JP2003057562A - 双眼鏡の眼幅調整機構 - Google Patents

双眼鏡の眼幅調整機構

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JP2003057562A
JP2003057562A JP2001249454A JP2001249454A JP2003057562A JP 2003057562 A JP2003057562 A JP 2003057562A JP 2001249454 A JP2001249454 A JP 2001249454A JP 2001249454 A JP2001249454 A JP 2001249454A JP 2003057562 A JP2003057562 A JP 2003057562A
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Japan
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binoculars
screws
fixed
mirror
coupling member
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Application number
JP2001249454A
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English (en)
Inventor
Akira Yanagisawa
明 柳沢
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Petori Kogyo KK
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Petori Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 両光軸の平行度保持能力を向上し、比較的大
型の双眼鏡にも適用することができる双眼鏡の眼幅調整
機構を提供する。 【解決手段】 双眼鏡1の眼幅調整機構2は、それぞれ
両鏡体3,4に固定した一対の両結合部材5,6を、各
鏡体3,4の接離方向である光軸L,Lに対して直
角方向に相対的に移動しうるように重ねて結合してな
る。一方の結合部材5には、光軸L,Lに対して直
角方向に伸びる複数のガイド溝と、複数の長穴とを設
け、他方の結合部材6には、前記各ガイド溝7に移動可
能に嵌合する複数のガイドピン9と、前記各長穴8に移
動可能に嵌合するとともに、長穴8の突出端に該長穴8
の幅より大径の頭部10aを有する複数の浮き止めビス
10とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】双眼鏡には、大別して比較的
小型の携帯性を重視した口径(対物レンズの直径)の小
さいものと、明るい視野を重視した口径の大きな大型の
ものとがある。また、双眼鏡は、鏡体の光軸を使用者の
左右の目の間隔に合致させるため、各鏡体間の間隔、す
なわち眼幅を調整する機構が必須のものであるが、この
眼幅調整機構には、両鏡体の中央部に回動用のヒンジを
有するもの、両鏡体の側傍にそれぞれ回動ヒンジを設け
たいわゆるダブルヒンジ方式のもの、左右鏡体の前方外
周を軸とし、後方よりスチールボールにて押圧する変形
ダブルヒンジ方式のもの、あるいは左右鏡体を光軸と直
角方向である鏡体の接離方向にスライドさせるスライド
方式のものがある。そして、本発明は、前記最後のスラ
イド方式の双眼鏡の眼幅調整機構に係り、特に合成樹脂
製の鏡体を用いた比較的大型の双眼鏡にも適用しうるも
のに関する。
【0002】
【従来の技術】上記スライド方式の眼幅調整機構を備え
る双眼鏡は、鏡体回動用ヒンジを有するものに比し、使
用者が一定の把握感覚をもって保持しうるとともに、形
態を比較的偏平に構成できるので、携帯性にも優れてい
る。そして近年、比較的小型の双眼鏡にあっては、前記
鏡体を接離方向に相対的に移動して眼幅調整するものが
多く提供され、また、前記眼幅調整機構を備えたもの
は、左右鏡体をはじめとして、両鏡体を保持する結合部
材までが合成樹脂にて構成され、軽量化による至便さが
大いに刮目され、さらに、生産性の面でも大いに向上を
遂げつつあるのが現状であるが、前記大型の双眼鏡の鏡
体に合成樹脂を用いたものはなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、双眼鏡の鏡体
を合成樹脂製にすると、外部応力に対する剛性、双眼鏡
の生命といえる左右光軸の平行度保持能力に劣るという
問題があるが、特に、大型の双眼鏡の場合には、その容
積が大きく、重量も小型機のそれに比して大きくなるた
め、前記問題が顕著であるという不都合があった。
【0004】本発明は、前述の問題を解消することを課
題とし、該課題を解決した双眼鏡の眼幅調整機構を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に記載した本発明の双眼鏡の眼幅調整機構
は、各鏡体にそれぞれ固定した一対の板状結合部材を、
各鏡体の接離方向である光軸に対して直角方向に相対的
に移動しうるように重ねて結合してなる双眼鏡の眼幅調
整機構であって、一方の結合部材には、光軸に対して直
角方向に伸びる複数のガイド溝と、複数の長穴とを設
け、他方の結合部材には、前記各ガイド溝に移動可能に
嵌合する複数のガイドピンと、前記各長穴に移動可能に
嵌合するとともに、長穴突出端に前記長穴の幅より大径
の頭部を有する複数の浮き止めビスとを設けたものであ
る。
【0006】また、請求項2に記載した本発明の双眼鏡
の眼幅調整機構は、請求項1に記載した各結合部材は、
互いに反対側に位置して光軸方向に伸びる各一側端にそ
れぞれ折曲部を形成し、これら折曲部を各鏡体外周部の
長手方向に沿ってそれぞれビスによって水平方向から固
定するとともに、前記各折曲部と直角方向に伸びる各両
側部を、前記各折曲部を固定した各鏡体外周部にそれぞ
れビスによって垂直方向から固定したことを特徴とする
ものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施の形
態を添付図面に基づいて詳細に説明する。ここにおい
て、添付図面の図1は眼幅調整機構の平面図、図2は同
じく正面図、図3は同じく側面図、図4は図1のA−A
線断面図、図5は図1のB−B線断面図、図6は眼幅を
拡げた状態を示す眼幅調整機構の裏面図である。
【0008】図1〜図6に示すように、双眼鏡1の眼幅
調整機構2は、合成樹脂製の両鏡体3,4に固定する同
じく合成樹脂製の一対の板状結合部材5,6を、両鏡体
3,4の接離方向である光軸L,Lに対して直角方
向に相対的に移動しうるように重ねて結合する。
【0009】図1〜図5に示すように、外側(鏡体3,
4と反対側)の結合部材6には、光軸L,Lに対し
て直角方向に伸びる二本のガイド溝7と、4本の長穴8
とを設け、内側の結合部材5には、前記ガイド溝7に移
動可能に嵌合するガイドピン9と、前記長穴8に移動可
能に嵌合するとともに、突出端に前記長穴8の幅より大
径の頭部10aを有する浮き止めビス10とを設ける。
そして、両結合部材5,6は、両鏡体3,4を接離する
ように相対的に移動させた場合に、ガイドピン9が各ガ
イド溝7内で移動するので、光軸L,Lが伸びる方
向にガタつくことがないとともに、浮き止めビス10が
長穴8内を移動する際に、浮き止めビス10の頭部10
aが長穴8の縁部に係止するので、両結合部材5、6が
互いに浮き上がって垂直方向に分離したり、ガタつきが
起こることはない。また、ガイド溝7の長さが両鏡体
3,4の眼幅調整時の最大ストロークとなる。
【0010】図1〜図4に示すように、内側の結合部材
5は、鏡体4とは反対側の外側端に折曲部11を形成
し、この折曲部11を鏡体3外周部の長手方向に沿って
設けた固定用台部12にビス13で水平方向から固定す
るとともに、前記折曲部11とは直角方向に伸びる両側
部縁を鏡体3裏面側の外周部に配置した固定用台部14
にビス15で垂直方向から固定する。また、外側の結合
部材6にも、右鏡体3とは反対側の外側端に折曲部16
を形成し、この折曲部16を鏡体4外周部の長手方向に
沿って設けた固定用台部17に、前記ビス13と同様の
ビス18によって水平方向から固定するとともに、前記
折曲部16とは直角方向に伸びる両側部縁を鏡体4の裏
面側の外周部に配置した固定用台部19に、前記ビス1
5と同様のビス20で垂直方向から固定する。そして、
両結合部材5,6自体は、折曲部11,16を設けたの
で、剛性が増大するうえ、これらの折曲部11,16を
固定用台部12,17にビス13,18で水平方向から
固定し、また、両結合部材5,6の各両側部縁を固定用
台部14,19にビス15,20で垂直方向から固定す
るので、両鏡体5,6との固定力が強大となり、双眼鏡
1の外部応力に対する剛性を向上させる。
【0011】本実施形態による眼幅調整機構2は以上の
ように構成したので、各ガイドピン9が各ガイド溝7内
で移動する作用によって、両鏡体3,4を接離方向に相
対的に移動することができ、これによって眼幅調整が可
能となる。
【0012】そして、両結合部材5,6の、光軸L
が伸びる方向のガタつきは、各ガイドピン9が各ガ
イド溝7に嵌合することによって防止し、また、両結合
部材5、6の、垂直方向のガタつきは、各浮き止めビス
10の頭部10aが各長穴8の縁部に係止していること
によって防止する。
【0013】なお、本発明は、上記実施形態になんら限
定されるものではなく、例えば、適用する双眼鏡は大型
のものに限らない。また、両結合部材5,6は合成樹脂
以外の素材で形成するほか、その重ね状態を逆にして構
成してもよい。さらに、ガイド溝7とガイドピン9は3
組以上にしてもよいほか、長穴8と浮き止めビス10は
3組あるいは5組以上にしてもよい。
【0014】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載した本発
明は、両結合部材の、光軸が伸びる方向のガタつきは、
各ガイドピンが各ガイド溝に嵌合することによって防止
し、また、両結合部材の、垂直方向のガタつきは、各浮
き止めビスの頭部が各長穴の縁部に係止していることに
よって防止するので、両光軸の平行度保持能力が向上
し、比較的大型の双眼鏡にも適用することができるとい
う効果を奏する。
【0015】また、請求項2に記載した本発明は、請求
項1の発明の効果に加えて、折曲部を固定用台部にビス
で水平方向から固定し、結合部材の両側部縁を固定用台
部にビスで垂直方向から固定するので、各鏡体との固定
力が強大となり、双眼鏡の外部応力に対する剛性を向上
させることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】眼幅調整機構の平面図。
【図2】同じく正面図。
【図3】同じく側面図。
【図4】図1のA−A線断面図。
【図5】図1のB−B線断面図。
【図6】眼幅を拡げた状態を示す眼幅調整機構の裏面
図。
【符号の説明】
1 双眼鏡 2 眼幅調整機構 3 左鏡体 4 右鏡体 5 左結合部材 6 右結合部材 7 ガイド溝 8 長穴 9 ガイドピン 10 浮き止めビス 10a 頭部 11 折曲部 12 固定用台部 13 ビス 14 固定用台部 15 ビス 16 折曲部 17 固定用台部 18 ビス 19 固定用台部 20 ビス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各鏡体にそれぞれ固定した一対の板状結
    合部材を、各鏡体の接離方向である光軸に対して直角方
    向に相対的に移動しうるように重ねて結合してなる双眼
    鏡の眼幅調整機構であって、一方の結合部材には、光軸
    に対して直角方向に伸びる複数のガイド溝と、複数の長
    穴とを設け、他方の結合部材には、前記各ガイド溝に移
    動可能に嵌合する複数のガイドピンと、前記各長穴に移
    動可能に嵌合するとともに、長穴突出端に前記長穴の幅
    より大径の頭部を有する複数の浮き止めビスとを設けた
    双眼鏡の眼幅調整機構。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した各結合部材は、互い
    に反対側に位置して光軸方向に伸びる各一側端にそれぞ
    れ折曲部を形成し、これら折曲部を各鏡体外周部の長手
    方向に沿ってそれぞれビスによって水平方向から固定す
    るとともに、前記各折曲部と直角方向に伸びる各両側部
    を、前記各折曲部を固定した各鏡体外周部にそれぞれビ
    スによって垂直方向から固定したことを特徴とする双眼
    鏡の眼幅調整機構。
JP2001249454A 2001-08-20 2001-08-20 双眼鏡の眼幅調整機構 Pending JP2003057562A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1323310C (zh) * 2004-02-20 2007-06-27 亚洲光学股份有限公司 一种双筒望远镜

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5581311A (en) * 1978-12-15 1980-06-19 Fuji Photo Optical Co Ltd Slide type binoculars
JPH04119310A (ja) * 1990-09-10 1992-04-20 Minolta Camera Co Ltd 双眼鏡
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