JP2003056313A - エンジン - Google Patents

エンジン

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JP2003056313A
JP2003056313A JP2001243661A JP2001243661A JP2003056313A JP 2003056313 A JP2003056313 A JP 2003056313A JP 2001243661 A JP2001243661 A JP 2001243661A JP 2001243661 A JP2001243661 A JP 2001243661A JP 2003056313 A JP2003056313 A JP 2003056313A
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gear shaft
cam
hole
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Kenji Imafuku
健治 今福
Hidenori Hiraki
秀憲 平木
Tadashi Miyamoto
帝史 宮本
Yuki Terada
雄輝 寺田
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Shin Daiwa Kogyo Co Ltd
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    • F01M9/00—Lubrication means having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F01M1/00 - F01M7/00
    • F01M9/10—Lubrication of valve gear or auxiliaries
    • F01M9/102—Lubrication of valve gear or auxiliaries of camshaft bearings
    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01M—LUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
    • F01M3/00—Lubrication specially adapted for engines with crankcase compression of fuel-air mixture or for other engines in which lubricant is contained in fuel, combustion air, or fuel-air mixture
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  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】カムギアシャフトとこれに回転自在に取り付け
たカムギアおよびカムとの間の潤滑作用と、カムギアシ
ャフトの両端部とこの両端部を回転自在に軸支した軸受
部との間の潤滑作用を良くすることを課題とする。 【解決手段】動弁機構を構成するカムギア１０と一体の
カム１７のベースサークル面１７ａからカムギアシャフ
ト９の外径面に至る貫通孔１8を設けて構成し、また、
カムギアシャフト９は、その一端部がシリンダー３の内
壁面３ａ部に形成された軸受部１９に軸支されており、
前記軸受部１９にはシリンダ３の内壁面３ａから、カム
ギアシャフト９の一端部に至る貫通孔２０が設けられ、
また、カムギアシャフト９の他端部を支持した軸受部１
９′には、カムギア１０が配設された部屋１４の内壁１
４ａからカムギアシャフト９の他端部に至る貫通孔２
２，２２′が設けられた構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンにおい
て、カムギアシャフトとこれに回転自在に取り付けたカ
ムギアおよびカムとの間の潤滑作用と、カムギアシャフ
トの両端部とこの両端部を回転自在に軸支した軸受部と
の間の潤滑作用を良くしたエンジンに関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】通常のエンジンでは、カムギアシャフト
とカムギアとの間にはベアリングが介在されており、ま
た、カムギアシャフトの両端部はベアリングを有する軸
受で軸支されていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】製造コストを安くする
するために、カムギアシャフトとカムギアとの間にベア
リングを介在させずに潤滑材（剤）を介在させ、また、
カムギアシャフトの両端部をベアリングを有しない軸受
で潤滑材（剤）を介在させて軸支すると、初期の段階で
は問題がないが、長期の使用においては潤滑作用が悪く
なる、と言った問題があった。
【０００４】本発明の第１の目的は、カムギアシャフト
とカムギアとの間の潤滑性を良くして焼き付きを防止
し、カムギアシャフトとカムギアとの摩耗を防止し、耐
久性を向上させることを目的とするものである。
【０００５】また、本発明の第２の目的は、カムギヤシ
ャフトの軸受部の潤滑を良くすることを目的とするもの
である。
【０００６】
【課題を解決するための手段】前記第１の目的を達成す
るため、動弁機構を構成するカムギアと一体のカム１７
のベースサークル面１７ａからカムギアシャフト９の外
径面に至る貫通孔１8を設けた構成を含むことを特徴と
するエンジンとしたものである。
【０００７】また、前記第２の目的を達成するため、カ
ムギアシャフト９は、その一端部がシリンダー３の内壁
面３ａ部に形成された軸受部１９に軸支されており、前
記軸受部１９にはシリンダ３の内壁面３ａから、カムギ
アシャフト９の一端部に至る貫通孔２０が設けられた構
成を含むことを特徴とするエンジンとしたものである。
【０００８】また、前記第２の目的を達成するため、カ
ムギアシャフト９の他端部を軸支した軸受部１９′に
は、カムギア１０が配設された部屋１４の内壁１４ａか
らカムギアシャフト９に至る貫通孔２２，２２′が設け
られた構成を含むことを特徴とするエンジンとしたもの
である。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明のエンジンの実施の
形態について図面を参照して詳細に説明する。本発明の
請求項１に係る発明は、図１に示すように、動弁機構を
構成するカムギア１０と一体のカム１７のベースサーク
ル面１７ａからカムギアシャフト９の外径面に至る貫通
孔１8を設けた構成を含むことを特徴とするエンジンと
したものである。
【００１０】なお、図１に示す、符号１１は前記動弁機
構を構成するカム１７によって駆動される吸気弁リフタ
ー、１２，１２は前記吸気弁リフター１１によって駆動
されるプッシュロッド、１３，１３′は前記プッシュロ
ッド１２，１２によって駆動されるロッカーアーム、１
４はカムギア１０が配設された部屋、１４′はプッシュ
ロッド１２が配設された部屋である。
【００１１】前記のようにカムギア１０と一体のカム１
７のベースサークル面１７ａからカムギアシャフト９の
外径面に至る貫通孔１8を設けたことにより、カムギア
１０が配設された部屋１４の底部に溜まった潤滑油が、
カムギア１０の回転によって跳ね上げられ、前記貫通孔
１８を通してカムギアシャフト９の外径面に浸透し、カ
ムギアシャフト９とカムギア１０との間の潤滑作用を良
くすることができる。なお、ガソリンに少量のオイルを
混合した混合ガソリンを使用し、ピストンの降下時にシ
リンダで混合気が圧縮され、その混合気が矢印で示すよ
うに動弁機構を通り、吸気弁が開いた時に燃焼室に供給
されるように構成された過給式４サイクルエンジンの場
合には、吸気弁リフター１１がカム１７に押動され、プ
ッシュロッド１２が吸気弁リフター１１に押動されて吸
気弁が開いた時に、前記貫通孔１8が真下に向くように
設定すれば、前記貫通孔１8が混合気の流入方向に向か
う位置となり、混合ガソリンに含有された潤滑油（オイ
ル）が効率良く貫通孔１8に入り易くなる。
【００１２】本発明の請求項２に係る発明は、図２に示
すように、カムギアシャフト９は、その一端部がシリン
ダー３の外壁部３ｂに形成された軸受部１９に軸支され
ており、前記軸受部１９にはシリンダ３の内壁面３ａか
ら、カムギアシャフト９の一端部に至る貫通孔２０が設
けられた構成を含むことを特徴とするエンジンとしたも
のである。
【００１３】このように、前記軸受部１９に、シリンダ
３の内面３ａからカムギアシャフト９の一端部に至る貫
通孔２０を設けたことにより、クランク室５（図４参
照）で跳ね上げられてシリンダ３の内壁面３ａに付着し
た潤滑油が、前記貫通孔２０を通して前記カムギアシャ
フト９の一端部に浸透して、カムギアシャフト９の一端
部と軸受部１９との間の潤滑作用を良くすることができ
る。また、前記貫通孔２０が設けられたことにより、前
記カムギアシャフト９を前記軸受部１９に挿入する時
に、軸受部１９の中の空気が前記貫通孔２０を通して逃
げるため、カムギアシャフト９が押し戻されることなく
組み込めるという利点もある。
【００１４】本発明の請求項３に係る発明は、図３に示
すように、カムギアシャフト９の他端部を軸支した軸受
部１９′には、カムギア１０が配設された部屋１４の内
壁１４ａからカムギアシャフト９の他端部に至る貫通孔
２２，２２′が設けられた構成を含むことを特徴とする
エンジンとしたものである。
【００１５】このように、カムギア１０が配設された部
屋１４の内壁１４ａから軸受部１９′で軸支されたカム
ギアシャフト９の他端部に至る貫通孔２２，２２′が設
けられたことにより、前記内壁１４ａに付着した潤滑油
が前記貫通孔２２，２２′を通してカムギアシャフト９
の他端部に流れ込むので、カムギアシャフト９の他端部
と軸受部１９′との間の潤滑作用を良くすることができ
る。なお、前記貫通孔は符号２２，２２′で示すよう
に、必ずしも両方備えなくてもよい。
【００１６】なお、図４に示す符号１５はロッカーアー
ム１３が配設された部屋１４″から吸気弁１６および燃
焼室３７に至る吸気ポート、２１はロッカーアーム１３
のカバー、２３は吸気弁１６の弁棒、２４は弁ばね、２
５は点火プラグ、２６はリコイルスタータ、２７はクラ
ンクピン２８とピストン４とを連結するコンロッド、５
はクランク室、６はクランク室５の壁面に設けた逆止弁
で、クランク室５で圧縮された混合気が前記逆止弁６を
通って前記カムギア１０が配設された部屋１４とプッシ
ュロッド１２が配設された部屋１４′とロッカーアーム
１３が配設された部屋１４″へ流れるようになってい
る。８はクランクシャフト７に取り付けたタイミングギ
アで、前記カムギア１０と噛合している。また、Ａで囲
んだ部分の拡大図が図２であり、Ｂで囲んだ部分の拡大
図が図３である。
【００１７】また、図５に示す２９はキャブレタ１とシ
リンダー３との間に介在し混合気通路２９ａを有する断
熱部材で、前記混合気通路２９ａは逆止弁２を介してシ
リンダー３に穿設された混合気通路３ａに連通されてお
り、２ａは逆止弁２の抑え板である。前記混合気通路３
ａは下降したピストン４の下方位置で、クランク室５に
連通するように穿設されている。３０はキャブレタ１に
接続したエアクリーナーで、３０ａはクリーナー部材で
ある。３１は排気弁で、爆発後にピストン４が上昇した
時に、排気弁３１の弁棒３２が弁ばね３３に効してロッ
カーアーム１３′で押動されて開弁した時に排気が行わ
れる。３４は燃料タンク３５からキャブレタ１へ燃料を
供給する燃料供給パイプ、３６はキャブレタ１に溜まっ
た燃料を燃料タンク３５に戻す返還パイプである。
【００１８】
【発明の効果】本発明の請求項１に係るエンジンは、前
記のように、動弁機構を構成するカムギアと一体のカム
のベースサークル面からカムギアシャフトの外径面に至
る貫通孔を設けたことにより、カムギアが配設された部
屋の底部に溜まった潤滑油が、カムギアの回転によって
跳ね上げられ、前記貫通孔を通してカムギアシャフトの
外径面に浸透し、カムギアシャフトとカムギアとの間の
潤滑作用を良くすることができる。
【００１９】また、本発明の請求項２に係るエンジン
は、カムギアシャフトの一端部を軸支する軸受部に、シ
リンダ内面からカムギアシャフトの一端部に至る貫通孔
を設けたことにより、クランク室で跳ね上げられてシリ
ンダの内壁面に付着した潤滑油が、前記貫通孔を通して
前記カムギアシャフトの一端部に浸透して、カムギアシ
ャフトの一端部と軸受部との間の潤滑作用を良くするこ
とができる。
【００２０】また、本発明の請求項３に係るエンジン
は、カムギアシャフトの他方の軸受部に、カムギアが配
設される部屋の内壁からカムギアシャフトの他端部に至
る貫通孔を設けたことにより、前記内壁に付着した潤滑
油が前記貫通孔を通してカムギアシャフトの他端部に流
れ込むので、カムギアシャフトの他端部と軸受部との間
の潤滑作用を良くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の請求項１に係る発明が備えられたエン
ジンの構成部分を示す図である。
【図２】本発明の請求項２に係る発明が備えられたエン
ジンの構成部分を示す図である。
【図３】本発明の請求項３に係る発明が備えられたエン
ジンの構成部分を示す図である。
【図４】シリンダーで混合気が圧縮されて吸気弁を通し
て燃焼室に供給される形式のエンジンの断面図である。
【図５】シリンダーで混合気が圧縮されて吸気弁を通し
て燃焼室に供給される形式のエンジンの断面図である。
【符号の説明】
１ キャブレタ ２ 逆止弁 ２ａ 抑え板 ３ シリンダー ３ａ 内壁面 ４ ピストン ５ クランク室 ６ 逆止弁 ７ クランクシャフト ８ タイミングギア ９ カムギアシャフト １０ カムギア １１ 吸気弁リフター １２ プッシュロッド １３ ロッカーアーム １４ カムギアが配設された部屋 １４′ プッシュロッドが配設された部屋 １４″ ロッカーアームが配設された部屋 １４ａ 内壁 １５ 吸気ポート １６ 吸気弁 １７ カム １７ａ ベースサークル面 １８ 貫通孔 １９ 軸受部 １９′ 軸受部 ２０ 貫通孔 ２１ カバー ２２ 貫通孔 ２２′ 貫通孔 ２３ 弁棒 ２４ 弁ばね ２５ 点火プラグ ２６ リコイルスタータ ２７ コンロッド ２８ クランクピン ２９ 断熱部材 ２９ａ 混合気通路 ３０ エアクリーナー ３０ａ クリーナー部材 ３１ 排気弁 ３２ 弁棒 ３３ 弁ばね ３４ 燃料供給パイプ ３５ 燃料タンク ３６ 返還パイプ ３７ 燃焼室
フロントページの続き (72)発明者 宮本 帝史 広島市安佐南区大塚西６−２−11 新ダイ ワ工業株式会社内 (72)発明者 寺田 雄輝 広島市安佐南区大塚西６−２−11 新ダイ ワ工業株式会社内 Ｆターム(参考） 3G013 AA04 BA04 BC14 BC20 BD03 BD38 3G016 AA05 AA19 BA18 BA20 BA21 BA25 BA27 BA30 BA31 BA32 BA33 BA34 BA44 BA45 BA46 BA50 BB08 BB09 BB11 CA12 CA22 CA36 CA37 FA12 GA02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】動弁機構を構成するカムギアと一体のカム
    のベースサークル面からカムギアシャフトの外径面に至
    る貫通孔を設けた構成を含むことを特徴とするエンジ
    ン。
  2. 【請求項２】カムギアシャフトは、その一端部がシリン
    ダーの内壁面部に形成された軸受部に軸支されており、
    前記軸受部にはシリンダの内壁面から、カムギアシャフ
    トに至る貫通孔が設けられた構成を含むことを特徴とす
    るエンジン。
  3. 【請求項３】カムギアシャフトの他端部を軸支した軸受
    部には、カムギアが配設された部屋の内壁からカムギア
    シャフトに至る貫通孔が設けられた構成を含むことを特
    徴とするエンジン。
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