JP2003056946A - 空気調和装置、除湿器、及び絞り機構 - Google Patents

空気調和装置、除湿器、及び絞り機構

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JP2003056946A JP2001248754A JP2001248754A JP2003056946A JP 2003056946 A JP2003056946 A JP 2003056946A JP 2001248754 A JP2001248754 A JP 2001248754A JP 2001248754 A JP2001248754 A JP 2001248754A JP 2003056946 A JP2003056946 A JP 2003056946A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蒸気圧縮式冷凍サイクルの空気調和装置や除
湿器で室内側に絞り機構(6) を設ける場合に、該絞り機
構(6) で発生する異音を低減する。 【解決手段】 絞り機構(6) を、冷媒の入口側と出口側
の間で直列に接続された複数の絞り流路(6a,6b,・・・・6n)
を備えた構成とする。また、各絞り流路(6a,6b,・・・・6n)
の開度を、冷媒の入口側が出口側に対して相対的に小さ
くなるように設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蒸気圧縮式冷凍サ
イクルの空気調和装置、除湿器、及びこれらの装置で用
いられる絞り機構に関し、特に、絞り機構で発生する異
音の低減対策に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、空気調和装置には、室内側に
絞り機構を備えたものがある。例えば、特開平10−6
2032号公報には、圧縮機と四路切換弁と室外熱交換
器と室外絞り弁と第1室内熱交換器と室内絞り弁と第2
熱交換器とが順に接続された冷媒回路を備えた空気調和
装置が記載されている。この空気調和装置は、室温の低
下を抑えながら室内を除湿する機能を備えたものとして
構成されている。
【0003】上記空気調和装置は、除湿運転時に、圧縮
機から吐出した冷媒を室外熱交換器及び第1室内熱交換
器で凝縮させ、室内絞り弁で減圧した後、第2室内熱交
換器で蒸発させて圧縮機に戻るように冷媒を循環させ
る。そして、上記第2室内熱交換器で冷却除湿された室
内空気を第1室内熱交換器で加熱することで、室温の低
下を抑制しながら室内を除湿するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記公報の空気調和装
置では、冷媒が室内絞り弁を通過するときに該冷媒が減
圧膨張して高速の気液二層流になることなどで発生する
異音を低減するために、室内絞り弁の弁体上部に、主絞
り流路に加えて副絞り流路が設けられている。そして、
絞り弁に流入する冷媒を2つの絞り流路により気液分離
させて流すことで、上記異音の低減を図っている。しか
し、実際には絞り流路を上下に分けるだけでは冷媒を気
液分離させることは難しく、異音低減に関して十分な効
果を得ることは困難である。
【0005】一方、特開平7−248162号公報に
は、絞り弁に複数の絞り流路を直列に設け、冷媒を複数
回に分けて絞るようにした装置が記載されている。この
装置では、絞り作用を複数回に分けて行うことにより、
1回の減圧度合いを小さくして音対策とするようにして
いる。
【0006】しかし、単に絞り作用を複数回に分けただ
けでは、各絞り部での圧力降下幅が一定しない。また、
室内絞り弁で発生する音の大きさは該絞り弁での冷媒の
流体エネルギーの大きさにほぼ比例しており、絞り弁で
の流体エネルギーには、複数回の圧力降下幅の二乗の和
が関与している。このため、圧力降下幅にばらつきがあ
ると絞り弁での流体エネルギーが大きくなりやすく、そ
れに起因して異音の発生レベルも大きくなってしまう。
このため、単に冷媒を複数回に分けて絞るだけでは、や
はり異音低減に関して十分な効果を得ることは困難であ
った。
【0007】本発明は、このような問題点に鑑みて創案
されたものであり、その目的とするところは、室内側に
絞り機構を設けた場合に、該絞り機構で発生する異音を
低減できるようにすることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、絞り機構(6)
に、互いに直列に接続された複数の絞り流路(6a,6b・・・
・6n)を設けるとともに、各絞り流路(6a,6b・・・・6n)の相
対的な開度を、冷媒の出口側に対して入口側で小さくな
るようにして、各絞り流路(6a,6b・・・・6n)での圧力降下
幅のばらつきを抑えるようにしたものである。
【0009】具体的に、本発明が講じた第1〜第4の解
決手段は、圧縮機(1) と熱源側熱交換器(3) と熱源側絞
り機構(4) と第1利用側熱交換器(5a)と利用側絞り機構
(6)と第2利用側熱交換器(5b)とが冷媒配管によって順
に接続された冷媒回路(C) を備えた空気調和装置(10)を
前提としている。
【0010】そして、第1の解決手段に係る空気調和装
置(10)は、利用側絞り機構(6) が全開状態と絞り状態で
の冷媒の流通が可能に構成されるとともに、絞り状態で
の冷媒流路に、冷媒の入口側と出口側の間で直列に接続
された複数の絞り流路(6a,6b・・・・6n)と、各絞り流路(6
a,6b・・・・6n)の間に介在する中間空間部(63)とを備え、
さらに、各絞り流路(6a,6b・・・・6n)の開度が、冷媒の出
口側に対して入口側で小さくなるように構成されている
ことを特徴としている。
【0011】なお、上記構成において、絞り機構(6) の
複数の絞り流路(6a,6b・・・・6n)に関してそれぞれの開度
が異なるとしているのは相対的なものであり、言い換え
れば、入口側の絞り作用が出口側よりも強くなることを
意味している。このための具体的な構成としては、例え
ば複数の絞り流路(6a,6b・・・・6n)を径や長さの異なるキ
ャピラリチューブやオリフィスで構成することなどを含
む。
【0012】また、利用側絞り機構(6) を全開状態と絞
り状態とに設定するための構成としては、該絞り機構
(6) 自体を絞り状態と全開状態に開度設定できるように
する以外に、例えば絞り機構(6) を絞り状態の固定開度
にするとともに開閉弁付きのバイパス通路を併設し、該
通路の開閉を切り換えるようにしてもよい。
【0013】この第1の解決手段においては、通常の運
転時には熱源側絞り機構(4) が所定開度に設定され、利
用側絞り機構(6) が全開状態に設定されて冷媒が循環
し、蒸気圧縮式冷凍サイクルの運転が行われる。
【0014】一方、除湿運転時には、熱源側絞り機構
(4) が全開に設定され、利用側絞り機構(6) が絞り状態
に設定される。このとき、圧縮機(1) から吐出された冷
媒が熱源側熱交換器(3) 及び第1利用側熱交換器(5a)で
凝縮し、利用側絞り機構(6) で減圧された後、第2利用
側熱交換器(5b)で蒸発して圧縮機(1) に戻るサイクルで
冷媒が循環する。また、第2利用側熱交換器(5b)及び第
1利用側熱交換器(5a)に順に室内空気を通過させること
により、室内空気を第2利用側熱交換器(5b)で冷却除湿
した後に第1利用側熱交換器(5a)で加熱し、室温の低下
を抑えながら室内が除湿される。
【0015】この除湿運転時に、冷媒が利用側絞り機構
(6) を通過するとき、冷媒は複数の絞り流路(6a,6b・・・
・6n)のそれぞれで減圧される。また、各絞り流路(6a,6b
・・・・6n)の開度が、冷媒の出口側よりも入口側が小さく
なるように設定されているため、冷媒は入口側において
絞り作用の度合いが大きく、出口側に向かってその度合
いが徐々に小さくなる。
【0016】ここで、図3に示すように、例えば絞り機
構(6) に2つの絞り流路を設けて各絞り流路を直列に接
続した場合に、両絞り流路の開度を同じにする(前後段
の開度比を0.5(1:1)にする)と、入口側と出口
側の圧力降下幅は同じでなく、入口側よりも出口側が大
きくなる。また、上記開度比が0.5のときに対して、
入口側の開度を出口側に比べて所定値だけ小さくして絞
り作用を大きくしたところに、入口側と出口側の圧力降
下が等しくなるポイント(P) が存在する。
【0017】一方、絞り機構(6) 全体での冷媒の流体エ
ネルギーが小さいほど異音の発生は抑えられるが、各絞
り流路(6a,6b・・・・6n)における圧力降下の二乗の和が絞
り機構全体での流体エネルギーに関与しているために、
各絞り通路での圧力降下にばらつきがある場合、流体エ
ネルギーが比較的大きくなり、異音の発生レベルが大き
くなる。これに対して、この第1の解決手段では、入口
側の絞り流路(6a,6b・・・・6n)の開度を出口側よりも小さ
くするようにしているので、その開度設定によって各絞
り流路(6a,6b・・・・6n)での圧力降下のばらつきを抑える
ことが可能となり、その結果、絞り機構(6) 全体での冷
媒の流体エネルギーを抑えるすることができる。
【0018】また、第2の解決手段に係る空気調和装置
(10)は、上記第1の解決手段において、各絞り流路(6a,
6b・・・・6n)での冷媒の圧力降下が実質的に同じになるよ
うに、各絞り流路(6a,6b・・・・6n)の開度が設定されてい
ることを特徴としている。
【0019】この第2の解決手段においては、各絞り流
路(6a,6b・・・・6n)での圧力降下が実質的に同じになるた
め、入口側と出口側の開度比が図3の最適ポイント(P)
となり、絞り機構(6) 全体での冷媒の流体エネルギーを
最も小さくすることができる。
【0020】また、第3の解決手段に係る空気調和装置
(10)は、上記第1または第2の解決手段において、利用
側絞り機構(6) の各絞り流路(6a,6b・・・・6n)の開度が調
整可能に構成されていることを特徴としている。
【0021】この第3の解決手段においては、能力の異
なる複数機種の空気調和装置(10)において利用側絞り機
構(6) を共用する場合などに、各機種に合わせて開度を
調整することができる。また、可変容量圧縮機(1) を備
えた装置(10)で運転状態の変動に伴って冷媒循環量が変
動したときなどに、絞り機構の開度を適宜操作すること
も可能となる。
【0022】また、第4の解決手段に係る空気調和装置
(10)は、上記第3の解決手段において、冷媒回路(C) に
おける冷媒の循環方向が可逆に構成されるとともに、利
用側絞り機構(6) の各絞り流路(6a,6b・・・・6n)の開度
が、冷媒の循環方向に応じて、常に冷媒の出口側に対し
て入口側が小さくなるように開度調整可能に構成されて
いることを特徴としている。
【0023】この第4の解決手段においては、例えば冷
房サイクルと暖房サイクルで冷媒の循環方向を反転させ
たときに、常に冷媒の流れ方向に応じて利用側絞り機構
(6)における冷媒の入口側が出口側よりも小さい開度に
なるように調整することが可能となる。この場合、暖房
サイクルでは第2利用側熱交換器(5b)が凝縮器となり、
第1利用側熱交換器(5a)及び熱源側熱交換器(3) が蒸発
器となる状態で冷媒が循環するので、暖房時に室内空気
の温度を変えずに除湿することができる。そして、この
解決手段では、冷房時と暖房時のいずれも、絞り機構
(6) 全体での流体エネルギーを小さくすることができ
る。
【0024】次に、本発明が講じた第5〜第8の解決手
段は、圧縮機(1) と熱源側熱交換器(3) と熱源側絞り機
構(4) とを備えた熱源側ユニット(Uo)と、それぞれが利
用側絞り機構(6) と利用側熱交換器(5) とを備えて熱源
側ユニット(Uo)に並列に接続された利用側ユニット(Ui)
とを備えた空気調和装置(20)を前提としている。
【0025】そして、第5の解決手段に係る空気調和装
置(20)は、利用側絞り機構(6) が全開状態と絞り状態で
の冷媒の流通が可能に構成されるとともに、絞り状態で
の冷媒流路に、冷媒の入口側と出口側の間で直列に接続
された複数の絞り流路(6a,6b・・・・6n)と、各絞り流路(6
a,6b・・・・6n)の間に介在する中間空間部(63)とを備え、
さらに、各絞り流路(6a,6b・・・・6n)の開度が、冷媒の出
口側に対して入口側で小さくなるように構成されている
ことを特徴としている。
【0026】この第5の解決手段においては、熱源側ユ
ニット(Uo)に複数の利用側ユニット(Ui)が並列に接続さ
れた空気調和装置(20)において、上記第1の解決手段と
同様の作用により、利用側絞り機構(6) を冷媒が流れる
ときに該絞り機構(6) 全体での冷媒の流体エネルギーを
小さくすることができる。
【0027】また、第6の解決手段に係る空気調和装置
(20)は、上記第5の解決手段において、各絞り流路(6a,
6b・・・・6n)での冷媒の圧力降下が実質的に同じになるよ
うに、各絞り流路(6a,6b・・・・6n)の開度が設定されてい
ることを特徴としている。
【0028】この第6の解決手段においては、上記第2
の解決手段と同様の作用により、各絞り流路(6a,6b・・・
・6n)での圧力降下が実質的に同じになるため、絞り機構
(6)全体での冷媒の流体エネルギーを最も小さくするこ
とができる。
【0029】また、第7の解決手段に係る空気調和装置
(20)は、上記第5または第6の解決手段において、利用
側絞り機構(6) の各絞り流路(6a,6b・・・・6n)の開度が調
整可能に構成されていることを特徴としている。
【0030】この第7の解決手段においては、上記第3
の解決手段と同様の作用により、機種に合わせて利用側
絞り機構(6) の開度を設定したり、運転状態に合わせて
開度を適宜操作したりできる。
【0031】また、第8の解決手段に係る空気調和装置
(20)は、上記第7の解決手段において、冷媒回路(C) に
おける冷媒の循環方向が可逆に構成されるとともに、利
用側絞り機構(6) の各絞り流路(6a,6b・・・・6n)の開度
が、冷媒の循環方向に応じて、常に冷媒の出口側に対し
て入口側が小さくなるように開度調整可能に構成されて
いることを特徴としている。
【0032】この第8の解決手段においては、冷房サイ
クルと暖房サイクルのいずれも絞り機構全体での流体エ
ネルギーを小さくすることができる。
【0033】次に、本発明が講じた第9〜第11の解決
手段は、圧縮機(1) と凝縮器(7a)と絞り機構(6) と蒸発
器(7b)とが冷媒配管によって順に接続された冷媒回路
(C) を備えた除湿器(30)を前提としている。
【0034】そして、第9の解決手段に係る除湿器(30)
は、絞り機構(6) が、冷媒の入口側と出口側の間で直列
に接続された複数の絞り流路(6a,6b・・・・6n)と、各絞り
流路(6a,6b・・・・6n)の間に介在する中間空間部(63)とを
備え、さらに、各絞り流路(6a,6b・・・・6n)の開度が、冷
媒の出口側に対して入口側で小さくなるように構成され
ていることを特徴としている。
【0035】この第9の解決手段においては、上記第
1,第5の解決手段と同様の作用により、絞り機構(6)
を冷媒が流れるときに、該絞り機構(6) 全体での流体エ
ネルギーを小さくすることができる。
【0036】また、第10の解決手段に係る除湿器(30)
は、上記第9の解決手段において、各絞り流路(6a,6b・
・・・6n)での冷媒の圧力降下が実質的に同じになるよう
に、各絞り流路(6a,6b・・・・6n)の開度が設定されている
ことを特徴としている。
【0037】この第10の解決手段においては、上記第
2,第6の解決手段と同様の作用により、各絞り流路(6
a,6b・・・・6n)での圧力降下が実質的に同じになるため、
絞り機構全体での流体エネルギーを最も小さくすること
ができる。
【0038】また、第11の解決手段に係る除湿器(30)
は、上記第9または第10の解決手段において、絞り流
路(6a,6b・・・・6n)の開度が調整可能に構成されているこ
とを特徴としている。
【0039】この第11の解決手段においては、上記第
3,第7の解決手段と同様の作用により、機種に合わせ
て絞り機構(6) の開度を設定したり、運転状態に合わせ
て開度を適宜操作したりできる。
【0040】次に、本発明が講じた第12〜第16の解
決手段は、冷媒を減圧する絞り機構(6) を前提としてい
る。
【0041】そして、第12の解決手段に係る絞り機構
(6) は、冷媒の入口側と出口側の間で直列に接続された
複数の絞り流路(6a,6b・・・・6n)と、各絞り流路(6a,6b・
・・・6n)の間に介在する中間空間部(63)とを備え、さら
に、各絞り流路(6a,6b・・・・6n)の開度が、冷媒の出口側
に対して入口側で小さくなるように構成されていること
を特徴としている。つまり、この第12の解決手段は、
上記第9の解決手段における絞り機構(6) に対応するも
のである。また、この第12の解決手段に係る絞り機構
(6) は、例えばバイパス通路と組み合わせて全開状態で
の冷媒の流通を可能にすると、上記第1または第5の解
決手段における絞り機構(6) として用いることもでき
る。
【0042】また、第13の解決手段に係る絞り機構
(6) は、全開状態と絞り状態での冷媒の流通が可能に構
成されるとともに、絞り状態での冷媒流路に、冷媒の入
口側と出口側の間で直列に接続された複数の絞り流路(6
a,6b・・・・6n)と、各絞り流路(6a,6b・・・・6n)の間に介在
する中間空間部(63)とを備え、さらに、各絞り流路(6a,
6b・・・・6n)の開度が、冷媒の出口側に対して入口側で小
さくなるように構成されていることを特徴としている。
つまり、この第13の解決手段は、それ自体で全開状態
と絞り状態を切り換えられるものであり、上記第1また
は第5の解決手段における絞り機構(6) に対応してい
る。
【0043】また、第14の解決手段に係る絞り機構
(6) は、上記第12または第13の解決手段において、
各絞り流路(6a,6b・・・・6n)での冷媒の圧力降下が実質的
に同じになるように、各絞り流路(6a,6b・・・・6n)の開度
が設定されていることを特徴としている。
【0044】また、第15の解決手段に係る絞り機構
(6) は、上記第12,第13または第14の解決手段に
おいて、絞り流路(6a,6b・・・・6n)の開度が調整可能に構
成されていることを特徴としている。
【0045】また、第16の解決手段に係る絞り機構
(6) は、上記第15の解決手段において、冷媒の流れ方
向が逆転したときに、その冷媒の流れ方向に応じて、各
絞り流路(6a,6b・・・・6n)の開度が常に冷媒の出口側に対
して入口側で小さくなるように開度調整可能に構成され
ていることを特徴としている。
【0046】
【発明の効果】上記第1,第5,第9,第12,第13
の解決手段によれば、絞り機構(6) に設けられた複数の
絞り流路(6a,6b・・・・6n)の開度が、冷媒の出口側よりも
入口側において小さくなるように設定されているため、
各絞り流路(6a,6b・・・・6n)の開度を同じにした場合など
と比べて絞り機構全体での流体エネルギーを小さくする
ことができ、それによって異音を低減することが可能と
なる。
【0047】また、上記第2,第6,第10,第14の
解決手段によれば、各絞り流路(6a,6b・・・・6n)の圧力降
下幅が同じになるように開度を設定しているので、絞り
機構(6) 全体での流体エネルギーを最小にして、異音の
発生レベルをより低減することが可能となる。
【0048】また、上記第3,第7,第11,第15の
解決手段によれば、絞り機構(6) の開度を可変としたこ
とで、複数の機種で同じ絞り機構(6) を共用したり、運
転状態の変動に合わせて開度を微調整したりすることが
可能となる。
【0049】また、上記第4,第16の解決手段によれ
ば、冷房サイクルと暖房サイクルのいずれの場合でも除
湿運転を行えるとともに、絞り機構(6) 全体での流体エ
ネルギーを小さくすることができるため、異音の発生レ
ベルを抑えることができる。
【0050】また、上記第8の解決手段によれば、冷房
サイクルと暖房サイクルのいずれの場合でも絞り機構
(6) 全体での流体エネルギーを小さくすることができる
ため、異音の発生レベルを抑えることができる。
【0051】
【発明の実施の形態1】以下、本発明の実施形態1を図
面に基づいて詳細に説明する。
【0052】図1は、実施形態1に係る空気調和装置(1
0)の冷媒回路図である。この空気調和装置(10)は、冷房
サイクルと暖房サイクルとを切り換えて冷房運転と暖房
運転とを行うと共に、冷房サイクルで除湿運転も行える
ように構成されている。
【0053】この空気調和装置(10)は、圧縮機(1) と、
四路切換弁(2) と、熱源側熱交換器である室外熱交換器
(3) と、熱源側絞り機構である室外絞り弁(4) と、第1
利用側熱交換器である第1室内熱交換器(5a)と、利用側
絞り機構である室内絞り弁(6) と、第2利用側熱交換器
である第2室内熱交換器(5b)とが冷媒配管によって順に
接続された冷媒回路(C) を備えている。
【0054】この空気調和装置(10)は、熱源側ユニット
である室外ユニット(Uo)と、利用側ユニットである室内
ユニット(Ui)とから構成されている。室外ユニット(Uo)
には、上記圧縮機(1) 、四路切換弁(2) 、室外熱交換器
(3) 、室外絞り弁(4) 、及び室外ファン(8) が設けら
れ、室内ユニット(Ui)には、第1室内熱交換器(5a)、室
内絞り弁(6) 、第2室内熱交換器(5b)、及び室内ファン
(9) が設けられている。
【0055】上記圧縮機(1) は、例えば、高圧ドームの
密閉型のスクロール圧縮機であり、電動機の回転数が段
階的に又は連続的に多段に変更される容量可変の圧縮機
である。つまり、上記圧縮機(1) は、インバータによっ
て電動機の回転数が制御されるように構成されている。
【0056】上記圧縮機(1) の吐出側は、冷媒配管を介
して四路切換弁(2) の第1のポートに接続され、上記圧
縮機(1) の吸込側は、冷媒配管を介して四路切換弁(2)
の第2のポートに接続されている。また、上記四路切換
弁(2) の第3のポートは、冷媒配管を介して室外熱交換
器(3) に接続され、四路切換弁(2) の第4のポートは、
冷媒配管を介して第2室内熱交換器(5b)に接続されてい
る。
【0057】上記四路切換弁(2) は、第1のポートと第
3のポートが連通し且つ第2のポートと第4のポートが
連通する状態(図1に実線で示す状態)と、第1のポー
トと第4のポートが連通し且つ第2のポートと第3のポ
ートが連通する状態(図1に破線で示す状態)とに切り
換わる。この四路切換弁(2) の切換動作によって、冷媒
回路(C) における冷媒の循環方向が反転する。つまり、
上記冷媒回路(C) は、冷媒の循環方向が可逆に構成され
ている。
【0058】上記室外熱交換器(3) は、クロスフィン式
のフィン・アンド・チューブ型熱交換器により構成され
ている。該室外熱交換器(3) は、冷媒回路(C) を循環す
る冷媒と室外空気とを熱交換させる熱源側熱交換器を構
成している。
【0059】上記室外絞り弁(4) は、開度が可変な電動
膨張弁であって、冷媒減圧度が可変な熱源側絞り機構を
構成している。つまり、上記室外絞り弁(4) の開度が大
きくなると、冷媒減圧度が小さくなり、逆に、室外絞り
弁(4) の開度が小さくなると、冷媒減圧度が大きくな
る。
【0060】上記第1室内熱交換器(5a)及び第2室内熱
交換器(5b)は、クロスフィン式のフィン・アンド・チュ
ーブ型熱交換器により構成されている。そして、詳細は
図示しないが、室内ユニット(Ui)には、吸い込んだ室内
空気を第2室内熱交換器(5b)で冷媒と熱交換させた後、
第1室内熱交換器(5a)で冷媒と熱交換させる空気流れの
空気通路が形成されている。
【0061】室内絞り弁(6) は、全開状態と絞り状態と
に設定可能に構成されている。この室内絞り弁(6) は、
図2に示すように、絞り状態に設定したときに、冷媒の
入口側である第1連絡口(61)と出口側である第2連絡口
(62)との間に位置する複数の絞り流路(6a,6b,・・・・6n)を
備え、各絞り流路(6a,6b,・・・・6n)は直列に接続されてい
る。各絞り流路(6a,6b,・・・・6n)は、どの2つを比較して
も冷媒の入口側の開度が出口側よりも相対的に小さくな
るように径や長さが設定されている。また、各絞り流路
(6a,6b,・・・・6n)の間には各絞り流路(6a,6b,・・・・6n)より
も大径の中間空間部(63)が設けられ、各絞り流路(6a,6
b,・・・・6n)同士が中間空間部(63)を介して連通してい
る。
【0062】この絞り弁(6) は、直径や長さの異なる複
数のキャピラリチューブを絞り流路(6a,6b,・・・・6n)とし
て配管接続したものとしてもよいし、スプールやケーシ
ングからなる一つのユニット部品として構成したものと
してもよい。
【0063】また、室内絞り弁(6) は、例えばスプール
を電磁駆動することにより全開状態と絞り状態とに設定
する方式としてもよいし、あるいは、絞り状態で固定開
度にしたものとバイパス通路を並列に配管接続して全開
状態を可能とする方式にしてもよい。後者の場合、図示
していないが、第1室内熱交換器(5a)と第2室内熱交換
器(5b)の間に、開閉弁を有するバイパス通路を室内絞り
弁(6) と並列に設けて、この開閉弁を閉鎖したときには
冷媒が室内絞り弁(6) を流れる一方、開閉弁を全開にし
たときには冷媒が開閉弁を流れる構成となる。
【0064】上記室内絞り弁(6) を冷媒が通過すると
き、冷媒は複数の絞り流路(6a,6b,・・・・6n)のそれぞれで
減圧される。特に、各絞り流路(6a,6b,・・・・6n)の開度
が、冷媒の出口側よりも入口側において小さく設定され
ているため、冷媒の絞り作用は入口側で大きく、出口側
では徐々に小さくなる。
【0065】ここで、図3に示しているように、例えば
室内絞り弁(6) に2つの絞り流路を設けて各流路を直列
に接続した場合、両絞り流路の開度を同じにする(開度
比を0.5(1:1)にする)と、圧力降下幅は入口側
よりも出口側で大きくなる。このように圧力降下のばら
つきが生じると、各絞り流路における圧力降下の二乗の
和が絞り機構全体での冷媒の流体エネルギーに効いてく
るために、各絞り流路での圧力降下が同じとなる最適ポ
イントpに比べて流体エネルギーが大きくなり、異音の
発生レベルが大きくなる。
【0066】以上のことから、この実施形態1では、全
ての絞り流路(6a,6b,・・・・6n)についてどの2つを比べて
も、入口側の開度を出口側よりも小さくし、特に、各絞
り流路(6a,6b,・・・・6n)での圧力降下幅が実質的に同じに
なるように各絞り流路(6a,6b,・・・・6n)の開度を設定する
ことで、流体エネルギーを最小にすることができるよう
にしている。なお、各絞り流路(6a,6b,・・・・6n)の開度
は、圧力降下が必ずしも同じになるようにしなくても、
図に(A) で示す範囲内で入口側の開度を出口側よりも小
さくしておけば、絞り機構(6) 全体での流体エネルギー
を小さくすることは可能である。
【0067】−運転動作− 次に、この実施形態1の空気調和装置(10)の運転動作に
ついて説明する。上述した空気調和装置(10)では、冷媒
回路(C) における冷媒の循環方向を反転させることで冷
房運転と暖房運転とを切り換える一方、冷房サイクルで
除湿運転を行う。
【0068】(冷房運転)まず、冷房時には、室外熱交
換器(3) を凝縮器とし、第1室内熱交換器(5a)及び第2
室内熱交換器(5b)を共に蒸発器として運転が行われる。
このとき、四路切換弁(2) は、図1に実線で示す状態と
なる。室外絞り弁(4) は、過熱度制御等によって所定の
開度に調節され、室内絞り弁(6) は、全開状態に制御さ
れている。
【0069】この状態で、上記圧縮機(1) で圧縮された
冷媒は、四路切換弁(2) を通って室外熱交換器(3) に流
れる。該室外熱交換器(3) において、冷媒が室外空気へ
放熱して凝縮する。凝縮した冷媒は、室外絞り弁(4) で
膨張し、第1室内熱交換器(5a)及び第2室内熱交換器(5
b)において、室内空気から吸熱して蒸発する。つまり、
上記第1室内熱交換器(5a)及び第2室内熱交換器(5b)で
は、室内空気が冷却される。蒸発した冷媒は、四路切換
弁(2) を通って圧縮機(1) に戻る。このような冷媒の循
環が繰り返され、冷房運転が行われる。
【0070】(暖房運転)暖房運転時には、室外熱交換
器(3) を蒸発器とし、第1室内熱交換器(5a)及び第2室
内熱交換器(5b)を共に凝縮器として加熱動作を行う。こ
の暖房運転時において、四路切換弁(2) は、図1に破線
で示す状態となる。室外絞り弁(4) は、過熱度制御等に
よって所定の開度に調節され、室内絞り弁(6) は、全開
状態に制御されている。
【0071】この場合、冷媒は、冷媒回路(C) 内を冷房
運転時とは基本的に逆方向に流れる。つまり、冷媒は、
第2室内熱交換器(5b)及び第1室内熱交換器(5a)で室内
空気に放熱して凝縮し、室外熱交換器(3) で室外空気か
ら吸熱して蒸発し、室内が加熱される。尚、冷媒の流れ
の詳細は省略する。
【0072】(除湿運転)除湿運転は、冷房サイクルで
行われ、室外熱交換器(3) 及び第1室内熱交換器(5a)が
凝縮器となり、第2室内熱交換器(5b)が蒸発器となって
除湿動作が行われる。この冷房運転時において、四路切
換弁(2) は、図1に実線で示す状態となる。室外絞り弁
(4) は全開状態に制御され、室内絞り弁(6) は、全開状
態から絞り状態に切り換えられる。
【0073】この状態において、上記圧縮機(1) で圧縮
された吐出冷媒は、四路切換弁(2)を通って室外熱交換
器(3) に流れ、該室外熱交換器(3) において冷媒が室外
空気へ放熱して一部が凝縮し、気液二層冷媒となる。こ
の冷媒は、室外絞り弁(4) を通過し、第1室内熱交換器
(5a)において、ガス冷媒が室内空気へ放熱して凝縮す
る。
【0074】その後、液冷媒は室内絞り弁(6) で膨張
し、第2室内熱交換器(5b)において室内空気から吸熱し
て蒸発する。このとき、室内空気は、第2室内熱交換器
(5b)で冷却されて除湿された後、第1室内熱交換器(5a)
で加熱され、吸込温度とほぼ同じ温度になって室内に吹
き出され、室内を除湿する。また、第2室内熱交換器(5
b)で蒸発した冷媒は、四路切換弁(2) を通って圧縮機
(1) に戻る。このような冷媒の循環が繰り返され、除湿
運転が行われる。
【0075】除湿運転時には、冷媒が室内絞り弁(6) を
通過するときに、複数の絞り流路(6a,6b,・・・・6n)のそれ
ぞれで減圧される。特に、各絞り流路(6a,6b,・・・・6n)の
開度が、冷媒の出口側よりも入口側において小さくなる
ように設定されているため、冷媒は入口側において強い
絞り作用を受け、出口側に向かって絞り作用の度合いが
徐々に小さくなる。また、冷媒が各絞り流路(6a,6b,・・・
・6n)を通過するときに、各絞り流路(6a,6b,・・・・6n)での
圧力降下は実質的に同じになる。
【0076】したがって、図3から明らかなように、室
内絞り弁(6) 全体での流体エネルギーを小さくすること
ができ、該室内絞り弁(6) における異音の発生レベルが
最小になる。
【0077】−実施形態1の効果− このように、本実施形態1によれば、室内絞り機構に設
けている複数の絞り流路(6a,6b,・・・・6n)の開度が、冷媒
の出口側よりも入口側において小さくなるように設定さ
れているため、各絞り流路(6a,6b,・・・・6n)の開度を同じ
にした場合と比べて絞り機構(6) 全体での流体エネルギ
ーを小さくすることができ、それによって異音を低減す
ることが可能となる。
【0078】また、この実施形態1では各絞り流路(6a,
6b,・・・・6n)での冷媒の圧力降下幅が同じになるようにし
ているので、絞り機構(6) 全体での流体エネルギーを最
小にして、異音の発生レベルをより低減することが可能
となる。
【0079】−実施形態1の変形例− (第1の変形例)図2に示した室内絞り弁(6) は、絞り
状態における開度を一定にしたものであるが、該室内絞
り弁(6) は、絞り状態において開度を調整できるように
構成してもよい。
【0080】この場合、室内絞り弁(6) は、図4に示す
ように、冷媒の入口側と出口側の間で直列に接続された
複数の絞り流路(6a,6b,・・・・6n)が、それぞれ開度調整可
能となり、全体としての開度が調整される。また、室内
絞り弁(6) の全体としての開度調整をした場合でも、各
絞り流路(6a,6b,・・・・6n)の個別の開度は、どの2つを比
べても出口側に対して入口側において小さい関係が保持
される。
【0081】室内絞り弁(6) をこのように構成すると、
能力の異なる複数機種の空気調和装置(10)において室内
絞り弁(6) を共用する場合などに、機種に合わせて室内
絞り弁(6) の開度を設定することができる。また、可変
容量圧縮機(1) を備えた装置で運転状態の変動に伴って
冷媒循環量が変動したときなどに、該絞り弁(6) の開度
を適宜操作することも可能となる。
【0082】(第2の変形例)上記実施形態1では、室
内絞り弁(6) の各絞り流路(6a,6b,・・・・6n)について、冷
房サイクルで除湿運転を行うときに冷媒の入口側となる
第1室内熱交換器(5a)側の開度を出口側となる第2室内
熱交換器(5b)側よりも小さくなるようにしているが、冷
媒の循環方向を反転させて暖房サイクルで運転を行うと
きにも、入口側の開度が出口側よりも小さくなるように
することが好ましい。こうすると、冷房サイクルと暖房
サイクルでは室内絞り弁(6) の冷媒入口側と出口側が逆
になることから、各絞り流路(6a,6b,・・・・6n)の開度の大
小の関係も逆転することになる。
【0083】このように構成すると、暖房サイクルでの
除湿運転が可能になる。具体的には、図1の冷媒回路
(C) において、第2室内熱交換器(5b)を凝縮器とし、第
1室内熱交換器(5a)及び室外熱交換器(3) が蒸発器とな
って運転動作が行われる。この暖房サイクル除湿時に
は、四路切換弁(2) は図1に破線で示す状態となる。ま
た、室外絞り弁(4) は全開状態に制御され、室内絞り弁
(6) は絞り状態に設定され、絞り流路(6a,6b,・・・・6n)の
開度は、冷房サイクル時とは逆に第2室内熱交換器(5b)
側が小さくなる。
【0084】この状態において、圧縮機(1) で圧縮され
た吐出冷媒は、四路切換弁(2) を通って第2室内熱交換
器(5b)に流れ、該第2室内熱交換器(5b)において、冷媒
が室内空気へ放熱して凝縮し、液冷媒となる。この冷媒
は、室内絞り弁(6) を通過する際に複数の絞り流路(6a,
6b,・・・・6n)で段階的に減圧される。冷媒は、第1室内熱
交換器(5a)において一部が蒸発して気液二層冷媒にな
り、さらに室外熱交換器(3) において液冷媒が蒸発して
全体がガス冷媒となり、圧縮機(1) に戻る。
【0085】室内空気は、第2室内熱交換器(5b)と第1
室内熱交換器(5a)を順に通過するため、第2室内熱交換
器(5b)で加熱された後、第1室内熱交換器(5a)で冷却さ
れて除湿され、吸込温度とほぼ同じ温度になって室内に
吹き出され、室内を除湿する。
【0086】この暖房サイクルでの除湿運転時にも、冷
媒は、室内絞り弁(6) を通過するときに、複数の絞り流
路(6a,6b,・・・・6n)のそれぞれで減圧される。特に、各絞
り流路(6a,6b,・・・・6n)の開度が、冷媒の出口側よりも入
口側において小さくなるように設定されているため、冷
媒は入口側において強い絞り作用を受け、出口側に向か
って絞り作用の度合いが徐々に小さくなる。また、各絞
り流路(6a,6b,・・・・6n)での圧力降下は実質的に同じにな
る。
【0087】したがって、この場合も図3から明らかな
ように、室内絞り弁(6) 全体での流体エネルギーを小さ
くすることができ、その結果、室内絞り弁(6) において
異音が発生しにくくなる。
【0088】
【発明の実施の形態2】本発明の実施形態2は、一つの
室外ユニット(熱源側ユニット)(Uo)に対して複数の室
内ユニット(利用側ユニット)(Ui)が並列に接続され
た、いわゆるマルチ形の空気調和装置(20)に関するもの
である。
【0089】この空気調和装置(20)では、図5に示すよ
うに、室外ユニット(Uo)は上記実施形態1と同様の構成
である。つまり、該室外ユニット(Uo)には、圧縮機(1)
、四路切換弁(2) 、室外熱交換器(3) 、室外ファン(8)
、及び室外絞り弁(4) が設けられている。
【0090】複数の室内ユニット(Ui)は、それぞれ、室
内熱交換器(5) と、室内絞り弁(6)と、室内ファン(9)
とを備えている。そして、各室内ユニット(Ui)内で室内
熱交換器(5) と室内絞り弁(6) とが直列に接続されると
ともに、室外ユニット(Uo)に対して各室内ユニット(Ui)
が並列に接続されている。
【0091】この装置の室内絞り弁(6) は、上記実施形
態1の第2の変形例(図4参照)と同様に、冷房サイク
ル時と暖房サイクル時に冷媒の流れ方向が反転しても、
絞り流路(6a,6b,・・・・6n)の開度が常に入口側で出口側よ
りも小さくなるように構成されている。つまり、室内絞
り弁(6) は、冷媒の入口側と出口側の間で直列に接続さ
れた複数の絞り流路(6a,6b,・・・・6n)が、冷房サイクル時
と暖房サイクル時では開度の小さくなる側が逆転するよ
うに構成されている。
【0092】また、各室内絞り弁(6) は、絞り状態での
開度が可変に構成されている。つまり、各絞り流路(6a,
6b,・・・・6n)の開度を調整することで、絞り弁(6) の全体
としての開度が調整可能に構成されている。なお、この
場合も、室内絞り弁(6) は、全体としての開度の値に拘
わらず、各絞り流路(6a,6b,・・・・6n)の開度がどの2つを
比べても常に入口側で出口側よりも大きくなるように定
められている。
【0093】−運転動作− (冷房運転)冷房運転時には、四路切換弁(2) を図5の
実線の状態に設定し、室外絞り弁(4) と室内絞り弁(6)
を所定開度に調整して冷媒が循環する。室内絞り弁(6)
の絞り流路(6a,6b,・・・・6n)は、冷媒の入口側となる室外
熱交換器(3) 側の開度が、出口側となる室内熱交換器
(5) 側よりも小さくなるように設定されている。
【0094】この状態で、圧縮機(1) から吐出された冷
媒は、四路切換弁(2) を通過して室外熱交換器(3) に流
入し、該室外熱交換器(3) において凝縮する。凝縮後の
液冷媒は室外絞り弁(4) を通過した後に、各室内ユニッ
ト(Ui)の室内絞り弁(6) の開度に応じて分流し、それぞ
れ室内熱交換器(5) で蒸発する。そして、冷媒はこのと
きに室内空気を冷却するとともに、冷媒自体は蒸発し、
圧縮機(1) に戻ることで冷媒循環動作の1サイクルが完
了する。
【0095】(暖房運転)暖房運転時には、四路切換弁
(2) を破線の状態に切り換え、室外絞り弁(4) を所定開
度に制御するとともに、各室内ユニット(Ui)の室内絞り
弁(6) で各室内熱交換器(5) での流量調整を行う。室内
絞り弁(6) は、冷房運転時とは逆に、室内熱交換器(5)
側が入口側であり、この入口側の開度が出口側よりも小
さくなるように設定されている。
【0096】この状態で、圧縮機(1) から吐出された冷
媒は、四路切換弁(2) を通過して室内熱交換器(5) に流
入し、該室内熱交換器(5) において凝縮する。冷媒はこ
のときに室内空気を加熱し、冷媒自体は液冷媒に相変化
する。液冷媒は、室内絞り弁(6) と室外絞り弁(4) にお
いて膨張し、低圧の二層冷媒となって室外熱交換器(3)
に流入する。そして、該冷媒は室外熱交換器(3) で室外
空気と熱交換して蒸発し、圧縮機(1) に吸入される。暖
房運転時は以上のようにして冷媒循環動作の1サイクル
が完了する。
【0097】−実施形態2の効果− この実施形態2についても、室内絞り弁(6) で冷媒を段
階的に絞り、そのときに絞り流路(6a,6b,・・・・6n)の開度
が常に出口側に対して入口側において小さくなるように
しているので、絞り弁の全体での流体エネルギーを小さ
くすることができ、異音の発生レベルを低減することが
可能となる。
【0098】
【発明の実施の形態3】本発明の実施形態3は、除湿器
(30)に関するものである。
【0099】図6に示すように、この除湿器(30)は、蒸
気圧縮式冷凍サイクルの冷媒回路(C) を備え、該冷媒回
路(C) は、圧縮機(1) と、凝縮器である加熱熱交換器(7
a)と、絞り機構である絞り弁(6) と、蒸発器である冷却
熱交換器(7b)とが、冷媒配管によって順に接続された構
成となっている。
【0100】また、この除湿器(30)には、これらの機器
に加えて室内ファン(9) が設けられており、吸い込んだ
室内空気を冷却熱交換器(7b)と加熱熱交換器(7a)の順に
通過させた後、室内に吹き出すように構成されている。
【0101】この除湿器では、絞り弁(6) は、上記実施
形態1で説明したように構成されている。つまり、絞り
弁(6) は、図2に示すように、冷媒の入口側である加熱
熱交換器(7a)側と、冷媒の出口側である冷却熱交換器(7
b)側の間で、複数の絞り流路(6a,6b,・・・・6n)が直列に接
続されるとともに、各絞り流路(6a,6b,・・・・6n)の開度
は、全てについてどの2つを比較しても、入口側が出口
側よりも小さくなるように設定されている。
【0102】また、絞り弁(6) は、実施形態1の第1変
形例で説明したように、各絞り流路(6a,6b,・・・・6n)につ
いて開度を調整できるようにして、全体としての開度を
可変としてもよい。
【0103】−運転動作− この除湿器(30)において、圧縮機(1) での冷媒の圧縮行
程、加熱熱交換器(7a)での凝縮行程、絞り弁(6) での膨
張行程、そして冷却熱交換器(7b)での蒸発行程が順に行
われることで、冷凍サイクルの運転動作が行われる。絞
り弁(6) での膨張行程において、冷媒は段階的に絞り作
用を受け、所定の低圧圧力まで減圧される。また、室内
空気は、冷却熱交換器(7b)を通過して冷却されるととも
に除湿された後、加熱熱交換器(7a)を通過して加熱さ
れ、吸込温度とほぼ同じ温度になって室内に吹き出され
る。
【0104】−実施形態3の効果− この実施形態3についても、複数の絞り流路(6a,6b,・・・
・6n)の開度を出口側に対して入口側で小さくした絞り弁
(6) で冷媒を段階的に絞るようにしているので、絞り弁
(6) の全体での冷媒の流体エネルギーを小さく抑えるこ
とができ、異音の発生レベルを低減することが可能とな
る。また、各絞り流路(6a,6b,・・・・6n)での圧力降下が同
じになるようにしておくことにより、異音の発生レベル
を最小に抑えることが可能となる。
【0105】
【発明のその他の実施の形態】本発明は、上記実施形態
について、以下のような構成としてもよい。
【0106】例えば、上記実施形態では、本発明の絞り
機構(6) を空気調和装置(10)(20)または除湿器(30)に適
用した例について説明したが、これら以外の冷凍装置に
適用してもよい。つまり、本発明の絞り機構(6) は蒸気
圧縮式冷凍サイクルに適用すれば、騒音を低減する効果
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る空気調和装置の冷媒
回路図である。
【図2】図1の空気調和装置に用いられる室内絞り弁の
構成図である。
【図3】室内絞り弁における絞り流路の開度比と、圧力
降下及び流体エネルギーとの関係を示すグラフである。
【図4】実施形態1の第1変形例に係る室内絞り弁の構
造図である。
【図5】本発明の実施形態2に係る空気調和装置の冷媒
回路図である。
【図6】本発明の実施形態3に係る除湿器の冷媒回路図
である。
【符号の説明】
(1) 圧縮機 (2) 四路切換弁 (3) 熱源側熱交換器 (4) 熱源側絞り機構 (5) 利用側熱交換器 (5a) 第1利用側熱交換器 (5b) 第2利用側熱交換器 (6) 利用側絞り機構 (6a,6b・・・・6n) 絞り流路 (63) 中間空間部 (7a) 凝縮器 (7b) 蒸発器 (8) 室外ファン (9) 室内ファン (10) 空気調和装置 (20) 空気調和装置 (30) 除湿器 (C) 冷媒回路 (Uo) 熱源側ユニット (Ui) 利用側ユニット

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機(1) と熱源側熱交換器(3) と熱源
    側絞り機構(4) と第1利用側熱交換器(5a)と利用側絞り
    機構(6) と第2利用側熱交換器(5b)とが冷媒配管によっ
    て順に接続された冷媒回路(C) を備えた空気調和装置で
    あって、 利用側絞り機構(6) は、全開状態と絞り状態での冷媒の
    流通が可能に構成されるとともに、絞り状態での冷媒流
    路に、冷媒の入口側と出口側の間で直列に接続された複
    数の絞り流路(6a,6b・・・・6n)と、各絞り流路(6a,6b・・・
    ・6n)の間に介在する中間空間部(63)とを備え、 各絞り流路(6a,6b・・・・6n)の開度は、冷媒の出口側に対
    して入口側が小さくなるように構成されていることを特
    徴とする空気調和装置。
  2. 【請求項2】 各絞り流路(6a,6b・・・・6n)での冷媒の圧
    力降下が実質的に同じになるように、各絞り流路(6a,6b
    ・・・・6n)の開度が設定されていることを特徴とする請求
    項1記載の空気調和装置。
  3. 【請求項3】 利用側絞り機構(6) は、各絞り流路(6a,
    6b・・・・6n)の開度が調整可能に構成されていることを特
    徴とする請求項1または2記載の空気調和装置。
  4. 【請求項4】 冷媒回路(C) における冷媒の循環方向が
    可逆に構成され、 利用側絞り機構(6) は、冷媒の循環方向に応じて、各絞
    り流路(6a,6b・・・・6n)の開度が常に冷媒の出口側に対し
    て入口側で小さくなるように開度調整可能に構成されて
    いることを特徴とする請求項3記載の空気調和装置。
  5. 【請求項5】 圧縮機(1) と熱源側熱交換器(3) と熱源
    側絞り機構(4) とを備えた熱源側ユニット(Uo)と、それ
    ぞれが利用側絞り機構(6) と利用側熱交換器(5) とを備
    えて熱源側ユニット(Uo)に並列に接続された利用側ユニ
    ット(Ui)とを備えた空気調和装置であって、 利用側絞り機構(6) は、全開状態と絞り状態での冷媒の
    流通が可能に構成されるとともに、絞り状態での冷媒流
    路に、冷媒の入口側と出口側の間で直列に接続された複
    数の絞り流路(6a,6b・・・・6n)と、各絞り流路(6a,6b・・・
    ・6n)の間に介在する中間空間部(63)とを備え、 各絞り流路(6a,6b・・・・6n)の開度は、冷媒の出口側に対
    して入口側が小さくなるように構成されていることを特
    徴とする空気調和装置。
  6. 【請求項6】 各絞り流路(6a,6b・・・・6n)での冷媒の圧
    力降下が実質的に同じになるように、各絞り流路(6a,6b
    ・・・・6n)の開度が設定されていることを特徴とする請求
    項5記載の空気調和装置。
  7. 【請求項7】 利用側絞り機構(6) は、各絞り流路(6a,
    6b・・・・6n)の開度が調整可能に構成されていることを特
    徴とする請求項5または6記載の空気調和装置。
  8. 【請求項8】 冷媒回路(C) における冷媒の循環方向が
    可逆に構成され、 利用側絞り機構(6) は、冷媒の循環方向に応じて、各絞
    り流路(6a,6b・・・・6n)の開度が常に冷媒の出口側に対し
    て入口側で小さくなるように開度調整可能に構成されて
    いることを特徴とする請求項7記載の空気調和装置。
  9. 【請求項9】 圧縮機(1) と凝縮器(7a)と絞り機構(6)
    と蒸発器(7b)とが冷媒配管によって順に接続された冷媒
    回路(C) を備えた除湿器であって、 絞り機構(6) は、冷媒の入口側と出口側の間で直列に接
    続された複数の絞り流路(6a,6b・・・・6n)と、各絞り流路
    (6a,6b・・・・6n)の間に介在する中間空間部(63)とを備
    え、 各絞り流路(6a,6b・・・・6n)の開度は、冷媒の出口側に対
    して入口側が小さくなるように構成されていることを特
    徴とする除湿器。
  10. 【請求項10】 各絞り流路(6a,6b・・・・6n)での冷媒の
    圧力降下が実質的に同じになるように、各絞り流路(6a,
    6b・・・・6n)の開度が設定されていることを特徴とする請
    求項9記載の除湿器。
  11. 【請求項11】 絞り流路(6a,6b・・・・6n)の開度が調整
    可能に構成されていることを特徴とする請求項9または
    10記載の除湿器。
  12. 【請求項12】 冷媒を減圧する絞り機構であって、 冷媒の入口側と出口側の間で直列に接続された複数の絞
    り流路(6a,6b・・・・6n)と、各絞り流路(6a,6b・・・・6n)の
    間に介在する中間空間部(63)とを備え、 各絞り流路(6a,6b・・・・6n)の開度は、冷媒の出口側に対
    して入口側が小さくなるように構成されていることを特
    徴とする絞り機構。
  13. 【請求項13】 冷媒を減圧する絞り機構であって、 全開状態と絞り状態での冷媒の流通が可能に構成される
    とともに、絞り状態での冷媒流路に、冷媒の入口側と出
    口側の間で直列に接続された複数の絞り流路(6a,6b・・・
    ・6n)と、各絞り流路(6a,6b・・・・6n)の間に介在する中間
    空間部(63)とを備え、 各絞り流路(6a,6b・・・・6n)の開度は、冷媒の出口側に対
    して入口側が小さくなるように構成されていることを特
    徴とする絞り機構。
  14. 【請求項14】 各絞り流路(6a,6b・・・・6n)での冷媒の
    圧力降下が実質的に同じになるように、各絞り流路(6a,
    6b・・・・6n)の開度が設定されていることを特徴とする請
    求項12または13記載の絞り機構。
  15. 【請求項15】 絞り流路(6a,6b・・・・6n)の開度が調整
    可能に構成されていることを特徴とする請求項12,1
    3または14記載の絞り機構。
  16. 【請求項16】 冷媒の流れ方向が逆転したときに、そ
    の冷媒の流れ方向に応じて、各絞り流路(6a,6b・・・・6n)
    の開度が常に冷媒の出口側に対して入口側で小さくなる
    ように開度調整可能に構成されていることを特徴とする
    請求項15記載の絞り機構。
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