JP2003056539A - ネジの緩みを防止する雌ネジ形成加工方法 - Google Patents

ネジの緩みを防止する雌ネジ形成加工方法

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JP2003056539A
JP2003056539A JP2001287821A JP2001287821A JP2003056539A JP 2003056539 A JP2003056539 A JP 2003056539A JP 2001287821 A JP2001287821 A JP 2001287821A JP 2001287821 A JP2001287821 A JP 2001287821A JP 2003056539 A JP2003056539 A JP 2003056539A
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JP
Japan
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screw
female screw
female
loosening
forming
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JP2001287821A
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Kinzo Shinozuka
欣三 篠塚
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 雌ネジのネジ切りに於てはバリ取り、及び雄
ネジのゆるみが課題となる。ネジのゆるみ止めや特殊ネ
ジを使用するとコスト高になる。ネジ形成後のバリ取り
を容易にし、同時にネジのゆるみを防止する雌ネジ形成
方法が心要となる。 【解決手段】 雌ネジ1を形成する加工に於て、雌ネジ
1出口部分に未加工部2を設け、或いは雌ネジ1出口部
分に螺旋が浅くつく程度にネジ形成加工した螺旋加工部
3を設け、その未加工部2或いは螺旋加工部3に雄ネジ
4をかじり、食い込ませることによって雄ネジ4の動き
を封じてゆるみを防止する。この雌ネジ1の形成加工方
法では雌ネジ出口部分のバリは少なく、バリ取りも容易
である。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は雌ネジを形成する加工に於て、雌ネジ出口部分
に未加工部を設け、該未加工部に雄ネジを食い込ませる
ことによって雄ネジの動きを封じ、以て雄ネジのゆるみ
を防止する雌ネジ形成加工方法に関するものである。
又、雌ネジを形成する加工に於て、雌ネジ出口部分に螺
旋が浅くつく程度にネジ形成加工した螺旋加工部を設
け、該加工部に雄ネジを食い込ませることによって雄ネ
ジの動きを封じ、以て雄ネジのゆるみを防止する雌ネジ
形成加工方法に関するものである。従来、雌ネジを形成
する加工方法はタップによるものが主流であるからタッ
プ加工を例にして本発明を説明をするが、本発明をタッ
プ加工に限定するものではない。タップ加工に於ては、
雌ネジ用下穴の全体にタップを貫通させて雌ネジを切
る。更に仕上げとしてバリ取りを行う。タップは充分に
貫通させることが要求される。雄ネジと雌ネジの円滑な
はめ合いに心要であるからである。しかし、これは同時
に雄ネジがゆるむように加工しているとも言える。この
結果雄ネジがゆるまないような対策が心要となり、ゆる
み止めを使用したり、特殊な雄ネジを使用する場合が多
い。本発明によれば、雄ネジは固定対象物に接触するま
で、或いはその直前まで雌ネジ内を円滑に進入する。雄
ネジが固定対象物に接触した後の強く締め付ける段階に
於て、雄ネジは雌ネジをかじり、食い込む。締め付けの
完了時には、雄ネジは動きを封じられ進入もならず、又
後退も出来ず、結果として雄ネジはゆるむことを阻止さ
れる。換言すれば、本発明に於ける雌ネジの未加工部、
又は螺旋加工部は単なる不完全加工部に非らず、雄ネジ
の動きを封じるロック機構として機能するので、雄ネジ
のゆるみを防止するロック機構を備えた雌ネジ形成加工
方法と置き換えることもできる。このように本発明は雄
ネジのゆるみ止めに有効に作用するので、ねじのゆるみ
止めや特殊ネジの使用を不要にし、タップの加工時間及
びバリ取り時間を短縮できる。それを図面について説明
すれば、雌ネジ用下穴にタップを挿入し、雌ネジ1を形
成加工する。雌ネジ1の出口部分の約1/2山に相当す
る部分は雌ネジ1を切らずに未加工部2として残す。
又、雌ネジ用下穴にタップを挿入し、雌ネジ1を形成加
工する際に、雌ネジ1の出口部分の約1/2山に相当す
る部分に螺旋が浅くつく程度にネジ形成加工した螺旋加
工部3を設ける。未加工部2を設けるか、或いは螺旋が
浅くつく程度にネジ形成加工した螺旋加工部3を設ける
かは雌ネジ1の材質によって適宜選択する。本発明の使
用例として、六角穴つき止めネジ4を例にして説明する
と、六角穴つき止めネジ4を雌ネジ1に挿入し、該止め
ネジが未加工部2、又は螺旋加工部3に達した時に強く
締め付ければ、六角穴つき止めネジ4は未加工部2、又
は螺旋加工部3をかじり、食い込み、動きを封じられ、
ゆるむことが困難となる。本発明は六角穴つき止めネジ
4を例にしているが、該止めネジに限定するものではな
い。又本発明はタップ等の切削工具による雌ネジ形成加
工のほかにも雌ネジの型を製作して大量に雌ネジを生産
する場合にも応用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】雌ネジの未加工部の断面図である
【図2】雌ネジの螺旋加工部の断面図である
【図3】実施例を示す断面図である
【符号の説明】
1 雌ネジ 2 未加工部 3 螺旋加工部 4 六角穴つき止めネジ
【手続補正書】
【提出日】平成13年8月27日(2001.8.2
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 ネジの緩みを防止する雌ネジ形成加
工方法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】 本発明は雌ネジを形成する加工に於て、雌ネジ出口部分
に未加工部を設け、該未加工部に雄ネジを食い込ませる
ことによって雄ネジの動きを封じ、以て雄ネジのゆるみ
を防止する雌ネジ形成加工方法に関するものである。
又、雌ネジを形成する加工に於て、雌ネジ出口部分に螺
旋が浅くつく程度にネジ形成加工した螺旋加工部を設
け、該加工部に雄ネジを食い込ませることによって雄ネ
ジの動きを封じ、以て雄ネジのゆるみを防止する雌ネジ
形成加工方法に関するものである。従来、雌ネジを形成
する加工方法はタップによるものが主流であるからタッ
プ加工を例にして本発明を説明をするが、本発明をタッ
プ加工に限定するものではない。タップ加工に於ては、
雌ネジ用下穴の全体にタップを貫通させて雌ネジを切
る。更に仕上げとしてバリ取りを行う。タップは充分に
貫通させることが要求される。雄ネジと雌ネジの円滑な
はめ合いに必要であるからである。しかし、これは同時
に雄ネジがゆるむように加工しているとも言える。この
結果雄ネジがゆるまないような対策が必要となり、ゆる
み止めを使用したり、特殊な雄ネジを使用する場合が多
い。本発明によれば、雄ネジは固定対象物に接触するま
で、或いはその直前まで雌ネジ内を円滑に進入する。雄
ネジが固定対象物に接触した後の強く締め付ける段階に
於て、雄ネジは雌ネジをかじり、食い込む。締め付けの
完了時には、雄ネジは動きを封じられ進入もならず、又
後退も出来ず、結果として雄ネジはゆるむことを阻止さ
れる。換言すれば、本発明に於ける雌ネジの未加工部、
又は螺旋加工部は単なる不完全加工部に非らず、雄ネジ
の動きを封じるロック機構として機能するので、雄ネジ
のゆるみを防止するロック機構を備えた雌ネジ形成加工
方法と置き換えることもできる。このように本発明は雄
ネジのゆるみ止めに有効に作用するので、ねじのゆるみ
止めや特殊ネジの使用を不要にし、タップの加工時間及
びバリ取り時間を短縮できる。それを図面について説明
すれば、雌ネジ用下穴にタップを挿入し、雌ネジ1を形
成加工する。雌ネジ1の出口部分の約1/2山に相当す
る部分は雌ネジ1を切らずに未加工部2として残す。
又、雌ネジ用下穴にタップを挿入し、雌ネジ1を形成加
工する際に、雌ネジ1の出口部分の約1/2山に相当す
る部分に螺旋が浅くつく程度にネジ形成加工した螺旋加
工部3を設ける。未加工部2を設けるか、或いは螺旋が
浅くつく程度にネジ形成加工した螺旋加工部3を設ける
かは雌ネジ1の材質によって適宜選択する。螺旋が浅く
つく程度に雌ネジ切りされている螺旋加工部3の形成は
タップ加工深さの調節により可能となり、作業は容易で
ある。螺旋加工部3を形成するタップ加工の実施例を図
面により説明すれば、タップ加工深さの位置を決める突
き当て具にタップ刃先を接触させるための平坦なタップ
刃先5を備えた上げタップ6で雌ネジを切る。平坦なタ
ップ刃先5が突き当て具に当たる時に、タッピングマシ
ンを逆転させればそれ以上のネジ切りは不可能である。
タップ加工深さの正確な位置決めに平坦なタップ刃先5
が必要となるが、正確なタップ加工深さ位置が自動的に
決まるタッピングマシンではタップ刃先5や突き当て具
は不要である。本発明の使用例として、六角穴つき止め
ネジ4を例にして説明すると、六角穴つき止めネジ4を
雌ネジ1に挿入し、該止めネジが未加工部2、又は螺旋
加工部3に達した時に強く締め付ければ、六角穴つき止
めネジ4は未加工部2、又は螺旋加工部3をかじり、食
い込み、動きを封じられ、ゆるむことが困難となる。本
発明は六角穴つき止めネジ4を例にしているが、該止め
ネジに限定するものではない。又本発明はタップ等の切
削工具による雌ネジ形成加工のほかにも雌ネジの型を製
作して大量に雌ネジを生産する場合にも応用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】雌ネジの未加工部の断面図である
【図2】 雌ネジの螺旋加工部の断面図である
【図3】 実施例を示す断面図である
【図4】タップ加工実施例を示す断面図である
【符号の説明】 1 雌ネジ 2 未加工部 3 螺旋加工部 4 六角穴つき止めネジ5 タップ刃先 6 上げタップ
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】雌ネジを形成する加工に於て、雌ネジ出口
    部分に未加工部を設け、該未加工部に雄ネジを食い込ま
    せることにより、雄ネジのゆるみを防止する雌ネジ形成
    加工方法。
  2. 【請求項2】雌ネジを形成する加工に於て、雌ネジ出口
    部分に螺旋が浅くつく程度にネジ形成加工した螺旋加工
    部を設け、該加工部に雄ネジを食い込ませることによ
    り、雄ネジのゆるみを防止する雌ネジ形成加工方法。
JP2001287821A 2001-08-20 2001-08-20 ネジの緩みを防止する雌ネジ形成加工方法 Pending JP2003056539A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011012784A (ja) * 2009-07-03 2011-01-20 Shinichi Nishida 締結具とボルト及びナットの製造方法並びに締結具の締結方法
CN104722862A (zh) * 2015-03-18 2015-06-24 张家港海纳德智能科技有限公司 一种螺纹表面毛刺的清理方法

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