JP2003054302A - 容器保持装置付き車両用シート - Google Patents

容器保持装置付き車両用シート

Info

Publication number
JP2003054302A
JP2003054302A JP2001242219A JP2001242219A JP2003054302A JP 2003054302 A JP2003054302 A JP 2003054302A JP 2001242219 A JP2001242219 A JP 2001242219A JP 2001242219 A JP2001242219 A JP 2001242219A JP 2003054302 A JP2003054302 A JP 2003054302A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
saucer
locking
tray
holder
base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001242219A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4695304B2 (ja
Inventor
Yoshikuni Yuzawa
好邦 湯澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TS Tech Co Ltd
Original Assignee
TS Tech Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TS Tech Co Ltd filed Critical TS Tech Co Ltd
Priority to JP2001242219A priority Critical patent/JP4695304B2/ja
Priority to US09/968,761 priority patent/US6485097B1/en
Priority to CA 2358796 priority patent/CA2358796C/en
Publication of JP2003054302A publication Critical patent/JP2003054302A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4695304B2 publication Critical patent/JP4695304B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N3/00Arrangements or adaptations of other passenger fittings, not otherwise provided for
    • B60N3/10Arrangements or adaptations of other passenger fittings, not otherwise provided for of receptacles for food or beverages, e.g. refrigerated
    • B60N3/105Arrangements or adaptations of other passenger fittings, not otherwise provided for of receptacles for food or beverages, e.g. refrigerated for receptables of different size or shape
    • B60N3/108Arrangements or adaptations of other passenger fittings, not otherwise provided for of receptacles for food or beverages, e.g. refrigerated for receptables of different size or shape with resilient holding elements
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N3/00Arrangements or adaptations of other passenger fittings, not otherwise provided for
    • B60N3/10Arrangements or adaptations of other passenger fittings, not otherwise provided for of receptacles for food or beverages, e.g. refrigerated
    • B60N3/102Arrangements or adaptations of other passenger fittings, not otherwise provided for of receptacles for food or beverages, e.g. refrigerated storable or foldable in a non-use position
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R7/00Stowing or holding appliances inside vehicle primarily intended for personal property smaller than suit-cases, e.g. travelling articles, or maps
    • B60R7/04Stowing or holding appliances inside vehicle primarily intended for personal property smaller than suit-cases, e.g. travelling articles, or maps in driver or passenger space, e.g. using racks
    • B60R7/043Stowing or holding appliances inside vehicle primarily intended for personal property smaller than suit-cases, e.g. travelling articles, or maps in driver or passenger space, e.g. using racks mounted on or under a seat

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Passenger Equipment (AREA)
  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 課題は、不測の荷重によって受け皿部材が水
平姿勢より下に回転した場合でも破損することのない容
器保持装置を具備する容器保持装置付き車両用シートの
美観を、損ねないようにすることにある。 【解決手段】 車両用シートは、シート本体と、このシ
ート本体の側部に取り付けられたカップホルダ5とを備
えている。カップホルダ5は、ベース部材6と、ベース
部材6の下部に基端部が上下に回転自在に支持される受
け皿部材10と、受け皿部材10に設けられる係止爪6
2と、係止爪62と係止することで略水平姿勢に受け皿
部材10を維持する係止片32とを備える。不測の荷重
により係止爪62と係止片32との係止が解除されて、
受け皿部材10が下に回転する。そして、受け皿部材1
0の前端部が乗員室の床62に当接することで、その回
転が停止する。また、シート本体側部の下端部には、突
部65が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、飲料水用の缶、ペ
ットボトル又はカップ等の容器を保持する容器保持装置
を具備する容器保持装置付き車両用シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両等の乗物の乗員室には、飲料
水用の缶などを保持するカップホルダと称される容器保
持装置が設けられている。容器保持装置は、上下に延在
するベース部材と、容器の底面を保持する受け皿部材と
を備えている。受け皿部材の基端部が、ベース部材の下
端部表面に設けられたヒンジに連結されており、ヒンジ
を中心にして上下に回転自在となっている。収納時、受
け皿部材がベース部材に対してほぼ平行となって、起立
した姿勢となる。一方、使用時、乗員が受け皿部材を略
水平姿勢に展開すると、受け皿部材に設けられた第一ス
トッパが、ベース部材に一体的に設けられた第二ストッ
パに当接して、受け皿部材が略水平姿勢に維持されるよ
うになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、受け皿部材が水
平姿勢にある状態において、乗員が受け皿部材を下に回
転する方向に誤って付勢してしまった場合、第一ストッ
パ、第二ストッパ又はヒンジに過大な荷重が作用してし
まい、第一ストッパ、第二ストッパ又はヒンジが破損し
てしまう。このような問題点に対処するために、第一ス
トッパ又は第二ストッパが可撓性を有するようにする
と、受け皿部材に対して下に回転する方向に過大な荷重
が作用した場合に第一ストッパ又は第二ストッパが撓ん
で第一ストッパと第二ストッパとの当接が解除される。
従って、受け皿部材が水平姿勢より下に回転し、第一ス
トッパ、第二ストッパ又はヒンジの破損が抑えられる。
ところで、以上のように構成される容器保持装置は、乗
員の座るためのシートの側部に取り付けられる場合があ
る。この場合、受け皿部材が起立した姿勢の際には、受
け皿部材とベース部材がほぼ平行になっているため、容
器保持装置の下部において、ベース部材と受け皿部材と
の間に隙間ができてしまう。即ち、容器保持装置の下方
からヒンジが覗けるため、またベース部材と受け皿部材
との隙間があるため、シート全体として美観が損ねる場
合がある。そこで容器保持装置の下方を覆うようにして
カバー等をシートの側部に設けたものとしても、カバー
が受け皿部材の下への回転の邪魔になってしまう。
【0004】そこで、本発明が解決しようとする課題
は、不測の荷重によって受け皿部材が水平姿勢より下に
回転した場合でも破損することのない容器保持装置を取
り付けてなる容器保持装置付き車両用シートにおいて、
該容器保持装置付き車両用シートの美観を損ねないよう
にすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべ
く、請求項1記載の発明に係る容器保持装置付き車両用
シートは、例えば図1、図2、図3又は図10に示すよ
うに、上下に延在するベース部材(例えば、ベース部材
6)と、上下に回転可能となって前記ベース部材の表面
下部に基端部が支持される受け皿部材(例えば、受け皿
部材10)と、前記受け皿部材に設けられる第一係止部
(例えば、係止爪61)と、前記ベース部材に設けられ
るとともに前記第一係止部と係止することで容器を載置
可能となる略水平な水平姿勢に前記受け皿部材を維持す
る第二係止部(例えば、係止片32)と、を具備し、前
記第一係止部と前記第二係止部とのうちの少なくとも一
方が撓むことで前記第一係止部と前記第二係止部との係
止が解除されることによって前記ベース部材が下へ回転
するようになる容器保持装置(例えば、カップホルダ
5)と、乗員室の床(例えば、床62)に取り付けら
れ、かつ、前記ベース部材が側部に設けられるシート本
体(例えば、シート本体50)と、を備え、前記受け皿
部材が水平姿勢より下方に回転して前記受け皿部材の他
端部が前記床に当接することで、前記受け皿部材の下方
への回転が止まるように設定されており、前記ベース部
材と前記受け皿部材との回転支持点の下方に突出すると
ともに前記受け皿部材の他端部が前記床に当接している
際の前記受け皿部材の表面に沿っている突部(例えば、
突部65)が前記シート本体の側部カバー(例えば、サ
イドカバー4)に設けられることを特徴とする。ここ
で、例えば、床から容器保持装置(又はベース部材)ま
での距離(上下方向の距離)が設定されること、床から
受け皿部の回転支点(即ち、基端部)までの距離が設定
されること、又は、受け皿部材の基端部から他端部まで
の距離が設定されることによって、受け皿部材が水平姿
勢より下方に回転して受け皿部材の他端部が床に当接す
るように設定される。
【0006】請求項1記載の発明では、第一係止部が第
二係止部に係止することによって、受け皿部材が水平姿
勢となり、受け皿部材に対して容器を載置可能となる。
ここで、例えば乗員の不注意などから、水平姿勢にある
受け皿部材に対して下方に回転する方向に過大な荷重が
作用した場合、第一係止部と第二係止部とのうちの少な
くとも一方が撓むことで、第一係止部と第二係止部との
係止が解除される。これにより、受け皿部材が更に下方
へ回転可能となり、第一係止部及び第二係止部に対して
過大な剪断力が作用せず、第一係止部又は第二係止部が
損傷することはない。
【0007】また、受け皿部材が水平姿勢より下に回転
した場合、受け皿部材の他端部が乗員室の床に当接する
ことで受け皿部材の回転が停止するから、受け皿部材の
下への回転角度は小さくなり、突部を受け皿部材の回転
支点の下方に突出させることができる。即ち、受け皿部
材とベース部材との隙間を突部が下から覆うようにな
る。従って、突部によって受け皿部材の回転支点が覆わ
れるから、容器保持装置付き車両用シートの美観を損ね
ず、容器保持装置付き車両用シートの外観商品性が向上
するとともに、乗員などの手や指などが受け皿部材の回
転支点に触れてしまうことが防止される。
【0008】請求項2記載の発明は、例えば図11に示
すように、請求項1記載の容器保持装置付き車両用シー
トであって、前記受け皿部材の他端部が前記床に当接し
ている際の前記受け皿部材の水平姿勢から下への角度
は、90度より小さいことを特徴とする。
【0009】請求項2記載の発明では、受け皿部材の他
端部が床に当接している際の受け皿部材の水平姿勢から
下への角度は、90度より小さいため、突部がより広い
範囲で受け皿部材の回転支点を覆うとともに、より広い
範囲で受け皿部材とベース部材との隙間を突部が下から
覆うようになる。従って、容器保持装置付き車両用シー
トの外観商品性が向上する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る容器保持装
置付き車両用シートについて、図面を用いて具体的な態
様を説明する。ただし、発明の範囲を図示例に限定する
ものではない。
【0011】図1には、車両用シート1の側面図が示さ
れている。車両用シート1は、本発明に係る容器保持装
置付き車両用シートが適用されたものであり、車両の乗
員室内に配設されている。この車両用シート1は、シー
トボトム3、シートバック2並びにサイドカバー4を具
備するシート本体50と、スライドレール63と、シー
ト基台64とを備えている。
【0012】スライドレール63は乗員室の床62に敷
設されており、シート基台64は車両の前後方向に移動
自在となってスライドレール63に取り付けられてい
る。シート基台5上にシートボトム3が設けられてお
り、シートバック2はシートボトム3の後部位置より上
方に延びて配置されている。乗員がシート本体50に着
座する場合、シートボトム3にはこの乗員の臀部が載置
され、シートバック2に乗員の背中が支持される。
【0013】サイドカバー4は、シートバック2及びシ
ートボトム3の側部に取り付けられており、シートバッ
ク2の下部からシートボトム3の前端部近傍まで略L字
状に延在している。サイドカバー4は、シート本体50
の側部を構成する。
【0014】更に、車両用シート1は、サイドカバー4
に一体となって取り付けられたカップホルダ(即ち、容
器保持装置)5を更に具備する。カップホルダ5は、サ
イドカバー4の前部に取り付けられており、シートボト
ム3の後端から前方に向けて所定距離離れた位置に配置
されている。即ち、乗員がシートボトム3に着座して前
方を向いた姿勢であっても、当該乗員の手の届く範囲に
カップホルダ5が配置されている。このカップホルダ5
は、飲料水用の缶、ペットボトル又はカップ等(以下、
容器と述べる。)の保持に用いられるものである。
【0015】カップホルダ5及びサイドカバー4につい
て詳細に説明する。図2は、サイドカバー4からカップ
ホルダ5が取り外された状態が示された分解斜視図であ
る。図3は、カップホルダ5が分解されて示された分解
斜視図である。図4は、カップホルダ5の正面図であ
る。図5は、カップホルダ5の側面図である。図6は、
図4におけるE−E断面が示された断面図である。図7
は、カップホルダ5の平面図である。図8は、カップホ
ルダ5の背面図である。図2、図4、図5、図6、図7
及び図8には、カップホルダ5に対して容器を保持可能
な状態(この状態のカップホルダ5の姿勢を展開姿勢と
述べる。)が示されている。また、図4、図5、図6、
図7及び図8には、カップホルダ5がサイドカバー4か
ら取り外された状態が示されている。
【0016】図2に示すように、サイドカバー4の前部
には、下方の開放した凹部51が形成されている。凹部
51の底面には、サイドカバー4の表面から裏面へと貫
通する一対の貫通孔52が形成されている。貫通孔52
は、凹部51の底面における上端部の両側に配置されて
いる。凹部51の底面の中央部には、サイドカバー4の
表面から裏面へと貫通する貫通孔55が形成されてい
る。凹部51の底面の下部には、サイドカバー4の表面
から裏面へと貫通する一対の貫通孔53が形成されてい
る。貫通孔55の下方には、カバー4の表面から裏面へ
と貫通する貫通孔54が形成されている。貫通孔54は
ほぼH字状に形成されている。凹部51の下方におい
て、サイドカバー4の側方に突出する突部65がサイド
カバー4の下端部に形成されている。
【0017】カップホルダ5は、図2〜図8に示すよう
に、種々の部材が取り付けられるベース部材6と、容器
の側面を囲むようにして容器を保持するための第一ホル
ダ部材8及び第二ホルダ部材9と、第一ホルダ部材8を
回転自在に支持するためのアーム部材7と、容器が載置
される受け皿部材10と、容器を安定して保持するため
のフラップ部材11等とを備えている。
【0018】ベース部材6は、硬質樹脂で形成されてい
る。ベース部材6の上端部には、ベース部材6の表面か
ら裏面へと貫通する一対の貫通孔56が形成されてい
る。ベース部材6の中央部には表面から裏面へと貫通孔
57が形成されている。一方、ベース部材6の裏面下部
には、一対の係合爪58が突出形成されている。係合爪
58は折れ曲がって、下方を指向している。ベース部材
6の表面上部の両側部には、一対の軸支持部12が突出
形成されている。
【0019】ベース部材6の裏面が凹部51の底面に当
接して、ベース部材6が上下に延在してサイドカバー4
に取り付けられている。即ち、係合爪58がサイドカバ
ー4の表面から裏面へと貫通孔53を挿通して、貫通孔
53の下方においてサイドカバー4に係合している。更
に、ネジ59が貫通孔56及び貫通孔52を貫通して、
サイドカバー4の裏面にてナット(図示略)に締結して
いる。ネジ59がこのナットに締結することで、ベース
部材6の上部がサイドカバー4の上部に固定されてい
る。また、ネジ60が貫通孔57及び貫通孔55を貫通
して、サイドカバー4の裏面にて別のナット(図示略)
に締結している。
【0020】一方、アーム部材7は、硬質樹脂で形成さ
れている。このアーム部材7は、長尺な一対のアーム部
13と、二つのアーム部13に介在するフランジ部14
とを備えており、アーム部13とフランジ部14とが一
体形成されている。アーム部13の基端部には、左右
(即ち、車両の進行方向)に延在する軸部15が形成さ
れており、アーム部13の他端部には、左右に延在する
軸部16が形成されている。軸部15が、回転自在とな
ってベース部材6の軸支持部12に支持されている。こ
れにより、アーム部材7は、軸部15を中心にして上下
に回転自在となってベース部材6に取り付けられてい
る。
【0021】第二ホルダ部材9は、略U字状に形成され
ているとともに、硬質樹脂で形成されている。第二ホル
ダ部材9の両側部には軸支持部17が形成されており、
更に軸支持部17の後方において軸支持部18が第二ホ
ルダ部材9の両側部に形成されている。そして、アーム
部13の他端部に形成された軸部16が、回転自在とな
って軸支持部17に支持されている。これにより、第二
ホルダ部材9は、軸部16を中心にして上下に回転自在
となってアーム部材7に取り付けられており、アーム部
材7を介して上下に回転自在にベース部材6に設けられ
ている。
【0022】第一ホルダ部材8は、硬質樹脂で形成され
ている。第一ホルダ部材8の両側部には、左右に延在す
る軸部19が形成されており、更に軸部19の後方にお
いて、左右に延在する軸部20が第一ホルダ部材8の両
側部に形成されている。そして、軸部19が、回転自在
となって第二ホルダ部材9の軸支持部18に支持されて
いる。これにより、第二ホルダ部材9は、軸部19を中
心に回転自在となって第一ホルダ部材8に取り付けられ
ている。
【0023】一方、ベース部材6の上下方向中間部にお
いて、その表面両側部には軸支持部43が突出形成され
ている。そして、軸支持部43には、第一ホルダ部材8
の軸部20が回転自在となって支持されている。これに
より、第一ホルダ部材8は、軸部20を中心にして上下
に回転自在となってベース部材6に取り付けられてい
る。
【0024】また、軸部20は、巻きバネ21に挿通し
ている。巻きバネ21の一方の端部は、ベース部材6に
表面に当接しており、他方の端部は第一ホルダ部材8の
下面に当接している。巻きバネ21は、第一ホルダ部材
8が上に回転する方向に、即ち、図5の方向から見て第
一ホルダ部材8が時計回りに回転する方向に、第一ホル
ダ部材8を付勢している。これにより、第二ホルダ部材
9は、軸部16を中心にして下に回転する方向に、即
ち、図5の方向から見て軸部16を中心に反時計回りに
回転する方向に付勢されている。ところが、後述する係
止爪22が係止部23に係止することによって、巻きバ
ネ21の付勢力による第二ホルダ部材9並びに第一ホル
ダ部材8の回転が抑止されている。
【0025】係止爪22は、第一ホルダ部材8の両側部
に形成されており、軸部19と軸部20との間に設けら
れている。係止爪22は、第一ホルダ部材8本体との付
け根において撓むようになっている。また、係止部23
は、第二ホルダ部材9の両側部に形成されており、軸支
持部18の後方に即ち第二ホルダ部材9の後端部に設け
られている。係止部23は係止爪22の下方に位置して
おり、係止爪22は係止部23に当接している。これに
より、巻きバネ21の付勢力による第二ホルダ部材9並
びに第一ホルダ部材8の回転が抑止されている。また、
係止爪22が係止部23に当接(言い換えれば、係止)
した状態では、第二ホルダ部材9は略水平な姿勢で維持
されている。
【0026】第二ホルダ部材9が略水平な姿勢である場
合に、第一ホルダ部材8及び第二ホルダ部材9が環状に
なって囲んでなる保持穴36が形成される。保持穴36
に容器が挿通されることで、水平方向への容器の移動が
拘束されて、容器が保持されることになる。
【0027】更に、第二ホルダ部材9にフラップ部材1
1が取り付けられており、平面視して(図7の方向から
見て)フラップ部材11は保持穴36内に位置してい
る。フラップ部材11の後端縁が略円弧状に形成されて
おり、フラップ部材11の前端部には左右に延在する軸
部37が形成されている。一方、第二ホルダ部材9の前
端部には、保持穴36に臨むようにして左右に延在する
フランジ部38が形成されている。フランジ部38の下
面には、軸支持部(図示略)が形成されており、この軸
支持部に対して軸部37が回転自在に支持されている。
これにより、フラップ部材11が回転自在となって第二
ホルダ部材9に取り付けられている。また、軸部37
は、巻きバネ39に挿通している。巻きバネ39の一方
の端部はフラップ部材11の下面に当接しており、他方
の端部はフランジ部38の下面に当接している。巻きバ
ネ39は、フラップ部材11が上に回転する方向に、即
ち、図5の方向から見てフラップ部材11が反時計回り
に回転する方向に、フラップ部材11を付勢している。
ここで、フラップ部材11の上面がフランジ部38の下
面に当接することによって、巻きバネ39の付勢力によ
るフラップ部材11の回転が抑止されている。フラップ
部材11がフランジ部38に当接した状態では、フラッ
プ部材11が略水平な姿勢で維持されているとともに、
平面視してフラップ部材11はフランジ部38から後方
に向けて延出している。
【0028】上記受け皿部材10は、略矩形状であると
ともに板状である受け皿本体24と、受け皿本体24の
基端部に形成された一対の軸受部25と、受け皿本体2
4の基端部から上方に突出して後方に向けて湾曲した一
対の湾曲棒26と、受け皿本体24の前端部(即ち、基
端部とは反対側の端部)に形成された一対の係止部27
とを備えており、これらが一体となって硬質樹脂で形成
されている。湾曲棒26は、軸受部25(即ち、後述す
る軸部材33)を中心にして略円弧状に湾曲している。
湾曲棒26の先端部には、係止爪61が形成されてい
る。
【0029】一方、ベース部材6の下部には、ベース部
材6の裏面から表面に貫通する一対の貫通孔29が形成
されている。この貫通孔29は、正面視して(図4の方
向から見て)、サイドカバー4の貫通孔54内に位置し
ている。また、貫通孔29のすぐ上方において、可撓性
を有する金属製の板ばね30がねじ31によってベース
部材6の裏面に取り付けられている。板ばね30の先端
部には、係止片32が形成されており、係止片32は貫
通孔29内に位置している。
【0030】また、上記ベース部材6の表面下端部に
は、軸受部28が突出形成されている。軸受部28に
は、左右に延在する軸部材33が挿通しており、軸部材
33はEリング34によってベース部材6に取り付けら
れている。更に、軸部材33は、受け皿部材10の軸受
部25に挿通しており、軸部材33は軸受部25に対し
て回転自在となっている。これにより、受け皿部材10
は、軸部材33を中心にして上下に回転自在となってベ
ース部材6の下端部に取り付けられている。ベース部材
6がサイドカバー4に取り付けられた状態では、サイド
カバー4の下端部に形成された突部65は軸受部25及
び軸受部28の下方に向けて突出している。
【0031】また、軸部材33は、巻きバネ35に挿通
している。巻きバネ35の一方の端部はベース部材6に
表面に当接している。巻きバネ35の他方の端部は、受
け皿本体24の上面(以下、水平姿勢である受け皿本体
24の上面を裏面といい、水平姿勢である受け皿本体2
4の下面を表面という。)に当接している。巻きバネ3
5は、受け皿部材10が下に回転する方向に、即ち、図
5の方向から見て受け皿部材10が反時計回りに回転す
る方向に、受け皿部材10を付勢している。ここで、後
述する係止爪61が係止片32に係止することによっ
て、巻きバネ35の付勢力による受け皿部材10の回転
が抑止されて、受け皿本体24が略水平な姿勢で維持さ
れている。
【0032】係止爪61は湾曲棒26の先端部に設けら
れている。この湾曲棒26は、受け皿本体24の裏面か
ら貫通孔29に向けて延出しており、湾曲棒26は貫通
孔29及び貫通孔54に挿通している。そして、係止爪
61は係止片32の後方に位置しており、係止爪61は
係止片32に当接している。受け皿部材10の回転に伴
い湾曲棒26が貫通孔29及び貫通孔54を移動するよ
うになっているが、係止爪61が係止片32に当接する
ことによって、受け皿部材10の回転が抑止されてい
る。即ち、巻きバネ35による受け皿部材10の回転
は、係止爪61が係止片32に当接(即ち、係止)する
ことによって抑止されている。
【0033】また、水平姿勢にある受け皿部材10に対
して下に回転する方向に過大な荷重が作用した場合、板
ばね30が可撓性を有するために板ばね30が撓んで、
係止片32と係止爪61との係止が解除されて、受け皿
部材10が水平姿勢より更に下に回転できるようになっ
ている。ここで、受け皿部材10が水平姿勢より更に下
に回転した場合に、受け皿本体24の基端67がベース
部材6の下端66に当接するとともに、受け皿本体24
の前端部が乗員室の床62上に当接する(図9〜図11
を参照)ことによって、受け皿部材10の回転が抑止さ
れるようになっている。即ち、受け皿本体24の基端部
から前端部までの長さ、又は、床62から軸受部28ま
での高さが所定の値に設定されることによって、受け皿
部材10が水平姿勢から更に下に回転して受け皿本体2
4の前端部が床62に当接するように設定されている。
また、受け皿本体24の前端部が床62に当接している
状態では、サイドカバー4の突部65は受け皿本体24
の表面より下方にあり、突部65は受け皿本体24の表
面に沿っている(図9を参照)。また、受け皿本体の前
端部が床62に当接している際、受け皿本体24の水平
姿勢から下への角度は90度より小さく、具体的には約
45度であるが約60度であっても良い。
【0034】また、受け皿本体24の前端部には、係止
部27が形成されている。一方、ベース部材6の上端部
には、係止部27と係止可能な係止爪40が形成されて
いる。更に、ベース部材6の上端部には、押しボタン4
1が係止爪40と一体となって形成されている。押しボ
タン41の後方には、板ばね42がはまっている。水平
姿勢にある受け皿部材10が巻きバネ35の付勢力に抗
して上に回転されると、係止部27が係止爪40に係止
するようになっている。係止部27が係止爪40に係止
した状態では、受け皿本体24がほぼ垂直に延在してお
り、受け皿本体24がサイドカバー4の凹部51を塞い
だ状態になり、受け皿本体24の表面がサイドカバー4
の表面と面一なっている(図1に図示)。この状態で
は、受け皿本体24とベース部材6とに囲まれる空間
に、アーム部材7、第一ホルダ部材8、第二ホルダ部材
9及びフラップ部材9等が収容されている。以下では、
この状態のカップホルダ5の姿勢を収納姿勢という。
【0035】係止部27が係止爪40に係止している状
態から押しボタン41が板ばね42に抗して下方に押さ
れると、係止爪40が係止部27から離れて、係止部2
7と係止爪40との係止が解除される。
【0036】以上のように構成されるカップホルダ5の
作用及び使用方法について説明する。カップホルダ5が
展開姿勢にある場合、即ち、係止爪22が係止部23に
係止して第二ホルダ部材9が略水平姿勢にあるととも
に、係止爪61が係止片32に係止して受け皿本体24
が略水平姿勢にある場合に、乗員が容器を保持穴36へ
上から挿入する。すると、フラップ部材11に容器が当
接して、フラップ部材11が巻きバネ39の付勢力に抗
して容器によって下に回転する。更に、乗員が容器を下
に移動すると、容器の底面が受け皿本体24の裏面に当
接して、容器が受け皿本体24上に載置される。この状
態では、巻きバネ39の付勢力によってフラップ部材1
1が容器の側面に当接し、容器がフラップ部材11と第
一ホルダ部材8とに挟まれた状態となっている。従っ
て、容器が安定して保持される。また、この状態では、
受け皿部材10に容器が載置されているため、ベース部
材6にはその上部を中心にしてサイドカバー4に向かっ
たモーメントが作用する。即ち、ベース部材6の下部
は、受け皿部材10に載置された容器の重さによって、
凹部51の底面に押し付けられている。
【0037】そして、受け皿部材10に容器が載置され
ている状態から乗員が容器を保持穴36から上方に抜く
と、フラップ部材11は巻きバネ39の付勢力によって
上に回転し、フラップ部材11はフランジ部38に当接
して略水平姿勢に維持される。なお、図2において、二
点鎖線で示されるものが、円筒形状の容器である。
【0038】一方、カップホルダ5が展開姿勢にある場
合に、乗員が受け皿部材10を上に押し上げると、受け
皿部材10が巻きバネ35の付勢力に抗して軸部材33
を中心に上に回転する。これにより、係止爪61は係止
片32から後ろへ離れるとともに、湾曲棒26は軸部材
33を中心に回転し、湾曲棒26の先端部はサイドカバ
ー4の裏面側であり貫通孔54の下方へと移動する。更
に、乗員によって受け皿部材10が上に回転すると、受
け皿部材10が第二ホルダ部材9に当接する。更に、受
け皿部材10が上に回転すると、第二ホルダ部材9が受
け皿部材10によって上に押されて軸部19を中心にし
て上に回転するとともに、アーム部材7は軸部15を中
心にして下に回転する。更に、受け皿部材10が上に回
転すると、図9に示すように、アーム部材7、第二ホル
ダ部材9、フラップ部材9及び受け皿本体24が略垂直
に延在して起立した姿勢となり、係止部27が係止爪4
0に係止する。これにより、カップホルダ5は収納姿勢
となり、アーム部材7及び第二ホルダ部材9が起立した
姿勢に維持される。また、カップホルダ5が収納姿勢に
ある場合、係止爪40は板ばね42の付勢力によって係
止部27と係止した状態が保たれている。
【0039】また、カップホルダ5が収納姿勢にある場
合、湾曲棒26の先端部がサイドカバー4の裏面側に位
置し、サイドカバー4は受け皿本体24と湾曲棒26と
の間に介在し、サイドカバー4の下部に湾曲棒26が引
っ掛かっている。湾曲棒26がサイドカバー4の下部に
引っ掛かることによって、カップホルダ5がサイドカバ
ー4に対して、安定して取り付けられた状態となってい
る。
【0040】また、カップホルダ5が収納姿勢にある場
合に、乗員が受け皿部材10を引っ張ってしまうと、ベ
ース部材6がサイドカバー4から引き離れる方向に荷重
が作用する。ところが、湾曲棒26がサイドカバー4の
下部に引っ掛かっているため、ベース部材6とサイドカ
バー4がねじ59又はねじ60で締結された箇所に荷重
が集中しない。そのため、乗員が受け皿部材10を誤っ
て引っ張った場合でも、ベース部材6及びサイドカバー
4の破損が抑えられる。
【0041】また、カップホルダ5が収納姿勢にある場
合、サイドカバー4の下端部に突部65が突出している
ため、突部65と受け皿部材10の下端66との距離が
小さくなり、その間の開口部80(図9に図示)が小さ
くなる。したがって、車両シート1の側部の美観を損ね
ない。なお、図9において、二点鎖線で示される符号1
0’は、受け皿部材10が水平姿勢にある場合を仮想的
に示すものである。また、図9では、図面を簡略化する
ため、第一ホルダ部材8及び第二ホルダ部材9等の図示
を省略している。
【0042】カップホルダ5が収納姿勢にある場合に、
乗員が押しボタン41を板ばね42に抗して下方に押す
と、係止部27と係止爪40との係止が解除される。こ
れにより、巻きバネ21の付勢力により第二ホルダ部材
9は下に回転するとともに、受け皿部材10は巻きバネ
35の付勢力によって下に回転する。そして、第二ホル
ダ部材9の係止部23が第一ホルダ部材8の係止爪22
に係止することで、アーム部材7、第一ホルダ部材8及
び第二ホルダ部材9が止まって、第二ホルダ部材9は略
水平姿勢に維持される。一方、受け皿部材10の係止爪
61が係止片32に係止することで、受け皿部材10が
止まって、受け皿本体24が略水平姿勢に維持される。
即ち、カップホルダ5は、展開姿勢に維持される。
【0043】カップホルダ5が展開姿勢にある場合に、
例えば、乗員の体が不測に第二ホルダ部材9に当たっ
て、水平姿勢にある第二ホルダ部材9に対して下に回転
する方向へ過大な荷重がかかる。すると、係止爪22が
可撓性を有するので、過大な荷重によって係止部23が
係止爪22を撓ませる。これにより、係止部23と係止
爪22との係止が解除されて、係止部23が係止爪22
より上方に移動可能となる。従って、過大な荷重がかか
った場合に、第二ホルダ部材9が下に回転可能となる。
これにより、図10に示すように、第二ホルダ部材9及
びアーム部材7は下に垂れた状態となる。この状態か
ら、乗員が第二ホルダ部材9を上に回転させると、係止
部23が係止爪22を乗り越えることで係止部23が係
止爪22に係止して、第二ホルダ部材9は元の水平姿勢
に戻る。
【0044】また、カップホルダ5が展開姿勢にある場
合に、例えば、乗員の体が不測に受け皿部材10に当た
って、水平姿勢にある受け皿本体24に対して下に回転
する方向へ過大な荷重(容器の重量に比較しても大き
い。)がかかる。すると、板ばね30が可撓性を有する
ので、過大な荷重によって係止爪61が板ばね30を撓
ませる。これにより、係止片32と係止爪61との係止
が解除されて、係止爪61が係止片32より前方に移動
可能となる。従って、過大な荷重がかかった場合に、受
け皿部材10が下に回転可能となる。受け皿部材10が
下に回転すると、受け皿本体24の前端部が乗員室の床
62に当接すると共に受け皿本体24の基端67がベー
ス部材6の下端に当接する。これによって、受け皿部材
10の下への回転が停止する。即ち、図10或いは図1
1に示すように、受け皿部材10は下に垂下した状態と
なり、受け皿部材10(即ち、受け皿本体24)の前端
部が乗員室の床62に接している。従って、受け皿部材
10はそれ以上下に回転しないため、受け皿部材10の
表面が突部65に当たらない。
【0045】受け皿部材10が垂下した状態から、乗員
が受け皿本体24を上に回転させると、係止爪61が係
止片32を乗り越えることで係止爪61が係止片32に
係止して、受け皿本体24は元の水平姿勢に戻る。な
お、図9において、二点鎖線で示される符号10”は、
受け皿部材10が垂下した状態にある場合を仮想的に示
すものである。
【0046】以上のように、本実施の形態では、係止爪
22が可撓性を有するため、第二ホルダ部材9に対して
不測に荷重が作用した場合でも係止爪22が撓む。この
ため、係止爪22と係止部23との係止が解除される。
従って、係止爪22及び係止部23に対して過大な剪断
力が作用せず、係止爪22及び係止片23の損傷が避け
られる。即ち、係止爪22及び係止部23の損傷を抑え
るために係止爪22及び係止部23の肉厚を大きくする
必要がなくなり、カップホルダ5自体の大型化及び重量
化が抑えられる。また、係止爪22と係止部23との係
止が解除されることで第二ホルダ部材9が下方に回転可
能となるため、乗員の体が不測に第二ホルダ部材9に対
して当たった場合でも乗員の身体が傷つくことがない。
【0047】また、受け皿部材10に対して不測に荷重
が作用した場合でも、係止片32が可撓性を有するた
め、係止爪61、湾曲棒26又は板ばね30の損傷が抑
えられるとともに、係止爪61、湾曲棒26又は板ばね
30の肉厚を大きくする必要がなくなる。
【0048】また、受け皿部材10が水平姿勢から下へ
勢いよく回転した場合、受け皿部材10の前端部が乗員
室の床62に受け止められる。従って、受け皿部材10
の表面が突部65に当たらなくなり、受け皿部材10及
び突部65が傷つかない。また、受け皿部材10が垂下
した状態では、受け皿部材10の前端部が床62に当接
しているから、この状態の際に乗員が誤って受け皿部材
10に対して下に荷重を負荷してしまった場合でも受け
皿部材10が破損してしまうことが防止される。
【0049】また、突部65が受け皿部材10の軸受部
25及びベース部材6の軸受部28の下方に突出してい
るため。突部65によって軸受部25及び軸受部28が
下から覆われるようになる。従って、乗員などが手や指
などが軸受部25、軸受部28或いは軸部材33に触れ
てしまうことが防止される。また、軸受部25、軸受部
28或いは軸部材33といった可動部が突部65によっ
て下から覆われるようになっているため、サイドカバー
4及びカップホルダ5の美観を損ねない。
【0050】なお、本発明は、上記実施の形態に限定さ
れることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲におい
て、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
【0051】例えば、係止部23又は係止爪61が可撓
性を有していても良い。更に、巻きバネ21,35,3
9に代えて、弾性的に付勢する板ばね等の弾性部材であ
っても良い。
【0052】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、例えば乗員の不注意などから、水平姿勢にある受
け皿部材に対して下方に回転する方向に過大な荷重が作
用した場合、第一係止部と第二係止部とのうちの少なく
とも一方が撓むことで、受け皿部材が更に下方へ回転可
能となる。従って、第一係止部及び第二係止部に対して
過大な剪断力が作用せず、第一係止部又は第二係止部が
損傷することはない。また、突部に受け皿部材の回転支
点が覆われるようになるとともに、受け皿部材とベース
部材との隙間を突部が下から覆うようになるから、器保
持装置付きシートの美観を損ねない。従って、容器保持
装置付き車両用シートの外観商品性が向上するととも
に、乗員などの手や指などが受け皿部材の回転支点に触
れてしまうことが防止される。また、受け皿部材が水平
姿勢より下に回転した場合、乗員室の床が受け皿部材の
他端部を受け止めるとともに、受け皿部材が床に当接し
ている際には突部が受け皿部材の表面に沿っているた
め、受け皿部材が突部に勢いよくあたることはない。従
って、突部及び受け皿部材が傷つくことが抑えられると
ともに、突部及び受け皿部材の破損も抑えられる。
【0053】請求項2記載の発明によれば、突部がより
広い範囲で受け皿部材の回転支点を覆うとともに、より
広い範囲で受け皿部材とベース部材との隙間を突部が下
から覆うようになる。従って、容器保持装置付き車両用
シートの外観商品性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、容器保持装置を具備する車両用シート
の具体的態様が示された側面図である。
【図2】図2は、上記容器保持装置が上記車両用シート
のサイドカバーから取り外されて示された分解斜視図で
ある。
【図3】図3は、上記容器保持装置の具体的態様が示さ
れた分解斜視図である。
【図4】図4は、上記容器保持装置の具体的態様が示さ
れた正面図である。
【図5】図5は、上記容器保持装置の具体的態様が示さ
れた側面図である。
【図6】図6は、図4におけるE−E断面が示された断
面図である。
【図7】図7は、上記容器保持装置の具体的態様が示さ
れた平面図である。
【図8】図8は、上記容器保持装置の具体的態様が示さ
れた背面図である。
【図9】図9は、上記容器保持装置が概略的に示された
側断面図である。
【図10】図10は上記容器保持装置の具体的態様が示
された斜視図であり、ホルダ部材及び受け皿部材が水平
姿勢より下へ垂下している。
【図11】図11は、図1におけるF−F断面が示され
た断面図である。
【符号の説明】
1 車両用シート(容器保持装置付き車両用シー
ト) 4 サイドカバー(側部カバー) 5 カップホルダ(容器保持装置) 6 ベース部材 10 受け皿部材 32 係止片(第二係止部) 50 シート本体 61 係止爪(第一係止部) 62 床(乗員室の床) 65 突部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年10月1日(2001.10.
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】以上の課題を解決すべく、請求項1記載の
発明に係る容器保持装置付き車両用シートは、例えば図
1、図2、図3又は図10に示すように、上下に延在す
るベース部材(例えば、ベース部材6)と、上下に回転
可能となって前記ベース部材の表面下部に基端部が支持
される受け皿部材(例えば、受け皿部材10)と、前記
受け皿部材に設けられる第一係止部(例えば、係止爪6
1)と、前記ベース部材に設けられるとともに前記第一
係止部と係止することで容器を載置可能となる略水平な
水平姿勢に前記受け皿部材を維持する第二係止部(例え
ば、係止片32)と、を具備し、前記第一係止部と前記
第二係止部とのうちの少なくとも一方が撓むことで前記
第一係止部と前記第二係止部との係止が解除されること
によって前記受け皿部材が下へ回転するようになる容器
保持装置(例えば、カップホルダ5)と、乗員室の床
(例えば、床62)に取り付けられ、かつ、前記ベース
部材が側部に設けられるシート本体(例えば、シート本
体50)と、を備え、前記受け皿部材が水平姿勢より下
方に回転して前記受け皿部材の他端部が前記床に当接す
ることで、前記受け皿部材の下方への回転が止まるよう
に設定されており、前記ベース部材と前記受け皿部材と
の回転支持点の下方に突出するとともに前記受け皿部材
の他端部が前記床に当接している際の前記受け皿部材の
表面に沿っている突部(例えば、突部65)が前記シー
ト本体の側部カバー(例えば、サイドカバー4)に設け
られることを特徴とする。ここで、例えば、床から容器
保持装置(又はベース部材)までの距離(上下方向の距
離)が設定されること、床から受け皿部の回転支点(即
ち、基端部)までの距離が設定されること、又は、受け
皿部材の基端部から他端部までの距離が設定されること
によって、受け皿部材が水平姿勢より下方に回転して受
け皿部材の他端部が床に当接するように設定される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】また、水平姿勢にある受け皿部材10に対
して下に回転する方向に過大な荷重が作用した場合、板
ばね30が可撓性を有するために板ばね30が撓んで、
係止片32と係止爪61との係止が解除されて、受け皿
部材10が水平姿勢より更に下に回転できるようになっ
ている。ここで、受け皿部材10が水平姿勢より更に下
に回転した場合に、受け皿本体24の基端6がベース
部材6の下端6に当接するとともに、受け皿本体24
の前端部が乗員室の床62上に当接する(図9〜図11
を参照)ことによって、受け皿部材10の回転が抑止さ
れるようになっている。即ち、受け皿本体24の基端部
から前端部までの長さ、又は、床62から軸受部28ま
での高さが所定の値に設定されることによって、受け皿
部材10が水平姿勢から更に下に回転して受け皿本体2
4の前端部が床62に当接するように設定されている。
また、受け皿本体24の前端部が床62に当接している
状態では、サイドカバー4の突部65は受け皿本体24
の表面より下方にあり、突部65は受け皿本体24の表
面に沿っている(図9を参照)。また、受け皿本体の前
端部が床62に当接している際、受け皿本体24の水平
姿勢から下への角度は90度より小さく、具体的には約
45度であるが約60度であっても良い。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】そして、受け皿部材10に容器が載置され
ている状態から乗員が容器を保持穴36から上方に抜く
と、フラップ部材11は巻きバネ39の付勢力によって
上に回転し、フラップ部材11はフランジ部38に当接
して略水平姿勢に維持される。なお、図において、二
点鎖線で示されるものが、円筒形状の容器である。
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下に延在するベース部材と、上下に回転
    可能となって前記ベース部材の表面下部に基端部が支持
    される受け皿部材と、前記受け皿部材に設けられる第一
    係止部と、前記ベース部材に設けられるとともに前記第
    一係止部と係止することで容器を載置可能となる略水平
    な水平姿勢に前記受け皿部材を維持する第二係止部と、
    を具備し、前記第一係止部と前記第二係止部とのうちの
    少なくとも一方が撓むことで前記第一係止部と前記第二
    係止部との係止が解除されることによって前記ベース部
    材が下へ回転するようになる容器保持装置と、 乗員室の床に取り付けられ、かつ、前記ベース部材が側
    部に設けられるシート本体と、を備え、 前記受け皿部材が水平姿勢より下方に回転して前記受け
    皿部材の他端部が前記床に当接することで、前記受け皿
    部材の下方への回転が止まるように設定されており、前
    記ベース部材と前記受け皿部材との回転支持点の下方に
    突出するとともに前記受け皿部材の他端部が前記床に当
    接している際の前記受け皿部材の表面に沿っている突部
    が前記シート本体の側部カバーに設けられる容器保持装
    置付き車両用シート。
  2. 【請求項2】請求項1記載の容器保持装置付き車両用シ
    ートであって、 前記受け皿部材の他端部が前記床に当接している際の前
    記受け皿部材の水平姿勢から下への角度は、90度より
    小さい容器保持装置付き車両用シート。
JP2001242219A 2001-08-09 2001-08-09 容器保持装置付き車両用シート Expired - Fee Related JP4695304B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001242219A JP4695304B2 (ja) 2001-08-09 2001-08-09 容器保持装置付き車両用シート
US09/968,761 US6485097B1 (en) 2001-08-09 2001-10-03 Vehicle seat having container holder
CA 2358796 CA2358796C (en) 2001-08-09 2001-10-15 Vehicle seat having container holder

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001242219A JP4695304B2 (ja) 2001-08-09 2001-08-09 容器保持装置付き車両用シート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003054302A true JP2003054302A (ja) 2003-02-26
JP4695304B2 JP4695304B2 (ja) 2011-06-08

Family

ID=19072532

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001242219A Expired - Fee Related JP4695304B2 (ja) 2001-08-09 2001-08-09 容器保持装置付き車両用シート

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6485097B1 (ja)
JP (1) JP4695304B2 (ja)
CA (1) CA2358796C (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003054303A (ja) * 2001-08-10 2003-02-26 T S Tec Kk 容器保持装置付き車両用シート
US7866504B2 (en) 2005-05-27 2011-01-11 Toyoda Gosei Co., Ltd. Storage apparatus

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003034172A (ja) * 2001-07-23 2003-02-04 Piolax Inc 折り畳み式カップホルダー
US6997509B2 (en) * 2001-10-19 2006-02-14 Cosco Management, Inc. Juvenile seat cup holder
DE10303987B4 (de) * 2003-02-01 2006-09-07 Daimlerchrysler Ag Fahrzeugsitz
JP2007145177A (ja) * 2005-11-28 2007-06-14 Toyoda Gosei Co Ltd カップホルダ
US20080308589A1 (en) * 2007-06-14 2008-12-18 Chet Wade Graham Personal Holding Device ("P.H.D.")
EP2185403B1 (en) * 2007-08-03 2017-10-18 Johnson Controls Technology Company Vehicle seating system and cabin
FR2990664B1 (fr) * 2012-05-15 2014-05-23 Peugeot Citroen Automobiles Sa Vide-poches sous-siege de vehicule avec moyens fusibles de limitation de l'angle d'ouverture de la porte
EP2676576B1 (en) * 2012-06-20 2014-10-08 Keysheen Industry (Shanghai) Co., Ltd. Furniture structure to hold beverage containers
US20160046240A1 (en) * 2014-08-13 2016-02-18 Ford Global Technologies, Llc Seat assembly with embedded and hidden storage
GB2548240A (en) * 2016-03-08 2017-09-13 Graco Children's Products Inc Apparatus and method for an adjustable cup holder
JP6755710B2 (ja) * 2016-05-19 2020-09-16 コンビ株式会社 固定具
US9796316B1 (en) * 2016-06-03 2017-10-24 GM Global Technology Operations LLC Adjustable-height cup holder assemblies with shallow cup receptacles for motor vehicles
KR101876077B1 (ko) * 2016-07-05 2018-07-06 주식회사 니프코코리아 자동차 수납체용 판 스프링 조립체
US10377315B2 (en) * 2017-01-16 2019-08-13 Ford Global Technologies, Llc In-board seat storage
JP6851949B2 (ja) * 2017-10-12 2021-03-31 本田技研工業株式会社 乗物用シート

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0198753U (ja) * 1987-12-24 1989-07-03
JPH0260034U (ja) * 1988-10-26 1990-05-02
JPH10305749A (ja) * 1997-05-02 1998-11-17 Piolax Inc 自動車の後部座席用カップホルダー
JPH10305748A (ja) * 1997-05-02 1998-11-17 Piolax Inc カップホルダー

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB505309A (en) * 1938-04-23 1939-05-09 Ernst Schiermann Improvements in and relating to hair-dressers' arm-chairs
US5085390A (en) * 1991-03-04 1992-02-04 Murphy Kevin M Container holder
US5104187A (en) * 1991-05-14 1992-04-14 Lear Seating Corporation Storage armrest and drink holder with breakaway hinge
US5358307A (en) * 1992-03-20 1994-10-25 Prince Corporation Console
US5690308A (en) * 1995-06-07 1997-11-25 Manchester Plastics, Inc. Semi-automatic swing out cup holder
US6095471A (en) * 1998-08-05 2000-08-01 Huang; Pei-Hsiu In-vehicle cup holder
US6085953A (en) * 1998-11-04 2000-07-11 Saturn Corporation Container holder for vehicles
US6024411A (en) * 1999-03-17 2000-02-15 Daimlerchrysler Corporation Seat mounted cupholder adapted for seat riser fold and tumble mechanism
US6375266B1 (en) * 2001-01-18 2002-04-23 Johnson Controls Technology Company Breakaway footrest

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0198753U (ja) * 1987-12-24 1989-07-03
JPH0260034U (ja) * 1988-10-26 1990-05-02
JPH10305749A (ja) * 1997-05-02 1998-11-17 Piolax Inc 自動車の後部座席用カップホルダー
JPH10305748A (ja) * 1997-05-02 1998-11-17 Piolax Inc カップホルダー

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003054303A (ja) * 2001-08-10 2003-02-26 T S Tec Kk 容器保持装置付き車両用シート
US7866504B2 (en) 2005-05-27 2011-01-11 Toyoda Gosei Co., Ltd. Storage apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
US6485097B1 (en) 2002-11-26
CA2358796C (en) 2007-06-05
JP4695304B2 (ja) 2011-06-08
CA2358796A1 (en) 2003-02-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003054302A (ja) 容器保持装置付き車両用シート
JP5577146B2 (ja) カップホルダ
JP3663509B2 (ja) イナーシャロック装置並びに折畳み式シート
JP2011255699A (ja) カップホルダー
JP2005280635A (ja) 車両用コンソール
US6520575B1 (en) Vehicle seat having container holder and container holder
CA3000172C (en) Automatically-liftable toilet seat
US11007946B2 (en) Glove box assembly providing increased leg room when opened
WO2015146351A1 (ja) 乗物用シートのテーブル
JP6075941B2 (ja) 車両のシートバックロック構造
KR100974511B1 (ko) 자동차 시트 허리지지대
JP3409457B2 (ja) カップホルダ装置
JP6730650B2 (ja) 折り畳みテーブル
JP2018202998A (ja) 乗物用シートのロック装置
JPH0880777A (ja) カップホルダ装置
JP4666358B2 (ja) 車両用シート
JP2002172041A (ja) シートのテーブル構造
JP2002019514A (ja) アームレスト用カップホルダ
JP6641643B2 (ja) 車両用シート
JP3336425B2 (ja) 乗物用の容器保持装置
JPWO2017051467A1 (ja) シートバックの前倒し装置及び乗り物用シート
JP6240584B2 (ja) 折り畳みテーブル
JP6248845B2 (ja) 乗物用シートの跳ね上げ機構
JPH0649473Y2 (ja) 車両のシート装置
JP2009066148A (ja) 椅子におけるテーブル収納式肘掛け装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080709

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110214

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110222

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110225

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140304

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees