JP6755710B2 - 固定具 - Google Patents

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Description

本発明は、ペットを収容するペットキャリーを車両の座席に固定するための固定具に関する。
近年、ペットを車両に乗せる機会が増加している。この傾向にともない、例えば特許文献1に開示されているように、車両のシートベルトを利用して当該車両の座席上に取り付け可能なペットキャリーが、普及しつつある。このようなペットキャリーにペットを収容することで、車両の急減速時、例えば衝突時に、車両内でペットが人とぶつかってしまうことや、ペットが車両のいずれかの部位にぶつかってしまうことを効果的に防止することができる。
特許文献1に開示されたペットキャリーは、略直方体状の外輪郭を有している。図13に示すように、このペットキャリー90では、後壁部91に上下方向(高さ方向)に延びる二本のストラップ92が設けられている。このストラップ92は、上端92a及び下端92bにおいて、後壁部91に接続している。その一方で、ストラップ92は、上端92a及び下端92bの間において後壁部91に接続していない。そして、図13に示すように、車両に装備されたシートベルト97の腰ベルト97a及び肩ベルト97bは、ストラップ92と後壁部91との間を通される。この状態にて、シートベルト97に保持されたタング98aがバックル98bに固定され、ペット収容具90が車両内にて座席95に対して固定されるようになる。
特開2006−174712号公報
しかしながら、ペットキャリーは、特定の車両に乗せる際のみに利用されるものではなく、買い物や電車やバスへの乗車時にも利用される。したがって、特定の車両の座席に固定するための特別な構成をペットキャリーに設けることは、好ましくない。加えて、特許文献1のペットキャリーは、車両のシートベルトを用いて車両の座席に固定される。したがって、ペットキャリーを座席に固定するには、狭い車両内において、車両に設置されたシートベルトを取り扱う必要がある。つまり、シートベルトを用いたペットキャリーの取り付け及び取り外しは、非常に作業性が悪い。
本発明は、以上の点を考慮してなされたものであって、種々のペットキャリーを車両の座席に対して容易に取り付けおよび取り外しできるようにすることを目的とする。
本発明による第1の固定具は、
ペットを収容するペットキャリーを車両の座席に固定するための固定具であって、
分岐位置から分岐するようにして互いに接続した第1ベルト部材、第2ベルト部材及び前記第3ベルト部材を備え、
前記第1ベルト部材は、前記車両に設けられた第1のアンカーに締結可能な第1コネクタを有し、
前記第2ベルト部材は、前記車両に設けられた第2のアンカーに締結可能な第2コネクタを有し、
前記第3ベルト部材は、前記車両に設けられた第3のアンカーに締結可能な第3コネクタを有し、
前記第1ベルト部材、前記第2ベルト部材及び前記第3ベルト部材と、前記車両の前記座席との間に、前記ペット用キャリーを固定する。
本発明による第2の固定具は、
ペットを収容するペットキャリーを車両の座席に固定するための固定具であって、
前記車両に設けられた第1のアンカーに締結可能な第1コネクタを有し、且つ、前記第1コネクタから離間した位置に第1接続部を有する第1ベルト部材と、
前記車両に設けられた第2のアンカーに締結可能な第2コネクタを有し、且つ、前記第1コネクタから離間した位置に第2接続部を有する第2ベルト部材と、
前記車両に設けられた第3のアンカーに締結可能な第3コネクタを有し、且つ、前記第1ベルト部材の第1接続部及び前記第2ベルト部材の前記第2接続部の両方と接続する第3接続部を有した第3ベルト部材と、を備え、
前記第1ベルト部材、前記第2ベルト部材及び前記第3ベルト部材と、前記車両の前記座席との間に、前記ペット用キャリーを固定する。
本発明による第1又は第2の固定具が、前記第1ベルト部材及び前記第2ベルト部材の少なくとも一方のベルト部材と、前記第3ベルト部材と、の間を連結する補助ベルト部材を、さらに備え、
前記第1ベルト部材及び前記第2ベルト部材の前記少なくとも一方のベルト部材と、前記第3ベルト部材と、前記補助ベルト部材と、の間に、前記ペットキャリーを保持するようにしてもよい。
本発明による第1又は第2の固定具において、前記補助ベルト部材は、前記第1ベルト部材及び前記第2ベルト部材を連結する連結ベルト材と、前記連結ベルト材及び前記第3ベルト部材を連結する主ベルト材と、を有するようにしてもよい。
本発明による第1又は第2の固定具において、前記補助ベルト部材は、前記第3ベルト部材の長手方向に沿って前記第3ベルト部材に対して相対移動可能に、前記第3ベルト材に接続していてもよい。
本発明による第1又は第2の固定具において、前記補助ベルト材は、前記少なくとも一方のベルト部材の長手方向に沿って前記少なくとも一方のベルト部材に対して相対移動可能に、前記少なくとも一方のベルト部材に接続していてもよい。
本発明による第3の固定具は、
ペットを収容するペットキャリーを車両の座席に固定するための固定具であって、
分岐位置から分岐するようにして互いに接続した第1ベルト部材、第2ベルト部材及び前記第3ベルト部材を備え、
前記第1ベルト部材は、前記車両に設けられた第1のアンカーに締結可能な第1コネクタを有し、
前記第2ベルト部材は、前記車両に設けられた第2のアンカーに締結可能な第2コネクタを有し、
前記第3ベルト部材は、前記分岐位置から離間した接続位置において、前記第1ベルト部材及び前記第2ベルト部材の少なくとも一方のベルト部材と接続し、
前記少なくとも一方のベルト部材と、前記第3ベルト部材との間に、前記ペットキャリーを保持する。
本発明による第4の固定具は、
ペットを収容するペットキャリーを車両の座席に固定するための固定具であって、
前記車両に設けられた第1のアンカーに締結可能な第1コネクタを有し、且つ、前記第1コネクタから離間した位置に第1接続部を有する第1ベルト部材と、
前記車両に設けられた第2のアンカーに締結可能な第2コネクタを有し、且つ、前記第1コネクタから離間した位置に第2接続部を有する第2ベルト部材と、
前記第1ベルト部材の第1接続部及び前記第2ベルト部材の前記第2接続部の両方と接続する第3接続部を有する第3ベルト部材と、を備え、
前記第3ベルト部材は、前記第3接続部から離間した位置においても、前記第1ベルト部材及び前記第2ベルト部材の少なくとも一方に接続し、
前記少なくとも一方のベルト部材と、前記第3ベルト部材との間に、前記ペットキャリーを保持する。
本発明による第3又は第4の固定具において、前記第3ベルト部材は、前記第1ベルト部材及び前記第2ベルト部材を連結する連結ベルト材と、前記連結ベルト材から前記分岐位置まで延びる主ベルト材と、を有するようにしてもよい。
本発明による第3又は第4の固定具において、前記第3ベルト材は、前記少なくとも一方のベルト部材の長手方向に沿って前記少なくとも一方のベルト部材に対して相対移動可能に、前記少なくとも一方のベルト部材に接続していてもよい。
本発明による第1〜第4の固定具において、前記第1ベルト部材、前記第2ベルト部材及び前記第3ベルト部材は、前記分岐位置において、取り外し可能に互いに接続していてもよい。
本発明による第1〜第4の固定具において、前記第1ベルト部材、前記第2ベルト部材及び前記第3ベルト部材の少なくとも一以上は、長さ調節可能となっていてもよい。
本発明による第1〜第4の固定具が、収容袋を更に備え、
前記第1ベルト部材、前記第2ベルト部材及び前記第3ベルト部材は、前記分岐位置において、前記収容袋内に位置するようにしてもよい。
本発明による第1〜第4の固定具において、前記収容袋には、前記第1ベルト部材及び前記第2ベルト部材が通過する第1通過口と、前記第3ベルト部材が通過する第2通過口と、が設けられていてもよい。
本発明による第1〜第4の固定具において、前記収容袋は、前記第1通過口を閉鎖する閉鎖手段を有していてもよい。
本発明による第1〜第4の固定具において、前記収容袋は、前記第1通過口を部分的に閉鎖して前記第1ベルト部材が通過する部分と前記第2ベルト部材が通過する部分とに当該第1通過口を区分けする補助閉鎖手段を、有するようにしてもよい。
本発明による第1〜第4の固定具において、
前記収容袋に取っ手が設けられており、
前記取っ手は、その両端において、前記収容袋に接続し、
前記第2通過口は、前記収容袋のうちの前記取っ手の両端の間となる位置に、設けられていてもよい。
本発明による第1〜第4の固定具において、前記収容袋の表面には、前記ペットキャリーに接触して前記ペットキャリーのずれを防止する滑り止めが設けられていてもよい。
本発明による第1〜第4の固定具において、前記収容袋は、前記第1ベルト部材、前記第2ベルト部材及び前記第3ベルト部材を収容可能な容積を有していてもよい。
本発明による第1〜第4の固定具において、前記第1ベルト部材、前記第2ベルト部材及び前記第3ベルト部材の少なくとも一以上に、前記ペットキャリーに接触して前記ペットキャリーのずれを防止する滑り止めが設けられていてもよい。
本発明による第1〜第4の固定具において、
前記第1ベルト部材、前記第2ベルト部材及び前記第3ベルト部材の一以上によって支持されたカバー部材を、さらに備え、
前記カバー部材は、前記ペットキャリーを覆う布材または網状材を含むようにしてもよい。
本発明による第1〜第4の固定具において、前記車両のアンカーを、ISOFIX方式対応のラッチとしてもよい。
本発明による第1〜第4の固定具において、
前記第1アンカー及び第2アンカーは、横方向に離間して設けられ、
前記第3アンカーは、前記第1アンカー及び第2アンカーよりも上方であって、前記車両の前記座席に背部裏側に設けられていてもよい。
本発明は、上記課題を解決するため、ペットキャリーを車両の座席に固定するための固定具を提案する。この固定具を用いることで、種々のペットキャリーを車両の座席に容易に取り付けること及び種々のペットキャリーを車両の座席から容易に取り外すことが可能となる。
固定具の使用状態を示す斜視図。 図1に示された固定具の使用状態を示す側面図。 図1に示された固定具を示す斜視図。 図1に示された固定具を示す平面図。 図1に示された固定具の補助ベルト部材の一部分を示す図。 図1に示された固定具の収容袋を第1通過口の側から示す斜視図。 図1に示された固定具の収容袋を第2通過口の側から示す斜視図。 図3に対応する図であって、固定具の一変形例を示す斜視図。 図3に対応する図であって、固定具の他の変形例を示す斜視図。 図3に対応する図であって、固定具の更に他の変形例を示す斜視図。 図3に対応する図であって、固定具の更に他の変形例を示す斜視図。 ペットキャリーの一具体例を示す斜視図。 ペットキャリーの他の具体例を示す斜視図。 従来のペットキャリーを示す斜視図。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。
図1〜図7は、本発明による固定具の一実施の形態を説明するための図である。このうち、図1及び2は、固定具の使用状態、すなわち、固定具を用いてペットキャリーを車両の座席に固定した状態を示している。図3及び図4は、固定具を示す斜視図または平面図である。図5は、補助ベルト部材のガイド部材43を示す図であり、図6及び図7は、収容袋50を異なる二方向から示す斜視図である。
固定具5は、ペットキャリーPCを車両Vの座席S上に固定するために使用される装置である。ペットキャリーPCは、例えば犬、猫、猿等のペットをその内部に収容するものである。固定具5を用いて車両Vの座席Sに固定されたペットキャリーPC内にペットを収容しておくことで、車両Vの急減速時、例えば車両Vの衝突時に、車両V内でペットが人とぶつかってしまうことや、ペットが車両Vのいずれかの部位にぶつかってしまうことを効果的に防止することができる。とりわけ、以下に説明する固定具5には、種々のペットキャリーPCを車両Vの座席Sに対して容易に取り付け及び取り外しできるようにするための工夫が施されている。
図3に示すように、図示された固定具5は、分岐位置bpから分岐するようにして互いに接続した第1ベルト部材10、第2ベルト部材20及び第3ベルト部材30を有している。図1に示すように、第1ベルト部材10は、車両Vに設けられた第1アンカーA1に締結可能な第1コネクタ14を有している。第2ベルト部材20は、車両Vに設けられた第2アンカーA2に締結可能な第2コネクタ24を有している。第3ベルト部材30は、車両Vに設けられた第3アンカーA3に締結可能な第3コネクタ34を有している。ペットキャリーPCは、第1ベルト部材10、第2ベルト部材20及び第3ベルト部材30と、車両Vの座席Sとの間に、保持されるようになる。
また、図1に示すように、固定具5は、第1ベルト部材10及び第2ベルト部材20の少なくとも一方のベルト部材と、第3ベルト部材30と、の間を連結する補助ベルト部材40を、さらに有している。図示された例において、補助ベルト部材40は、第1ベルト部材10及び第2ベルト部材20の両方と、第3ベルト部材30と、を連結している。さらに、図1に示すように、固定具5は、収容袋50を有している。図1及び図2に示された使用状態において、第1ベルト部材10、第2ベルト部材20及び第3ベルト部材30は、分岐位置bpにおいて、収容袋50内に位置するようになる。その一方で、固定具5を使用しない場合、第1ベルト部材10、第2ベルト部材20、第3ベルト部材30及び補助ベルト部材40を、収容袋50内に収容することが可能となっている。
以下、固定具5をなす各構成要素について順に説明していく。
なお、本明細書中において、固定具5及びその構成要素に対して用いる「前」、「後」等の位置を特定する用語は、ペットキャリーPCを車両Vの座席Sに固定するために使用された状態(図1及び図2の状態)での固定具5に対する、当該座席Sに着座した人を基準とした位置を意味するものとする。例えば、図2の紙面における左右方向を、「前後方向」とし、特に、図2の紙面における右を、「前」とする。また、図2の紙面における上下方向を、「上下方向」とし、図2の紙面に対する奥行き方向を、「横方向」及び「幅方向」とする。
まず、第1ベルト部材10、第2ベルト部材20及び第3ベルト部材30について説明する。図3及び図4に示すように、第1ベルト部材10、第2ベルト部材20及び第3ベルト部材30は、いずれも細長いベルト状の部材である。第1ベルト部材10は、第1コネクタ14を有し且つ第1コネクタ14から離間した位置に第1接続部15を含んでいる。第2ベルト部材20は、第2コネクタ24を有し且つ第2コネクタ24から離間した位置に第2接続部25を含んでいる。また、第3ベルト部材30は、第3コネクタ34を有し且つ第1接続部15及び第2接続部25の両方と接続する第3接続部35を含んでいる。第1接続部15及び第2接続部25と第3接続部35とが接続する位置に、分岐位置bpが形成される。第1ベルト部材10、第2ベルト部材20及び第3ベルト部材30は、この分岐位置bpから分岐するように、延び出している。第1ベルト部材10及び第2ベルト部材20は、対称的な構成を有している。第3ベルト部材30は、第1ベルト部材10及び第2ベルト部材20の線対称軸線上に位置することができる。すなわち、第1ベルト部材10、第2ベルト部材20及び第3ベルト部材30は、図4に示すように、接続してY字を形成している。また、図示された例において、第1ベルト部材10、第2ベルト部材20及び第3ベルト部材30は、分岐位置bpにおいて、取り外し可能に互いに接続している。
図1に示すように、第1ベルト部材10の第1コネクタ14は、第1アンカーA1に締結される。第2ベルト部材20の第2コネクタ24は、第2アンカーA2に締結される。第1アンカーA1及び第2アンカーA2は、互いから横方向にずれて車両Vに設けられている。より具体的には、第1アンカーA1及び第2アンカーA2は、座席Sの座部Saの後方、座席Sの背部Sbの下方、又は座部Saと背部Sbとの間に位置している。第1アンカーA1及び第2アンカーA2として、ISOFIX方式対応のラッチを用いることができる。第1コネクタ14及び第2コネクタ24として、対応するアンカーA1,A2と締結可能な種々の部材や部品等を用いることができる。
また、図1に示すように、第3ベルト部材30の第3コネクタ34は、第3アンカーA3に締結される。第3アンカーA3は、第1アンカーA1及び第2アンカーA2よりも上方に位置している。第3アンカーA3は、例えば、車両座席Sの背部Sbの裏側に設けられている。第3アンカーA3として、ISOFIX方式対応のラッチを用いることができる。第3コネクタ34として、対応する第3アンカーA3と締結可能な種々の部材や部品等を用いることができる。
なお、ISOFIX方式対応のラッチは、チャイルドシートや幼児用シートを車両Vの座席Sに安定して且つ容易に取り付けることを目的として、車両Vに設けられており、共通の規格として全世界で広く普及しつつある。第1アンカーA1及び第2アンカーA2として、チャイルドシートの底部と締結されるアンカーを利用することができる。第3アンカーA3として、テザー(tiser)とも呼ばれるベルト状部材を用いてチャイルドシートの上部と連結されるアンカーを利用することができる。ISOFIX方式対応のラッチを用いることで、固定具5との締結のみを目的とした特殊なアンカーを車両Vに設置することを回避することができ、また、コネクタ14,24,34を各アンカーA1,A2,A3に極めて容易に締結および締結解除することが可能となる。
次に、図示された例を参照して、各ベルト部材10,20,30の具体例を説明する。図4に示すように、第1ベルト部材10は、第1主ベルト材11、第1長さ調節具12、第1接続ベルト材13、第1コネクタ14、第1接続部15及び第1滑り止め16を有している。第1接続部15は、第3ベルト部材30の第3接続部35と取り外し可能に接続される種々の部材や部品等により構成される。図示された例において、第1接続部15は、第3接続部35をなすバックル35aと接続可能な第1タング15aとなっている。第1主ベルト材11は、ベルト状の材料であって、その一端において第1接続部15を保持している。また、第1主ベルト材11は、第1接続部15から離間した位置において、第1長さ調節具12と接続されている。第1接続ベルト材13は、その一端において第1接続部15を保持し、その他端において第1長さ調節具12を保持している。
第1長さ調節具12は、本体部12aと、本体部12aに対して動作可能な解除ボタン12bと、を有している。第1長さ調節具12は、通常の状態において第1主ベルト材11を保持している。ただし、解除ボタン12bを本体部12aに対して動作させることで、第1長さ調節具12による第1主ベルト材11の保持が解除され、第1長さ調節具12と第1主ベルト材11との相対移動が可能となる。すなわち、解除ボタン12bを操作することで、第1主ベルト材11上における第1長さ調節具12の接続位置を、第1主ベルト材11の長手方向にずらすことができる。第1長さ調節具12により、第1ベルト部材10の全長、すなわち、第1ベルト部材10の第1コネクタ14から第1接続部15までの長さを調節することができる。
第1滑り止め16は、第1ベルト部材10とペットキャリーPCと位置ずれを防止するための部材である。第1滑り止め16とペットキャリーPCとの摩擦係数は、第1主ベルト材11とペットキャリーPCとの摩擦係数よりも高くなっている。図示された例において、第1滑り止め16は、外表面が樹脂やゴム等からなる筒状の部材として形成されている。第1主ベルト材11が、筒状の第1滑り止め16内を挿通している。第1滑り止め16は、第1主ベルト材11の長手方向に沿って第1主ベルト材11に対して相対移動可能となっている。
第2ベルト部材20は、第1ベルト部材10と対称性を有するものの、第1ベルト部材10と同様に構成され得る。すなわち図示された例において、第2ベルト部材20は、第2主ベルト材21、第2長さ調節具22、第2接続ベルト材23、第2コネクタ24、第2接続部25及び第2滑り止め26を有している。また、第2長さ調節具22は、本体部22a及び解除ボタン22bを有している。第2主ベルト材21、第2長さ調節具22、第2接続ベルト材23、第2コネクタ24、第2接続部25及び第2滑り止め26は、それぞれ、第1主ベルト材11、第1長さ調節具12、第1接続ベルト材13、第1コネクタ14、第1接続部15及び第1滑り止め16と同様に構成され得る。
第3ベルト部材30は、第3主ベルト材31、第3長さ調節具32、第3接続ベルト材33、第3コネクタ34及び第3接続部35を有している。第3接続部35は、第1ベルト部材10の第1接続部15及び第2ベルト部材20の第2接続部25と取り外し可能に接続される種々の部材や部品等により構成される。図示された例において、第3接続部35は、第1接続部15をなす第1タング15aおよび第2接続部25をなす第2タング25aと接続可能なバックル35aとなっている。第3主ベルト材31は、ベルト状の材料であって、その一端において第3接続部35を保持している。また、第3主ベルト材31は、第3接続部35から離間した位置において、第3長さ調節具32と接続されている。第3接続ベルト材33は、その一端において第3コネクタ34を保持し、その他端において第3長さ調節具32を保持している。第3主ベルト材31上における第3長さ調節具32の接続位置を、第3主ベルト材31の長手方向にずらすことが可能となっている。第3長さ調節具32により、第3ベルト部材30の全長、すなわち、第3ベルト部材30の第3コネクタ34から第3接続部35までの長さを調節することができる。
次に、補助ベルト部材40について説明する。上述したように、補助ベルト部材40は、第1ベルト部材10及び第2ベルト部材20の少なくとも一方のベルト部材と、第3ベルト部材30と、の間を連結する。図4に示すように、図示された例において、補助ベルト部材40は、第1ベルト部材10及び第2ベルト部材20の両方と、第3ベルト部材30と、を連結している。
図示された補助ベルト部材40は、連結ベルト材41、主ベルト部材42及びガイド部材43を有している。このうち、連結ベルト材41及び主ベルト部材42は、細長いベルト状の部材である。連結ベルト材41は、第1ベルト部材10及び第2ベルト部材20を連結している。連結ベルト材41の両端は、輪状に形成されている。この輪状部分に、第1ベルト部材10または第2ベルト部材20が、連結ベルト材41に対して相対移動可能に挿通している。すなわち、連結ベルト材41は、ベルト部材10,20の長手方向に沿ってベルト部材10,20に対して相対移動可能に、ベルト部材10,20に接続している。ただし、図4に示すように、第1ベルト部材10の第1接続ベルト材13が、連結ベルト材41の端部に形成された輪状部を通過している。同様に、第2ベルト部材20の第2接続ベルト材23が、連結ベルト材41の端部に形成された輪状部を通過している。そして、長さ調節具12,22及びコネクタ14,24は、連結ベルト材41の輪状部を通過することができない大きさとなっている。したがって、連結ベルト材41は、接続ベルト材13,23の長さ分だけ、ベルト部材10,20上を移動可能となっている。
主ベルト部材42は、その一端において、連結ベルト材41の中央部分に接続している。主ベルト部材42は、連結ベルト材41に対して、例えば縫着されている。主ベルト部材42は、連結ベルト材41への接続位置から離間した位置にて、ガイド部材43を保持している。ガイド部材43は、例えば、樹脂による射出成型品として形成され得る。
図5に示すように、ガイド部材43は、第3ベルト部材30が挿通するための誘導穴(誘導空間)43aを形成されている。誘導穴43aは、第3ベルト部材30の断面形状に対応した細長い外輪郭の穴となっている。ガイド部材43には、誘導穴43aに通じるスリット43bがさらに形成されている。図5に示すように、スリット43bの隙間(幅)は第3ベルト部材30の第3主ベルト材31の厚みよりも広くなっている。したがって、第3主ベルト材31を、誘導穴43a内で湾曲させながら又は折り曲げながら、スリット43bを通過させることにより、誘導穴43a内に第3主ベルト材31を挿入すること及び誘導穴43a内から第3主ベルト材31を取り外すことが可能となる。
第3ベルト部材30の第3主ベルト材31は、ガイド部材43に対して相対移動可能に誘導穴43aを挿通する。したがって、補助ベルト部材40は、第3ベルト部材30の長手方向に沿って第3ベルト部材30に対して相対移動可能に、第3ベルト部材30に接続することになる。一方、図示された例では、第3主ベルト材31に保持された第3長さ調節具32及び第3接続部35は、誘導穴43aを通過できない大きさとなっている。
また、図5に示すように、ガイド部材43には、主ベルト部材42によって挿通される複数の細長孔43cが形成されている。主ベルト部材42は、複数の細長孔43cに係合することによって、より詳しくは複数の細長孔43cを折り返すようにして挿通することによって、ガイド部材43を保持している。このため、主ベルト部材42のガイド部材43との係合位置を変化させることによって、主ベルト部材42の連結ベルト材41への接続位置から主ベルト部材42のガイド部材43を保持する位置までの長さを調節することができる。
次に、収容袋50について説明する。収容袋50は、例えば布から形成された袋である。この収容袋50は、第1ベルト部材10、第2ベルト部材20、第3ベルト部材30及び補助ベルト部材40を収容可能な容積を有している。したがって、固定具5の不使用時に、これらのベルト部材10,20,30,40を収容袋50に収容して保管することができる。これにより、固定具5の不使用時に、ベルト部材10,20,30,40が広がってしまうことや、ベルト部材10,20,30,40を紛失してしまうことを効果的に防止することができる。
その一方で、固定具5の使用時、図6及び図7に示すように、第1ベルト部材10、第2ベルト部材20及び第3ベルト部材30は、分岐位置bpにおいて、収容袋50を通過することができる。したがって、固定具5の使用時に、収容袋50を紛失してしまうことを効果的に防止することができる。
図示された収容袋50には、第1ベルト部材10及び第2ベルト部材20が通過する第1通過口51(図6参照)と、第3ベルト部材30が通過する第2通過口52(図7参照)と、が設けられている。図6に示すように、収容袋50は、第1通過口51を閉鎖する閉鎖手段53を有している。また、収容袋50は、第1通過口51を部分的に閉鎖して第1ベルト部材10が通過する第1部分(第1開口)51aと第2ベルト部材20が通過する第2部分(第2開口)51bとに第1通過口51を区分けする補助閉鎖手段54を、さらに有している。
閉鎖手段53及び補助閉鎖手段54は、第1通過口51の自由な開口を規制し得る種々の部材や部品を用いることができ、具体的には、ボタンや面ファスナー、スライダーファスナー等によって形成され得る。図6に示された例において、閉鎖手段53は、スライドファスナーとして形成されている。この閉鎖手段53は、細長形状の第1通過口51の長手方向縁に沿って設けられた一対のファスナーストリンガー53aと、一対のファスナーストリンガー53aを締結および開放可能とするスライダー53bと、を有している。ファスナーストリンガー53aは、第1通過口51の長手方向縁に接合されたファスナーテープ53a1と、ファスナーテープ53a1に固定されたファスナーエレメント53a2と、を有している。スライダー53bによって、ファスナーエレメント53aが互いに係合することで、ファスナーテープ53aと接続した第1通過口51の一対の長手方向縁が締結される。
一方、補助閉鎖手段54は、図6に示すように、第1通過口51の一方側において収容袋50の内面に取り付けられた第1ベルト材54aと、第1通過口51の他方側において収容袋50の内面に取り付けられた第2ベルト材54bと、第1ベルト材54a及び第2ベルト材54bを取り外し可能に接続する留め具54cと、を有している。留め具54cは、ボタンや面ファスナー等を用いて形成され得る。なお、補助閉鎖手段54は、上述したように、第1通過口51の自由な開口を規制し得る種々の部材や部品を用いることができ、図示された例のように、第1通過口51の近傍に設けられている必要はない。
図6に示すように、補助閉鎖手段54によって、第1ベルト部材10が通過する第1部分(第1開口)51aと第2ベルト部材20が通過する第2部分(第2開口)51bとに第1通過口51を区分けすることで、固定具5の使用中に、ベルト部材10,20,30の分岐位置bpが、第1通過口51を介して収容袋50外へ移動することを防止することができる。また、第2通過口52(図7参照)を、第3ベルト部材30の第3接続部35が通過することができない大きさとしておくことで、固定具5の使用中に、ベルト部材10,20,30の分岐位置bpが、第2通過口52を介して収容袋50外へ移動することを防止することができる。すなわち、固定具5の使用中における、ベルト部材10,20,30と収容袋50との位置ずれを効果的に防止することができる。
なお、第2通過口52は、第3ベルト部材30の第3主ベルト材31、第3長さ調節具32、第3接続ベルト材33及び第3コネクタ34が挿通可能な大きさとなっていることが好ましい。この場合、第3接続部35が第2通過口52を挿通不可能としても、第2通過口52よりも大きな第1通過口51の側から、第3ベルト部材30が第2通過口52を挿通して延びるように第3ベルト部材30を配置すること、或いは、第2通過口52を通過した第3ベルト部材30を収容袋50から第1通過口51を介して取り出すことが、可能となる。
ところで、図7に示すように、収容袋50には取っ手59が設けられている。この取っ手59は、その両端において、収容袋50に接続している。例えば、取っ手59の両端部が、収容袋50に縫着されている。第2通過口52は、収容袋50のうちの取っ手59の両端の間となる位置に、設けられている。すなわち、取っ手59は、第2通過口52を覆う位置に配置されており、第2通過口52が、取っ手59によって目立たなくなっている。
また、収容袋50の表面には、ペットキャリーPCに接触してペットキャリーPCのずれを防止する袋滑り止め55が設けられている。袋滑り止め55は、固定具5とペットキャリーPCとの位置ずれを防止するための部材である。袋滑り止め55とペットキャリーPCとの摩擦係数は、主ベルト材11,21,31等とペットキャリーPCとの摩擦係数よりも高くなっている。袋滑り止め55は、樹脂やゴム等から形成されている。
次に、以上のような構成からなる固定具5を用いて、ペットキャリーPCを車両Vの座席Sに取り付ける方法の一例について説明する。
まず、ペットキャリーPCを車両Vに持ち込む前に、固定具5の第1ベルト部材10、第2ベルト部材20及び第3ベルト部材30を車両Vに取り付ける。具体的には、第1コネクタ14を第1アンカーA1に締結することで、第1ベルト部材10を車両Vに取り付ける。第2コネクタ24を第2アンカーA2に締結することで、第2ベルト部材20を車両Vに取り付ける。第3コネクタ34を第3アンカーA3に締結することで、第3ベルト部材30を車両Vに取り付ける。ベルト部材10,20,30の取り付け時、ベルト部材10,20,30の接続部15,25,35は互いから離脱し、三つのベルト部材10,20,30は接続されていないようにしてもよい。三つのベルト部材10,20,30を非接続とすることで、ベルト部材10,20,30を車両Vに容易に取り付けることができる。なお、三つのベルト部材10,20,30の取り付けに先立ち、ベルト部材10,20,30,40の大まかな長さ調節を行っておくことが好ましい。
次に、補助ベルト部材40の長さを調節した後、補助ベルト部材40のガイド部材43の誘導穴43a内に、第3ベルト部材30の第3主ベルト材31を入れる(図5参照)。その後、ペットキャリーPCを車両V内に持ち込む。次に、三つのベルト部材10,20,30の長さ調節を行った後、ペットキャリーPCの前側にて、第1ベルト部材10の第1接続部15を第3ベルト部材30の第3接続部35に接続し、第2ベルト部材20の第2接続部25を第3ベルト部材30の第3接続部35に接続する。このとき、第3接続部35は、収容袋50内に位置している。したがって、第1接続部15及び第2接続部25を、第1通過口51から収容袋50内に挿入し、第3接続部35に接続する。その後、補助閉鎖手段54で第1通過口51を第1部分51a及び第2部分51bに区分けする。
以上の結果、第1ベルト部材10、第2ベルト部材20及び第3ベルト部材30と、車両Vの座席Sとの間に、ペットキャリーPCを固定することができる。このとき、第1ベルト部材10及び第2ベルト部材20が、横方向に互いから離間して、ペットキャリーPCの前方および下方に位置するとともに、第3ベルト部材30が、ペットキャリーPCの上方に位置している。したがって、Y字状に配置された固定具5によって、ペットキャリーPCを安定して、車両Vの座席S上に配置することができる。これにより、車両Vの急減速時、例えば車両Vの衝突時等に、車両V内でペットが人とぶつかってしまうことや、ペットが車両Vのいずれかの部位にぶつかってしまうことを効果的に防止することができる。
また、ペットキャリーPCは、座席S上において、第1ベルト部材10及び第2ベルト部材20と、第3ベルト部材30と、補助ベルト部材40と、の間に保持される。したがって、座席S上でのペットキャリーPCの移動を効果的に防止することができる。
さらに、図3に示すように、第1接続部15をなす第1タング15a、第2接続部25をなす第2タング25a及び第3接続部35をなすバックル35aが、収容袋50内に配置されている。したがって、ペットキャリーPC内のペットがタング15a,15bやバックル35aとぶつかってしまうことを効果的に防止することができる。また、図2に示すように、収容袋50の表面には袋滑り止め55が設けられている。袋滑り止め55がペットキャリーPCと接触することで、収容袋50を含む固定具5とペットキャリーPCとの位置ずれを効果的に防止することができる。
同様に、第1ベルト部材10及び第2ベルト部材20は、それぞれ、滑り止め16,26を有している。図2に示すように、これらの滑り止め16,26がペットキャリーPCと接触することで、第1ベルト部材10及び第2ベルト部材20を含む固定具5とペットキャリーPCとのずれを効果的に防止することができる。
ペットキャリーPCを車両Vから取り出すときは、ペットキャリーPCを車両Vに固定する際と、概ね逆の手順を踏むことになる。まず、第3接続部35をなすバックル35aから、第1接続部15をなす第1タング15a及び第2接続部25をなす第2タング25aを取り外す。これにより、ペットキャリーPCを車両Vの座席S上から取り出すことができる。
その後、第1コネクタ14と第1アンカーA1との締結を解除して、第1ベルト部材10を車両Vから取り外す。第2コネクタ24と第2アンカーA2との締結を解除して、第2ベルト部材20を車両Vから取り外す。第3コネクタ34と第3アンカーA3との締結を解除して、第3ベルト部材30を車両Vから取り外す。次に、補助ベルト部材40のガイド部材43から、第3ベルト部材30を取り外す。これにより、第1ベルト部材10、第2ベルト部材20及び補助ベルト部材40と、第3ベルト部材30と、を分離させることが可能となる。次に、第3ベルト部材30を、第2通過口52から、収容袋50内に引き入れて収納し。また、第1ベルト部材10、第2ベルト部材20及び補助ベルト部材40を、第1通過口51から、収容袋50内に収納し、さらに、閉鎖手段53で第1通過口51を閉鎖する。これにより、不使用状態となった固定具5を、収容袋50に纏めることができ、部品の紛失等を効果的に回避しながら固定具5を保管することができる。
なお、固定具5を用いたペットキャリーPCの座席Sへの取り付けは、ペットキャリーPCの特別な構成を必要としない。すなわち、各ベルト部材10,20,30,40の長さを調節することで、種々の大きさ及び種々の型式のペットキャリーPCに対して、広く適用することができる。一例として、図11に示されたバッグ型ペットキャリーPC1や、図12に示されたバスケット型ペットキャリーPC2を、固定具5により、車両Vの座席Sに固定することができる。
以上に説明してきた上述の一実施の形態において、ペットを収容するペットキャリーPCを車両Vの座席に固定するための固定具5は、分岐位置bpから分岐するようにして互いに接続した第1ベルト部材10、第2ベルト部材20及び第3ベルト部材30を有している。第1ベルト部材10は、車両Vに設けられた第1のアンカーA1に締結可能な第1コネクタ14を有し、第2ベルト部材20は、車両Vに設けられた第2のアンカーA2に締結可能な第2コネクタ24を有し、第3ベルト部材30は、車両Vに設けられた第3のアンカーA3に締結可能な第3コネクタ34を有している。そして、第1ベルト部材10、第2ベルト部材20及び第3ベルト部材30と、車両Vの座席Sとの間に、ペット用キャリーPCが固定される。このような固定具5を用いることにより、従来のペットキャリーPCとは異なり、車両Vの座席Sにシートベルトを用いて固定するための特別な構成をペットキャリーPCに設置する必要性を排除することができる。したがって、種々のペットキャリーPCに対して、固定具5を適用することが可能となる。また、車両Vに固定されたシートベルトを用いる必要がないので、ペットキャリーPCの車両座席Sへの取り付け及び取り外しを容易に行うことが可能となる。さらに、分岐位置bpから分岐するようにして互いに接続した三つのベルト部材10,20,30を用いることで、ペットキャリーPCを座席Sに安定して固定することができる。
また、上述した一実施の形態において、固定具5は、第1ベルト部材10及び第2ベルト部材20の少なくとも一方のベルト部材と、第3ベルト部材30と、の間を連結する補助ベルト部材40を、さらに有している。固定具5は、車両Vの座席S上において、第1ベルト部材10及び第2ベルト部材20の少なくとも一方のベルト部材と、第3ベルト部材30と、補助ベルト部材40と、の間に、ペットキャリーPCを保持する。補助ベルト部材40を設けることで、ペットキャリーPCを周状に把持することが可能となり、ペットキャリーPCを車両Vの座席S上により安定して固定することができる。とりわけ図示された例において、補助ベルト部材40は、第3補助ベルト部材30を、第1ベルト部材10及び第2ベルト部材20の両方に接続している。したがって、ペットキャリーPCを車両Vの座席S上に非常に安定して固定することができる。
とりわけ図示された例において、補助ベルト部材40は、第1ベルト部材10及び第2ベルト部材20を連結する連結ベルト材41と、連結ベルト材41及び第3ベルト部材30を連結する主ベルト部材42と、を有している。すなわち、図示された例において、補助ベルト部材40は、第3補助ベルト部材30を、第1ベルト部材10及び第2ベルト部材20の両方に連結させている。したがって、第1〜第3ベルト部材10,20,30および補助ベルト部材40によって、しっかりとペットキャリーCPを保持することができ、これにより、ペットキャリーPCを安定して車両Vの座席Sに固定することができる。
なお、補助ベルト部材40は、第3ベルト部材30の長手方向に沿って第3ベルト部材30に対して相対移動可能に、第3ベルト材30に接続している。また、補助ベルト材40は、第1ベルト部材10及び第2ベルト部材20のうちの少なくとも一方のベルト部材の長手方向に沿って少なくとも一方のベルト部材に対して相対移動可能に、少なくとも一方のベルト部材に接続している。したがって、第1〜第3ベルト部材10,20,30および補助ベルト部材40によって、しっかりとペットキャリーPCを保持することができ、これにより、ペットキャリーPCを安定して車両Vの座席Sに固定することができる。
さらに、上述した一実施の形態において、第1ベルト部材10、第2ベルト部材20及び第3ベルト部材30は、分岐位置bpにおいて、取り外し可能に互いに接続している。したがって、ペットキャリーPCの車両座席Sへの取り付け及び取り外しを容易に行うことが可能となる。
さらに、上述した一実施の形態において、第1ベルト部材10、第2ベルト部材20及び第3ベルト部材30の少なくとも一以上は、長さ調節可能となっている。ペットキャリーPCの形状や大きさに合わせて各ベルト部材10,20,30の長さを調節しておくことで、第1〜第3ベルト部材10,20,30を用いて、しっかりとペットキャリーPCを保持することができる。これにより、ペットキャリーPCを安定して車両Vの座席Sに固定することができる。
さらに、上述した一実施の形態において、固定具5は、収容袋50を更に有する。第1ベルト部材10、第2ベルト部材20及び第3ベルト部材30は、分岐位置bpにおいて、収容袋50内に位置する。すなわち、収容袋50が、堅くなり易いベルト部材10,20,30の分岐位置bpを収容する。したがって、比較的堅いベルト部材10,20,30の分岐位置bpが、直接、ペットキャリーPCに接触することを防止することができ、これにより、ペットキャリーPC内のペットをベルト部材10,20,30の分岐位置bpから保護することができる。
さらに、上述した一実施の形態において、収容袋50には、第1ベルト部材10及び第2ベルト部材20が通過する第1通過口51と、第3ベルト部材30が通過する第2通過口52と、が設けられている。固定具5の不使用時に、第1通過口51を介して、第1ベルト部材10及び第2ベルト部材20を収容袋50に収容することができ、第2通過口52を介して、第3ベルト部材30を収容袋50に収容することができる。すなわち、分岐位置bpを覆うための収容袋50を、ベルト部材10,20,30,40を保管するための袋50として使用することができる。
さらに、上述した一実施の形態において、収容袋50は、第1通過口51を閉鎖する閉鎖手段53を有している。閉鎖手段53で第1通過口51を閉鎖することで、固定具5の不使用時に、第1ベルト部材10及び第2ベルト部材20を収容袋50に収容した状態に維持することができる。すなわち、第1ベルト部材10及び第2ベルト部材20が意図せず収容袋50から出てきてしまうことを効果的に防止することができる。
さらに、上述した一実施の形態において、収容袋50は、第1通過口51を部分的に閉鎖して第1ベルト部材10が通過する部分51aと第2ベルト部材20が通過する部分51bとに当該第1通過口51を区分けする補助閉鎖手段54を、有している。補助閉鎖手段54を用いることで、分岐位置bpを収容袋50に保持することが可能となる。すなわち、固定5具の使用中、第1〜第3ベルト部材に対して収容袋が相対移動することを効果的に防止することができる。
さらに、上述した一実施の形態において、収容袋50に取っ手59が設けられており、取っ手59は、その両端において、収容袋50に接続している。第2通過口52は、収容袋50のうちの取っ手59の両端の間となる位置に、設けられている。取っ手によって、第3ベルト部材30が意図せず収容袋50から出てきてしまうことを効果的に防止することができる。また、取っ手59によって第2通過口52を目立たなくすることができ、意匠性を向上させることができる。
さらに、上述した一実施の形態において、収容袋50の表面には、ペットキャリーPCに接触してペットキャリーPCのずれを防止する滑り止め55が設けられている。袋滑り止め55によって、収容袋50とペットキャリーPCの位置ずれを効果的に防止することができる。これにより、ペットキャリーPCを安定して車両Vの座席Sに固定することができる。
さらに、上述した一実施の形態において、収容袋50は、第1ベルト部材10、第2ベルト部材20及び第3ベルト部材30を収容可能な容積を有している。固定具5の不使用時に、第1ベルト部材10、第2ベルト部材20及び第3ベルト部材30を収容袋50に収容することができる。すなわち、分岐位置bpを覆うための収容袋50を、ベルト部材10,20,30,40を保管するための袋として使用することができる。
さらに、上述した一実施の形態において、第1ベルト部材10、第2ベルト部材20及び第3ベルト部材30の少なくとも一以上に、ペットキャリーPCに接触してペットキャリーPCのずれを防止する滑り止め16,26が設けられている。滑り止め16,26によって、ベルト部材10,20,30とペットキャリーPCの位置ずれを効果的に防止することができる。これにより、ペットキャリーPCを安定して車両Vの座席Sに固定することができる。
さらに、上述した一実施の形態において、車両VのアンカーA1,A2,A3は、ISOFIX方式対応のラッチである。例えば、第1アンカーA1及び第2アンカーA2は、横方向に離間して設けられ、第3アンカーA3は、第1アンカーA1及び第2アンカーA2よりも上方であって、車両Vの座席Sに背部Sb裏側に設けられているようにしてもよい。このようなアンカーA1,A2,A3を利用することによって、ベルト部材10,20,30のコネクタ14,24,34を容易且つ安定して車両VのアンカーA1,A2,A3に締結及び締結解除することが可能となる。したがって、ペットキャリーPCの座席Sへの取り付け及び取り外しをさらに容易に行うことができる。
以上、本発明を図示する一実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、この他にも種々の態様で実施可能である。以下、図面を参照しながら、変形の一例について説明する。以下の説明および以下の説明で用いる図面では、上述した実施の形態と同様に構成され得る部分について、上述の実施の形態における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いるとともに、重複する説明を省略する。
上述した一実施の形態において、第3ベルト部材30が、車両Vの第3アンカーA3と締結する例を示したが、この例に限られない。図8Aに示すように、第3ベルト材130が、分岐位置bpから離間した接続位置において、第1ベルト部材10及び第2ベルト部材20の少なくとも一方のベルト部材と接続するようにしてもよい。この例において、固定具5は、車両Vの第1アンカーA1及び第2アンカーA2を利用し、第3アンカーA3を利用することなく、ペットキャリーPCを座席Sに固定している。
図8Aに示された例において第3ベルト材130は、連結ベルト材131、主ベルト部材132及び第3接続部133を有している。連結ベルト材131及び主ベルト部材132は、細長いベルト状の部材である。連結ベルト材131は、上述した一実施の形態における補助ベルト部材40の連結ベルト材41と同様に構成することができる。主ベルト部材132は、連結ベルト材131の中間部分に接続している。一例として、主ベルト部材132は、連結ベルト材131に縫着されている。主ベルト部材132は、連結ベルト材131への接続位置から離間した位置において、第3接続部133を保持している。上述した一実施の形態の補助ベルト部材40において、主ベルト部材42上でガイド部材43を保持する位置が可変となっていたのと同様に、主ベルト部材132上で第3接続部133を保持する位置が調節可能となっていることが好ましい。この場合、第3接続部133から連結ベルト材131までの主ベルト部材132の長さを調節することが可能となる。第3接続部133は、第1ベルト部材10の第1接続部15をなす第1タング15a及び第2ベルト部材20の第2接続部25をなす第2タング25aと取り外し可能に接続するバックル133aとすることができる。
図8Aに示された変形例において、ペットを収容するペットキャリーPCを車両Vの座席Sに固定するための固定具5は、上述した一実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。すなわち、固定具5は、分岐位置bpから分岐するようにして互いに接続した第1ベルト部材10、第2ベルト部材20及び第3ベルト部材130を有している。第1ベルト部材10は、車両Vに設けられた第1のアンカーA1に締結可能な第1コネクタ14を有し、第2ベルト部材20は、車両Vに設けられた第2のアンカーA2に締結可能な第2コネクタ24を有している。第3ベルト部材130は、分岐位置bpから離間した接続位置において、第1ベルト部材10及び第2ベルト部材20の少なくとも一方のベルト部材と接続している。そして、車両Vの座席S上において、第1ベルト部材10及び第2ベルト部材20のうちの少なくとも一方のベルト部材と、第3ベルト部材130との間に、ペットキャリーPCが保持される。このような固定具5を用いることにより、従来のペットキャリーPCとは異なり、車両Vの座席Sにシートベルトを用いて固定するための特別な構成をペットキャリーPCに設置する必要性を排除することができる。したがって、種々のペットキャリーPCに対して、固定具5を適用することが可能となる。また、車両Vに固定されたシートベルトを用いる必要がないので、ペットキャリーPCの車両座席Sへの取り付け及び取り外しを容易に行うことが可能となる。さらに、分岐位置bpから分岐するようにして互いに接続した三つのベルト部材10,20,130を用いることで、ペットキャリーPCを座席Sに安定して固定することができる。
とりわけ図8Aに示された例において、第3ベルト部材130は、第1ベルト部材10及び第2ベルト部材20を連結する連結ベルト材131と、連結ベルト材及び第3ベルト部材を連結する主ベルト部材132と、を有している。すなわち、図示された例において、第3ベルト部材130は、第1ベルト部材10及び第2ベルト部材20の両方に接続している。したがって、第1〜第3ベルト部材10,20,130によって、しっかりとペットキャリーPCを保持することができ、これにより、ペットキャリーPCを安定して車両Vの座席Sに固定することができる。
なお、第3ベルト部材130は、第1ベルト部材10及び第2ベルト部材20のうちの少なくとも一方のベルト部材の長手方向に沿って少なくとも一方のベルト部材に対して相対移動可能に、少なくとも一方のベルト部材に接続している。したがって、第1〜第3ベルト部材10,20,130によって、しっかりとペットキャリーPCを保持することができ、これにより、ペットキャリーPCを安定して車両Vの座席Sに固定することができる。
また、別の変形例として、補助ベルト部材40や第3ベルト材130が、第1ベルト部材10又は第2ベルト部材20に接続する位置は、接続ベルト材13,14で無くても良い。例えば、図8Bに示すように、第3ベルト材130が、第1コネクタ14や第2コネクタ24に接続するようにしてもよい。また、第3ベルト材130が、第1主ベルト材11、第1長さ調節具12、第2主ベルト材21、第2長さ調節具22等に接続するようにしてもよい。同様に、補助ベルト部材40が、第1コネクタ14や第2コネクタ24に接続するようにしてもよいし、第1主ベルト材11、第1長さ調節具12、第2主ベルト材21、第2長さ調節具22等に接続するようにしてもよい。
さらに、別の変形例として、図9及び図10に示すように、固定具5が、第1ベルト部材10、第2ベルト部材20及び第3ベルト部材30の少なくとも一つ以上のベルト部材によって支持されたカバー部材60を、さらに有するようにしてもよい。カバー部材60は、ペットキャリーPCを覆う布材または網状材を含んでいる。固定具5が、ベルト状部材10,20,30だけでなく、柔軟性を有したシート状のカバー部材60によって面でペットキャリーPCを覆うことで、ペットキャリーPCを車両V内により安定して固定することが可能となる。ここで図9に示された例は、図3に示された固定具5にカバー部材60を加えたのであり、図10に示された例は、図8Aに示された固定具5にカバー部材60を加えたものである。カバー部材60を有する固定具5によれば、カバー部材60によって、ペットキャリーPCをより安定して保持することができる。これにより、ペットキャリーPCが固定具5に対して相対移動することを効果的に防止し、ペットキャリーPCをより安定して車両Vの座席Sに固定することができる。
V 車両
S 座席
Sa 座部
Sb 背部
PC ペットキャリー
PC1 バッグ型ペットキャリー
PC2 バスケット型ペットキャリー
A1 第1アンカー
A2 第2アンカー
A3 第3アンカー
bp 分岐位置
5 固定具
10 第1ベルト部材
11 第1主ベルト材
12 第1長さ調節具
1a 本体部
12b 解除ボタン
13 第1接続ベルト材
14 第1コネクタ
15 第1接続部
15a 第1タング
16 第1滑り止め
20 第2ベルト部材
21 第2主ベルト材
22 第2長さ調節具
22a 本体部
22b 解除ボタン
23 第2接続ベルト材
24 第2コネクタ
25 第2接続部
25a 第2タング
26 第2滑り止め
30 第3ベルト部材
31 第3主ベルト材
32 第3長さ調節具
33 第3接続ベルト材
34 第3コネクタ
35 第3接続部
35a バックル
40 補助ベルト部材
41 連結ベルト材
42 主ベルト部材
43 ガイド部材
43a 誘導穴
43b スリット
43c 細長孔
50 収容袋
51 第1通過口
51a 第1部分
51b 第2部分
52 第2通過口
53 閉鎖手段
53a ファスナーストリンガー
53a1 ファスナーテープ
53a2 ファスナーエレメント
53b スライダー
54 補助閉鎖手段
54a 第1ベルト材
54b 第2ベルト材
54c 留め具
55 袋滑り止め
59 取っ手
60 カバー部材
130 第3ベルト材
131 連結ベルト材
132 主ベルト部材
133 第3接続部
133a バックル

Claims (14)

  1. ペットを収容するペットキャリーを車両の座席に固定するための固定具であって、
    分岐位置から分岐するようにして互いに接続した第1ベルト部材、第2ベルト部材及び第3ベルト部材と、
    前記第1ベルト部材及び前記第2ベルト部材の少なくとも一方のベルト部材と、前記第3ベルト部材と、の間を連結する補助ベルト部材と、を備え、
    前記第1ベルト部材は、前記車両に設けられた第1のアンカーに締結可能な第1コネクタを有し、
    前記第2ベルト部材は、前記車両に設けられた第2のアンカーに締結可能な第2コネクタを有し、
    前記第3ベルト部材は、前記車両に設けられた第3のアンカーに締結可能な第3コネクタを有し、
    前記第1ベルト部材、前記第2ベルト部材及び前記第3ベルト部材と、前記車両の前記座席との間に、前記ペットキャリーを固定し、
    前記第1ベルト部材及び前記第2ベルト部材の前記少なくとも一方のベルト部材と、前記第3ベルト部材と、前記補助ベルト部材と、の間に、前記ペットキャリーを保持する、固定具。
  2. 前記補助ベルト部材は、前記第1ベルト部材及び前記第2ベルト部材を連結する連結ベルト材と、前記連結ベルト材及び前記第3ベルト部材を連結する主ベルト材と、を有する、請求項に記載の固定具。
  3. ペットを収容するペットキャリーを車両の座席に固定するための固定具であって、
    分岐位置から分岐するようにして互いに接続した第1ベルト部材、第2ベルト部材及び第3ベルト部材を備え、
    前記第1ベルト部材は、前記車両に設けられた第1のアンカーに締結可能な第1コネクタを有し、
    前記第2ベルト部材は、前記車両に設けられた第2のアンカーに締結可能な第2コネクタを有し、
    前記第3ベルト部材は、前記分岐位置から離間した接続位置において、前記第1ベルト部材及び前記第2ベルト部材の少なくとも一方のベルト部材と接続し、
    前記少なくとも一方のベルト部材と、前記第3ベルト部材との間に、前記ペットキャリーを保持する、固定具。
  4. 前記第3ベルト部材は、前記第1ベルト部材及び前記第2ベルト部材を連結する連結ベルト材と、前記連結ベルト材から前記分岐位置まで延びる主ベルト材と、を有する、請求項に記載の固定具。
  5. 前記第1ベルト部材、前記第2ベルト部材及び前記第3ベルト部材は、前記分岐位置において、取り外し可能に互いに接続している、請求項1〜4のいずれか一項に記載の固定具。
  6. 収容袋を更に備え、
    前記第1ベルト部材、前記第2ベルト部材及び前記第3ベルト部材は、前記分岐位置において、前記収容袋内に位置する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の固定具。
  7. 前記収容袋には、前記第1ベルト部材及び前記第2ベルト部材が通過する第1通過口と、前記第3ベルト部材が通過する第2通過口と、が設けられている、請求項に記載の固定具。
  8. 前記収容袋は、前記第1通過口を閉鎖する閉鎖手段を有している、請求項に記載の固定具。
  9. 前記収容袋は、前記第1通過口を部分的に閉鎖して前記第1ベルト部材が通過する部分と前記第2ベルト部材が通過する部分とに当該第1通過口を区分けする補助閉鎖手段を、有する、請求項7又は8に記載の固定具。
  10. 前記収容袋に取っ手が設けられており、
    前記取っ手は、その両端において、前記収容袋に接続し、
    前記第2通過口は、前記収容袋のうちの前記取っ手の両端の間となる位置に、設けられている、請求項7〜9のいずれか一項に記載の固定具。
  11. 前記収容袋の表面には、前記ペットキャリーに接触して前記ペットキャリーのずれを防止する滑り止めが設けられている、請求項6〜10のいずれか一項に記載の固定具。
  12. 前記収容袋は、前記第1ベルト部材、前記第2ベルト部材及び前記第3ベルト部材を収容可能な容積を有している、請求項6〜11のいずれか一項に記載の固定具。
  13. 前記第1ベルト部材、前記第2ベルト部材及び前記第3ベルト部材の少なくとも一つ以上のベルト部材によって支持されたカバー部材を、さらに備え、
    前記カバー部材は、前記ペットキャリーを覆う布材または網状材を含む、請求項1〜12のいずれか一項に記載の固定具。
  14. 前記車両のアンカーは、ISOFIX方式対応のラッチである、請求項1〜13のいずれか一項に記載の固定具。
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