JP2003056414A - 排気ガス再循環バルブ - Google Patents

排気ガス再循環バルブ

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JP2003056414A
JP2003056414A JP2001244549A JP2001244549A JP2003056414A JP 2003056414 A JP2003056414 A JP 2003056414A JP 2001244549 A JP2001244549 A JP 2001244549A JP 2001244549 A JP2001244549 A JP 2001244549A JP 2003056414 A JP2003056414 A JP 2003056414A
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valve
exhaust gas
valve shaft
stator
bearing
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JP2001244549A
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Kazumi Okura
一美 大倉
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Original Assignee
Keihin Corp
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Publication date
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】耐振動性を向上させ、バルブ開閉動作を安定さ
せるとともに、構造を簡素化することが可能な排気ガス
再循環バルブを提供する。 【解決手段】ハウジング34は、その弁部32側端面に
一体的に第1ステータ72を有し、第1ステータ72に
は第1円筒部76が設けられる。第1ステータ72の中
心には第1軸受94が嵌入されて、弁軸56が同軸的に
挿通される。第2ステータ74は、その外周端部がハウ
ジング34に固定され第2円筒部80が設けられる。第
2ステータ74の中心には第2軸受96が嵌入されて、
前記弁軸56が同軸的に挿通される。すなわち、アーマ
チュア86が固着された弁軸56は、前記第1ステータ
72に嵌入された前記第1軸受94と、第2ステータ7
4に嵌入された前記第2軸受96とによって支持される
とともに、その外方端部にはセンシング部104が備え
られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排気ガス再循環バ
ルブに関し、一層詳細には、安定した弁軸の変位動作を
確保するための排気ガス再循環バルブに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば、内燃機関から排出さ
れる有害成分を除去するために、排気ガス再循環バルブ
が用いられている。この排気ガス再循環バルブは、内燃
機関から排出される排気ガスを吸気系に再循環させ、前
記排気ガス中に含まれるNOx等の有害成分を減少させ
るために、前記内燃機関の吸気系と排気系とを連通させ
る機能を有する。
【0003】一般的に、電動式排気ガス再循環バルブ
は、内燃機関の吸気系と排気系とを連通させる再循環路
を開閉する弁本体と、コイルに通電しアーマチュアに電
磁力を発生させることによって、前記弁本体の連結され
た弁軸を駆動して変位動作を行う駆動装置とから構成さ
れる。この場合、前記弁軸は弁軸ガイドによって変位自
在に支持され、前記弁軸の一端部にはセンシング部が連
結されている。
【0004】この従来技術に係る電動式排気ガス再循環
バルブについて、例えば、米国特許第5911321号
公報を挙げることができる。
【0005】この電動式排気ガス再循環バルブは、弁部
と、弁軸と、弁軸ガイドと、前記弁部を駆動するソレノ
イドコイルアッセンブリおよびアーマチュアと、前記弁
部の開閉状態を検出するセンサを含むタワー部とから構
成される。
【0006】この場合、弁軸は、一端側が弁ヘッドに連
結されて弁軸ガイドによって支持され、他端側は調整ナ
ットおよびシムを介しアーマチュアによって支持されて
いる。また、前記アーマチュアは、ハウジング内に設け
られた上部および下部のステータに包持されたスリーブ
によって変位自在に支持される構造が採用されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術に係る電動式排気ガス再循環バルブでは、弁軸は、実
質的に一端側の弁軸ガイドのみで支持されており、他端
側では、前記弁軸とアーマチュアとの組み付け時の軸ず
れを許容するために、前記弁軸および調整ナットと、前
記アーマチュアとの間には比較的大きなクリアランスが
必要となる。その結果、弁軸およびアーマチュアが走行
時に発生する振動の影響を受けるに至る。このため、特
にアーマチュアの揺れが大きくなり、弁部のバルブ開閉
動作が不安定になるという問題が発生する。
【0008】また、前記従来技術の弁軸とアーマチュア
の支持構造では、組み付け時の軸ずれを調整可能にする
ために調整ナットおよびシムが設けられ、前記アーマチ
ュアは、上部ステータと下部ステータとの間に隙間を設
けて非磁性層を確保し、一方、摺動性を良好に保持する
ためにスリーブが設けられている。このため、構造が複
雑で組み立てに高度な熟練を必要とし、高価となる不都
合もある。
【0009】本発明は、前記の問題点に鑑みなされたも
のであり、弁軸およびアーマチュアの耐振動性を向上さ
せ、弁部のバルブ開閉動作を安定させるとともに、構造
を簡素化することが可能な排気ガス再循環バルブを提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る排気ガス再
循環バルブは、排気ガスの循環流路と前記流路内に設け
られる弁座とを有する弁基部と、前記弁座に離間着座す
ることにより前記流路を開閉する弁本体と、前記弁本体
に一端部が連結され他端部にセンシング部が設けられる
弁軸と、前記センシング部の接近離間によって前記弁本
体の位置を検出する検出部と、前記弁軸を弁本体と一体
的に変位させる駆動部と、前記駆動部が収容されるハウ
ジングと、からなる排気ガス再循環バルブにおいて、前
記ハウジングの内部にあって前記弁基部側に前記弁軸の
一方側を軸支する第1の軸受部を設け、前記検出部側に
該弁軸の他方側を軸支する第2の軸受部を設け、前記第
1と第2の軸受部の間に前記弁軸に固着されたアーマチ
ュアを配設することを特徴とする。
【0011】本発明によれば、弁軸の一方の端部側と他
方の端部側がそれぞれ第1の軸受部と第2の軸受部とに
よって軸支されているので、弁軸の長手方向に直交する
方向での軸ずれが生起することはない。
【0012】この場合、前記センシング部は、前記検出
部に臨むように配置され、前記弁軸の軸線に直交する偏
位が規制されて前記弁軸の他端部側に連結されるとよ
い。弁軸の変位動作を確実に検出できるからである。ま
た、前記センシング部は、前記弁軸の他端部が嵌合する
凹部が形成されていると好適である。構造が簡素化され
るとともに、弁軸と一体的に弁軸の長手方向に直交する
偏位が規制されるからである。
【0013】さらに、前記第1と第2の軸受部は、前記
ハウジングの内部に備えられたそれぞれ第1と第2のス
テータ孔に嵌合されるとよい。剛性を有する部位で弁軸
を軸支できるので耐久性が向上し、長期にわたって正確
に弁軸の軸方向に直交する偏位を規制することができ
る。
【0014】本発明に係る排気ガス再循環バルブによれ
ば、弁軸およびアーマチュアは、ハウジングに設けられ
た堅牢なる第1と第2のステータにそれぞれ形成された
第1と第2の軸受部とで挟み囲うように支持されるの
で、振動に対してより強くなり、弁本体のバルブ開閉動
作をより安定させることが可能となる。
【0015】また、センシング部は、前記第2の軸受の
外方近傍で前記弁軸と連結されるので、該センシング部
も振動を受けることがなくなり、センサによる位置の検
出精度も向上し、弁本体のバルブ開閉動作をより正確に
設定させることが可能となる。
【0016】さらに、従来技術において設けられていた
部品類(例えば、スリーブ、調整ナット、シム、および
それらに付随する部品等)が省略できるので、装置の構
造を簡素化することが可能となり、ひいては、信頼性を
向上させることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明に係る排気ガス再循環バル
ブについて好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照
しながら以下詳細に説明する。
【0018】先ず、本実施の形態に係る弁軸およびアー
マチュアを支持するための軸受構造が適用された電動式
の排気ガス再循環バルブ30について説明する。
【0019】この排気ガス再循環バルブ30は、図1お
よび図2に示すように、図示しない内燃機関の排気系か
ら吸気系への排気ガスの循環を制御する弁部32と、ハ
ウジング34と、前記弁部32を駆動する駆動部36
と、前記弁部32の開閉状態を計測する検出部38とか
ら構成される。
【0020】弁部32は、弁基部42を備え、該弁基部
42の、例えば、図1において下面側には、内燃機関の
排気系と連結される入口ポート46と前記内燃機関の吸
気系と連結される出口ポート48とが画成され、これら
の入口ポート46と出口ポート48は、該入口ポート4
6の図1において上部側に画成された弁孔44と、前記
弁基部42内に画成された再循環路50とによって連通
される。
【0021】弁孔44は、入口ポート46から弁基部4
2のハウジング34側端面に開口するように形成され
る。前記入口ポート46には円環状の弁座52が配設さ
れ、この弁座52には、前記入口ポート46および弁孔
44を介して弁基部42を貫通する弁軸56が挿入され
る。弁軸56の一方の端部には載頭円錐形状の弁本体5
4が連結され、この弁本体54は、弁座52のテーパ状
の孔部を形成する内壁端面に当接することによって入口
ポート46の開閉を行うことが可能である。
【0022】弁基部42のハウジング34側の開口する
端面には、弁軸56が挿通されるとともに前記弁孔44
を閉塞するための弁部カバー58が備えられ、この弁部
カバー58は、複数のねじ62によって弁基部42に固
定される。前記ねじ62は、スリーブ60によって囲繞
される。
【0023】ハウジング34は、例えば、金属製材料か
ら円筒状に形成され、その弁部32側の端面には一体的
且つ水平方向に延在する第1ステータ72が形成され
る。前記第1ステータ72は、比較的肉厚な底部73と
これに一体的に形成され、且つ上方へと延在する周壁部
71とを含み、しかも、該第1ステータ72の略中央部
には、上方向に延在する第1円筒部76が設けられる。
【0024】一方、第1ステータ72の中心を貫通して
第1ステータ孔78が画成され、この第1ステータ孔7
8に円筒状の第1軸受94が嵌入される。前記第1軸受
94に前記弁軸56が挿通される。すなわち、前記ハウ
ジング34内に挿入された弁軸56の一方の端部側は、
前記第1ステータ72に嵌入された前記第1軸受94に
よって半径方向の移動が規制される。なお、前記第1軸
受94は、前記第1ステータ72に一体的に形成しても
好適である。
【0025】前記第1軸受94を第1ステータ72の底
部73側で包被するように略カップ形状に形成されたハ
ウジングカバー64が設けられる。すなわち、前記ハウ
ジングカバー64は、その中央部が上方に指向して膨出
形成され、その周囲は傾斜した後下方に膨出する。そし
て端部で立ち上がった後、前記第1ステータの底部に接
するカバーフランジ部66として形成される。このハウ
ジングカバー64の中心部には孔部68が形成され、こ
の孔部68と前記第1ステータ孔78の軸心は一致して
いる。従って、弁軸56は前記孔部68と第1ステータ
孔78を貫通して挿通可能である。カバーフランジ部6
6は溶接等によってハウジング34の底部73に固着さ
れる。
【0026】駆動部36は、ハウジング34内におい
て、略円形状の孔部を有する第2ステータ74を含む。
【0027】第2ステータ74は、弁軸56に直交する
ように延在して、その外周端部がハウジング34の周壁
部71上部の内側段差部に固定される円盤状の基部75
と、弁軸56に沿って延在する第2円筒部80とを含
む。ここで、第2円筒部80は、前記基部75の略中央
部から前記第1円筒部76に対向し、且つ同軸的に下方
へと延在する。この第2円筒部80は、その外周が第1
ステータ72に臨む方向に延在するに従って小径となる
テーパ状に形成される。また、第2ステータ74の中心
には、第2ステータ孔82が前記第1ステータ孔78と
同軸的に画成され、この第2ステータ孔82に前記第1
軸受94と同様な形状の第2軸受96が嵌入される。こ
のため、前記弁軸56は、前記第2ステータ74に嵌入
された前記第2軸受96によって、検出部38側に臨む
他端部側が軸支される。なお、前記第2軸受96は、前
記第2ステータ74に一体的に形成しても好適である。
【0028】前記第2ステータ74は検出部38側に配
設されて、第1ステータ72とともに一組の磁極部材を
構成する。
【0029】第1ステータ72、第2ステータ74およ
びハウジング34の周壁部71から形成された空所92
には、弁軸56を駆動するためのコイル90が配設され
る。実際、コイル90は非金属製からなるボビン70に
巻回され、このボビン70は第1ステータ72の底部7
3上のスプリングワッシャ84によって弾性的に固定さ
れる。このコイル90には、図示しない電源装置が接続
される。
【0030】一方、第1ステータ72の第1円筒部76
と第2ステータ74の第2円筒部80とによって画成さ
れる室85内には、磁性体からなる略円筒状のアーマチ
ュア86が配設される。前記アーマチュア86の中心孔
には、前記弁軸56が挿通されて該弁軸56と一体化さ
れる。ここで、このアーマチュア86の外周壁は、第1
ステータ72の第1円筒部76および第2ステータ74
の第2円筒部80に対して若干離間して空隙88を形成
し、この空隙88は非磁性層として機能する。
【0031】検出部38は、センサケース102とセン
シング部104とセンサブラシ108とセンサ基部11
0とコネクタ部112と弾性部材114とを含み、例え
ば樹脂製材料で形成された前記センサケース102によ
ってハウジング34の上方開口側に収容される。
【0032】センシング部104は、その軸心と弁軸5
6の軸線が一致するように、前記弁軸56の端部に対向
して凹部106が形成される。そして、このセンシング
部104は、前記凹部106を前記弁軸56の端部に嵌
合させることによって、前記弁軸56に連結される。
【0033】この場合、凹部106と弁軸56の端部
は、圧入などの締り嵌めにして固着させると好適であ
る。また、凹部106と弁軸56を摺動可能に嵌め合い
を調整して、前記センシング部104を常時軸方向に追
従当接させることもできる。
【0034】一方、センシング部104の上方側端部に
は、センサケース102に設けられた円筒状の突起部1
00が臨入する凹部116が形成される。この凹部11
6には、弾性部材114が組み込まれ、センシング部1
04を常時下方に押圧する。
【0035】センサブラシ108は、センシング部10
4に備えられてセンサ基部110に対峙しており、該セ
ンサ基部110に設けられた図示しない抵抗体と接触
し、所謂、接触式位置検出センサを構成している。
【0036】また、センサケース102内には、コイル
90と図示しない電源装置とを接続するためのコネクタ
部112が設けられ、センサケース102とハウジング
34との接続部分は、固定手段120によって固定され
る。
【0037】前記固定手段120は、ハウジング34の
開口側端部外周面に画成された断面略コ字状の環状溝1
30と、センサケース102の開口側端部外周面に形成
された段部132とを備え、センサケース102とハウ
ジング34との接合部分には、この環状溝130と段部
132を介して、該センサケース102とハウジング3
4の接合面を固定する冠状弾性体122が取着される。
【0038】前記冠状弾性体122は、該冠状弾性体1
22が取着されるセンサケース102およびハウジング
34の開口側端部外周面の形状に対応した環状の円筒部
124を有し、この円筒部124には、内側に指向した
フランジ部126が一体的に設けられる。ここで、冠状
弾性体122は、弾性に優れた、例えば、金属製材料で
形成される。そして、フランジ部126は、センサケー
ス102の段部132に当接し、その弾性力によってこ
のセンサケース102を軸方向に押圧する。
【0039】一方、前記円筒部124には、ハウジング
34の環状溝130に対応した位置に、複数の切り起こ
し部128が設けられる。この切り起こし部128が環
状溝130に係着される。すなわち、冠状弾性体122
は、切り起こし部128の環状溝130への係着と、フ
ランジ部126による段部132の押圧の相互作用によ
って、センサケース102とハウジング34とを堅牢に
一体化する。
【0040】本実施の形態に係る排気ガス再循環バルブ
30は、基本的には以上のように構成されるものであ
り、次に、その動作並びに作用効果について説明する。
【0041】駆動部36のコイル90に電流または電圧
を印加することによって弁部32の開弁動作が行われ、
前記コイル90への電流または電圧の印加を停止するこ
とによって前記弁部32の閉弁動作が行われる。
【0042】すなわち、図示しない制御回路の指示に基
づいて、図示しない電源装置からコイル90に所定値の
電流または電圧が印加されると、該コイル90によって
磁界が発生し、アーマチュア86が検出部38側の方向
(図1において上方向)に移動するように電磁力を受け
る。ここで、第2ステータ74の第2円筒部80は、そ
の外周が第1ステータ72の第1円筒部76に臨む方向
(図1において下方向)にいくに従って小径となるテー
パ状に形成されているため、アーマチュア86に加わる
軸線方向の電磁力が、該アーマチュア86の位置に比例
する。
【0043】そして、アーマチュア86が、弾性部材1
14による付勢力に打ち勝って、図1において上方向に
変位すると、該アーマチュア86が固着された弁軸56
は、第1軸受94および第2軸受96のガイド作用下
に、図1において上方向に変位する。このとき、この弁
軸56に連結された弁本体54が図1において上方向に
変位し、弁座52から離間することによって、入口ポー
ト46と出口ポート48の間が連通される(開弁状
態)。そして、このアーマチュア86は、前記した電磁
力と前記弾性部材114の付勢力がつり合う位置で停止
する。すなわち、弁部32の開閉量は、コイル90に印
加される電流または電圧の強弱によって決定される。
【0044】次いで、コイル90への電流または電圧の
印加を停止すると、前記弾性部材114の弾発力によっ
てアーマチュア86が下降し、これに伴って弁軸56
は、第1軸受94および第2軸受96のガイド作用下に
下方向に変位する。そして、この弁軸56に結合された
弁本体54が弁座52に着座し、入口ポート46が閉塞
される(閉弁状態)。
【0045】このような弁本体54による入口ポート4
6の開閉動作状態は、弁軸56およびセンシング部10
4を介して、センサブラシ108へ伝達される。すなわ
ち、センサ基部110に設けられた図示しない抵抗体
に、前記センサブラシ108が接触する位置によって抵
抗値が変化するので、該抵抗値の変化量は前記弁本体5
4の位置データとして検出される。そして、前記抵抗値
の変化量は前記の図示しない制御回路にフィードバック
されて、前記弁本体54の開閉動作が制御される。
【0046】なお、本実施の形態では、検出部38に接
触式位置検出センサを用いた場合を示しているが、例え
ば、ホール素子、あるいはMR素子などを利用した位置
検出センサを用いることでも本実施の形態を適用するこ
とが可能である。
【0047】ところで、本実施の形態に係る排気ガス再
循環バルブ30によれば、弁軸56に固着されたアーマ
チュア86は、ハウジング34に設けられた堅牢なる第
1ステータ72と第2ステータ74にそれぞれ形成され
た第1軸受94と第2軸受96で挟み囲うように支持さ
れるので、振動に対してより強くなり、弁本体54の開
閉動作をより安定させることが可能となる。すなわち、
弁軸56は一方の端部側と他方の端部側とが第1軸受9
4と第2軸受96とにより軸支されているためにその軸
方向に直交する方向への偏位が十分に規制される。しか
も、前記第1および第2軸受94、96による軸方向へ
の変位も円滑に行われる。
【0048】また、センシング部104は、前記第2軸
受96の外方近傍で前記弁軸56と連結されるので、該
センシング部104も振動を受けることがなくなり、セ
ンサブラシ108による位置の検出精度も向上し、弁本
体54のバルブ開閉動作をより正確に設定させることが
可能となる。
【0049】なお、センシング部104は、その中心軸
上に凹部106が設けられて、そこに弁軸56の端部を
嵌合させるようにしたので、軸ずれ精度が向上し、前記
センサブラシ108による位置の検出精度をより向上さ
せることが可能となる。
【0050】さらに、本実施の形態に係る排気ガス再循
環バルブ30によれば、従来技術に係る電動式排気ガス
再循環バルブにおいて設けられていた部品類(例えば、
スリーブ、調整ナット、シム、およびそれらに付随する
部品等)が省略できるので、装置の構造を簡素化するこ
とが可能となり、ひいては、信頼性を向上させることが
できる。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果が得られ
る。
【0052】すなわち、弁軸およびアーマチュアは、ハ
ウジングに設けられた堅牢なる第1と第2のステータに
それぞれ形成された第1と第2の軸受部とで挟み囲うよ
うに支持されるので、振動に対してより強くなり、弁本
体のバルブ開閉動作をより安定させることが可能とな
る。
【0053】また、センシング部は、前記第2の軸受の
外方近傍で前記弁軸と連結されるので、該センシング部
も振動を受けることがなくなり、センサによる位置の検
出精度も向上し、弁本体のバルブ開閉動作をより正確に
設定させることが可能となる。
【0054】さらに、従来技術において設けられていた
部品類(例えば、スリーブ、調整ナット、シム、および
それらに付随する部品等)が省略できるので、装置の構
造を簡素化することが可能となり、ひいては、信頼性を
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る排気ガス再循環バルブを示
す断面図である。
【図2】図1における要部拡大断面図である。
【符号の説明】
30…排気ガス再循環バルブ 32…弁部 42…弁基部 54…弁本体 56…弁軸 34…ハウジ
ング 72…第1ステータ 74…第2ス
テータ 86…アーマチュア 90…コイル 94…第1軸受 96…第2軸
受 104…センシング部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】排気ガスの循環流路と前記流路内に設けら
    れる弁座とを有する弁基部と、 前記弁座に離間着座することにより前記流路を開閉する
    弁本体と、 前記弁本体に一端部が連結され他端部にセンシング部が
    設けられる弁軸と、 前記センシング部の接近離間によって前記弁本体の位置
    を検出する検出部と、 前記弁軸を弁本体と一体的に変位させる駆動部と、 前記駆動部が収容されるハウジングと、 からなる排気ガス再循環バルブにおいて、 前記ハウジングの内部にあって前記弁基部側に前記弁軸
    の一方側を軸支する第1の軸受部を設け、前記検出部側
    に該弁軸の他方側を軸支する第2の軸受部を設け、前記
    第1と第2の軸受部の間に前記弁軸に固着されたアーマ
    チュアを配設することを特徴とする排気ガス再循環バル
    ブ。
  2. 【請求項2】請求項1記載の排気ガス再循環バルブにお
    いて、 前記センシング部は、前記検出部に臨むように配置さ
    れ、前記弁軸の軸線に直交する偏位が規制されて前記弁
    軸の他端部に連結されることを特徴とする排気ガス再循
    環バルブ。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の排気ガス再循環バ
    ルブにおいて、 前記センシング部は、前記弁軸の他端部が嵌合する凹部
    が形成されていることを特徴とする排気ガス再循環バル
    ブ。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のいずれか1項に記載の排
    気ガス再循環バルブにおいて、 前記第1と第2の軸受部は、前記ハウジングの内部に備
    えられたそれぞれ第1と第2のステータ孔に嵌合される
    ことを特徴とする排気ガス再循環バルブ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5602969B1 (ja) * 2014-03-06 2014-10-08 東フロコーポレーション株式会社 電磁アクチュエータ
JP5635207B1 (ja) * 2014-07-09 2014-12-03 東フロコーポレーション株式会社 電磁アクチュエータ

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