JPS6235027A - 過給式内燃機関 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はクランク室を吸気通路の一部として利用し、ピ
ストンの上昇に伴ってクランク室に空気を吸入する一方
ピストンの下降に伴ってクランク室から空気を加圧送給
する過給式内燃機関に関する。

（従来の技術） 従来において、クランクケースを吸気通路の一部として
利用した過給式内燃機関としては、クランク室に連通し
キャブレターが介装された吸気パイプと、クランク室と
、クランク室と燃焼室の吸入ポートとを連通ずる連通パ
イプとにより吸気通路が構成されており、ピストンの上
昇運動に伴って吸気パイプからクランク室に混合気を吸
入する一方、ピストンの下降運動に伴ってクランク室か
ら連通パイプ内に混合気を加圧送給し、吸気バルブの開
動作に伴って加圧した混合気を燃焼室に供給し、充填効
率の向上を図っている。

（発明が解決しようとする問題点） ところが、従来の過給式内燃機関においては、キャブレ
ターが吸気パイプに介装された構造となっていたため、
キャブレターからクランク室、ひいてはキャブレターか
ら燃焼室の吸入ポートまでの通路が非常に長くなり、レ
スポンス性に劣る欠点があった。

そこで本発明は、燃焼室の吸入ポートまでの通路を短く
することにより、レスポンス性の向上を図った過給式内
燃機関を提供することを目的とするものである。

（問題点の解決手段） 本発明の過給式内燃機関は、クランク室に連通ずる吸気
パイプと、クランク室と燃焼室の吸入ポートとを連通ず
る連通パイプがクランクケースに接続されている。連通
パイプ内には所定容量のチャンバが形成され、このチャ
ンバ内にキャブレータが配設されており、したがって、
キャブレータから燃焼室の吸入ポートまでの通路が短縮
される。

（実施例） 以下に本発明の一実施例を添付図面に基づき説明する。

本実施例の過給式内燃機関を第１図に示す、第１図にお
いて、（１）はシリンダブロック、（２）はシリンダヘ
ッド、　（３）はシリンダヘッドカバー、（４）は動弁
機構であり、シリンダブロック（１）の下部にはクラン
クケース（５）が固着されている。

クランクケース（５）にはクランクシャフト（６）が回
転自在に配設され、このクランクシャフト（６）のアー
ム部（６ａ）に支持されたクランクビン（７）には、メ
タル軸受（８）を介してコンロッド（９）の大端部（９
ｄ）が連結され、コンロッド（９）の小端部がピストン
ピン（１０）を介してピストン（１１）に連結されてい
る。クランクケース（５）には、吸気ポート（１２）お
よび吐出ボー）　（１３）が設けられており、吸気ボー
）　（１２）には、吸入用リードバルブ（１４）を介し
て吸気パイプ（１５）が接続されている。

他方、吐出ボー）　（１３）には吐出用リードバルブ（
１６）を介して連通パイプ（１７）が接続され、連通パ
イプ（１７）の他端側か管継手（１８）により燃焼室（
１９）の吸入ボー）　（２Ｇ）に接続されており、吸気
−パイプ（１５）、クランク室（５ａ）および連通パイ
プ（１７）により吸気通路が形成されている。

また、連通パイプ（！７）はその中央部が所定の容積の
チャン、＜（ｔ７ａ）に形成され、このチャンバ（１７
ａ）の外周には冷却用フィン（２１）が突設されている
。このフィン（２１）はチャンバ（１７ａ）内に過給さ
れる圧縮空気の温度低下を図るものである。さらに、チ
ャンバ（１７ａ）内には第２図に示すように、キャブレ
ター（２２）が配設され、このキャブレータ（２２）の
ボディ（２３）の入口側（２３Ａ）がチャンバ（１７ａ
）内に臨む一方、その出口側（２３Ｂ）がシール用の弾
性部材（２０を介して連通パイプ（！７）の他端側に固
定されている。また、キャブレター（２２）の燃料供給
用パイプ（２３Ｇ）が連通パイプ（１７）の壁部を貫通
して外部に延在している。

さらに、上記クランクシャフト（８）は、第３図に示す
ように、一端側がクランクケース（５）の外部まで延在
するよう配設されており、このクランクシャフト（８）
の延在端側からアーム部（８ａ）に至り油路（２５）が
形成されている。この油路（２５）は図外のオイルポン
プの給油路（２Ｂ）に連通されている。また、アーム部
（６ａ）に両端側が支持された略中空のクランクピン（
７）には、一端側がメタル軸受側で開口し他端側か上記
油路（２５）に連通する油路（２７）が軸心の略直交方
向に形成されており、機関駆動時には、オイルポンプか
ら給油路（２６）、油路（２５）および（２７）を通じ
てコンロッド大端部（９ａ）の軸受部に潤滑油が給油さ
れる構造となっている。

このような内燃機関においては、ピストン（１１）の上
昇時には吸気パイプ（１５）からクランク室（５ａ）に
空気が吸入され、ピストン（１１）の下降時にはクラン
ク室（５ａ）から連通パイプ（１７）のチャンバ（１７
ａ）内に圧縮された空気が送給される０次のピストンの
下降運動に伴って燃焼室（１９）の吸入ポート（２０）
が開かれると、チャンバ（１７ａ）内の圧縮空気がキャ
ブレター（２２）のバルブボディ（２３）を通過し混合
気が燃焼室（１８）内に過給される。

したがって、このような内燃機関においては。

キャブレター（２２）から燃焼室（１８）までの通路長
が短かくなり、その分レスポンス性を高めることができ
る。また、連通パイプ（１７）に所定容積のチャンバ（
１７ａ）が形成され、このチャンバ（１７ａ）内にキャ
ブレター〔２２〕が収納されているので、キャブレター
の調圧が不要となり、さらにキャブレターのセッテング
が容易となるとともにキャブレターの各シールが簡易と
なる。

（発明の効果） 以上の説明で明らかなように本発明によれば、キャブレ
ターから燃焼室までの通路を短くすることができるので
、レスポンス性を向上できる。また、所定容積のチャン
バ内にキャブレターを配設したので、キャブレターの調
圧が不要となり、キャブレターのセッテングが容易とな
り、さらに、キャブレターの各シールを簡易にすること
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第３図は本発明の一実施例に係り、第１図
は過給式内燃機関の縦断面図、第２図はキャブレターの
配置を示す第１図中の■−■矢視断面図、第３図は潤滑
油通路を示す第１図中のｍ−ｍ矢視断面図である。 尚、図面中、（５）、（５ａ）はクランクケースおよび
クランク室、（１５）は吸気パイプ、（１７）　、（１
７ａ）は連通バイブおよびチャンバ、（１９）　、（２
０）は燃焼室およびその吸入ポート、（２２）はキャブ
レターである。 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. クランク室に連通する吸気パイプと、クランク室と燃焼
   室の吸入ポートとを連通する連通パイプとを備え、クラ
   ンク室を吸気通路の一部とした過給式内燃機関において
   、前記連通パイプ内に所定容量のチャンバを形成し、こ
   のチャンバ内にキャブレターを配設したことを特徴とす
   る過給式内燃機関。