JP2003057322A - 計測装置及びそれ用の計測データ記憶装置並びにバックアップ電池の寿命管理装置 - Google Patents

計測装置及びそれ用の計測データ記憶装置並びにバックアップ電池の寿命管理装置

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JP2003057322A
JP2003057322A JP2001249770A JP2001249770A JP2003057322A JP 2003057322 A JP2003057322 A JP 2003057322A JP 2001249770 A JP2001249770 A JP 2001249770A JP 2001249770 A JP2001249770 A JP 2001249770A JP 2003057322 A JP2003057322 A JP 2003057322A
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ram
battery
backup battery
life
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Minoru Masuno
実 益野
Susumu Tokumaru
進 徳丸
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Mitsubishi Electric Corp
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  • Secondary Cells (AREA)
  • Tests Of Electric Status Of Batteries (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バックアップ電池の電流を消費することな
く、残り寿命を知ることができ、バックアップ電池の交
換予定日付を知ることができる計測装置を提供する。 【解決手段】 計測装置10は、計測データを記憶する
RAM12と、計測データを収集しRAM12に記憶さ
せるマイコン14と、時刻を得るための時計回路16
と、外部電源34に接続されRAM12及びマイコン1
4に電源を供給する外部電源部36と、停電時にRAM
12及び時計回路16に電源を供給する1次電池30と
を備え、マイコン14は、外部電源34動作時に、時計
回路16の時刻に基づいて、この時刻を1時間毎にRA
M12に記憶させ、停電前にRAM12に記憶された時
刻t12と復電時の時計回路16の時刻t16から停電
時間を求め、停電時間から1次電池30の使用時間を、
この使用時間と停電前の1次電池30の寿命時間とから
1次電池30の寿命を求めるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、停電補償用の電
池を内蔵し計測データを保持する計測装置及びそれ用の
計測データ記憶装置並びにバックアップ電池の寿命管理
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、主電源の不使用時や停電時
に、コンピュータ等のメモリのデータを保持するものと
して次のようなものが知られている。 (従来例1)例えば特開平6−66850号公報に記載
された電子式電力量計では、停電を検出したとき、デー
タを不揮発メモリへ書き込むことによりデータを保持す
るものが開示されている。
【0003】(従来例2)例えば特許2657829号
公報に記載されたバックアップ電池の電圧検知方式で
は、外部から供給される電力に応じて基準電圧発生回路
から発生する電圧とバックアップ電池との電圧を比較す
る電圧比較回路が電子機器に設けられ、この比較結果に
よりバックアップ電池の電圧を検知するものが開示され
ている。
【0004】(従来例3)例えば特開平6−10342
8号公報に示されたICメモリカード1次電池寿命管理
装置では、1次電池の最終寿命年月日をカウンタ回路に
設定し、ICメモリカードが外部電源または1次電池で
動作しているかを検出する電源検出制御部を設け、外部
電源が使用されているときのみ上記カウンタ回路を動作
させるものが開示されている。
【0005】(従来例4)例えば特開平6−10342
8号公報に示されたICメモリカード1次電池寿命管理
装置では、ICメモリカード内のメモリに1次電池の寿
命が終了するまでの使用可能日数を表す寿命の残り日数
の初期値を外部装置から書き込み、外部装置の使用日数
からICメモリカードに外部電源が供給された日数を減
算し、この日数を1次電池の使用日数とし、初期設定さ
れた寿命から1次電池の使用日数を減算することによっ
て1次電池の使用可能日数を得るものが開示されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来例1の電子式電力
量計は、停電を検出する停電検出回路と不揮発性メモリ
が必要となり回路が煩雑となるとともに、停電発生時
に、停電検出と不揮発性メモリにデータを書き込むため
に電力を消費する。また、不揮発性メモリへのデータ書
き込みは揮発性メモリへのデータ書き込みに比べ、書き
込みに必要な電圧が高く電力の消費が多くなる問題があ
った。
【0007】従来例2のバックアップ電池の電圧検知方
式は、バックアップ電池の電圧検出のためにバックアッ
プ電池の電力はほとんど消費しないものの、電圧基準電
圧発生回路と電圧比較回路を設ける必要があり、回路が
煩雑となりコストがかかるという問題があった。
【0008】従来例3のICメモリカード1次電池寿命
管理装置は、ICメモリカードが外部電源または1次電
池で動作しているかを検出する電源検出制御部を設けた
ので、回路が煩雑となりコストがかかるとともに、外部
電源を使用していないとき電源検出制御部が1次電池に
より駆動され1次電池の電力が消費されるという問題が
あった。また、予め電池の最終寿命年月日を記録してお
く必要があり、電池の使用開始日がわからなければその
最終寿命年月日は特定できないという問題があった。
【0009】従来例4のICメモリカード1次電池寿命
管理装置は、ICメモリカード内の1次電池の寿命の残
り日数の初期値を外部装置から書き込むので、外部装置
側にICメモリカードに上記日数を書き込むためのプロ
グラムを準備する必要があり、汎用性に優れない。ま
た、ICメモリカードを外部装置から外したときの1次
電池の寿命の残り日数を検出しておらず、即ちICカー
ド自身が時計回路を有しておらず、ICメモリカードを
外部装置から一端外すと1次電池の寿命の残り日数は正
確でなくなる。また、外部装置の外部電源が商用電源で
あって停電したとき、或いは電池であって消耗したと
き、外部電源が供給された時間が不明となって、1次電
池の寿命の残り日数は正確でなくなる。
【0010】さらに別の方法として、1次電池の電圧が
一定値以下になったことを検出する回路を備えて、1次
電池の電圧が一定値以下になったことをランプの点灯な
どで出力してその時点での残り日数から交換予定日付を
暗示的に知ることが考えられるが、検出した日付がわか
らないと正確に交換予定日付を知ることができないとい
う問題がある。
【0011】この発明は、このような問題点を解決する
ものであり、バックアップ電池の電流を消費することな
く、残り寿命を知ることができ、バックアップ電池の交
換予定日付を知ることができる計測装置及びそれ用の計
測データ記憶装置並びにバックアップ電池の寿命管理装
置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に係る計測装置
は、計測データを記憶するRAMと、上記計測データを
収集し上記RAMに記憶させるマイコンと、時刻を得る
ための時計回路と、外部電源に接続され上記RAM及び
上記マイコンに電源を供給する外部電源部と、停電時に
上記RAMに電源を供給するバックアップ電池とを備え
た計測装置において、上記マイコンは、上記外部電源動
作時に、上記時計回路の時刻に基づいて、この時刻を所
定の間隔で上記RAMに記憶させる手段と、停電前に上
記RAMに記憶された時刻と復電時の時刻から停電時間
を求める手段と、 この手段により得られた停電時間か
ら上記バックアップ電池の使用時間を求める手段と、
この手段により得られた使用時間と上記停電前の上記バ
ックアップ電池の寿命時間とから当該バックアップ電池
の寿命を求める手段とを備えたものである。
【0013】また、外部電源とバックアップ電源はRA
Mに対して電気的に並列に接続されるとともに、上記外
部電源の供給電圧は上記バックアップ電源の供給電圧よ
りも高く構成されたものである。また、同一定格容量の
バックアップ電池における定格容量のばらつきのうち最
も小さなものを基準に、所定の容量を使用したとき警報
信号を出力するように構成されたものである。
【0014】また、この発明に係る計測装置用の計測デ
ータ装置は、バックアップ電池の寿命データと計測デー
タを記憶するRAMと、時刻を得るための時計回路と、
外部電源に接続され上記RAMに電源を供給する外部電
源部とを備え、上記バックアップ電池は、上記時計回路
に電源を供給するとともに、停電時に上記RAMに電源
を供給するように構成され、上記計測装置に着脱自在に
装着して使用されるものである。
【0015】また、この発明に係るバックアップ電池の
寿命管理装置は、時刻データを記憶するRAMと、上記
時刻データを上記RAMに記憶させるマイコンと、時刻
を得るための時計回路と、外部電源に接続され上記RA
M及び上記マイコンに電源を供給する外部電源部と、停
電時に上記RAMに電源を供給するバックアップ電池と
を備えたバックアップ電池の寿命管理装置において、上
記マイコンは、上記外部電源動作時に、上記時計回路の
時刻に基づいて、この時刻を所定の間隔で上記RAMに
記憶させる手段と、停電前に上記RAMに記憶された時
刻と復電時の時刻から停電時間を求める手段と、この手
段により得られた停電時間から上記バックアップ電池の
使用時間を求める手段と、この手段により得られた使用
時間と上記停電前の上記バックアップ電池の寿命時間と
から当該バックアップ電池の寿命を求める手段とを備え
たものである。
【0016】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下この発明の実
施の形態1について説明する。図1はこの発明の実施の
形態1における計測装置の電源供給回路を主に示す概略
図である。図1において、10は1次電池30を内蔵す
る計測装置、12はRAM(Random Access Memory)で
あり例えば消費電流が約5μAのSRAM(株式会社東
芝製TC55257等)、14はマイコンでありROM
(Read Only Memory)14aや中央処理装置等を有して
いる、16は時計回路であり例えば消費電流が約5μA
の時計回路IC(セイコーエプソン株式会社製RTC−
4543等)である。18は気温計や水量計などの計測
器20から計測データを収集する計測部、22はマイコ
ン14の指令により計測値や1次電池30の寿命等を表
示する表示部である。
【0017】30は計測装置10の内部に設けられダイ
オード32を介してRAM12、時計回路16に電源を
供給する1次電池(バックアップ電池)であり例えば定
格1000mAHのリチウム電池(松下電器産業株式会
社製CR2477等)である。34はコネクタ(外部電
源部)36で計測装置10に接続され、ダイオード36
を介してRAM12及び時計回路16に電源を供給する
とともに、マイコン14、計測部18、表示部22に電
源を供給する外部電源であり、例えば商用交流電源を降
圧し直流に変換して供給するものである。
【0018】ここで、RAM12及び時計回路16の動
作電圧は2.0Vは、マイコン14、計測部18及び表
示部22の動作電圧5.5Vよりも低くなっており、外
部電源34は5.0Vを電源として供給し、1次電池3
0は2.5Vを電源として供給するように構成してあ
る。したがって、外部電源34から電源が供給されてい
る間は1次電池30からはその電位差により電源は供給
されず、外部電源34からの電源が供給されなくなる
と、1次電池30からRAM12と時計回路16に電源
が供給される。また、RAM12及び時計回路16の消
費電流は、各々約5μA、1次電池30の定格は100
0mAHであるので、1次電池30の寿命時間は約10
万時間(=1000mAH/(5+5)μA)である。
【0019】図2は図1における計測装置の1次電池の
交換予定を説明する機能ブロック図である。図2におい
て、12Aは日付時刻を保持する日付時刻保持部、12
Bは1次電池30の使用時間を保持する電池使用時間保
持部、12Cは1次電池30の交換予定日時を保持する
交換予定日時保持部である。14Aは時計回路管理機能
部であり、時計回路16が計時している日付時刻16t
を一定時間間隔例えば1時間間隔で読み出し、RAM1
2の日付時刻保持部12Aに日付時刻t12として書き
込む。14Bは電池使用時間演算部であり、停電時と復
電時或いは外部電源34の供給時と非供給時の時刻から
1次電池30の使用時間を演算するともに、電池寿命時
間保持部14Cの1次電池30の電池寿命時間とから電
池の交換予定日を演算する。14Cは1次電池30の寿
命時間を保持する電池寿命時間保持部であり、1次電池
30の寿命時間を上述したように1次電池30の定格と
1次電池30の負荷となるRAM12及び時計回路16
の消費電力によって求め、予めROMライターによるR
OM14aへの書き込み或いはディップスイッチ等によ
って設定しておく。14Dは電池使用時間演算部14B
の演算結果を出力する出力部である。16Aは時計回路
16の日付時刻を保持する日付時刻保持部である。22
Aは1次電池30の使用時間を表示する電池使用時間表
示部、22Bは1次電池30の交換予定日付を表示する
電池交換予定日付表示部である。
【0020】次に1次電池30の寿命を表示する動作を
説明する。 (通常時)図3は図2の時計回路管理機能部による日付
時刻の書き込み動作を説明するフローチャートである。
外部電源34からマイコン14に電源が供給されている
とき、時計回路管理機構部14Aが動作を開始する(S
20)と、タイマのカウントを0にした後(S22)、
タイマをカウントアップする(S24)。ここでタイマ
のカウントとはマイコン14に設けられた図示しない内
部クロックの出力パルスをカウントすることを意味す
る。
【0021】タイマのカウント値が予め設定した値とな
ったとき、一定時間例えば1時間経過したと判断し(S
26)、一定時間経過していなければ引き続いてタイマ
をカウントアップする(S24)。一定時間経過してい
れば時計回路16の日付時刻保持部16Aからそのとき
の日付時刻16tを読み出し(S28)、RAM12の
日付保持部12Aに日付時刻12tとして書き込む(S
30)とともに、電池使用時間演算部14Bに日付時刻
16t(12t)を通知する。
【0022】日付時刻16tの通知を受けた電池使用時
間演算部14Bは、電池寿命保持部14Cから1次電池
30の寿命時間を読み込み、日付時刻16tに加算する
ことによって、1次電池30の交換予定日付を求め、電
池交換予定日付保持部12Cに書き込むとともに、電池
交換予定日付表示部22Bに表示させる(S32)。な
お、実施の形態1の例では、1時間間隔で日付時刻16
tを書き込むので、24回に1度のみ電池交換予定日付
が更新されることとなる。ここで、1次電池30の交換
予定日付とは、そのときから外部電源34の電源供給が
なく、1次電池30のみにより、RAM12及び時計回
路16に電源を供給したときの寿命を意味する。
【0023】(停電後の復電時)図4は図2の電池使用
時間演算部による復電時における電池使用時間の演算を
説明するフローチャートである。停電後、復電するとマ
イコン14に外部電源34から電源が供給され、マイコ
ン14が動作を開始する(S40)。時計回路管理機能
部14Aは、RAM12の日付時刻保持部12Aに保持
されていた日付時刻12t即ち停電時の時刻を読み出
し、電池使用時間演算部14Bに転送し(S42)、つ
いで、時計回路16の日付時刻保持部16Aに保持され
ていた日付時刻t16即ち現在の時刻を読み出し、電池
使用時間演算部14Bに転送する(S44)。
【0024】ここで、RAM12の日付時刻保持部12
Aに保持されていた日付時刻は停電時の日付時刻、時計
回路16の日付時刻保持部16Aに保持されていた日付
時刻は復電時の日付時刻である。なお、日付時刻保持部
12Aに保持されていた日付時刻である停電時の日付時
刻は、最大限1時間の誤差があるが、1次電池30を連
続して使用したとき寿命時間10万時間に対しては0.
001%以下であるので、1次電池30の寿命予測の観
点からは全く問題がない。
【0025】電池使用時間演算部14Bは、S42及び
S44で得た日付時刻t16から日付時刻t12を減算
することにより、1次電池30の使用時間即ち停電時間
を演算する(S46)。電池使用時間演算部14Bは、
電池使用時間保持部12Bから電池使用時間即ち今まで
の1次電池30の使用時間の総計(前回値)を呼び出
し、S46で求めた1次電池30の使用時間(今回値)
を加算した時間を、当該1次電池30の使用時間の総計
として、電池使用時間保持部12Bに書き込む(S4
8)。
【0026】電池使用時間演算部14Bは、電池寿命保
持部14Cから1次電池30の寿命時間を読み込み、日
付時刻16tに加算し、S46で求めた1次電池30の
使用時間を減算することによって、1次電池30の交換
予定日付を求め、電池交換予定日付保持部12Cに書き
込むとともに、電池交換予定日付表示部22Bに表示さ
せる(S50)。
【0027】以上のように構成したので、1次電池30
の電流を消費することなく、1次電池の使用時間や交換
予定日付を知ることができる。また、1次電池30の使
用可能日数ではなく、交換予定日付を表示するので、1
次電池30の寿命が一目して分る。また、1次電池30
の使用開始日や使用開始の入力が不要であるので、使用
時の利便性に優れる。また、電圧検出回路を必要としな
いので、1次電池30の不要な電源消費がなく、かつ装
置が簡素化できる。
【0028】また、マイコン14よりもRAM12及び
時計回路16の駆動電圧を低く、外部電源34の供給電
圧よりも1次電圧30の供給電圧を低くし、これらの外
部電源34及び1次電池30は、2つのダイオード3
2、38を介してRAM12及び時計回路16に対して
並列に接続しているので、簡単な回路構成により、停電
時のみ1次電池30の電源が供給される。また、計測装
置10を外部電源34及び計測計20との接続を外して
も、1次電池30によって、RAM12及び時計回路1
6に電源が供給されるので、1次電池30の交換予定日
時、電池使用時間及び日付時刻t12は保持されてお
り、例えば計測装置10を外部電源34から切り離し他
の場所に移動したときもS40〜S50により1次電池
30の使用時間を得ることができ新たな初期設定をする
ことなく再使用することができる。
【0029】また、上述の効果は、データ書き込み回数
の制限の少ないRAMを使用し、外部電源34による電
源供給時に時計回路16の日付時刻をRAM12に書き
込むようにしたので、計測データを頻繁に書き込むとと
もに、その使用期間の長い計測装置10に適用すると特
に有効である。
【0030】実施の形態2.以下この発明の実施の形態
2について説明する。図5はこの発明の実施の形態2に
おける計測装置の外観図、図6は図5の計測装置の電源
供給回路を主に示す概略図である。図5、6において、
50はデータ記憶カード(計測装置用の計測データ記憶
装置)であり、RAM12、時計回路16、1次電池3
0、ダイオード32、外部電源部36と電気的に接続す
るコネクタ54、配電線、及びこれらを搭載する基板を
備えている。52は計測装置10に設けられたデータ記
憶カード50の挿入口である。その他の構成は実施の形
態1と同様であるのでその説明を省略する。
【0031】このように、RAM12、時計回路16、
1次電池30を備えたデータ記憶カード50を計測装置
10に着脱可能としたので、データ記憶カード50を取
り出しても計測データを保持することができ、かつ1次
電池30の交換予定日付も保持でき、データ記憶カード
50を交換することができる。また、マイコン14より
もRAM12、時計回路16の駆動電圧を低く、外部電
源34の供給電圧よりも1次電圧30の供給電圧を低く
し、これらの外部電源34及び1次電池30は、2つの
ダイオード32、38を介してRAM12及び時計回路
16に対して並列に接続しているので、データ記憶カー
ド50の着脱時に1次電池30と外部電源34とからの
電源供給が自動的に切り換わる。
【0032】実施の形態3.以下この発明の実施の形態
3について説明する。図7はこの発明の実施の形態3に
おける1次電池の定格を説明する図であり、縦軸が電
圧、横軸が使用時間を示している。図7において、60
は1次電池30における定格容量のばらつきのうち最も
大きな容量、64は最も小さな容量、62は60と64
の中間の容量であり、例えば定格容量1000mAHの
1次電池のとき、容量60は容量1200mAH、容量
62は1000mAH、容量64は900mAHのもの
を示している。縦軸のAは、1次電池30の寿命に相当
する電圧であり、容量64の1次電池30は使用時間t
64のとき、容量62の1次電池30は使用時間t62
のとき寿命となることを意味している。
【0033】最も容量の小さな容量62の1次電池30
を基準に、その寿命となる使用時間t64よりも短い使
用時間tを予め定めておき、使用時間tとなったとき1
次電池30の警報を表示部22に表示するように構成す
る。このように構成したので、最も容量の小さな容量6
2の1次電池30が計測装置10に実装されていても、
使用時間tのときには、1次電池30の寿命を示す電圧
Aよりも高い電圧Bとなり、どのような1次電池30を
使用しても、電池交換予定日付よりも前に1次電池30
が使用できなることはない。特に、1次電池30の電圧
を測定する回路を設けず、電圧1次電池30の寿命をそ
の使用時間からのみ電池交換予定日時を求める構成であ
るので有用である。
【0034】上述の実施の形態では、バックアップ電池
として1次電池30の場合について説明したが2次電池
であってもよい。但し、電力量計等の計測装置10の場
合には、その使用期間が数十年となることも多く、上述
したように消費電力の少ないRAM12及び時計回路1
6を用いることで、充電回路も不要となり回路が簡素か
つ小型化できるので1次電池30を用いることが好まし
い。また、計測装置を例にバックアップ電池の寿命管理
の説明をしたが、計測データ以外のデータを保持する装
置に適用できることは言うまでもない。
【0035】
【発明の効果】この発明に係る計測装置は、計測データ
を記憶するRAMと、上記計測データを収集し上記RA
Mに記憶させるマイコンと、時刻を得るための時計回路
と、外部電源に接続され上記RAM及び上記マイコンに
電源を供給する外部電源部と、停電時に上記RAMに電
源を供給するバックアップ電池とを備えた計測装置にお
いて、上記マイコンは、上記外部電源動作時に、上記時
計回路の時刻に基づいて、この時刻を所定の間隔で上記
RAMに記憶させる手段と、停電前に上記RAMに記憶
された時刻と復電時の時刻から停電時間を求める手段
と、 この手段により得られた停電時間から上記バック
アップ電池の使用時間を求める手段と、 この手段によ
り得られた使用時間と上記停電前の上記バックアップ電
池の寿命時間とから当該バックアップ電池の寿命を求め
る手段とを備えたので、バックアップ電池の電流を消費
することなく、残り寿命を知ることができ、バックアッ
プ電池の交換予定日付を知ることができる。
【0036】また、外部電源とバックアップ電源はRA
Mに対して電気的に並列に接続されるとともに、上記外
部電源の供給電圧は上記バックアップ電源の供給電圧よ
りも高く構成されたので、簡素な回路構成とすることが
できる。
【0037】また、同一定格容量のバックアップ電池に
おける定格容量のばらつきのうち最も小さなものを基準
に、所定の容量を使用したとき警報信号を出力するよう
に構成されたので、バックアップ電池の電圧測定回路を
持たない装置において、確実にバックアップ電池の交換
時期を知らせることができる。
【0038】また、この発明に係る計測装置用の計測デ
ータ装置は、バックアップ電池の寿命データと計測デー
タを記憶するRAMと、時刻を得るための時計回路と、
外部電源に接続され上記RAMに電源を供給する外部電
源部とを備え、上記バックアップ電池は、上記時計回路
に電源を供給するとともに、停電時に上記RAMに電源
を供給するように構成され、上記計測装置に着脱自在に
装着して使用されるので、着脱自在となり、汎用性に優
れる。
【0039】また、この発明に係るバックアップ電池の
寿命管理装置は、時刻データを記憶するRAMと、上記
時刻データを上記RAMに記憶させるマイコンと、時刻
を得るための時計回路と、外部電源に接続され上記RA
M及び上記マイコンに電源を供給する外部電源部と、停
電時に上記RAMに電源を供給するバックアップ電池と
を備えたバックアップ電池の寿命管理装置において、上
記マイコンは、上記外部電源動作時に、上記時計回路の
時刻に基づいて、この時刻を所定の間隔で上記RAMに
記憶させる手段と、停電前に上記RAMに記憶された時
刻と復電時の時刻から停電時間を求める手段と、この手
段により得られた停電時間から上記バックアップ電池の
使用時間を求める手段と、この手段により得られた使用
時間と上記停電前の上記バックアップ電池の寿命時間と
から当該バックアップ電池の寿命を求める手段とを備え
たので、バックアップ電池の電流を消費することなく、
残り寿命を知ることができ、バックアップ電池の交換予
定日付を知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における計測装置の
電源供給回路を主に示す概略図である。
【図2】 図1における計測装置の1次電池の交換予定
を説明する機能ブロック図である。
【図3】 図2の時計回路管理機能部による日付時刻の
書き込み動作を説明するフローチャートである。
【図4】 図2の電池使用時間演算部による電池使用時
間の演算を説明する復電時のフローチャートである。
【図5】 この発明の実施の形態2における計測装置の
外観図である。
【図6】 図5の計測装置の電源供給回路を主に示す概
略図である。
【図7】 この発明の実施の形態3における1次電池の
定格を説明する図である。
【符号の説明】
10 計測装置、12 RAM、 12A 日付時刻
保持部、 12B 電池使用時間保持部、 12C
電池交換予定日付保持部、14 マイコン、 14
a ROM、 14A 時計回路管理機能部、14B
電池使用時間演算部、 14C 電池寿命時間保持
部、 14D 出力部、16 時計回路、 16A
日付時刻保持部、18 計測部、 20 計測計、
22 表示部、 30 1次電池、 32 ダイ
オード、 34 外部電源、 36 外部電源部、
38 ダイオード、 50 データ記憶カード、
54 コネクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G016 CA07 CB12 CC06 CC27 CC28 CE31 5G003 BA01 DA03 DA13 EA05 GC05 5H030 AS03 BB23 FF44 FF52

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計測データを記憶するRAMと、上記計
    測データを収集し上記RAMに記憶させるマイコンと、
    時刻を得るための時計回路と、外部電源に接続され上記
    RAM及び上記マイコンに電源を供給する外部電源部
    と、停電時に上記RAMに電源を供給するバックアップ
    電池とを備えた計測装置において、 上記マイコンは、 上記外部電源動作時に、上記時計回路の時刻に基づい
    て、この時刻を所定の間隔で上記RAMに記憶させる手
    段と、 停電前に上記RAMに記憶された時刻と復電時の時刻か
    ら停電時間を求める手段と、 この手段により得られた停電時間から上記バックアップ
    電池の使用時間を求める手段と、 この手段により得られた使用時間と上記停電前の上記バ
    ックアップ電池の寿命時間とから当該バックアップ電池
    の寿命を求める手段とを備えたことを特長とする計測装
    置。
  2. 【請求項2】 外部電源とバックアップ電源はRAMに
    対して電気的に並列に接続されるとともに、上記外部電
    源の供給電圧は上記バックアップ電源の供給電圧よりも
    高く構成されたことを特徴とする請求項1記載の計測装
    置。
  3. 【請求項3】 同一定格容量のバックアップ電池におけ
    る定格容量のばらつきのうち最も小さなものを基準に、
    所定の容量を使用したとき警報信号を出力するように構
    成されたことを特徴とする請求項1又は2記載の計測装
    置。
  4. 【請求項4】 バックアップ電池の寿命データと計測デ
    ータを記憶するRAMと、 時刻を得るための時計回路と、 外部電源に接続され上記RAMに電源を供給する外部電
    源部とを備え、 上記バックアップ電池は、上記時計回路に電源を供給す
    るとともに、停電時に上記RAMに電源を供給するよう
    に構成され、 上記請求項1〜3に記載の計測装置に着脱自在に装着し
    て使用される計測装置用の計測データ記憶装置。
  5. 【請求項5】 時刻データを記憶するRAMと、上記時
    刻データを上記RAMに記憶させるマイコンと、時刻を
    得るための時計回路と、外部電源に接続され上記RAM
    及び上記マイコンに電源を供給する外部電源部と、停電
    時に上記RAMに電源を供給するバックアップ電池とを
    備えたバックアップ電池の寿命管理装置において、 上記マイコンは、 上記外部電源動作時に、上記時計回路の時刻に基づい
    て、この時刻を所定の間隔で上記RAMに記憶させる手
    段と、 停電前に上記RAMに記憶された時刻と復電時の時刻か
    ら停電時間を求める手段と、 この手段により得られた停電時間から上記バックアップ
    電池の使用時間を求める手段と、 この手段により得られた使用時間と上記停電前の上記バ
    ックアップ電池の寿命時間とから当該バックアップ電池
    の寿命を求める手段とを備えたことを特長とするバック
    アップ電池の寿命管理装置。
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