JP2003054031A - レーザ出力装置及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

レーザ出力装置及びそれを備えた画像形成装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザビーム出力の調整作業を容易かつ迅速
に行えるようにする。 【解決手段】 複数のレーザダイオード21,22とフ
ォトダイオード23とが1つのパッケージに収納された
レーザダイオードアレイ20の出力を、レーザ駆動部
1,2がそれぞれコンパレータ3,4の比較結果に応じ
てレーザ出力装置において、フォトダイオード23によ
る検出信号の強度を調整する第1の可変抵抗7と、基準
信号発生部10が発生する基準信号の強度を調整する第
2の可変抵抗12とを設け、その第2の可変抵抗12
を、調整開始時には調整可能範囲の中央の値に設定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、レーザダイオー
ドアレーを光源として複数のレーザビームを出力するレ
ーザ出力装置及び、そのレーザ出力装置が出力するレー
ザビームによって書き込みを行うプリンタ、複写機、フ
ァクシミリ装置等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザプリンタやデジタル複写機などの
画像形成装置では、半導体レーザを光源として用い、感
光体ドラム上にレーザビームを照射、露光して画像を形
成することが行われている。そして近年では、装置の高
速化や画像の高精細化の要求が高まる傾向がある。その
結果、必要な画像データのクロック周波数やポリゴンミ
ラーの回転数が増加し、制御系の複雑化や装置のコスト
アップを招いている。このような傾向を避けるため、単
一のレーザビームではなく複数のレーザビームを出射す
る光源を用いることより、高速化・高精細化の要求を達
成する装置が提供されるようになってきた。その中で
も、複数のレーザダイオードを使用するのではなく、一
つの半導体レーザユニットの内部にレーザビームの出射
点を複数有するレーザダイオードアレーを使用する方式
が開発されている。
【0003】ところで、半導体レーザを使用する上で、
出射されるレーザビームの光強度を適正値に設定するこ
とは重要である。一方、半導体レーザの電気的光学的特
性には個体差によるバラツキが非常に大きいものがあ
り、同一規格のもので3倍程度のバラツキがある。その
ため、半導体レーザにおいては、光強度制御手段によっ
て各々のレーザビームの光強度が一定値になるように制
御し、且つ個体差によるバラツキを調整する必要があ
る。このような制御の方法として、従来から、半導体レ
ーザの出力するレーザビームの光強度を同一素子に内蔵
された光強度検出用フォトダイオードにより電流信号と
して検出して、そのフォトダイオードに接続する抵抗に
よりこれを電圧信号に変換し、この電圧信号をレーザ駆
動手段にフィードバックする方法が利用されている。さ
らに、この検出電圧を変化させることにより各レーザビ
ームが狙いの光強度に制御されるよう調整することも行
われている。
【0004】レーザダイオードアレーを用いた画像形成
装置においても、上記のように各レーザビームの光強度
を適正値に安定させることは重要である。しかし、レー
ザダイオードアレーの特性にも上述と同様に個体差によ
るバラツキがある。例えば、ある光強度のレーザビーム
を出射した際のフォトダイオードによる検出信号のレベ
ルには、個体差により1.5〜2.0倍程度のバラツキ
がある。また、複数のレーザビーム出射点を有すること
により、同一レーザダイオードアレー内の各レーザビー
ムの駆動電流に対する出射光強度のバラツキも発生す
る。そして、バラツキの大きさでは前者の方が後者より
も大きい傾向がある。レーザダイオードアレーを使用す
る方式では、複数のレーザビームを一つのフォトダイオ
ードで検知するため、単体のレーザダイオードと同様の
方式では光強度を調整することは不可能である。
【0005】このような問題を解決した調整方法とし
て、例えば特開平11−101947号公報には、フォ
トダイオードからのレーザビームの光強度検出信号を調
整する第1の調整手段によってレーザダイオードアレー
のフォトダイオードの特性バラツキを調整した後に、レ
ーザダイオードアレー内の各レーザビームのバラツキを
調整するため、基準信号発生手段の出力である基準信号
を調整する第2の調整手段によって、各々対応したレー
ザビームのレーザ駆動手段への基準信号を調整してレー
ザビームの光強度を調整する調整方法が開示されてい
る。しかし、この調整方法では、調整を行う際に、まず
第1の調整手段をフォトダイオードからの検出信号が最
大値になるよう調整し、第2の調整手段をレーザ駆動手
段への基準信号が最小値になるよう調整した状態から調
整が開始される。従って、第1、第2の調整手段は全て
レーザビームの光出力強度を調整範囲の最小値から増加
させる方向にのみ調整が可能である。そこでこの方法で
は、第1の調整手段によって特定の1つのレーザダイオ
ードを狙いの光強度に調整した後、その他のレーザビー
ムすべてに対し、最も低い光強度から各々狙いの光強度
まで調整する必要がある。従って、調整作業に時間がか
かり、効率的に実施することができないという問題があ
った。この問題は、調整すべきレーザビームの数が増え
るほど顕著になる。
【0006】また、上記のもの以外にも、例えば特開2
000−353851号公報には、単一のモニタ用フォ
トダイオードの出力電流を電圧信号に変換し、この電圧
信号を増幅率可変の増幅手段によって増幅した信号と、
単一の基準電圧を平衡率可変手段によって可変な比率で
各レーザビームについて分配した基準信号とが一致する
ようにレーザダイオードの駆動電流を制御する半導体レ
ーザ駆動装置が開示されている。この装置によれば、フ
ォトダイオードの出力電流の電圧信号への変換係数及び
電圧信号の増幅率を粗調整した後で基準電圧の分配比率
を調整することにより、各レーザビームの出力を適切な
値に調整することができる。しかし、この装置では、ま
ずレーザダイオードアレーの特性に応じて変換係数と増
幅率の粗調整をしなければならず、その後に分配比率の
調整を行うので、各レーザビームを狙いの光強度に調整
するために点灯動作を複数回実施する必要がある。した
がって、やはり調整作業に時間がかかるという問題があ
った。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、以上のよ
うな問題を解決し、複数のレーザビームを出力するレー
ザ出力装置及びこのようなレーザ出力装置を備えた画像
形成装置において、レーザビーム出力の調整作業を容易
かつ迅速に行えるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、この発明のレーザ出力装置は、複数のレーザビーム
出射点を有する半導体レーザと、そのレーザビーム出射
点から出力されるレーザビームの光強度を検出する1つ
の光強度検出手段と、上記半導体レーザの各レーザビー
ム出射点を駆動するレーザ駆動手段と、上記レーザビー
ムの出力制御の基準とする基準信号を発生する基準信号
発生手段と、上記光強度検出手段の出力と上記基準信号
とを比較する比較手段とを有し、上記半導体レーザと上
記光強度検出手段とが1つのパッケージに収納された半
導体レーザユニットを構成し、上記各レーザ駆動手段は
上記比較手段の比較結果に応じて上記レーザビームの出
力を制御する手段であるレーザ出力装置であって、上記
光強度検出手段による検出信号の強度を調整する第1の
調整手段と、上記基準信号発生手段が発生する基準信号
の強度を調整する第2の調整手段とを有し、上記第2の
調整手段が、調整開始時には調整可能範囲の中央の値に
設定されていることを特徴とする。また、この発明の画
像形成装置は、上記のレーザ出力装置が出力するレーザ
ビームよって感光体を走査して潜像を形成し、その潜像
をトナーによって顕像化する画像形成手段を備えたこと
を特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好ましい実施の
形態を図面を参照して説明する。 〔レーザ出力装置の実施形態:図1乃至図3〕まず、こ
の発明の実施形態として、この発明のレーザ出力装置を
備えたレーザ書込装置について、図1乃至図3を用いて
説明する。図1はそのレーザ書込装置のレーザ光強度制
御機構の構成を示す構成図、図2は同じく全体構成を示
す模式的な斜視図、図3はそのレーザ書込装置における
光強度調整手順を示すフローチャートである。
【0010】このレーザ書き込み装置は、半導体レーザ
を光源として使用し、記録媒体である感光体ドラム40
の面上にレーザビームを照射して書き込みを行う装置で
あり、光源ユニット31、第1のミラー・レンズ群、光
偏向器35、第2のミラー・レンズ群、同期検知群を備
えている。そして、光源ユニット31及び後述するその
制御回路が、この発明のレーザ出力装置を構成してい
る。光源ユニット31は、光源としてレーザダイオード
(LD)からなる複数のレーザビーム出射点を有する半
導体レーザとその各LDから出力されるレーザビームの
光強度を検出する光強度検出手段である一つのフォトダ
イオードとを一つの素子に内蔵したレーザダイオードア
レイを備え、レーザダイオードアレイから出射された発
散性のビームを平行性のビームに変換するコリメートレ
ンズと一体にしたユニットである。
【0011】第1のミラー・レンズ群は、第1のシリン
ドリカルレンズ32,第1のミラー33,結像レンズ3
4を備えており、光源ユニット31の半導体レーザから
出射されたレーザビームが第1のシリンドリカルレンズ
32に入射される。第1のシリンドリカルレンズ32
は、副走査方向に定まった屈折率を有しており、光源ユ
ニット31から出射された平行性のビームを副走査方向
に集光し、第1のミラー33に入射させる。第1のミラ
ー33は第1のシリンドリカルレンズ32から入射され
るレーザビームを結像レンズ34に向けて反射し、結像
レンズ34は、第1のミラー33で反射された平行性の
ビームを収束性のビームに変換して光偏向器35に入射
させる。
【0012】光偏向器35は、平板型モータ及びその平
板型モータにより矢印A方向に高速回転駆動される回転
多面鏡であるポリゴンミラーなどを備えており、ポリゴ
ンミラーの反射面に結像レンズからのレーザビームが入
射される。そして光偏向器35は、高速回転されるポリ
ゴンミラーによって、その反射面に入射されるレーザビ
ームを主走査方向に偏向させて、第2のミラー・レンズ
群に向けて反射させる。第2のミラー・レンズ群は、第
2のミラー36と第2のシリンドリカルレンズ37など
を備えている。そして第2のミラー36は、光偏向器3
5のポリゴンミラーで反射偏向されたレーザビームを第
2のシリンドリカルレンズ37の方向に反射し、第2の
シリンドリカルレンズ37は、第2のミラー36で反射
されたレーザビームを感光体ドラム40上に結像させ
る。
【0013】同期検知群は、第3のミラー38、図示し
ない集光レンズ及び、同期検知基板39などを備えてい
る。そして第3のミラー38は、光偏向器35のポリゴ
ンミラーで反射偏向されたレーザビームの感光体ドラム
40上への走査領域外の位置であってその反射偏向され
たレーザビームが入射する位置に配設されている。この
第3のミラー38が入射するレーザビームを同期検知板
39に向けて反射し、集光レンズが第3のミラー38か
ら入射されるレーザビームを同期検知板39に集光す
る。同期検知板39には、フォトダイオードなどの受光
素子が同期検知センサとして配設されており、同期検知
センサは入射されるレーザビームを光電変換して、画像
を感光体ドラム40上に書き込む主走査方向の開始位置
を一定に保つための電気的検出信号に変換する。
【0014】ここで、光源ユニット31におけるレーザ
ダイオードアレイ20は、レーザビームを出射する2つ
の出射点として第1,第2のLD21,22と、そのレ
ーザビームの光出力を検知するフォトダイオード23と
を内蔵している。そして、その各LDから出射されるレ
ーザビームの光強度の制御は、図1に示す回路で行って
いる。このレーザビーム制御回路には、基準信号発生部
10、第1,第2のレーザ駆動部1,2、第1,第2の
コンパレータ3,4、抵抗5,6、第1の可変抵抗7、
第1,第2の駆動用トランジスタ8,9などを備えてい
る。
【0015】この回路において、第1のレーザ駆動部1
は、入力される第1のデータ信号のON/OFFに応じ
て第1のLD21の点灯/消灯を制御する信号を出力す
る。また、この信号のレベルを第1のコンパレータ3の
出力に応じて変化させ、第1のLD21から出射される
レーザビームの光強度の制御も行う。この制御は、第1
のレーザ駆動部1の出力信号を第1の駆動用トランジス
タ8のベースに入力し、その出力電圧によって第1の駆
動用トランジスタ8及び第1のLD21を流れる電流を
制御することによって行う。第1のLD21から出射さ
れたレーザビームの一部は、フォトダイオード23によ
って受光される。するとフォトダイオード23は、光電
変換を利用し、受光したレーザビームの光強度に応じた
モニタ電流Imを出力する。そして、フォトダイオード
23には第1の可変抵抗7が接続されているので、この
モニタ電流Imは第1の可変抵抗7によってモニタ電圧
信号Vmに変換されて出力され、第1のコンパレータ3
の+端子に入力される。従って、第1の可変抵抗7によ
って、受光したレーザビームの光強度に対するモニタ電
圧信号Vmの強度を調整することができ、この第1の可
変抵抗7が第1の調整手段である。
【0016】一方、基準信号発生部10は基準信号発生
手段であり、基準電圧Vrefを発生する電圧源と、抵
抗11,13,14及び第2の可変抵抗12を備えてい
る。そして、レーザビームの光強度の制御の基準となる
基準信号を生成して出力する。このうち、第1のLD2
1の出力するレーザビームの光強度の基準としては、基
準電圧Vrefを抵抗11と抵抗13とで分圧した基準
信号Vref1を第1のコンパレータ3の−端子に出力
する。第1のコンパレータ3は比較手段であり、フォト
ダイオード23の出力であるモニタ電圧信号Vmと基準
信号Vref1とを比較し、比較結果としてその差に応
じた電圧差信号Vk1を第1のレーザ駆動部1に出力す
る。
【0017】前述のように、第1のレーザ駆動部1は第
1のLD21の駆動信号を第1のコンパレータ3の出力
に応じて変化させる。この制御は、モニタ電圧信号Vm
が基準信号Vref1よりも小さければレーザビームの
光強度が基準値よりも小さいものとして駆動電圧を上昇
させ、逆にモニタ電圧信号Vmが基準信号Vref1よ
りも大きければレーザビームの光強度が基準値よりも大
きいものとして駆動電圧を下降させることによって行
う。従って、第1のレーザ駆動部1からの信号で点灯さ
せた第1のLD21から出射されるレーザビームの光強
度は、第1のコンパレータ3の出力として第1のレーザ
駆動部1にフィードバックされ、最終的には第1のLD
21から出射されるレーザビームの光強度はモニタ電圧
信号Vmが基準信号Vref1と等しくなるような値に
なるように制御されることになる。
【0018】第2のレーザ駆動部2も、第1のレーザ駆
動部1と同様に、入力される第2のデータ信号のON/
OFFと第2のコンパレータ4の出力とに応じて第2の
駆動用トランジスタ9によって第2のLD22での発光
及び光強度の制御を行う。この場合においても、第2の
コンパレータ4の−端子には第1のコンパレータ3の−
端子と同様なモニタ電圧信号Vmが入力されるが、第2
のLD22から出射されるレーザビームの光強度の制御
を行う場合には、第2のLD22から出射されるレーザ
ビームの一部をフォトダイオード23が受光し、その光
強度に応じたモニタ電圧信号Vmが第2のコンパレータ
4に入力される。
【0019】また、基準信号は第1のコンパレータ3の
場合と異なり、基準電圧Vrefを第2の可変抵抗12
と抵抗14とで分圧した基準信号Vref2が第2のコ
ンパレータの+端子に入力される。したがって、基準信
号Vref2の電圧は第2の可変抵抗12の抵抗値によ
って調整することができ、この第2の可変抵抗12が第
2の調整手段である。そして第2のレーザ駆動部2は、
第1のレーザ駆動部1の場合と同様なフィードバック制
御により、第2のコンパレータ4が比較結果として出力
する電圧差信号Vk2に応じて駆動信号を変化させ、第
2のLD22から出射されるレーザビームの光強度が、
モニタ電圧信号Vmが基準信号Vref2と等しくなる
ような値になるように制御する。
【0020】このように、このレーザ書込装置において
は、レーザダイオードアレイ20の各LDについて個別
のレーザ駆動部、コンパレータ、駆動用トランジスタを
設け、基準信号発生部10は単一の基準電圧Vrefか
ら各LDに対して個別の基準信号を生成することができ
るので、各LDに対して個別に出力調整を行うことがで
きる構成になっている。しかし、このレーザビーム制御
回路において、単にフィードバック制御を行うだけで
は、レーザダイオードアレイ20の特性の個体差によっ
て実際の出射光強度にバラツキが生じてしまう。
【0021】しかしながら、まず第1の調整手段である
第1の可変抵抗7の抵抗値を調整することによって、フ
ォトダイオード23が受光したレーザビームの光強度に
対するモニタ電圧信号Vmの強度を調整し、フォトダイ
オード23の検出信号レベル(感度)の個体差によるバ
ラツキを補正することができる。そしてこの調整は、フ
ィードバック制御によってモニタ電圧信号Vmと基準信
号Vref1とが等しくなったときに第1のLD21か
ら出射されるレーザビームの光強度を不図示の光センサ
で検出し、この光強度が狙いの値になるように行う。
【0022】このように第1の可変抵抗7の抵抗値を調
整することにより、第1のレーザ駆動部1のフィードバ
ック制御により、第1のLD21から出射されるレーザ
ビームの光強度が狙いの値になるように制御することが
できる。ここで、フォトダイオード23の感度のバラツ
キはかなりあるため、第1の可変抵抗7は全体抵抗値の
比較的大きなものを使用する。また、このような調整を
行った後でも、LD毎の光出力強度特性が異なるため、
第2のLD22から出射されるレーザビームの光強度は
狙いの値から少しずれることになる。ここで、光出力強
度特性とは、モニタ電圧信号Vmが所定の基準電圧にな
るようにフィードバック制御を行った場合にLDから出
射されるレーザビームの光強度の特性である。
【0023】この光出力強度特性の差を補正するため、
このレーザビーム制御回路においては第2の調整手段で
ある第2の可変抵抗12を設けている。上述の第1の可
変抵抗7の調整後、この第2の可変抵抗12の抵抗値を
調整することによって、第2のLD22から出射される
レーザビームの光強度の制御に用いる基準信号Vref
2の値を調整し、光出力強度特性のバラツキを補正する
ことができる。そしてこの調整は、フィードバック制御
によってモニタ電圧信号Vmと基準信号Vref2とが
等しくなるように制御されたときに第2のLD22から
出射されるレーザビームの光強度を不図示の光センサで
検出し、この光強度が狙いの値になるように行う。
【0024】このように第2の可変抵抗12の抵抗値を
調整することにより、第2のレーザ駆動部のフィードバ
ック制御により、第2のLD22から出射されるレーザ
ビームの光強度が狙いの値になるように制御することが
できる。ここで、光出力強度特性のバラツキはフォトダ
イオード23の感度のバラツキに比べてわずかであるた
め、第2の可変抵抗12は抵抗値の可変範囲が比較的小
さなものでよい。ただし、光出力強度特性のバラツキは
方向性を持たず、同じ基準電圧の場合の光強度は、第1
のLD21の方が高い場合も第2のLD22の方が高い
場合も考えられるので、第2の可変抵抗12の抵抗値を
可変範囲の中央値に設定したときに基準信号Vref1
とVref2の電圧が等しくなるように第2の可変抵抗
12及び抵抗11,13,14を選択する。例えば、抵
抗13,14の抵抗値が等しければ、第2の可変抵抗1
2はその抵抗値の可変範囲の中央値が抵抗11の抵抗値
と等しいものを用いればよい。
【0025】そして、調整開始前に第2の可変抵抗12
の抵抗値をその可変範囲の中央値に設定する。このこと
により、調整のために抵抗値を動かす範囲を最小限にす
ることができ、レーザビームの出力調整作業を容易かつ
迅速に行うことができる。なお、上述のように光出力強
度特性のバラツキは小さいものであるので、初めに第2
の可変抵抗12の抵抗値をその可変範囲の中央値に設定
したときに最終的な調整値とのズレが大きかったとして
も、それによってレーザビームの出力が定格光出力を超
えてしまうようなことは起こらない。
【0026】以上説明してきたレーザ書込装置におい
て、出力レーザビームの光強度調整は図3のフローチャ
ートに示した手順で行う。図示しない制御部から光強度
調整開始の指示があると、ステップS1でまず第1の可
変抵抗7の抵抗値を調整可能範囲の最大値に、すなわち
モニタ電圧Vmが最大になるように設定する。また、第
2の可変抵抗12の抵抗値を調整可能範囲の中央値に、
すなわち基準信号Vref2の電圧がVref1の電圧
と等しくなるように設定する。
【0027】次に、ステップS2でレーザダイオードア
レイ20から最初にレーザビームの光強度を調整するL
Dを選択する。そしてここでは、制御に用いる基準信号
として基準信号発生部10の基準電圧Vrefを複数の
固定抵抗器により分圧した信号を用いるLDを選択す
る。従って、この実施形態の場合には第1のLD21を
選択することになる。その後ステップS3で、選択した
第1のLD21に対するデータ信号である第1のデータ
信号をONにし、第1のLD21を強制的に点灯させ
る。すると、第1のLD21から出射されたレーザビー
ムがフォトダイオード23によって受光され、その光強
度は前述のようにモニタ電圧信号Vmと基準信号Vre
f1とが等しくなるように制御される。
【0028】ステップS4では、その制御された光量を
不図示の光量センサで検知し、その光量が規定光強度範
囲に入るように第1の可変抵抗7の抵抗値を調整してモ
ニタ電圧信号Vmを調整する。ステップS5でこの調整
が完了したかどうか判断し、完了していなければステッ
プS4に戻って調整を継続し、完了していればステップ
S6に進んで第1の可変抵抗7の抵抗値をその時点での
値に固定する。この調整により、レーザダイオードアレ
イ20に内蔵されたフォトダイオード23の電気的光学
的特性の個体差によるバラツキを吸収することができ
る。
【0029】次に、ステップS7で次に調整するLDを
選択する。この実施形態の場合には第2のLD22を選
択する。そしてステップS8で、選択した第2のLD2
2に対するデータ信号である第2のデータ信号をONに
し、第2のLD22を強制的に点灯させる。この際、第
1のLD21を点灯させたままにしておくと、第1のL
D21から出射されるレーザビームもフォトダイオード
23によって受光されてしまうので、第1のLD21は
消灯する。すると、第2のLD22から出射されたレー
ザビームがフォトダイオード23によって受光され、そ
の光強度は前述のようにモニタ電圧信号Vmと基準信号
Vref2とが等しくなるように制御される。この時の
Vmは、フォトダイオードを流れるモニタ電流Imとス
テップS6で固定された第1の可変抵抗7の抵抗値とに
よって定まる値となる。
【0030】上述のように、基準信号Vref2の初期
値は基準信号Vref1と同じ電圧に設定しているの
で、第2のLD22から出射されるレーザビームの光強
度も第1のLD21の場合と同じ基準で制御されている
が、各LD毎の特性差により、モニタ電圧信号Vmを同
じ基準電圧と等しくしても、光強度は一致しない。そこ
で、ステップS9では、制御された光量を不図示の光量
センサで検知し、その光量が規定光強度範囲に入るよう
に第2の可変抵抗12の抵抗値を調整して基準信号Vr
ef2を調整する。ステップS10でこの調整が完了し
たかどうか判断し、完了していなければステップS9に
戻って調整を継続し、完了していればステップS11に
進んで第2の可変抵抗12の抵抗値をその時点での値に
固定する。
【0031】この調整により、一定の基準信号を用いて
制御を行った場合の第1のLD21から出射されるレー
ザビームと第2のLD22から出射されるレーザビーム
との光強度のバラツキを吸収することができる。この
際、レーザダイオードアレイ20全体の特性を左右する
フォトダイオード22の検出特性は、第1の可変抵抗7
の抵抗値を固定しているので変化しない。よってこの調
整では、第2のLD22から出射されるレーザビームの
光強度のみが変化する。以上で光強度調整の処理を終了
する。
【0032】上述のように、レーザダイオードアレイ2
0の電気的光学的特性にはフォトダイオード23の検出
感度特性の個体差によるバラツキが非常に大きい。ま
た、同一レーザダイオードアレイ20内の各LDを一定
の基準信号で制御した場合の出力光強度のバラツキは前
者と比較すると小さくなっている。そこで、上記のよう
に、個体差による特性バラツキの大きな項目であるフォ
トダイオード23の検出感度特性を比較的大きな調整範
囲を有する第1の調整手段にて最初に調整することによ
り、レーザダイオードアレイ20内のフォトダイオード
23の特性を各LDに対して固定することができる。ま
た、第1の調整手段(第1の可変抵抗7)を調整する際
に、特定のLDの光出力強度を、この場合では第1のL
D21の出力を狙いの光強度に調整することで、調整工
数を低減することができる。そして、第2の調整手段
(第2の可変抵抗12)を調整する前に、第2の調整手
段をその調整可能範囲の中央値に設定しておくとよいこ
とは、既に述べた通りである。
【0033】なお、本実施形態では、2つの出射点を有
するレーザダイオードアレイを使用した例について説明
したが、有する出射点の個数が増加した場合でも、同様
にこの発明を適用することが可能である。すなわち、出
射点の個数が増加した場合でも、各々の出射点に対応し
た第2の調整手段を用い、調整開始前にその調整可能範
囲の中央値に設定しておくことにより、第2の調整手段
によって各レーザビーム光強度を調整する際に、光出力
強度特性バラツキのみを調整することで狙いの光強度に
調整可能であり、かつ調整時に値を変化させる範囲が最
小限で済むため、調整工数を低減し、調整作業を簡潔化
することができる。
【0034】〔画像形成装置の実施形態:図4〕次に、
この発明のレーザ出力装置を備えた画像形成装置の実施
形態について図4を用いて説明する。図4は、その画像
形成装置の一例である複写機の構成図である。この複写
機80は、複写機本体81内に設けた光学読取系82に
より読み取った画像データを基にして、上述のレーザ出
力装置を備えたレーザ書込装置を備えた光書込系83が
作像系84に設けた感光体85上に潜像を形成し、その
潜像を作像系84の現像装置86がトナーにより可視像
としている。これらの光書込系83及び作像系84が画
像形成手段である。複写機本体81の下部には給紙装置
Pが備えてあり、この給紙装置Pから積載された用紙6
2を給紙ローラ61により1枚ずつ給紙し、搬送ローラ
対67によって搬送路87を通して作像系84に搬送
し、感光体85上の可視像を用紙62上に転写する。
【0035】転写が終わると用紙62は定着装置88に
搬送されて可視像が定着された後、排紙ローラ対89に
より外部の排紙トレイ90に排出される。また、両面画
像形成時には、用紙62は図示しない排紙分岐爪により
反転搬送路91から両面装置92へ向けて搬送され、両
面トレイ93に一旦格納された後に進行方向を逆転し、
両面搬送路94から再び作像系84に送り込まれて裏面
に画像が形成され、定着装置88を通って排紙トレイ9
0上に排出される。なお、このレーザ出力装置を備えた
画像形成装置は複写機に限るものではなく、ファクシミ
リ,プリンタ等にも何等支障なく適用することができ
る。
【0036】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明のレーザ出力装置によれば、各出射点の各々1回の点
灯動作によってレーザダイオードアレイの個体差による
特性バラツキを吸収して微妙な光強度を調整を容易に行
うことができ、さらに調整工数や調整時に値を変化させ
る範囲を最小限にし、調整に要する時間や労力を低減す
ることができる。また、この発明の画像形成装置によれ
ば、レーザビームの出力調整を容易に、少ない時間や労
力で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のレーザ出力装置を備えたレーザ書込
装置のレーザ光強度制御機構の構成を示す構成図であ
る。
【図2】そのレーザ書込装置の全体構成を示す模式的な
斜視図である。
【図3】そのレーザ書込装置における光強度調整手順を
示すフローチャートである。
【図4】この発明のレーザ出力装置を備えた画像形成装
置の一例である複写機の構成図である。
【符号の説明】
1:第1のレーザ駆動部 2:第2のレーザ駆動部 3:第1のコンパレータ 4:第2のコンパレータ 5,6,11,13,14:抵抗 7:第1の可変抵抗 10:基準信号発生部 12:第2の可変抵抗 20:レーザダイオードアレイ 21:第1のLD 22:第2のLD 23:フォトダイオード 80:複写機 82:光学読取系 83:光書込系 84:作像系 85:感光体 86:現像装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C362 AA03 AA16 AA43 AA47 AA53 AA54 AA55 AA61 BA67 5C072 AA03 BA02 HA02 HB04 XA01 XA05 5C074 AA20 BB03 BB26 CC26 DD08 EE02 HH02 5F073 AB04 AB27 AB29 BA07 EA15 GA12 GA20 GA37

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のレーザビーム出射点を有する半導
    体レーザと、該レーザビーム出射点から出力されるレー
    ザビームの光強度を検出する1つの光強度検出手段と、
    前記半導体レーザの各レーザビーム出射点を駆動するレ
    ーザ駆動手段と、前記レーザビームの出力制御の基準と
    する基準信号を発生する基準信号発生手段と、前記光強
    度検出手段の出力と前記基準信号とを比較する比較手段
    とを有し、 前記半導体レーザと前記光強度検出手段とが1つのパッ
    ケージに収納された半導体レーザユニットを構成し、 前記各レーザ駆動手段は前記比較手段の比較結果に応じ
    て前記レーザビームの出力を制御する手段であるレーザ
    出力装置であって、 前記光強度検出手段による検出信号の強度を調整する第
    1の調整手段と、 前記基準信号発生手段が発生する基準信号の強度を調整
    する第2の調整手段とを有し、 前記第2の調整手段が、調整開始時には調整可能範囲の
    中央の値に設定されていることを特徴とするレーザ出力
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のレーザ出力装置が出力す
    るレーザビームよって感光体を走査して潜像を形成し、
    該潜像をトナーによって顕像化する画像形成手段を備え
    たことを特徴とする画像形成装置。
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