JPH09201766A - 研削盤 - Google Patents

研削盤

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JPH09201766A
JPH09201766A JP1081396A JP1081396A JPH09201766A JP H09201766 A JPH09201766 A JP H09201766A JP 1081396 A JP1081396 A JP 1081396A JP 1081396 A JP1081396 A JP 1081396A JP H09201766 A JPH09201766 A JP H09201766A
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JP
Japan
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slider
grinding
chips
work
linear motor
Prior art date
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Pending
Application number
JP1081396A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeo Nakagawa
威雄 中川
Shinya Matsuda
信哉 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui High Tec Inc
Original Assignee
Mitsui High Tec Inc
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Publication date
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  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リニアモータを駆動源とする研削盤において
テーブルへの切粉の吸着がなく常に高い精度の研削加工
が得られるようにすること。 【解決手段】 ワークを載置するテーブルの上方にビー
ムを配置し、第1スライダを水平方向に移動可能にビー
ムに連接し、第1スライダの下にこの第1スライダの移
動方向と直交する向きに移動可能な第2スライダを連接
し、第2スライダの下にはテーブル上のワークを研削す
る研削砥石を備えた研削ヘッドを垂直に昇降可能に連接
し、第1スライダとビームとの間及び第2スライダと第
1スライダとの間を、それぞれ界磁マグネット及び電機
子コイル列の組合せによって構成されるリニアモータを
駆動機構として連接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リニアモータを駆
動源とする成形研削盤や平面研削盤等の研削盤に係り、
特に研削ヘッド上に装着され研削ヘッドを三次元的に直
接駆動させるようにした研削盤に関する。
【0002】
【従来の技術】精密研削加工に用いられる研削盤の基本
的な構成は、前後方向に往復直線運動するサドルをフレ
ーム上に配置し、このサドルの上に左右方向往復直線運
動するテーブルを備え、これらのサドル及びテーブルの
運動の合成によってコラムに装着した回転砥石のワーク
に対する相対位置を変えるというものである。
【0003】このような研削盤において、超精密加工に
対応できるものとして、サドル及びテーブルの静圧直線
案内の機構を備えることが好適とされ、磁気ダンパ機能
を含めたリニアモータをサドル及びテーブルの駆動機構
としたものが近来では一般に用いられるようになった。
このリニアモータ駆動の研削盤は、テーブルの送り方向
に沿ってN極とS極とを交互に着磁された複数の界磁マ
グネットと、この界磁マグネットに対向して配列された
多数の電機子コイルよって励磁される電機子とによって
リニアモータを構成し、界磁マグネットと電機子のいず
れか一方をサドル側に及び他方をテーブル側にそれぞれ
備えたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】リニアモータを駆動源
とする研削盤では、複雑な運動変換機構が不要となるた
め、研削精度及び研削速度の向上が図られるという面
で、従来の研削盤に比べると大きな利点がある。
【0005】ところが、ワークをテーブルに固定して研
削するとき、テーブルにはリニアモータを構成する磁性
体が含まれていることから、研削過程で発生する鉄の切
粉がこの磁性体によって吸着される。このため、テーブ
ル面に切粉がテーブル表面に次第に堆積していき、テー
ブル自身に往復動作によってこの堆積切粉が界磁マグネ
ットと電機子コイルとの間のギャップに入り込む可能性
が高い。このような切粉の入り込みは、界磁マグネット
と電機子コイルとの間の磁界やその強度に影響を与える
ことになり、テーブルの往復運動に作動不良を来たす。
【0006】このように、リニアモータを用いる研削盤
では、その加工精度が高く維持できる反面、テーブルの
磁性体によって切粉の吸着が免れず、ワークの送り不良
に起因する研削精度の低下の恐れがある。
【0007】本発明において解決すべき課題は、リニア
モータを駆動源とする研削盤において界磁マグネットと
電機子コイルとの間に切粉が入り込むこを防止して常に
高い精度の研削加工が得られるようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、ワークを載置
するテーブルの上方にビームを配置し、第1スライダを
水平方向に移動可能に前記ビームに連接し、前記第1ス
ライダの下に該第1スライダの移動方向と直交する向き
に移動可能な第2スライダを連接し、該第2スライダの
下には前記テーブル上のワークを研削する研削砥石を備
えた研削ヘッドを垂直に昇降可能に連接し、前記第1ス
ライダとビームとの間及び前記第2スライダと第1スラ
イダとの間を、それぞれ界磁マグネット及び電機子コイ
ル列の組合せによって構成されるリニアモータを駆動機
構として連接してなることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】第1及び第2スライダは互いに直
交する向きに移動するので、第2スライダの下に位置し
ている研削ヘッドはテーブルの上方の平面内で二次元的
に動き回り、研削ヘッド自身の昇降動作も含めた動きに
よって、研削砥石により絶対静止しているワークの表面
を研削することができる。
【0010】第1及び第2スライダはいずれもリニアモ
ータを駆動機構として備えるが、ワークの上方にこれら
のリニアモータが位置しているので、研削過程で発生す
る切粉の吸着がなく、界磁マグネットと電機子コイル列
との間に金属切粉が入り込むことが防止される。
【0011】
【実施例】図1は本発明の研削盤の全体を示す正面図、
図2は図1のA−A線矢視による要部の縦断面図であ
る。
【0012】図において、研削盤は据え付け面に設置さ
れるベース1,このベース1の左右両端から垂直に立ち
上げた一対のポスト2a,2b及びこれらのポスト2
a,2bの上端に掛け渡したビーム3によってその全体
の外郭を構成し、従来の研削盤と同様に全体の剛性を高
くした構造を持つ。
【0013】ポスト2a,2bは図2に示すようにベー
ス1の奥側に偏って位置し、手前側の中央にはテーブル
4を固定している。このテーブル4はその上面に電磁チ
ャック4aを備えてワークWを吸着固定する。
【0014】ビーム3の下面にはポスト2a,2bの間
の全長に亘って2条のスライドガイド3aを設け、これ
らのスライドガイド3aには第1スライダ5を図1に示
す矢印方向に摺動可能に連接する。また、第1スライダ
5の下面にはスライドガイド3aと直交する向きの2条
のガイドレール5aを設け、これらのガイドレール5a
には図2に示す矢印方向に移動可能な第2スライダ6を
連接する。
【0015】第1スライダ5はビーム3との間に介装し
たリニアモータ7によって移動可能である。リニアモー
タ7は、図3に示すように、ビーム3の下面に設けられ
た多数の界磁マグネット7aと、第1スライダ5の上面
であって界磁マグネット7aに対向する位置に設けられ
N極とS極とを交互に配列した電機子コイル7bとによ
って構成されたものである。
【0016】また、第2スライダ7も第1スライダ5と
の間に介装したリニアモータ8によって駆動されるもの
で、図4に示すように、第1スライダ5の下面に配列し
た界磁マグネット8aと第2スライダ6の上面の電機子
コイル8bによってこのリニアモータ8が構成されてい
る。
【0017】これらのリニアモータ7,8は、たとえば
特開平7−274478号公報に記載されているものと
同様の構造を持つものであって、電機子コイル7b,8
bへの通電を制御することによって、第1,第2スライ
ダ5,6の移動方向,移動量及び移動速度を制御可能と
したものである。
【0018】なお、図3は第1スライダ5のビーム3に
対する連接構造の詳細であって、従来のリニアモータと
同様に、ビーム3側に固定したスライドガイド3aに対
して第1スライダ5の上面に設けたスライドブロック5
bがボールベアリング機構によって連接されている。そ
して、リニアモータ7を構成する界磁マグネット7a及
び電機子コイル7bを上下に対峙させた配置とすること
により、先に述べたように電機子コイル7b,8bへの
通電を制御して第1,第2スライダ5,6の作動を制御
する。また、このようなリニアモータの構成は、第1ス
ライダ5に対する第2スライダ6の連接についても全く
同様である。
【0019】第2スライダ6の下面にはコラム6aを鉛
直姿勢として設け、これらのコラム6aには研削ヘッド
9を昇降可能に連接する。この研削ヘッド9はコラム6
aに沿って設けた2本のガイドレール6bに連接され、
研削ヘッド9の下面に設けた昇降駆動モータ9aによっ
て研削ヘッド9を昇降駆動可能とする。また、研削ヘッ
ド9には主軸モータ9bをその出力軸の軸線を水平姿勢
として備え、この出力軸の先端に研削砥石9cを取り付
けている。
【0020】以上の構成において、リニアモータ7,8
を作動させることによって、第1,第2スライダ5,6
をそれぞれ移動させると、研削ヘッド2はベース1の上
方で二次元的に位置を変えることができる。すなわち、
研削ヘッド2は第2スライダ6の動作によってワークW
に対して前後方向に位置を変えることで砥石9cの研削
面の位置が設定され、第1スライダ6の往復動作によっ
て砥石9cをワークWに沿わせ移動させることで、回転
する砥石9cによるワークWへの研削が行われる。ま
た、このような研削ヘッド9の二次元的な動きに加え
て、電動機9aの作動によって研削ヘッド9の高さを変
えることで、ワークWに対する研削砥石9cの高さも変
えることができる。
【0021】ワークWの研削の間に発生する切粉は全て
電磁チャック4aまたはベース4の上面に飛散していく
が、この飛散切粉は別途に配置したエアダクト後(図示
せず)によって吸引回収される。そして、リニアモータ
7,8はワークWの上方に位置していることから、界磁
マグネット7a,8aを備えていても切粉を浮上させて
吸着する程度に磁界を及ぼすことはない。したがって、
リニアモータ7,8には切粉の付着がなく、電機子コイ
ル7a,8aと界磁マグネット7a,8aとの間への切
粉の侵入が防止され、リニアモータ7,8の良好な作動
が維持される。
【0022】また、研削ヘッド9をコラム6aに対して
回転できるようにして水平旋回可能な構成としておけ
ば、リニアモータ7,8の作動による第1,第2スライ
ダ5,6の動きの合成によりヘリカルスキャン研削法に
適用が可能である。このヘリカルスキャンは研削効率が
高く仕上げ研磨に最適であることが従来から知られてお
り、超精密表面仕上げにも適用できる。
【0023】
【発明の効果】本発明では、リニアモータを研削ヘッド
の駆動源としていても、切粉の界磁マグネットへの吸着
がないため、リニアモータの作動を良好に維持すること
ができる。したがって、研削砥石の移動及び位置決めの
精度も高くたもたれ、安定した研削によって加工精度の
高い製品が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の研削盤の全体を示す正面図である。
【図2】 図1のA−A線矢視による要部の縦断面図で
ある。
【図3】 ビームと第1スライダとの間のリニアモータ
の構成を示す図である。
【図4】 第1スライダと第2スライダとの間のリニア
モータによる連接を示す図である。
【図5】 ビームに対する第1スライダ連接構造の要部
を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 :ベース 2a:ポスト 2b:ポスト 3 :ビーム 3a:スライドガイド 4 :テーブル 5 :第1スライダ 5a:ガイドレール 6 :第2スライダ 6a:コラム 6b:ガイドスクリュー 7 :リニアモータ 7a:界磁マグネット 7b:電機子コイル 8 :リニアモータ 8a:界磁マグネット 8b:電機子コイル 9 :研削ヘッド 9a:昇降駆動モータ 9b:主軸モータ 9c:研削砥石

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークを載置するテーブルの上方にビー
    ムを配置し、第1スライダを水平方向に移動可能に前記
    ビームに連接し、前記第1スライダの下に該第1スライ
    ダの移動方向と直交する向きに移動可能な第2スライダ
    を連接し、該第2スライダの下には前記テーブル上のワ
    ークを研削する研削砥石を備えた研削ヘッドを垂直に昇
    降可能に連接し、前記第1スライダとビームとの間及び
    前記第2スライダと第1スライダとの間を、それぞれ界
    磁マグネット及び電機子コイル列の組合せによって構成
    されるリニアモータを駆動機構として連接してなる研削
    盤。
JP1081396A 1996-01-25 1996-01-25 研削盤 Pending JPH09201766A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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