JP2003054267A - 内燃機関 - Google Patents

内燃機関

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JP2003054267A
JP2003054267A JP2001248709A JP2001248709A JP2003054267A JP 2003054267 A JP2003054267 A JP 2003054267A JP 2001248709 A JP2001248709 A JP 2001248709A JP 2001248709 A JP2001248709 A JP 2001248709A JP 2003054267 A JP2003054267 A JP 2003054267A
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journal
crankshaft
combustion engine
internal combustion
generator
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JP2001248709A
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Kazuyuki Iwata
和之 岩田
Takehiko Sayama
剛彦 佐山
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/16Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
    • F02B75/18Multi-cylinder engines
    • F02B75/20Multi-cylinder engines with cylinders all in one line
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/16Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
    • F02B75/18Multi-cylinder engines
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    • F02B2075/1816Number of cylinders four

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  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 内燃機関の内部に設けた発電機または電動機
の性能向上を図る。 【解決手段】 クランクシャフト17は♯1ジャーナル
〜♯5ジャーナル18a〜18eを備えており、♯1ジ
ャーナル18aの一端および♯5ジャーナル18eの一
端と、♯3ジャーナル18cの両端とに合計4個のバラ
ンスウエイト20を設けるとともに、♯2ジャーナル1
8bの両端および♯4ジャーナル18dの両端に合計4
個の円板21を設ける。発電機GMまたは電動機GM
は、円板21の外周部に複数の永久磁石22を固定した
ロータと、ベアリングキャップ14b,14dに固定し
たコア24に複数のコイル25巻き付けたステータとで
構成される。クランクシャフト17の位相に関わらずに
何れかの永久磁石22が何れかのコイル25に必ず対向
するため、クランクシャフト17の位相に関わらず発電
機GMまたは電動機GMの機能を途切れなく発揮させる
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリンダブロック
と協働してクランクシャフトを回転自在に支持するベア
リングキャップに設けた複数のコイルと、クランクシャ
フトに設けた複数の永久磁石とから構成された発電機ま
たは電動機を備えた内燃機関に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる発電機または電動機を備えた内燃
機関は、本出願人が特願2001−003093号によ
り既に提案している。この発電機または電動機は、クラ
ンクシャフトのジャーナルの軸端に設けたバランスウエ
イトの外周部に固定した複数の永久磁石と、ジャーナル
を支持するベアリングキャップの外周部側面に前記永久
磁石に対向するように固定した複数のコイルとで構成さ
れており、コイルに通電することで電動機として機能さ
せて内燃機関の出力をアシストすることができ、また内
燃機関の出力や外力でクランクシャフトを回転させるこ
とで発電機として機能させて発電を行うことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記従来のも
のは、発電機または電動機の永久磁石が扇形のバランス
ウエイトの外周部に固定されており、かつコイルが扇形
のベアリングキャップの外周部に固定されているため、
クランクシャフトが1回転する間に対を成す永久磁石お
よびコイルが相互に対向しない期間が存在する。その結
果、前記期間中は発電機または電動機が機能を発揮する
ことができず、出力トルクの低下や発電電力の低下を招
くという問題があった。
【0004】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、内燃機関の内部に設けた発電機または電動機の性能
向上を図ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明によれば、シリンダブロ
ックと協働してクランクシャフトを回転自在に支持する
ベアリングキャップに設けた複数のコイルと、クランク
シャフトに設けた複数の永久磁石とから構成された発電
機または電動機を備えた内燃機関であって、クランクシ
ャフトの複数のジャーナルの端部に少なくとも1個のバ
ランスウエイトと少なくとも1個の円板とを設け、円板
の外周部にコイルに対向して相対移動し得る永久磁石を
設けたことを特徴とする内燃機関が提案される。
【0006】上記構成によれば、クランクシャフトの複
数のジャーナルの端部にバランスウエイトおよび円板を
設け、その円板の外周部に設けた複数の永久磁石をベア
リングキャップに設けた複数のコイルに相対移動可能に
対向させたので、永久磁石とコイルとの対向領域を増や
すことが可能となり、電動機として機能するときには効
率良く出力トルクを発生させることができ、また発電機
として機能するときには効率良く発電電力を発生させる
ことができる。
【0007】また請求項2に記載された発明によれば、
請求項1の構成に加えて、前記少なくとも1個の円板の
外周部の全域に永久磁石を設けたことを特徴とする内燃
機関が提案される。
【0008】上記構成によれば、永久磁石とコイルとの
対向領域を最大限に増やすことが可能となり、電動機あ
るいは発電機の性能を更に高めることができる。
【0009】また請求項3に記載された発明によれば、
請求項1または請求項2の構成に加えて、クランクシャ
フトは♯1ジャーナル〜♯5ジャーナルを備えており、
♯1ジャーナルの一端および♯5ジャーナルの一端と♯
3ジャーナルの両端とに合計4個のバランスウエイトを
設けるとともに、♯2ジャーナルの両端および♯4ジャ
ーナルの両端のうちの少なくとも一つの端部に円板を設
けたことを特徴とする内燃機関が提案される。
【0010】上記構成によれば、クランクシャフトを支
持する♯1ジャーナル〜♯5ジャーナルのうち、♯1ジ
ャーナルの一端および♯5ジャーナルの一端と♯3ジャ
ーナルの両端とに合計4個のバランスウエイトを設け、
♯2ジャーナルの両端および♯4ジャーナルの両端のう
ちの少なくとも一つの端部に円板を設けたので、クラン
クシャフトにバランスウエイトを適切に配置して防振効
果を確保しながら、最も大きい爆発荷重が作用する♯3
ジャーナルに発電機または電動機の荷重が作用するのを
防止してクランクシャフトの軽量化を図ることができ
る。
【0011】また請求項4に記載された発明によれば、
請求項3の構成に加えて、♯2ジャーナルの両端および
♯4ジャーナルの両端に合計4個の円板を設けたことを
特徴とする、請求項3に記載の内燃機関。
【0012】上記構成によれば、♯2ジャーナルの両端
および♯4ジャーナルの両端に合計4個の円板を設けた
ので、♯3ジャーナルに発電機または電動機の荷重が作
用するのを防止しながら、発電機または電動機の数を最
大限に増加させることができる。
【0013】また請求項5に記載された発明によれば、
請求項1の構成に加えて、クランクシャフトの軸方向一
端側の下方にバランサー装置を設け、このバランサー装
置と干渉しないようにクランクシャフトの軸方向他端側
に発電機または電動機を設けたことを特徴とする内燃機
関が提案される。
【0014】上記構成によれば、クランクシャフトの軸
方向一端側の下方および他端側にそれぞれバランサー装
置および発電機または電動機を設けたので、バランサー
装置および発電機または電動機を相互に干渉しないよう
にコンパクトに配置することができる。
【0015】尚、実施例の発電電動機GMは本発明の発
電機または電動機に対応する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0017】図1〜図3は本発明の第1実施例を示すも
ので、図1は内燃機関の縦断面図、図2は図1の2−2
線断面図、図3は図1の要部拡大図である。
【0018】本実施例の直列4気筒の内燃機関Eはハイ
ブリッド車両に搭載されるもので、その内部に電動機お
よび発電機として機能する4個の発電電動機GM…を備
えている。内燃機関Eはシリンダブロック11と、シリ
ンダブロック11の上面に図示せぬボルトで結合された
シリンダヘッド12と、シリンダブロック11の下面に
ボルト13…結合されたクランクケース14と、クラン
クケース14の下面にボルト15…で結合されたオイル
パン16とを備える。
【0019】クランクシャフト17は、5個のジャーナ
ル18a〜18eと、それらの間に位置する4個のクラ
ンクピン19a〜19dとを備えており、♯1ジャーナ
ル18aの軸方向内端と、♯5ジャーナル18eの軸方
向内端と、♯3ジャーナル18cの軸方向両端とに合計
4個のバランスウエイト20…が一体に設けられる。こ
れら4個のバランスウエイト20…は、♯1ジャーナル
18a、♯3ジャーナル18cおよび♯5ジャーナル1
8eを要とする扇形に形成される(図2参照)。また♯
2ジャーナル18bの軸方向両端と、♯4ジャーナル1
8dの軸方向両端とに合計4個の円板21…が一体に設
けられる。これら4個の円板21…の外周にはそれぞれ
複数(例えば12個)の永久磁石22…が設けられてお
り、円板21とその外周の永久磁石22…とは発電電動
機GMのロータRを構成する。
【0020】シリンダブロック11には5個のジャーナ
ル支持部11a〜11eが一体に形成されており、クラ
ンクケース14に一体に形成された5個のベアリングキ
ャップ14a〜14eと前記5個のジャーナル支持部1
1a〜11eとの間に、クランクシャフト17の5個の
ジャーナル18a〜18eがそれぞれ回転自在に支持さ
れる。♯2ジャーナル18bおよび♯4ジャーナル18
dを支持する2個のベアリングキャップ14b,14d
は、他の3個のベアリングキャップ14a,14c,1
4eよりも大型であり、かつ半円状に形成されている。
【0021】半円状に形成された2個のベアリングキャ
ップ14b,14dの両側面に、4個の発電電動機GM
…のステータSが設けられる。図2から明らかなよう
に、一方のベアリングキャップ14bのクランクピン1
9c側に設けられた発電電動機GMのステータSは、多
数枚の鋼板を重ね合わせてボルト23…でベアリングキ
ャップ14bに固定された概略円弧状のコア24と、コ
ア24の内周に巻き付けられた複数(例えば9個)のコ
イル25…とから構成される。これら複数のコイル25
…の内周に、ロータRの複数の永久磁石22…の外周が
僅かな隙間を介して対向する。
【0022】4個の発電電動機GM…のうちの軸方向内
側の2個の発電電動機GM,GMは、そのステータSの
構造が軸方向外側の2個の発電電動機GM,GMと異な
っている。即ち、軸方向内側の2個の発電電動機GM,
GMのコア24,24を構成する多数枚の鋼板のうち、
それぞれ所定枚数(例えば、3枚)の鋼板24a〜24
cが相互に接近するように軸方向内向きに折り曲げら
れ、放熱フィン兼バッフルプレート24dを構成する。
【0023】シリンダブロック11の内部に収納した4
個のシリンダボア26…にそれぞれピストン27…が摺
動自在に嵌合しており、4個のピストン27…と4個の
クランクピン19a〜19dとがそれぞれコネクティン
グロッド28…で連接される。そしてピストン27…の
頂面に臨む燃焼室29…がシリンダヘッド12の下面に
形成される。♯1ジャーナル18aおよび♯2ジャーナ
ル18b間の第1ピストン27と、♯4ジャーナル18
dおよび♯5ジャーナル18e間の第4ピストン27と
が上死点にあるとき、♯2ジャーナル18bおよび♯3
ジャーナル18c間の第2ピストン27と、♯3ジャー
ナル18cおよび♯4ジャーナル18d間の第3ピスト
ン27とが下死点にあるように、4個のピストン27…
が配置されている。
【0024】オイルパン16の内部に収納されたオイル
ポンプ30は、ポンプハウジング31と、ポンプハウジ
ング31に収納されたポンプロータ32と、ポンプロー
タ32を回転自在に支持するポンプシャフト33とを備
えており、ポンプハウジング31から突出するポンプシ
ャフト33の軸端に設けた従動スプロケット34が、ク
ランクシャフト17の軸端に設けた駆動スプロケット3
5に無端チェーン36を介して接続される。ポンプハウ
ジング31と協働してポンプロータ32を覆うストレー
ナハウジング37がオイルパン16の底壁に沿って延び
ており、そのストレーナハウジング37の先端にストレ
ーナ38が設けられる。
【0025】従って、クランクシャフト17の回転は、
駆動スプロケット35、無端チェーン36および従動ス
プロケット34を介してポンプシャフト33に伝達さ
れ、ポンプシャフト33と一体のポンプロータ32を回
転させる。その結果、オイルパン16に貯留されたオイ
ルはストレーナ38からストレーナハウジング37の内
部を通ってオイルポンプ30に吸入され、そこから内燃
機関Eの各部に供給される。
【0026】次に、上記構成を備えた本発明の第1実施
例の作用を説明する。
【0027】内燃機関Eを運転するとクランクシャフト
17が回転し、クランクシャフト17に設けた4個のバ
ランスウエイト20…の働きにより、4個のピストン2
7…の往復動に伴う一次振動が低減される。このとき、
♯1ジャーナル18aの軸方向内端と、♯5ジャーナル
18eの軸方向内端と、♯3ジャーナル18cの軸方向
両端とに設けられた4個のバランスウエイト20…は、
4個のピストン27…にそれぞれ対応して均等に配置さ
れるため、バランスウエイト20…の重量を最小限に抑
えながら有効な防振効果を発揮させることができる。
【0028】クランクシャフト17の♯1ジャーナル1
8a〜♯5ジャーナル18eの軸方向端部のうちのバラ
ンスウエイト20…が設けられていない部分、つまり♯
2ジャーナル18bの軸方向両端と、♯4ジャーナル1
8dの軸方向両端とに設けた合計4個の円板21…の外
周に固定した複数の永久磁石22…と、2個のベアリン
グキャップ14b,14dの両側面に固定したコイル2
5…とによって4個の発電電動機GM…が構成されるた
め、車両の発進時や加速時にバッテリやキャパシタより
なる蓄電手段(図示せず)からコイル25…に給電する
ことにより、発電電動機GM…を電動機として機能させ
て内燃機関Eの出力をアシストすることができる。また
内燃機関Eの始動時に発電電動機GM…を電動機として
機能させれば、専用のスタータモータを廃止しても内燃
機関Eの始動を支障なく行うことができる。
【0029】一方、車両の制動時に駆動輪から逆伝達さ
れる駆動力でクランクシャフト17を回転させて発電電
動機GM…を発電機として機能させれば、発電電動機G
M…に回生制動力を発生させてサービスブレーキの負担
を軽減することができる。そして回生制動により発電さ
れた電力を蓄電手段に充電することにより、車両の運動
エネルギーを電気エネルギーとして効果的に回収し、内
燃機関Eの燃料消費量を節減することができる。
【0030】ところで、直列4気筒の内燃機関Eの5個
のジャーナル18a〜18eのうち、軸方向中央に位置
する♯3ジャーナル18cには最も大きな爆発荷重が作
用するが、この♯3ジャーナル18cを避けて♯2ジャ
ーナル18bおよび♯4ジャーナル18dに隣接して発
電電動機GM…を配置したので、クランクシャフト17
に加わる荷重を軸方向に分散させることができ、クラン
クシャフト17の必要強度を小さくして軽量化に寄与す
ることができる。
【0031】各々の発電電動機GMのロータRは円板2
1の外周に360°に亘って永久磁石22…固定した構
造であるため、クランクシャフト17の回転中に何れか
の永久磁石22…が何れかのコイル25…に必ず対向す
るようになる。これにより、発電電動機GMが電動機と
して機能するときには効率良く出力トルクを発生させる
ことができ、発電電動機GMのトルク変動を最小限に抑
えることができる。また発電電動機GMが発電機として
機能するときには発電電力を効率良く発生させることが
できる。
【0032】発電電動機GMは運転中にコイル25…が
発熱してコア24の温度が上昇するため、電動機として
の機能や発電機としての機能が阻害される虞があるが、
コア24を構成する多数枚の鋼板のうち、所定枚数の鋼
板24a〜24cを折り曲げて放熱フィン兼バッフルプ
レート24dを構成したので、温度上昇したコア24の
熱を空気に逃がしてステータSを効果的に冷却すること
ができる。
【0033】放熱フィン兼バッフルプレート24dはコ
ア24の鋼板24a〜24cを利用して形成されるの
で、特別の部品が不要になって部品点数および組付工数
が削減され、しかも複数枚(実施例では3枚)の鋼板2
4a〜24cを重ねたため、その剛性を確保することが
できる。更に放熱フィン兼バッフルプレート24dはオ
イルパン16に貯留したオイルの油面近傍に位置するた
め、油面の揺れを防止するバッフルプレートの機能を効
果的に果たすことができる。
【0034】図4および図5は本発明の第2実施例を示
すもので、図4は内燃機関の縦断面図、図5は図4の要
部拡大図である。尚、第2実施例において、第1実施例
の構成要素に対応する構成要素には、第1実施例と同じ
符号が付してある。
【0035】第2実施例はオイルパン16の内部にクラ
ンクシャフト17と平行に配置されたバランサー装置4
1を備えるもので、その代わりに発電電動機GM…の個
数は第1実施例の4個から2個に減少している。
【0036】バランサー装置41は、オイルポンプ30
のポンプシャフト33を軸方向に一体に延長した第1バ
ランサーシャフト42を備える。第1バランサーシャフ
ト42には、オイルポンプ30側から第1ジャーナル4
2a、連動ギヤ43、第1バランスウエイト42b、第
2ジャーナル42cおよび第2バランスウエイト42d
が一体に設けられており、ポンプハウジング31と協働
してポンプロータ32を覆うとともにバランサーシャフ
ト42を覆うバランサーハウジング44に、前記第1ジ
ャーナル42aおよび第2ジャーナル42cが回転自在
に支持される。バランサーハウジング44の下部には、
ストレーナ38を介して吸入したオイルをオイルポンプ
30に導くオイル供給通路45が設けられる。
【0037】バランサーハウジング44の内部には、図
5の紙面と直交する方向に重なる第2バランサーシャフ
ト42(図示せず)が収納される。この第2バランサー
シャフト42は図示した第1バランサーシャフト42と
同一構造を有しており、第1バランサーシャフト42の
回転が相互に噛み合う2個の連動ギヤ43,43を介し
て第2バランサーシャフト42に伝達されることによ
り、両バランサーシャフト42,42はクランクシャフ
ト17の2倍の回転数で相互に逆方向に回転して内燃機
関Eの二次振動を低減する。
【0038】上記構造のバランサー装置41は、クラン
クシャフト17の♯1ジャーナル18a、♯2ジャーナ
ル18bおよび♯3ジャーナル18cの下方を通って♯
4ジャーナル18dの手前位置まで延びている。クラン
クシャフト17には、第1実施例と同様に♯1ジャーナ
ル18aの軸方向内端と、♯5ジャーナル18eの軸方
向内端と、♯3ジャーナル18cの軸方向両端とに合計
4個のバランスウエイト20…が一体に設けられている
が、第1実施例と異なって♯2ジャーナル18bの軸方
向両端には発電電動機GM,GMが設けられておらず、
♯4ジャーナル18dの軸方向両端にのみ2個の発電電
動機GM,GMが設けられる。これらの発電電動機G
M,GMの構造は、放熱フィン兼バッフルプレート24
d,24dを持たないこと以外は第1実施例のものと同
じであるが、放熱フィン兼バッフルプレート24d,2
4dを設けることも勿論可能である。
【0039】この第2実施例によれば、前述した第1実
施例と同様の作用効果が奏される他に、クランクシャフ
ト17の軸方向一端側の下方にバランサー装置41を配
置し、軸方向他端側に発電電動機GM,GMを配置した
ので、バランサー装置41および発電電動機GM,GM
を相互に干渉することなくコンパクトに配置することが
できる。
【0040】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0041】例えば、本発明の内燃機関Eはハイブリッ
ド車両の走行用動力源以外の任意の用途に適用すること
ができる。
【0042】また実施例の如く、永久磁石22…を円板
21…の外周面に設けるのが最も効率的であるが、円板
21…の外周部であれば、円板21…の側壁に永久磁石
22…を設けても良い。
【0043】また発電電動機GMに電動機の機能だけを
発揮させても良いし、発電機の機能だけを発揮させても
良い。
【0044】また請求項3および請求項4に記載された
発明を除き、本発明は任意の気筒数の内燃機関Eに対し
て適用することができる。
【0045】また請求項3および請求項4に記載された
発明は、直列4気筒の内燃機関Eだけでなく、V型8気
筒の内燃機関や水平対向型8気筒の内燃機関の各々のバ
ンクに対しても適用することができる。
【0046】また第1実施例では♯2ジャーナル18b
および♯4ジャーナル18dの合計4個の円板21…に
永久磁石22…を設けているが、何れか1個の円板21
…に永久磁石22…を設けても良く、また第2実施例出
は♯4ジャーナル18dの合計2個の円板21,21に
永久磁石22…を設けているが、何れか1個の円板21
に永久磁石22…を設けても良い。
【0047】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載された発明
によれば、クランクシャフトの複数のジャーナルの端部
にバランスウエイトおよび円板を設け、その円板の外周
部に設けた複数の永久磁石をベアリングキャップに設け
た複数のコイルに相対移動可能に対向させたので、永久
磁石とコイルとの対向領域を増やすことが可能となり、
電動機として機能するときには効率良く出力トルクを発
生させることができ、また発電機として機能するときに
は効率良く発電電力を発生させることができる。
【0048】また請求項2に記載された発明によれば、
永久磁石とコイルとの対向領域を最大限に増やすことが
可能となり、電動機あるいは発電機の性能を更に高める
ことができる。
【0049】また請求項3に記載された発明によれば、
クランクシャフトを支持する♯1ジャーナル〜♯5ジャ
ーナルのうち、♯1ジャーナルの一端および♯5ジャー
ナルの一端と♯3ジャーナルの両端とに合計4個のバラ
ンスウエイトを設け、♯2ジャーナルの両端および♯4
ジャーナルの両端の少なくとも一方に円板を設けたの
で、クランクシャフトにバランスウエイトを適切に配置
して防振効果を確保しながら、最も大きい爆発荷重が作
用する♯3ジャーナルに発電機または電動機の荷重が作
用するのを防止してクランクシャフトの軽量化を図るこ
とができる。
【0050】また請求項4に記載された発明によれば、
♯2ジャーナルの両端および♯4ジャーナルの両端に合
計4個の円板を設けたので、♯3ジャーナルに発電機ま
たは電動機の荷重が作用するのを防止しながら、発電機
または電動機の数を最大限に増加させることができる。
【0051】また請求項5に記載された発明によれば、
クランクシャフトの軸方向一端側の下方および他端側に
それぞれバランサー装置および発電機または電動機を設
けたので、バランサー装置および発電機または電動機を
相互に干渉しないようにコンパクトに配置することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る内燃機関の縦断面図
【図2】図1の2−2線断面図
【図3】図1の要部拡大図
【図4】第2実施例に係る内燃機関の縦断面図
【図5】図4の要部拡大図
【符号の説明】
11 シリンダブロック 14b,14d ベアリングキャップ 17 クランクシャフト 18a〜18e ジャーナル 20 バランスウエイト 21 円板 22 永久磁石 25 コイル 41 バランサー装置 GM 発電電動機(発電機または電動機)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02K 21/16 H02K 21/16 M B60K 9/00 D Fターム(参考) 3G024 AA55 BA29 DA18 DA26 FA13 3J033 AA02 BA02 BB10 BC06 FA20 5H607 AA00 BB01 BB02 BB07 BB14 CC01 CC03 CC05 DD16 EE60 FF22 FF24 5H621 AA03 BB01 BB02 GA01 GA04 HH01 JK15

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダブロック(11)と協働してク
    ランクシャフト(17)を回転自在に支持するベアリン
    グキャップ(14b,14d)に設けた複数のコイル
    (25)と、クランクシャフト(17)に設けた複数の
    永久磁石(22)とから構成された発電機(GM)また
    は電動機(GM)を備えた内燃機関であって、 クランクシャフト(17)の複数のジャーナル(18a
    〜18e)の端部に少なくとも1個のバランスウエイト
    (20)と少なくとも1個の円板(21)とを設け、円
    板(21)の外周部にコイル(25)に対向して相対移
    動し得る永久磁石(22)を設けたことを特徴とする内
    燃機関。
  2. 【請求項2】 前記少なくとも1個の円板(21)の外
    周部の全域に永久磁石(22)を設けたことを特徴とす
    る、請求項1に記載の内燃機関。
  3. 【請求項3】 クランクシャフト(17)は♯1ジャー
    ナル〜♯5ジャーナル(18a〜18e)を備えてお
    り、♯1ジャーナル(18a)の一端および♯5ジャー
    ナル(18e)の一端と♯3ジャーナル(18c)の両
    端とに合計4個のバランスウエイト(20)を設けると
    ともに、♯2ジャーナル(18b)の両端および♯4ジ
    ャーナル(18d)の両端のうちの少なくとも一つの端
    部に円板(21)を設けたことを特徴とする、請求項1
    または請求項2に記載の内燃機関。
  4. 【請求項4】 ♯2ジャーナル(18b)の両端および
    ♯4ジャーナル(18d)の両端に合計4個の円板(2
    1)を設けたことを特徴とする、請求項3に記載の内燃
    機関。
  5. 【請求項5】 クランクシャフト(17)の軸方向一端
    側の下方にバランサー装置(41)を設け、このバラン
    サー装置(41)と干渉しないようにクランクシャフト
    (17)の軸方向他端側に発電機(GM)または電動機
    (GM)を設けたことを特徴とする、請求項1に記載の
    内燃機関。
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