JP2003053313A - 廃棄物処理施設の運転方法 - Google Patents

廃棄物処理施設の運転方法

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JP2003053313A
JP2003053313A JP2001249745A JP2001249745A JP2003053313A JP 2003053313 A JP2003053313 A JP 2003053313A JP 2001249745 A JP2001249745 A JP 2001249745A JP 2001249745 A JP2001249745 A JP 2001249745A JP 2003053313 A JP2003053313 A JP 2003053313A
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Japan
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treated
amount
treatment facility
day
waste treatment
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JP2001249745A
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English (en)
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Yoshiyuki Kashiwagi
佳行 柏木
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1日当たりの設定処理量到達後は、廃棄物投
入機構を停止させ、翌日にならないとその投入機構が動
作しないように処理施設を運転させる。 【解決手段】 一回当たりの投入量と毎回の間欠投入量
を計測積算する積算手段と、この積算値と1日当たりの
処理量の設定値と比較する手段と、比較結果が設定処理
量到達以下の時で且つ新たに被処理物を投入する投入量
を加えた合計投入量が設定値を越える場合には、投入手
段を停止させ、当日には施設を再稼働ができず翌日にな
らないと稼働しないように監視・制御手段10で監視制
御している。このような制御を行うには、定量供給部9
で被処理物の重量を、測定手段9dで毎回測定し、開閉
バルブ9cを開いて間欠的に熱分解手段11に被処理物
を投入し、その毎回の重量を積算し、この積算値が上記
設定値を越えないようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、廃棄物等の被処
理物を処理する施設の運転方法に係り、特に、被処理物
の投入量を設定値以下に制限することで順法処理を実現
し、1日当たりの処理量を確実に設定値以下にし、間欠
投入量を積算しておき、設定値に近づいた時点で投入を
停止し、当日の施設の稼働処理を再開できないようにす
る廃棄物処理施設の運転方法に関する。
【0002】
【従来の技術】可燃性成分を含有する各種被処理物(例
えば、廃棄物、汚泥、各種乾燥処理物、灰化物など)は
種々な方法で加熱処理されている。例えば、加熱容器に
被処理物を投入し、外部からの加熱による乾留(蒸し焼
き)処理で熱分解し、分解ガスと炭化物に分離して炭化
物を得てこれを資源として利用すること、又は焼却によ
り灰化することも一般に行われている。
【0003】この場合の被処理物としては、含有する可
燃性成分の量は大小さまざまであるが、各種廃棄物(一
般廃棄物、産業廃棄物など)、汚泥、焼却灰、飛灰、汚
染土壌、建築廃材、各種シュレッダーダスト、金属スク
ラップ、有機性物質など各種のものがある。
【0004】この被処理物を加熱して熱分解処理する場
合には、安定した処理を行うために各種の条件に基づい
て行われている。例えば、廃棄物の被処理物を熱分解処
理する場合、被処理物の投入量、含まれる水分量、被処
理物の種類等によって発熱量が変動し、熱分解の程度が
異なるため熱分解が不足する場合がある。これを解決す
るため、熱分解温度を計測して被処理物の投入量を制御
して均一に熱分解する方法が提案されている(特開平1
1−344213号)。
【0005】また、横型回転炉内で被処理物を熱分解す
る際、生成される乾留ガスと熱分解残留物の量は、被処
理物の性状によって変化するため、このような乾留ガス
と燃焼性成分の発生量の変化に対応して、燃焼炉での安
定した燃焼を行なう必要がある。これを、発生する乾留
ガス量を計測して被処理物の投入量を制御することで、
安定した燃焼を行なう方法も提案されている(特開平1
0−2525号)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の被処理物の投入
量制御は、安定処理を行うための制御であり、処理量の
順法処理の制御を行う技術ではない。ここで、順法処理
とは、法律で定められた数値を越えない処理量と、自治
体に届けた数値を越えない処理量の事である。
【0007】廃棄物等の被処理物の1日当たりの処理量
は、法で定められており、例えば、廃プラスチック(産
業廃棄物)の場合には、100kg/日を越える場合には、
施設設置には自治体の許可が必要となる。
【0008】これに対し、処理量が100kg/日未満の施
設には、自治体の許可は不要(処理量と施設の届けなど
は必要)であるものの順法にて確実に処理を行う必要が
あるがこれを行える客観的な手段は見当たらないのが現
状である。
【0009】発明者は、鋭意検討した結果次の点に着目
した。100kg/日未満の処理施設においては、被処理物
量を計測して廃プラスチックが100kg/日を越えない手
段を設けておき、且つ当日は、解除できない手段を設け
ておくことが必要不可欠である。
【0010】また、投入する被処理物の成分は、変化す
ることから、計測が容易な手段は、計量ホッパに一次貯
留し、計量後に投入する間欠投入が好ましい。このた
め、一回当たりの投入量を計測(基準は例えば2kg)し
て積算した結果が100kg未満となるように制御すること
が必要である。
【0011】この発明は、上記の事情に鑑みてなされた
もので、廃棄物処理の為の投入量を設定値以上には処理
できないように制限し、且つ1日当たりの設定処理量到
達後は、廃棄物投入機構を停止させ、翌日にならないと
その投入機構が動作しないように処理施設を運転させる
廃棄物処理施設の運転方法を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】廃棄物の処理及び清掃に
関する法律施行令第7条で、一定の条件(例えば、廃棄
物の処理及び清掃に関する法律施行令第7条八項のイ号
「プラスチック類の処理は、100kg/日を越えるも
の」)を越える施設の場合には、廃棄物の処理及び清掃
に関する法律第15条第1項の規定により自治体の許可
を受ける必要があることに鑑み、上記の課題を解決する
ために、この発明は、被処理物の投入量を計測して、10
0kg/日未満の、例えば98kg/日となるように設定し、
到達後は、廃棄物投入手段が停止し、同日には再起動
(日が変わらないと起動しない)ができないシステムと
することで順法処理を行うようにするものである。
【0013】その手段は、被処理物を分解処理する手段
と、この手段に被処理物を投入する投入手段とを備えた
廃棄物処理施設の運転方法であって、前記被処理物を投
入する投入手段は、定量供給手段を備え、この定量供給
手段は、被処理物を計量して間欠的に投入するようにす
るとともに、毎回の計量値を積算した当日の投入済積算
量wnと、新たに投入する投入量wn+1との加算量が1日
当たりの処理量設定値WSと比較したとき、下記式が成
立する場合には、新たな投入を実施しないようにして、
前記投入手段の停止を行い、当日の投入作業を終了して
施設の再稼働が行えず,翌日にならないと施設が稼働し
ないように監視制御することを特徴とする廃棄物処理施
設の運転方法。
【0014】WS<wn+wn+1 上記定量供給手段は、被処理物を一時貯留する貯留部
と、この貯留部の入口側と出口側に設けられた開閉バル
ブと、貯留部内の被処理物の重量を計測する重量測定手
段を備え、被処理物の投入の停止は、出口側開閉バルブ
を閉じることで行うものである。分解処理する手段は、
熱分解処理又は焼却処理などの加熱処理を言う。
【0015】また、被処理物の投入の停止は、定量供給
手段への搬送手段を停止し、且つ定量供給手段の出口側
開閉バルブを閉じることで行うものである。
【0016】さらに、投入設定量を越えない手段とし
て、停止した投入手段の解除手段は、監視制御手段にコ
ンピュータを用いたものである。
【0017】上記投入する被処理物は、1日当たりの処
理量が定められている廃棄物であり、上記1日当たりの
処理量が定められている廃棄物の設定値は、100kg/日
未満の順法処理に好適である。また、投入する被処理物
は、廃プラスチック廃棄物あるいは廃プラスチック類を
含む廃棄物である。
【0018】また、被処理物に、加熱分解により分解析
出する有害物質と接触反応して無害な物質を生成する薬
剤を添加して熱分解手段に投入処理するものである。
【0019】さらにまた、廃棄物処理施設は、熱分解処
理装置を備え、被処理物に、加熱分解により分解析出す
る有害物質と接触反応して無害な物質を生成する薬剤を
添加して処理することを特徴とするものである。
【0020】上記薬剤には、アルカリ金属、アルカリ金
属化合物、アルカリ土類金属、アルカリ土類金属化合物
中の少なくとも1種類を、選択又は2種以上を混合す
る。
【0021】アルカリ金属化合物は、リチウム、ナトリ
ウム、カリウム、ルビジウム、カリウムの酸化物、水酸
化物、炭酸水素塩、炭酸塩、珪酸塩、燐酸塩、アルミン
酸塩、硝酸塩、硫酸塩である。
【0022】具体的なアルカリ金属化合物の薬剤として
は、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、セスキ炭酸
ナトリウム、天然ソーダ、炭酸カリウム、炭酸水素カリ
ウム、炭酸ナトリウムカリウム、水酸化ナトリウム、水
酸化カリウムを使用し、炭酸水素ナトリウムとしては、
酸性炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、重炭酸ソーダ
を、炭酸ナトリウムとしては、炭酸ソーダ、ソーダ、ソ
ーダ灰、洗濯ソーダ、結晶ソーダを、セスキ炭酸ナトリ
ウムとしては、二炭酸−水素ナトリウム、三二炭酸水素
ナトリウム、ナトリウムセスキカーボネートを、天然ソ
ーダとしては、トロナをそれぞれ使用する。
【0023】また、アルカリ土類金属化合物の薬剤は、
石灰(CaO) 消石灰(Ca(OH)2)、炭酸カルシウム(CaC
3) ドロマイト(CaCO3・MgCO3)を使用し、アルカ
リ金属の薬剤は、Li,Na,K,Rb,Cs,Fr
を、アルカリ土類金属の薬剤は、Ca,Sr,Ba,R
aを使用する。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1はこの発明の廃棄物処理施
設の概念図を示し、同図において、1は被処理物(廃棄
物)を破砕する破砕機、2は搬送手段としての第1のパ
イプコンベアで、破砕機1で破砕した被処理物を搬送す
る。6は被処理物の排出口を示す。
【0025】廃棄物等の被処理物は破砕機1に供給さ
れ、ここで30mm以下、好ましくは20mm以下に破砕し、破
砕された被処理物は第1のパイプコンベア2内に導入さ
れる。第1のパイプコンベア2では駆動源(図示省略)
によって可撓性搬送手段(図示省略)が循環移動されて
いるので、導入された被処理物はブレード(図示省略)
によって上部に移動され、排出口6から排出される。
【0026】7はホッパで、破砕機1で破砕した被処理
物を第1のパイプコンベア2を通して搬入して一時貯留
する。8は第2のパイプコンベアで、第1のパイプコン
ベア2と同じ構成をなし、ホッパ7から被処理物を搬送
し、定量供給手段9に導入する。
【0027】定量供給手段9は、ホッパ7に貯留されて
いる被処理物を、第2のパイプコンベア8を介して導入
し、一定量の被処理物を間欠的に次行程の熱分解手段1
1に投入するもので、被処理物を一時貯留する計量器を
兼ねた貯留部9aと、この貯留部9aの上部と下部に設
けられた入口側開閉バルブ9b,出口側開閉バルブ9c
及び重量測定手段(例えば、ロードセル)9dから構成
される。
【0028】上記入口側及び出口側開閉バルブ9bおよ
び9cの操作は、出口側開閉バルブ9cを閉じた状態
で、入口側開閉バルブ9bを開き、被処理物を貯留部9
a内に貯留し、所定量になったとき、入口側開閉バルブ
9bを閉じ、出口側開閉バルブ9cを開き、貯留部9a
内の被処理物を熱分解手段11に投入する。
【0029】投入後、出口側開閉バルブ9cを閉じ、入
口側開閉バルブ9bを開いて被処理物を貯留部9a内に
貯留し、上記の操作を繰り返して間欠的に投入する。
【0030】10は監視・制御手段で、この監視・制御
手段10は、図2に示すフローチャートのように各バル
ブ等の操作を行わせるタイマー制御手段を備えるととも
に、記憶・演算機能をも備えている。すなわち、監視・
制御手段10は、重量測定手段9dから重量測定信号を
入力して被処理物の重量を計測し、あらかじめ定めた基
準重量(例えば2kg)に達したとき、入口側開閉バルブ
9bに閉信号を送って、この開閉バルブ9bを閉じると
同時に搬送手段である第2のパイプコンベア8のパイプ
コンベア駆動源5の電源をオフにして、第2のパイプコ
ンベア8を停止させ、ホッパ7に被処理物を貯留し、次
に、出口側開閉バルブ9cに開信号を送って、この開閉
バルブ9cを開き、貯留部9a内の被処理物を熱分解手
段11内に投入する一連の制御を行う。
【0031】上記のような機能を有する監視・制御手段
10は、一回当たりの投入量と、この投入量と毎回の間
欠投入量を計測積算する積算手段と、この積算値と1日
当たりの処理量を設定した設定値と比較する手段と、比
較結果が設定処理量到達以下の時点で且つ新たに被処理
物を投入する投入量を加えた合計投入量が設定値を越え
る場合には、投入手段を停止させ、当日には処理施設の
再稼働ができず翌日にならないと稼働しないように監視
制御する手段を備えている。
【0032】上述したように貯留部9aに一時貯留され
た被処理物を出口側開閉バルブ9cを開いて熱分解手段
11に投入すると、重量測定手段9dの重量は減少し、
重量測定信号も変化するので、監視・制御手段10はこ
れを検出し、出口側開閉バルブ9cを閉じ、入口側開閉
バルブ9bを開き、同時に第2のパイプコンベア8のパ
イプコンベア駆動源5に電力を供給して被処理物を貯留
部9a内に投入する。この操作を繰り返し、投入回数を
監視・制御手段10内で積算して、あらかじめ処理量を
設定した設定値(例えば、廃プラスチックのみを対象と
した場合には95kg/日と設定する)になるまで行う。
【0033】このとき、投入量を積算し、新たな投入で
設定値を越える場合には、被処理物の投入を停止し、当
日の処理施設への被処理物の投入作業を終了して、1日
当たりの被処理物の投入量を厳格に管理する。
【0034】上記のように被処理物の投入設定量を越え
ない手段として、停止した投入手段の解除手段は、監視
・制御手段10にコンピュータを使用することにより監
視・制御が可能になる。すなわち、当日は、パイプコン
ベア駆動源5のON動作は不可であり、翌日の日付にな
って、初めて定量供給手段9の貯留部9aの出口側開閉
バルブ9cの開動作が可能となるような制御方法を採用
することで、順法処理が可能となる。
【0035】なお、パイプコンベア駆動源5、定量供給
手段9及び熱分解手段11以外の各機器類は、被処理物
の搬送、投入が中止されても引き続き運転を継続して被
処理物の熱分解処理を行なう。
【0036】図2は上述した監視・制御手段10による
動作説明をフローチャートにしたもので、まず、ステッ
プS1で処理施設の電源をオンにするとともに、各機器
類、監視・制御手段や熱分解手段などを運転可能状態に
すると、ステップS2でパイプコンベア駆動源5が起動
する。
【0037】次に、監視・制御手段10に内蔵されてい
るタイマーをオンにしてステップS3で入口側開閉バル
ブ9bを開き、被処理物を貯留部9aにステップS4で
投入し、一定時間経過後、前記タイマーをオフにしてス
テップS5で入口側開閉バルブ9bを閉じる。
【0038】貯留部9aでは、今回(あるいは新たに)
被処理物を投入した量(wn+1)をステップS6で計測
する。そのときの投入量(wn+1)と当日の投入済積算
量(wn)とを加算し、その加算量(wn+wn+1)が、
1日当たりの処理量設定値(WS)より大きいか、小さ
いかをステップS7で比較判断する。この比較判断の結
果、「Yes(大きい)」ならステップS8の処理に進ん
で、当日の施設の再稼働ができないようにする。このた
めには、パイプコンベア駆動源5を停止させるととも
に、ステップS9に進んで出力側開閉バルブ9cを開く
ことなく翌日まで閉じた状態とする。翌日になったな
ら、出力側開閉バルブ9c開処理させる前に、貯留部9
aの被処理物を計測してから出力側開閉バルブ9cを開
く。
【0039】一方、ステップS7で、「NO(小さい)」
なら出口側開閉バルブ9cをステップS10で開いて貯
留部9a内の被処理物をステップS11で熱分解手段1
1に投入した後、出口側開閉バルブ9cをステップS1
2で閉じる。その後、ステップS3の処理に戻り、ステ
ップS7の条件が満たされるまで、この処理が継続され
る。
【0040】図3は、被処理物の当日の投入済積算量
(wn)と処理量設定値(WS)との関係を表した特性図
で、横軸に1日(D)、縦軸に当日の投入済積算量(w
n)を示し、1日当たりの処理量設定値(WS)を95kg/
日とした場合である。1Aは1回当たりの投入量(基準
量)、2Aは2回目、nAはn回目の投入とそれぞれの
積算量(点線)を示し、nA回では処理量設定値
(WS)に満たないが、次の回では処理量設定値(WS
を超過する場合には、1日における投入停止処理をd1
で打ち切る。
【0041】上記のように、毎回の投入量を積算し、法
規制以下の100kg/日未満で、例えば、98kg/日となる
ように設定し、到達後は投入を停止し、同日に再起動
(日が変わらないと起動しない)ができないようにし
て、順法処理を行うようにしたものである。
【0042】熱分解手段11は、例えばロータリーキル
ン方式による加熱処理炉で形成され、定量供給手段9か
ら投入された被処理物を導入して低酸素雰囲気内で加熱
処理する。加熱手段としては、回転円筒体11aの外周
に設けた加熱ジャケット11b内に熱風ガス発生炉11
cで発生させた熱風を送風して回転円筒体11a内の被
処理物を乾留処理(蒸し焼き、熱分解)する。乾留処理
された被処理物は、炭化物、又は灰化物として排出口1
1dから排出される。また、加熱に供した熱風ガスは、
排ガス管11eから排出され、熱交換器で熱を回収した
後排出するか、又は熱風ガス発生炉11cに戻して循環
して利用する。
【0043】一方、乾留処理中に発生した乾留ガス(分
解ガス)は、乾留ガス燃焼炉12で燃焼処理され、燃焼
排ガスは熱交換器等で熱を回収して冷却した後バグフィ
ルタ等の浄化排出手段13で浄化した後排出される。
【0044】14は脱塩素用の薬剤投入手段で、処理剤
貯留部14aと開閉バルブ14bとからなり、開閉バル
ブ14bは監視・制御手段10により開閉制御され、所
定の量の薬剤を被処理物に添加する。
【0045】この脱塩素用の薬剤の添加は、定量供給手
段9の前工程のいずれでもよいが、図示のように、第2
のパイプコンベア8の排出口6から排出される被処理物
に添加するか、又は一点鎖線で示すように第2のパイプ
コンベア8の中途で添加するのが望ましい。
【0046】この薬剤を添加した場合、加熱処理量とし
ては、被処理物に薬剤をプラスした総量となり、この合
計値が投入処理量の設定値となる。
【0047】熱分解手段11での加熱処理は、被処理物
の含有する有害物質が分解析出する温度と時間で加熱処
理する。この温度と時間は、事前に調査して被処理物の
性質を把握し、この調査結果に基づいて行う(例えば、
200℃〜350℃、約30分)。
【0048】また、この加熱処理は、燃焼、焼却ではな
く、低酸素雰囲気中での蒸し焼き、熱分解での処理と
し、熱分解により析出する有害物質が、ハロゲン物質
(例えばHCl)の場合は、脱塩素用の薬剤を添加して脱
塩素処理をする。
【0049】この脱塩素処理は、被処理物にアルカリ物
質の薬剤を添加混合して加熱処理し、発生した分解ガス
の有害物質と薬剤とを接触反応させて有害物質を無害な
反応物に置換することで排ガス・残渣の無害化を図るよ
うにする。
【0050】脱塩素処理に使用する薬剤は、アルカリ物
質の粉体で、処理物に対して5〜30重量%添加すること
が望ましい。
【0051】このアルカリ物質の薬剤は、加熱により被
処理物から分解析出する有害成分と反応して無害な塩化
物を生成するアルカリ金属、アルカリ金属化合物、アル
カリ土類金属、アルカリ土類金属化合物に含まれる物質
の中から、少なくとも1種類を選択、又は2種類以上の
混合物を含む前述した薬剤から選択する。
【0052】例えば、炭酸水素ナトリウム(NaHCO3)を
使用した場合、熱分解手段11内においてHCl成分の分
解ガスが発生するが、直ちに炭酸水素ナトリウムと反応
して(NaHCO3)+(HCl)→(NaCl)+(H2O)+(C
O2)となり、無害な塩化ナトリウム(NaCl)を生成し、
分解ガスから有害なHClがなくなる。このことによっ
て、分解ガス中のHCl成分の無害化と加熱処理後の被処
理物の無害化が同時に行われる。
【0053】次に、この無害化された被処理物を炭化又
は灰化により減容化する。即ち、被処理物が炭化する温
度(紙類は350℃程度で炭化始まる。)350℃〜700℃、
好ましくは600℃で炭化処理される。
【0054】なお、この減容化する熱分解は、脱塩素処
理する熱分解とは別個の処理炉で行うことが望ましい。
このような加熱処理方法で得られた炭化物は、有害成分
を含んでいないので、安心して使用できる。また、上記
実施の形態では、熱分解手段を用いた廃棄物処理施設に
ついて述べて来たが、熱分解手段に代えて焼却処理手段
を使用しても良い。
【0055】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
被処理物が設定した投入処理量を越えず、それ以下とな
るように被処理物の投入量を制限し、且つ当日は処理施
設を動作することなく、翌日にならないと処理施設を動
作させない運転方法としたので、確実に順法処理ができ
る利点がある。また、被処理物の投入手段の解除手段と
してコンピュータを利用することで、確実な制御が可能
となる利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の廃棄物処理施設の概念図。
【図2】タイマー制御のフローチャート。
【図3】被処理物の当日の投入済積算量と処理量設定値
との関係図。
【符号の説明】
1…破砕機 2,8…第1、第2のパイプコンベア 5…パイプコンベア駆動源 6…排出口 7…ホッパ 9…定量供給手段 9a…貯留部 9b…入口側開閉バルブ 9c…出口側開閉バルブ 9d…ロードセル 10…監視・制御手段 11…熱分解手段 12…乾留ガス燃焼手段 13…浄化排出手段 14…薬剤投入手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F23G 5/02 F23G 5/02 E 4F301 5/027 5/027 A 4G068 5/50 ZAB 5/50 ZABG G06F 17/60 124 G06F 17/60 124 Fターム(参考) 3K061 AA07 AB02 AC01 AC02 AC03 AC13 BA03 CA07 FA04 FA05 FA10 FA21 3K062 AA07 AB02 AC01 AC02 AC03 AC13 BA02 DA32 DA33 DB01 3K065 AA07 AB02 AC01 AC02 AC03 AC13 BA03 CA04 4D004 AA01 AA07 CA24 CA47 CB42 CB43 CB45 CB46 DA02 DA11 DA12 4D059 AA00 BB05 EA02 EA03 EB02 EB03 4F301 CA09 CA24 CA52 CA62 CA65 4G068 AA02 AA07 AB21 AC01 AD29 AE05 AF31

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理物を分解処理する手段と、この手
    段に被処理物を投入する投入手段とを備えた廃棄物処理
    施設の運転方法であって、 前記被処理物を投入する投入手段は、定量供給手段を備
    え、この定量供給手段は、被処理物を計量して間欠的に
    投入するようにするとともに、毎回の計量値を積算した
    当日の投入済積算量wnと、新たに投入する投入量wn+1
    との加算量が1日当たりの処理量設定値WSと比較した
    とき、下記式が成立する場合には、新たな投入を実施し
    ないようにして、前記投入手段の停止を行い、当日の投
    入作業を終了して施設の再稼働が行えず,翌日にならな
    いと施設が稼働しないように監視制御することを特徴と
    する廃棄物処理施設の運転方法。 WS<wn+wn+1
  2. 【請求項2】 定量供給手段は、被処理物を一時貯留す
    る貯留部と、この貯留部の入口側と出口側に設けられた
    開閉バルブと、貯留部内の被処理物の重量を計測する重
    量測定手段を備え、被処理物の投入の停止は、出口側開
    閉バルブを閉じることで行うことを特徴とする請求項1
    記載の廃棄物処理施設の運転方法。
  3. 【請求項3】 被処理物の投入の停止は、定量供給手段
    への搬送手段を停止し、且つ定量供給手段の出口側開閉
    バルブを閉じることで行うことを特徴とする請求項1又
    は2のいずれか1項に記載の廃棄物処理施設の運転方
    法。
  4. 【請求項4】 投入設定量を越えない手段として、停止
    した投入手段の解除手段は、監視制御手段にコンピュー
    タを用いたことを特徴とする請求項1から3のいずれか
    1項に記載の廃棄物処理施設の運転方法。
  5. 【請求項5】 投入する被処理物は、1日当たりの処理
    量が定められている廃棄物であることを特徴とする請求
    項1から4のいずれか1項に記載の廃棄物処理施設の運
    転方法。
  6. 【請求項6】 投入する被処理物は、廃プラスチック廃
    棄物であることを特徴とする請求項1から4のいずれか
    1項に記載の廃棄物処理施設の運転方法。
  7. 【請求項7】 投入する被処理物は、廃プラスチック類
    を含む廃棄物であることを特徴とする請求項1から4の
    いずれか1項に記載の廃棄物処理施設の運転方法。
  8. 【請求項8】 被処理物に、加熱分解により分解析出す
    る有害物質と接触反応して無害な物質を生成する薬剤を
    添加して熱分解手段に投入処理することを特徴とする請
    求項1から7のいずれか1項に記載の廃棄物処理施設の
    運転方法。
  9. 【請求項9】 廃棄物処理施設は、熱分解処理装置を備
    え、被処理物に、加熱分解により分解析出する有害物質
    と接触反応して無害な物質を生成する薬剤を添加して処
    理することを特徴とする請求項1から8のいずれか1項
    に記載の廃棄物処理施設の運転方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102633419A (zh) * 2012-05-07 2012-08-15 浙江利保环境工程有限公司 一种以废弃塑料作为补充能源的污泥热解处理工艺
KR101340236B1 (ko) 2011-11-25 2013-12-10 선큐컴파니리미티드 연소기의 청소 스케줄 관리 방법 및 청소 스케줄 관리 시스템
CN114463699A (zh) * 2022-02-22 2022-05-10 南京精筑智慧科技有限公司 一种建筑垃圾运转监管方法与系统

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