JP2003055510A - ポリプロピレン樹脂組成物、フィルムおよびその用途 - Google Patents

ポリプロピレン樹脂組成物、フィルムおよびその用途

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JP2003055510A
JP2003055510A JP2001281862A JP2001281862A JP2003055510A JP 2003055510 A JP2003055510 A JP 2003055510A JP 2001281862 A JP2001281862 A JP 2001281862A JP 2001281862 A JP2001281862 A JP 2001281862A JP 2003055510 A JP2003055510 A JP 2003055510A
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propylene
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polypropylene resin
heat
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JP2001281862A
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Norihide Inoue
則英 井上
Eiichi Taguchi
栄一 田口
Mikio Hashimoto
橋本  幹夫
Hideji Matsumura
松村  秀司
Hideki Nakagawa
日出樹 中川
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Grand Polymer Co Ltd
Tohcello Co Ltd
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Grand Polymer Co Ltd
Tohcello Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヒートシール強度に優れ、しかも
加熱処理後にもヒートシール強度の低下が小さく、かつ
耐ブロッキング性、剛性および耐低温衝撃性をも有する
フィルムの製造に適したポリプロピレン樹脂組成物を提
供すること。 【解決手段】 プロピレン重合体成分75〜90
重量%およびプロピレン含有量が75〜85重量%のプ
ロピレン・α−オレフィンランダム共重合体成分10〜
25重量%を含むポリプロピレン樹脂組成物である。好
ましくは、共重合体成分の極限粘度が2〜4(dl/
g)であり、組成物のMFRが0.5〜10(g/10
分)である。そのような樹脂組成物として、プロピレン
・α−オレフィンブロック共重合体が好適である。この
樹脂組成物から成形したフィルムは、またそのフィルム
をポリエステル等のプラスチックフィルムやアルミニウ
ム箔等の基材層に積層した積層体は、レトルト食品の包
装材として好適である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レトルト食品等の
被包装物の包装材用として好適に用いられるポリプロピ
レン樹脂組成物、それから得られるレトルト食品包装に
好適なフィルムや積層体、およびその積層体を用いて被
包装物を包装したレトルト食品包装体に関する。
【0002】
【発明の技術的背景】高齢化、核家族化、単身赴任の増
加、あるいは共働き世代の増加、さらには結婚年齢の高
齢化、等々の社会変化の影響を受け、食文化が多様化
し、また調理時間の短縮や調理への利便性に対する要望
が高まって来ている。そこで、調理した食品をあらかじ
め袋に入れて密封した後、加圧・加熱殺菌処理したいわ
ゆるレトルト食品を購入しておき、必要な時にレトルト
食品を袋ごと湯の中に入れて加熱し、内容物を取り出し
て食事に供する機会が増加している。そのようなレトル
ト食品は、一般家庭用のみならず業務用にも普及し始め
ており、そのために大量の食品を一度に包装できる包装
材料が求められている。
【0003】レトルト食品は、一般に長期間に亘る常温
保存あるいは冷蔵・冷凍保存されることから、その包装
材料に用いられるフィルムには、包装体のヒートシール
部から破損しないように高いヒートシール強度と耐低温
衝撃強度が求められている。また同時にレトルト食品
は、その食品を充填し密封した後、100〜140℃程
度の高温・高圧釜を用いてレトルト殺菌処理が行われて
いるために、その処理に耐えられるようなヒートシール
部の耐熱性とヒートシール強度の保持が、食品の品質管
理上からも要求されている。
【0004】この用途に従来使用されているフィルム
は、ポリプロピレンとエチレン・α−オレフィン共重合
体ゴムとのブレンドフィルム、ポリプロピレンブロック
共重合体フィルム、あるいは、そのポリプロピレンブロ
ック共重合体とエチレン・α−オレフィン共重合体ゴム
とのブレンドフィルム等であった。それらは、耐熱性と
耐低温衝撃強度に優れてはいるが、いまだ耐低温衝撃強
度と耐ブロッキング性とのバランスが十分とは言えず、
またレトルト処理後にヒートシール強度が低下する傾向
にあった。
【0005】そこで、レトルト処理後のヒートシール強
度低下を少しでも防止するために、特開2000−25
5012号公報には、ポリプロピレンブロック95〜7
0重量%とエラストマーブロック5〜30重量%とから
構成されたプロピレン・α−オレフィンブロック共重合
体をヒートシール層に用いる提案がなされている。しか
しながら、同公報に具体的に記載されているプロピレン
含有量30〜70モル%のエラストマーブロックを含む
プロピレン・α−オレフィンブロック共重合体から成形
されたフィルムは、耐低温衝撃強度が十分でなく、また
レトルト処理後にシール強度が低下する傾向にあった。
【0006】
【本発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、ヒ
ートシール強度が高く、しかも加熱処理後にもヒートシ
ール強度の低下が少なく、かつ耐ブロッキング性に優
れ、剛性と耐低温衝撃性とを有するレトルト食品包装用
に好適なフィルムの製造に適したポリプロピレン樹脂組
成物を提供することである。
【0007】また本発明は、そのようなポリプロピレン
樹脂組成物から成形したポリプロピレンフィルム、およ
びそのフィルムを1層として含む積層体を提供すること
である。さらに本発明は、そのような積層体を用いたレ
トルト食品包装体を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、プ
ロピレン重合体成分を75〜90重量%およびプロピレ
ン含有量が75〜85重量%のプロピレン・α−オレフ
ィンランダム共重合体成分を10〜25重量%含むポリ
プロピレン樹脂組成物に関し、好ましくは前記のプロピ
レン・α−オレフィンランダム共重合体成分の極限粘度
[η]が2〜4(dl/g)であって、また前記組成物
のメルトフローレートが0.5〜10(g/10分)で
あるポリプロピレン樹脂組成物に関する。このような樹
脂組成物は、レトルト食品包装フィルム用として好適で
ある。
【0009】また本発明は、前記したポリプロピレン樹
脂組成物から成形したポリプロピレンフィルムに関し、
好ましくは−10℃における衝撃強度が10(KJ/
m)以上のフィルムであって、レトルト食品の包装用フ
ィルムとして好適である。
【0010】さらに本発明は、そのようなフィルムの片
面に基材層が積層されている積層体に関し、レトルト食
品の包装用として好適である。また本発明は、前記した
積層体のフィルム層をヒートシールして被包装物が包装
されているレトルト食品包装体に関する。
【0011】
【発明の具体的説明】次に本発明に係わるポリプロピレ
ン樹脂組成物、それから得られるフィルム、そのフィル
ムを1層として含む積層体、およびそれらを用いたレト
ルト食品包装体について具体的に説明する。
【0012】ポリプロピレン樹脂組成物 本発明のポリプロピレン樹脂組成物は、プロピレン重合
体成分を75〜90重量%、好ましくは77〜85重量
%と、プロピレン単位の含有量が75〜85重量%、好
ましくは78〜82重量%であるプロピレン・α−オレ
フィンランダム共重合体成分を10〜25重量%、好ま
しくは15〜23重量%とから構成されている。各成分
の割合が前記の範囲内にあると、耐低温衝撃強度、剛
性、初期ヒートシール強度および熱処理後のヒートシー
ル強度に優れたフィルム、特にレトルト食品包装用に好
適なフィルムが得られる。
【0013】本発明のポリプロピレン樹脂組成物は、そ
のメルトフローレート(MFR)を好ましくは0.5〜
10(g/10分)、より好ましくは3〜8(g/10
分)の範囲にしたもので、かつ組成物を構成するプロピ
レン・α−オレフィンランダム共重合体成分の極限粘度
[η]を好ましくは2〜4(dl/g)、より好ましく
は2.5〜3.5(dl/g)の範囲にある。ASTM
D−1238に準拠して230℃、2.16kg荷重
下で測定した組成物のメルトフローレートの値が前記の
範囲にあると、その組成物は、フィルム成形性が良好で
あると共に、耐低温衝撃強度に優れたフィルムを製造す
ることができる。また、共重合体成分の極限粘度[η]
が前記の範囲にあると、それを含む組成物からは、フィ
ッシュアイの発生を抑制しながら、耐ブロッキング性に
優れたフィルムを製造することができる。
【0014】ここで、プロピレン重合体成分は、プロピ
レンの単独重合体、またはプロピレンと10重量%以
下、好ましくは5重量%以下のα−オレフィンとの共重
合体である。α−オレフィンとしては、プロピレン以外
の炭素数2〜10のオレフィンであって、例えば、エチ
レン、1−ブテン、3−メチル−1−ブテン、1−ペン
テン、3−メチル−1−ペンテン、4−メチル−1−ペ
ンテン、1−へキセン、1−オクテンを挙げることがで
きる。これらの重合体の中でもプロピレン単独重合体を
用いると、耐熱性に優れたフィルムを得ることができ
る。
【0015】また、プロピレン・α−オレフィンランダ
ム共重合体成分は、プロピレンと前記したと同じプロピ
レン以外の炭素数2〜10のα−オレフィンとの共重合
体であって、エラストマー的な性状を有している。α−
オレフィンとしては、特にエチレンが好ましい。
【0016】その共重合体成分中のプロピレンの含有量
は、75〜85重量%、好ましくは78〜82重量%、
α−オレフィンの含有量は、15〜25重量%、好まし
くは18〜22重量%である。プロピレンの含有量がこ
の範囲内にあると、そのような共重合体成分を含む組成
物から成形したフィルムは、耐低温衝撃強度および低温
ヒートシール性に優れており、また熱処理後においても
高いシール強度を保持している。なお、プロピレン単位
の含有量の値は、赤外線吸収スペクトルによって測定す
ることができる。
【0017】ここで組成物中に占めるランダム共重合体
成分の割合は、組成物サンプル(a:グラム)をp−キ
シレンに完全に溶解させ、その後23℃で24時間放置
した後、遠心分離によって析出物(b:グラム)を分離
してから、サンプル中のp−キシレン可溶部を次式によ
って算出した値である。 共重合体成分の割合={(a−b)/a}×100
(重量%)
【0018】また、ランダム共重合体成分の極限粘度
[η]は、前記の操作によって分離したp−キシレン可
溶部に過剰のアセトンを加えて溶解物を析出させ、回収
した析出物についてデカリン溶媒中、135℃で測定し
た値から求められる。
【0019】前述してきた組成と物性とを有するポリプ
ロピレン樹脂組成物の一製造方法として、プロピレン重
合体成分およびプロピレン・α−オレフィンランダム共
重合体成分とを異なった重合工程で製造し、その後混合
する方法を挙げることができる。各成分の重合工程は、
並列的に行ってもよいし、また直列的に行ってもよい。
後者の場合、いずれの工程を先にしてもよいが、プロピ
レン重合体成分の重合工程を先にし、その後共重合体成
分の重合工程にすると、最初の工程で高結晶性重合体が
得られるので好ましい。また、また最初の重合工程は、
バッチ重合法で行ってもよいし、連続法で行ってもよい
が、連続法の方が好ましく、その場合には1つの重合器
を用いる単段法でもよいし、複数の重合器を多段に組み
合わせる方法であってもよい。このような製造方法で得
られるポリプロピレン樹脂組成物は、通常プロピレンブ
ロック共重合体とも呼ばれている。
【0020】また、ポリプロピレン樹脂組成物は、プロ
ピレン重合体成分およびプロピレン・α−オレフィンラ
ンダム共重合体成分とを各々別々に製造し、それらを溶
融混練等の機械的手段で混合して調製することもでき
る。
【0021】プロピレン重合体成分およびプロピレン・
α−オレフィンランダム共重合体成分は、チーグラー・
ナッタ系触媒やメタロセン系触媒のようなオレフィン立
体規則性重合触媒を用いて製造することができる。重合
触媒の一例として、活性マグネシウム化合物、チタン化
合物、ハロゲン化合物、および内部電子供与体を必須成
分する固体チタン触媒成分を有機または無機担体に担持
させ、それに周期律表第I族〜第III族金属の有機金
属化合物成分を加え、さらに外部電子供与体を加えた触
媒系を挙げることができる。この触媒系は、プロピレン
等の重合に先だって、オレフィンの予備重合を予め行っ
てもかまわない。前記の固体チタン触媒成分としては、
アルコールを含有するマグネシウム化合物と、四塩化チ
タンとを炭化水素溶媒中で反応させた反応生成物が好ま
しく、また外部電子供与体としては、ジエーテル化合物
および/またはシラン化合物が好ましい。
【0022】重合方法としては、炭化水素溶媒下での懸
濁重合、プロピレン溶媒下での懸濁重合、気相重合、そ
れらの組み合わせ等、いずれの方法をも採用することが
できる。例えば、第1段の工程はプロピレン溶媒下で懸
濁重合を行い、引き続く第2段の工程を気相重合で行う
こともできる。
【0023】高度の耐衝撃性フィルムが要求される用途
では、前記したポリプロピレン樹脂組成物にさらにゴム
成分を含有させることができる。
【0024】配合可能なゴム成分としては、一般の熱可
塑性ゴムが使用できる。その例として、エチレン・プロ
ピレン共重合体ゴム、エチレン・1−ブテン共重合体ゴ
ム、エチレン・1−ヘキセン共重合体ゴム、エチレン・
1−オクテン共重合体ゴム、エチレン・プロピレン・ジ
エン共重合体ゴム、エチレン・1−ブテン・ジエン共重
合体ゴム、エチレン・プロピレン・1−ブテン共重合体
ゴム、スチレン・ブタジエンブロック共重合体あるいは
スチレン・イソプレンブロック共重合体の水素添加物を
挙げることができる。
【0025】また、フィルム成形に先だち、本発明の目
的を損なわない範囲で、ポリプロピレン樹脂組成物に酸
化防止剤、耐熱安定剤、滑剤、帯電防止剤、塩酸吸収
剤、アンチブロッキング剤、スリップ剤、顔料、染料等
を配合してもよい。
【0026】酸化防止剤としては、フェノール系酸化防
止剤、有機ホスファイト系酸化防止剤、チオエーテル系
酸化防止剤、ヒンダードアミン系酸化防止剤等を挙げる
ことができる。アンチブロッキング剤としては、酸化ア
ルミニウム、微粉末シリカ、ポリメチルメタアクリレー
ト粉末、シリコン樹脂等を挙げることができる。
【0027】スリップ剤としては、エチレンビスステア
ロアマイド等のビスアマイド、オレイン酸アミド、エル
カ酸アミド等の高級脂肪酸アミド等を挙げることができ
る。滑剤としてはステアリン酸カルシウム、ステアリン
酸亜鉛、モンタン酸金属塩等の高級脂肪酸金属塩、ポリ
エチレンワックス、ポリプロピレンワックス等のポリオ
レフィンワックス等を挙げることができる。核剤として
は、ジベンジリデンソルビトール、ロジン酸の部分金属
塩等のロジン系核剤、アルミニウム系核剤、タルク等を
挙げることができる。
【0028】フ ィ ル ム 本発明のフィルムは、前記した本発明のポリプロピレン
樹脂組成物から得られるフィルムである。フィルムを製
造する方法は、特に限定されるものではなく、通常採用
されている方法によって行うことができる。例えば、1
軸または2軸の押出機を用いて前記ポリプロピレン樹脂
組成物のペレットまたはパウダーを溶融し、押出機の先
端に設けられたTダイもしくは環状のダイから溶融樹脂
をフィルム状に押出すことによって製造することができ
る。押出機中の溶融樹脂温度は、通常200〜250℃
の範囲が好ましい。
【0029】溶融樹脂をTダイから押出した場合には、
押し出されたフィルムは、水または他の媒体で一定温度
に設定したロールに接触させて冷却・固化させ、その後
巻き取られる。環状ダイから押出した場合には、環状フ
ィルムの外部および/または内部を冷却媒体、例えば冷
却された空気あるいは水等で冷却し、その後フィルムを
スリットしてから、あるいはそのままの状態で巻き取っ
て目的のフィルムを製造する。このようにして得られた
フィルムは、その厚みが、通常20〜1000μm、好
ましくは30〜200μm、より好ましくは40〜10
0μmの範囲が望ましい。
【0030】このフィルムは、それ単層のままで一般包
装用フィルムとして使用することができ、特にレトルト
食品包装用フィルムに好適である。また基材になり得る
層に積層して、積層体の形で同様の用途に使用すること
ができる。
【0031】レトルト食品包装用フィルムとして使用す
る場合には、ASTM D−3420に準拠して測定し
た−10℃におけるフィルム衝撃強度が、好ましくは1
0(KJ/cm)以上、より好ましくは11(KJ/c
m)以上、さらに好ましくは12(KJ/cm)以上で
あるフィルムが望ましい。
【0032】積 層 体 本発明の積層体は、前記した本発明のフィルムが基材層
に積層されている積層体である。基材層としては、包装
材料として使用可能なものであれば特に制限されず、そ
の形状はシート、フィルム、トレー、容器等々いずれで
あってもよい。
【0033】使用可能な基材層の例として、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリ
エステル樹脂のフィルム、ポリカーボネートフィルム、
ナイロン6、ナイロン66等のポリアミドのフィルム、
エチレン・ビニルアルコール共重合体フィルム、ポリビ
ニルアルコールフィルム、ポリビニルクロライドフィル
ム、ポリビニリデンクロライドフィルム、ポリプロピレ
ン等のポリオレフィンフィルムのような熱可塑性樹脂フ
ィルム、それらの熱可塑性樹脂シート、シートを熱成形
したトレーやカップ状容器、あるいはアルミニウム箔や
紙から形成した同様の形状物を挙げることができる。
【0034】基材層がフィルム形状の場合、そのフィル
ムは、無延伸フィルムであってもよいし、一軸または二
軸方向に延伸されたフィルムであってもよい。さらに、
熱可塑性樹脂フィルムは、それにアルミニウムや亜鉛等
の金属、シリカのような酸化物あるいは無機物を蒸着し
たフィルムであってもよい。さらに、それらを組み合わ
せた複合体や積層体であってもよい。
【0035】基材層の表面にフィルム層を形成させて積
層体を成形する方法としては、一般に行われる積層方法
をそのまま採用することができ、その際両層の中間に接
着層を設けることができる。例えば、基材層にウレタン
系やイソシアネート系のアンカーコート剤を塗布してか
らその上にフィルムをドライラミネートしたり、あるい
は直接ポリプロピレン樹脂組成物を押し出してラミネー
トないし押出しコーティングする方法で製造することも
できる。また基材層が熱可塑性樹脂で形成される場合に
は、共押出し法で直接積層体を成形することもできる。
なお、レトルト食品包装用積層体の場合には、通常フィ
ルムの一方の面に基材層を積層するが、別の包装材とし
て利用する場合には、フィルムの一方の面と限らず両面
に基材層を積層してもよい。
【0036】このようにして得られた積層体は、包装材
料として用いた時にフィルム層のヒートシール強度(ヒ
ートシール部の剥離強度)が高く、しかも高温・高圧下
で行われるレトルト処理の後にも高いヒートシール強度
を保持しており、例えば少なくとも35(N/15m
m)の剥離強度を保持している。
【0037】本発明に係わる積層体は、耐熱性、耐低温
衝撃強度、高いヒートシール強度、剛性等の特性を有す
るヒートシール層が表面に形成されており、また基材層
の種類によっては高いガスバリヤー性や機械的強度等が
さらに付与されることから、レトルト食品包装を含む広
い用途分野で利用可能である。また、この積層体は、フ
ィルム形状や、あるいはトレーや容器の形状に変えてか
ら包装材として使用することもできる。
【0038】レトルト食品包装体 本発明に係わるレトルト食品包装体は、基材層に前記の
特性を有するフィルムを積層した積層体を少なくとも一
つの包装材料として用い、そのフィルム層を内表面側に
位置するように配置し、内容物になるレトルト食品を被
包装物として充填ないし包装し、フィルム層をヒートシ
ールすることによって被包装物が包装されているもので
ある。
【0039】包装材としては、フィルム単層であっても
よいが、前記した積層体の方が基材層の持つ諸特性を利
用できるので好ましい。その積層体をレトルト食品包装
体の製造に使用する場合、積層体の具体例として次に記
す基材層とフィルム層との組み合わせを挙げることがで
きる。なお、ここでは前記したポリプロピレン樹脂組成
物から得たフィルムを組成物フィルムと略して記す。
【0040】ポリエステル層/組成物フィルム ポリアミド層/組成物フィルム ポリエステル層/アルミニウム箔/組成物フィルム ポリエステル層/ポリアミド層/アルミニウム箔/組成
物フィルム ポリアミド層/ポリ塩化ビニリデン層/ポリエステル層
/組成物フィルム
【0041】包装体では、組成物フィルム層が最内層に
位置するように配置されてからヒートシールが行われる
ので、ヒートシール部のヒートシール強度は高く、また
レトルト処理後においても高いヒートシール強度が保持
されている。
【0042】従って、このレトルト食品包装体は、輸送
時あるいは店頭や家庭等での取扱いに際しても、内容物
である食品が漏れ出すおそれが少なく、常温あるいは冷
蔵・冷凍下で長期間保存しても、内容物は変質しにく
い。なお、本発明において被包装物は、一般の食品は勿
論のこと、医薬品等として用いられることのある広義の
レトルト殺菌処理される物をすべて含むものである。
【0043】
【実施例】次に実施例を通して本発明をより詳細に説明
するが、本発明はそれらの実施例によって何ら制限され
るものではない。なお、ポリプロピレン樹脂組成物の性
状を示す物性値およびフィルムを評価するための物性値
は、次に記す試験方法によって求めた。
【0044】<エチレン含有量>赤外線吸収スペクトル
を用いて720cm−1の吸光度を測定し、その値から
算出した。
【0045】<極限粘度[η]>ウベローデ型粘度計を
用い、重合体サンプルをデカリンに溶解させ、その溶液
の粘度測定を135℃で行い、その測定値から極限粘度
を求めた。
【0046】<メルトフローレート(MFR)>AST
M D−1238に準拠して、230℃、荷重2.16
kgの条件で測定した。
【0047】<耐衝撃強度>厚み70μmのフィルムを
用い、−10℃において、安田精機製フィルムインパク
トテスターを使用して、ASTM D−3420に準拠
して測定した。
【0048】<耐ブロッキング性>厚み70μmのフィ
ルムを用い、ASTM D−3420に準拠して、40
kg荷重下、60℃で7日間放置した後、ブロッキング
の程度を測定した。
【0049】<耐屈曲白化性>フィルムをA4サイズに
カットし、そのフィルムの両端を両手で持ち、30回も
みほぐした後、フィルムの屈曲した部分が白化している
か否かを調べた。
【0050】(実施例1)組成物として、次の性状を有
するプロピレン・エチレンブロック共重合体を用意し
た。 プロピレン単独重合体成分 :80.0重量% プロピレン・エチレンランダム共重合体成分:20.0重量% エチレン含有量 =19.0重量% プロピレン含有量=81.0重量% 極限粘度[η] =3.0(dl/g) ブロック共重合体のMFR=4.7(g/10分)
【0051】このプロピレン・エチレンブロック共重合
体に次に記す添加剤を所定量加え、単軸押出機を用いて
造粒し、組成物ペレットを得た。 プロピレン・エチレンブロック共重合体・・・100重量部 フェノール系耐熱安定剤・・・・・・・・・・0.1重量部 チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製品 商品名イルガノックス1010 有機リン系耐熱安定剤・・・・・・・・・・・0.1重量部 チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製品 商品名イルガフォス168 ステアリン酸カルシウム・・・・・・・・・・0.1重量部
【0052】この組成物ペレットを押出機へ供給して2
50℃で溶融し、T−ダイからフィルム状に押出した。
その後、30℃の金属ロールに接触させて冷却固化して
から巻き取り、厚さ70μmのフィルムを成形した。得
られたフィルムの物性を測定し、その結果を表1に示し
た。
【0053】(実施例2)実施例1において、プロピレ
ン・エチレンブロック共重合体として表1に記載した性
状を有するプロピレン・エチレンブロック共重合体を使
用した以外は実施例1と同様に行い、厚さ70μmのフ
ィルムを成形した。得られたフィルムの物性を測定し、
その結果を表1に併せて示した。
【0054】(比較例1)実施例1において、プロピレ
ン・エチレンブロック共重合体として表1に記載した性
状を有するプロピレン・エチレンブロック共重合体を使
用した以外は実施例1と同様に行い、厚さ70μmのフ
ィルムを成形した。得られたフィルムの物性を測定し、
その結果を表1に併せて示した。
【0055】
【表1】 (註)PP重合体成分:プロピレン単独重合体成分共重
合体成分 :プロピレン・エチレンランダム共重合体成
【0056】(実施例3)厚さ12μmの二軸延伸ポリ
エチレンテレフタレート(PET)フィルムと厚さ7μ
mのアルミニウム箔とをウレタン系接着剤を用いてドラ
イラミネーションした積層体を準備し、そのアルミニウ
ム箔面に実施例1で得たフィルムをウレタン系接着剤を
用いてさらにドライラミネーションして積層体を得た。
得られた積層体の物性を次に記す方法で評価し、その結
果を表2に記した。
【0057】<ヒートシール強度>2枚の積層体の組成
物フィルム面どうしを重ね合わせ、内容物の入る部分の
大きさが積層体の縦方向105mm×横方向155mm
になるようにヒートシールして、三方シール袋を作成し
た。ヒートシールは、幅5mmのシールバーを用いて、
シール温度200℃および210℃、圧力0.2MP
a、時間1秒の条件で行った。
【0058】作成した三方シール袋の縦ヒートシール部
(縦:サイド部)および横ヒートシール部(横:底部)
から15mm幅の試験片を切り取り、クロスヘッド速度
500(mm/分)でヒートシール部を剥離し、その時
の剥離強度をレトルト殺菌処理前のヒートシール強度
(N/15mm)とした。
【0059】一方、レトルト殺菌処理した後のヒートシ
ール強度の測定は、次の方法で行った。すなわち、前記
の方法で作成した三方シール袋の開口部から水9:サラ
ダ油1の割合で混合した液200mlを内容物として封
入し、開口部も前記と同じ条件でヒートシールした。こ
の袋を熱水シャワー式の高圧高温殺菌処理装置に入れて
121℃で30分間処理し、その後冷却した。次いで、
内容物を捨て、洗剤で油分を洗い流し、自然乾燥させ
た。この袋について、レトルト殺菌処理前に測定した箇
所と同じ箇所から試験片を切り取り、前記と同じ方法で
ヒートシール強度(N/15mm)を測定した。
【0060】<味覚評価>2枚の積層体の組成物フィル
ム面どうしを重ね合わせ、内容物の入る部分の大きさが
積層体の縦方向105mm×横方向155mmになるよ
うにヒートシールして、三方シール袋を作成した。ヒー
トシールは、幅10mmのシールバーを用いて、シール
温度200℃、圧力0.2MPa、時間2秒の条件で行
った。
【0061】袋の中には市販のミネラルウオーター天然
水(サントリー(株)の瓶入り製品)を200ml入
れ、袋上部(口部)も同じ条件でヒートシールしてレト
ルトパウチ体を得た。このレトルトパウチ体を熱水シャ
ワー式の高圧高温殺菌処理装置を用いて121℃で30
分間処理し、その後冷却した。その後さらに、5℃の冷
蔵庫中に6時間保管した。
【0062】内容物の味覚評価は、前記市販品の味覚を
基準にし、市販品とほぼ同等の味を示した場合を3点
(良好)とし、市販品よりも味の異なる場合を2点、さ
らに味の異なる場合を1点(不良)と判断した。このテ
ストを7人で行って、その合計点で味覚の評価を行っ
た。
【0063】<落下衝撃強度>味覚評価に用いたと同様
の袋を作成し、その中に水9:サラダ油1の割合で混合
した液200mlを内容物として入れ、口部をヒートシ
ールした。このような袋を10袋準備し、前記と同様の
レトルト殺菌処理を施し、その後5℃の冷蔵庫中に7日
間保存した。
【0064】落下テストは、5℃の冷蔵庫内で、1袋の
サンプル上に同じ大きさで重さが1kgのおもりをそえ
て、高さ80cm(条件a)および高さ60cm(条件
b)の所から、コンクリート床上に置いたステンレス製
トレー中へと自然落下させて行った。この落下テストを
繰り返し、袋が破袋するまでの落下回数を数えた。10
袋の落下テストを行った後、各袋が破袋に要した落下回
数の平均値を求め、その平均値(回数)を落下衝撃強度
とした。
【0065】(比較例2)実施例3において、積層体の
アルミニウム箔面に接着した実施例1で得たフィルムの
代わりに比較例1で得たフィルムを用いた以外は実施例
3と同様に行って積層体を作成した。その物性を評価
し、結果を表2に併せて記した。
【0066】
【表2】
【0067】
【発明の効果】本発明のポリプロピレン樹脂組成物は、
それから高いヒートシール強度を持つフィルムを成形す
ることができ、しかも得られるフィルムは、加熱処理後
においてもヒートシール強度の低下が小さく、耐ブロッ
キング性や耐屈曲白化性にも優れており、また高い剛性
および耐低温衝撃強度を有している。従って、このポリ
プロピレン樹脂組成物は、レトルト食品包装フィルムを
製造するための樹脂組成物として好適であるばかりでな
く、各種包装フィルムの製造に供する樹脂組成物として
も使用することができる。
【0068】また本発明のポリプロピレンフィルムおよ
びそのフィルムを基材層に積層した積層体は、前述した
と同様の特性を有することに加え、さらに被包装物にな
る食品の味覚変化を起こしにくいと言う特性も有してい
る。従って、それらはレトルト食品包装用として好適で
ある。
【0069】さらに、本発明のレトルト食品包装体は、
レトルト殺菌処理後においても高いヒートシール強度を
保持する他、前記した各種の特性を有しているので、輸
送過程や、長期間に亘る常温ないし冷蔵・冷凍保存条件
下に置いても、内容物をほとんど変質させることなく保
存することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08J 5/18 CES C08J 5/18 CES (72)発明者 田口 栄一 茨城県猿島郡総和町北利根9番地 東セロ 株式会社内 (72)発明者 橋本 幹夫 千葉県袖ヶ浦市長浦580−30 株式会社グ ランドポリマー内 (72)発明者 松村 秀司 大阪府高石市高砂一丁目6番地 株式会社 グランドポリマー内 (72)発明者 中川 日出樹 大阪府堺市築港新町三丁1番地 株式会社 グランドポリマー内 Fターム(参考) 3E067 AB01 BA07A BA10A BA12A BA17A BB16A BB18A BB25A BC02A BC03A CA24 CA30 EA06 FA01 FB13 FC01 GC02 GD07 3E086 AD01 AD05 AD06 BA02 BA04 BA15 BB42 BB51 BB90 CA01 4F071 AA15X AA20 AA20X AA76 AA88 AF23 AH04 BA01 BB06 BC01 4F100 AK07B AK41A AK46A AK66B AL03B AL05B AT00A BA02 BA10A BA10B GB16 GB23 JA06B JK01 JK06 JK10 JL00 YY00 YY00B 4J002 BB121 BB141 BB151 BB152 GG02

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プロピレン重合体成分を75〜90重量%
    およびプロピレン含有量が75〜85重量%のプロピレ
    ン・α−オレフィンランダム共重合体成分を10〜25
    重量%含むことを特徴とするポリプロピレン樹脂組成
    物。
  2. 【請求項2】前記のプロピレン・α−オレフィンランダ
    ム共重合体成分は、その極限粘度[η]が2〜4(dl
    /g)であり、また前記の組成物は、そのメルトフロー
    レートが0.5〜10(g/10分)であることを特徴
    とする請求項1に記載のポリプロピレン樹脂組成物。
  3. 【請求項3】前記の組成物が、レトルト食品包装フィル
    ム用であることを特徴とする請求項1または2に記載の
    ポリプロピレン樹脂組成物。
  4. 【請求項4】請求項1または2に記載のポリプロピレン
    樹脂組成物からなることを特徴とするポリプロピレンフ
    ィルム。
  5. 【請求項5】前記のフィルムは、−10℃における衝撃
    強度が10(KJ/m)以上であることを特徴とする請
    求項4に記載のポリプロピレンフィルム。
  6. 【請求項6】前記のフィルムが、レトルト食品包装用フ
    ィルムであることを特徴とする請求項4または5に記載
    のポリプロピレンフィルム。
  7. 【請求項7】請求項4または5に記載のポリプロピレン
    フィルムの片面に基材層が積層されていることを特徴と
    する積層体。
  8. 【請求項8】請求項7に記載の積層体が、レトルト食品
    包装用であることを特徴とする請求項7に記載の積層
    体。
  9. 【請求項9】請求項7に記載の積層体のフィルム層をヒ
    ートシールして被包装物が包装されていることを特徴と
    するレトルト食品包装体。
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