であると判断した場合に
は、その旨のメッセージをユーザに送信し、容量の範囲
内である画像ファイルのアップロードを要求する。アッ
プロードされた画像が額縁121に飾り付けられると、
図17に示す確認画面171が表示される。この確認画
面171において“○”ボタン172を押すと、額縁1
21に飾り付けられる画像が決定され、“×”ボタン1
73を押すと画像の飾り付け作業が中止される。
【0082】飾り付ける画像が決定すると、図18に示
す基本操作画面の風景表示領域51に表示されている額
縁121には、決定された画像が表示される。そして、
図18に示す基本操作画面の持ち物表示領域524に表
示されるフィルムの個数は、12個から11個に変更さ
れている。
す基本操作画面の風景表示領域51に表示されている額
縁121には、決定された画像が表示される。そして、
図18に示す基本操作画面の持ち物表示領域524に表
示されるフィルムの個数は、12個から11個に変更さ
れている。
【0083】この共有仮想空間に画像を飾り付けること
によって課金するという概念は、現実社会において広告
用の看板を飾ったり、展示会に製品などを出品する際に
利用料金が徴収されることと同じ概念である。また、画
像のサイズにより異なる料金を設定するという概念は、
現実社会において、広告用の看板の大きさ、あるいは展
示スペースの広さにより異なる料金が設定されているの
と同様の概念である。したがって、ユーザが課金の概念
を理解するのは比較的容易であると考えられるため、ユ
ーザは有料化の意義を十分に納得した上で使用料金を支
払うことが可能となる。
によって課金するという概念は、現実社会において広告
用の看板を飾ったり、展示会に製品などを出品する際に
利用料金が徴収されることと同じ概念である。また、画
像のサイズにより異なる料金を設定するという概念は、
現実社会において、広告用の看板の大きさ、あるいは展
示スペースの広さにより異なる料金が設定されているの
と同様の概念である。したがって、ユーザが課金の概念
を理解するのは比較的容易であると考えられるため、ユ
ーザは有料化の意義を十分に納得した上で使用料金を支
払うことが可能となる。
【0084】また、コミュニティ・システムへのログイ
ン自体を無料にすることによって、ユーザは、躊躇する
ことなくコミュニティに参加することができ、参加者数
が減少するという事態を回避することができる。このよ
うに、参加者数を維持することによって、コミュニティ
そのものを成立させることができるようになる。別の見
方をすれば、無料ユーザであっても、ログインすなわち
コミュニティに参加するという行為によって、コミュニ
ティを存続させ他の有料ユーザや新規ユーザを吸引する
ことができる。すなわち、無料ユーザはコミュニティへ
の参加という行為によって使用料相当を支払っているこ
とと同等の価値を生じさせていることにもなり、ログイ
ンの許可という利益の還元を受けても妥当であると考え
られる。
ン自体を無料にすることによって、ユーザは、躊躇する
ことなくコミュニティに参加することができ、参加者数
が減少するという事態を回避することができる。このよ
うに、参加者数を維持することによって、コミュニティ
そのものを成立させることができるようになる。別の見
方をすれば、無料ユーザであっても、ログインすなわち
コミュニティに参加するという行為によって、コミュニ
ティを存続させ他の有料ユーザや新規ユーザを吸引する
ことができる。すなわち、無料ユーザはコミュニティへ
の参加という行為によって使用料相当を支払っているこ
とと同等の価値を生じさせていることにもなり、ログイ
ンの許可という利益の還元を受けても妥当であると考え
られる。
【0085】これに対し、共有仮想空間に画像を飾り付
けるという行為は、通常の共有仮想空間上におけるコミ
ュニケーションには必須ではない。すなわち、画像の飾
り付けは各ユーザが標準的に行うべきものというより
も、むしろ各ユーザが任意に行うべきものという特権的
な性質が強い。したがって、共有仮想空間に画像を飾り
付けることへの有料化に関して、ほとんどのユーザにと
って異論や違和感はないものと考えられる。
けるという行為は、通常の共有仮想空間上におけるコミ
ュニケーションには必須ではない。すなわち、画像の飾
り付けは各ユーザが標準的に行うべきものというより
も、むしろ各ユーザが任意に行うべきものという特権的
な性質が強い。したがって、共有仮想空間に画像を飾り
付けることへの有料化に関して、ほとんどのユーザにと
って異論や違和感はないものと考えられる。
【0086】[5.変形例]
[5−1.第1変形例]なお、上述した実施形態におい
ては、挨拶ボタンが押下された場合の会話例について記
載しているが、交流回数に基づいて会話文を変化させる
のは、挨拶ボタンが押下された場合に限られず、アクシ
ョンボタン領域533に表示されている他のボタンが押
下された場合にも適用される。例えば、肯定的な返答ボ
タンが押下された場合には、交流回数が少ないうちは
“はい、そうですね”という会話文が生成され、交流回
数が多くなるにしたがって“うん、そうだね”という、
より親近感のある会話文が生成されるようにしてもよ
い。
ては、挨拶ボタンが押下された場合の会話例について記
載しているが、交流回数に基づいて会話文を変化させる
のは、挨拶ボタンが押下された場合に限られず、アクシ
ョンボタン領域533に表示されている他のボタンが押
下された場合にも適用される。例えば、肯定的な返答ボ
タンが押下された場合には、交流回数が少ないうちは
“はい、そうですね”という会話文が生成され、交流回
数が多くなるにしたがって“うん、そうだね”という、
より親近感のある会話文が生成されるようにしてもよ
い。
【0087】また、交流回数に基づいて会話文を変化さ
せるのは、アクションボタン領域533に表示されてい
るボタンが押下された場合に限られず、予め定められた
会話文に対応するコードを会話入力領域532に入力し
た場合にも適用される。例えば、“こんにちは”に対応
するコードが“1”である場合には、会話入力領域53
2に入力される情報がコードであることを示す記号
“!”に続けて“1”が入力された場合に、交流回数に
基づいて“こんにちは”に対応する会話文が生成される
ようにしてもよい。
せるのは、アクションボタン領域533に表示されてい
るボタンが押下された場合に限られず、予め定められた
会話文に対応するコードを会話入力領域532に入力し
た場合にも適用される。例えば、“こんにちは”に対応
するコードが“1”である場合には、会話入力領域53
2に入力される情報がコードであることを示す記号
“!”に続けて“1”が入力された場合に、交流回数に
基づいて“こんにちは”に対応する会話文が生成される
ようにしてもよい。
【0088】また、ユーザPCに接続されたマイクなど
から入力された音声データに対応する会話文を交流回数
に基づいて変化させるようにしてもよい。この場合に、
ユーザPC100は、マイク用のインターフェースを備
え、さらに、マイクから入力された音声データを解析し
て文字データに変換する解析装置を備える必要がある。
なお、この解析装置は、CPサーバ22あるいはAOサ
ーバ23が備えるようにしてもよい。例えば、ユーザP
C100に接続されたマイクから“こんにちは”という
音声が入力された場合には、マイクを介して入力された
音声データが解析装置により“こんにちは”という文字
データに変換される。そして、この変換された文字デー
タが、CPサーバ22を介してAOサーバに送信され
る。AOサーバ23では交流回数に基づいて“こんにち
は”に対応する会話文を生成する。
から入力された音声データに対応する会話文を交流回数
に基づいて変化させるようにしてもよい。この場合に、
ユーザPC100は、マイク用のインターフェースを備
え、さらに、マイクから入力された音声データを解析し
て文字データに変換する解析装置を備える必要がある。
なお、この解析装置は、CPサーバ22あるいはAOサ
ーバ23が備えるようにしてもよい。例えば、ユーザP
C100に接続されたマイクから“こんにちは”という
音声が入力された場合には、マイクを介して入力された
音声データが解析装置により“こんにちは”という文字
データに変換される。そして、この変換された文字デー
タが、CPサーバ22を介してAOサーバに送信され
る。AOサーバ23では交流回数に基づいて“こんにち
は”に対応する会話文を生成する。
【0089】また、交流情報の内容を交流回数・交流日
時・交流方法に限定する必要はなく、例えば、交流時間
やキーワード等を交流情報の内容として記憶させてもよ
い。交流時間の場合には、例えば、チャットを開始して
から終了するまでの時間を記憶しておき、次回の会話文
に“前回は、○時間も話せて楽しかったね”という文を
生成して追加するようにしてもよい。キーワードとは、
例えば、チャットの場合には会話文中に最も頻繁に入力
された単語のことをいい、メールの場合にはメールの件
名に入力された単語あるいはメールの本文中に最も頻繁
に入力された単語のことをいう。例えば、キーワードと
して“サッカー”が記憶されている場合には、次回の会
話文に“前回は、サッカーの話で盛り上がったね”とい
う文を生成して追加するようにしてもよい。
時・交流方法に限定する必要はなく、例えば、交流時間
やキーワード等を交流情報の内容として記憶させてもよ
い。交流時間の場合には、例えば、チャットを開始して
から終了するまでの時間を記憶しておき、次回の会話文
に“前回は、○時間も話せて楽しかったね”という文を
生成して追加するようにしてもよい。キーワードとは、
例えば、チャットの場合には会話文中に最も頻繁に入力
された単語のことをいい、メールの場合にはメールの件
名に入力された単語あるいはメールの本文中に最も頻繁
に入力された単語のことをいう。例えば、キーワードと
して“サッカー”が記憶されている場合には、次回の会
話文に“前回は、サッカーの話で盛り上がったね”とい
う文を生成して追加するようにしてもよい。
【0090】また、本実施形態においては、生成した会
話文をそのままチャットの会話文として採用している
が、これに限定する必要はなく、生成した会話文を一度
ユーザPCの画面上に表示し、生成した会話文を採用す
るか否かの判断をユーザに促すようにしてもよい。これ
により、よりユーザの意向に沿った会話文を送信するこ
とができる。
話文をそのままチャットの会話文として採用している
が、これに限定する必要はなく、生成した会話文を一度
ユーザPCの画面上に表示し、生成した会話文を採用す
るか否かの判断をユーザに促すようにしてもよい。これ
により、よりユーザの意向に沿った会話文を送信するこ
とができる。
【0091】[5−2.第2変形例]また、上述した実
施形態においては、コミュニティ・システムに参加する
ユーザが使用する端末としてユーザPC100を用いる
ようにしている。しかしながら、本発明はこれに限ら
ず、コミュニティ・システムに参加するユーザが使用す
る端末として携帯電話機あるいは携帯情報端末を用いる
ようにしてもよい。
施形態においては、コミュニティ・システムに参加する
ユーザが使用する端末としてユーザPC100を用いる
ようにしている。しかしながら、本発明はこれに限ら
ず、コミュニティ・システムに参加するユーザが使用す
る端末として携帯電話機あるいは携帯情報端末を用いる
ようにしてもよい。
【0092】以下、携帯電話機および携帯情報端末をユ
ーザPC100に代えて使用する場合を例示して説明す
る。図20において、ネットワーク・コンピューティン
グ・システム200には、本発明を適用した携帯情報端
末MS1や携帯電話機MS2が接続されている。また、
ネットワーク・コンピューティング・システム200に
は、通信サービスの提供エリアとして所望の大きさに分
割されたセルの範囲内にそれぞれ固定無線局である基地
局CS1,2が設置されている。
ーザPC100に代えて使用する場合を例示して説明す
る。図20において、ネットワーク・コンピューティン
グ・システム200には、本発明を適用した携帯情報端
末MS1や携帯電話機MS2が接続されている。また、
ネットワーク・コンピューティング・システム200に
は、通信サービスの提供エリアとして所望の大きさに分
割されたセルの範囲内にそれぞれ固定無線局である基地
局CS1,2が設置されている。
【0093】これらの基地局CS1,2には、移動無線
局である携帯情報端末MS1や携帯電話機MS2が無線
接続されている。無線接続の方法としては、例えばW−
CDMA(Wideband-Code Division Multiple Access)と
呼ばれる符号分割多元接続方式がある。そして、このW
−CDMA方式は、2[GHz]の周波数帯域を使用してい
て、最大2[Mbps]のデータ転送速度により大容量データ
を高速にデータ通信することが可能である。
局である携帯情報端末MS1や携帯電話機MS2が無線
接続されている。無線接続の方法としては、例えばW−
CDMA(Wideband-Code Division Multiple Access)と
呼ばれる符号分割多元接続方式がある。そして、このW
−CDMA方式は、2[GHz]の周波数帯域を使用してい
て、最大2[Mbps]のデータ転送速度により大容量データ
を高速にデータ通信することが可能である。
【0094】このように携帯情報端末MS1や携帯電話
機MS2は、W−CDMA方式によって大容量データを
高速にデータ通信し得るようになされている。これによ
り、音声通話だけでなく電子メールの送受信、簡易ホー
ムページの閲覧、画像の送受信等の多種に及びデータ通
信を実行することが可能になる。また基地局CS1,2
は、移動通信網104に接続され、この移動通信網は、
ゲートウェイ・システム40を介して、インターネット
10に接続されている。
機MS2は、W−CDMA方式によって大容量データを
高速にデータ通信し得るようになされている。これによ
り、音声通話だけでなく電子メールの送受信、簡易ホー
ムページの閲覧、画像の送受信等の多種に及びデータ通
信を実行することが可能になる。また基地局CS1,2
は、移動通信網104に接続され、この移動通信網は、
ゲートウェイ・システム40を介して、インターネット
10に接続されている。
【0095】このネットワーク・コンピューティング・シ
ステム200において、インターネット10には、上記
実施形態と同様にCPサーバ22およびWWWサーバ2
5等により構成されているLAN20A,Bなどが接続
されている。そして、TCP/IP(Transmission Con
trol Protocol/Internet Protocol)のプロトコルに従
って携帯情報端末MS1及び携帯電話機MS2からCP
サーバ22およびWWWサーバ25に対してアクセスし
得るようになっている。なお、携帯情報端末MS1及び
携帯電話機MS2は、基地局CS1,2までを2[Mbps]
の簡易トランスポートプロトコルで通信し、当該基地局
CS1,2からインターネット10を介してCPサーバ
22およびWWWサーバ25までをTCP/IPプロト
コルで通信するようになっている。
ステム200において、インターネット10には、上記
実施形態と同様にCPサーバ22およびWWWサーバ2
5等により構成されているLAN20A,Bなどが接続
されている。そして、TCP/IP(Transmission Con
trol Protocol/Internet Protocol)のプロトコルに従
って携帯情報端末MS1及び携帯電話機MS2からCP
サーバ22およびWWWサーバ25に対してアクセスし
得るようになっている。なお、携帯情報端末MS1及び
携帯電話機MS2は、基地局CS1,2までを2[Mbps]
の簡易トランスポートプロトコルで通信し、当該基地局
CS1,2からインターネット10を介してCPサーバ
22およびWWWサーバ25までをTCP/IPプロト
コルで通信するようになっている。
【0096】[5−3.第3変形例]また、上述した実
施形態においては、CPサーバ22、AOサーバ23、
WWWサーバ25、あるいはユーザPC100などのハ
ードディスクにコミュニティ・システムを実行するため
のプログラムが予めインストールされている場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、コミュニティ・シ
ステムを実行するためのプログラムが格納された、例え
ばCD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、
DVD−ROM(Digital Versatile Disc-Read Only M
emory)等のパッケージメディアでなるプログラム格納
媒体を再生することにより上記各種プログラムをインス
トールしてもよい。また、プログラムが一時的もしくは
永続的に格納される半導体メモリや光磁気ディスク等の
プログラム格納媒体を再生することにより上記各種プロ
グラムをインストールしてもよい。
施形態においては、CPサーバ22、AOサーバ23、
WWWサーバ25、あるいはユーザPC100などのハ
ードディスクにコミュニティ・システムを実行するため
のプログラムが予めインストールされている場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、コミュニティ・シ
ステムを実行するためのプログラムが格納された、例え
ばCD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、
DVD−ROM(Digital Versatile Disc-Read Only M
emory)等のパッケージメディアでなるプログラム格納
媒体を再生することにより上記各種プログラムをインス
トールしてもよい。また、プログラムが一時的もしくは
永続的に格納される半導体メモリや光磁気ディスク等の
プログラム格納媒体を再生することにより上記各種プロ
グラムをインストールしてもよい。
【0097】また、これらのプログラム格納媒体に上記
各種プログラムを格納する手段としてはローカルエリア
ネットワーク、ディジタル衛星放送等の有線及び無線通
信媒体を利用してもよく、ルータやモデム等の各種通信
インターフェースを介在させて格納するようにしてもよ
い。
各種プログラムを格納する手段としてはローカルエリア
ネットワーク、ディジタル衛星放送等の有線及び無線通
信媒体を利用してもよく、ルータやモデム等の各種通信
インターフェースを介在させて格納するようにしてもよ
い。
【0098】また、上述した実施形態においては、仮想
空間を生成して提供するためのサーバとして、CPサー
バ22・AOサーバ23・WWWサーバ25などの複数
のサーバを使用しているが、物理的に単一のサーバ、ま
たは2つのサーバ上で別々のコンピュータプログラムを
実行することにより、仮想空間を生成して提供してもよ
い。
空間を生成して提供するためのサーバとして、CPサー
バ22・AOサーバ23・WWWサーバ25などの複数
のサーバを使用しているが、物理的に単一のサーバ、ま
たは2つのサーバ上で別々のコンピュータプログラムを
実行することにより、仮想空間を生成して提供してもよ
い。
【0099】
【発明の効果】本発明によれば、インターネットのよう
なコンピュータ・ネットワーク上においてコミュニティ
系のサービスを提供する際、該サービスのユーザに対し
てより付加価値の高いサービスを提供することができ
る。
なコンピュータ・ネットワーク上においてコミュニティ
系のサービスを提供する際、該サービスのユーザに対し
てより付加価値の高いサービスを提供することができ
る。
【図1】 本発明を実現するのに適した共有仮想空間を
提供することができるネットワーク・コンピューティン
グ・システムの構成を模式的に示した図である。
提供することができるネットワーク・コンピューティン
グ・システムの構成を模式的に示した図である。
【図2】 各種サーバまたはユーザPCとして稼動する
コンピュータ・システムのハードウェア構成例を示した
図である。
コンピュータ・システムのハードウェア構成例を示した
図である。
【図3】 本実施形態に係る共有仮想空間にログインし
たユーザのコンピュータ上で、共有仮想空間を表示し且
つナビゲーションする動作アーキテクチャを模式的に示
した図である。
たユーザのコンピュータ上で、共有仮想空間を表示し且
つナビゲーションする動作アーキテクチャを模式的に示
した図である。
【図4】 本実施形態に係るAOの動作メカニズムを示
した図であり、より具体的には、共有仮想空間にログイ
ンしたある1人のユーザが、自分の分身であるアバタの
仮想ペット(共有アプリケーション)をクリックしたと
きの動作例である。
した図であり、より具体的には、共有仮想空間にログイ
ンしたある1人のユーザが、自分の分身であるアバタの
仮想ペット(共有アプリケーション)をクリックしたと
きの動作例である。
【図5】 本実施形態に係るコミュニティ・システムに
ログインしたユーザのコンピュータ上に提供される基本
操作画面を示した図である。
ログインしたユーザのコンピュータ上に提供される基本
操作画面を示した図である。
【図6】 交流情報テーブルの構成例を示した図であ
る。
る。
【図7】 チャットでの会話例が表示された画面を示し
た図である。
た図である。
【図8】 チャットでの会話例が表示された画面を示し
た図である。
た図である。
【図9】 チャットでの会話例が表示された画面を示し
た図である。
た図である。
【図10】 画像のサイズの種類の一例を示した図であ
る。
る。
【図11】 画像を飾り付けるアイテムを購入するため
の画面を示した図である。
の画面を示した図である。
【図12】 額縁を選択する際の画面状態を示した図で
ある。
ある。
【図13】 額縁を選択した後の画面状態を示した図で
ある。
ある。
【図14】 画像をアップロードする際の画面状態を示
した図である。
した図である。
【図15】 画像をアップロードする際の画面状態を示
した図である。
した図である。
【図16】 画像をアップロードする際の画面状態を示
した図である。
した図である。
【図17】 画像をアップロードした後の画面状態を示
した図である。
した図である。
【図18】 額縁の画像が飾り付けられた後の画面状態
を示した図である。
を示した図である。
【図19】 チャットが行われる際の動作例を示すシー
ケンスチャートである。
ケンスチャートである。
【図20】 ユーザ情報テーブルの構成例を示した図で
ある。
ある。
【図21】 会話文情報テーブルの構成例を示した図で
ある。
ある。
【図22】 エージェント管理テーブルの構成例を示し
た図である。
た図である。
【図23】 チャット参加者テーブルの構成例を示した
図である。
図である。
【図24】 本発明の実施形態の変形例に係るネットワ
ーク・コンピューティング・システムの構成を模式的に示
した図である。
ーク・コンピューティング・システムの構成を模式的に示
した図である。
1,200…ネットワーク・コンピューティング・システ
ム、 10…インターネット、 20…小規模ネットワーク(LAN)、 21…ルータ、 22…CPサーバ、 23…AOサーバ、 24…課金データベース、 25…WWWサーバ、 26…メール・サーバ、 27…課金サーバ、 28…情報データベース、 30…公衆電話網、 40…ゲートウェイ・システム、 100…ユーザPC、 104…移動通信網、 511…プロセッサ、 512…メモリ、 513…ディスプレイコントローラ、 514…入力機器インターフェース、 515…ネットワークインターフェース、 516…外部機器インターフェース、 517…バス、 521…ディスプレイ、 522…キーボード、 523…マウス、 524…HDD、 525…メディアドライブ。
ム、 10…インターネット、 20…小規模ネットワーク(LAN)、 21…ルータ、 22…CPサーバ、 23…AOサーバ、 24…課金データベース、 25…WWWサーバ、 26…メール・サーバ、 27…課金サーバ、 28…情報データベース、 30…公衆電話網、 40…ゲートウェイ・システム、 100…ユーザPC、 104…移動通信網、 511…プロセッサ、 512…メモリ、 513…ディスプレイコントローラ、 514…入力機器インターフェース、 515…ネットワークインターフェース、 516…外部機器インターフェース、 517…バス、 521…ディスプレイ、 522…キーボード、 523…マウス、 524…HDD、 525…メディアドライブ。
Claims (15)
- 【請求項1】 サーバがネットワークを介して複数のユ
ーザ端末と通信を行い、各ユーザ端末から受信した情報
を反映した共有仮想空間を表す共有データを生成して各
ユーザ端末に提供する共有データ提供ステップと、 前記共有データ提供ステップにおいて2以上のユーザ端
末間で交流が行われたとき、前記サーバが、その交流の
当事者であるユーザ端末を特定する情報を含む交流情報
を記憶する交流情報記憶ステップと、 前記共有データ提供ステップにおいて2以上のユーザ端
末間で交流が行われるとき、前記サーバが、前記交流情
報記憶ステップにより記憶された交流情報のうち当該交
流と当事者を同じくする交流情報に基づいて会話文を生
成し、当該交流のために当事者であるユーザ端末に提供
する情報に前記会話文を追加する会話文提供ステップと
を備えることを特徴とするコミュニティ・サービス提供
方法。 - 【請求項2】 サーバがネットワークを介して複数のユ
ーザ端末と通信を行い、各ユーザ端末から受信した情報
を反映した共有仮想空間を表す共有データを生成して各
ユーザ端末に提供する共有データ提供ステップと、 前記共有データ提供ステップにおいて2以上のユーザ端
末間で交流が行われたとき、前記サーバが、その交流の
当事者であるユーザ端末を特定する情報を含む交流情報
を記憶する交流情報記憶ステップと、 前記共有データ提供ステップにおいて2以上のユーザ端
末間で交流が行われるとき、前記サーバが、前記交流情
報記憶ステップにより記憶された交流情報のうち当該交
流と当事者を同じくする交流情報と当該交流情報の内容
に対応して予め記憶された会話文情報とに基づいて会話
文を生成し、当該交流のために当事者であるユーザ端末
に提供する情報に前記会話文を追加する会話文提供ステ
ップとを備えることを特徴とするコミュニティ・サービ
ス提供方法。 - 【請求項3】 サーバがネットワークを介して複数のユ
ーザ端末と通信を行い、各ユーザ端末から受信した情報
を反映した共有仮想空間を表す共有データを生成して各
ユーザ端末に提供する共有データ提供ステップと、 前記共有データ提供ステップにおいて2以上のユーザ端
末間で交流が行われたとき、前記サーバが、その交流の
当事者であるユーザ端末を特定する情報を含む交流情報
を交流情報テーブルに記憶させる交流情報記憶ステップ
と、 前記共有データ提供ステップにおいて2以上のユーザ端
末間で交流が行われるとき、前記サーバが、前記交流情
報テーブルに記憶された交流情報のうち当該交流と当事
者を同じくする交流情報と交流時の会話文を含む会話文
情報を予め記憶する会話文情報テーブルに記憶された会
話文情報のうち当該交流情報の内容に対応する会話文情
報とに基づいて会話文を生成し、当該交流のために当事
者であるユーザ端末に提供する情報に前記会話文を追加
する会話文提供ステップとを備えることを特徴とするコ
ミュニティ・サービス提供方法。 - 【請求項4】 請求項1ないし3のいづれかに記載のコ
ミュニティ・サービス提供方法において、 前記交流情報には、交流の当事者である各ユーザ端末を
特定する識別コードおよび当該ユーザ端末間での交流回
数が含まれ、 前記会話文提供ステップは、前記交流回数ごとに予め定
められた会話文情報に基づいて会話文を生成することを
特徴とするコミュニティ・サービス提供方法。 - 【請求項5】 請求項4記載のコミュニティ・サービス
提供方法において、 前記会話文提供ステップにおける交流が行われたとき、
その交流の当事者であるユーザ端末を特定する識別コー
ドに対応する交流情報に含まれる交流回数を更新する交
流情報更新ステップとを備えることを特徴とするコミュ
ニティ・サービス提供方法。 - 【請求項6】 請求項1ないし5のいづれかに記載のコ
ミュニティ・サービス提供方法において、 前記交流は、チャットであることを特徴とするコミュニ
ティ・サービス提供方法。 - 【請求項7】 ネットワークを介して複数のユーザ端末
と通信を行い、各ユーザ端末から受信した情報を反映し
た共有仮想空間を表す共有データを生成して各ユーザ端
末に提供する共有データ提供手段と、 前記共有データ提供手段によって2以上のユーザ端末間
で交流が行われたとき、その交流の当事者であるユーザ
端末を特定する情報を含む交流情報を記憶する交流情報
記憶手段と、 前記共有データ提供手段によって2以上のユーザ端末間
で交流が行われるとき、前記交流情報記憶手段により記
憶された交流情報のうち当該交流と当事者を同じくする
交流情報に基づいて会話文を生成し、当該交流のために
当事者であるユーザ端末に提供する情報に前記会話文を
追加する会話文提供手段とを備えることを特徴とするコ
ミュニティ・サービス提供装置。 - 【請求項8】 ネットワークを介して複数のユーザ端末
と通信を行い、各ユーザ端末から受信した情報を反映し
た共有仮想空間を表す共有データを生成して各ユーザ端
末に提供する共有データ提供手段と、 前記共有データ提供手段によって2以上のユーザ端末間
で交流が行われたとき、その交流の当事者であるユーザ
端末を特定する情報を含む交流情報を記憶する交流情報
記憶手段と、 前記共有データ提供手段によって2以上のユーザ端末間
で交流が行われるとき、前記交流情報記憶手段により記
憶された交流情報のうち当該交流と当事者を同じくする
交流情報と当該交流情報の内容に対応して予め記憶され
た会話文情報とに基づいて会話文を生成し、当該交流の
ために当事者であるユーザ端末に提供する情報に前記会
話文を追加する会話文提供手段とを備えることを特徴と
するコミュニティ・サービス提供装置。 - 【請求項9】 ネットワークを介して複数のユーザ端末
と通信を行い、各ユーザ端末から受信した情報を反映し
た共有仮想空間を表す共有データを生成して各ユーザ端
末に提供する共有データ提供手段と、 前記共有データ提供手段によって2以上のユーザ端末間
で交流が行われたとき、その交流の当事者であるユーザ
端末を特定する情報を含む交流情報を交流情報テーブル
に記憶させる交流情報記憶手段と、 前記共有データ提供手段によって2以上のユーザ端末間
で交流が行われるとき、前記交流情報テーブルに記憶さ
れた交流情報のうち当該交流と当事者を同じくする交流
情報と交流時の会話文を含む会話文情報を予め記憶する
会話文情報テーブルに記憶された会話文情報のうち当該
交流情報の内容に対応する会話文情報とに基づいて会話
文を生成し、当該交流のために当事者であるユーザ端末
に提供する情報に前記会話文を追加する会話文提供手段
とを備えることを特徴とするコミュニティ・サービス提
供装置。 - 【請求項10】 コミュニティ・サービス提供装置に実
行させるプログラムを格納したプログラム格納媒体であ
って、 コミュニティ・サービス提供装置を、 ネットワークを介して複数のユーザ端末と通信を行い、
各ユーザ端末から受信した情報を反映した共有仮想空間
を表す共有データを生成して各ユーザ端末に提供する共
有データ提供手段と、 前記共有データ提供手段によって2以上のユーザ端末間
で交流が行われたとき、その交流の当事者であるユーザ
端末を特定する情報を含む交流情報を記憶する交流情報
記憶手段と、 前記共有データ提供手段によって2以上のユーザ端末間
で交流が行われるとき、前記交流情報記憶手段により記
憶された交流情報のうち当該交流と当事者を同じくする
交流情報に基づいて会話文を生成し、当該交流のために
当事者であるユーザ端末に提供する情報に前記会話文を
追加する会話文提供手段として機能させるためのプログ
ラムを格納したプログラム格納媒体。 - 【請求項11】 コミュニティ・サービス提供装置に実
行させるプログラムを格納したプログラム格納媒体であ
って、 コミュニティ・サービス提供装置を、 ネットワークを介して複数のユーザ端末と通信を行い、
各ユーザ端末から受信した情報を反映した共有仮想空間
を表す共有データを生成して各ユーザ端末に提供する共
有データ提供手段と、 前記共有データ提供手段によって2以上のユーザ端末間
で交流が行われたとき、その交流の当事者であるユーザ
端末を特定する情報を含む交流情報を記憶する交流情報
記憶手段と、 前記共有データ提供手段によって2以上のユーザ端末間
で交流が行われるとき、前記交流情報記憶手段により記
憶された交流情報のうち当該交流と当事者を同じくする
交流情報と当該交流情報の内容に対応して予め記憶され
た会話文情報とに基づいて会話文を生成し、当該交流の
ために当事者であるユーザ端末に提供する情報に前記会
話文を追加する会話文提供手段として機能させるための
プログラムを格納したプログラム格納媒体。 - 【請求項12】 コミュニティ・サービス提供装置に実
行させるプログラムを格納したプログラム格納媒体であ
って、 コミュニティ・サービス提供装置を、 ネットワークを介して複数のユーザ端末と通信を行い、
各ユーザ端末から受信した情報を反映した共有仮想空間
を表す共有データを生成して各ユーザ端末に提供する共
有データ提供手段と、 前記共有データ提供手段によって2以上のユーザ端末間
で交流が行われたとき、その交流の当事者であるユーザ
端末を特定する情報を含む交流情報を交流情報テーブル
に記憶させる交流情報記憶手段と、 前記共有データ提供手段によって2以上のユーザ端末間
で交流が行われるとき、前記交流情報テーブルに記憶さ
れた交流情報のうち当該交流と当事者を同じくする交流
情報と交流時の会話文を含む会話文情報を予め記憶する
会話文情報テーブルに記憶された会話文情報のうち当該
交流情報の内容に対応する会話文情報とに基づいて会話
文を生成し、当該交流のために当事者であるユーザ端末
に提供する情報に前記会話文を追加する会話文提供手段
として機能させるためのプログラムを格納したプログラ
ム格納媒体。 - 【請求項13】 コミュニティ・サービス提供装置に実
行させるプログラムであって、 コミュニティ・サービス提供装置を、 ネットワークを介して複数のユーザ端末と通信を行い、
各ユーザ端末から受信した情報を反映した共有仮想空間
を表す共有データを生成して各ユーザ端末に提供する共
有データ提供手段と、 前記共有データ提供手段によって2以上のユーザ端末間
で交流が行われたとき、その交流の当事者であるユーザ
端末を特定する情報を含む交流情報を記憶する交流情報
記憶手段と、 前記共有データ提供手段によって2以上のユーザ端末間
で交流が行われるとき、前記交流情報記憶手段により記
憶された交流情報のうち当該交流と当事者を同じくする
交流情報に基づいて会話文を生成し、当該交流のために
当事者であるユーザ端末に提供する情報に前記会話文を
追加する会話文提供手段として機能させるためのプログ
ラム。 - 【請求項14】 コミュニティ・サービス提供装置に実
行させるプログラムであって、 コミュニティ・サービス提供装置を、 ネットワークを介して複数のユーザ端末と通信を行い、
各ユーザ端末から受信した情報を反映した共有仮想空間
を表す共有データを生成して各ユーザ端末に提供する共
有データ提供手段と、 前記共有データ提供手段によって2以上のユーザ端末間
で交流が行われたとき、その交流の当事者であるユーザ
端末を特定する情報を含む交流情報を記憶する交流情報
記憶手段と、 前記共有データ提供手段によって2以上のユーザ端末間
で交流が行われるとき、前記交流情報記憶手段により記
憶された交流情報のうち当該交流と当事者を同じくする
交流情報と当該交流情報の内容に対応して予め記憶され
た会話文情報とに基づいて会話文を生成し、当該交流の
ために当事者であるユーザ端末に提供する情報に前記会
話文を追加する会話文提供手段として機能させるための
プログラム。 - 【請求項15】 コミュニティ・サービス提供装置に実
行させるプログラムであって、 コミュニティ・サービス提供装置を、 ネットワークを介して複数のユーザ端末と通信を行い、
各ユーザ端末から受信した情報を反映した共有仮想空間
を表す共有データを生成して各ユーザ端末に提供する共
有データ提供手段と、 前記共有データ提供手段によって2以上のユーザ端末間
で交流が行われたとき、その交流の当事者であるユーザ
端末を特定する情報を含む交流情報を交流情報テーブル
に記憶させる交流情報記憶手段と、 前記共有データ提供手段によって2以上のユーザ端末間
で交流が行われるとき、前記交流情報テーブルに記憶さ
れた交流情報のうち当該交流と当事者を同じくする交流
情報と交流時の会話文を含む会話文情報を予め記憶する
会話文情報テーブルに記憶された会話文情報のうち当該
交流情報の内容に対応する会話文情報とに基づいて会話
文を生成し、当該交流のために当事者であるユーザ端末
に提供する情報に前記会話文を追加する会話文提供手段
として機能させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001250644A JP2003058484A (ja) | 2001-08-21 | 2001-08-21 | コミュニティ・サービス提供方法、コミュニティ・サービス提供装置、プログラム格納媒体およびプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001250644A JP2003058484A (ja) | 2001-08-21 | 2001-08-21 | コミュニティ・サービス提供方法、コミュニティ・サービス提供装置、プログラム格納媒体およびプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003058484A true JP2003058484A (ja) | 2003-02-28 |
Family
ID=19079421
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001250644A Withdrawn JP2003058484A (ja) | 2001-08-21 | 2001-08-21 | コミュニティ・サービス提供方法、コミュニティ・サービス提供装置、プログラム格納媒体およびプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003058484A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006520053A (ja) * | 2003-03-03 | 2006-08-31 | アメリカ オンライン インコーポレイテッド | 通信するためにアバターを使用する方法 |
JP2007306409A (ja) * | 2006-05-12 | 2007-11-22 | Yafoo Japan Corp | 位置情報ログによるコミュニティの生成・登録システムおよび方法 |
JP2009199198A (ja) * | 2008-02-20 | 2009-09-03 | Nomura Research Institute Ltd | 仮想空間提供サーバ、仮想空間提供方法及びコンピュータプログラム |
WO2010023963A1 (ja) * | 2008-09-01 | 2010-03-04 | 日本電気株式会社 | アバター表示方法、アバター表示装置および記憶媒体 |
US8230036B2 (en) | 2003-06-10 | 2012-07-24 | Nec Corporation | User profile opening apparatus and method |
JP5872723B1 (ja) * | 2015-04-30 | 2016-03-01 | 株式会社famitalk | グループ構成員がそれぞれ情報端末を用いて精神的交流をするためのクラウドサービスにおける愛玩アバターの登場 |
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2001
- 2001-08-21 JP JP2001250644A patent/JP2003058484A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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WO2010023963A1 (ja) * | 2008-09-01 | 2010-03-04 | 日本電気株式会社 | アバター表示方法、アバター表示装置および記憶媒体 |
JP5310729B2 (ja) * | 2008-09-01 | 2013-10-09 | 日本電気株式会社 | アバター表示方法、アバター表示装置およびプログラム |
JP5872723B1 (ja) * | 2015-04-30 | 2016-03-01 | 株式会社famitalk | グループ構成員がそれぞれ情報端末を用いて精神的交流をするためのクラウドサービスにおける愛玩アバターの登場 |
WO2016174967A1 (ja) * | 2015-04-30 | 2016-11-03 | 株式会社famitalk | グループ構成員がそれぞれ情報端末を用いて精神的交流をするためのクラウドサービスにおける愛玩アバターの登場 |
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Legal Events
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A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
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