JP2003056318A - 内燃機関のバルブタイミング制御装置 - Google Patents

内燃機関のバルブタイミング制御装置

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JP2003056318A JP2001243052A JP2001243052A JP2003056318A JP 2003056318 A JP2003056318 A JP 2003056318A JP 2001243052 A JP2001243052 A JP 2001243052A JP 2001243052 A JP2001243052 A JP 2001243052A JP 2003056318 A JP2003056318 A JP 2003056318A
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正彦 渡辺
Naotaka Nagura
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中間回転体の渦巻き溝とリンクの先端部の間
でのモーメントの発生を防止して、円滑な作動の実現と
静粛性の向上を図る 【解決手段】 クランクシャフトに連繋される駆動プレ
ート3に径方向溝8を設ける一方で、カムシャフト1側
にレバー9を設ける。駆動プレート3とカムシャフト1
に対して回動可能な中間回転体23を設け、その中間回
転体23に渦巻き溝24を設ける。基端部がレバー9に
枢支連結されたリンク14の先端部に係合部部ユニット
17を設ける。係合部ユニット17は、リンク14の先
端部に回転可能に保持されると共にその基部が径方向溝
8に係合されるブロック状部材18と、ブロック状部材
18に同軸に保持される一方で渦巻き溝24に係合され
る球22を備えた構成とする。球22はリンク14先端
の揺動軸線上に配置されるため、モーメントを生じなく
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の吸気側
または排気側の機関弁の開閉タイミングを運転状態に応
じて可変制御する内燃機関のバルブタイミング制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のバルブタイミング制御装置は、
クランクシャフトからカムシャフトに至る動力伝達経路
において、両シャフトの回転位相を操作することによ
り、機関弁の開閉タイミングを制御するようにしてい
る。即ち、この種の装置は、クランクシャフトにタイミ
ングチェーン等を介して連繋された駆動回転体がカムシ
ャフト側の従動回転体に必要に応じて相対回動できるよ
うに組み付けられると共に、これらの回転体の間に両者
の組付角を操作すべく組付角操作機構が介装され、この
組付角操作機構を適宜駆動制御することによってクラン
クシャフトとカムシャフトの回転位相を変更するように
なっている。
【0003】組付角操作機構としては、ヘリカルギヤを
用いて油圧ピストンの直進作動を両回転体の回動作動に
変換するもの等種々のものが開発されているが、近年、
軸長を短縮化でき、フリクションロスが少ない等の多く
利点を有するリンクを用いたものが案出されている。
【0004】組付角操作機構にリンクを用いたバルブタ
イミング制御装置としては、例えば、特開2001−4
1013号公報に開示されるようなものがある。
【0005】この装置は、図8,図9に示すように、ク
ランクシャフト(図示せず。)にタイミングチェーン
(図示せず。)等を介して連繋されたハウジング101
(駆動回転体)がカムシャフト102(従動回転体)の
端部に回動可能に組み付けられ、ハウジング101の内
側端面に形成されたガイド溝103(径方向ガイド)に
断面略方形状の複数の可動ブロック104,104が夫
々径方向に沿って摺動自在に係合支持されると共に、径
方向外側に突出する複数のレバー105,105を有す
るレバー軸106がカムシャフト102の端部に取り付
けられ、各可動ブロック104とレバー軸106の対応
するレバー105とがリンク107によって枢支連結さ
れている。そして、ハウジング101の前記ガイド溝1
03と対向する位置には、ガイド溝103側の側面に渦
巻き溝108(渦巻き状ガイド)を有する中間回転体1
09がハウジング101とカムシャフト102に対して
相対回動可能に設けられ、前記各可動ブロック104の
軸方向の一方の端部に突設された略円弧状の複数の突条
110(係合部)が前記渦巻き溝108に案内係合され
ている。また、中間回転体109はハウジング101に
対して回転を進める側にゼンマイばね111によって付
勢されると共に、電磁ブレーキ112によって回転を遅
らせる側の力を適宜受けるようになっている。尚、図中
113は、各リンク107の先端部に可動ブロック10
4を回動可能に連結する枢支ピンである。
【0006】この装置の場合、電磁ブレーキ112がO
FF状態のときには、中間回転体109がゼンマイばね
111の付勢力を受けハウジング101に対して初期位
置に位置されており、渦巻き溝108に突条110でも
って噛合う可動ブロック104は径方向外側に最大に変
位し、リンク107を引き起こしてハウジング101と
カムシャフト102の組付角を最遅角位置または最進角
位置に維持している。そして、この状態から電磁ブレー
キ112がONにされると、中間回転体109が減速さ
れてハウジング101に対して遅れ側に相対回転する結
果、渦巻き溝108に噛合う可動ブロック104が径方
向内側に変位し、今まで引き起こされていたリンク10
7を次第に倒すようにしてハウジング101とカムシャ
フト102の組付角を最進角位置または最遅角位置に変
更する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来のバ
ルブタイミング制御装置の場合、渦巻き溝108に係合
する可動ブロック104の突条110が略円弧形状に、
かつ、複数形成されており、渦巻き溝108に対する可
動ブロック104の係合中心が、リンク107の先端側
の揺動軸である枢支ピン113の軸線上からずれて配置
されている。このため、バルブタイミングの変更時に可
動ブロック104が中間回転体109側からの力を受け
て径方向に操作されるときや、機関弁側からの反力がリ
ンク107を介して可動ブロック104に入力されると
き等に、枢支ピン113或は突条110の係合中心を中
心とするモーメントが可動ブロック104に作用する。
このモーメンはリンク107先端(可動ブロック10
4)の円滑な作動を阻害すると共に、可動ブロック10
4のガタつきによる振動・騒音の問題を引き起こす。
【0008】そこで本発明は、中間回転体の渦巻き溝と
リンク先端部の間でのモーメントの発生を防止して、円
滑な作動の実現と静粛性の向上を図ることのできる内燃
機関のバルブタイミング制御装置を提供しようとするも
のである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ための手段として、本発明は、内燃機関のクランクシャ
フトによって回転駆動する駆動回転体と、カムシャフト
若しくは同シャフトに結合された別体部材から成る従動
回転体と、前記駆動回転体と従動回転体のいずれか一方
に設けられた径方向ガイドと、前記駆動回転体と従動回
転体に対して相対回転可能に設けられ、前記径方向ガイ
ドに対峙する側の面に渦巻き状ガイドを有する中間回転
体と、基端部が、前記駆動回転体と従動回転体のいずれ
か他方のものの回転中心から離間した部位に枢支連結さ
れると共に、揺動可能な先端部に、前記渦巻き状ガイド
に案内係合される第1の係合部と前記径方向ガイドに案
内係合される第2の係合部が配設されたリンクと、前記
中間回転体に駆動回転体及び従動回転体に対する相対的
な回動操作力を付与する操作力付与手段と、を備え、こ
の操作力付与手段によって中間回転体を駆動回転体及び
従動回転体に対して回動操作することにより、第1の係
合部を渦巻き状ガイドに係合させた状態でリンクの先端
部を径方向ガイドに沿わせて径方向に変位させ、その変
位を前記リンクを介して駆動回転体と従動回転体の相対
回動に変換する内燃機関のバルブタイミング制御装置に
おいて、前記リンクの先端部の揺動軸線上に第1の係合
部の係合中心を配置するようにした。この発明の場合、
リンクの先端部と中間回転体の渦巻き状ガイドの間にモ
ーメントが作用しなくなる。
【0010】前記第1の係合部は球によって構成するこ
とが好ましく、こうした場合、渦巻き状ガイドとの摺動
抵抗が低減されることから、操作力付与手段の付与力を
小さくすることができる。したがって、操作力付与手段
を小さくして、装置全体の小型・軽量化を図ることがで
きる。
【0011】前記第2の係合部はリンクの先端部から径
方向ガイドに向かって延出するブロック状部材によって
構成するようにしても良い。この場合、第2の係合部の
構造が簡素化されるため、リンクの先端部側の薄肉化及
び小型化、ひいては装置全体の小型・軽量化をより進め
ることができる。
【0012】さらに、第2の係合部を成すブロック状部
材に、第1の係合部を成す球を配置するようにすれば、
第1の係合部と第2の係合部が占有する径方向のスペー
スが減少し、装置のさらなる小型化が可能になる。
【0013】一方、前記第2の係合部は球によって構成
するようにしても良く、こうした場合、径方向ガイドと
の摺動抵抗が低減されるため、操作力付与手段をより小
型化することが可能になる。さらに、このとき前記第1
の係合部を構成する球と、第2の係合部を構成する球は
同軸上に配置することが好ましい。この場合、リンクの
先端部が渦巻き状ガイド側と径方向ガイド側のいずれ側
ともモーメントを発生しなくなるうえ、第1の係合部と
第2の係合部の占有する径方向のスペースが減少する。
【0014】また、中間回転体には1条の渦巻き状ガイ
ドを形成し、複数のリンクの先端部に設けられた各第1
の係合部を前記1条の渦巻きガイドに係合させることが
望ましい。この場合、渦巻き状ガイドの傾きを小さくす
ることができるため、渦巻きのピッチを小さくして中間
回転体の小径化を図ることができると共に、渦巻き状ガ
イドからリンクの先端部に入力される荷重の接線方向成
分を小さくして、作動時におけるリンクの先端部のガタ
つきを防止することができる。
【0015】さらに、第1の係合部、及び/または第2
の係合部を相手部材側に付勢する付勢手段を設けること
が望ましく、こうした場合、各係合部が対応するガイド
により密着し、リンクの先端部のガタつきが生じにくく
なる。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0017】まず、図1〜図4に示す第1の実施形態に
ついて説明する。尚、この実施形態は、本発明にかかる
バルブタイミング制御装置を内燃機関の吸気側の動力伝
達系に適用したものであるが、内燃機関の排気側の動力
伝達系に同様に適用することも可能である。
【0018】このバルブタイミング制御装置は、図1に
示すように内燃機関のシリンダヘッド(図示せず)に回
転自在に支持されたカムシャフト1と、このカムシャフ
ト1の前端部に必要に応じて相対回動できるように組み
付けられ、クランクシャフト(図示せず)に連動して回
転するタイミングスプロケット2を外周に有する駆動プ
レート3(本発明における駆動回転体)と、この駆動プ
レート3とカムシャフト1の前方側(図1中左側)に配
置されて、両者3,1の組付角を回動操作する組付角操
作機構5と、この組付角操作機構5のさらに前方側に配
置されて、同機構5を駆動操作する操作力付与手段4
と、を備えている。
【0019】駆動プレート3は、中心部に段差状の支持
孔6を備えた円板状に形成され、その支持孔6部分が、
カムシャフト1の前端部に一体に結合されたフランジリ
ング7に回転自在に支持されている。そして、駆動プレ
ート3の前面(カムシャフト1と逆側の面)には、断面
略コ字状の3つの径方向溝8(径方向ガイド)が図2に
示すようにほぼ径方向に沿うように形成されている。
【0020】また、前記フランジリング7の前面側に
は、放射状に突出する三つのレバー9を有するレバー軸
10と、支持フランジ11を有する保持リング12が重
合状態で配置され、これらのレバー軸10と保持リング
12がフランジリング7と共にボルト13によってカム
シャフト1に結合されている。そして、レバー軸10の
各レバー9には、リンク14の一端がピン15によって
回動自在に枢支されており、各リンク14の他端には、
軸方向に貫通する保持孔16が形成され、その保持孔1
6に、以下の構成要素から成る係合部ユニット17が収
容されている。尚、この実施形態の場合、本発明におけ
る従動回転体はフランジリング7、レバー軸10、及
び、保持リング12によって構成されている。
【0021】係合部ユニット17は、各リンク14の保
持孔16に摺動自在に嵌合される円柱状の軸部18a
と、駆動プレート3の径方向溝8内に摺動自在に係合さ
れる直方体状の基部18b(第2の係合部)とから成る
ブロック状部材18を備え、このブロック状部材18に
は、軸部18aの先端面から基部18b内に連続する収
容穴19が形成されている。そして、この収容穴19に
は、先端面に半球状の凹部20aを有するリテーナ20
と、このリテーナ20を前方に付勢する皿ばね21(付
勢手段)とが収容されており、リテーナ20の凹部20
aには第1の係合部としての球22が転動可能に保持さ
れている。この球22は、後述する中間回転体23の断
面円弧状の渦巻き溝24(渦巻き状ガイド)に転動可能
に係合する。
【0022】係合部ユニット17は、駆動プレート3の
径方向溝8によってブロック状部材18の基部18bを
径方向に案内される一方で、同部材18の軸部18bが
リンク14の保持孔16に回転自在に保持されてリンク
14の先端側の揺動軸として機能するため、球22が中
間回転体23から径方向成分を持った外力を受けると、
リンク14の先端部の揺動を許容しつつ径方向溝8に沿
って変位する。したがって、このときリンク14とレバ
ー9によるリンク作用により、駆動プレート3とカムシ
ャフト1がブロック状部材18の変位に応じた方向及び
角度だけ相対回動する。
【0023】尚、各リンク14の基端部は、レバー9を
前後から挟み込むかたちではなく、レバー9の前面側に
重合された状態でピン枢支されており、各レバー9は、
駆動プレート3の径方向溝8よりも径方向内側の空間に
配置されている。したがって、この実施形態の場合、レ
バー9と径方向溝8の側縁部との干渉を招くことなく、
駆動プレート3と中間回転体23の間隔を充分に狭める
ことができ、このことから装置全体の軸長の短縮化が実
現されている。
【0024】一方、保持リング12の支持フランジ11
の後部面には略円板状の前記中間回転体23がニードル
軸受25を介して当接支持され、この中間回転体23の
後部側(駆動プレート3側)の面には前記渦巻き溝24
が形成されている。渦巻き溝24は、図4に示すように
一条だけ形成され、その一条の溝24に三つの係合部ユ
ニット17の各球22が係合されている。また、渦巻き
溝24の渦巻きは駆動プレート3の回転方向Rに沿って
次第に縮径するように形成されている。したがって、係
合部ユニット17の球22が渦巻き溝24に係合した状
態で中間回転体23が駆動プレート3に対して遅れ方向
に相対回転すると、係合部ユニット17は渦巻き溝24
の渦巻き形状に沿って半径方向内側に移動し、逆に、中
間回転体23が進み方向に相対回転すると、半径方向外
側に移動する。
【0025】一方、操作力付与手段4は、前記中間回転
体23の前面側の外周縁部に接合された永久磁石ブロッ
ク26と、保持リング12に径方向外側にフランジ状に
張り出すように取り付けられたヨークブロック27と、
シリンダヘッドとロッカカバー(図示せず)に跨って取
り付けられたVTCカバー28内に固定設置された電磁
コイルブロック29とを備え、電磁コイルブロック29
の複数のコイル29a,29bに通電する通電パターン
をパルスの入力に応じて順次変化されることにより、ヨ
ークブロック27と永久磁石ブロック26を適宜相対回
動させるようになっている。
【0026】永久磁石ブロック26は、軸方向と直交す
る面に放射方向に延出する磁極(N極,S極)が、異磁
極が交互になるように円周方向に沿って複数着磁された
構成とされ、ヨークブロック27は、環状の基部から複
数の極歯が延出して成る複数の極歯ヨーク27a,27
b,27c,27dが組み合わされた構成とされてお
り、電磁コイルブロック29は、対を成す極歯ヨーク2
7a,27b、及び、27c,27dに夫々対応するコ
イル29a,29bを備えた構成とされている。そし
て、電磁コイルブロック29の各コイル29a,29b
の磁気入出部は対応する極歯ヨーク27a…の環状の基
部にエアギャップをもって対向しており、パルスの入力
によって各コイル29a,29bの発生磁界を所定パタ
ーンで変化させることにより、ヨークブロック27の極
歯に現れる磁極を円周方向に移動させ、その磁極と永久
磁石ブロック26の磁極の吸引反発作用によってヨーク
ブロック27と永久磁石ブロック26を相対回動させる
ようになっている。したがって、中間回転体23はこの
磁気的な力によって操作力を付与される。尚、ヨークブ
ロック27と永久磁石ブロック26の相対回動は、電磁
コイルブロック29の発生磁界の変化パターンを逆にす
ることによって逆の向きに切換えられる。
【0027】このバルブタイミング制御装置は以上のよ
うな構成であるため、内燃機関の始動時やアイドル運転
時には、駆動プレート3とレバー軸10の組付角を予め
最遅角側に維持しておくことにより、クランクシャフト
とカムシャフト1の回転位相(機関弁の開閉タイミン
グ)を最遅角側にし、機関回転の安定化と燃費の向上を
図ることができる。
【0028】そして、この状態から機関の運転が通常運
転に移行し、前記回転位相を最進角側に変更すべく指令
が図外のコントローラから電磁コイルブロック29の駆
動回路に発されると、電磁コイルブロック29はその指
令に従って発生磁界を所定パターンで切換え、永久磁石
ブロック26を中間回転体23と共に進み側に最大に相
対回動させる。これにより、渦巻き溝24に球22によ
って係合されている係合部ユニット17は径方向溝8に
沿って径方向外側に最大に変位し、リンク14とレバー
9を介して駆動プレート3とレバー軸10の組付角を最
進角側に変更する。この結果、クランクシャフトとカム
シャフト1の回転位相が最進角側に変更され、それによ
って機関の高出力化が図られることとなる。
【0029】また、この状態から前記回転位相を最遅角
側に変更すべく指令がコントローラから発されると、電
磁コイルブロック29が発生磁界を逆パターンで切換え
ることによって中間回転体23を遅れ側に最大に相対回
動させ、渦巻き溝24に係合する係合部ユニット17を
径方向溝8に沿って径方向内側に最大に変位させる。こ
れにより、係合部ユニット17はリンク14とレバー9
を介して駆動プレート3とレバー軸10を相対回動さ
せ、クランクシャフトとカムシャフト1の回転位相を最
遅角側に変更する。
【0030】ところで、操作力付与手段4から力を受け
て中間回転体23が回動操作されるときには、各係合部
ユニット17の球22が転動しつつ中間回転体23の渦
巻き溝24に案内されるが、このとき各球22はリンク
14の先端の揺動軸となるブロック状部材18の軸部1
8aと同軸に配置(揺動軸線上に配置)されているため、
渦巻き溝24と球22の係合部と、リンク14の先端部
との間にはモーメントが作用することがない。したがっ
て、この装置の場合、バルブタイミングの変更操作時に
このモーメントに起因するリンク14先端側(係合部ユ
ニット17部分)のガタつきが生じず、常時円滑なリン
ク14の作動を得ることができる。
【0031】また、バルブタイミングの変更操作時に限
らず、内燃機関の運転中には、機関弁のバルブスプリン
グと駆動カムのプロフィールに起因する変動トルクがカ
ムシャフト1を通してレバー軸10に入力されるが、こ
のときもリンク14の先端部と、渦巻き溝24と球22
の係合部との間にはモーメントが作用しないため、この
モーメントに起因するリンク14の先端部のガタつきは
生じない。したがって、この装置においては、カムシャ
フト1の変動トルクに起因する振動・騒音の発生をも確
実に防止することができる。
【0032】この実施形態においては、係合部ユニット
17のブロック状部材18内に収容された皿ばね21が
球22を渦巻き溝24方向に付勢すると同時に、ブロッ
ク状部材18の基部18bを径方向溝8方向に付勢して
いるため、このこともリンク14の先端部のガタつきを
より確実に防止するのに寄与している。尚、付勢手段と
しては、皿ばね21に限らず、コイルばねやゴム弾性
体、或いは、油圧、空気圧を用いることも可能である。
【0033】さらに、この装置の場合、リンク14の先
端部が球22を介して渦巻き溝24に係合するため、渦
巻き溝24との摺動抵抗が小さく、中間回転体23の回
転力を円滑に、かつ、ロス無くリンク14の作動に変換
することができる。したがって、摺動による動力のロス
がないため、操作力付与手段4を小型・軽量化し、装置
全体の小型・軽量化を図ることができる。
【0034】また、この実施形態においては、リンク1
4の先端部に回動自在にブロック状部材18を取り付
け、そのブロック状部材18の駆動プレート3側に延出
する基部18bを径方向溝8に摺動自在に係合させてい
るため、径方向溝8に係合案内される部分(第2の係合
部)の構造を簡素化、及び、小型化することができ、製
造コストの削減と装置全体の小型・軽量化を図ることが
できる、という利点がある。さらに、この実施形態の場
合、ブロック状部材18の軸部18a内にリテーナ20
を収容し、そのリテーナ20の中心部で球22を保持す
るようにしているため、第1の係合部である球22と第
2の係合部であるブロック状部材18の基部が占有する
径方向スペースが小さくなり、この点も装置全体の小型
化に寄与している。ただし、この占有スペースのことを
考えなければ、径方向溝8に係合する第2の係合部は、
第1の係合部の配置される揺動軸線上からずれた位置に
別ブロックとして配置することも可能である。
【0035】さらに、この実施形態では、ブロック状部
材18の基部18bを直方体状に形成し、その偏平な二
つの側面を径方向溝8の側面に摺接させるようにしてい
るため、ブロック状部材18と径方向溝8の摺接面の面
圧を下げ、耐摩耗性を向上させることができるという、
利点がある。尚、ブロック状部材18の基部18bは円
柱状に形成することも可能であり、こうした場合には、
ブロック状部材18と径方向溝8の間の摺動抵抗を下げ
ることができる。そして、ブロック状部材18の基部1
8bを円柱状に形成する場合には、径方向溝8でのブロ
ック状部材18の回動を許容することができるため、ブ
ロック状部材18をリンク14の先端部に一体に形成す
ることも可能である。
【0036】また、この実施形態の場合、各リンク14
の先端部に設けられた係合部ユニット17が中間回転体
23の一条の渦巻き溝24に係合される構成となってい
るため、渦巻き溝24の渦巻きの傾斜を小さくしピッチ
を狭めることによって、中間回転体23の小径化を図る
ことができると共に、作動時に中間回転体23から各係
合部ユニット17に入力される荷重の接線方向成分を小
さくして、リンク14の先端部のガタつきをより小さく
することができる、という利点がある。
【0037】つづいて、図5〜図7に示す第2の実施形
態について説明する。尚、図1〜図4に示した第1の実
施形態と同一部分には同一符号を付し、重複する部分に
ついては説明を省略するものとする。
【0038】この実施形態のバルブタイミング制御装置
は、駆動プレート3とカムシャフト1の間に設けられる
組付角操作機構5や、この操作機構5を駆動操作する操
作力付与手段4の基本的な構成は第1の実施形態とほぼ
同様であるが、組付角操作機構5を構成するリンク11
4と、駆動プレート3及び中間回転体23との係合部の
具体的な構造が異なっている。
【0039】即ち、リンク114の先端部には軸方向に
貫通する保持孔40が形成され、この保持孔40に、第
1のリテーナ41と第2のリテーナ42が摺動自在に収
容されると共に、さらに両リテーナ41,42間におい
て両者を相反方向に付勢する付勢手段として板ばね44
が収容されている。そして、第1リテーナ41と第2リ
テーナ42の各外側面の中心位置には半球状の凹部41
a,42aが設けられ、この各凹部41a,42aに、
第1の係合部としての球22と第2の係合部として球4
3が夫々転動可能に保持されている。この各球22,4
3は中間回転体23の渦巻き溝24と駆動プレート3の
径方向溝108に転動可能に係合されるが、径方向溝1
08は渦巻き溝24と同様に断面半円状に形成されてい
る。
【0040】この実施形態の場合、球22,43と第
1,第2リテーナ41,42がリンク114の先端部の
揺動を許容する揺動軸として機能するようになってい
る。したがって、この実施形態の場合にも、第1の係合
部である球22はリンク114の先端部の揺動軸線上に
位置されている。
【0041】このバルブタイミング制御装置は、基本的
には第1の実施形態と同様に作動するが、やはり第1の
係合部である球22がリンク114の先端部の揺動軸線
上に位置されていることから、渦巻き溝24と球22の
係合部と、リンク114の先端部との間にはガタつきを
生じるようなモーメントが発生しない。そして、第1の
実施形態とは異なり、径方向溝108に係合する第2の
係合部も球43によって構成されているため、径方向溝
108部分での摺動抵抗をより低減することができる。
したがって、操作力付与手段4で要する作動力をより小
さくすることができることから、操作力付与手段4を小
型化し、装置全体のさらなる小型・軽量化を図ることが
できる。
【0042】また、この実施形態においては、第1の係
合部側の球22と、第2の係合部側の球43が夫々リテ
ーナ41,42を介して同軸に配置されているため、前
後両側の係合部が径方向に占有するスペースをより小さ
くすることができると共に、リンク114の先端部と径
方向溝108の間でのモーメントの発生も防止すること
ができる。したがって、このことからリンク114の先
端部のガタつきをより確実に防止することができる。た
だし、第2の係合部としての球43は、占有スペース等
のことを考えなければ、第1の係合部としての球22の
配置される揺動軸線上から外れた位置に配置するように
しても良い。
【0043】また、この実施形態の場合にも、付勢手段
である板ばね44が前後の球22,43を渦巻き溝24
と径方向溝108に常時確実に密接させるため、リンク
114の先端部はこの付勢作用によってもガタつきを防
止される。
【0044】尚、以上で説明した二つの実施形態におい
ては、駆動回転体としてタイミングスプロケット2を有
する駆動プレート3を採用したが、駆動回転体はこれに
限らず、ベルトによって回転を伝達されるタイミングプ
ーリや、他のシャフトのギヤと直接噛み合うギヤ部品を
採用することも可能である。また、操作力付与手段4も
上記の実施形態のように発生磁界を所定パターンで切換
えることによってヨークブロック27と永久磁石ブロッ
ク26を相対回動させるものに限らず、電磁力による制
動力を作用させることによって中間回転体23の回転を
増減させるものや、モータ機構によって中間回転体23
の回転を直接増減させるもの等も採用可能である。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明は、リンクの先端部
と中間回転体の渦巻き状ガイドの間のモーメントの発生
を防止することができるため、このモーメントに起因す
るガタつきを無くし、円滑な作動と静粛性の向上を実現
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す縦断面図。
【図2】同実施形態を示す図1のA−A線に沿う端面
図。
【図3】同実施形態を示す図1のB−B線に沿う端面
図。
【図4】同実施形態を示す図1のC−C線に沿う端面
図。
【図5】同実施形態の作動状態を示す図1のC−C線に
沿う端面図。
【図6】同実施形態を示す図1のI−I線に沿う断面
図。
【図7】同実施形態を示す図1のK部分の拡大断面図。
【図8】従来の技術を示す断面図。
【図9】同技術を示す斜視図。
【符号の説明】
1…カムシャフト 3…駆動プレート(駆動回転体) 4…操作力付与手段 8…径方向溝(径方向ガイド) 14…リンク 18…ブロック状部材 18b…基部(第2の係合部) 21…皿ばね(付勢手段) 22…球(第1の係合部) 23…中間回転体 24…渦巻き溝(渦巻き状ガイド) 43…球(第2の係合部) 44…板ばね(付勢手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 名倉 直孝 神奈川県厚木市恩名1370番地 株式会社ユ ニシアジェックス内 Fターム(参考) 3G018 AB02 BA09 BA32 BA36 CA16 DA36 DA43 FA01 FA07 GA03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関のクランクシャフトによって回
    転駆動する駆動回転体と、カムシャフト若しくは同シャ
    フトに結合された別体部材から成る従動回転体と、前記
    駆動回転体と従動回転体のいずれか一方に設けられた径
    方向ガイドと、前記駆動回転体と従動回転体に対して相
    対回転可能に設けられ、前記径方向ガイドに対峙する側
    の面に渦巻き状ガイドを有する中間回転体と、基端部
    が、前記駆動回転体と従動回転体のいずれか他方のもの
    の回転中心から離間した部位に枢支連結されると共に、
    揺動可能な先端部に、前記渦巻き状ガイドに案内係合さ
    れる第1の係合部と前記径方向ガイドに案内係合される
    第2の係合部が配設されたリンクと、前記中間回転体に
    駆動回転体及び従動回転体に対する相対的な回動操作力
    を付与する操作力付与手段と、を備え、 この操作力付与手段によって中間回転体を駆動回転体及
    び従動回転体に対して回動操作することにより、第1の
    係合部を渦巻き状ガイドに係合させた状態でリンクの先
    端部を径方向ガイドに沿わせて径方向に変位させ、その
    変位を前記リンクを介して駆動回転体と従動回転体の相
    対回動に変換する内燃機関のバルブタイミング制御装置
    において、 前記リンクの先端部の揺動軸線上に第1の係合部の係合
    中心を配置したことを特徴とする内燃機関のバルブタイ
    ミング制御装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の係合部を球によって構成した
    ことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関のバルブタ
    イミング制御装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の係合部をリンクの先端部から
    径方向ガイドに向かって延出するブロック状部材によっ
    て構成したことを特徴とする請求項1または2に記載の
    内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の係合部を成すブロック状部材
    に、第1の係合部を成す球を配置したことを特徴とする
    請求項3に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装
    置。
  5. 【請求項5】 前記第2の係合部を球によって構成した
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の内燃機関の
    バルブタイミング制御装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の係合部を構成する球と、第2
    の係合部を構成する球とを同軸上に配置したことを特徴
    とする請求項5に記載の内燃機関のバルブタイミング制
    御装置。
  7. 【請求項7】 前記中間回転体に1条の渦巻き状ガイド
    を設け、複数のリンクの先端部に設けられた各第1の係
    合部を前記1条の渦巻き状ガイドに係合させたことを特
    徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の内燃機関のバ
    ルブタイミング制御装置。
  8. 【請求項8】 前記第1の係合部、及び/または第2の
    係合部を相手部材側に付勢する付勢手段を設けたことを
    特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の内燃機関の
    バルブタイミング制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1607591A1 (de) * 2004-06-18 2005-12-21 Ford Global Technologies, LLC, A subsidary of Ford Motor Company Verfahren zur Verstellung der Ventilöffnungsdauer

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