JP2003055217A - 医薬組成物 - Google Patents

医薬組成物

Info

Publication number
JP2003055217A
JP2003055217A JP2001243531A JP2001243531A JP2003055217A JP 2003055217 A JP2003055217 A JP 2003055217A JP 2001243531 A JP2001243531 A JP 2001243531A JP 2001243531 A JP2001243531 A JP 2001243531A JP 2003055217 A JP2003055217 A JP 2003055217A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
pharmaceutical composition
compound
sodium
calcium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001243531A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukiya Iwata
幸也 岩田
Naoya Ochiai
直也 落合
Kazuko Iwaya
和子 岩屋
Naoko Iwasaki
直子 岩崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiyo Pharmaceutical Industry Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Pharmaceutical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taiyo Pharmaceutical Industry Co Ltd filed Critical Taiyo Pharmaceutical Industry Co Ltd
Priority to JP2001243531A priority Critical patent/JP2003055217A/ja
Publication of JP2003055217A publication Critical patent/JP2003055217A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 式(I) 【化1】 (式中、R1 は、水素、アルカリ金属もしくはアルカリ
土類金属を示し、R2 は任意の有機残基を示し、mは1
もしくは2を示す)で表される化合物を有効成分とする
医薬組成物において、当該有効成分の変質を抑える新し
い手段を提供すること。 【解決手段】 式(I) 【化2】 (式中、R1は、水素、アルカリ金属もしくはアルカリ
土類金属を示し、R2は任意の有機残基を示し、mは1
もしくは2を示す)で表される化合物を有効成分として
含み、その水性分散液もしくは水溶液のpHが5以上9
未満であることを特徴とする医薬組成物および当該医薬
組成物に更に安定化剤として塩基性アミノ酸を含有させ
た医薬組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、式(I)
【化3】 (式中、R1は、水素、アルカリ金属もしくはアルカリ
土類金属を示し、R2は任意の有機残基を示し、mは1
もしくは2を示す)で表される化合物を安定に保持し、
しかも経口投与等においても問題のない医薬組成物に関
する。
【0002】
【従来の技術】式(I)で示される化合物は、その側鎖
にHMG−CoA還元酵素の基質となるHMG−CoA
と一部化学構造が類似するヘプテン酸残基を有する医薬
成分であり、コレステロール合成の律速酵素であるHM
G−CoA還元酵素を特異的に阻害することから、高コ
レステロール血症の治療に汎用されている薬剤である。
【0003】しかし、式(I)の化合物については、低
pH環境では変質しやすい等の問題があった。そこで、
酸性環境で不安定な式(I)の化合物を含有する医薬組
成物の貯蔵安定性を向上させるために、一定の塩基性添
加剤を用いることでその水性分散液がpH9以上となる
ようにする方法(特許2935220号)や、特定の塩
基性添加物を使用し直接打錠法で製造する方法(特開2
000−229855号)等が報告されている。
【0004】しかしながら、製剤の水溶液pHをアルカ
リ側に制御することは、経口内服剤に関しては、特に低
胃酸の患者への投与において胃での消化機能に障害をき
たすおそれがあり、また、アルカリによる細胞障害性の
問題からいずれの投与経路においても、必ずしも望まし
い製剤設計とは言い難い。
【0005】更に、水酸化アルカリ金属、水酸化アルカ
リ土類金属等は強塩基であり、製剤の水分散液のpHを
アルカリ側に調整することが可能であるが、特に水酸化
アルカリ金属類は潮解性があるため、製剤化の工程にお
いて取り扱いに問題があり、工業規模での生産に使用し
づらい添加剤であるという問題がある。
【0006】また、特許2935220号、特開200
0−229855では、式(I)の化合物の錠剤形組成
物が開示されているが、直接打錠製法や、湿式粗砕製法
で錠剤を製するため、含量均一性の問題や粉体物性(流
動性)が悪く,ハンドリング性が劣る場合があり、錠剤
製造においては、必ずしも望ましい製造方法とは言い難
い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、式(I)の化
合物を有効成分とする医薬組成物において、当該有効成
分の変質を抑える新しい手段の提供が求められていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは式(I)の
化合物を有効成分とする医薬組成物の安定化について鋭
意検討を行なった結果、強塩基物質を使用しなくても式
(I)の化合物の変質を抑えた安定な医薬組成物が得ら
れることを見出し、本発明を完成した。
【0009】すなわち本発明は、式(I)
【化4】 (式中、R1、R2およびmは前記した意味を有する)で
表される化合物を有効成分として含み、その水性分散液
もしくは水溶液のpHが9未満であることを特徴とする
医薬組成物を提供するものである。
【0010】また本発明は、有効成分として式(I)の
化合物を含み、更に安定化剤として塩基性アミノ酸を含
有させた医薬組成物を提供するものである。
【0011】更に本発明は、上記医薬組成物の組成物中
に金属を有する製剤添加剤を実質的に含有しない医薬組
成物を提供するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の医薬組成物において、有
効成分として用いられる式(I)の化合物はその構造特
性からHMG−CoA還元酵素阻害剤等として作用する
化合物である。なお、上記式(I)化合物における第3
位および5位のヒドロキシ基はジアステレオマーであっ
てもなくてもよい。
【0013】式(I)の化合物の具体例としては、プラ
バスタチンナトリウム、フルバスタチンナトリウム、セ
リバスタチンナトリウム、ニスバスタチンカルシウム、
アトルバスタチンカルシウム等が挙げられる。
【0014】本発明の医薬組成物は、その水分散液もし
くは水溶液のpHを9未満にすることが必要である。こ
のためには、使用する式(I)の化合物によって異なる
が、医薬組成物で使用する添加剤の水分散液もしくは水
溶液のpHを参考として製剤全体で9未満となるよう調
製すれば良い。なお、本発明においては式(I)の化合
物の医薬組成物の水分散液もしくは水溶液のpH上限
が、好ましくは8.5、より好ましくは8、更に好まし
くは7であり、pH下限が好ましくは5、より好ましく
は6になるように調整する。
【0015】また、本発明の医薬組成物は、安定化剤と
してケイ酸アルミニウム、リン酸水素カルシウム、乳酸
カルシウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸マグネシウム、
炭酸カルシウム又はメタケイ酸アルミン酸マグネシウム
を含有させる必要はなく、実質的にこれら成分を含有し
ないものである。
【0016】ここでいう、実質的に含有しないとは、安
定化作用を奏する量(安定化作用量)以上の量を含有さ
せないということを意味し、その安定化作用量とは使用
する式(I)の化合物によって異なるが、各安定化剤と
式(I)の化合物を例えば、1:10〜10:1程度の
割合で混合し、これを例えば40〜70℃程度に加温
し、この状態で1週間〜3ヶ月程度保存した後の式
(I)の化合物の残存率を求め、これから残存率が95
〜100%程度となる量を推定することにより定めるこ
とができる。
【0017】より具体的には、式(I)化合物の目的と
する剤形に実際、各安定化剤を添加することによって定
める。例えば、錠剤の場合には式(I)の化合物と慣用
錠剤添加成分からなる処方に、各安定化剤を任意の割合
で混合し、慣用手段で製造した錠剤を例えば、40〜7
0℃程度に加温し、この状態で1週間から3ヶ月程度保
存した後の式(I)化合物の残存率が95〜100%程
度になる量を推定することにより定めることができる。
【0018】更に、本発明の医薬組成物においては、安
定化剤として塩基性アミノ酸を添加することもできる。
この塩基性アミノ酸としては、特に限定されるものでは
ないが、リシン、アルギニン、フェニルアラニン、チロ
シン、ヒスチジン、トリプトファン、プロリン、オキシ
プロリンが好ましく、特にアルギニンが好ましい。
【0019】また、この塩基性アミノ酸の添加量は、使
用する式(I)の化合物の種類や使用する塩基性アミノ
酸の種類により適宜増減する必要があるが、一般には、
式(I)の化合物に対して0.0001〜100重量部
が好ましく、0.001〜10重量部がより好ましく、
さらに0.01〜5重量部が好ましい。
【0020】また、本発明の医薬組成物は、その組成物
中から金属、特にアルカリ金属もしくはアルカリ土類金
属を有する製剤添加剤を実質的に排除することによって
も得ることができる。
【0021】本発明の医薬組成物において望ましくない
製剤添加剤、すなわち金属を有する製剤添加剤として
は、クロスカルメロースナトリウム、ステアリン酸マグ
ネシウムなどが挙げられる。なお、ここでいう実質的に
含まないとは、使用するカルボン酸の金属塩誘導体の種
類によって異なるが、式(I)の化合物の安定化を損ね
る作用を奏する量(不安定化作用量)含まないか、もし
くは、主薬となる式(I)の化合物と直接接触しない態
様で製剤中に存在することを意味する。
【0022】上記における不安定化作用量は、望ましく
ない製剤添加剤と式(I)の化合物を例えば1:10〜
100:1程度の割合で混合し、これを例えば、40〜
70℃に加温し、この状態で1週間から3ヶ月程度保存
した後の式(I)の化合物の残存率を求め、これから残
存率が80%程度となる量を推定することにより定める
ことができる。また、主薬である式(I)の化合物と直
接接触しない態様とは、公知の手段で主薬である式
(I)の化合物と物理的に接触を防ぐ方法などが挙げら
れ、錠剤であれば主薬を公知の方法で造粒し、コーティ
ングを施した後、組成中に金属塩を含む化合物を添加
し、打錠する等の方法を挙げることができる。
【0023】本発明の医薬組成物は、固形、半固形、液
状、いずれの状態の製剤であってもよく、経口、経皮、
注射等のいずれの投与経路であっても良い。具体的に
は、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、細粒剤、ドライシロッ
プ、シロップ等の経口投与製剤、エリキシル剤、軟膏
剤、クリーム剤、外用液剤、坐剤等の経皮投与用製剤、
注射用固形製剤、注射用液剤、プレフィルドシリンジ製
剤等の静脈・動脈・皮下・筋肉内注射等の注射用製剤が
挙げられる。
【0024】経口投与の製剤の場合には、患者の服用コ
ンプライアンス向上等の目的で、錠剤が好ましく、錠剤
を製する場合には、特に製造方法を限定する必要はない
が、式(I)の化合物を湿式造粒法で造粒し、その後滑
沢剤等を加えて打錠する製造方法が好ましい。
【0025】更に本発明の医薬組成物の製造にあたって
は、本発明の効果に支障がない限り、医薬組成物の製造
に一般に使用される種々の添加剤を含んでも良い。
【0026】このような添加剤としては、吸着剤、保存
剤、抗酸化剤、緩衝剤、キレート化剤、着色剤、乳化
剤、矯味・香剤、保湿剤、研磨剤、軟膏基材、溶剤、硬
化剤、坐剤基材、界面活性剤、懸濁化剤、甘味剤、滑沢
剤、結合剤、賦形剤、コーティング剤、崩壊剤、流動化
剤、光沢化剤、等張化剤、溶剤等が挙げられる。
【0027】例えば、粉末セルロース、活性炭、安息香
酸、ブチルパラベン、エチルパラベン、メチルパラベ
ン、プロピルパラベン、安息香酸ナトリウム、プロピオ
ン酸ナトリウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼト
ニウム、ベンジルアルコール、塩化セチルピリジニウ
ム、クロロブタノール、硝酸フェニル水銀、チメロサー
ル、アスコルビンパルミテート、ブチルヒドロキシアニ
ソール、ブチルヒドロキシトルエン、次亜リン酸、モノ
チオグリセロール、プロピル没食子酸、重亜硫酸ナトリ
ウム、ホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウム、メ
タ重亜硫酸ナトリウム、EDTA、カラメル、酸化鉄、
アラビアゴム、ソルビタンモノオレエート、ポリオキシ
エチレン50ステアレート、ハッカ油、バニリン、ココ
ア、メントール、グリセリン、プロピレングリコール、
ソルビトール、流動パラフィン、ラノリン、親水軟膏、
ポリエチレングリコール、軟膏、ワセリン、親水ワセリ
ン、白色軟膏、黄色軟膏、エタノール、イソプロピルア
ルコール、鉱物油、オレイン酸、ラッカセイ油、精製
水、注射用蒸留水、セチルアルコール、パラフィン、サ
ラシミツロウ、カカオ脂、ポリエチレングリコール、ポ
リソルベート、ラウリル硫酸ナトリウム、ソルビタンモ
ノパルミテート、寒天、ベントナイト、カルボキシメチ
ルセルロースナトリウム、ヒドロキシプロピルメチルセ
ルロース、メチルセルロース、トラガカント、キタンサ
ンガム、ブドウ糖、白糖、サッカリンナトリウム、エチ
ルセルロース、ゼラチン、メチルセルロース、結晶セル
ロース、乳糖、酢酸フタル酸セルロース、トウモロコシ
デンプン、アルギン酸ナトリウム、コロイド状ケイ酸、
ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸、カルナバロ
ウ、ブドウ糖、塩化ナトリウム、コーンスターチやバレ
イショデンプンなどのデンプン、部分アルファー化デン
プン、カルボキシメチルスターチナトリウム、カルメロ
ース、カルメロースカルシウム、カルメロースナトリウ
ム、ポリビニルアルコール、クロスポビドン、低置換度
ヒドロキシプロピルセルロース、結晶セルロース、ヒド
ロキシプロピルスターチなどが例示される。また、結合
剤としては、例えば、ヒドロキシプロピルセルロース、
ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシビニ
ルポリマー、カルメロースナトリウム、アルファー化デ
ンプン、架橋型ポリビニルピロリドン、アラビアゴム
末、ゼラチン、プルランなどが挙げられる、増量剤とし
ては、ショ糖、ブドウ糖、乳糖、マンニトール、マルト
ース、ソルビトール、リン酸カルシウム、硫酸カルシウ
ムなどが挙げられる。矯味成分としては、例えば、クエ
ン酸、酒石酸、リンゴ酸などが挙げられる。
【0028】
【本発明の効果】以上説明した本発明によれば、式
(I)の化合物を主薬とする医薬組成物において、製剤
を特に高pH条件とすることがなくとも、保存中の薬物
含量低下などの問題を防ぐことができ、これら医薬組成
物の商品性を高めることができるものである。
【0029】
【実施例】以下実施例および試験例を挙げ本発明を更に
具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例により何
ら制約されるものではない。
【0030】試 験 例 1 プラバスタチンナトリウムを主薬とし、表1に示す添加
剤との組合せで医薬組成物を調製した。この調製に当た
っては、主薬1に対して添加剤9の割合で混合し、60
メッシュの篩を通した。得られた医薬組成物を、70℃
で8日間保存した後、プラバスタチンナトリウムの含量
を測定した。この結果を表1に示す。
【0031】
【表1】
【0032】この結果から、プラバスタチンナトリウム
は、構造中に金属を含む化合物と接触することにより安
定性が損なわれることが確認された。
【0033】実 施 例 1 プラバスタチンナトリウム錠剤(1):以下の処方、製
法でプラバスタチンナトリウムの錠剤を得た。このもの
の懸濁液pHは、6.57であった。
【0034】 ( 処 方 ) 重 量 プラバスタチンナトリウム 5mg 乳 糖 64mg 結晶セルロース 27mg ヒドロキシプロピルセルロース 3mg ステアリン酸カルシウム 1mg 合 計 100mg
【0035】( 製 法 )上記プラバスタチン、乳
糖、結晶セルロース及びヒドロキシプロピルセルロース
を混合し、湿式造粒法により顆粒を製した。これにステ
アリン酸カルシウムを混合後打錠し、1錠100mgの
錠剤を得た。
【0036】実 施 例 2 プラバスタチンナトリウム錠剤(2):以下の処方、製
法でプラバスタチンナトリウムの錠剤を得た。このもの
の懸濁液pHは、7.67であった。
【0037】 ( 処 方 ) 重 量 プラバスタチンナトリウム 5mg D−マンニトール 75mg ヒドロキシプロピルセルロース 2.7mg 低置換度ヒドロキシプロピルセルロース 4.5mg L−アルギニン 0.1mg 硬 化 油 2.7mg 合 計 90mg
【0038】( 製 法 )上記プラバスタチン、乳
糖、結晶セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、
低置換度ヒドロキシプロピルセルロース及びL−アルギ
ニンを混合し、湿式造粒法により顆粒を製した。これに
硬化油を混合後打錠し、1錠90mgの錠剤を得た。
【0039】試 験 例 2 実施例1、実施例2で得られた製剤及び市販品のプラバ
スタチンナトリウム錠剤(メバロチン錠)を70℃で2
日間保存した。保存後、製剤中のプラバスタチンナトリ
ウム含量を測定した結果、実施例1の製剤では94.2
%、実施例2の製剤では98.0%の残存率を示した。
これに対し市販のメバロチン錠では95.5%の残存率
であった。
【0040】この結果、本発明のプラバスタチンナトリ
ウム錠剤は、高温においても市販品と同様に安定であ
り、更に、金属塩を含む成分が実質的に直接主薬に接触
することがなければ安定であることが示された。また、
特にL−アルギニンを使用した製剤では、市販品を上回
る安定性が示された。
【0041】試 験 例 3 特開2000−229855号の実施例に準じ、安定化
剤として炭酸マグネシウムを添加した処方でプラバスタ
チンナトリウムの錠剤を製した(比較製剤;水溶液とし
たときのpHは、9)。一方、上記処方から炭酸マグネ
シウムを除く以外は同様にしてプラバスタチンナトリウ
ムの錠剤を製した(本発明製剤;水溶液としたときのp
Hは、8.5)。これらの製剤についてその安定性を比
較したところ、本発明製剤の方が安定性に優れていた。 以 上
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 47/12 A61K 47/12 47/18 47/18 47/26 47/26 A61P 3/06 A61P 3/06 43/00 111 43/00 111 (72)発明者 岩崎 直子 神奈川県横浜市戸塚区上矢部町39−2− 411 Fターム(参考) 4C076 AA32 AA37 AA41 BB01 CC14 CC29 DD41 DD51 DD67 EE31 EE32 FF05 FF06 FF09 FF36 GG12 GG14 4C086 AA01 AA02 BC05 BC13 BC17 MA02 MA03 MA05 NA03 ZC20 ZC33 4C206 AA01 AA02 DB03 DB56 KA01 MA02 MA03 MA05 NA03 ZC20 ZC33

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I) 【化1】 (式中、R1は、水素、アルカリ金属もしくはアルカリ
    土類金属を示し、R2は任意の有機残基を示し、mは1
    もしくは2を示す)で表される化合物を有効成分として
    含み、その水性分散液もしくは水溶液のpHが9未満で
    あることを特徴とする医薬組成物。
  2. 【請求項2】 安定化剤としてのケイ酸アルミニウム、
    リン酸水素カルシウム、乳酸カルシウム、炭酸水素ナト
    リウム、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、又はメタ
    ケイ酸アルミン酸マグネシウムを実質的に含まないこと
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の医薬組成物。
  3. 【請求項3】 式(I)で表される化合物が、プラバス
    タチンナトリウム、フルバスタチンナトリウム、セリバ
    スタチンナトリウム、ニスバスタチンカルシウムおよび
    アトルバスタチンカルシウムよりなる群から選ばれる化
    合物である特許請求の範囲第1項及び第2項記載の医薬
    組成物。
  4. 【請求項4】 式(I) 【化2】 (式中、R1、R2およびmは前記した意味を有する)で
    表される化合物を有効成分として含み、安定化剤として
    塩基性アミノ酸を含有することを特徴とする医薬組成
    物。
  5. 【請求項5】 塩基性アミノ酸が、リシン、アルギニ
    ン、フェニルアラニン、チロシン、ヒスチジン、トリプ
    トファン、プロリンおよびオキシプロリンよりなる群か
    ら選ばれる化合物の一種又はそれ以上である特許請求の
    範囲第4項記載の医薬組成物。
  6. 【請求項6】 式(I)で表される化合物が、プラバス
    タチンナトリウム、フルバスタチンナトリウム、セリバ
    スタチンナトリウム、ニスバスタチンカルシウムおよび
    アトルバスタチンカルシウムよりなる群から選ばれる化
    合物である特許請求の範囲第4項及び第5項記載の医薬
    組成物。
  7. 【請求項7】 その組成物中に金属を有する製剤添加剤
    を実質的に含有しない請求項第1項ないし第6項の何れ
    かの項記載の医薬組成物。
JP2001243531A 2001-08-10 2001-08-10 医薬組成物 Pending JP2003055217A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001243531A JP2003055217A (ja) 2001-08-10 2001-08-10 医薬組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001243531A JP2003055217A (ja) 2001-08-10 2001-08-10 医薬組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003055217A true JP2003055217A (ja) 2003-02-26

Family

ID=19073614

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001243531A Pending JP2003055217A (ja) 2001-08-10 2001-08-10 医薬組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003055217A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006527259A (ja) * 2003-06-12 2006-11-30 ワーナー−ランバート カンパニー リミティド ライアビリティー カンパニー アトルバスタチンの医薬組成物
JP2009203218A (ja) * 2007-07-26 2009-09-10 Kowa Co イブプロフェン及びトラネキサム酸含有固形製剤
JP2010533210A (ja) * 2007-07-13 2010-10-21 ジェネリクス・(ユーケー)・リミテッド 1種または複数のHMG−CoAレダクターゼ阻害剤を含む安定的な医薬組成物
JP2011144120A (ja) * 2010-01-13 2011-07-28 Towa Yakuhin Kk HMG−CoAレダクターゼ阻害剤含有経口固形製剤
JP2016065028A (ja) * 2014-09-26 2016-04-28 共和薬品工業株式会社 医薬組成物
JP2016079162A (ja) * 2014-10-14 2016-05-16 日本ジェネリック株式会社 安定なロスバスタチンカルシウム錠剤
JP2018027987A (ja) * 2017-11-24 2018-02-22 共和薬品工業株式会社 医薬組成物
JP2018090435A (ja) * 2016-12-01 2018-06-14 花王株式会社 モノハロゲノアミン製造用組成物

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000035425A1 (en) * 1998-12-16 2000-06-22 Lek Pharmaceutical And Chemical Company D.D. STABLE PHARMACEUTICAL FORMULATION COMPRISING A HMG-CoA REDUCTASE INHIBITOR
JP2000229855A (ja) * 1998-12-07 2000-08-22 Satoshi Takebe プラバスタチンナトリウム錠
JP2001233766A (ja) * 2000-11-15 2001-08-28 Ohara Yakuhin Kogyo Kk プラバスタチンナトリウムの錠剤
WO2002076376A2 (en) * 2001-03-27 2002-10-03 Ranbaxy Laboratories Limited A stable pharmaceutical composition of pravastatin
JP2002284680A (ja) * 2001-03-28 2002-10-03 Taisho Pharm Ind Ltd プラバスタチンナトリウム製剤
WO2003000239A1 (en) * 2001-06-21 2003-01-03 Andrx Pharmaceuticals, Inc. Stable pharmaceutical compositions containing pravastatin

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000229855A (ja) * 1998-12-07 2000-08-22 Satoshi Takebe プラバスタチンナトリウム錠
WO2000035425A1 (en) * 1998-12-16 2000-06-22 Lek Pharmaceutical And Chemical Company D.D. STABLE PHARMACEUTICAL FORMULATION COMPRISING A HMG-CoA REDUCTASE INHIBITOR
JP2001233766A (ja) * 2000-11-15 2001-08-28 Ohara Yakuhin Kogyo Kk プラバスタチンナトリウムの錠剤
WO2002076376A2 (en) * 2001-03-27 2002-10-03 Ranbaxy Laboratories Limited A stable pharmaceutical composition of pravastatin
JP2002284680A (ja) * 2001-03-28 2002-10-03 Taisho Pharm Ind Ltd プラバスタチンナトリウム製剤
WO2003000239A1 (en) * 2001-06-21 2003-01-03 Andrx Pharmaceuticals, Inc. Stable pharmaceutical compositions containing pravastatin
WO2003000177A2 (en) * 2001-06-21 2003-01-03 Andrx Pharmaceuticals, Inc. Stable controlled release pharmaceutical compositions containing pravastatin

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006527259A (ja) * 2003-06-12 2006-11-30 ワーナー−ランバート カンパニー リミティド ライアビリティー カンパニー アトルバスタチンの医薬組成物
JP2010533210A (ja) * 2007-07-13 2010-10-21 ジェネリクス・(ユーケー)・リミテッド 1種または複数のHMG−CoAレダクターゼ阻害剤を含む安定的な医薬組成物
JP2015078238A (ja) * 2007-07-13 2015-04-23 ジェネリクス・[ユーケー]・リミテッド 1種または複数のHMG−CoAレダクターゼ阻害剤を含む安定的な医薬組成物
JP2009203218A (ja) * 2007-07-26 2009-09-10 Kowa Co イブプロフェン及びトラネキサム酸含有固形製剤
JP2011144120A (ja) * 2010-01-13 2011-07-28 Towa Yakuhin Kk HMG−CoAレダクターゼ阻害剤含有経口固形製剤
JP2016065028A (ja) * 2014-09-26 2016-04-28 共和薬品工業株式会社 医薬組成物
JP2016079162A (ja) * 2014-10-14 2016-05-16 日本ジェネリック株式会社 安定なロスバスタチンカルシウム錠剤
JP2018090435A (ja) * 2016-12-01 2018-06-14 花王株式会社 モノハロゲノアミン製造用組成物
JP2018027987A (ja) * 2017-11-24 2018-02-22 共和薬品工業株式会社 医薬組成物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2391348B1 (en) Solid pharmaceutical composition comprising amlodipine and losartan with improved stability
US20090208583A1 (en) Tablets comprising candesartan cilexetil
JP6895779B2 (ja) アジルサルタン含有固形医薬組成物
JP5988963B2 (ja) ピタバスタチン含有製剤及びその製造方法
JPH05255084A (ja) 経皮的冠動脈形成術後の再狭窄抑制剤
WO2004066998A1 (ja) 安定な経口用固形医薬組成物
JP2003055217A (ja) 医薬組成物
JP2005314413A (ja) 経口投与用医薬組成物
JP2024009815A (ja) アキシチニブを含有する医薬組成物
JPWO2005084679A1 (ja) ベンズアミジン誘導体含有組成物及びベンズアミジン誘導体の安定化方法
JP3330977B2 (ja) ダピプラゾール含有経口投与用固体医薬組成物
KR20220060488A (ko) 1-(3-시아노-1-아이소프로필-인돌-5-일)피라졸-4-카르복실산의 결정성 입자의 제조방법 및 이를 포함하는 약학적 조성물
WO1999039730A1 (fr) Preparation a administration orale contenant des peptides favorisant la secretion d'hormone de croissance
WO2011099573A1 (ja) 徐放性製剤
JP2003137778A (ja) 医薬組成物及び医薬品
KR20220091767A (ko) 사쿠비트릴 발사르탄 하이브리드 화합물 또는 그 약제학적으로 허용되는 염을 유효성분으로 포함하는 약제학적 조성물
JPH0529209B2 (ja)
JP2012036163A (ja) HMG−CoA還元酵素阻害活性を有する化合物を含む安定固形医薬組成物
JP4084749B2 (ja) 大粒子dcpdを有するリシノプリル組成物
JP7150862B2 (ja) アミノピラン誘導体の組成物
JP3254712B2 (ja) 医薬組成物
JP5740896B2 (ja) 解熱鎮痛組成物
WO2023107082A1 (en) A film coated tablet of saxagliptin and at least one antioxidant processed with wet granulation
JP2004123558A (ja) 片頭痛の予防、治療剤
JPH0820537A (ja) 抗潰瘍剤含有固形製剤

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080807

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111018

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120228