JP2003057803A - リソグラフィー用ペリクル膜 - Google Patents

リソグラフィー用ペリクル膜

Info

Publication number
JP2003057803A
JP2003057803A JP2001244103A JP2001244103A JP2003057803A JP 2003057803 A JP2003057803 A JP 2003057803A JP 2001244103 A JP2001244103 A JP 2001244103A JP 2001244103 A JP2001244103 A JP 2001244103A JP 2003057803 A JP2003057803 A JP 2003057803A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
structural unit
pellicle film
linear
substituted
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001244103A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Araki
孝之 荒木
Meiten Ko
明天 高
Mihoko Sakai
美保子 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP2001244103A priority Critical patent/JP2003057803A/ja
Priority to US10/214,132 priority patent/US20030073795A1/en
Publication of JP2003057803A publication Critical patent/JP2003057803A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/62Pellicles, e.g. pellicle assemblies, e.g. having membrane on support frame; Preparation thereof
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F214/00Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen
    • C08F214/18Monomers containing fluorine
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/708Construction of apparatus, e.g. environment aspects, hygiene aspects or materials
    • G03F7/70983Optical system protection, e.g. pellicles or removable covers for protection of mask

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 真空紫外光、特にF2レーザー光(157n
m)に対する透過性に優れており、かつ光分解による透
過率低下や膜厚減少が抑制され、長期にわたって優れた
耐候性、透過性を維持することができるリソグラフィー
用ペリクル膜を得る。 【解決手段】 溶剤可溶性の含フッ素ポリマー(A)か
らなるペリクル膜であって、含フッ素ポリマー(A)
が、非晶性で、主鎖に環状構造を含まない鎖状で、かつ
157nmでの吸光係数が0.5μm-1以下であること
を特徴とするリソグラフィー用ペリクル膜。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はリソグラフィー用ペ
リクル膜、特に波長が200nm未満の紫外光、真空紫
外光(ArF(193nm)、F2エキシマーレーザー
(157nm))に対して優れた光透過率を有し、高解
像度を実現するリソグラフィー用ペリクル膜に関する。
【0002】
【従来の技術】LSI、超LSIなどの半導体装置、あ
るいは液晶表示板などの製造工程の一つであるフォトリ
ソグラフィー工程では、レジストを塗布した半導体ウェ
ーハーあるいは液晶用原板に、フォトマスクやレチクル
(これらはまとめてマスクと呼ばれる)に描かれた回路
を露光により転写する作業が行われる。この工程では、
マスク上にゴミが付着していると、このゴミによる光の
吸収、反射のため、転写したパターンの変形、エッジの
乱れなどが生じ、製品の品質低下、歩留まりの悪化をき
たすという問題があった。
【0003】このため、露光原版のゴミは大きな問題と
なるが、露光原版を常に清浄に保つことは困難であるた
め、通常、露光原版上にペリクル膜を貼着する方法が用
いられている。この方法によれば、ゴミは露光原版上に
貼られたペリクル膜上に付着するため、リソグラフィー
時に焦点を露光原版のパターン上に合わせておけば、ペ
リクル膜上のゴミは焦点ずれとなり、転写したパターン
になんら影響しない。
【0004】このようにペリクル膜は露光原版上に貼着
するため、光の透過性が良くなければならない。このた
め、ペリクル膜を構成する樹脂として従来報告されてき
た樹脂は、これまでリソグラフィー用に使われてきたレ
ーザー光(I線、g線、KrF、ArF)の波長に対し
透明なニトロセルロースや酢酸セルロース、パーフルオ
ロ脂環式フッ素樹脂である(特開平9−160222
号、特開平11−209685号、特開平3−6726
2号各公報など)。特に、KrF(248nm)または
ArF(193nm)エキシマーレーザーを用いたリソ
グラフィーにおいては、主鎖に環構造を有する、いわゆ
る非晶性のパーフルオロ脂環式フッ素樹脂が高い透明性
をもつとされ、用いられている。
【0005】近年、半導体プロセスではパターン微細化
による集積度向上のために露光光源の短波長化が進んで
おり、次世代の光源としてはF2エキシマーレーザー
(波長157nm)が最有力視されている。したがっ
て、このF2エキシマーレーザー用のペリクル膜の開発
が現在急務となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
主鎖に環構造を有するパーフルオロ脂環式フッ素樹脂は
KrF、ArFレーザー光に対しては十分な透明性を持
ち、ペリクル膜としての使用に耐えうるが、F2レーザ
ーに対しては透明性が不十分である、あるいは十分な透
明性を有していたとしても特に耐久性(耐候性)が悪く
F2レーザーの連続的照射によって着色したり透明性が
低下したりするという問題がある。
【0007】ペリクル膜用材料としては、透明性の観点
から含フッ素ポリマーであることが好ましい。そこで上
記のパーフルオロ脂環式フッ素樹脂以外にPFA、FE
P、PVdFなどのフッ素樹脂フィルムをペリクル膜に
利用した例が報告されているが(特開平1−24155
7号公報)、これらはいずれも結晶性のポリマーであ
り、透過光がペリクル膜の結晶部分で散乱し透明性を低
下させてしまう。また、これらのフィルムにおいては、
F2レーザーのペリクル膜用途への適用についての報告
はない。
【0008】また、−SO3M官能基を有するパーフル
オロ化イオン交換重合体をペリクル膜に適用する報告
(特開平2−272551号公報)がされているが、こ
れらのポリマーは−SO3Mの吸収により透明性が不充
分であり、特に200nm未満、たとえば157nmの
真空紫外領域での透明性が不充分である。またさらに、
結晶性を有している点でも上記と同様に好ましくない。
【0009】また、特開平3−190936号公報に
は、フルオロオレフィンと非フッ素系のビニルエーテ
ル、ビニルエステルおよびα−オレフィンから選ばれる
ビニル単量体と非イオン性単量体からなるフッ素樹脂を
ペリクル膜に利用することが記載されているが、これら
はフルオロオレフィンの部分でのみフッ素原子を含むた
めフッ素含有率が低く、透明性に乏しいものである。特
に200nm未満の真空紫外領域での透明性が低いとい
う問題がある。さらに、真空紫外領域での耐候性が不充
分であり、真空紫外光の照射による機械的特性の低下、
膜厚の減少、透明性の低下や着色が生ずる。
【0010】さらに注記しておくべき点は、以上の先行
文献や報告のいずれにもF2レーザーのペリクル膜への適
用については記載も示唆もない点である。
【0011】このように、非晶性で、真空紫外領域にお
いて透明で、かつ主鎖に環状構造を含まないフッ素ポリ
マーのペリクル膜への適用、特にはF2レーザーのペリ
クル膜用途への適用については未だ試みられていない。
【0012】すなわち本発明の目的は、200nm未満
の波長光に対して高い透明性を持つ非晶性含フッ素ポリ
マーをこれらの波長のペリクル膜として実用化すること
にある。特に、F2レーザー光(157nm)に対し
て、より高い透明性を持ち、F2レーザーを用いたリソ
グラフィーに実用的な非晶性含フッ素ポリマーのペリク
ル膜を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる目
的を達成すべく鋭意研究を行った結果、主鎖に環構造を
有さない、つまり主鎖が鎖状構造である特定の含フッ素
ポリマーが200nm未満の波長光(ArF、F2レー
ザー光)に対して高い透明性を有し、特にF2レーザー
光(157nm)に対しても高い透明性を有しているこ
と、F2レーザー光(157nm)においても十分な実
用性(耐久性など)を有することをを見出した。
【0014】すなわち本発明は、溶剤可溶性の含フッ素
ポリマー(A)からなるリソグラフィー用ペリクル膜で
あって、含フッ素ポリマー(A)が非晶性で、主鎖に環
状構造を含まない鎖状で、かつ157nmでの吸光係数
が0.5μm-1以下である含フッ素ポリマーであること
を特徴とする。
【0015】本発明における含フッ素ポリマー(A)は
非晶性ポリマーである。この非晶性ポリマーは、たとえ
ば示差熱走査熱量測定法(DSC)により10℃/分の
加熱速度で20℃から300℃まで昇温したとき、融解
熱が1J/g未満であるポリマーである。非晶性である
ことによって、結晶部分で起こる光の散乱や吸収が抑え
られ、透明性の面で有利となる。
【0016】特に、主鎖に環状構造を有さない非晶性フ
ッ素ポリマーを用いることによって、透明性と耐久性に
優れたペリクル膜を得ることができる。
【0017】また、157nmの波長での分子吸光度係
数が0.5μm-1であることによって、F2レーザーを
用いる露光プロセスに利用できる点で好ましい。特に1
57nmの波長での分子吸光度係数が0.3μm-1以下
であることが好ましく、F2レーザー用ペリクル膜とし
て好ましく利用できる。
【0018】本発明のリソグラフィー用ペリクル膜とし
て好ましく用いられる含フッ素ポリマー(A)は、主鎖
に環状構造もたないことが特徴であるが、具体的には側
鎖にフッ素原子を有する部位Rfを有することが透明性
の点で、かつ非晶性を維持する点で好ましく、耐久性の
面でも好ましい。
【0019】本発明で用いる含フッ素ポリマー(A)中
の側鎖Rf基は、炭素数4〜100の直鎖または分岐鎖
状で水素原子の少なくとも一部がフッ素原子で置換され
ているフルオロアルキル基および/または炭素数4〜1
00の直鎖または分岐鎖状で水素原子の少なくとも一部
がフッ素原子で置換されているエーテル結合を含むフル
オロアルキル基から選ばれるものであって、1種でも2
種以上有していても良い。
【0020】Rf基はフッ素含有率の高いものが好まし
く、特に、炭素数4〜100の直鎖または分岐鎖状のパ
ーフルオロアルキル基および/または炭素数4〜100
の直鎖または分岐鎖状のエーテル結合を含むパーフルオ
ロアルキル基から選ばれる少なくとも1種が好ましい。
【0021】Rf基の炭素数が少なすぎると、フッ素含
有率が不十分となり、また結晶部分を生じ易くなるため
透明性を低下させるため好ましくない。また、多すぎる
炭素数はポリマーの溶剤溶解性を低下させたり、ポリマ
ーの機械物性が低下させるため好ましくない。
【0022】本発明のリソグラフィー用ペリクル膜に用
いる含フッ素ポリマー(A)の好ましい具体例としては、
式(1): −(M)−(A)− (1) [式中、構造単位Mは式(M1):
【0023】
【化8】
【0024】(式中、X1およびX2は同じかまたは異な
り、HまたはF;X3はH、F、CH3またはCF3;X4
およびX5は同じかまたは異なり、H、F、またはC
3;a、bおよびcは同じかまたは異なり0または1;
aが0の場合、Rfは炭素数4〜100の直鎖または分
岐鎖状で水素原子の少なくとも一部がフッ素原子で置換
されているフルオロアルキル基または炭素数4〜100
の直鎖または分岐鎖状で水素原子の少なくとも一部がフ
ッ素原子で置換されているエーテル結合を含むフルオロ
アルキル基から選ばれる少なくとも1種;aが1の場
合、Rfは炭素数3〜99の直鎖または分岐鎖状で水素
原子の少なくとも一部がフッ素原子で置換されているフ
ルオロアルキル基または炭素数3〜99の直鎖または分
岐鎖状で水素原子の少なくとも一部がフッ素原子で置換
されているエーテル結合を含むフルオロアルキル基から
選ばれる少なくとも1種)で表わされる構造単位、構造
単位Aは該式(M1)で表される構造単位Mを与える含
フッ素エチレン単量体と共重合可能な単量体に由来する
構造単位である]で示され、構造単位Mを1〜100モ
ル%および構造単位Aを0〜99モル%含む含フッ素ポ
リマーである。
【0025】式(1)の含フッ素ポリマーにおける構造単
位Mはフッ素原子を含有する側鎖Rf基を有する単量体
由来の構造単位であり、上記(M1)の構造単位から選
ばれる。
【0026】本発明のペリクル膜に用いる含フッ素ポリ
マー(A)において、構造単位Mの好ましい第一の具体
例は、式(M2):
【0027】
【化9】
【0028】(式中、Rf1aは炭素数3〜99の直鎖ま
たは分岐鎖状で水素原子の少なくとも一部がフッ素原子
で置換されているフルオロアルキル基または炭素数3〜
99の直鎖または分岐鎖状で水素原子の少なくとも一部
がフッ素原子で置換されているエーテル結合を含むフル
オロアルキル基から選ばれる少なくとも1種)で示され
る構造単位である。
【0029】また構造単位Mの好ましい第二の具体例
は、式(M3):
【0030】
【化10】
【0031】(式中、Rf1bは炭素数4〜100の直鎖
または分岐鎖状で水素原子の少なくとも一部がフッ素原
子で置換されているフルオロアルキル基または炭素数4
〜100の直鎖または分岐鎖状で水素原子の少なくとも
一部がフッ素原子で置換されているエーテル結合を含む
フルオロアルキル基から選ばれる少なくとも1種)で示
される構造単位である。
【0032】これら構造単位M2、M3に含まれるRf
1aおよびRf1bは、直鎖または分岐鎖状のパーフルオロ
アルキル基または直鎖または分岐鎖状のエーテル結合を
含むパーフルオロアルキル基から選ばれる少なくとも1
種であることが透明性の点で特に好ましい。
【0033】上記構造単位M2を与える単量体の具体例
としては、たとえば
【0034】
【化11】
【0035】で示される単量体由来の構造単位が好まし
く挙げらる。
【0036】これら例示の単量体はそれ自体の単独重合
性または上記例示の単量体同士での共重合性が高く、ポ
リマーにフッ素原子を数多く導入できる点で好ましく、
また単独(または共)重合によっては非晶性のポリマー
が得られる点で好ましい。
【0037】またさらに上記例示の単量体は他の含フッ
素エチレン性単量体との共重合性も高く、高フッ素化率
を維持しながらポリマー物性や溶剤溶解性などをコント
ロールできる点で好ましい。
【0038】構造単位M3を与える単量体の具体例とし
ては、たとえば
【0039】
【化12】
【0040】で示される単量体由来の構造単位が好まし
く挙げらる。
【0041】これら例示の単量体は他の含フッ素エチレ
ン性単量体との共重合性が高く高フッ素化率を維持しな
がらポリマー物性や溶剤溶解性などをコントロールでき
る点で好ましい。
【0042】構造単位Mの第三の具体例としては、式
(M4):
【0043】
【化13】
【0044】(式中、Rf2aは炭素数4〜100の直鎖
または分岐鎖状で水素原子の少なくとも一部がフッ素原
子で置換されているフルオロアルキル基または炭素数4
〜100の直鎖または分岐鎖状で水素原子の少なくとも
一部がフッ素原子で置換されているエーテル結合を含む
フルオロアルキル基から選ばれる少なくとも1種)で示
される構造単位である。
【0045】また、第四の具体例としては、式(M
5):
【0046】
【化14】
【0047】(式中、X1およびX2は同じかまたは異な
り、HまたはF;X3はH、F、CH3またはCF3;R
2bは炭素数4〜100の直鎖または分岐鎖状で水素原
子の少なくとも一部がフッ素原子で置換されているフル
オロアルキル基または炭素数4〜100の直鎖または分
岐鎖状で水素原子の少なくとも一部がフッ素原子で置換
されているエーテル結合を含むフルオロアルキル基から
選ばれる少なくとも1種)で示される構造単位であり、
なかでも、式(M6):
【0048】
【化15】
【0049】(式中、Rf2cは炭素数4〜100の直鎖
または分岐鎖状で水素原子の少なくとも一部がフッ素原
子で置換されているフルオロアルキル基または炭素数4
〜100の直鎖または分岐鎖状で水素原子の少なくとも
一部がフッ素原子で置換されているエーテル結合を含む
フルオロアルキル基から選ばれる少なくとも1種)で示
される構造単位であることが、透明性を向上できる点で
好ましい。
【0050】これらの式(M4)、(M5)および(M
6)に含まれるRf2a、Rf2bおよびRf2cは、
【0051】
【化16】
【0052】(式中、Rf3は直鎖または分岐鎖状で水
素原子の少なくとも一部がフッ素原子で置換されている
フルオロアルキル基または直鎖または分岐鎖状で水素原
子の少なくとも一部がフッ素原子で置換されているエー
テル結合を含むフルオロアルキル基から選ばれる少なく
とも1種;Rf4、Rf5は同じかまたは異なり水素原
子、炭素数1〜5のパーフルオロアルキルまたは炭素数
1〜10の炭化水素基から選ばれる少なくとも1種;た
だしRf3、Rf4、Rf5の炭素数の合計が4〜100
である;dは0または1;eは0〜2の整数;ただし、
dが0の場合eは1または2)であることが好ましく、
さらに、そのなかでもRf3は直鎖または分岐鎖状のパ
ーフルオロアルキル基または直鎖または分岐鎖状のエー
テル結合を含むパーフルオロアルキル基から選ばれる少
なくとも1種であることが、透明性の面で好ましい。
【0053】構造単位M4を与える単量体の具体例とし
ては、たとえば
【0054】
【化17】
【0055】で示されるが好ましく挙げらる。
【0056】これら例示の単量体は、他の含フッ素エチ
レン性単量体との共重合性が高く高フッ素化率を維持し
ながらポリマー物性や溶剤溶解性などをコントロールで
きる点で好ましい。
【0057】構造単位M5、M6を与える単量体の具体
例としては、たとえば
【0058】
【化18】
【0059】
【化19】
【0060】で示される単量体由来の構造単位が好まし
く挙げらる。
【0061】これら例示の単量体はそれ自体の単独重合
性または上記例示の単量体同士での共重合性が高く、ポ
リマーにフッ素原子を数多く導入できる点で好ましく、
また単独(または共)重合によっては非晶性のポリマー
が得られる点で好ましい。
【0062】またさらに上記例示の単量体は例示以外の
アクリル系単量体との共重合性も高く、高フッ素化率を
維持しながらポリマー物性や溶剤溶解性などをコントロ
ールできる点で好ましい。
【0063】本発明の式(1)の含フッ素ポリマーにお
いて構造単位Aは任意成分であり、構造単位M(M1、
M2もしくはM3またはM4、M5もしくはM6)と共
重合しうる単量体であれば特に限定されず、必要に応じ
て適宜選択すれば良い。また、一種類の単量体からなる
ものとはかぎらず、構造単位M(M1、M2もしくはM
3またはM4、M5もしくはM6)と共重合しうる任意
の種類の単量体が任意の割合で含まれていてもよい。
【0064】たとえば、構造単位Aを与える単量体とし
てはつぎのものが例示できる。
【0065】含フッ素エチレン性単量体 これらの単量体は重合時に主鎖を構成する単位となる
が、ハロゲン原子、CF 3単位をもつものは主鎖の吸光
を下げる働きを持つ点で好ましい。また、一部がCF3
やCH3で置換されたエチレンはCF3やCH3が主鎖の
立体障害を高めて、生成ポリマーのTgを向上させる働
きをもち、一方、一部がハロゲンで置換されたエチレン
はそのハロゲンが主鎖の分極を高めて、生成ポリマーの
Tgを向上させる働きをもち、ペリクル膜としての強度
向上に寄与する点で好ましい。
【0066】具体例としては、 CF2=CF2、CF2=CFH、CF2=CH2、CF2
CFCl、CF2=CCl2、CH2=C(CF32、C
2=CFCF3 などがあげられる。
【0067】官能基を有する含フッ素エチレン性単量
体 含フッ素ポリマー(A)には透明性を悪化させない範囲
で官能基を導入することができる。官能基の効果によっ
て溶剤溶解性を改善したり、成膜性を改善したり、膜強
度をを向上させたりできるため好ましい。その場合、特
に官能基を有する含フッ素エチレン性単量体を共重合し
たものが透明性の面で好ましい。
【0068】官能基を有する好ましい含フッ素エチレン
性単量由来の構造単位は、式(2):
【0069】
【化20】
【0070】(式中、X6、X7、X8はHまたはF;X9
はH、F、CF3;hは0〜2;iは0または1;Rf6
は炭素数1〜40の含フッ素アルキレン基、炭素数2〜
100のエーテル結合を有する含フッ素アルキレン基;
1はOH、CH2OH、COOH、カルボン酸誘導体、
SO3H、スルホン酸誘導体、エポキシ基、シアノ基か
ら選ばれる少なくとも1種)で示される構造単位であ
り、なかでも CH2=CFCF2ORf6−Z1 (式中、Rf6およびZ1は前記と同じ)から誘導される
構造単位が好ましい。
【0071】より具体的には、
【0072】
【化21】
【0073】(式中、Z1は前記と同じ)などの含フッ
素エチレン性単量体から誘導される構造単位が好ましく
あげられる。また、 CF2=CFORf6−Z1 (式中、Rf6およびZ1は前記と同じ)から誘導される
構造単位も好ましく例示できる。より具体的には、
【0074】
【化22】
【0075】(式中、Z1は前記と同じ)などの単量体
から誘導される構造単位があげられる。
【0076】その他、官能基含有含フッ素エチレン性単
量体としては、 CF2=CFCF2−O−Rf−Z1 、CF2=CF−R
f−Z1 、CH2=CH−Rf−Z1 、CH2=CHO
−Rf−Z1 (Rfは式(1)のRfと同じ、Z1は式(2)のZ1
と同じ)などがあげられ、より具体的には、
【0077】
【化23】
【0078】(式中、Z1は前記と同じ)などがあげら
れる。
【0079】これら例示の単量体由来の構造単位を導入
することによって、含フッ素ポリマー(A)の透明性を
維持しながら、溶剤、特に汎用溶剤への溶解性を付与で
きる点で好ましく、成膜性を改善できる。そのほか架橋
性などの機能を付与できる点でも好ましい。
【0080】上記例示の単量体の中で官能基Z1が、O
H、CH2OH、シアノ基、エポキシ基から選ばれるも
のが透明性の面で特に好ましい。
【0081】フッ素を含まないエチレン性単量体から
誘導される構造単位 屈折率を悪化(高屈折率化)させない範囲でフッ素を含
まないエチレン性単量体から誘導される構造単位を導入
しても良い。これらの構造単位の導入により、汎用溶剤
との相溶性の向上、Tgの向上、架橋基の導入、必要に
応じて添加される硬化剤や光触媒との相溶性が改善でき
る点で好ましい。
【0082】非フッ素系エチレン性単量体の具体例とし
ては、つぎのものが例示できる。 αオレフィン類:エチレン、プロピレン、ブテン、塩化
ビニル、塩化ビニリデンなど ビニルエーテル系またはビニルエステル系単量体:CH
2=CHOR、CH2=CHOCOR(R:炭素数1〜2
0の炭化水素基)など アリル系単量体:CH2=CHCH2Cl、CH2=CH
CH2OH、CH2=CHCH2COOH、CH2=CHC
2Brなど アリルエーテル系単量体:
【0083】
【化24】
【0084】アクリル系またはメタクリル系単量体:ア
クリル酸、メタクリル酸、アクリル酸エステル類、メタ
クリル酸エステル類のほか、無水マレイン酸、マレイン
酸、マレイン酸エステル類など
【0085】本発明のペリクル膜は上記の構成の含フッ
素ポリマー(A)を例えば適当な溶剤に溶解または分散
させ、この溶液から成膜することにより製造される。溶
剤としては、含フッ素ポリマー(A)溶解または分散さ
せるものあれば特に限定されることなく利用されるが、
含フッ素ポリマー(A)を均一に溶解するものが好まし
い。
【0086】溶剤としては、たとえばメチルセロソル
ブ、エチルセロソルブ、メチルセロソルブアセテート、
エチルセロソルブアセテートなどのセロソルブ系溶剤;
ジエチルオキサレート、ピルビン酸エチル、エチル−2
−ヒドロキシブチレート、エチルアセトアセテート、酢
酸ブチル、酢酸アミル、酪酸エチル、酪酸ブチル、乳酸
メチル、乳酸エチル、3−メトキシプロピオン酸メチ
ル、3−メトキシプロピオン酸エチル、2−ヒドロキシ
イソ酪酸メチル、2−ヒドロキシイソ酪酸エチルなどの
エステル系溶剤;プロピレングリコールモノメチルエー
テル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロ
ピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリ
コールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリ
コールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリ
コールモノブチルエーテルアセテート、ジプロピレング
リコールジメチルエーテルなどのプロピレングリコール
系溶剤;2−ヘキサノン、シクロヘキサノン、メチルア
ミノケトン、2−ヘプタノンなどのケトン系溶剤;メタ
ノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノー
ル、ブタノールなどのアルコール系溶剤;トルエン、キ
シレンなどの芳香族炭化水素類の単独あるいはこれらの
2種以上の混合溶剤などがあげられる。
【0087】またさらに、含フッ素ポリマー(A)の溶
解性を向上させるために、必要に応じてフッ素系の溶剤
を用いてもよい。
【0088】フッ素系の溶剤としては、たとえばCH3
CCl2F(HCFC−141b)、CF3CF2CHCl
2/CClF2CF2CHClF混合物(HCFC−22
5)、パーフルオロヘキサン、パーフルオロ(2−ブチ
ルテトラヒドロフラン)、メトキシ−ノナフルオロブタ
ン、1,3−ビストリフルオロメチルベンゼンなどのほ
か、
【0089】
【化25】
【0090】などのフッ素系アルコール類、ベンゾトリ
フルオライド、パーフルオロベンゼン、パーフルオロ
(トリブチルアミン)、ClCF2CFClCF2CFC
2などがあげられる。
【0091】これらフッ素系溶剤は単独でも、またフッ
素系溶剤同士、非フッ素系とフッ素系の1種以上との混
合溶剤として用いてもよい。
【0092】溶液とする前に、含フッ素ポリマーから予
め微量金属成分や微量コロイド成分を除去しておくこと
が好ましい。
【0093】溶液中の含フッ素ポリマーの濃度は、一般
に1〜30重量%、なかでも2〜20重量%の範囲にあ
ることが好ましい。濃度が低すぎると成膜や不純物除去
の効率が悪くなり、一方、濃度が高すぎると粘度が高く
なるため、かえって成膜や不純物除去の作業性が悪くな
る。
【0094】含フッ素ポリマー(A)を利用して本発明
のペリクル膜を成膜するには、それ自体公知の流延製膜
法、たとえばスピンコート法、ナイフコート法などによ
り行うことができ、一般にガラス板などの平滑な基板表
面にポリマー溶液を流延させて薄膜を形成させるのがよ
い。形成させる薄膜の厚さは溶液粘度や基板の回転速度
によって調整し、また設定することができる。
【0095】基板上に形成された薄膜は、熱風や赤外線
照射などの手段によって乾燥され、残留溶剤を除去する
ことができる。
【0096】本発明のペリクル膜の厚さは、用いる露光
波長における含フッ素ポリマー(A)の透明性、含フッ
素ポリマー(A)の機械特性によって異なるが、一般に
0.05〜10μmの範囲から選ばれる。つまり、用い
る真空紫外波長に対する透過率が高くなるように設定す
るのがよく、たとえばF2レーザーの波長157nmに対
しては0.1〜2.0μmの厚さが好ましい。
【0097】膜厚が大きすぎると透過率が不十分となる
ため好ましくない。また一方、膜厚が小さすぎると、機
械的強度が不十分となりしわ等が発生し易くなりハンド
リング面で好ましくない。
【0098】本発明のペリクル膜は、そのままの状態で
使用することもできるし、膜の一方の面、または両方の
面に無機または有機の反射防止膜を形成させて使用する
こともできる。
【0099】露光に用いるペリクルは、本発明のペリク
ル膜をペリクル枠の一方に張設し、他方の側に粘着剤を
塗布するあるいは両面テープを貼着するなどしてマスク
上に取り付け可能として使用される。ペリクル枠は特に
限定されないが、アルミニウム、アルミニウム合金、ス
テンレススチールなどの金属製のものや合成樹脂製、あ
るいはセラミック製のものが使用できる。また、ペリク
ル膜をペリクル枠に張設するには、接着剤、たとえばシ
リコーン樹脂系接着剤、フッ素樹脂系接着剤などが使用
できる。
【0100】このペリクル構造によると、外部から内部
への異物の侵入を防ぐことができ、また、仮に膜上に異
物が付着することがあっても露光時にはピンボケ状態で
転写されるため、パターンの乱れの問題は生じにくい。
【0101】また、ペリクルにおける内部での発塵を防
止するために、ペリクル枠の内面や、ペリクル膜自体の
内面に公知の粘着性物質の層を形成することもできる。
すなわち、ペリクル枠またはペリクル膜の内側に粘着層
を設けると、ペリクル膜の内側からの発塵を防ぐととも
に、浮遊している塵埃を固定してマスクへの付着を防ぐ
こともできる点で優れている。
【0102】露光工程では、前述した方法で製造される
ペリクル膜を備えたペリクルをガラス板表面のクロムな
どの蒸着膜で回路パターンを形成したフォトマスクやレ
チクルに装着し、レジストを塗布したシリコンウエハ上
に、波長が200nm未満の紫外線用露光光源を用い
て、その回路パターンを露光により転写する。
【0103】本発明によれば、紫外光、特に真空紫外光
を用いた場合にも、透過率も良好であり、ペリクル膜の
光分解による耐候性の低下が少なく、その結果として鮮
鋭で微細化されたパターンをリソグラフィーにより比較
的長期にわたって安定に形成できる。
【0104】
【実施例】つぎの本発明のペリクル膜を合成例および実
施例に基づいて説明するが、本発明はこれらの例に限定
されるものではない。
【0105】合成例1 50mlのガラス製ナス形フラスコに、パーフルオロ−
(1,1,8−トリハイドロ−5−トリフルオロメチル
−4,7−ジオキサノネン)(構造式: CH2=CFCF2OCF(CF3)CF2OCFHCF3 (単量体a)を3gと、開始剤として [H‐(CF2CF23−COO]2− の8.0重量%パーフルオロヘキサン溶液を1.33g
入れ、十分に窒素置換を行った後、窒素気流下20℃で
24時間攪拌を行ったところ、高粘度の固体が生成し
た。
【0106】得られた固体を、アセトンを良溶媒、ヘキ
サンを貧溶媒として再沈後、真空乾燥させ、無色透明な
含フッ素ポリマー2.17gを得た。
【0107】このポリマーを19F−NMR、1H−NM
Rにより分析したところ、上記含フッ素アリルエーテル
(a)の構造単位のみからなる含フッ素ポリマーであっ
た。また、THFを溶媒に用いるGPC分析により測定
した数平均分子量は28000、重量平均分子量は53
000であった。
【0108】合成例2 含フッ素単量体としてパーフルオロ−(1,1,9,9
−テトラハイドロ−2,5−ビストリフルオロメチル−
3,6−ジオキサノネノ‐ル)(構造式: CH2=CFCF2OCF(CF3)CF2OCF(C
3)CH2OH (単量体b)を用いた以外は合成例1と同様の方法で含
フッ素ポリマーを合成した。
【0109】得られた固体を、アセトンを良溶媒、ベン
ゼン/へキサン(1:1容量比)を貧溶媒として再沈
後、真空乾燥を行って無色透明な固体2.37gを得
た。
【0110】このポリマーを19F−NMR、1H−NM
Rにより分析したところ、上記含フッ素アリルエーテル
(b)の構造単位のみからなる含フッ素ポリマーであっ
た。また、THFを溶媒に用いるGPC分析により測定
した数平均分子量は30000、重量平均分子量は68
000であった。
【0111】合成例3 含フッ素単量体としてパーフルオロ−(1,1,5−ト
リハイドロ−4−オキサヘキセン)(構造式: CH2=CFCF2OCFHCF3 (単量体c)を用いた以外は合成例1と同様の方法で含
フッ素ポリマーを合成した。
【0112】このポリマーを19F−NMR、1H−NM
Rにより分析したところ、上記含フッ素アリルエーテル
(c)の構造単位のみからなる含フッ素重合体であっ
た。また、THFを溶媒に用いるGPC分析により測定
した数平均分子量は26000、重量平均分子量は48
000であった。
【0113】合成例4 パーフルオロ−(1,1,9,9−テトラハイドロ−
2,5−ビストリフルオロメチル−3,6−ジオキサノ
ネノ‐ル)(単量体b)3gと、パーフルオロ−(1,
1,8−トリハイドロ−5−トリフルオロメチル−4,
7−ジオキサノネン(単量体a)2.84gを100m
lのナス型フラスコに入れ、溶媒としてHCFC225
を50g加える以外は合成例1と同様の方法で合成し
た。反応後、HCFC225を良溶媒、ベンゼン/へキ
サン(1:1容量比)を貧溶媒として再沈、沈殿物を乾
燥した。
【0114】得られたポリマーを19F−NMR、1H−
NMRにより分析したところ、−CF3基末端含フッ素
アリルエーテル(a)/−CH2OH基末端含フッ素ア
リルエーテル(b)=42/58モル%の組成比であっ
た。また、THFを溶媒に用いるGPC分析により測定
した数平均分子量は24000、重量平均分子量は38
000であった。
【0115】合成例5 バルブ、圧力ゲージおよび温度計を備えた100mlス
テンレススチール製オートクレーブにパーフルオロ−
(1,1,8−トリハイドロ−5−トリフルオロメチル
−4,7−ジオキサノネン)(単量体a)15.1g
と、HCFC225を40ml、合成例1と同じ開始剤
を3.35g入れ、ドライアイスアセトン浴に浸して真
空―窒素置換を繰り返し系中の酸素を除去後、真空に
し、テトラフルオロエチレンを4g入れた。その後、2
2℃の水浴下、振とう機で20時間振とうさせて反応さ
せた。反応終了後、溶媒を留去して固体を得た後、アセ
トンを良溶媒、ヘキサンを貧溶媒として再沈、沈殿物を
真空乾燥して含フッ素ポリマーを得た。
【0116】得られた含フッ素ポリマーを19F−NM
R、1H−NMRにより分析したところ、テトラフルオ
ロエチレン/−CF3基末端含フッ素アリルエーテル
(a)=25.5/74.5モル%の組成であった。ま
た、THFを溶媒に用いるGPC分析により測定した数
平均分子量は17700、重量平均分子量は29500
であった。
【0117】合成例6 含フッ素単量体としてパーフルオロ−(1,1,9,9
−テトラハイドロ−2,5−ビストリフルオロメチル−
3,6−ジオキサノネノ‐ル)(単量体b)を用い、単
量体bの量を16.32gに変えた以外は合成例5と同
様の方法で含フッ素ポリマーを合成した。反応終了後、
溶媒を留去して固体を得た後、アセトンを良溶媒、ベン
ゼン/へキサン(1:1容量比)を貧溶媒として再沈、
沈殿物を乾燥して含フッ素ポリマーを得た。
【0118】この含フッ素ポリマーを19F−NMR、1
H−NMRにより分析したところ、テトラフルオロエチ
レン/−OH基末端含フッ素アリルエーテル(b)=3
0.3/69.7モル%の組成であった。また、THF
を溶媒に用いるGPC分析により測定した数平均分子量
は29000、重量平均分子量は41000であった。
【0119】合成例7 5,5,6,6−テトラフルオロ−3−オキサへキセン
(構造式: CH2=CHOCH2CF2CF2H (単量体d)を15.48g、テトラフルオロエチレン
を8g、合成例1で使用した開始剤を6.69g用いた
以外は合成例6と同様の手法で29.2gの固体状の含
フッ素ポリマーを得た。
【0120】得られたポリマーを19F−NMR、1H−
NMRにより分析したところ、テトラフルオロエチレン
/含フッ素ビニルエーテル(d)=51/49モル%の
組成であった。また、THFを溶媒に用いるGPC分析
により測定した数平均分子量は98000、重量平均分
子量は178000であった。
【0121】合成例8 2−ヒドロキシエチルビニルエーテル(単量体e)を
7.04g、テトラフルオロエチレンを8.0g、合成
例7で用いた開始剤を6.69g用いた以外は合成例6
と同様の手法で、13.0gの無色透明な固体状の含フ
ッ素ポリマーを得た。
【0122】得られたポリマーを19F−NMR、1H−
NMRにより分析したところ、テトラフルオロエチレン
/ヒドロキシエチルビニルエーテル(e)=48/52
モル%の組成の共重合体であった。また、THFを溶媒
に用いるGPC分析により測定した数平均分子量は21
000、重量平均分子量は31000であった。
【0123】合成例9 100mlナス型フラスコに、側鎖にエーテル結合を有
するパーフルオロアルキル基を持つαF−アクリレート
(構造式: CH2=CFCO−OCH2CF2CF2(OCF2CF2
220OCF2CF2CF3 (単量体f)を20g、HCFC225溶液を50m
l、合成例1で用いた開始剤を1.86g入れ、真空−
窒素置換後、窒素雰囲気中で24時間攪拌した。攪拌
後、溶剤を濃縮し、ヘキサンを貧溶媒として再沈し、沈
殿物を真空乾燥し、17.6gの固体状の含フッ素ポリ
マーを得た。
【0124】得られたポリマーを19F−NMR、1H−
NMRにより分析したところ、上記含フッ素エーテルを
側鎖にもつαF−アクリレート(f)の構造単位のみか
らなる含フッ素ポリマーであった。
【0125】合成例10 単量体としてヘキサフルオロイソプロピルαF−アクリ
レート(単量体g)を10g、合成例1で用いた開始剤
を1.74g用いた以外は合成例9と同様の手法で合成
し、8.9gの固体状の含フッ素ポリマーを得た。
【0126】得られたポリマーを19F−NMR、1H−
NMRにより分析したところ、上記含フッ素エーテルを
側鎖にもつαF−アクリレート(g)の構造単位のみか
らなる含フッ素ポリマーであった。
【0127】合成例11 撹拌装置を備えた200mlガラス製フラスコに、パー
フルオロ−(5,5−ジハイドロ−アリルビニルエーテ
ル)(構造式: CH2=CFCF2OCF=CF2 (単量体h)を6.7g、HFC−225(CF3CF2
CHCl2/CClF3CF2CHClFの混合物)を1
60gおよび [H(CF2CF23−COO]2− の8.0重量%パーフルオロヘキサン溶液を6.9g入
れ、充分に窒素置換を行ったのち、窒素気流下、20℃
で24時間撹拌を行った。反応混合物中の溶媒をエヴァ
ポレーターで留去し、濃縮したのちヘキサン中に注ぎ、
ポリマーを析出した。これを分離、乾燥したところ、無
色透明な含フッ素ポリマー5.2gを得た。得られた重
合体は、アセトン、酢酸エチル、酢酸ブチル、THFな
どの汎用溶剤に対して溶解性は良好であった。
【0128】重合体のIR分析では、二重結合の吸収
(1400〜1700Åの範囲)は認められなかった。
また、19F−NMR、1H−NMR分析により、ポリマ
ーは
【0129】
【化26】
【0130】または、
【0131】
【化27】
【0132】または、
【0133】
【化28】
【0134】のいずれかの環状構造を主鎖に有する含フ
ッ素ポリマーであった。GPC分析によると、数平均分
子量は18300であった。
【0135】合成例12 バルブ、圧力ゲージおよび温度計を備えた300mlス
テンレススチール製オートクレーブにビシクロ[2.
2.1]ヘプト−2−エン(2−ノルボルネン)(単量
体i)の15.9g、HCFC−141bの140m
l、ビス(4−tert−ブチルシクロヘキシル)パー
オキシジカーボネート(TCP)1.0gを入れ、ドラ
イアイス/メタノール液で冷却しながら系内を窒素ガス
で充分置換した。ついでバルブよりテトラフルオロエチ
レン30.0gを仕込み、40℃にて12時間浸とうし
て反応させた。反応の進行と共にゲージ圧は反応前の1
0.2kgf/cm2Gから9.6kgf/cm2Gまで
低下した。
【0136】未反応モノマーを放出したのち、重合溶液
を取り出しメタノールで再沈殿させて含フッ素ポリマー
を分離し、恒量になるまで真空乾燥を行い、ポリマー
8.5gを得た。
【0137】この含フッ素ポリマーの組成は、19F−N
MR分析の結果より、テトラフルオロエチレン/含フッ
素ノルボルネン(i)が50/50モル%の共重合体で
あった。GPC分析によれば、数平均分子量は5600
であった。
【0138】また、合成例1〜12で得た含フッ素ポリ
マーのそれぞれについてDSC分析を行なったところ、
いずれも非晶性であることを確認した。
【0139】実施例1〜8および比較例1〜4(含フッ
素ポリマーの吸光係数測定) (1)塗布用組成物の作製 合成例1〜12でそれぞれ製造した各含フッ素ポリマー
を酢酸ブチルに3重量%濃度となるように溶解したの
ち、0.1μmのPTFE製メンブランフィルターにて
濾過し、塗布用組成物を調製した。
【0140】その結果、合成例1〜12で得られたポリ
マーはいずれも酢酸ブチルに均一に溶解可能であること
を確認した。
【0141】(2)コーティング 透明性測定用基材(MgF2)への塗布 MgF2の基板上に、各塗布用組成物をスピンコーター
を用い、室温で1000回転の条件で塗布した。塗布後
100℃で15分間焼成し、透明な被膜を作製した。
【0142】膜厚測定 MgF2基板に代えてシリコンウエハーを用いた以外は
上記と同じ条件でそれぞれの塗布用組成物を用いてシリ
コンウエハー上に被膜を形成し、AFM装置(セイコー
電子(株)SPI3800)にて被膜の厚さを測定し
た。
【0143】(3)真空紫外領域の透明性測定 測定装置 瀬谷−波岡型分光装置(高エネルギー研究機構製のBL
−7B、商品名) スリット:7/8−7/8 検出器:PMT グレーティング(GII:ブレーズ波長160nm、1
200本/mm) 光学系は、H.NambaらのRev.Sic.Ins
trum.,60(7)、1917(1989)を参
照。
【0144】透過スペクトルの測定 各塗布用組成物から(2)の方法で得たMgF2基板
上に形成した被膜の300〜100nmの透過スペクト
ルを上記の装置を用いて測定した。波長248、19
3、157nmのそれぞれにおける透過率と被膜の膜厚
から分子吸光度係数を算出した。結果を表1に示す。
【0145】比較例5 含フッ素ポリマーとしてパーフルオロ系環状ポリマー
(テフロンAF1600、デュポン社の商品名)を用
い、溶剤としてHFC−225を用いた以外は、実施例
1と同様にして(1)塗布用組成物の作製、(2)コー
ティング、(3)真空紫外領域の透明性測定を行い、算
出した分子吸光度係数を表1に示す。
【0146】
【表1】
【0147】
【発明の効果】本発明のペリクル膜は真空紫外光、特に
F2レーザー光(157nm)に対する透過性に優れて
おり、かつ光分解による透過率低下や膜厚減少が抑制さ
れるものである。それによって、長期にわたって優れた
耐候性、透過性を維持することができ、鮮明なパターン
を作製できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 酒井 美保子 大阪府摂津市西一津屋1番1号 ダイキン 工業株式会社淀川製作所内 Fターム(参考) 2H095 BA01 BC33 4J100 AC22Q AC24Q AC25Q AC26Q AC27Q AC31Q AC43Q AE09P AE38P AL08P BA02P BB10P BB13P BB18P CA04 JA32 JA38

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶剤可溶性の含フッ素ポリマー(A)か
    らなるペリクル膜であって、含フッ素ポリマー(A)
    が、非晶性で、主鎖に環状構造を含まない鎖状で、かつ
    157nmでの吸光係数が0.5μm-1以下であること
    を特徴とするリソグラフィー用ペリクル膜。
  2. 【請求項2】 含フッ素ポリマー(A)が側鎖にRf基
    を有してなり、Rf基が、炭素数4〜100の直鎖また
    は分岐鎖状で水素原子の少なくとも一部がフッ素原子で
    置換されているフルオロアルキル基、および/または炭
    素数4〜100の直鎖または分岐鎖状で水素原子の少な
    くとも一部がフッ素原子で置換されているエーテル結合
    を含むフルオロアルキル基である請求項1記載のリソグ
    ラフィー用ペリクル膜。
  3. 【請求項3】 Rf基が、炭素数4〜100の直鎖また
    は分岐鎖状のパーフルオロアルキル基および/または炭
    素数4〜100の直鎖または分岐鎖状のエーテル結合を
    含むパーフルオロアルキル基である請求項2記載のリソ
    グラフィー用ペリクル膜。
  4. 【請求項4】 含フッ素ポリマー(A)が、式(1): −(M)−(A)− (1) [式中、構造単位Mは式(M1): 【化1】 (式中、X1およびX2は同じかまたは異なり、Hまたは
    F;X3はH、F、CH3またはCF3;X4およびX5
    同じかまたは異なり、H、F、またはCF3;a、bおよ
    びcは同じかまたは異なり0または1;aが0の場合、
    Rfは炭素数4〜100の直鎖または分岐鎖状で水素原
    子の少なくとも一部がフッ素原子で置換されているフル
    オロアルキル基または炭素数4〜100の直鎖または分
    岐鎖状で水素原子の少なくとも一部がフッ素原子で置換
    されているエーテル結合を含むフルオロアルキル基から
    選ばれる少なくとも1種;aが1の場合、Rfは炭素数
    3〜99の直鎖または分岐鎖状で水素原子の少なくとも
    一部がフッ素原子で置換されているフルオロアルキル基
    または炭素数3〜99の直鎖または分岐鎖状で水素原子
    の少なくとも一部がフッ素原子で置換されているエーテ
    ル結合を含むフルオロアルキル基から選ばれる少なくと
    も1種)で表わされる構造単位、構造単位Aは該式(M
    1)で表される構造単位Mを与える含フッ素エチレン単
    量体と共重合可能な単量体に由来する構造単位である]
    で示され、構造単位Mを1〜100モル%および構造単
    位Aを0〜99モル%含む含フッ素ポリマーである請求
    項2記載のリソグラフィー用ペリクル膜。
  5. 【請求項5】 式(1)において、構造単位Mが、式
    (M2): 【化2】 (式中、Rf1aは炭素数3〜99の直鎖または分岐鎖状
    で水素原子の少なくとも一部がフッ素原子で置換されて
    いるフルオロアルキル基または炭素数3〜99の直鎖ま
    たは分岐鎖状で水素原子の少なくとも一部がフッ素原子
    で置換されているエーテル結合を含むフルオロアルキル
    基から選ばれる少なくとも1種)で示される構造単位で
    ある請求項4記載リソグラフィー用ペリクル膜。
  6. 【請求項6】 式(1)において、構造単位Mが、式
    (M3): 【化3】 (式中、Rf1bは炭素数4〜100の直鎖または分岐鎖
    状で水素原子の少なくとも一部がフッ素原子で置換され
    ているフルオロアルキル基または炭素数4〜100の直
    鎖または分岐鎖状で水素原子の少なくとも一部がフッ素
    原子で置換されているエーテル結合を含むフルオロアル
    キル基から選ばれる少なくとも1種)で示される構造単
    位である請求項4記載のリソグラフィー用ペリクル膜。
  7. 【請求項7】 式(M2)、(M3)において、Rf1a
    およびRf1bが、直鎖または分岐鎖状のパーフルオロア
    ルキル基または直鎖または分岐鎖状のエーテル結合を含
    むパーフルオロアルキル基から選ばれる少なくとも1種
    である請求項5または6記載のリソグラフィー用ペリク
    ル膜。
  8. 【請求項8】 式(1)において、構造単位Mが、式
    (M4): 【化4】 (式中、Rf2aは炭素数4〜100の直鎖または分岐鎖
    状で水素原子の少なくとも一部がフッ素原子で置換され
    ているフルオロアルキル基または炭素数4〜100の直
    鎖または分岐鎖状で水素原子の少なくとも一部がフッ素
    原子で置換されているエーテル結合を含むフルオロアル
    キル基から選ばれる少なくとも1種)で示される構造単
    位である請求項4記載のリソグラフィー用ペリクル膜。
  9. 【請求項9】 式(1)において、構造単位Mが、式
    (M5): 【化5】 (式中、X1およびX2は同じかまたは異なり、Hまたは
    F;X3はH、F、CH3またはCF3;Rf2bは炭素数
    4〜100の直鎖または分岐鎖状で水素原子の少なくと
    も一部がフッ素原子で置換されているフルオロアルキル
    基または炭素数4〜100の直鎖または分岐鎖状で水素
    原子の少なくとも一部がフッ素原子で置換されているエ
    ーテル結合を含むフルオロアルキル基から選ばれる少な
    くとも1種)で示される構造単位である請求項4記載の
    リソグラフィー用ペリクル膜。
  10. 【請求項10】 式(1)において、構造単位Mが、式
    (M6): 【化6】 (式中、Rf2cは炭素数4〜100の直鎖または分岐鎖
    状で水素原子の少なくとも一部がフッ素原子で置換され
    ているフルオロアルキル基または炭素数4〜100の直
    鎖または分岐鎖状で水素原子の少なくとも一部がフッ素
    原子で置換されているエーテル結合を含むフルオロアル
    キル基から選ばれる少なくとも1種)で示される構造単
    位である請求項4記載のリソグラフィー用ペリクル膜。
  11. 【請求項11】 式(M4)、(M5)および(M6)
    において、Rf2a、Rf2bおよびRf2cが、 【化7】 (式中、Rf3は直鎖または分岐鎖状で水素原子の少な
    くとも一部がフッ素原子で置換されているフルオロアル
    キル基または直鎖または分岐鎖状で水素原子の少なくと
    も一部がフッ素原子で置換されているエーテル結合を含
    むフルオロアルキル基から選ばれる少なくとも1種;R
    4、Rf5は同じかまたは異なり水素原子、炭素数1〜
    5のパーフルオロアルキルまたは炭素数1〜10の炭化
    水素基から選ばれる少なくとも1種;ただしRf3、R
    4、Rf5の炭素数の合計が4〜100である;dは0
    または1;eは0〜2の整数;ただし、dが0の場合e
    は1または2)である請求項8〜10のいずれかに記載
    のリソグラフィー用ペリクル膜。
  12. 【請求項12】 Rf3が、直鎖または分岐鎖状のパー
    フルオロアルキル基または直鎖または分岐鎖状のエーテ
    ル結合を含むパーフルオロアルキル基から選ばれる少な
    くとも1種である請求項11記載のリソグラフィー用ペ
    リクル膜。
  13. 【請求項13】 含フッ素ポリマー(A)の157nm
    での吸光係数が0.3μm-1以下である請求項1〜12
    のいずれかに記載のリソグラフィー用ペリクル膜。
  14. 【請求項14】 F2レーザーによるフォトリソグラフ
    ィープロセスに用いる請求項1〜13のいずれかに記載
    のリソグラフィー用ペリクル膜。
JP2001244103A 2001-08-10 2001-08-10 リソグラフィー用ペリクル膜 Pending JP2003057803A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001244103A JP2003057803A (ja) 2001-08-10 2001-08-10 リソグラフィー用ペリクル膜
US10/214,132 US20030073795A1 (en) 2001-08-10 2002-08-08 Pellicle film for lithography

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001244103A JP2003057803A (ja) 2001-08-10 2001-08-10 リソグラフィー用ペリクル膜

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003057803A true JP2003057803A (ja) 2003-02-28

Family

ID=19074091

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001244103A Pending JP2003057803A (ja) 2001-08-10 2001-08-10 リソグラフィー用ペリクル膜

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20030073795A1 (ja)
JP (1) JP2003057803A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010066575A (ja) * 2008-09-11 2010-03-25 Yokogawa Electric Corp 共焦点光スキャナ
JP2011100016A (ja) * 2009-11-06 2011-05-19 Shin-Etsu Chemical Co Ltd リソグラフィー用ペリクル
WO2012004950A1 (ja) 2010-07-08 2012-01-12 三井化学株式会社 ペリクル膜
JP2020166063A (ja) * 2019-03-28 2020-10-08 三井化学株式会社 ペリクルの製造方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8815739B2 (en) 2012-07-10 2014-08-26 Globalfoundries Inc. FinFET device with a graphene gate electrode and methods of forming same

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5502132A (en) * 1992-07-27 1996-03-26 Asahi Glass Company Ltd. Process for producing a perfluoro copolymer
IT1298257B1 (it) * 1998-02-17 1999-12-20 Ausimont Spa Perfluorodiossoli

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010066575A (ja) * 2008-09-11 2010-03-25 Yokogawa Electric Corp 共焦点光スキャナ
JP2011100016A (ja) * 2009-11-06 2011-05-19 Shin-Etsu Chemical Co Ltd リソグラフィー用ペリクル
WO2012004950A1 (ja) 2010-07-08 2012-01-12 三井化学株式会社 ペリクル膜
US8815476B2 (en) 2010-07-08 2014-08-26 Mitsui Chemicals, Inc. Pellicle membrane
JP2020166063A (ja) * 2019-03-28 2020-10-08 三井化学株式会社 ペリクルの製造方法
JP7190953B2 (ja) 2019-03-28 2022-12-16 三井化学株式会社 ペリクルの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20030073795A1 (en) 2003-04-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3742861B2 (ja) 硬化性含フッ素ポリマー、それを用いた硬化性樹脂組成物および反射防止膜
JP4923376B2 (ja) 酸反応性基を有する新規なフッ素ポリマーおよびそれを用いた化学増幅型フォトレジスト組成物
US7498393B2 (en) Fluorinated compound, fluoropolymer, resist composition, and composition for resist protective film
WO2001037043A1 (en) Ultraviolet and vacuum ultraviolet transparent polymer compositions and their uses
JP2003532765A (ja) フォトレジスト用コポリマーおよびそのための方法
JP2952962B2 (ja) 汚染防止保護器具
KR20060132793A (ko) 함불소 화합물, 함불소 폴리머와 그 제조 방법
TW500972B (en) Pellicle
JP2004536171A (ja) 紫外線及び真空紫外線の透明性を必要とする適用での部分フッ素化ポリマーの使用
US7129009B2 (en) Polymer-liquid compositions useful in ultraviolet and vacuum ultraviolet uses
US6770404B1 (en) Ultraviolet and vacuum ultraviolet transparent polymer compositions and their uses
JP2007086731A (ja) レジスト保護膜用組成物
JP2003057803A (ja) リソグラフィー用ペリクル膜
KR20060040609A (ko) 함불소 공중합체와 그 제조 방법 및 그것을 함유하는레지스트 조성물
JP4179306B2 (ja) 硬化性含フッ素ポリマー、それを用いた硬化性樹脂組成物および反射防止膜
JP2007056134A (ja) レジスト保護膜
JP2006321928A (ja) 含フッ素ポリマーとその製造方法、及びそれを含むレジスト保護膜組成物ならびにレジストパターン形成方法
WO2004088422A1 (ja) 含フッ素化合物および含フッ素重合体
JP4352666B2 (ja) ペリクル及びこれを用いる露光処理方法
WO2004035641A1 (ja) 含フッ素重合体の製造方法およびフォトレジスト組成物
JP4192600B2 (ja) 含フッ素光導波路用材料
WO2010071108A1 (ja) 含フッ素アルコールおよび含フッ素単量体
JP2006160988A (ja) 含フッ素ポリマーおよびその製造方法ならびにそれを含有するレジスト保護膜組成物
JP4442533B2 (ja) 含フッ素不飽和化合物
EP1401923A2 (en) Fluoropolymer compositions comprising a fluor-containing liquid