JP2003053663A - 高速研削盤 - Google Patents

高速研削盤

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JP2003053663A
JP2003053663A JP2001258191A JP2001258191A JP2003053663A JP 2003053663 A JP2003053663 A JP 2003053663A JP 2001258191 A JP2001258191 A JP 2001258191A JP 2001258191 A JP2001258191 A JP 2001258191A JP 2003053663 A JP2003053663 A JP 2003053663A
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JP
Japan
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work table
speed
grinding machine
work
counter
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Application number
JP2001258191A
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English (en)
Inventor
Masao Yamaguchi
政男 山口
Takeshi Itatsu
武志 板津
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Nagase Integrex Co Ltd
Original Assignee
Nagase Integrex Co Ltd
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  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワークテーブルの移動方向反転時における衝
撃を抑制して、加工精度や装置耐久性を向上できるよう
にすること。 【解決手段】 高速研削盤のフレーム11にはワークテ
ーブル13及びカウンタテーブル14が移動可能に支持
されている。カウンタテーブル14上の検出体43が位
置センサ42に達するごとに、油圧シリンダ31の移動
方向が切り換えられ、ワークテーブル13及びカウンタ
テーブル14が互いの反対方向に同期して往復動され
る。カウンタテーブル14上の加速度センサ45により
ワークテーブル13の加速度が検出される。ワークテー
ブル13があらかじめ定められた所定速度に達すると、
油圧シリンダ31の増速が停止され、ワークテーブル1
3及びカウンタテーブル14の反転時における衝撃が大
きくなるのが阻止される。このことで、高精度加工が可
能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ワークを支持す
るためのワークテーブルが高速で往復移動されるように
した高速研削盤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ワークを支持するワークテーブルが高速
で往復移動するようにした高速研削盤においては、往復
移動速度が高くなり過ぎると、移動方向反転時における
加速の瞬間的な変動に起因する荷重が過大になって、大
きな衝撃が生じるおそれがある。このように大きな衝撃
が生じると、その衝撃の振動により加工精度に悪影響を
与えるばかりでなく、装置の耐久性にも問題が生じる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、このよう
な問題点を解消するためになされたものである。この発
明の目的は、ワークテーブルの移動方向反転時における
衝撃を抑制して、加工精度や装置耐久性を向上できるよ
うにすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、この発明においては、ワークテーブルの移動速度
を検出するための検出手段と、検出された移動速度があ
らかじめ設定された所定値を越えないように前記駆動手
段を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0005】従って、ワークテーブルの移動速度が所定
値に達すると、そのワークテーブルの速度増加が抑えら
れ、ワークテーブルの移動反転時における衝撃を少なく
できる。このため、振動を抑制でき、高精度加工に寄与
できるとともに、装置耐久性を向上できる。
【0006】請求項2に記載の発明においては、ワーク
を含むワークテーブルの運動エネルギを検出するための
検出手段と、検出された運動エネルギがあらかじめ設定
された所定値を越えないように前記駆動手段を制御する
制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】従って、ワークテーブル運動エネルギが所
定値に達すると、そのワークテーブルの速度増加が抑え
られ、ワークテーブルの移動反転時における衝撃を少な
くできる。このため、振動を抑制でき、高精度加工に寄
与できるとともに、装置耐久性を向上できる。
【0008】請求項3に記載の発明においては、請求項
1または2において、ワークテーブルの移動と同期して
移動することによりワークテーブルに作用する負荷を相
殺するためのカウンタテーブルを設けたことを特徴とす
る。
【0009】従って、ワークテーブルの加速度負荷をカ
ウンタテーブルで相殺でき、高精度加工が可能になる。
請求項4に記載の発明においては、請求項3において、
前記検出手段は、ワークテーブルまたはカウンタテーブ
ルの移動速度を検出することを特徴とした。
【0010】請求項5に記載の発明においては、請求項
3において、前記検出手段は、ワークテーブルまたはカ
ウンタテーブルの運動エネルギを検出することを特徴と
した。
【0011】請求項6に記載の発明においては、請求項
3において、前記検出手段は、ワークテーブル及びカウ
ンタテーブルの移動速度を検出することを特徴とした。
請求項7に記載の発明においては、請求項3において、
前記検出手段は、ワークテーブル及びカウンタテーブル
の運動エネルギを検出することを特徴とした。
【0012】請求項8に記載の発明においては、請求項
1〜7のいずれかにおいて、前記検出手段は、装置フレ
ームの振動を検出することを特徴とした。請求項8に記
載の発明においては、請求項1〜7のいずれかにおい
て、駆動手段は、電動モータによりワークテーブルを往
復移動させる構成であることを特徴とした。
【0013】請求項9に記載の発明においては、請求項
1〜7のいずれかにおいて、駆動手段は、油圧機構によ
りワークテーブルを往復移動させる構成であることを特
徴とした。
【0014】従って、軸受け等の振動発生部分が少なく
なり、高精度加工に寄与できる。しかも、ワークテーブ
ルの往復移動ストロークを容易に変更できる。請求項1
0に記載の発明においては、請求項1〜7のいずれかに
おいて、駆動手段は、リニアモータによりワークテーブ
ルを往復移動させる構成であることを特徴とした。
【0015】従って、この場合も、軸受け等の振動発生
部分が少なくなり、高精度加工に寄与できる。しかも、
ワークテーブルの往復移動ストロークを容易に変更でき
る。請求項12に記載の発明においては、請求項3〜1
1のいずれかにおいて、カウンタテーブルをワークテー
ブルの下方に配置したことを特徴とする。
【0016】従って、ワークテーブルとカウンタテーブ
ルとが上下に重なるため、高速研削盤の平面面積を小さ
くできる。
【0017】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、この発
明を具体化した高速研削盤の第1の実施形態を図1〜図
7に従って説明する。なお、第1の実施形態以外の実施
形態の説明においては、第1の実施形態と相違する構成
を中心として説明する。
【0018】図1及び図2に示すように、高速研削盤の
フレーム11には、案内レール12,15を介してワー
クテーブル13及びカウンタテーブル14が移動可能に
支持されている。図3及び図4に示すように、前記フレ
ーム11の両側にはプーリ21が支持され、それらのプ
ーリ21間にはベルト22が掛装されている。そして、
このベルト22の上部節または下部節に前記ワークテー
ブル13の一部16が、下部節または上部節にカウンタ
テーブル14の一部17がそれぞれ連結固定されてい
る。従って、ワークテーブル13及びカウンタテーブル
14はベルト22を介し同期して互いの反対方向に同速
度で同ストロークだけ移動されて、それらの負荷や慣性
が相殺される。
【0019】前記カウンタテーブル14の下部には、駆
動手段を構成する直動型の油圧シリンダ31が配置固定
されている。その油圧シリンダ31のピストン32は両
頭型であって、一対のピストンロッド33がピストンヘ
ッド34の両側方に突出している。そして、一方のピス
トンロッド33の先端にワークテーブル13が連結固定
されている。
【0020】前記カウンタテーブル14の移動領域と対
応するとともに、カウンタテーブル14の移動方向に延
びるように、フレーム11の一部には支持レール41が
固定されている。この支持レール41には、一対の位置
センサ42が支持レール41の長さ方向に沿って位置調
節可能に支持されている。一方、カウンタテーブル14
には、それぞれ検出体43が固定されている。そして、
検出体43が位置センサ42と対向すると、位置センサ
42がそれを検出する。この検出に基づく図6に示す制
御手段としての制御装置51の作用により、図5及び図
6に示すバルブ52が切り換えられて、駆動手段として
のポンプ53から油圧シリンダ31に供給される圧油の
経路及び油圧シリンダ31からタンク54に排出される
経路が切換られる。
【0021】従って、前記検出体43が位置センサ42
に達するごとに、油圧シリンダ31のケーシングに対す
るピストン32の相対的な移動方向が切り換えられ、ワ
ークテーブル13及びカウンタテーブル14が互いの反
対方向に同期して往復移動される。
【0022】前記カウンタテーブル14の一部には検出
手段を構成する加速度センサ45が固定され、カウンタ
テーブル14の加速度を検出するようになっている。従
って、この加速度センサ45により、ワークテーブル1
3の加速度が検出される。
【0023】前記フレーム11の後部には、コラム61
がフレーム11に対して接近離間可能に立設され、その
コラム61には砥石車62が回転可能に、かつ上下動可
能に支持されている。なお、コラム61の接近離間移
動、砥石車62の回転、同じく砥石車62の上下動は、
それぞれ図示しないモータの駆動により行われる。
【0024】図6に示すように、前記制御装置51の入
力側には、前記位置センサ42及び加速度センサ45が
それぞれ接続されている。前記制御装置51の出力側に
は、前記バルブ52のソレノイド57及び駆動手段を構
成する前記ポンプ53のモータ56がそれぞれ接続され
ている。また、制御装置51には記憶部58が接続さ
れ、この記憶部58には、図7に示すフローチャートの
プログラムが格納されるとともに、ワーキングデータ等
の各種のデータが一時的に記憶される。また、制御装置
51の入力側には、各種のデータを入力するためのキー
ボード46が接続されている。
【0025】次に、この第1の実施形態における高速研
削盤の作用を説明する。さて、前記ワークテーブル13
上にはワークWが載置固定される。この状態において、
ワークテーブル13及びカウンタテーブル14が一対の
位置センサ42の位置及び配置間隔に従って高速で互い
の反対方向に往復移動動される。これとほぼ同時に砥石
車62がワークWの上面まで下降して、回転されるとと
もに、緩速で前方または後方に移動される。このため、
ワークテーブル13上のワークWに対して砥石車62に
よる研削加工が実行される。
【0026】そして、高速研削盤の動作に際しては、図
7に示す処理が実行される。なお、この処理は、前記記
憶部58に格納されたプログラムが制御装置51の制御
のもとに実行されるものである。さて、始動時には、ポ
ンプモータ56が高出力で回転され、ワークテーブル1
3及びカウンタテーブル14がその移動速度を増しなが
ら往復移動を開始する(ステップS1)。この移動速度
は、カウンタテーブル14上の加速度センサ45による
加速度の検出により算出される。
【0027】そして、前記制御装置51は、ワークテー
ブル13及びカウンタテーブル14があらかじめ定めら
れた所定速度になるのを待ち(ステップS2)、所定速
度に達すると、ポンプモータ56の出力を低下させる
(ステップS3)。
【0028】次いで、前記制御装置51がワークテーブ
ル13及びカウンタテーブル14が所定速度以下になっ
たか否かを判断し(ステップS4)、所定速度を下回っ
た場合は、ポンプモータ56を高出力に戻す。
【0029】このようにして、ワークテーブル13及び
カウンタテーブル14の往復移動速度が所定速度に維持
される。以上のように、ワークテーブル13及びカウン
タテーブル14が予め定められた所定速度に達すると、
それ以上の速度上昇が押さえられる。
【0030】従って、この実施形態においては、以下の
効果を発揮する。 ・ 前述のように、ワークテーブル13及びカウンタテ
ーブル14が予め定められた所定速度に達すると、それ
以上の速度上昇が押さえられる。このため、ワークテー
ブル13及びカウンタテーブル14の反転時における衝
撃を抑制できる。従って、振動を抑制して高精度加工を
実現できるとともに、装置の耐久性を向上できる。
【0031】・ ワークテーブル13及びカウンタテー
ブル14が油圧シリンダ31の駆動により往復移動され
るため、軸受け等の振動発生部分が少なくなり、高精度
加工に寄与できる。
【0032】・ 位置センサ42の位置に基づいて油圧
シリンダ31に供給される圧油の方向が切り換えられる
ため、位置センサ42の位置を調節すれば、ワークテー
ブル13及びカウンタテーブル14の移動ストロークを
加工形態等に応じて任意に変更できる。
【0033】(第2の実施形態)次に、この発明の第2
の実施形態を図8に基づいて説明する。この第2の実施
形態においては、ワークテーブル13上に搭載されるワ
ークWのウェイトに応じてワークテーブル13及びカウ
ンタテーブル14の最高速度が設定されるものである。
つまり、この第2の実施形態においては、ワークテーブ
ル13及びカウンタテーブル14の運動エネルギを設定
するものである。
【0034】すなわち、まずキーボード46からワーク
Wのウェイトが入力され、そのデータが記憶部58に記
憶される。このウェイトの入力が制御装置51により確
認されると(ステップS11)、そのウェイトの値に応
じたワークテーブル13及びカウンタテーブル14の最
高速度、つまり許容可能な運動エネルギが演算される
(ステップS12)。そして、そのポンプモータ56が
最高出力で始動する(ステップS13)。その後の処理
は前記第1の実施形態と同様である。
【0035】従って、この実施形態では、前記第1の実
施形態の効果に加えて、以下の効果がある。 ・ ワークWのウェイトに応じて、ワークテーブル13
及びカウンタテーブル14の最適な最高速度が設定さ
れ、許容可能な運動エネルギが設定される。従って、ワ
ークテーブル13及びカウンタテーブル14の移動反転
時における衝撃を確実に所定レベル以下にコントロール
でき、さらなる高精度加工を達成できる。
【0036】(第3の実施形態)次に、この発明の第3
の実施形態を図9〜図11に基づいて説明する。この第
3の実施形態においては、ワークテーブル13及びカウ
ンタテーブル14を移動させるための駆動機構の構成が
異なる。すなわち、この第3の実施形態においては、ワ
ークテーブル13の一端部に回転体70が配置され、こ
の回転体70が駆動手段としてのモータ71によりベル
ト72を介して一方向に回転される。回転体70の外周
部とカウンタテーブル14との間には、クランク73が
連結されている。そして、モータ71の駆動により回転
体70が回転されると、クランク73の作用により、カ
ウンタテーブル14が往復移動されるとともに、そのカ
ウンタテーブル14とベルト22を介して連結されたワ
ークテーブル13が反対方向に同期して往復移動され
る。
【0037】その他のセンサ42,45等の構成は、前
記第1及び第2の実施形態と同様である。また、ワーク
テーブル13及びカウンタテーブル14の最高速度を規
制するための手段は、第1,第2の実施形態のいずれを
採用してもよく、この場合の制御対象はモータ71であ
る。
【0038】従って、この第3実施形態においても、前
記第1または第2の実施形態とほぼ同様な効果を奏す
る。 (第4の実施形態)次に、図11に基づいて、この発明
の第4の実施形態を説明する。この第4の実施形態にお
いては、ワークテーブル13及びカウンタテーブル14
を駆動するための構成としてリニアモータが用いられて
いる。すなわち、フレーム11には一対の駆動手段とし
てのリニアモータ85,86のステータ81,82が配
置され、そのステータ81,82にはワークテーブル1
3及びカウンタテーブル14の移動方向に沿ってマグネ
ット(図示しない)が配置されている。ガイドレール
(図示しない)に沿って移動されるワークテーブル13
及びカウンタテーブル14にはキャリッジ83,84が
固定され、そのキャリッジ83,84には前記マグネッ
トに対向するコイル(図示しない)が設けられている。
そして、リニアモータ85,86の作用によりワークテ
ーブル13及びカウンタテーブル14がそれぞれ個別に
往復移動される。
【0039】従って、この第4の実施形態においては、
以下の効果を奏する。 ・ ワークテーブル13及びカウンタテーブル14がそ
れぞれリニアモータ85,86により往復移動されるた
め、ワークテーブル13とカウンタテーブル14の往復
移動を電気的に制御することにより、それら13,14
の間の同期を確保するためのベルト等が不要になる。
【0040】・ ワークテーブル13及びカウンタテー
ブル14がそれぞれリニアモータ85,86により往復
移動されるため、それぞれの速度をコントロールでき
る。従って、ワークテーブル13及びカウンタテーブル
14の一方の移動速度を他方に対して変化させるととも
に、その変化割合に応じて移動ストロークを変化させる
ことができる。このため、ワークテーブル13またはカ
ウンタテーブル14の移動ストロークを短くして、全体
の小型化を達成できる。
【0041】(第5の実施形態)次に、この発明の第5
の実施形態について説明する。この第5の実施形態にお
いては、図12及び図13に示すように、ワークテーブ
ル13及びカウンタテーブル14を駆動するための構成
としてリニアモータ85,86が用いられるとともに、
ワークテーブル13及びカウンタテーブル14が上下に
重ねて配置されている。すなわち、フレーム11には一
対の駆動手段としてのリニアモータ85,86のステー
タ81,82が配置され、そのステータ81,82には
ワークテーブル13及びカウンタテーブル14の移動方
向に沿ってマグネット(図示しない)が配置されてい
る。ガイドレール(図示しない)に沿って移動されるワ
ークテーブル13及びカウンタテーブル14にはキャリ
ッジ83,84が固定され、そのキャリッジ83,84
には前記マグネットに対向するコイル(図示しない)が
設けられている。そして、リニアモータ85,86の作
用によりワークテーブル13及びカウンタテーブル14
がそれぞれ個別に往復移動される。
【0042】従って、この第5の実施形態においては、
前記第4の実施形態に加えて以下の効果を発揮する。 ・ ワークテーブル13及びカウンタテーブル14が上
下に重ねて配置されているため、カウンタテーブル14
を有するにも関わらず、研削盤の平面面積が小さくな
り、設置スペース等の点で有利である。
【0043】・ ワークテーブル13及びカウンタテー
ブル14の駆動として、リニアモータ85,86を用い
たため、カウンタテーブル14のスピードを変化させる
ことにより、カウンタテーブル14の移動ストロークを
調整できる。従って、図13に示すように、カウンタテ
ーブル14のリニアモータ86の左右方向の寸法を小さ
くして、カウンタテーブル14及びリニアモータ86の
フレーム11への組み込みが容易になる。
【0044】(変形例)なお、この発明は、前記各実施
形態に限定されるものではなく、以下のような態様で具
体化することも可能である。
【0045】・ 前記各実施形態においては、ワークテ
ーブル13及びカウンタテーブル14の速度を加速度セ
ンサ45により検出するようにしたが、他の手段で検出
すること。例えば、一方の位置センサ42が検出体43
を検出してから他方の位置センサ42が検出体42を検
出するまでの時間を検出して、速度を演算するように構
成すること。
【0046】・ 前記実施形態では、カウンタテーブル
14の速度を検出するように構成したが、ワークテーブ
ル13や、あるいは双方13,14の速度を検出するよ
うに構成すること。速度検出に加速度センサ45を使用
する場合には、この加速度センサ45をワークテーブル
13や、あるいは双方13,14に設ければよい。
【0047】・ 前記第1〜第3実施形態では、駆動力
をカウンタテーブル14に付与されるように構成した
が、ワークテーブル13に付与されるように構成するこ
と。すなわち、例えば、第1の実施形態においては油圧
シリンダ31をワークテーブル13に設ける。
【0048】・ 例えば、図1に2点鎖線で示すよう
に、フレーム11の一部に振動を検出するための振動セ
ンサ91を設け、その振動センサ91による振動が所定
値に達したら、ワークテーブル13や、カウンタテーブ
ル14の増速が停止されるように構成すること。
【0049】・ 前記第4実施形態においては、ワーク
テーブル13及びカウンタテーブル14の駆動をリニア
モータ85,86により行うようにしたが、油圧駆動や
モータ駆動により行うように変更すること。
【0050】
【発明の効果】以上、詳述したように、この発明におい
ては、ワークテーブルの移動方向反転時における衝撃を
抑制して、加工精度や装置耐久性を向上できるという優
れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施形態の高速研削盤を示す正断面
図。
【図2】 同じく側断面図。
【図3】 同じくワークテーブルとカウンタテーブルと
の連結関係を示す断面図。
【図4】 同じく平面図。
【図5】 同じく油圧回路図。
【図6】 同じく電気的構成を示すブロック図。
【図7】 同じくフローチャート図。
【図8】 第2の実施形態を示すフローチャート図。
【図9】 第3の実施形態を示す平面図。
【図10】 同じく簡略一部破断正面図。
【図11】 第4実施形態を示す簡略正面図。
【図12】 第5実施形態を示す断面図。
【図13】 同じく断面図。
【符号の説明】
13…ワークテーブル、14…カウンタテーブル、31
…油圧機構及び駆動手段を構成する油圧シリンダ、45
…検出手段を構成する加速度センサ、51…制御手段を
構成する制御装置、53…駆動手段を構成するポンプ、
56…駆動手段を構成するポンプモータ、71…駆動手
段を構成するモータ、85,86…駆動手段を構成する
リニアモータ。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークを支持するワークテーブルが駆動
    手段の駆動により高速で往復移動するようにした高速研
    削盤において、 ワークテーブルの移動速度を検出するための検出手段
    と、 検出された移動速度があらかじめ設定された所定値を越
    えないように前記駆動手段を制御する制御手段とを備え
    たことを特徴とする高速研削盤。
  2. 【請求項2】 ワークを支持するワークテーブルが駆動
    手段の駆動により高速で往復移動するようにした高速研
    削盤において、 ワークを含むワークテーブルの運動エネルギを検出する
    ための検出手段と、 検出された運動エネルギがあらかじめ設定された所定値
    を越えないように前記駆動手段を制御する制御手段とを
    備えたことを特徴とする高速研削盤。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 ワークテーブルの移動と同期して移動することによりワ
    ークテーブルに作用する負荷を相殺するためのカウンタ
    テーブルを設けたことを特徴とする高速研削盤。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記検出手段は、ワークテーブルまたはカウンタテーブ
    ルの移動速度を検出することを特徴とした高速研削盤。
  5. 【請求項5】 請求項3において、 前記検出手段は、ワークテーブルまたはカウンタテーブ
    ルの運動エネルギを検出することを特徴とした高速研削
    盤。
  6. 【請求項6】 請求項3において、 前記検出手段は、ワークテーブル及びカウンタテーブル
    の移動速度を検出することを特徴とした高速研削盤。
  7. 【請求項7】 請求項3において、 前記検出手段は、ワークテーブル及びカウンタテーブル
    の運動エネルギを検出することを特徴とした高速研削
    盤。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかにおいて、 前記検出手段は、装置フレームの振動を検出することを
    特徴とした高速研削盤。
  9. 【請求項9】 請求項1〜7のいずれかにおいて、 駆動手段は、電動モータによりワークテーブルを往復移
    動させる構成であることを特徴とした高速研削盤。
  10. 【請求項10】 請求項1〜7のいずれかにおいて、 駆動手段は、油圧機構によりワークテーブルを往復移動
    させる構成であることを特徴とした高速研削盤。
  11. 【請求項11】 請求項1〜7のいずれかにおいて、 駆動手段は、リニアモータによりワークテーブルを往復
    移動させる構成であることを特徴とした高速研削盤。
  12. 【請求項12】 請求項3〜11のいずれかにおいて、 カウンタテーブルをワークテーブルの下方に配置したこ
    とを特徴とする高速研削盤。
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