JP3126734U - ボールジョイントを使用した双眼鏡 - Google Patents

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大田嘉治
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有限会社エーワン企画
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Abstract

【課題】
従来の双眼鏡は左右の光学系が一対となっており取り外すことはできなかった。
この場合目の輻輳で近距離に於いては左右の光学系を通ってきた像が1つに重ならず使用できないのが現状であった。また、玩具としては左右の光学系を分離して単眼鏡として使用できる物があったが、双眼鏡として使用する場合の光軸平行度の信頼性が甚だ乏しい物であった。
【解決手段】
双眼鏡の左右の鏡筒を取付及び取り外しが簡単にでき、しかも繰り返し精度を維持する方法として、左右鏡筒の連接部に磁性体のボールジョイントを用いることにより簡単な構成で双眼鏡、単眼鏡の両使用ができる。
【選択図】 図1

Description

この考案は双眼鏡に関し、さらに詳しくは双眼鏡の基軸にボールジョイントを使用した双眼鏡に関する。
双眼鏡においては、左右の眼幅の個人差を調整するために眼幅調整機構が備えられている。この眼幅調整の必須要件としては眼幅がどの位置にあっても左右の光学系の光軸が平行であることが求められる。
そのため眼幅調整機構には複雑な機構を採用し且つ多くの部品を使用する必要があった。
そのような双眼鏡においても、一般的な眼幅調整装置は使用者が繰り返し使用するうちに摩耗、ねじの緩み等で必要な眼幅位置に止まらない或いは摩耗によりガタが生じ左右の光軸平行度に影響を与える場合があった。
本考案は双眼鏡の眼幅調整が簡単且つ高精度で、繰り返し使用時の耐久性も十分な性能を維持する。
本考案は付随効果として双眼鏡を左右に分離させることにより単眼鏡としても使用でき、一人使用時は双眼鏡、二人で使用するときは単眼鏡と二つの機能を備える。
従来の双眼鏡の構成は大きくは3点に分かれている。それらは光学系の入っている左右鏡筒、その左右の鏡筒を連結する連接板である。
連接板の左右にそれぞれ軸がありその軸に左右各々の鏡筒が適切な方法で取り付けられており、使用時は左右鏡筒を該軸に中心に回動させることにより眼幅を調整していた。
本考案は連接板を使用せず左右の鏡筒の一方に磁性体からなる部材、もう一方に磁性体を吸着する材料からなるボールジョイントを取り付け該ボールジョイントの吸着により双眼鏡を構成するものである。
上述の説明のように簡単な構成で双眼鏡が成り立ち、しかも左右鏡筒を分離すれば単眼鏡として使用できる。
例えば学校で先生が生徒に説明するときに同時に同じ物を見ながら説明できるので、生徒の理解がしやすい。
弱視者は本・新聞等を読むときに単眼鏡を使用されるが、本発明の双眼鏡は単眼鏡としても使用できるので、室内では単眼鏡として使用し、屋外に出れば双眼鏡として遠くの風景を拡大して見ることもできる。
双眼鏡は目の輻輳の関係で極端に近い距離になると左右の像が重ならず別々に見えて非常に使い辛いものである。美術館、博物館等で展示物をより詳細に見たいときに双眼鏡では前述の輻輳でうまく見ることができない。本考案の装置を用いれば、そのような場面においては単眼鏡として使用することにより目的を達成することができる。
本考案の装置は双眼鏡または単眼鏡として使用するとき、いずれにおいても視度調節リングの操作のみで固定焦点式または焦点調節式の両方式が選べるので非常に使いやすい。
以下本考案の実施の形態を図1〜図8を用いて説明する。
図1は本考案を実施した製品の外観平面図である。A、Bは左右の鏡筒、1A及び2Aは鏡筒A側についているジョイント部であり、1B及び2Bは鏡筒B側についているジョイント部である。A側及びB側のジョイントはボールジョイントになっており、片側が磁石、もう一方が磁石に吸着する材料で構成されている。
1C及び2Cは可撓性材料からなる筒でボールジョイント部を覆っている。
双眼鏡として使用時は図1の形態で使用し眼幅調整時はA及びBを持って図2の矢印方向に回転することにより眼幅を狭めることができる。このとき、ボールジョイント部の磁力によりA及びBが離れることなく球面状を滑り適度な眼幅が得られる。
ボールジョイント部は十分な吸着力を有しておりAまたはBだけを手で持った場合、
BまたはAが自重でジョイントがはずれることはない。
このとき、設定した眼幅が容易に動くことのように適度なフリクションが必要とする場合、或いは双眼鏡としての使用が主目的の場合は該可撓性部材1C及び2Cは常時取り付けていても良い。
眼幅が狭まった状態の1例を図3に示す。
図1(図2)の状態、または図3の状態で双眼鏡として使用できるが、この状態でAまたはBにボールジョイント部と反対方向にボールジョイント部の磁力より強い力を加えることによりボールジョイント部の結合がはずれ図4のA・Bのようにそれぞれが単眼鏡となる。
図5は鏡筒Aの断面図である。3は鏡筒本体であり4は対物レンズユニット、5はプリズムユニット、6は接眼レンズユニットであり、それぞれの光学ユニットは適切な方法で本体3に取り付けられている。接眼レンズを含む接眼ユニットCについては詳細を後述する。
図5において、7及び8は鏡筒本体の一部から突出した円筒形状の突起であり、ここにボールジョイント1A及び2Aがネジ結合で取り付けられている。
7及び8の間隔は任意の間隔で良いができるだけ間隔が長い方が双眼鏡として使用時に左右それぞれの親指と小指をのぞく3本の指が入り鏡筒の保持がしやすくなる。
図6は鏡筒Bの断面図である。内部構造は鏡筒Aと同様であり説明は省略する。
9及び10は鏡筒本体の一部から突出した円筒形状の突起であり、ここにボールジョイント1B及び2Bがネジ結合で取り付けられている。1B及び2Bのボールジョイント部は鏡筒Aのボールジョイント部1A及び2Aの球面体に対して球面体に対応する球面の凹面となっている。
ボールジョイント部1A及び1B、2A及び2Bの表面は硬く、鏡筒Aと鏡筒Bの取り付け取り外しを頻繁に行っても表面状態が変化することなく常に鏡筒Aと鏡筒Bの位置関係は保たれ、双眼鏡としての鏡筒A及び鏡筒Bの光軸平行度はずれることがなく安定している。
図7は鏡筒A・Bに取り付けられている接眼レンズユニットで図5においてCと称している部分の詳細図である。
図7において3は鏡筒本体、11は接眼筒で鏡筒本体の先端部にネジ結合している。
接眼筒の一部には凹溝が円周数カ所に設けられており、その部分には弾性を持つ断面が円形の部材19が嵌装されている。
12は接眼移動筒で該移動筒には12a〜12dのレンズが適切な位置に取り付けられ接眼ユニットを構成している。また、接眼移動筒12は接眼筒11に対して摺動可能なようになっている。
接眼筒11の外周には視度調整に必要な動き量のカム溝が切られている。該カム溝を通して視度調整ピン18が接眼移動筒12に取り付けられている。視度環13には視度調整ピン18が嵌装する幅の溝が光軸方向と平行な位置に設けられており該溝に視度調整ピン18が係合している。視度環13は接眼筒11に対して摺動可能で且つ光軸方向の規制として接眼筒上部にネジ結合された押さえ環15により回転方向のみの動きが与えられている。
視度環13の回転範囲は接眼筒11に設けられたカム溝(11a)の範囲のみ回転可能である。視度環15の下端には歯車状の溝(15a)が設けられており、この溝に視度調節リング14の一部に設けられた歯車状の溝(14b)が係合する形状となっている。
視度調整リング14を回転させると前述の歯車状の溝に係合する視度環13が回転し、該視度環に設けられたカム溝に係合する視度調整ピン18がカム溝に沿って光軸方向に上下し、該ピンを敷設している接眼筒12が上下することにより焦点調節が可能となる。
視度調整リング14は光軸と平行に移動可能な構成になっており、図7は該リングが接眼側に移動した状態にあり、この位置で視度調整リングを回転させることにより前述のように焦点調節ができる。
視度調整リング14の内周には凹溝(14d)があり、ここに接眼筒11に取り付けられている弾性体19が嵌装して位置決めとクリックの役目をなす。
このクリックの力に抗して視度調節リングを対物側に移動させていくと、もう一つの凹溝(14d)に弾性体が嵌り視度調整リングの移動は停止する。このとき、視度調整リングの先端の歯車状の溝(14b)は視度環13の歯車状の溝(15a)との係合がはずれる。
視度調整リング14の内面には段差が設けてあり、その段差のあるところに一部凹溝(14c)が設けられている。一方鏡筒本体3には突起(3a)があり、視度調整リング14を対物レンズ側に押し下げようとするとき、14cと3aの凹凸があった位置のみで視度調整リングは下がり、この位置での回転は不可能となる。
視度調整リング11を対物レンズ側に押し下げた状態を固定焦点位置と称し、この位置に於いては視度調整リングが回転しないのは前述の通りである。この位置における接眼レンズ群(12a〜12d)の位置は製品の仕様により決定されるが固定焦点位置として相応しい例えば13mの位置に調節される。この位置で物体を観察すれば、正常な視力の場合∞位置から近距離側は数メートルまで焦点調節をすることなくはっきりと見える。
この状態で被観察物をより精細にみたい場合は視度調整リングを接眼レンズ側にあげることにより視度調節リングを回転させると接眼レンズ群が移動するので最良の焦点位置を求めることができる。双眼鏡または単眼鏡として使用する場合、ラフな観察か或いは詳細な観察かの必要に応じて視度調節リングを操作すればよい。
視度調節リングは鏡筒本体3に設けられた突起3aと視度調整リングの内面に設けられた凹部とのみ嵌合する構成になっているので、視度調整リングを何度上下しても、接眼レンズ群の位置は変わることなく同じ位置で固定焦点式と焦点調節式に切り替わる。
本考案実施例の外観平面図 本考案実施例の外観正面図で眼幅が最大時 本考案実施例の外観正面図で眼幅を任意の位置に狭めた状態 本考案実施例の左右鏡筒を外した状態 鏡筒Aの断面図 鏡筒Bの断面図 接眼ユニットの断面図 鏡筒本体と視度調整リングの関連を表す図
符号の説明
A/B 鏡筒
1A/2A 鏡筒A側ボールジョイント
1B/2B 鏡筒B側ボールジョイント
1C/2C 可堯性部材
3 本体
4 対物レンズユニット
5 プリズムユニット
6 接眼レンズユニット
7/8/9/10 鏡筒から突出しているボールジョイント取付用支柱
11 接眼筒
12 接眼移動筒
13 視度環
14 視度調整リング
15 視度環押さえ環
16 アイカップリング
17 アイカップラバー
18 視度調整ピン

Claims (7)

  1. 左右一対の光学系を備えた双眼鏡で左右各々の鏡筒に設けた連結部は双方相反する外力を加えることにより簡単に取り付け、取り外しができるように構成にした双眼鏡。
  2. 左右光学系には各々独立した回転可能なリングが備えられており、該リングを回転させることにより焦点位置が移動する請求項1の双眼鏡。
  3. 焦点位置を調整する回転可能なリングは回転可能な位置と回転不可能な位置の二つの位置を光軸方向に対して平行な方向に存在し、二つの位置の一つは回転不可能にならしめる回転不動装置を備える請求項1の双眼鏡。
  4. 鏡筒の一方の連結部には球面状の磁石が取り付けられており、もう一方の鏡筒の連結部には凹面状の金属が取り付けられており、二つで一対を成す請求項1の双眼鏡。
  5. 左右各々の鏡筒の自重よりも連結部の吸着力が強いことを特徴とする請求項1の双眼鏡。
  6. 連結部には可撓性の筒状部材が取り付け可能な構成で、双眼鏡として使用時には該可暁性筒状部材が左右の眼幅を維持するための適度の重さを与える作用を成す筒状部材が取り付けられる双眼鏡。
  7. 固定焦点位置と左右それぞれ焦点あわせが可能な装置を備えたボールジョイント式双眼鏡。

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