JP2003053732A - タイヤの製造方法および加硫システム - Google Patents

タイヤの製造方法および加硫システム

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加硫金型および金型開閉機構を有する複数の
加硫ステーションと、これらの加硫ステーションからタ
イヤを出し入れする一の共通のタイヤ移載装置を具える
加硫システムにおいて、それぞれの加硫ステーションに
対するタイヤ出し入れの作動を順次、一定のサイクルで
滞りなく行うことができ、よって設備コストを有効に低
減でき、しかも、小ロット生産にも適用できる実用的な
タイヤの製造方法および加硫システムを提供する。 【解決手段】 それぞれの加硫ステーションで加硫され
る、異なるサイズのタイヤに対しても、その加硫時間
を、それぞれの割付ごとに統一して加硫する。これを可
能にするため、一種類のサイズに加硫時間に異なる複数
の加硫プロセスを準備しておき、サイズ割付表に応じ
て、もっとも短い、全サイズに共通の加硫時間の加硫プ
ロセスを選択して加硫する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、タイヤの製造方
法およびタイヤ加硫システムの改良に関するものであ
り、とくには、複数の加硫ステーションの平面配置をよ
り小さな占有スペースの下で行い、設備コストの低減を
もたらすとともに、多品種少ロットの生産を可能にする
ものである。
【0002】
【従来の技術】タイヤの加硫設備としては、図5に略線
正面図で例示するような加硫装置111が従来から広く
使用されている。この装置111は、二組みの加硫金型
112を具えるものであり、これらの両加硫金型112
は、実際上は相互に同期作動されるが、ここでは便宜
上、図の左半部は、これから加硫金型112内に未加硫
タイヤ113を入れ込む状態で示し、右半部は加硫金型
112から加硫済みのタイヤ114を取り出している状
態で示している。
【0003】この装置111では、加硫金型112のそ
れぞれはともに、タイヤ113,114の中心軸線が垂
直となる姿勢で平面的に配置されており、一度に二本の
タイヤを同時に加硫することができる。また、この装置
111は、上下の金型112A,112Bからなる加硫
金型112のみならず、下部プラテン115に対し、上
部プラテン116および上金型112Aを昇降変位させ
て、金型112を開閉する型開閉手段117や、未加硫
タイヤ113を装置内に供給したり、加硫済みタイヤ1
14をそこから取り出したりする、図示しない搬入出手
段を有しており、種々の生産状況に対応できるよう構成
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
装置111によれば、タイヤの生産能力は装置111の
設置台数によって定まることになるが、近年は、生産量
の増加傾向に加え、タイヤサイズの大型化、タイヤの高
性能化等に伴って加硫時間もまた長くなる傾向にあるた
め、これらの両者を満足させるためには、装置111の
より一層の増設が余儀なくされることとなる。
【0005】しかるに現実には、装置の設置スペース上
および設備コスト上の制約の下で、上述したような装置
111の多数を単純に平面配置する場合に比してより少
ない設置スペースおよび設備コストをもって上記両傾向
を満足させることのできるタイヤ加硫システムの開発が
強く望まれている。
【0006】このための方策として、加硫装置111を
構成する部分うち、稼働率の低い部分を、加硫装置11
1の他の部分に対して、共用化することができれば、設
置スペースと設置コストを削減できるとともに、それぞ
れの部分の稼働率を高めるができる。加硫装置111の
中で稼働率の低い部分の一つが、未加硫タイヤ113を
装置内に供給したり、加硫済みタイヤ114をそこから
取り出したりする、搬入出手段であり、これは、装置1
11がタイヤを加硫している間は稼働することのないも
のである。
【0007】そこで、加硫金型および金型開閉機構を具
える複数の加硫ステーションとそれぞれの加硫金型に未
加硫タイヤを装入し、それらの加硫金型から加硫済みタ
イヤを取り出す一の共通のタイヤ移載装置を設けてタイ
ヤ加硫システムを実現すれば、装置の稼働率を高めるこ
とができ、しかして、設置スペースと設置コストを低減
することができる。
【0008】しかしながら、このシステムは、それぞれ
の金型で加硫するタイヤのサイズを割り付ける際、割り
付けられたすべてのサイズが、同一の加硫時間の加硫プ
ロセスを持つ必要があるという問題点がある。すなわ
ち、全ての金型は同一のサイズか、少なくとも同一の加
硫時間の加硫プロセスを持つサイズしか割り付けること
ができないことを意味する。なぜならば、それぞれのタ
イヤの加硫時間がまちまちであり、しかも、高い稼働率
でタイヤ移載装置を稼働させると、複数のタイヤが、ほ
ぼ同時に加硫を完了する状態がいずれかの時点で発生す
る。このとき、これらの複数の金型に対してタイヤ移載
装置は一台だけしか設置されていないため、加硫済みの
タイヤは開いた金型から取り出されないまま放置され
る。そうすれば、このタイヤの一部分は、高温の金型に
接触した状態で加硫が進行し、部分的に過加硫状態とな
り不良タイヤになることは免れない。
【0009】これを避けるためには、すべてサイズは同
一の加硫時間をもつようにサイズを割り付けて、一台の
タイヤ移載装置が各金型に対して順にタイヤの出し入れ
を行い、一定の周期で稼動するようにする必要がある。
しかしながら、従来は、単独の加硫機を用いていて、サ
イズ混合で生産することはなく、むしろ、この場合サイ
ズ毎に加硫時間を短くするほうが当然生産性が高いた
め、サイズ毎に最短の加硫時間が設定されており、した
がって、サイズ毎にその加硫時間はまちまちであった。
【0010】このことを図6により説明する。図6
(a)、図6(b)は横軸に時間をとり、縦軸に金型を
並べて、金型ごとの稼動状態を示すマシンチャートであ
る。図6(a)では、八台の金型のタイヤはすべて加硫
時間が8分である。加硫が終了すると金型が開放する
と、タイヤ移載装置がその金型へ移動して加硫済みタイ
ヤを取り出し、その後、生タイヤを投入して金型を閉じ
る。そうするとこの金型は加硫を再開する。そして、こ
のサイクルを繰り返す。タイヤ移載装置は一つの金型に
対して、移動時間も含んで最長1分で作業を完了するこ
とができる。したがって、この加硫システムは、合計9
分の加硫サイクルで作動する。タイヤ移載装置は9分の
加硫サイクルのなかで、8分間だけ稼動すればよいので
1分の余裕がある。
【0011】図6(b)では、金型で加硫するタイヤの
加硫時間は9分と他のサイズより1分長い場合の、マシ
ンチャートである。図示されるように、金型6と金型7
とが同時に加硫を終了し開放した状態で放置され、過加
硫の不良タイヤを発生させることがあることを示してい
る。
【0012】以上、このような加硫システムでは、同一
加硫時間のサイズを割り付けることが、システムを作動
するための必須条件であることを述べたが、このこと
は、さらに次に例示するような問題点を意味する。例え
ば、他のサイズと加硫時間が異なり、しかも、生産量の
極めて少ないサイズのタイヤを、この加硫システムで生
産する時、他の加硫時間の時間の違うサイズとの同時混
合生産はできないので、加硫システムをフル稼働させよ
うとすると、極小の生産ロットにもかかわらず、このサ
イズの金型を多数個準備して多数個同時に生産する必要
がある。逆に、金型費を節約して金型一個だけで生産し
ようとすると、タイヤ移載装置等の稼働率を低下させ、
また、金型の設置スペースを遊休化して、そもそものタ
イヤ移載装置の稼働率を上げるという目的にそぐわない
ばかりか、むしろスペース、設置コストの点で効率を低
下させる。
【0013】いずれにしても、このような生産は効率が
悪いので、このシステムは生産ロットの大きなタイヤサ
イズにしか適用できず、これは、昨今の小ロット化の動
向と逆行するシステムとなり、現実的には実用化が難し
いという基本的な問題点に帰結する。
【0014】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、設備コストを有効に低減でき、しか
も、小ロット生産にも適用できる、実用的なタイヤの製
造方法および加硫システムを提供することを目的とする
ものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明はなされたものであり、その要旨構成なら
びに作用を以下示す。請求項1に記載のタイヤの製造方
法は、加硫金型および金型開閉機構を具え、互いに独立
して機能する複数の加硫ステーションと、それぞれの加
硫金型に未加硫タイヤを装入し、それらの加硫金型から
加硫済みタイヤを取り出す一の共通のタイヤ移載装置と
を設けてなるタイヤ加硫システムに適用するタイヤの製
造方法であって、少なくとも一種類のサイズに対して、
他のいずれかのサイズの加硫プロセスと共通の加硫時間
の加硫プロセスを持たせるとるとともに、それぞれの加
硫ステーションで加硫するタイヤのサイズを割り付ける
際、いずれかのサイズ切替えの後のサイズ割付を、加硫
時間の共通な複数のサイズで構成するものである。
【0016】ここにおいて、サイズを割り付けるとは、
生産計画を立てるに際して、それぞれの加硫ステーショ
ンで加硫するタイヤのサイズを決定することをいう。
【0017】また、加硫時間とは、未加硫のタイヤを収
納した加硫金型を閉止してから加硫金型を開放するまで
の時間をいう。
【0018】加硫プロセスとは、あるサイズのタイヤを
生産するに際して、加硫時間、加硫温度、ブラダー内の
圧力や適用金型等の加硫条件を定めたものである。ま
た、加硫プロセスを準備するとは、加硫指令を受けたと
き、すぐにその加硫プロセスで加硫を開始できる状態に
しておくことを意味する。
【0019】ここで、加硫プロセスを決定する際、タイ
ヤの品質上、重要な条件の一つは、適切な加硫度をタイ
ヤに与えることである。加硫不足だと十分な強度と耐久
性をタイヤに付与できないし、加硫し過ぎてもゴムを劣
化させ耐久性を低下させてしまうからである。この加硫
度は、加硫温度と加硫時間に依存し、加硫温度が高いほ
ど、また、加硫時間が長いほど加硫度は高くなる。逆に
いえば、適切な加硫度を満足させる加硫温度と加硫時間
の組み合わせは無数に存在する。
【0020】従来、この加硫温度と加硫時間の無数の組
み合わせの内、許容される最高温度に対応するもっとも
短い時間を加硫時間として、加硫プロセスを決定してい
た。なぜなら、加硫時間が短いほど一定時間内での生産
量は多く、有利なためである。このようにすると、サイ
ズごとに適切な加硫度は一般的には異なるから、サイズ
毎に加硫時間はまちまちとなるが、 図5に示す従来の
加硫機では通常左右二個の同一サイズの金型を用いるの
で、加硫時間を長くして、異サイズ間で加硫時間を共通
化する必要性は無かった。
【0021】しかるに、既に述べた通り、請求項1に記
載した稼働率の高い加硫システムを作動させるために
は、この加硫システムのそれぞれの加硫ステーションに
割り付けたサイズはすべて同じ加硫時間でなければなら
ない。全て同じサイズを割り付ければ、これは可能であ
るが、これでは、小ロットの生産に対応できないため、
このままでは実用化が難しいことも既に述べた通りであ
る。
【0022】請求項1に記載のタイヤの製造方法は、異
なるサイズのタイヤに対しても、共通の加硫時間を持た
せることにより、これらのサイズを混合して割り付けて
も、加硫時間が同じなので、全ての加硫ステーションな
らびにタイヤ移載装置を支障なくフル稼動させることが
できる。そしてすべての加硫ステーションのタイヤは加
硫時間がすべて同じなので、過加硫の不良タイヤを発生
させることもない。
【0023】異なるサイズのタイヤに対して、共通の加
硫時間を持たせることは、加硫時間の長いサイズのタイ
ヤの加硫時間に、加硫時間を統一することを意味してお
り、これは従来の加硫システムでは生産性を下げるた
め、もともと思料されなかったものである。
【0024】実際には、この加硫システムが対象とする
タイヤの全サイズをグループ分けし、そのグループ内の
もっとも加硫時間の長いタイヤプロセスをもつタイヤサ
イズに加硫時間を統一し、サイズ割付は同じグループに
属するサイズの中から選んで割り付けるのが好ましい。
別の方策として、この加硫システムが対象とするタイヤ
の全サイズに対して加硫時間を統一することも考えられ
るが、この方策は、本来なら短い加硫時間で加硫できる
タイヤも、最短加硫時間のもっとも長いサイズの加硫時
間と同じに加硫時間とすることを意味しており、生産性
が大きく低下することとなるので、好ましいものではな
い。
【0025】請求項2に記載のタイヤの製造方法は、請
求項1に記載するところにおいて、他のいずれかのサイ
ズの加硫プロセスと共通の加硫時間の加硫プロセスを持
つ前記サイズに対して、この共通の加硫時間とは異なる
加硫時間の加硫プロセスを準備するとともに、加硫時間
の共通な複数のサイズで構成する前記サイズ割付に対し
て、共通の加硫時間の加硫プロセスのうち、もっとも短
い加硫時間の加硫プロセスを選択するものである。
【0026】このタイヤの製造方法は、異なるサイズの
タイヤに対して共通の加硫時間をもたせにとどまらず、
さらに生産性を向上させるために、鋭意検討した結果考
案されたものであり、一つのサイズに対して、加硫時間
の異なる複数の加硫プロセスを準備していて、順次のサ
イズ割付に対応して、常に、より加硫時間の短い、すな
わち、より生産性の高い加硫プロセスを選択して加硫す
るので、高い生産性を実現できる。
【0027】このことを、分かりやすくするために、次
に例で説明する。加硫ステーションが三台あり、対象サ
イズもA、B、Cの三サイズとする。ここで、それぞれ
のサイズに複数の加硫プロセスを準備する。Aにはa
1、a2、a3の三つのプロセスを準備し、それぞれの
加硫時間は、短い順にTS、TM,TLとする。また、
Bには加硫時間がそれぞれTM,TLのb1、b2の二
つの加硫プロセスを、Cには加硫時間がTLのc1の一
つの加硫プロセスを準備する。従来の加硫方法では、各
サイズにはそれぞれ、a1、b1、c1の加硫プロセス
しか準備されていないのに対比して、本発明では、この
ように複数の加硫プロセスを準備しておくのである。
【0028】さて、三台の加硫ステーションすべてにA
のサイズを割り付けたサイズ割付では、もっとも短いT
Sの加硫時間で加硫すれば最も生産性が高くなる。
【0029】続いて、一つの加硫ステーションのサイズ
AをBに切替えて、AとBの混合生産をしようとすると
き、従来の単一加硫プロセスの加硫方法では、サイズA
とBは、それぞれ異なるTSとTMの異なるの加硫時間
をもつので、いずれかの時点で加硫完了が同時に発生し
過加硫のタイヤを発生させてしまうから、この組み合わ
せの生産は不可能であった。しかし、本発明の方式では
TMの加硫時間でa2とb1の加硫プロセスを実行させ
れば良い。TLの加硫時間のa3とb2を実行すること
もできるが、生産性のより高い前者を選択して生産した
方が有利である。
【0030】次に、さらに一つの加硫ステーションでA
からCにサイズを切替えると、A、B、Cの三サイズを
同時に生産することになるが、この場合も、加硫時間が
TLのa3、b2、c1の加硫プロセスで加硫すること
ができるので稼働率を低下させることはない。
【0031】本発明と対比する、別の加硫時間を統一す
る方法として、加硫時間TLのa3、b2、c1のプロ
セスだけ準備する方法も考えられるが、この場合、Aだ
けの割付や、AとBだけのサイズ割付の場合も、加硫時
間TLでサイズAのタイヤを生産しなければならないの
で、生産性を大きく低下させ、不利となってしまうこと
は明らかである。
【0032】請求項3に記載の加硫システムは、加硫金
型および金型開閉機構を具える複数の加硫ステーション
を具えるとともに、それぞれの加硫金型に未加硫タイヤ
を装入し、それらの加硫金型から加硫済みタイヤを取り
出す一の共通のタイヤ移載装置と、制御装置とを具えて
なるタイヤ加硫システムであって、制御装置を、加硫シ
ステム全体を制御するシステム制御部と、少なくともタ
イヤの加硫プロセスを実行する制御を行う、それぞれの
加硫ステーションに対応する加硫ステーション制御部
と、システム制御部から加硫ステーションに情報を伝送
する伝送部とを具えることにより構成し、前記伝送部
は、いずれかのサイズ切替えに際して、サイズ切替えを
する加硫ステーションのほか、複数の加硫プロセスをも
つサイズのタイヤを加硫する、他の加硫ステーションに
対しても、加硫プロセス、もしくは、加硫プロセス変更
の指令を含む情報を伝送するものである。
【0033】この加硫システムによれば、複数の加硫ス
テーションに対して共用の一台のタイヤ移載装置を設け
ているので、この加硫システムの稼働率を高めることが
でき、あわせて、スペース効率を上げることができる。
【0034】また、従来は、おのおののサイズに対応す
る、一つの加硫プロセスに基づいて加硫ステーションを
制御するだけであったが、請求項2に記載の製造方法で
は、一つのサイズに対して複数の加硫プロセスが準備さ
れていて、しかもどの加硫プロセスに基づいて加硫ステ
ーションを制御するかは、順次のサイズ割付に従って変
化する。この請求項2に記載の加硫システムでは、サイ
ズ割付に対応して都度、システム制御部から、サイズ切
替えを行わない加硫ステーションに対応する加硫ステー
ション制御部にも、選択する加硫プロセス、もしくは、
いずれの加硫プロセスを選択するかの選択指令を伝送
し、加硫ステーション制御部は、それに基づいてその加
硫プロセスで制御を開始できるので、請求項2に記載の
製造方法でタイヤを加硫することができ、その結果、稼
働率の高いしかも生産性の高い加硫が可能となる。
【0035】請求項4に記載の加硫システムは、請求項
3に記載するところにおいて、タイヤ移載装置をその円
弧の中心部分に配設するとともに、タイヤ移載装置に、
それぞれの加硫金型に未加硫タイヤを装入し、それらの
加硫金型から加硫済みタイヤを取り出す旋回アームを設
けて構成してなるものである。
【0036】この加硫システムにおいては、それぞれの
加硫ステーションをタイヤ移載装置から等距離に配置し
ているので、それぞれの加硫ステーションからのタイヤ
の移載の時間を同じにすることができ、したがって、加
硫サイクルを短縮することができ、設備の生産性を向上
することができる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下にこの発明の実施の形態を図
面に示すところに基づいて説明する。図1は、この発明
の実施の形態を、同様の二つのタイヤ加硫システムを相
互に隣接させ配設した場合について示す略線平面図であ
る。
【0038】ここにおける各タイヤ加硫システム1は、
円弧上に平面配置されて、円周方向にほぼ等しい間隔を
おいて位置する四つの加硫ステーション2を設けるとと
もに、その円弧3の中心部分に、それらの加硫ステーシ
ョン2に共通の、旋回アーム型のタイヤ移載装置4を設
けて、タイヤ移載装置4を、全ての加硫ステーション2
に対してほぼ等間隔に位置させたものであり、より好ま
しくは、加硫済みタイヤに、後加硫処理としてのPCI
を施す後加硫処理ステーション5および、未加硫タイヤ
および加硫済みタイヤのそれぞれの一時的な置台を有す
る入出庫ステーション6の少なくとも一方を、タイヤ移
載装置4の稼動域内に配設したものである。
【0039】ここで、各加硫ステーション2は、図2に
略線側面図で示すように、加硫金型7と、この加硫金型
7の開閉手段8とを具えてなり、場合によっては、加硫
金型7内での未加硫タイヤのシェーピング手段としての
ブラダの、タイヤに対する着脱機構を設けることもでき
る。
【0040】また、旋回アーム9を有するタイヤ移載装
置4は、好ましくは、多関節ロボットにより構成してな
り、このタイヤ移載装置4は、たとえば、予めブラダを
取り付けられて入出庫ステーション6の未加硫タイヤ置
台に移送された未加硫タイヤを、そのハンドに把持し
て、型開き姿勢にある加硫金型7内へ装入するととも
に、その金型7によって加硫された加硫済みタイヤをブ
ラダを内装したままそこから取り出して、入出庫ステー
ション6の加硫済みタイヤ置台上へ直接的に、または、
後加硫処理ステーション5でのPCIを施した後に位置
決め載置するべく機能する。
【0041】このようにして入出庫ステーション6に移
載された加硫済みタイヤはその後、所定のタイミングで
次工程へ搬送される。なお、図1中10は、金型を交換
するためのスペースである。
【0042】ところで、図示の加硫ステーション2で
は、図3に拡大側面図で示すように、下プラテン11上
に、コンテナ12付きの加硫金型7を位置決め配置する
とともに、門形フレーム13に、シリンダ14をもって
昇降変位可能に取り付けた上プラテン15を、コンテナ
12の上面板16に、連結手段17により連結およびそ
れの解除を自在に連結しており、加硫金型7内への未加
硫タイヤの装入および、そこからの加硫済みタイヤの取
り出しに際しては、上プラテン15の、上面板16への
連結状態で、シリンダ14を作動させて、上プラテン1
5および上面板16とともに、加硫金型7の上型部分を
上昇変位させることで、加硫金型7を型開きさせること
ができる。
【0043】一方、未加硫タイヤの装入後の、それに対
する加硫は、シリンダ14によって上型部分を上プラテ
ン15とともに下降変位させて加硫金型7の型閉めおよ
び圧下をもたらし、併せて、加硫金型7を所定の温度に
加熱することにより行うことができる。
【0044】なおこのような加硫工程での、未加硫タイ
ヤに予め取り付けられているブラダへの加圧加熱ガス等
の供給は、たとえば、下プラテン11側で、図示しない
ジョイントシリンダその他をもって、ガス供給源等をそ
のブラダに連結することにより行うことができ、この場
合、加硫の終了に当たって、ガス供給源等とブラダとの
連結を解除してなお、ブラダ内に供給内圧が維持するこ
とが好ましい。
【0045】この一方で、加硫金型7の交換等に際す
る、それの、上プラテン15からの分離は、連結手段1
7の作用下で、その上プラテン15とコンテナ上面板1
6との連結を解除することによって行うことができ、こ
こでは、上プラテン15を、加硫金型7の上方へ高く変
位させることにより、加硫金型7の、下プラテン11へ
の固定の解除下で、その加硫金型7の入れ換え等を円滑
かつ容易ならしめることができる。
【0046】また、多関節ロボットとすることが好まし
いタイヤ移載装置4は、それに十分近接させて配設した
加硫ステーション2と、その他のステーション5,6と
の間にあって、それの不使用時には、それらのいずれの
ステーション2,5,6とも干渉しないコンパクトな姿
勢を維持する一方、それの使用時の、タイヤの移載受け
渡しに際しては、それぞれの関節の作用下で、他の構成
部材との干渉を避けつつロボットハンド等を遠くにまで
到達させることができる。
【0047】以上のように構成してなるタイヤの加硫シ
ステムにおいて、たとえば、上下二段構造とした入出庫
ステーション6の、下段側に位置する未加硫タイヤ置台
18に一時的に保管されている、ブラダ付の未加硫タイ
ヤGTを、特定の加硫ステーション2の加硫金型7内へ
装入する場合は、未加硫タイヤGTを、タイヤ移載装置
4のハンド等で把持した状態で、その旋回アーム9を、
他の構成部材との干渉を避けつつ旋回させて、未加硫タ
イヤGTを、目的とする加硫ステーション2の近傍位置
にもたらし、そこで、所要の関節の作用下で、予め型開
き姿勢とした加硫金型7の下型部分上にその未加硫タイ
ヤGTを位置決め配置するとともに解放し、次いで、タ
イヤ移載装置4の、加硫金型7からの退避変位下で、上
プラテン15を下降変位させてコンテナ上面板16、ひ
いては、加硫金型7の上型部分を所要の力で圧下する。
【0048】この一方で、いずれかの加硫ステーション
2から取り出した加硫済みのタイヤTを、入出庫ステー
ション6の上段側に位置する加硫済みタイヤ置台19に
載置する場合は、上プラテン15の上昇変位下で型開き
状態とした加硫金型7内へ、タイヤ移載装置4のハンド
等を差し込んで、内圧充填姿勢のブラダを内包した加硫
済みタイヤTをそこから取り出すとともに、その移載装
置4の旋回アーム9を他の構成部材に干渉させることな
く、加硫済みタイヤ置台19上へ直接的に旋回させて、
または、その加硫済みタイヤTを後加硫処理ステーショ
ン5に一旦預けて、そこで、たとえばタイヤ軸線を水準
とした姿勢でPCIを施した後、それをタイヤ移載装置
4に再び受け取ってから、その旋回アーム9を加硫済み
タイヤ置台19上へ旋回させ、所定の関節の作用をもっ
て加硫済みタイヤTをそこに位置決め載置するととも
に、そこに解放する。
【0049】このようにして加硫済みタイヤ置台19上
に移載された加硫済みタイヤTは、図示しない搬送手段
により、所要のタイミングで次工程に搬送され、そこ
で、装着ブラダの取り外し等が行われる。
【0050】かくして、このタイヤ加硫システムによれ
ば、複数の加硫ステーション2を円弧3上に配設すると
ともに、その円弧3の中心部分に、全ての加硫ステーシ
ョン2に共用の、旋回アーム形の一のタイヤ移載装置4
を配設することで、加硫システムの占有スペースおよび
設備コストをともに有利に低減させることができ、しか
も、タイヤ移載装置4を、それぞれの加硫ステーション
2に対し、それらに十分近接させるとともに、ほぼ等距
離に配設することによって、それぞれの作動機構部に高
い精度を必要とすることなしに生産能率を大きく向上さ
せることができる。
【0051】本発明に係るタイヤの製造方法と加硫シス
テムの制御装置の実施形態を関連させて、図4および表
1〜表3に基づいて説明する。このタイヤの製造方法と
加硫システムの制御装置は、複数の加硫ステーション
と、これらの加硫ステーションに対してタイヤを出し入
れするタイヤ移載装置を具えた、前述の実施形態を含む
全ての加硫システムに対して好適に用いることができ
る。
【0052】
【表1】
【0053】
【表2】
【0054】
【表3】
【0055】表1は前述の実施形態の加硫システムに適
用するタイヤの製造方法において、この加硫システムで
生産するサイズの一部について、それらのサイズの加硫
プロセスの一覧を加硫時間毎に表にしたものである。た
とえば、サイズBに対応した加硫プロセスとして、加硫
時間が11分のプロセスb1、加硫時間が12分のプロ
セスb2、加硫時間が13分のプロセスb3、および、
加硫時間が14分のプロセスb4の四種類が準備されて
いる。
【0056】表2はサイズ割付の一例である。加硫ステ
ーション1〜加硫ステーション8までの八台の加硫ステ
ーションに対してどのようにサイズを割り付けるかを示
したものである。まず、最初は加硫ステーション1から
加硫ステーション6までの六台にサイズB、加硫ステー
ション7と加硫ステーション8の二台にサイズAを割り
付けている。これが、割付1である。次に、加硫ステー
ション8のサイズをAからCに切替えたのが割付2であ
る。同様にしていずれかの加硫ステーションでサイズを
切替えるごとに、新しい割付ができてゆく。そして、途
中の割付は省略しているが、割付80はすべての加硫ス
テーションでサイズAを加硫する。このように、共通の
加硫時間を持つサイズは組み合わせて割り付けることが
できるが、サイズAとDは共通の加硫時間を持たないの
で、同時に割り付けることはできない。
【0057】このとき、各割付において割り付けられた
サイズA〜サイズDがそれぞれどのプロセスを選択する
かを示したのが表3である。これで分かるとおり、同じ
サイズでも割付のサイズ組み合わせにより、できるだけ
短い加硫時間のプロセスを順次、選択することができ、
生産性を高めることができる。
【0058】このように、サイズ割付の少なくとも一つ
のサイズには加硫時間の異なる複数の加硫プロセスを準
備することにより、サイズ割付のどのサイズにも共通す
る加硫時間を持つよう割付を作成することができる。ま
た、サイズ組み合わせにより最短の加硫時間を選択する
ことができる。
【0059】この方法を実行する制御装置80を、図1
5にブロック線図で示す。システム制御部81では、こ
の加硫システムの対象サイズと、それらのサイズに対応
するすべての加硫プロセスの情報を保有するとともに、
サイズ割付の情報も保有している。すなわち、表1およ
び表2の情報を保有する。このサイズ割付は、生産計画
の更新に合わせて更新するが、この情報は図示しない経
路によりインプットする。
【0060】いずれかの加硫ステーションでサイズ切替
えが発生すると、次のサイズ割付に対して選択すべき加
硫プロセスをシステム制御部81が決定し、この選択し
た加硫プロセスをそれぞれの対応にする加硫ステーショ
ン制御部82に伝送する。これは、たとえば表3におい
て、加硫ステーション8でサイズAからCへの切替えが
発生すると、サイズ切替えをしていない加硫ステーショ
ン2に対しても、割付2の加硫プロセスとして、対応す
る加硫ステーション制御部82にb2を伝送する。他の
加硫ステーションに対応する加硫ステーション制御部8
2にも、同様に表3の対応する加硫プロセスを伝送す
る。そして、新しく伝送されたこの加硫プロセスに基づ
き次のサイズ割付に対する加硫が行われる。
【0061】このように、従来はサイズ切替えが発生し
た加硫ステーション以外は加硫プロセスを変更すること
はなかったが、本発明の加硫方法では、その加硫ステー
ションでサイズ変更が無くても、サイズ割付表ごとに、
加硫プロセスを更新する必要があり本発明の制御装置が
必須となる。
【0062】この例では、加硫プロセスそのものを伝送
するが、このかわりに、予め加硫ステーション制御部に
対応するサイズの加硫プロセスを少なくとももたせてお
き、サイズ割付ごとにどの加硫プロセスを選択するかの
選択指令だけを伝送してもよい。
【0063】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように、
本発明によれば、加硫金型および金型開閉機構を有する
複数の加硫ステーションと、これらの加硫ステーション
に対してタイヤを出し入れするタイヤ移載装置とを具え
る加硫システムにおいて、それぞれの加硫ステーション
で加硫される、異なるサイズのタイヤに対しても、その
加硫時間を、それぞれの割付ごとに統一したので、それ
ぞれの加硫ステーションに対するタイヤ出し入れの作動
を順次、一定のサイクルで滞りなく行うことができるの
で、待ち時間を発生させず、よって設備コストを有効に
低減でき、しかも、小ロット生産にも適用する実用的な
タイヤの製造方法および加硫システムを提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態を示す略線平面図であ
る。
【図2】 加硫ステーションの略線側面図である。
【図3】 加硫ステーションの拡大側面図である。
【図4】 制御装置を示すブロック線図である。
【図5】 従来設備を示す略線正面図である。
【図6】 加硫サイクルを示す説明図である。
【符号の説明】
1 タイヤ加硫システム 2 加硫ステーション 3 円弧 4 タイヤ移載装置 5 後加硫ステーション 6 入出庫ステーション 7 加硫金型 8 開閉手段 9 旋回アーム 10 金型交換スペース 11 下プラテン 12 コンテナ 13 門形フレーム 14 シリンダ 15 上プラテン 16 上面板 17 連結手段 18 未加硫タイヤ置台 19 加硫済タイヤ置台 80 制御装置 81 システム制御部 82 加硫ステーション制御部 83 タイヤ移載装置制御部 85 伝送部 GT 未加硫タイヤ T 加硫済みタイヤ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加硫金型および金型開閉機構を具え、互
    いに独立して機能する複数の加硫ステーションと、それ
    ぞれの加硫金型に未加硫タイヤを装入し、それらの加硫
    金型から加硫済みタイヤを取り出す一の共通のタイヤ移
    載装置とを設けてなるタイヤ加硫システムに適用するタ
    イヤの製造方法であって、 少なくとも一種類のサイズに対して、他のいずれかのサ
    イズの加硫プロセスと共通の加硫時間の加硫プロセスを
    持たせるとるとともに、それぞれの加硫ステーションで
    加硫するタイヤのサイズを割り付ける際、いずれかのサ
    イズ切替えの後のサイズ割付を、加硫時間の共通な複数
    のサイズで構成するタイヤの製造方法。
  2. 【請求項2】 他のいずれかのサイズの加硫プロセスと
    共通の加硫時間の加硫プロセスを持つ前記サイズに対し
    て、この共通の加硫時間とは異なる加硫時間の加硫プロ
    セスを準備するとともに、加硫時間の共通な複数のサイ
    ズで構成する前記サイズ割付に対して、共通の加硫時間
    の加硫プロセスのうち、もっとも短い加硫時間の加硫プ
    ロセスを選択する請求項1に記載のタイヤの製造方法。
  3. 【請求項3】 加硫金型および金型開閉機構を具える複
    数の加硫ステーションを具えるとともに、それぞれの加
    硫金型に未加硫タイヤを装入し、それらの加硫金型から
    加硫済みタイヤを取り出す一の共通のタイヤ移載装置
    と、制御装置とを具えてなるタイヤ加硫システムであっ
    て、 制御装置を、加硫システム全体を制御するシステム制御
    部と、少なくともタイヤの加硫プロセスを実行する制御
    を行う、それぞれの加硫ステーションに対応する加硫ス
    テーション制御部と、システム制御部から加硫ステーシ
    ョンに情報を伝送する伝送部とを具えることにより構成
    し、 前記伝送部は、いずれかのサイズ切替えに際して、サイ
    ズ切替えをする加硫ステーションのほか、複数の加硫プ
    ロセスをもつサイズのタイヤを加硫する、他の加硫ステ
    ーションに対しても、加硫プロセス、もしくは、加硫プ
    ロセス変更の指令を含む情報を伝送するタイヤ加硫シス
    テム。
  4. 【請求項4】 複数の加硫ステーションを円弧上に平面
    配置し、タイヤ移載装置をその円弧の中心部分に配設す
    るとともに、タイヤ移載装置に、それぞれの加硫金型に
    未加硫タイヤを装入し、それらの加硫金型から加硫済み
    タイヤを取り出す旋回アームを設けて構成してなる請求
    項3に記載のタイヤ加硫システム。
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