JP2003053780A - インモールド転写成形方法、およびそれに使用する成形型 - Google Patents
インモールド転写成形方法、およびそれに使用する成形型Info
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Abstract
を用いたインモールド転写成形を行なうに当って、ゲー
トカットピンを用いたゲートカットを実現する。 【解決手段】 まず、型開き状態にある固定型と可動型
との間に転写フィルムを供給する。次に、転写フィルム
を吸引して、当該転写フィルムを固定型表面に沿って延
在させる。そして、型締め状態において固定型側から供
給される成形材料を、転写フィルムを超えて可動型側へ
と導く。射出成形後型開き前に、可動型側からゲートカ
ットピンを突出させて、ゲート部を切断する。最後に型
を開いて成形品を取り出す。
Description
る成形型に対して、ロールから転写フィルムを連続的に
供給して行なうインモールド転写成形に関する。
射出成形装置の全体を概略的に示している。スクリュー
式の押出機の先端に金型が配置されていて、射出成形が
完了した後、可動側の金型が図中左側に後退して、製品
が取り出される。射出成形に使用される成形型には、幅
広ゲートを備えたものと、ピンゲートを備えたものと、
がある。
流れ易い材料を用いた射出成形に利用される。このタイ
プの成形型においては、ゲートがピン状であるから、型
開きの時にゲート部が自然にカットされる。したがっ
て、成形型から製品を取り出した時、その時点で、不要
なゲート部分は成形品から除去されている。
材料を用いて射出成形する場合、ピンゲート金型で成形
すると、ゲート部が細い為、成形品にひずみ応力が発生
し、光学部品等には適さない。よって、樹脂の流動性が
良く、ひずみ応力が発生しない幅広ゲートを有する成形
型を使用する必要がある。このタイプの成形型において
は、ゲート幅が広いので、型開きをしただけでは、不要
なランナー部分を成形品から除去することはできない。
このため、成形品を型から取り出した後でランナー部分
の除去を行うことが必要となるが、そうすると、ランナ
ー部分の除去を行なう際、製品のゲート部でカットする
ことが難しく、見た目が悪くなるという問題がある。そ
こで、これを解決するために、型開きを行なう前にゲー
トカットピンを用いてゲート部をカットすることで、型
開きと同時に、不要なバリ部分を成形品から除去する技
術が知られている。
可動型との間に連続的に供給し、その後、型締めを行な
って、成形型のキャビティ内において、射出成形と同時
に成形品にフィルムの転写層を転写するインモールド転
写成形という方法が知られている。このインモールド転
写成形においては、ゲートカットピンを用いたゲートカ
ットを行なうことはできなかった。その理由を、図2を
参照して説明する。図2は、成形型のキャビティ部分を
拡大して示す概略図である。
から連続的に供給され、下方側へと巻き取られていく。
ここで、図1を参照すれば分かるように、成形材料は成
形型の固定側から供給されるので、転写フィルムは、成
形型の可動側に配置する必要がある。一方、成形型の固
定側には押出機が存在し、また可動側から突き出し動作
を行なうエジェクターロッドの動きに連動するため、ゲ
ートカットピンは可動側に配置する必要がある。
ンによりゲート部をカットしようとすると、ゲート部分
において、ゲートカットピンは、最初に転写フィルムに
ぶつかり、転写フィルムの上から当該フィルムの向こう
側に存在する樹脂部分をカットすることとなる。すなわ
ち、転写フィルムが邪魔になってゲート部のカットを良
好に行なうことができず、また、無理にカットすると、
成形樹脂を固化前にカットすることとなるので、転写部
がシワとなって印刷部がズレるという問題が生じる。
ため、可動側凹部およびパーティングラインから少し離
した状態で転写フィルムを描いているが、実際には、転
写フィルムは、可動側凹部およびパーティングラインに
接触した状態で配置される。
解決すべき技術的課題は、ロールから連続的に供給され
る転写フィルムを用いたインモールド転写成形を行なう
に当って、ゲートカットピンを用いた、キャビティ内で
のゲートカットを実現することである。
上記課題を有効に解決するために創案されたものであっ
て、以下の特徴を備えたインモールド転写成形方法およ
び成形型を提供するものである。
「型開き状態にある固定型と可動型との間に転写フィル
ムを供給するフィルム供給工程」と「転写フィルムを吸
引して、当該転写フィルムを固定型表面のキャビティを
構成する凹部内に沿って延在させる吸引工程」と「型締
め状態において固定型側から供給される成形材料を、転
写フィルムを超えて可動型側へと導く材料導入工程」と
「成形材料導入後(で成形材料が完全固化する前)に、可
動型側からゲートカットピンを突出させて、ゲート部を
切断するゲートカット工程」と「型を開いて成形品を取
り出す型開き工程」を含む。
ては、キャビティ内において転写フィルムが、樹脂部分
に関してゲートカットピンとは反対側に存在する。した
がって、転写フィルムがゲートカットピンによるゲート
カットを妨げることはない。この結果、インモールド転
写成形においては従来不可能であった、キャビティ内ゲ
ートカットが可能となる。
導入工程においては、転写フィルムの位置しない箇所か
ら成形材料を可動型側へ導くことも可能であるが、転写
フィルムに設けた開口を通して、成形材料を可動型側へ
導くことが好ましい。この場合、予め開口を備えた転写
フィルムを使用してもよいが、成形型の上流側に配置し
たパンチング装置を利用して、転写フィルムに開口を形
成することも可能である。
工程においては、フレーム材を用いて転写フィルムを固
定型表面に押し付けた後、負圧を利用して転写フィルム
を固定型側に吸引することとしてもよい。その場合、成
形型は、「固定型の表面から突出し、先端に係止ヘッド
を備えたフレーム支持ピン」と「フレーム支持ピンに支
持されて、固定型表面と係止ヘッドとの間でスライド可
能なフレーム材」と「フレーム材を係止ヘッド側へと押
圧付勢するスプリング」とを備えたものが使用される。
型締め時に可動型が固定型へ向かって移動するとき、可
動型がフレーム材をスプリングに抗して固定型表面に圧
接し、その結果、フレーム材と固定型表面との間に供給
された転写フィルムが固定型表面に押し付けられる。
記型開き工程においては、転写フィルムを成形品から剥
離させた後、イジェクタピンで成形品を成形型から押し
出して、これを取出し手段により取り出すこととしても
よい。その場合、成形型は、可動型側に配置されたシリ
ンダ機構の先端にクランプ機構を有するものが使用され
る。シリンダ機構が伸縮することで、クランプ機構は、
「型締め時に、可動型表面に沿って転写フィルムを位置
させる第1クランプ位置」と「型開き開始時に、可動型
表面から転写フィルムを剥離させるべく、固定型表面近
傍にて転写フィルムをクランプする第2クランプ位置」
と「型開き完了時に、可動型と転写フィルムとの間に、
成形品を取り出す上記取出し手段を進入させるのに必要
なスペースを確保すべく、可動型表面から一定間隔をお
いて転写フィルムをクランプする第3クランプ位置」と
に選択的に位置することができる。
参照して以下に詳細に説明する。図3〜図9は、本発明
の一実施形態に係るインモールド転写成形方法を説明す
る工程図である。
の間には、転写フィルム10が連続的に供給される。転写
フィルム10は、図中上方側のロール11から供給されて図
中下方側のロール12に巻き取られる。図3は、固定型20
と可動型30との間に、転写フィルム10が供給された状態
を示している。
型30が固定型20側へと図中右側へ前進し、両者の表面に
形成された凹部21と凹部31が合わさることで、射出成形
用キャビティが構成されるのであるが、このとき、可動
型30と固定型20が完全に閉まる直前に、可動型30の両側
に配置したシリンダ37のロッドに固定されたクランプ機
構38が転写フィルム10を可動型30との間にクランプし
て、可動型30の表面に転写フィルム10を押し付ける(第
1クランプ位置)。なお、図10〜図13を参照して後述す
る別のクランプ機構を利用して、転写フィルム10を固定
型20表面に押し付けることとしてもよい。
ム10を、不図示の負圧手段によって、固定型20の表面に
沿うように吸引する。負圧手段は、凹部21内に開口する
吸引口に連通された負圧源を利用して、キャビティ内の
転写フィルム10を吸引するものである。負圧源は、成形
型とは別個に配置してもよく、固定型20自体に取り付け
てもよい。本発明のインモールド転写成形方法において
使用される成形型は、可動型と固定型とを備え、可動型
ではなく固定型側に負圧手段が設けられていることを特
徴としている。
転写フィルム10をキャビティ内で固定型20側に吸引した
後、押出機15からキャビティ内に成形材料を送り込む。
図6は、キャビティ内に成形材料が充満した後の状態を
示している。
ト等)は、図中右側に存在する押出機15から固定型20内
のスプルーを介して供給される。このとき、成形材料
は、図12を参照して後述するように、転写フィルム10に
形成した開口19を通過して、可動型30側へと導かれる。
すなわち、図6の状態では、キャビティ内に充満した射
出成形材料が可動型30側から、転写フィルム10を固定型
20側へと押し付けている。転写フィルム10には所定の絵
柄等が印刷されており、当該絵柄等は、射出成形と同時
にキャビティ内で成形品の表面に転写される。
中右側へ移動し、これによって、ゲートカットピン32が
固定型20側へ向かって前進し、キャビティ内にある成形
品のゲート部をカットしている状態を示している。この
とき、図14を参照して後述するように、転写フィルム10
は、固定型20側に存在しているので、ゲートカットピン
32による樹脂部分の切断を妨げることはない。
後、可動型30は、固定型20から離れるように図中左側へ
後退する。このとき、転写フィルム10を成形品から引き
剥がすために、クランプ機構38は、可動型30と共に後退
するのではなく、固定型20に対する相対位置を図7の状
態に保ったまま、その位置に止まる(第2クランプ位
置)。これを達成するために、可動型30が左側へ後退す
るとき、シリンダ37の第1ロッド37aが伸張する(図
8)。この後、さらに可動型30が後退すると、イジェク
タロッド39が固定型20に向かって相対的に前進し、その
結果、イジェクタピン33が成形品35およびランナー部分
36を可動型30表面から押し外す。このとき、シリンダ37
の第2ロッド37bが伸張して、可動型30とフィルム10と
の間のスペースを大きくしている(第3クランプ位置)。
これは、押し出された成形品35およびランナー部分36を
エアーによる吸着やチャッキング等で取り出す不図示の
取出し機(取出し手段)が進入する空間を確保するためで
ある。本発明の成形方法においては、キャビティ内にお
いてゲートカットを行なっているため、型開きした時に
は、既にランナー部分36が成形品35から切除されてい
る。この後、以上と同様にして次の射出成形が行なわれ
る。
ンプ機構38は、可動型30とは別個独立したシリンダ機構
37の先端に配置されている。したがって、あらゆる形状
の可動型30に対して汎用的に使用できるという利点があ
る。
明する。図3〜図9を参照して説明した実施形態では可
動型30側に設けたシリンダ37にクランプ機構が設けられ
ていたが、以下に説明する例では、クランプ機構は、固
定型20側に設けられている。また、このクランプ機構
は、上述のものとは異なり、転写フィルム10を固定型20
の表面に押し付けるものである。
クランプ機構を示す説明図であり、図10は型開き状態
を、図11は型締め状態を、それぞれ示している。また、
図12は、図10中の12-12線の方向から見た、固定型20の
表面を示す概略図である。図10においては、転写フィル
ム10は、ローラ151、152を経由して、上方から下方へと
送られる。
ピン120が突出しており、各フレーム支持ピン120は、そ
の先端に係止ヘッド121を有している。図10および図11
においては2本のフレーム支持ピンのみが現れている
が、図12には4本の係止ヘッド121が現れており、フレ
ーム支持ピン120が4本存在することが分かる。各フレ
ーム支持ピン120は不動である。フレーム支持ピン120は
フレーム材130を支持している。フレーム材130は、図12
に示したように、矩形の四辺を構成するフレーム部130
aと、その内部において平行に延在する2本のフレーム
部130bとで構成されている。フレーム材130は、4つの
コーナ部に形成した貫通孔にフレーム支持ピン120を通
すことで、固定型20の表面近傍にスライド可能に支持さ
れる(図10参照)。
が外挿されており、このスプリング123は、図10に示し
たように、フレーム材130を係止ヘッド121に圧接するよ
う押圧付勢している。したがって、型開き状態において
は、固定型20の表面とフレーム材130との間には一定の
スペースが確保され、このスペースに転写フィルム10が
通される。また、フレーム材130は、型開き時に、転写
フィルム10を成形品から引き剥がす役目も果たす。
かって前進すると、可動型30表面の凹部31が形成された
凸状領域131が、フレーム材130の2本のフレーム部130
b間に入り込む。型締めに際しては、フレーム材130
は、可動型30に押されて、スプリング123に抗して固定
型20の表面に圧接される。このとき、スプリング123
は、固定型20表面に設けられたスプリング収容凹部126
に収まる。
持ピン120の先端は可動型30表面に形成された穴133内に
収容され、可動型30表面から突出するガイドピン132は
固定型20表面に形成されたガイド穴125に収容される。
ランナに至る出口は、転写フィルム10の表面に形成した
開口19(図12参照)と整合する。この開口19は、転写フィ
ルム10がロール11から引き出された後で、パンチング装
置40(図3〜図9参照)によって形成されたものである。
押出機15から押し出された射出成形材料は、この開口19
を通過することで、転写フィルム10を超えて、固定型20
側から可動型30側へと移動することができる。
面には、成形品に転写すべき所定の絵柄10aが印刷され
ている。絵柄10aの印刷位置は、図11の型締め状態にお
いて、絵柄10aがキャビティを構成する凹部21および31
内に位置するように設定される。図10および図11は、図
12におけるA-A線断面に対応しており、図13は、図12
におけるB-B線断面(型締め状態)に対応している。型
締め状態では、フレーム材130は、固定型20と可動型30
との間に保持・固定されていることが分かる。
いて、転写フィルム10は、成形品に対して固定型20側に
位置することとなる。図14は、このことを模式的に示し
た断面図で、図2に対応するものである。ただし、図14
においては、ゲートカットピンよりも下方側のキャビテ
ィのみを示している。図2と図14とを比較することで、
キャビティ内での転写フィルムの位置に関する従来例と
本発明との相違を明確に理解することができる。すなわ
ち、図2の従来例では、ゲートカットピンによるゲート
カットにおいて、転写フィルムが樹脂部分を切断するの
を邪魔していたが、図14の本発明においては、転写フィ
ルムは、樹脂部分に関してゲートカットピンとは反対側
に存在するので、ゲートカットピンによるゲートカット
を妨げることはない。なお、図14においては、転写フィ
ルムはキャビティ内にのみ存在しているかのように描い
ているが、実際には、図3〜図9で説明したように、ロ
ーラ11および12の間に連続的に延在している。
から供給された成形材料が、転写フィルム10に形成した
開口19を通して、可動型30側へと導かれている。しか
し、本発明において、成形材料を可動型30側へと導く方
法としては、そのようなものに限定されず、例えば、2
列またはそれ以上の複数の転写フィルムを並行して、可
動型30と固定型20との間に供給し、各転写フィルム間に
設けた流路を通して、成形材料を固定型20側から可動型
30側へと移動させてもよい。かかる構成を採用した場合
には、転写フィルム10に開口19を設ける必要はない。
形装置の全体を示す概略図である。
トカットピンによるゲートカットが不可能であった理由
を説明する概略図である。
給工程を説明する工程図である。
す工程図である。
説明する工程図である。
程を説明する工程図である。
ト工程を説明する工程図である。
態を説明する工程図である。
形型が開いて製品が取り出された状態を説明する工程図
である。
説明図である。
説明図である。
説明図である。
説明図である。
略断面図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 成形型を構成する固定型(20)と可動型(3
0)との間に転写フィルム(10)を連続的に供給し、成形型
のキャビティ内において、射出成形と転写とを同時に行
なうインモールド転写成形方法であって、 型開き状態にある固定型(20)と可動型(30)との間に転写
フィルム(10)を供給するフィルム供給工程と、 転写フィルム(10)を吸引して、当該転写フィルムを固定
型表面のキャビティを構成する凹部(21)内に沿って延在
させる吸引工程と、 型締め状態において固定型側から供給される成形材料
を、転写フィルムを超えて可動型側へと導く材料導入工
程と、 材料導入後型開き前に、可動型側からゲートカットピン
(32)を突出させて、ゲート部を切断するゲートカット工
程と、 型を開いて成形品を取り出す型開き工程と、を含むこと
を特徴とする、インモールド転写成形方法。 - 【請求項2】 上記吸引工程においては、フレーム材(1
30)を用いて転写フィルムを固定型表面に押し付けた
後、負圧を利用して転写フィルムを固定型側に吸引する
ことを特徴とする、請求項1記載のインモールド転写成
形方法。 - 【請求項3】 上記吸引工程においては、可動型(30)側
に設けたクランプ機構にて、当該クランプ機構と可動型
(30)との間に転写フィルムをクランプした後で、 負圧を利用して転写フィルムを固定型(20)側に吸引する
ことを特徴とする、請求項1記載のインモールド転写成
形方法。 - 【請求項4】 上記型開き工程においては、転写フィル
ム(10)を成形品(35)から剥離させた後、 イジェクタピンで成形品(35)を成形型から押し出して、
当該成形品(35)を取出し手段により取り出すことを特徴
とする、請求項1記載のインモールド転写成形方法。 - 【請求項5】 上記材料導入工程においては、転写フィ
ルム(10)に設けた開口(19)を通して、成形材料が可動型
側へと導かれることを特徴とする、請求項1記載のイン
モールド転写成形方法。 - 【請求項6】 上記転写フィルム(10)の開口(19)は、成
形型の上流側に配置したパンチング装置(40)によって形
成されることを特徴とする、請求項5記載のインモール
ド転写成形方法。 - 【請求項7】 請求項5記載のインモールド転写成形方
法に使用される、成形材料を通すための開口(19)を備え
る転写フィルム。 - 【請求項8】 固定型(20)および可動型(30)で構成さ
れ、請求項1記載のインモールド転写成形方法に使用さ
れる成形型であって、 転写フィルム(10)を固定型(20)側に吸引する負圧手段が
固定型に設けられたことを特徴とする、成形型。 - 【請求項9】 固定型(20)および可動型(30)で構成さ
れ、請求項2記載のインモールド転写成形方法に使用さ
れる成形型であって、 固定型(20)の表面から突出し、先端に係止ヘッド(121)
を備えたフレーム支持ピン(120)と、 フレーム支持ピン(120)に支持されて、固定型表面と係
止ヘッド(121)との間でスライド可能なフレーム材(130)
と、 フレーム材(130)を係止ヘッド側へと押圧付勢するスプ
リング(123)と、を備えており、 型締め時に、可動型(30)が固定型(20)へ向かって移動す
るとき、可動型(30)がフレーム材(130)をスプリング(12
3)に抗して固定型表面に圧接し、その結果、フレーム材
(130)と固定型表面との間に供給された転写フィルム(1
0)が固定型表面に押し付けられることを特徴とする、成
形型。 - 【請求項10】 固定型(20)および可動型(30)で構成さ
れ、請求項4記載のインモールド転写成形方法に使用さ
れる成形型であって、可動型(30)側に配置されたシリン
ダ機構(37)の先端にクランプ機構(38)を有しており、 シリンダ機構(37)が伸縮することでクランプ機構(38)
が、 型締め時に、可動型(30)表面に沿って転写フィルムを位
置させる第1クランプ位置と、 型開き開始時に、可動型(30)表面から転写フィルムを剥
離させるべく、固定型(20)表面近傍にて転写フィルムを
クランプする第2クランプ位置と、 型開き完了時に、可動型(30)と転写フィルム(10)との間
に、成形品を取り出す上記取出し手段を進入させるのに
必要なスペースを確保すべく、可動型(30)表面から一定
間隔をおいて転写フィルム(10)をクランプする第3クラ
ンプ位置、とに選択的に位置することを特徴とする、成
形型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001246604A JP4765225B2 (ja) | 2001-08-15 | 2001-08-15 | インモールド転写成形方法、およびそれに使用する成形型 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019198975A (ja) * | 2018-05-14 | 2019-11-21 | 株式会社翔栄 | 射出成形用金型 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07178767A (ja) * | 1994-10-24 | 1995-07-18 | Dainippon Printing Co Ltd | 絵付用射出成形方法およびその装置 |
WO1997027987A1 (fr) * | 1996-01-31 | 1997-08-07 | Nissha Printing Co., Ltd. | Appareil de moulage de produit a motif et procede de moulage de produit a motif |
-
2001
- 2001-08-15 JP JP2001246604A patent/JP4765225B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2019198975A (ja) * | 2018-05-14 | 2019-11-21 | 株式会社翔栄 | 射出成形用金型 |
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