JP2003178328A - 三次元仮想空間表示装置、三次元仮想空間表示方法、プログラム及びそのプログラムを格納した記録媒体 - Google Patents

三次元仮想空間表示装置、三次元仮想空間表示方法、プログラム及びそのプログラムを格納した記録媒体

Info

Publication number
JP2003178328A
JP2003178328A JP2001374525A JP2001374525A JP2003178328A JP 2003178328 A JP2003178328 A JP 2003178328A JP 2001374525 A JP2001374525 A JP 2001374525A JP 2001374525 A JP2001374525 A JP 2001374525A JP 2003178328 A JP2003178328 A JP 2003178328A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
virtual space
participant
dimensional virtual
user
balloon
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001374525A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Miyake
貴浩 三宅
Yasuhiro Watanabe
泰弘 渡邊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2001374525A priority Critical patent/JP2003178328A/ja
Publication of JP2003178328A publication Critical patent/JP2003178328A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing Or Creating Images (AREA)
  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 三次元仮想空間特有の面白みを与え、文字列
主体のチャットとの格段の差別化を図って優位性を向上
する。 【解決手段】 三次元仮想空間表示方法は、三次元仮想
空間の参加者の端末上に各種のキャラクタを表示すると
共に該キャラクタの発言メッセージを吹き出し付きで表
示する三次元仮想空間表示方法において、前記吹き出し
内に選択肢を表示する第1ステップ(S18b)、前記
参加者の端末操作を検出していずれの選択肢が選ばれた
かを判定する第2ステップ(S19e)、該選ばれた選
択肢に対応した処理の実行を指令する第3ステップ(S
19h)を含む。ユーザに対して吹き出し内のいくつか
の選択肢が提示され、その選択結果に応じた処理が実行
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、三次元仮想空間表
示装置、三次元仮想空間表示方法、プログラム及びその
プログラムを格納した記録媒体に関する。詳しくは、三
次元仮想空間に存在するキャラクタとユーザ(三次元仮
想空間への参加者)との間の会話を仲介するインターフ
ェース技術に係り、特に、会話の流れを多様に変化させ
ることができるように改良した三次元仮想空間表示装
置、三次元仮想空間表示方法、プログラム及びそのプロ
グラムを格納した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、インターネットを介して接続
された参加者の端末に仮想世界(Virtual Wo
rld)を模した三次元仮想空間画像を表示し、その空
間内に「アバタ」(avatar:インド神話に登場す
る神の化身)と呼ばれる、参加者の分身キャラクタを配
し、そのアバタを参加者が操作することにより、仮想世
界内を自由に歩き回ったり、他の参加者と会話を交わし
たり、あるいは、システムが発生する各種のキャラクタ
と会話を交わしたりできる、いわゆるサイバー・スペー
ス・サービス・システムが知られている(たとえば、特
開平9−81781号公報、特開2000−14282
号公報)。
【0003】図13(a)は、かかるサイバー・スペー
ス・サービス・システムによって提供される三次元仮想
空間の一例を示す図である。この図において、画面20
1は、ある参加者(便宜的に「参加者A」という)の端
末に表示された仮想世界の画像である。この画面201
には、背景画像(図では町並みと右奥の山)の前に、複
数のアバタ202、203とペット204、205が配
置されている。アバタ202、203はそれぞれ他の参
加者(以下「参加者B:花子さん」と「参加者C:太郎
さん」という)の分身であり、また、ペット204、2
05はそれらの参加者B及び参加者Cのエージェントで
ある。本明細書では、これらのアバタやエージェントな
どのオブジェクトを総称して“キャラクタ”ということ
にする。
【0004】ここで、図示の構図は、参加者Aの視点か
ら見たときの絵である。すなわち、参加者Aは、現在、
町並みと右奥の山を見渡す丘に立っており、この丘の上
には、参加者Aの他に、参加者B、Cのアバタ202、
203とそれらのエージェント(ペット204、20
5)が存在している。なお、画面201には、参加者A
のアバタは表示されていない。これは、現在、アバタの
視点から見るモードを選択しているからである。別の視
点モードを選択することにより、参加者Aのアバタを画
面201に表示させることも可能である。また、参加者
Aのエージェントも存在するが、今は、画面201の外
に位置していて見えていない。
【0005】さて、アバタは参加者の分身である。すな
わち、画面201の視点の元になる非表示のアバタは参
加者Aの分身であり、また、アバタ202は参加者Bの
分身、アバタ203は参加者Cの分身である。各参加者
は、自分の端末(画面201の下に設けられたグラフィ
ック・コントロール・パネル208)を操作して画面2
01の分身(アバタ)の位置を移動させたり、視点を変
えたりすることができる。さらに、画面201に任意の
メッセージ(アバタの発言メッセージ)を送ることもで
きる。それらの操作結果は、自分の端末はもちろんのこ
と、他の参加者の端末にも同様に反映されるようになっ
ており、すべての参加者で同じ仮想世界を共有できる仕
組みになっている。
【0006】たとえば、画面201には、参加者Cのメ
ッセージ(“こんにちは>花子さん”)の吹き出し20
6と、参加者Bの返信メッセージ(“はい、こんにち
は”)の吹き出し207がそれぞれのアバタの上に表示
されている。“吹き出し”とは、メッセージを取り囲む
適当な形の枠線の一部を鋭く突出させて、その突出部先
端を発言者の方に向けた図形のことをいう。メッセージ
の発言者が誰であるかを一目でわかるようにするための
常套的な表現手法(たとえば、漫画などの分野)であ
る。なお、図示の吹き出し206、207は、横長矩形
状枠線の一部を突出させているが、角を丸くした枠線図
形(図13(b)参照)や楕円図形が使われることもあ
るし、あるいは、発言者の声にならない思いを伝えるた
めに、突出ではなく、小さな丸図形(または楕円図形)
の連続で対象者の方向を指すこともある(図13(c)
参照)。
【0007】吹き出し206、207のメッセージ中の
“花子”は参加者Bのニックネーム(チャットネームま
たはハンドルネームともいう)、“太郎”は参加者Cの
ニックネームである。画面201を見ているユーザ(こ
の場合、参加者A)は、吹き出し206、207の突起
の示す方向に加え、このニックネームからも、そのメッ
セージが誰が発したものかを把握することができる。
【0008】吹き出し206のメッセージは参加者C
(太郎さん)の端末から送信されたもの、吹き出し20
7のメッセージは参加者B(花子さん)の端末から送信
されたものであり、これらの吹き出し206、207を
含む画面201は、仮想世界にアクセスしているすべて
の参加者(参加者A〜C)の端末に等しく表示される。
【0009】また、参加者ごとに出現するエージェント
(図ではペット204、205)も任意内容のメッセー
ジを任意のタイミング(これらはシステムによって制御
され、参加者は関与しない)で発言することがある。そ
れらのメッセージもまた吹き出しを用いて画面201に
表示され、仮想世界にアクセスしているすべての参加者
(参加者A〜C)で共有されるようになつている。
【0010】このように、サイバー・スペース・サービ
ス・システムの参加者は、自分の端末を操作して自分の
分身(アバタ)の発言を任意にコントロールし、且つ、
他の参加者(アバタ)の発言を画面201でモニタして
所望の相手と自由に会話を交わすことができ、あたかも
自らがその仮想世界に存在するかのようなバーチャル・
リアリティーを味わうことができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術にあっては、単に“吹き出し”付きのメッセー
ジを読んでいるに過ぎず、あたかも、アバタやエージェ
ントといった仮想の“キャラクタ”が発言しているよう
に見せかけているとしても、いわゆる文字列主体のチャ
ットと何ら変わらないものであり、ユーザに対する面白
みや興趣性の持続が困難であるという問題点があった。
【0012】そこで、本発明が解決しようとする課題
は、会話の流れを多様に変化させることができ、たとえ
ば、メッセージの読み手側の判断に任せて会話の流れを
変えたり、あるいは、他の仮想世界に誘ったりして、三
次元仮想空間に特有の面白みと興趣性を与え、以て、文
字列主体のチャットとの格段の差別化を図って優位性を
向上した三次元仮想空間表示方法、プログラム及びその
プログラムを格納した記録媒体を提供することを目的と
する。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、三次元仮想空
間の参加者の端末上に各種のキャラクタ(たとえば、ア
バタやエージェント)を表示すると共に該キャラクタの
発言メッセージを吹き出し付きで表示する三次元仮想空
間表示方法において、前記吹き出し内に選択肢を表示す
る第1ステップと、前記参加者の端末操作を検出してい
ずれの選択肢が選ばれたかを判定する第2ステップと、
該選ばれた選択肢に対応した処理の実行を指令する第3
ステップとを含むというものである。この発明では、ユ
ーザに対して吹き出し内のいくつかの選択肢が提示さ
れ、その選択結果に応じた処理が実行される。
【0014】また、本発明の好ましい態様は、前記第1
ステップは、文字列または画像を選択肢として表示する
というものである。この態様では、文字による選択肢提
示のほかに、一目で意味を把握できる画像による選択肢
提示が行われる。
【0015】また、この発明の好ましい態様は、前記第
2ステップは、オペレーティングシステムから取得した
オンフォーカスイベントまたはクリックイベントに基づ
いて前記判定を行うというものである。この態様では、
オペレーティングシステムの既存機能を利用して、吹き
出し内のいずれの選択肢が選ばれたかが判定される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照しながら説明する。なお、以下の説明における
様々な細部の特定ないし実例および数値や文字列その他
の記号の例示は、本発明の思想を明瞭にするための、あ
くまでも参考であって、それらのすべてまたは一部によ
って本発明の思想が限定されないことは明らかである。
また、周知の手法、周知の手順、周知のアーキテクチャ
および周知の回路構成等(以下「周知事項」)について
はその細部にわたる説明を避けるが、これも説明を簡潔
にするためであって、これら周知事項のすべてまたは一
部を意図的に排除するものではない。かかる周知事項は
本発明の出願時点で当業者の知り得るところであるの
で、以下の説明に当然含まれている。
【0017】図1は、本発明に係る「三次元仮想空間表
示方法」を適用できるネットワーク・コンピューティン
グ・システム1の構成を模式的に示した図である。この
ネットワーク・コンピューティング・システム1上で
は、三次元仮想空間(以下「三次元仮想世界」または単
に「仮想世界」ともいう)に展開されるコミュニティ・
システム・サービスが構築・提供される。このコミュニ
ティ・システム・サービスは、後述するように、三次元
仮想空間を表示し、ナビゲーションするブラウザ(後述
のCPブラウザ)と、三次元仮想空間を各参加者同士で
共有できるように管理する共有仮想世界サーバ(後述の
CPサーバ)と、共有アプリケーション開発環境である
AO(ApplicationObject)という3
つの要素で構成される。
【0018】ネットワーク・コンピューティング・シス
テム1には、無数のコンピュータ・システムが接続され
ている。これらコンピュータ・システムは、世界中に散
在しており、一部のコンピュータは各種のサービスを有
償または無償で提供する「サーバ」として稼動し、他の
一部はサーバに対してサービスを要求する「クライアン
ト」として稼動している。
【0019】また、ネットワーク・コンピューティング
・システム1は、通信媒体として、インターネット2
や、その他の小規模ネットワークとしてのLAN(Lo
calArea Network)3a、3b、・・・・、
各国の電話会社が構築・提供する公衆電話網4などを含
む。それぞれのLAN3a、3b、・・・・の実体は、単一
のネットワーク・セグメントであっても、あるいは複数
のセグメントがルータで接続された構成であってもよ
い。
【0020】インターネット2やそれぞれのLAN3
a、3b、・・・・は、ルータ5a、5b、・・・・等を経由し
て相互接続されている。インターネット2の実体は、L
AN3a、3b、・・・・のサーバ同士が相互接続を繰り返
した結果として世界規模に成長し巨大ネットワークであ
る。これらインターネット2やLAN3a、3b、・・・・
上のサーバ同士は、たとえば、TCP/IP(Tran
smission Control Protocol/
Internet Protocol)などの所定の通
信プロトコルに従って相互アクセスが可能となってい
る。
【0021】また、インターネット2やLAN3a、3
b、・・・・などのネットワークと、公衆電話網4とは、ゲ
ートウェイ・システム(G/W)6によって相互接続さ
れている。公衆電話網4には、たとえば、PSTN(P
ublic Switched Telephone N
etwork)やISDN(IntegratedSe
rvice Digital Network)が含まれ
る。
【0022】公衆電話網4は、さらに無数の交換局や端
局(図示しない)を擁し、末端には一般家庭4a、4
b、4cなどに設置された加入電話機が接続されてい
る。また、公衆電話網4には、さらに、携帯電話サービ
ス・プロバイダ、PHS(Personal Hand
yphone System)サービス・プロバイダな
ど、無線通信サービスを提供する多数のキャリアによっ
て、多数の無線電話網(たとえば、セルラー電話網4d
やPHS電話網4e)が敷設されており、それらの網に
は、各々のサービス会社の無線基地局(たとえば、セル
ラー基地局4fやPHS基地局4g)が接続されてい
る。
【0023】インターネット2上のコンピュータ・シス
テム(LAN経由でインターネット2接続されているコ
ンピュータを含む)は、インターネット2上で識別可能
な固有情報(IPアドレス)が割り当てられており、こ
のIPアドレスは各コンピュータとインターネット2と
の論理的な接続点となる。
【0024】また、インターネット2上には、専用線に
よるIP接続を行うことができない一般ユーザのため
に、インターネット2への接続サービスを提供する通信
事業者、いわゆる「インターネット・サービス・プロバ
イダ」(ISP)が存在する。営利のインターネット・
サービス・プロバイダは、第2種電気通信事業者の登録
・届出が必要である。インターネット・サービス・プロ
バイダの一例は、「So−net」である。一般ユーザ
は、サービス・プロバイダが設置するサーバすなわち
「アクセス・ポイント」(AP)2a〜2dにダイヤル
アップすることにより、インターネット2へのIP接続
を行うことができる。また、今日のインターネット・サ
ービス・プロバイダは、DSL(Digital Su
bscriber Line)やCATV(Commu
nity Antenna TeleVision)な
どを用いて定額制の二十四時間接続サービス(常時接続
サービス)を提供しているところが多い。このような常
時接続サービスを利用する一般ユーザは、当然のことな
がら接続の都度、いちいちダイヤルアップする必要がな
い。
【0025】専用線または任意のインターネット・サー
ビス・プロバイダ経由でインターネット2に接続された
一般ユーザの端末(以下「ユーザPC」という)7a、
7b、7c、・・・・は、インターネット2上では、主とし
て「クライアント」として稼動し、WWW(World
Wide Web)サーバやその他のサーバに対して所
要のサービスの提供を要求することができる。
【0026】インターネット・サービス・プロバイダ
は、一般に、インターネット2への接続サービス以外に
も、チャットやBBS(Bulletin Board
System:電子掲示板システム)、電子メールなど
の各種アプリケーションをインターネット2上で提供し
ている。もちろん、インターネット・サービス・プロバ
イダ以外の各種の運営母体がチャットやBBS、電子メ
ール等のインターネット・アプリケーションを提供する
ことも可能である。
【0027】図1に示す例では、LAN3aを運営する
インターネット・サービス・プロバイダが、本実施の形
態に係るコミュニティ・システム・サービス、すなわ
ち、三次元仮想世界上において各ユーザが分身としての
「アバタ」を介してチャットなどの擬似コミュニケーシ
ョンを楽しむことができるコミュニティ・システム・サ
ービスを提供しているものとする。
【0028】「チャット」(chat)とは、インター
ネット2を介して遠隔ユーザ間でリアルタイムのコミュ
ニケーションを行うサービスのことであり、特に、三次
元チャットは、三次元グラフィックスを用いて描画され
た三次元仮想空間上で各ログイン・ユーザ(以下「参加
者」という)が自分の分身である「アバタ」を送り込ん
で、リアルタイムのコミュニケーションを行う環境を提
供するサービスである。WWWシステム上の三次元仮想
世界、すなわちコミュニティ・システム・サービスは、
たとえば、ISO(International Or
ganization forStandardiza
tion)標準のVRML(Virtual Real
ity Modeling Language)で記述す
ることができ、また、Java(登録商標)を用いてそ
の動作記述を行うことができる。また、かかる三次元仮
想世界は、VRMLブラウザ(後述)を用いて表示し、
ナビゲーションすることができる。
【0029】LAN3a上には、三次元仮想世界をイン
ターネット2上に構築・提供したり、この三次元仮想世
界上での各種の社会活動を行う環境を提供して、同三次
元仮想世界を管理するための共有仮想世界(CP:Co
mmunity Place)サーバ(以下「CPサー
バ」という)8や、1以上のアプリケーション・オブジ
ェクト(AO)・サーバ(以下「AOサーバ」という)
9a、9b、・・・・が設けられている。
【0030】また、LAN3a上には、HTML(Hy
per Text MarkupLanguage)コン
テンツ10aなどのHTTP(Hyper Text T
ransfer Protocol)資源オブジェクト
を提供する1以上のWWWサーバ10が設けられてお
り、さらに、この他にも、各ユーザ・アカウントに対す
る電子メールの送受信サービスを提供するメール・サー
バ11などが存在していてもよい。LAN3a上の各サ
ーバ、すなわち、CPサーバ8、AOサーバ9a、9
b、・・・・、WWWサーバ10、メール・サーバ11に
は、ルータ5aを介してインターネット2からアクセス
することができる。
【0031】本実施の形態では、WWWサーバ10は、
通常のHTMLコンテンツ10aの他に、三次元仮想世
界を記述したVRMLファイル10bを提供している。
このVRMLファイル10bには、仮想世界と共有アプ
リケーション(SharedApplication)
の記述、CPサーバ8のインターネット2のアドレス
(URL:Uniform Resource Loca
tor)またはその参照リンクが含まれている。
【0032】図2は、本実施の形態に係る三次元仮想世
界にログインするユーザ(参加者;便宜的に参加者Aと
参加者C)のコンピュータ(たとえば、ユーザPC7
a、7b)と、WWWサーバ10及びCPサーバ8との
関係を示す図である。参加者Aと参加者Cのコンピュー
タ(ユーザPC7a、7b)は、それぞれ、WWWサー
バ10が提供するHTMLコンテンツ10aをブラウズ
するHTMLブラウザ12と、VRMLファイル10b
を扱うことができるVRMLブラウザ13の双方がイン
ストールされている。
【0033】本実施の形態で使用されるVRMLブラウ
ザ13は、特に、共有仮想世界(CP:Communi
ty Place)を表示し、ナビゲーションするもの
であることから、「CPブラウザ13」とも呼ぶ。以
下、本実施の形態においては、VRMLブラウザ13と
CPブラウザ13を同義語として取り扱うことにする。
HTMLブラウザ12とCPブラウザ13は、たとえ
ば、米Microsoft社のオペレーティング・シス
テム“Windows(R)シリーズ”などによって提
供される同一のプラットフォーム上で動作することがで
きる。ユーザPC7a、7b、7c、・・・・自体は、たと
えば、米IBM社のPC/AT(Personal C
omputer/Advanced Technolo
gy)互換機またはその後継機で構成することができ
る。
【0034】VRMLファイル10bを用いて構築され
る三次元仮想世界では、その仮想世界内に配置された各
オブジェクトは、ユーザ操作に応答して発生するイベン
トや、あらかじめ設定された時間の経過に伴なって発生
するタイマー・イベントなどに応答した自律的な動きす
なわち“Behavior”を実現することができる。
【0035】Behaviorのメカニズムは、「セン
サ」、「ルーティング」及び「スクリプト」という3つ
の要素の連携動作によって実現される。すなわち、
(1)三次元仮想世界に配置されたオブジェクトなどの
ノードに対してあらかじめ関連付けられ、VRMLファ
イル10bとして記述されたセンサ・ノードが、そのフ
ィールドの変化に基づいて外部イベントを感知して、V
RMLシーン内にイベントを発生させる。(2)発生し
たイベントは、VRMLファイル10bとして記述され
たルーティングに基づいて、オブジェクトの挙動を規定
するプログラムである外部スクリプトにルーティング
(すなわち伝達)される。(3)外部スクリプトには、
イベントが到来した時点で呼び出されるメソッドがあら
かじめ記述されている。ルーティングによって伝達され
たイベントを受け取った外部スクリプトは、その記述に
基づく処理を実行した後、その処理結果とルーティング
の記述に基づいてVRMLシーン内の該当するノードの
フィールド値を変更する。
【0036】VRMLでは、センサ・ノードとして、た
とえば、指定されたオブジェクト上をマウス・カーソル
が通過したりクリックしたときにイベントを発生する
“TouchSensor”や、指定された領域内にユ
ーザの視点(ViewPoint)が侵入した場合にイ
ベントを発生する“ProximittySenso
r”、所定時刻の到来又は所定時間間隔が経過する毎に
発生する“TimerSensor”などが定義されて
いる。
【0037】上述したように、参加者Aと参加者Cのユ
ーザPC7a、7b上では、HTMLブラウザ12とと
もに、VRMLコンテンツを解釈可能なCPブラウザ1
3が稼動している。HTMLブラウザ12としては、米
Netscape Communications社の
“Netscape Navigator”や、米Mi
crosoft社の“Internet Explor
er”のような汎用ブラウザを使用することができる。
【0038】ユーザPC7a、7b、7c、・・・・は、た
とえば、最寄のアクセス・ポイント(AP)へのダイヤ
ルアップ接続などの所定の手続を経てインターネット2
に接続され、または、常時接続の場合はこのような手続
きを省略してインターネット2に接続される。さらに、
ユーザPC7a、7b、7c、・・・・は、HTMLブラウ
ザ12により、HTTPプロトコルに従ってWWWサー
バ10にアクセスする。そして、WWWサーバ10から
三次元仮想世界を記述するVRMLファイル10bをダ
ウンロードし、それをCPブラウザ13に渡す。
【0039】CPブラウザ13は、渡されたVRMLフ
ァイル10bを解析してブラウザ画面上に表示する。ま
た、VRMLファイル10bにCPサーバ8のアドレス
が記述されている場合には、そのアドレスへの接続を試
みる。したがって、同一のVRMLファイル10bをダ
ウンロードした各参加者のCPブラウザ13は、同一の
CPサーバ8への接続を果たす(ログインする)ことに
なり、VRMLファイル10bに記述されたVRMLシ
ーン(すなわち同じ三次元仮想世界)をログイン中の複
数のユーザ(参加者)で共有することができる。
【0040】CPサーバ8への接続、すなわち三次元仮
想世界へのログインに成功すると、それ以後の通信はC
Pサーバ8とCPブラウザ13間で行われる。この通信
は、所定のサーバ−クライアント間プロトコル〔本明細
書中では、VSCP(Virtual Society
ServerClient Protocol)と呼
ぶ〕を用いて行われる。VSCPプロトコルには、ユー
ザがCPブラウザ13を通して行った変更をCPサーバ
8に通知する機能や、通知された情報をCPサーバ8か
らさらに他のCPブラウザ13に通知する機能が含まれ
ている。
【0041】CPサーバ8は、各CPブラウザ13が知
る必要がある情報(すなわちCPブラウザ13に送信す
べき情報)の配信を、オーラ・アルゴリズムを用いて制
限することができる。“オーラ”とは、アバタの周辺の
領域、すなわちユーザが興味を持つと想定される領域の
ことを意味し、オーラの外側にある事物は興味を持たな
いとみなして情報を送らない。オーラ・アルゴリズムを
適用することにより、配信すべき情報量を削減し、各参
加者へのネットワーク・トラフィックを規定の通信容量
に制限するようにしている。
【0042】CPサーバ8によって提供される三次元仮
想世界上には、各種のキャラクタ、すなわち、各ユーザ
の分身であるアバタやアバタが飼育するペット(仮想生
物;エージェントともいう)など、さまざまなオブジェ
クトが存在する。これらのオブジェクトの動作、その他
仮想世界上のアプリケーションは、三次元仮想世界に存
在する(すなわちログインしている)各ユーザ間で共有
され、本明細書中では「共有アプリケーション」と呼ば
れる。
【0043】図3は、CPサーバ8、AOサーバ9a、
9b、・・・・、WWWサーバ10に共通のハードウェア構
成を示す図である。CPU(Central Proc
essing Unit)21は、ROM(Read
Only Memory)22に記憶されているプログ
ラムに従って各種の処理を実行する。RAM(Rand
om Access Memory)23は、CPU2
1が各種の処理を実行する上において必要なプログラム
やデータを適宜記憶する。ハードディスク24には、デ
ータベース、その他必要なデータや、CPU21が処理
するプログラムなどが記憶される。これらは、バス25
を介して相互に接続されている。
【0044】バス25にはまた、入出力インタフェース
26が接続されており、入出力インタフェース26に
は、LCD(Liquid Crystal Disp
lay)や、CRT(Cathode Ray Tub
e)などで構成される表示部27、キーボード、マウ
ス、マイクロホンなどで構成される入力部28が接続さ
れると共に、さらに、モデムなどを内蔵して一般電話回
線、専用回線、インターネット2などを介して外部の装
置と通信する通信部29と、フロッピー(登録商標)デ
ィスク、光ディスク、光磁気ディスクなどのディスクを
ドライブし、データを入出力するドライブ装置30が接
続されている。
【0045】図4は、ユーザPC7a、7b、7c、・・
・・のハードウェア構成を示す図である。ユーザPC7
a、7b、7c、・・・・は、CPU41、RAM42、デ
ィスクコントローラ43、ディスク装置44、ディスプ
レイコントローラ45、ディスプレイ装置46、キーボ
ードコントローラ47、キーボード装置48、ポインテ
ィングデバイス装置(マウスやペンまたはタッチパネル
など;以下「マウス」で代表する)49、通信部50、
メインバス51、バスインターフェース52および内部
バス53などを有し、ディスク装置44にあらかじめ格
納されたオペレーティングシステム等のソフトウェアリ
ソース(HTMLブラウザ12、CPブラウザ13等)
をRAM42にロードしてCPU41で実行することに
より、前述のWWWサーバ10やCPサーバ8にアクセ
スし、所要の三次元仮想空間共有サービス(本実施の形
態に係るコミュニティ・システム・サービス)を受ける
ことができる。
【0046】また、ユーザPC7a、7b、7c、・・・・
は、かかるコミュニティ・システム・サービスに関わる
各種ユーザインターフェース画面をディスプレイ装置4
6に表示し、そのインターフェース画面上でキーボード
装置48やマウス49を操作することにより、アバタの
位置移動、アバタの視点移動、及び、メッセージの作成
並びに送信などを行うことができるようになっている。
【0047】参加者Aが自分の端末、たとえば、ユーザ
PC7aを操作し、所定の指令を入力すると、HTML
ブラウザ12が、インターネット2を介して、所定のU
RLで規定されるWWWサーバ10にアクセスし、VR
MLファイル10bを取得する。HTMLブラウザ12
は、VRMLファイル10bを取得すると、それをCP
ブラウザ13に引き渡す。CPブラウザ13は、VRM
Lファイル10bを解析し、ディスプレイ装置46に表
示する。また、CPブラウザ13は、VRMLファイル
10bにCPサーバ8のアドレスが指定されている場
合、CPサーバ8に接続する。接続が成功すると、それ
以降、CPブラウザ13とCPサーバ8との間の通信
は、VSCPを用いて行われる。VSCPは、参加者が
CPブラウザ13を介して行った変更をCPサーバ8に
通知する機能、その情報をCPサーバ8から、そこに接
続されている他のCPブラウザ13に通知する機能など
を有している。他の参加者(たとえば、参加者B)も、
参加者Aと同様に、自分の端末(たとえば、ユーザPC
7b)を操作してWWWサーバ10にアクセスし、VR
MLファイル10bを取得すると、CPブラウザ13
が、VRMLファイル10bを解析し、ディスプレイ装
置46に表示する。このようにして、複数の参加者が、
同一の仮想空間を共有する。
【0048】仮想空間にアクセスした参加者は、アバタ
としてその仮想空間上に表現される。所定のアバタ(参
加者)が仮想空間をナビゲートすると、その動作は、仮
想空間を共有する他のアバタにも反映される。このよう
なアバタの動きの情報も、VSCPによりCPブラウザ
13からCPサーバ8に送られる。CPサーバ8は、こ
の情報を自分に接続している他のCPブラウザ13に送
る。この情報を受け取ったCPブラウザ13は、情報の
送信元のCPブラウザ13で行われた変更を反映するよ
うに対応するアバタを更新する。
【0049】図5(a)は、ユーザPC7a、7b、7
c、・・・・のハードウェアリソースとソフトウェアリソー
スの簡略的な階層モデルを示す図である。この階層モデ
ル54は、OSI(Open System Inte
rconnectionの略。開放型システム間相互接
続)参照モデルを模したものである。最下位層がハード
ウェアレベル、最上位層が応用ソフト(アプリケーショ
ンプログラム)レベル、中間層が基本ソフト(オペレー
ティングシステム)レベルであり、たとえば、ハードウ
ェアリソース層54aの上に、オペレーティングシステ
ム層54bとアプリケーション層54cとを積層した構
造になっている。
【0050】ハードウェアリソース層54aは、CPU
41などのハードウェアリソース(すなわち、図4のハ
ードウェア構成)を含み、その上のオペレーティングシ
ステム層54b(実体はディスク装置44に格納された
オペレーティングシステム)を介して、アプリケーショ
ン層54cからの間接的利用(たとえば、API:Ap
plication Program Interfa
ce経由)を可能にする。
【0051】アプリケーション層54cには、少なくと
も、本実施の形態に係るコミュニティ・システム・サー
ビスを利用するために必要なアプリケーションプログラ
ムが含まれている。このアプリケーションプログラム
は、既述のとおり、上記運営母体のWWWサーバ10が
提供するHTMLコンテンツ10aをブラウズするため
のHTMLブラウザ12と、同VRMLファイル10b
を扱うことができるVRMLブラウザ(CPブラウザ)
13の双方である。ユーザは、サービス利用に先立ち、
これらのアプリケーションプログラムを格納した記録媒
体(たとえば、CD−ROM等)を入手し、または、イ
ンターネット2からダウンロードし、自分の端末(ユー
ザPC7a、7b、7c、・・・・)にインストール(ディ
スク装置44に格納)しておかなければならない。
【0052】なお、本実施の形態に係るコミュニティ・
システム・サービスを利用するために必要なクライアン
ト側の機能は、上記のアプリケーションプログラム(H
TMLブラウザ12やCPブラウザ13)それ自体では
実現することができない。それらのアプリケーションプ
ログラムとオペレーティングシステム及びユーザPC7
a、7b、7c、・・・・のハードウェアリソースとの有機
的結合によってはじめて実現される。
【0053】図5(b)は、上記の有機的結合によって
実現される、本実施の形態における「クライアント側機
能」の模式図である。なお、この図においては、それぞ
れの機能を独立した“モジュール”(通信モジュール5
5a、データ管理モジュール55b、入力モジュール5
5c、キャラクタ管理モジュール55d及び表示管理モ
ジュール55e)として表現しているが、これは説明の
便宜である。本明細書でいう「モジュール」とは、必ず
しもプログラム開発手法における“モジュール化”(共
有部品化)を意味しない。
【0054】各機能を説明すると、まず、通信モジュー
ル55aは、ハードウェアリソースの通信部50を利用
して、たとえば、インターネット2経由でLAN3aの
WWWサーバ10やAOサーバ9a、9b、9c、・・・・
にアクセスし、それらのサーバから所要のデータを受け
取ってデータ管理モジュール55bに転送し、または、
データ管理モジュール55bから渡されたデータを指定
のサーバ(たとえば、AOサーバ9a、9b、9c、・・
・・のいずれか)に送信する。
【0055】データ管理モジュール55bは、通信モジ
ュール55aを介して受け取ったデータ、すなわち、仮
想世界のデータ及びその仮想世界に存在する各種キャラ
クタ(アバタやエージェントその他のオブジェクト)の
データを蓄積保管するためのデータ蓄積手段を有してい
る。このデータ蓄積手段は、たとえば、ディスク装置4
4に格納されたデータベースによって実現することがで
きる。
【0056】入力モジュール55cは、キーボード装置
48やマウス49などから入力されたユーザ操作情報
(キー操作情報やマウスカーソルの画面内座標位置情報
及びマウスボタンのクリック操作情報)を受け取り、そ
れをユーザ操作イベント情報としてキャラクタ管理モジ
ュール55dに伝える。
【0057】キャラクタ管理モジュール55dは、デー
タ管理モジュール55bに対して表示データの取得要求
を行うと共に、表示管理モジュール55eに対して当該
表示データをデータ管理モジュール55bから受け取っ
て表示するように要求し、ディスプレイ装置46に表示
される仮想空間や各種キャラクタを最新の状態に維持す
るほか、さらに、ディスプレイ装置46に表示されてい
るキャラクタの状態をユーザ操作イベント情報に基づい
て、以下のとおり制御(第一の制御〜第三の制御)す
る。
【0058】第一の制御はアバタの位置(または向き)
の変更である。ユーザがマウス49を操作して画面内の
グラフィック・コントロール・パネル(図13のグラフ
ィック・コントロール・パネル208参照)を操作する
と、キャラクタ管理モジュール55dは、ユーザ操作情
報(この場合はマウスカーソルの画面内座標位置情報と
マウスボタンのクリック操作情報)を受け取り、表示管
理モジュール55eに対してアバタの位置や向きを制御
するように指示する。また、第二の制御はアバタのメッ
セージ表示である。ユーザがキーボード装置48を操作
して任意のメッセージを入力すると、キャラクタ管理モ
ジュール55dは、ユーザ操作情報(この場合はキー操
作情報)を受け取り、表示管理モジュール55eに対し
てアバタの直近に吹き出しを表示させ、且つ、その吹き
出し内に、ユーザによって入力されたメッセージを表示
させるように指示する。
【0059】このように、キャラクタ管理モジュール5
5dは、ユーザ操作に応答してアバタの位置を変更し、
または向きを変え、あるいは、任意のメッセージを前述
の吹き出しの形でディスプレイ装置46に表示させるよ
うに、表示管理モジュール55eに指示する。そして、
それらの制御結果(アバタの位置や向きの変更結果ある
いはアバタのメッセージ表示結果)は、データ管理モジ
ュール55b及び通信モジュール55aを介して、イン
ターネット2経由で前記コミュニティ・システム・サー
ビスのサーバに伝えられ、さらに、当該サーバから仮想
空間に現在参加中のすべてのユーザの端末宛に送信され
る結果、すべての参加者の仮想空間の状態(アバタの位
置や向きあるいはアバタのメッセージ)も同様に変更さ
れる。
【0060】さて、本実施の形態におけるキャラクタ管
理モジュール55dは、以上の二つの制御(第一及び第
二の制御)に加えて、さらに、特徴的な“第三の制御”
を行う。この第三の制御は、要するに、吹き出し中にい
くつかの選択肢を表示できるようにするとともに、ユー
ザ操作情報(マウスカーソルの画面内座標位置情報とマ
ウスボタンのクリック操作情報)に基づいて、選択肢の
一つの選択動作を検出し、その選択肢に割り付けられて
いる処理を実行できるようにした点にポイントがある。
このポイントにより、冒頭で説明した本発明の課題、す
なわち、会話の流れを多様に変化させることができ、た
とえば、メッセージの読み手側の判断に任せて会話の流
れを変えたり、あるいは、他の仮想世界に誘ったりし
て、三次元仮想空間特有の面白みを倍増し、以て、文字
列主体のチャットとの格段の差別化を図って優位性を向
上した三次元仮想空間表示方法を実現することができる
のである。この第三の制御については、後で詳しく説明
する
【0061】次に、本実施の形態におけるコミュニティ
・システム・サービスの概念図を説明する。図6は、A
Oサーバ9a、9b、・・・・、CPサーバ8、及び、CP
ブラウザ13(ユーザPC7a、7b、7c、・・・・上に
存在するもの)の関係を示す図である。AOサーバ9
a、9b、・・・・は、ユニバーサル(Universa
l)AO60を有する。ユニバーサルAO60は、仮想
世界全体を制御するAOである。AOは、共有アプリケ
ーションを管理するものであり、共有アプリケーション
とは、アバタ等のオブジェクトと、その動作が共有空間
にいる参加者により共有されるアプリケーションを意味
する。
【0062】図6の例においては、仮想世界61には、
複数のアバタ62〜64からなるユーザオブジェクト群
65と、複数のエージェント(図では便宜的に犬66〜
68)からなるエージェントオブジェクト群69と、各
々のアバタ62〜64により共有される共有オブジェク
ト(図では便宜的にショップ70、リサイクルボックス
71、共有アバタ72)からなる共有オブジェクト群7
3とが配置されている。
【0063】ユニバーサルAO60は、起動時、デフォ
ルトのコンフィグレーションファイル(PAW.CON
F)を読み込み、そこに記述されている内容に従って、
ユーザ・マネージャ(User Manager)7
4、エージェント・マネージャ(Agent Mana
ger)75、オブジェクト・マネージャ(Objec
t Manager)76を生成する。
【0064】ユーザ・マネージャ74は、参加者が仮想
世界61にアクセスしてきたとき、各参加者ごとのユー
ザオブジェクト(User Object)を生成す
る。たとえば、3人の参加者(参加者A〜至参加者C)
がアクセスしていると仮定すると、ユーザ・マネージャ
74は、3つのユーザ・オブジェクト74a〜74cを
生成し、これらのユーザ・オブジェクト74a〜74c
は、それぞれ参加者ごとのアバタを生成管理する。すな
わち、ユーザ・オブジェクト74aは、参加者Aのアバ
タ62を生成管理し、ユーザ・オブジェクト74bは、
参加者Bのアバタ63を生成管理し、ユーザ・オブジェ
クト74cは、参加者Cのアバタ64を生成管理する。
AOサーバ9a、9b、・・・・には、このような各種の処
理を実行する上において必要な情報を適宜読み出すこと
ができるように、データベース77が接続されている。
【0065】エージェント・マネージャ75は、各参加
者ごとのエージェントAOを生成する。この場合、3人
の参加者A〜参加者Cであるから、エージェント・マネ
ージャ75は、参加者Aに対応するエージェントAO7
5a、参加者Bに対応するエージェントAO75b、及
び、参加者Cに対応するエージェントAO75cを生成
する。これらのエージェントAO75a〜75cは、そ
れぞれ参加者ごとのエージェントを生成管理する。すな
わち、エージェントAO75a〜75aは、参加者Aの
エージェント66を生成管理し、エージェントAO75
a〜75bは、参加者Bのエージェント67を生成管理
し、エージェントAO75a〜75cは、参加者Aのエ
ージェント68を生成管理する。
【0066】ユーザ・オブジェクト74a〜74cとエ
ージェントAO75a〜75bは、参加者が仮想世界6
1にアクセス(ログ・イン)してきたときに生成され、
仮想世界61から退去(ログ・アウト)したとき消去さ
れる。たとえば、新たに別の参加者(便宜的に参加者D
とする)が仮想世界61にアクセスしてきたときには、
その参加者Dに対応するユーザ・オブジェクトとエージ
ェントAOが新規に作成され、且つ、新規作成されたユ
ーザ・オブジェクトとエージェントAOにより、参加者
Dのアバタとエージェントが仮想世界に追加される。ま
たは、仮想世界から参加者(便宜的に参加者Aとする)
が退去すると、その参加者Aに対応するユーザ・オブジ
ェクト74aとエージェントAO75aが消去され、し
たがって、仮想世界61から参加者Aのアバタ62とエ
ージェント66が取り除かれる。
【0067】オブジェクトマネージャ76は、予め設定
された所定のタイミングにおいて、共有オブジェクトA
O(図示の例ではショップAO76aやリサイクルボッ
クスAO76b及び共有アバタAO76c)を生成し、
これらの共有オブジェクトAOは、予め設定されている
所定の時間存在する。ショップAO76aはショップ7
0を生成管理し、リサイクルボックスAO76bはリサ
イクルボックス71を生成管理し、共有アバタAO76
cは共有アバタ72を生成管理する。
【0068】CPサーバ8は、AOサーバ9a、9b、
・・・・と各CPブラウザ13との間に位置して仮想世界6
1を構築し、CPブラウザ13は、仮想世界61の中の
対応するアバタ(たとえば、参加者Aであればアバタ6
2)を基準とする所定の範囲を、その参加者Aの端末
(ユーザPC7a)上で管理する。
【0069】今、参加者Aが自分の端末(ユーザPC7
a)のマウス49を操作して、自分のエージェント(犬
としてのエージェント66)をクリックした場合に、エ
ージェント66に所定の動作(便宜的に「Wow!」と
鳴く動作)を起こさせる処理について説明する。
【0070】まず、AOサーバ9a、9b、・・・・は、C
Pサーバ8に接続すると、AOサーバ9a、9b、・・・・
が管理する共有アプリケーション(共有物体)を、CP
サーバ8が管理する仮想世界61内に追加するように要
求する。CPサーバ8は、自分自身に接続している全て
のCPブラウザ13に対して、AOサーバ9a、9b、
・・・・からの要求を送信する。各CPブラウザ13は、こ
の要求を受け取ると、対応する共有アプリケーションを
出現させる。
【0071】この状態で、参加者Aがエージェント66
をマウスでクリックすると、対応するスクリプトがユー
ザPC7aのCPブラウザ13で起動される。このスク
リプトは、CPサーバ8にエージェント66がクリック
されたことを示すメッセージを送る。CPサーバ8は選
択されたエージェント66を管理するAOサーバ9a、
9b、・・・・にこのメッセージを送信する。
【0072】AOサーバ9a、9b、・・・・は、メッセー
ジに対応する処理を実行し、CPサーバ8に対して処理
結果に対応するメッセージを送信する。このメッセージ
は、この例の場合、エージェント66を鳴かせるための
メッセージである。そして、このメッセージが、CPサ
ーバ8から、そこに接続されている全てのCPブラウザ
13を介して対応するエージェント66に渡され、処理
される。その結果、ログ・イン中のすべての参加者のP
C上で、エージェント66が、たとえば、「Wow!」
と鳴くことになる。
【0073】図7は、ログイン中のすべての参加者のP
Cに表示された、本実施の形態に係るコミュニティ・シ
ステム・サービス用のユーザインターフェース画面を示
す図である。このユーザインターフェース画面80は、
それぞれ独立して位置や大きさを変更できる、たとえ
ば、四つの画面から構成されている。
【0074】第一の画面は、ビューウインドウ81であ
る。このビューウィンドウ81には、その参加者(以下
便宜的に参加者Aとする)のアバタの位置を基準とする
仮想世界61(図6参照)内の所定の範囲が表示され
る。この例においては、所定の背景上にアバタ82、8
3とエージェント84、85が表示されている。なお、
これらのアバタ82、83やエージェント84、85
は、他の参加者(たとえば、参加者B、参加者C)のも
のであり、参加者Aのアバタは非表示(すなわち、ビュ
ーウィンドウ81に映し出された絵はアバタの視点から
見た時の構図である)となっている。また、参加者Aの
エージェントも、ビューウィンドウ81の表示枠の外に
いて見えないものとする。ビューウィンドウ81の下端
には、自分のアバタの位置や視点を変更操作するための
グラフィック・コントロール・パネル86が設けられて
おり、このグラフィック・コントロール・パネル86
は、先に説明した従来技術のグラフィック・コントロー
ル・パネル208(図13参照)と同様のものである。
【0075】第二の画面は、個人情報を表示するための
ワールドツールウィンドウ87である。このワールドツ
ールウィンドウ87には、アバタの視点切り換えボタン
88、ペット情報ボタン89、パーソナル情報ボタン9
0、ペット情報表示エリア91などが設けられている。
なお、アバタの視点切り換えボタン88を押すたびに、
ビューウインドウ81の構図を、アバタの視点から見た
もの(この場合アバタは非表示)、アバタの背中越しに
見たもの、アバタの正面から見たものに切り換えること
ができる。
【0076】第三の画面は、チャットウィンドウ(メッ
セージボード)92である。このチャットウィンドウ9
2には、自分のエージェント(図では現在見えていな
い)に対して各種の行為を実行するためのアクションボ
タン群93、チャットログ領域94、及び、メッセージ
入力部95が設けられている。チャットログ領域94に
は、現在ログイン中の参加者のアバタまたはそのエージ
ェント若しくは共有アバタ(たとえば、図6の共有アバ
タ72)との間でやり取りされているすべて(ただし、
ある程度古いものは削除される)のチャットログが表示
される。他の参加者のアバタや共有アバタとチャットす
る場合または自分のエージェントにメッセージを送る場
合は、キーボード装置48を用いてメッセージ入力部9
5に所望の文字列を入力し、キーボード装置48の確定
キー(たとえば、リターンキー)を押す。
【0077】なお、図では省略しているが、チャットウ
ィンドウ92に表示されたメッセージの発言者(アバタ
またはエージェント)がビューウインドウ81に存在し
ている場合は、チャットウィンドウ92に表示された当
該発言者のメッセージと同じ内容がビューウインドウ8
1にも表示されるようになっており、その際のビューウ
インドウ81のメッセージ表示スタイルは、冒頭で説明
した“吹き出し”(図13参照)形式である。
【0078】第四の画面は、コミュニケーションツール
ウィンドウ96である。このコミュニケーションツール
ウィンドウ96には、チャットボタン97、てがみボタ
ン98、PHSボタン99、地図ボタン100などが設
けられている。チャットボタン97をクリックすると、
第三の画面(チャットウィンドウ92)をオープンした
りクローズしたりすることができる。また、てがみボタ
ン98をクリックすると、仮想空間内を配送範囲とする
手紙(電子メールのようなもの)を作成したり、送受信
したりできる手紙ウィンドウ(不図示)をオープンする
ことができる。また、PHSボタン99をクリックする
と、携帯電話機やPHSなどへのメッセージを作成し、
送信するためのPHSウィンドウ(不図示)をオープン
することができる。また、地図ボタン100をクリック
すると、現在の自分(アバタ)の所在と向きを地図上に
明示する(たとえば、赤い矢印で示す)地図ウィンドウ
(不図示)をオープンすることができる。
【0079】次に、前記のキャラクタ管理モジュール5
5d(図5(b)参照)における“第三の制御”、すな
わち、吹き出し中にいくつかの選択肢を表示できるよう
にする点、ユーザ操作情報(マウスカーソルの画面内座
標位置情報とマウスボタンのクリック操作情報)に基づ
いて、選択肢の一つの選択動作を検出する点、及び、そ
の選択肢に割り付けられている処理を実行する点につい
て、具体的に説明する。
【0080】図8及び図9は、キャラクタ管理モジュー
ル55dにおけるユーザ入力処理の概略的なフローチャ
ートである。このフローチャートは、入力モジュール5
5cを介して取り込まれたユーザ操作情報(キー操作情
報やマウスカーソルの画面内座標位置情報及びマウスボ
タンのクリック操作情報)に基づいて、以下に列挙する
処理を実行する。
【0081】<メニュー分岐処理>メニュー分岐処理
は、フローの最初で行われる。メニュー分岐処理では、
ユーザイベントを検知すると、まず、ビューウインドウ
81のメニューバー81a(図7参照)の選択操作であ
るか否かを判定する(ステップS11)。メニューバー
81aには、たとえば、「ファイル」、「移動」、「マ
ルチユーザ」、「ブックマーク」、「オプション」及び
「ヘルプ」などの親メニューが配置されており、任意の
親メニューをマウス49でクリックすると、その親メニ
ューにあらかじめ設定されている子メニューのリストが
表示されるようになっている。ユーザは、所望の子メニ
ュー(またはその子メニュー配下の孫メニュー)をマウ
ス49でクリックして選択する。
【0082】今、ステップS11の判定結果が肯定
(“YES”)であった場合、すなわち、ユーザによる
メニュー選択であった場合は、次に、選択されたメニュ
ーの分岐処理を実行する(ステップS12)。たとえ
ば、選択されたメニューが「終了」であった場合は、ク
ライアント側アプリケーション(図5(b)の各モジュ
ール機能を提供するもの;具体的にはHTMLブラウザ
12とCPブラウザ13)の終了処理を実行し、コミュ
ニティ・システム・サービスからログアウトする。また
は、選択されたメニューが、たとえば、「仮想空間への
参加」であった場合は、通信モジュール55a及びイン
ターネット2経由でコミュニティ・システム・サービス
のサーバにアクセスしてログインし、最新の仮想空間と
各キャラクタのデータを取得し、ビューウインドウ81
の表示を更新する。
【0083】したがって、このメニュー分岐処理によれ
ば、ビューウインドウ81のメニューバー81aに設定
された各種メニュー項目に応じた処理を択一的に実行す
ることができる。
【0084】<画面更新イベント処理>初めに、“イベ
ント”とは、オブジェクト指向プログラミング手法によ
って開発されたプログラム部品の処理内容(メソッ
ド)、外部インターフェース(プロパティ)と並ぶ重要
な三大要素(骨格)の一つであり、そのプログラム部品
をいつ実行するかを規定するものである。命令の逐次処
理方式に対してイベント起動(イベントドリブン)方式
とも呼ばれる。たとえば、マウスクリックイベントはユ
ーザによるマウスのクリック操作に応答させてメソッド
を実行し、または、オンフォーカスイベントは特定のオ
ブジェクト上にカーソルが位置したときにそのメソッド
を実行する。イベントそのものはオペレーティングシス
テムが捕捉する。プログラム部品の設計者はオペレーテ
ィングシステムの機能を利用して任意のイベントを定義
する。
【0085】画面更新イベント処理は、クライアント側
アプリケーションで行われる各種イベント処理の一つで
ある。すなわち、イベントの発生を検出すると(ステッ
プS15の“YES”)、イベントの種別(そのアプリ
ケーションの開発者によって定義されたイベントの種
別;以下、単に「種別」という)を判定し(ステップS
16)、種別が「画面更新イベント」、たとえば、ユー
ザ操作によるアバタの位置や向きの変更イベントである
場合は、ビューウィンドウ81に表示されているアバタ
の位置や向きを変更する画面更新処理(ステップS17
a、ステップ17b)を実行するとともに、その変更情
報を通信モジュール55a及びインターネット2経由で
コミュニティ・システム・サービスのサーバに転送し、
他の参加者のビューウィンドウ81の表示を更新させ
る。
【0086】したがって、この画面更新イベント処理に
よれば、ユーザ操作に基づいてアバタの位置や向きが変
更された場合に、ユーザの端末の画面表示を更新するこ
とができると共に、他の参加者の画面表示も同様に更新
することができる。
【0087】<メッセージ表示イベント処理>メッセー
ジ表示イベント処理も、クライアント側アプリケーショ
ンで行われる各種イベント処理の一つである。すなわ
ち、イベントの発生を検出すると(ステップS15の
“YES”)、イベントの種別を判定し(ステップS1
6)、種別が「メッセージ表示イベント」、たとえば、
ユーザ操作によって任意に入力された発話メッセージ、
または、システムによって生成された発話メッセージで
ある場合は、そのメッセージをチャットウィンドウ92
に表示すると共に、ビューウィンドウ81に表示されて
いる当該ユーザのアバタの近くに適当な形の“吹き出
し”(図13参照)を表示する吹き出しオブジェクト生
成処理(ステップS18a、ステップ18b)を実行す
る。そして、その吹き出しの中に上記の発話メッセージ
を表示し、且つ、そのメッセージ情報を通信モジュール
55a及びインターネット2経由でコミュニティ・シス
テム・サービスのサーバに転送し、他の参加者のチャッ
トウィンドウ92とビューウィンドウ81に表示させ
る。
【0088】または、上記の発話メッセージがシステム
によって生成された場合で、しかも、その発話メッセー
ジの内容が、たとえば、ユーザの行動に多様性を持たせ
ることを意図するものである場合は、当該発話メッセー
ジに対応させてあらかじめシステム側で用意されていた
いくつかの選択肢をその発話メッセージと一緒に吹き出
し内に表示する。この選択肢は、サーバ(図1のAOサ
ーバ9a、9b、9c・・・・)内の共有オブジェクトAO
(共有アバタ72を管理する図6の共有オブジェクトA
O76c)が管理する。
【0089】したがって、このメッセージ表示イベント
処理によれば、任意のメッセージを吹き出しの形にして
参加者の画面に表示することができると共に、さらに、
システムで発生した特定の発話メッセージについては、
その発話メッセージと一緒にいくつかの選択肢を参加者
の画面に表示することができる。
【0090】<ユーザ選択イベント処理>ユーザ選択イ
ベント処理も、クライアント側アプリケーションで行わ
れる各種イベント処理の一つであるが、本発明の特徴を
含む点で上記の二つの処理(画面更新イベント処理/メ
ッセージ表示イベント処理)と相違する。すなわち、こ
のユーザ選択イベント処理では、イベントの発生を検出
すると(ステップS15の“YES”)、イベントの種
別を判定し(ステップS16)、種別が「ユーザ選択イ
ベント」である場合(ステップS19a)は、ビューウ
インドウ81内の座標(マウス49のカーソル位置座
標)を取得する(ステップS19b)。そして、そのカ
ーソル位置座標に吹き出しオブジェクトがあるか否かを
判定し(ステップS19c)、ない場合は、吹き出しオ
ブジェクト以外の領域にカーソルが位置していると判断
して、この場合はユーザ選択イベント処理を抜け、メニ
ュー選択判定処理(ステップS11)に戻る一方、カー
ソル位置座標に吹き出しオブジェクトがある場合(ステ
ップS19cの“YES”)は、次の処理を実行する。
【0091】まず、ループカウンタiを初期値1にセッ
トする(ステップS19d)。次に、第i(iはループ
カウンタの値)選択肢の座標とイベント発生座標(ステ
ップS19bで取得した座標)との一致を判定し(ステ
ップS19e)、不一致であれば、ループ変数iを+1
(ステップS19f)して式「i>選択肢の数」を評価
する(ステップS19g)。そして、その評価結果が
“False”(偽値;すなわち、ループ変数iが選択
肢の数を超えていない)であれば、最後の選択肢に達し
ていないと判断して再びステップS19eを実行する。
【0092】今、吹き出しオブジェクト内の選択肢の数
を“n”(ただし、nは0を超える正数)とし、n=3
とすると共に、便宜的に、ステップS19bで取得した
座標(イベント発生座標)と第3選択肢の座標が一致し
ているものと仮定すると、ステップS19eの判定結果
は、i=3のときに肯定(“YES”)となり、ループ
から抜け出して第i選択肢(この場合はi=3であるか
ら第3選択肢)に割り当てられている所定の処理を実行
する(ステップS19h)。
【0093】図10及び図11は、ユーザの端末の画面
(ビューウインドウ81)表示例を示す図である。ま
ず、初めのシーン(図10(a)の画面101)では、
適当な仮想世界(図示の例では林に囲まれた川)の上を
歩くアバタ102が描かれている。このアバタ102
は、特に限定しないが、すべての参加者の共有アバタ
(図6の共有アバタ72参照)であり、たとえば、ユー
ザに対して様々な提案をするアバタであるものとする。
次のシーン(図10(b)の画面101)では、アバタ
102の近くにそのアバタの発言メッセージを表示する
ための吹き出し103が描かれている。この吹き出しは
自動的に表示してもよいし、ユーザによるアバタ102
のクリックイベントに応答させて表示するようにしても
よい。吹き出し103には、システムによって生成され
た発話メッセージ、たとえば、ユーザに対する提案メッ
セージ(図では“今日は何をしようか?”)が表示され
ており、且つ、そのメッセージに関連したいくつかの選
択肢(図では“川の散歩”と“川のビデオをみよう”)
も一緒に表示されている。なお、選択肢の頭の数字
(“1”や“2”)は選択肢番号である。
【0094】ここで、次のシーン(図11(a)の画面
101)に進むと、2番目の選択肢(“川のビデオをみ
よう”)が枠線104で囲まれている(または反転表示
であってもよい)。この枠線104は、ユーザの選択結
果を明示するためのものであり、たとえば、オペレーテ
ィングシステムのオンフォーカスイベントやクリックイ
ベントを利用することによって、どの選択肢が選ばれた
かをアプリケーションプログラム上で知ることができ、
その選択肢の周りに枠線104を出現させることができ
る。
【0095】たとえば、ユーザによって第2選択肢が選
ばれた場合、先のユーザ選択イベント処理においては、
i=2となったときに、ステップS19e〜ステップS
19gのループから抜け出してステップS19hに進
み、第2選択肢に割り当てられている処理を実行する。
すなわち、例示の第2選択肢は“川のビデオをみよう”
というものであるから、それに適合した適切な処理を適
当な実行する。次のシーン(図11(b)の画面10
6)は、その一例である。この例では、川岸107に置
かれたビデオスクリーン108を一緒に鑑賞しようと案
内するアバタ102が描かれており、その案内メッセー
ジ(“じゃ、ビデオをみてみよう”)を示す吹き出し1
09が画面内に表示されている。
【0096】このように、本実施の形態では、単にアバ
タの発言メッセージを吹き出しで表示するのみならず、
その吹き出し内に選択肢を表示できるようにすると共
に、ユーザの判断に任せて任意の選択肢を選ばせるよう
にし、且つ、その選択肢に適合した処理を実行するよう
にしたから、アバタとユーザとの間の会話の流れに多様
性を持たせることができる。したがって、たとえば、上
記例示のように他の仮想世界(川の散歩からビデオの鑑
賞)に誘うことができるなど、様々なシチュエーション
変化を自由自在にプログラミングすることができ、いわ
ゆる文字列主体の単調なチャットとの間に大きな差別化
を図ることができる。
【0097】なお、以上の説明では、会話の流れの変化
例を示したが、本実施の形態の可能性はかかる例示に限
定されない。たとえば、選択式のクイズを出題したり、
あるいは、仮想店舗における商品の選択に利用するな
ど、様々な発展形態とすることができる。
【0098】図12は、その一例(仮想店舗の例)を示
す図である。図示の画面110には、店員を模したアバ
タ111が描かれており、アバタ111の近くには、そ
のアバタ111の発言メッセージ(“この商品について
はこちら”)と共に、いくつかのお薦め商品の画像(図
ではノートパソコンの画像)112、113を含む吹き
出し114が描かれている。これらの画像112、11
3には、別のシーンへのリンクやWEBページへのリン
クなどが割り付けられており、画面110を見ているユ
ーザによって任意の画像が選択されると、当該商品のよ
り詳しい説明画面や購入申し込み画面へと誘うことがで
きるようになっている。
【0099】したがって、この変形例によれば、単なる
チャットのレベルを大きく超えたバーチャルな仮想店舗
の世界を構築することができ、店員を模したアバタ11
1との会話を通じて商品の絞り込みを効率的に行うこと
ができるという格別の効果が得られる。
【0100】なお、本実施の形態の主要な機能は、マイ
クロコンピュータを含むハードウェア資産と、オペレー
ティング・システム(OS)や各種プログラムなどのソ
フトウェア資産との有機的結合によって機能的に実現さ
れるものであるが、ハードウェア資産およびOSは汎用
のものを利用できるから、本発明にとって欠くことので
きない必須の事項は、実質的に、前記のキャラクタ管理
モジュール55dにおける第三の制御、すなわち、吹き
出し中にいくつかの選択肢を表示できるようにするとと
もに、ユーザ操作情報(マウスカーソルの画面内座標位
置情報とマウスボタンのクリック操作情報)に基づい
て、選択肢の一つの選択動作を検出し、その選択肢に割
り付けられている処理を実行できるようにした点に集約
されているということがいえる。したがって、本発明
は、かかる第三の制御に関するアルゴリズムのすべてま
たはその要部を格納した、FD、MO、CD、ハードデ
ィスク、半導体メモリなどの記録媒体(それ自体が流通
経路に乗るものはもちろん、ネットワーク上にあって記
録内容だけを提供するものも含む)を包含するものであ
る。
【0101】
【発明の効果】本発明によれば、ユーザに対して吹き出
し内のいくつかの選択肢が提示され、その選択結果に応
じた処理が実行される。したがって、文字列主体のチャ
ットの枠を越えて会話に多様性を持たせることができ、
たとえば、メッセージの読み手側の判断に任せて会話の
流れを変えたり、あるいは、他の仮想世界に誘ったりし
て、三次元仮想空間特有の面白みを与え、以て、文字列
主体のチャットとの格段の差別化を図って優位性を向上
した三次元仮想空間表示方法を提供することができる。
【0102】この発明の好ましい態様によれば、文字に
よる選択肢提示のほかに、一目で意味を把握できる画像
による選択肢提示が行われる。したがって、視認性の向
上を図ることができ、たとえば、仮想店舗などにおける
商品の提示にも利用することができ、可能性を秘めた三
次元仮想空間表示方法を提供することができる。
【0103】この発明の好ましい態様によれば、オペレ
ーティングシステムの既存機能を利用して、吹き出し内
のいずれの選択肢が選ばれたかが判定される。したがっ
て、汎用のオペレーティングシステム(たとえば、Wi
ndows(R))を利用して効率的且つ低コストに必
要なアプリケーションプログラムを設計することがで
き、システムの構築経費を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る「三次元仮想空間表示方法」を適
用できるネットワーク・コンピューティング・システム
1の模式的構成図である。
【図2】本実施の形態に係る三次元仮想世界にログイン
するユーザのコンピュータ(たとえば、ユーザPC7
a、7b)とWWWサーバ10及びCPサーバ8との関
係図である。
【図3】CPサーバ8、AOサーバ9a、9b、・・・・、
WWWサーバ10に共通のハードウェア構成図である。
【図4】ユーザPC7a、7b、7c、・・・・のハードウ
ェア構成図である。
【図5】ユーザPC7a、7b、7c、・・・・のハードウ
ェアリソースとソフトウェアリソースの簡略的な階層モ
デルを示す図及び本実施の形態における「クライアント
側機能」の模式図である。
【図6】AOサーバ9a、9b、・・・・、CPサーバ8、
及び、CPブラウザ13の関係図である。
【図7】本実施の形態に係るコミュニティ・システム・
サービス用のユーザインターフェース画面を示す図であ
る。
【図8】キャラクタ管理モジュール55dにおけるユー
ザ入力処理の概略的なフローチャートを示す図(1/
2)である。
【図9】キャラクタ管理モジュール55dにおけるユー
ザ入力処理の概略的なフローチャートを示す図(2/
2)である。
【図10】ユーザの端末の画面(ビューウインドウ8
1)表示例を示す図(1/2)である。
【図11】ユーザの端末の画面(ビューウインドウ8
1)表示例を示す図(2/2)である。
【図12】本発明の応用例(仮想店舗の例)を示す図で
ある。
【図13】従来のサイバー・スペース・サービス・シス
テムによって提供される三次元仮想空間の一例を示す図
である。
【符号の説明】 S18b・・・・ステップ(第1ステップ)、S19e・・・・
ステップ(第2ステップ)、S19h・・・・ステップ(第
3ステップ)、101・・・・画面(三次元仮想空間)、1
02・・・・アバタ(キャラクタ)、103・・・・吹き出し、
106・・・・画面(三次元仮想空間)、109・・・・吹き出
し、110・・・・画面(三次元仮想空間)、112・・・・画
像(選択肢)、113・・・・画像(選択肢)、114・・・・
吹き出し。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B050 BA08 CA04 CA05 CA06 CA07 CA08 DA02 EA19 FA02 FA08 FA10 5E501 AA02 AB16 AB19 AC16 BA17 CA02 CB02 CB05 CB09 DA01 DA02 EA05 EA10 EA12 FA02 FA03 FA05 FA06 FA15 FA27

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 三次元仮想空間の参加者の画面上に各種
    のキャラクタを表示すると共に該キャラクタの発言メッ
    セージを吹き出し付きで表示する三次元仮想空間表示装
    置において、 前記吹き出し内に選択肢を表示する表示手段と、 前記参加者の操作を検出していずれの選択肢が選ばれた
    かを判定する判定手段と、 該選ばれた選択肢に対応した処理の実行を指令する指令
    手段とを備えたことを特徴とする三次元仮想空間表示装
    置。
  2. 【請求項2】 前記表示手段は、文字列または画像を選
    択肢として表示することを特徴とする請求項1記載の三
    次元仮想空間表示装置。
  3. 【請求項3】 前記判定手段は、オペレーティングシス
    テムから取得したオンフォーカスイベントまたはクリッ
    クイベントに基づいて前記判定を行うことを特徴とする
    請求項1記載の三次元仮想空間表示装置。
  4. 【請求項4】 三次元仮想空間の参加者の端末上に各種
    のキャラクタを表示すると共に該キャラクタの発言メッ
    セージを吹き出し付きで表示する三次元仮想空間表示方
    法において、 前記吹き出し内に選択肢を表示する第1ステップと、 前記参加者の端末操作を検出していずれの選択肢が選ば
    れたかを判定する第2ステップと、 該選ばれた選択肢に対応した処理の実行を指令する第3
    ステップとを含むことを特徴とする三次元仮想空間表示
    方法。
  5. 【請求項5】 前記第1ステップは、文字列または画像
    を選択肢として表示することを特徴とする請求項4記載
    の三次元仮想空間表示方法。
  6. 【請求項6】 前記第2ステップは、オペレーティング
    システムから取得したオンフォーカスイベントまたはク
    リックイベントに基づいて前記判定を行うことを特徴と
    する請求項4記載の三次元仮想空間表示方法。
  7. 【請求項7】 コンピュータに所定の処理機能を実行さ
    せるためのプログラムであって、 三次元仮想空間の参加者の端末上に各種のキャラクタを
    表示すると共に該キャラクタの発言メッセージを吹き出
    し付きで表示する際に実行される、 前記吹き出し内に選択肢を表示する第1ステップと、 前記参加者の端末操作を検出していずれの選択肢が選ば
    れたかを判定する第2ステップと、 該選ばれた選択肢に対応した処理の実行を指令する第3
    ステップとを有することを特徴とするプログラム。
  8. 【請求項8】 前記第1ステップは、文字列または画像
    を選択肢として表示することを特徴とする請求項7記載
    のプログラム。
  9. 【請求項9】 前記第2ステップは、オペレーティング
    システムから取得したオンフォーカスイベントまたはク
    リックイベントに基づいて前記判定を行うことを特徴と
    する請求項7記載のプログラム。
  10. 【請求項10】 請求項7乃至請求項9いずれかに記載
    のプログラムを格納した記録媒体。
JP2001374525A 2001-12-07 2001-12-07 三次元仮想空間表示装置、三次元仮想空間表示方法、プログラム及びそのプログラムを格納した記録媒体 Pending JP2003178328A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001374525A JP2003178328A (ja) 2001-12-07 2001-12-07 三次元仮想空間表示装置、三次元仮想空間表示方法、プログラム及びそのプログラムを格納した記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001374525A JP2003178328A (ja) 2001-12-07 2001-12-07 三次元仮想空間表示装置、三次元仮想空間表示方法、プログラム及びそのプログラムを格納した記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003178328A true JP2003178328A (ja) 2003-06-27

Family

ID=19183073

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001374525A Pending JP2003178328A (ja) 2001-12-07 2001-12-07 三次元仮想空間表示装置、三次元仮想空間表示方法、プログラム及びそのプログラムを格納した記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003178328A (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005078427A (ja) * 2003-09-01 2005-03-24 Hitachi Ltd 携帯端末及びコンピュータ・ソフトウエア
JP2005100382A (ja) * 2003-09-01 2005-04-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 対話装置及び対話方法
JP2010067224A (ja) * 2008-09-12 2010-03-25 Terumo Corp サービス提供装置およびサービス提供システム
JP2010217938A (ja) * 2009-03-13 2010-09-30 Nikon Corp データ通信システム
JP2010224748A (ja) * 2009-03-23 2010-10-07 Digital Sensation Co Ltd 情報処理装置および方法、並びにプログラム
JP2011044096A (ja) * 2009-08-24 2011-03-03 Digital Sensation Co Ltd 情報処理装置および方法、並びにプログラム
JP2013047962A (ja) * 2012-10-01 2013-03-07 Olympus Imaging Corp 再生表示装置、再生表示プログラム、再生表示方法、および画像処理サーバー
JP2014071844A (ja) * 2012-10-01 2014-04-21 Sharp Corp 操作支援装置、操作支援方法、制御プログラム、および記録媒体
JP2017037110A (ja) * 2015-08-07 2017-02-16 デジタルセンセーション株式会社 情報処理装置
JP6419268B1 (ja) * 2017-07-21 2018-11-07 株式会社コロプラ 情報処理方法、装置、および当該情報処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム
JP2019049987A (ja) * 2018-10-09 2019-03-28 株式会社コロプラ 情報処理方法、装置、および当該情報処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム
JP2022003528A (ja) * 2020-02-06 2022-01-11 グリー株式会社 仮想画像表示プログラム、仮想画像表示システム及び仮想画像表示方法
JP2022507518A (ja) * 2018-11-26 2022-01-18 フェイスブック・テクノロジーズ・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー 仮想共体験システムにおける視点シャッフリング

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005078427A (ja) * 2003-09-01 2005-03-24 Hitachi Ltd 携帯端末及びコンピュータ・ソフトウエア
JP2005100382A (ja) * 2003-09-01 2005-04-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 対話装置及び対話方法
JP4533705B2 (ja) * 2003-09-01 2010-09-01 パナソニック株式会社 車載対話装置
JP2010067224A (ja) * 2008-09-12 2010-03-25 Terumo Corp サービス提供装置およびサービス提供システム
JP2010217938A (ja) * 2009-03-13 2010-09-30 Nikon Corp データ通信システム
JP2010224748A (ja) * 2009-03-23 2010-10-07 Digital Sensation Co Ltd 情報処理装置および方法、並びにプログラム
JP2011044096A (ja) * 2009-08-24 2011-03-03 Digital Sensation Co Ltd 情報処理装置および方法、並びにプログラム
JP2014071844A (ja) * 2012-10-01 2014-04-21 Sharp Corp 操作支援装置、操作支援方法、制御プログラム、および記録媒体
JP2013047962A (ja) * 2012-10-01 2013-03-07 Olympus Imaging Corp 再生表示装置、再生表示プログラム、再生表示方法、および画像処理サーバー
JP2017037110A (ja) * 2015-08-07 2017-02-16 デジタルセンセーション株式会社 情報処理装置
JP6419268B1 (ja) * 2017-07-21 2018-11-07 株式会社コロプラ 情報処理方法、装置、および当該情報処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム
JP2019021250A (ja) * 2017-07-21 2019-02-07 株式会社コロプラ 情報処理方法、装置、および当該情報処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム
JP2019049987A (ja) * 2018-10-09 2019-03-28 株式会社コロプラ 情報処理方法、装置、および当該情報処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム
JP7030669B2 (ja) 2018-10-09 2022-03-07 株式会社コロプラ 情報処理方法、装置、および当該情報処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム
JP2022507518A (ja) * 2018-11-26 2022-01-18 フェイスブック・テクノロジーズ・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー 仮想共体験システムにおける視点シャッフリング
JP2022003528A (ja) * 2020-02-06 2022-01-11 グリー株式会社 仮想画像表示プログラム、仮想画像表示システム及び仮想画像表示方法
JP7198886B2 (ja) 2020-02-06 2023-01-04 グリー株式会社 仮想画像表示プログラム、仮想画像表示システム及び仮想画像表示方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7086005B1 (en) Shared virtual space conversation support system using virtual telephones
US6437777B1 (en) Three-dimensional virtual reality space display processing apparatus, a three-dimensional virtual reality space display processing method, and an information providing medium
US6570563B1 (en) Method and system for three-dimensional virtual reality space sharing and for information transmission
US6954906B1 (en) Image display processing apparatus that automatically changes position of sub-window relative to main window depending on distance at watch sub window is commanded to be displayed
US6154211A (en) Three-dimensional, virtual reality space display processing apparatus, a three dimensional virtual reality space display processing method, and an information providing medium
JP3859018B2 (ja) 3次元仮想現実空間共有方法、3次元仮想現実空間共有システム、アドレス管理方法、並びにアドレス管理サーバ端末
KR100436944B1 (ko) 3차원가상현실공간공유방법,3차원가상현실공간공유시스템,정보기록매체,정보기록방법,정보전송매체,정보전송방법,정보처리방법,클라이언트터미널,및공유서버터미널
US5926179A (en) Three-dimensional virtual reality space display processing apparatus, a three-dimensional virtual reality space display processing method, and an information providing medium
US6057856A (en) 3D virtual reality multi-user interaction with superimposed positional information display for each user
US7587338B2 (en) Community service offering apparatus, community service offering method, program storage medium, and community system
US20010055039A1 (en) Three-dimensional virtual reality space display processing apparatus, a three-dimensional virtual reality space display processing method, and an information providing medium
WO2014028409A1 (en) System and method for increasing clarity and expressiveness in network communications
KR20080040704A (ko) 3차원 그래픽 사용자 인터페이스
CA2489028A1 (en) Enabling communication between users surfing the same web page
CN101321078A (zh) 在线环境下的选择性用户监控
JP2002123477A (ja) コミュニケーションシステム、コミュニケーション情報処理装置、情報端末装置、コミュニケーション情報処理方法、および、記憶媒体
JP2003178328A (ja) 三次元仮想空間表示装置、三次元仮想空間表示方法、プログラム及びそのプログラムを格納した記録媒体
JP4048347B2 (ja) 三次元仮想空間表示方法、プログラム及びそのプログラムを格納した記録媒体、並びに、三次元仮想空間制御装置
JP2002132618A (ja) 情報処理装置、情報提供媒体、情報処理方法及び情報処理システム
JP2003076906A (ja) コミュニティ・サービス提供方法、コミュニティ・サービス提供装置、プログラム格納媒体およびプログラム
CN116561439A (zh) 一种社交互动方法、装置、设备及存储介质、程序产品
KR100460573B1 (ko) 아바타가상공간 페이지 서비스 방법
KR20010084085A (ko) 네트워크 기반 캐릭터제공방법 및 캐릭터제공시스템
JP2003058484A (ja) コミュニティ・サービス提供方法、コミュニティ・サービス提供装置、プログラム格納媒体およびプログラム
WO2024213034A1 (zh) 一种社群消息的交互方法、装置、电子设备和存储介质