JP2003052641A - 被検者確認装置 - Google Patents

被検者確認装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 医用装置によって撮影や治療を受ける被検者
の取り違えを防止する。 【解決手段】 医用装置で医用画像を撮影しまたは治療
する被検者に関する情報や、医用画像の撮影条件または
治療条件に関する情報のうち、少なくとも被検者名を表
示する表示装置6を、当該医用装置の近傍に設けた。こ
のように、撮影、治療システム上に設定された被検者氏
名を表示装置に表示することにより、これを被検者自身
または付き添い人によって確認できるので、被検者の取
り違えが確実に防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医用画像診断装置
や放射線治療装置などの医用装置を利用して、医用画像
を収集したり治療を実施する際に、医用画像を収集した
り治療を受ける被検者の取り違えを防止するための被検
者確認装置に関する。
【0002】
【従来の技術】疾病の診断、経過観察、或いは治療など
のために、例えば、X線診断装置、X線コンピュータ断
層撮影装置(以下、X線CT装置と称する。)、磁気共
鳴イメージング装置(以下、MRI装置と称する。)、
核医学装置、放射線治療装置、衝撃波治療装置、温熱治
療装置などの大型の医用装置が多用されて、医療の高度
化が図られている。この内、X線診断装置、X線CT装
置、MRI装置および核医学装置は、主に診断用の医用
画像を収集するためのものであり、放射線治療装置、衝
撃波治療装置および温熱治療装置は、患者の病巣部など
を治療するために用いられるものである。そして、これ
らの医用装置を設置して運用する病院などの現場は、シ
ステム化されるとともに省力化も進み、医療スタッフの
業務も分担化されるようになって来ている。また、これ
ら各医用装置は、装置毎に専用の検査室あるいは治療室
に設置されるのが一般的であり、被検者が自身で検査室
あるいは治療室に入り、またはストレッチャーと呼ばれ
る搬送用寝台に載せられた状態で、看護婦などの医療ス
タッフによって検査室あるいは治療室に搬入されて、医
用画像の収集や治療が実施される。
【0003】なお、医用画像の収集や治療を行う際に
は、事前に医用装置に、被検者の情報(被検者ID、氏
名、性別、生年月日など)や撮影・治療に関する条件な
どを入力しておくことができる。このような状況の中
で、医療スタッフが被検者の名前を確認し、当該被検者
に対して医師から指定された医用画像を収集したり、治
療を実施することになる。しかしながら、医療スタッフ
の業務は多忙を極め、単純な思い違いや聞き違い、ある
いは連絡ミスなどによって、被検者を取り違えて医用画
像の収集や治療を行ってしまうという惧れがないとは言
えなかった。このような問題への対応策のひとつとし
て、例えば個人認証システムが特開2000−3111
94号公報に開示されている。この特開2000−31
1194号公報に開示されている個人認証システムは、
個人のデータを書き込んだ非接触データキャリアを、当
該個人の身体の一部に直接取付けておき、この非接触デ
ータキャリアに書き込まれた個人データを、携帯可能な
読取装置で読み取ることにより、個人認証を行うもので
あり、特に入院患者の誤認を避けるのに好適なものとし
て提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の特開2000−
311194号公報に開示されている個人認証システム
は、患者が本人か否かを確認することは可能であるもの
の、医用画像を収集する診断装置や治療を行う治療装置
と、この装置によって医用画像の収集或いは治療を受け
ようとしている患者との関連付けがなされるものではな
く、患者の取り違えを防止する点では満足できるもので
はなかった。また、上記システムの導入にも、病院側と
して多大の設備投資や作業量が発生することになるとと
もに、ランニングコストも嵩むという新たな問題が発生
することになる。さらに、上記システムを外来患者にま
で適用範囲を拡大するには、そのためのスタッフを確保
する必要があり、作業量も発生するので、多大な負担と
なるという問題があった。本発明は、このような問題を
排除して、確実に患者などの取り違えを防止することを
目的としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、被検者の医用画像を撮影
し、または被検者を治療するための医用装置と、この医
用装置の近傍に設けられ前記被検者名を表示する表示装
置とを具備することを特徴とする被検者確認装置であ
る。これにより、検査または治療を受けようとする被検
者自身によって、あるいは被検者に付き添ってきた付き
添い人によって、被検者名を確認することができ、被検
者の取り違えのような事故を確実に防止することができ
る。また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の
被検者確認装置において、前記被検者に関する被検者情
報、前記医用装置による撮影条件または治療条件のう
ち、少なくと被検者情報を設定するための設定手段と、
この設定手段に設定された前記被検者情報のうち少なく
とも被検者名を抽出する抽出手段とをさらに備え、前記
表示装置は、抽出された被検者名を表示することを特徴
とする。これにより、表示装置への被検者名の表示は、
撮影装置または治療装置などに設定される被検者情報を
基にしてルーチン的に表示されるので、医療スタッフの
手数を煩わせることはなく、間違いも生ずることはい。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る被検者確認装
置の種々の実施の形態について、図1ないし図6を参照
して詳細に説明する。図1は、本発明に係る被検者確認
装置の一実施の形態の極めて大雑把な構成を示した説明
図である。この図には、病院などの検査室1内に設置さ
れた周知のX線CT装置の架台2と被検者を載せるため
の寝台3とが斜視図で示されている。また、検査室1に
隣接する操作室4には、前記架台2を制御するためのコ
ンソール5が示されている。そして、X線CT装置の架
台2の表面には表示装置6が設けられている。なお、図
中破線は、コンソール5と架台2、寝台3、表示装置6
とを結ぶ信号ラインを示したものである。この表示装置
6は、X線CT装置によって検査を受けようとしている
被検者の氏名を表示するために設けられたものである。
そして、表示装置6としては、カラー液晶表示装置や発
光ダイオードなどの発光素子を用いたものが好適である
が、その他公知の種々の表示装置を採用することができ
る。ただし、液晶表示装置や発光ダイオードなどの発光
素子を用いた場合には、被検者の氏名を漢字、カタカ
ナ、ローマ字など任意の形式で容易に表示できるととも
に、例えば男女別に色を違えて表示することも可能であ
り、後述する被検者の認識を極めて容易とすることがで
きる。
【0007】このようなX線CT装置の構成を、概略的
ではあるがもう少し詳しく図2に示してあるので、図1
と図2を参照しながら、X線CT装置に適用した本発明
の被検者確認装置について更に説明する。すなわち、X
線CT装置の架台2には、図2に示すように、寝台3上
の天板31に寝かせた被検者Pを挿入するための開口部
21(図1参照)が略中央部に形成され、架台2の表面
はカバー22で覆われている。よって、通常外部から見
ることはできないが、架台2の内部には、開口部21に
挿入される被検者Pを間にして、X線管23とX線検出
器24とが対向して配置されており、このX線管23に
管電圧、管電流を与える高圧発生部25、X線検出器2
4で検出した被検者PのX線透過データを収集するデー
タ収集部26、X線管23とX線検出器24とを、被検
者Pの周りに一体となって回転させる回転駆動部27な
どが設けられている。また、寝台3は、寝台駆動部32
を有し、この寝台駆動部32によって、天板31を長手
方向へ移動させ、開口部21内の所定の撮影位置へ被検
者Pを送り込むようになっている。コンソール5には、
データ収集部26で収集された被検者のX線透過データ
を基に画像を再構成する画像再構成部51と、データ収
集部26および画像再構成部51を始め、高圧発生部2
5や回転駆動部27、寝台駆動部32など、X線CT装
置を構成する各構成ユニットを、有機的に制御する中枢
的な機能を果たすコンピュータやメモリなどを有するシ
ステム制御部52が設けられている。さらに、このシス
テム制御部52に対して操作者が各種設定値や指示事項
などを入力するための操作部53や、この操作部53に
よる入力画面を表示したり再構成された画像を表示する
モニタ54も設けられている。
【0008】次に、本発明に係る被検者確認装置の動作
を、図1、図2に示したX線CT装置に適用した場合に
ついて、図3を参照して説明する。図3は、X線CT装
置によって被検者Pの医用画像の収集(すなわち、断層
撮影)を行う際の手順を示したフローチャートである。
先ず撮影に先立ち、予め被検者Pの被検者ID、氏名、
性別、生年月日などの被検者情報を、モニタ54に表示
される入力画面を見ながら、操作者が操作部53から入
力し、システム制御部52のメモリに記憶させる(ステ
ップ1)。なお、当日複数の被検者の撮影が予定されて
いる場合は、予定されている全ての被検者の情報が予め
入力されていてもよく、この場合は、前の被検者の撮影
終了操作をすると、次の被検者の被検者情報がモニタ5
4に表示される。前の被検者の撮影が終了して次の被検
者の被検者情報がモニタ54に表示されたり、新な被検
者の被検者情報を入力してその内容を確認すると、ステ
ップ2として、操作者は操作部53により被検者情報入
力確定操作を行ない、引き続き検査プランなどの入力を
行う。この被検者情報入力確定操作に応動して、予め操
作部53から入力され、システム制御部52のメモリに
記憶させられた患者情報の中から、被検者Pの氏名が抽
出され、この被検者Pの氏名が、X線CT装置の架台2
の表面に設けられている表示装置6に表示される(ステ
ップ3)。また、操作者などの医療スタッフが、待合室
に待機している新たな被検者Pを検査室1へ呼び入れ、
呼ばれた被検者Pが検査室1に入る(ステップ4)。
【0009】そこで、被検者Pは、検査室1に入ったと
きに、先ず、X線CT装置の架台2の表面に設けられて
いる表示装置6に表示されている自分の氏名を見ること
になる。よって、自分自身で表示装置6に表示されてい
る自分の氏名を確認し、検査を受ける者が自分であるこ
とを認識できる。すなわち、操作者側が今検査しようと
している被検者と、被検者本人との一致が確認されるわ
けである。そして、被検者Pは、例えば検査室1の隅
に、カーテンなどで仕切って設けられた更衣コーナ11
で検査衣に着替え(ステップ5)、着替えが終わると医
療スタッフの指示に従い、寝台3に載る(ステップ
6)。次いで、医療スタッフは、被検者Pに撮影に関す
る説明等を行い、寝台3上(すなわち天板31上)の所
定位置に寝かせて位置決めをする(ステップ7)。これ
で撮影準備が整ったので、医療スタッフは操作室4へ移
り、所定の撮影ルーチンに従って撮影を実施する(ステ
ップ8)。所定の撮影(医用画像の収集)が終了し、再
構成された画像を確認して問題があれば撮影を継続し、
問題がなければ操作者は撮影終了の操作を行う(ステッ
プ9)。これによって所定の撮影ルーチンはクリヤさ
れ、同時に、表示装置6に表示されていた被検者Pの氏
名も消滅する(ステップ10)。そして、被検者Pに医
療スタッフから撮影の終了が告げられ、被検者Pは、検
査衣から私服に着替えを済ませて検査室1から退出する
(ステップ11)。その後、X線CT装置によって収集
された医用画像は、X線フィルムに写し込まれたり、あ
るいは読影用のモニタに表示するなどして、専門の医師
によって読影され、所見を記したレポートが作成される
(ステップ12)。このとき、X線フィルムに写し込ま
れる医用画像やモニタに表示される医用画像には、シス
テム制御部52による一連の制御ルーチンの基で、被検
者Pの氏名、被検者IDなどの被検者情報も表示される
ことになる。また、作成されるレポートにも同様の被検
者情報が表示される。
【0010】このように、表示装置6には、X線CT装
置での撮影ルーチンとして、システム制御部52に入力
された被検者情報が抽出され、被検者の氏名が表示され
るので、被検者Pが自分自身で検査室1に入室可能なと
きは、被検者P自身で表示装置6に表示されている氏名
を確認することにより、被検者の取り違えが起こること
はない。万一、表示装置6に表示されている氏名が自分
の氏名でなければ、その旨医療スタッフへ申し出ること
によって、速やかに間違いが正される。また、被検者が
ストレッチャーに載せられて検査室1に運ばれたような
場合には、付き添ってきた医療スタッフまたは付き添い
人が、表示装置6に表示されている氏名を確認すること
によって、被検者の取り違えを未然に防止することがで
きる。また、X線フィルムに写し込まれる医用画像やモ
ニタに表示される医用画像、および読影結果を記したレ
ポートにも、撮影ルーチンとして入力されている被検者
Pの氏名、被検者IDなどの被検者情報が表示されるの
で、検査後においても被検者Pと読影結果とを一致させ
ることができる。
【0011】以上、本発明の被検者確認装置の一実施の
形態として、X線CT装置の架台2の表面に設けた表示
装置6に、被検者Pの氏名を表示する場合について説明
したが、本発明は、他の種々の形態で実施することがで
きるので、以下、他の種々の実施の形態について説明す
る。図4は、X線CT装置の架台2の横から見た断面図
を模式的に示したものである。架台2の開口部21の周
囲には、通常ゆるやかな傾斜がつけられている。従っ
て、天板31に寝かせられた被検者Pが挿入されるとき
に、被検者Pの視野にはいるように、開口部21内また
は傾斜部に表示装置6を設けたものである。図4には、
両方の面の傾斜部に表示装置6を設けたものが示されて
いるが一方の面に設けられていてもよい。この実施の形
態では、表示装置6に図5に示すような、種々の情報を
表示することができる。すなわち、検査が開始されるま
では、表示装置6に図5(a)に示すように、被検者の
氏名が表示される。そして、検査が開始された後は、検
査の進行状況や終了までの時間がわかるような表示を文
字や記号などで表示したり、息止めなどの被検者への指
示事項などを表示するようにしてもよい。図5(b)
は、文字で検査終了までの時間を示したものであり、
(c)は、例えば星のマークを時間を追って点灯して行
くようにしたものである。また、(d)、(e)は、息
止めの指示を文字で表示した状態を示したものである。
このようにすれば、単に被検者の確認だけでなく、検査
中の被検者の不安感を取り除くこともできる。また、表
示装置6は、寝台3など被検者の目につき易い部位に設
けられていてもよい。
【0012】さらに図6は、表示装置6と同様の表示装
置6aを、検査室1の壁面に設けた実施の形態を示した
ものであり、表示装置6aは検査室1の出入口12に対
峙する検査室1内の壁面に設置されている。この表示装
置6aには、操作者によって入力確定操作のされた被検
者の氏名が表示される。よって、被検者Pが出入口12
の扉13を開けて検査室1に入ったときに、先ず、表示
装置6aが目に入り、そこに表示されている自分の氏名
を確認し、検査を受ける者が自分であることを認識でき
る。その他の構成、作用などは図1ないし図3により説
明したものと同様なので、図6には、図1と同一部分に
同一符号を付してその説明は省略する。この場合も表示
装置6aは、検査室1の被検者の目につき易い場所に設
けられていればよい。また表示装置6aは、検査室1内
の壁面ではなく、検査室1外の壁面(出入口付近)に設
置されてもよく、さらに、専用の設置台に設置されても
よい。また、本発明は、病院施設などに据付られている
医用装置に限らず、例えば過疎地域での巡回検診などに
活躍する、自走式車両などに医用装置を搭載した移動検
診車にも適用することができる。さらに本発明は、X線
CT装置に限らず、種々の医用装置に適用することがで
きる。例えば、診断装置としては、X線診断装置、MR
I装置および核医学装置の表面や、被検者の載る寝台な
どに、表示装置6を設置すればよい。また、これらX線
診断装置、MRI装置および核医学装置を設置している
検査室内であって、その出入口に対峙する壁面などに表
示装置6aが設置されていてもよい。これら表示装置
6、6aには、X線診断装置、MRI装置、核医学装置
などに設定される被検者情報を基に、被検者の氏名が表
示されるものであることは言うまでもない。
【0013】さらに、治療装置としては、リニアアクセ
ラレータ、マイクロトロン、ベータトロンなどの放射線
治療装置、コバルト60などを用いる放射線治療装置、
対外衝撃波結石破砕装置のような衝撃波治療装置、マイ
クロ波や超音波によって加温する温熱治療装置の表面
や、被検者の載る寝台などに、表示装置6を設置しても
よい。また、これら各治療装置の設置されている治療室
内であって、その出入口に対峙する壁面などに表示装置
6aが設置されていてもよい。これら表示装置6、6a
には、放射線治療装置、衝撃波治療装置、温熱治療装置
などに設定される被検者情報を基に、被検者の氏名が表
示されるものであることは言うまでもない。なお、上記
の各種の診断装置および治療装置については、例えば、
社団法人日本放射線機器工業会の編集に係る「医用画像
・放射線機器ハンドブック」(平成7年(1995年)
3月25日発行)に詳述されている。また、検査室や治
療室に隣接して、被検者が着替えをする更衣室が設けら
れている場合には、この更衣室内に表示装置6aが設置
されていてもよいし、検査室や治療室の中に被検者のた
めの更衣コーナがある場合には、その更衣コーナに表示
装置6aを設けてもよい。
【0014】さらにまた、表示装置6aを、検査または
治療を受ける被検者が待機している待合室に設けてもよ
い。この場合は、被検者が検査室なとに入ってしまう
と、表示の必要はなくなるので、検査の終了を待たずに
被検者の入室を確認して表示を消滅させる手段を別に講
じるのがよい。また、被検者情報を音声に変換する音声
発生装置を設け、表示装置6aへの被検者の氏名の表示
に合わせて、「○○さん、お入り下さい!」のようなメ
ッセージを音声として流すようにしてもよい。なお、表
示装置6または表示装置6aを、単独に設けるだけでな
く、これらを複数箇所に設けて、各表示装置6または表
示装置6aに同一の被検者の氏名を表示するようにすれ
ば、より効果的である。
【0015】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1に
記載の発明によれば、撮影または治療するための医用装
置の近傍などに、撮影または治療を受けようとしている
被検者名を表示するようにしたので、被検者自身によっ
て、あるいは被検者に付き添ってきた付き添い人によっ
て、被検者名を確認することができ、被検者の取り違え
のような事故を確実に防止することができる。また、請
求項2に記載の発明によれば、被検者名の表示は、撮影
装置または治療装置などに設定される被検者情報を基に
してルーチン的に表示されるので、医療スタッフの手数
を煩わせることはなく、間違いも生ずることはい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る被検者確認装置の一実施の形態
の、極めて大雑把な構成を示した説明図である。
【図2】本発明が適用される医用装置の一例として、X
線CT装置の概要を示した系統図である。
【図3】X線CT装置の動作手順に即して、本発明の動
作を説明したフローチャートである。
【図4】本発明の他の実施の形態を説明するために示し
た、X線CT装置の架台の極めて概略的な断面図であ
る。
【図5】表示装置への表示内容を説明した説明図であ
る。
【図6】本発明に係る被検者確認装置のさらに他の実施
の形態の、極めて大雑把な構成を示した説明図である。
【符号の説明】
1 検査室 2 X線CT装置の架台 3 寝台 4 操作室 5 コンソール 6 表示装置 11 更衣コーナ 21 開口部 22 カバー 31 天板 53 操作部 54 モニタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01T 1/164 A61B 5/05 390 G21K 5/00 G01N 24/02 Y Fターム(参考) 2G088 EE01 FF02 FF04 FF07 JJ01 JJ09 JJ35 KK32 KK33 MM05 4C093 AA22 AA30 BA03 CA17 CA21 CA32 ED01 ED07 EE01 EE11 EE12 FB10 FG01 FG07 FG16 4C096 AB46 AD15 AD19 DD01 DD19 EA10 FC10

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検者の医用画像を撮影し、または被検
    者を治療するための医用装置と、 この医用装置の近傍に設けられ前記被検者名を表示する
    表示装置とを具備することを特徴とする被検者確認装
    置。
  2. 【請求項2】 前記被検者に関する被検者情報、前記医
    用装置による撮影条件または治療条件のうち、少なくと
    被検者情報を設定するための設定手段と、 この設定手段に設定された前記被検者情報のうち少なく
    とも被検者名を抽出する抽出手段とをさらに備え、 前記表示装置は、抽出された被検者名を表示することを
    特徴とする請求項1に記載の被検者確認装置。
  3. 【請求項3】 前記表示装置は、前記被検者が視認でき
    る位置に設けられていることを特徴とする請求項1また
    は請求項2のいずれか1項に記載の被検者確認装置。
  4. 【請求項4】 前記表示装置は、前記医用装置または前
    記被検者が載る前記医用装置用の寝台に設けられている
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1
    項に記載の被検者確認装置。
  5. 【請求項5】 前記表示装置は、前記医用装置の設置さ
    れている室内に設けられていることを特徴とする請求項
    1ないし請求項3のいずれか1項に記載の被検者確認装
    置。
  6. 【請求項6】 前記表示装置は、前記医用装置の設置さ
    れている室内であって、前記被検者が出入りする出入口
    に対峙する位置に設けられていることを特徴とする請求
    項5に記載の被検者確認装置。
  7. 【請求項7】 前記表示装置は、前記医用装置の設置さ
    れている室の入口近傍またはこの室に隣接する前記被検
    者用の更衣室内に設けられていることを特徴とする請求
    項6に記載の被検者確認装置。
  8. 【請求項8】 前記表示装置は、液晶または発光素子を
    用いたものであることを特徴とする請求項1ないし請求
    項7のいずれか1項に記載の被検者確認装置。
  9. 【請求項9】 前記抽出手段は、前記設定手段による前
    記被検者情報の確定に基づき、前記被検者名を抽出する
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか1
    項に記載の被検者確認装置。
  10. 【請求項10】 前記表示装置に表示された前記被検者
    名の表示は、前記医用装置による当該被検者に関する検
    査または治療の終了操作に基づき消滅することを特徴と
    する請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載の被
    検者確認装置。
  11. 【請求項11】 前記被検者名を認識する認識手段と、
    この認識手段により認識される被検者名を音声に変換す
    る音声変換手段とをさらに備えることを特徴とする請求
    項1ないし請求項9のいずれか1項に記載の被検者確認
    装置。
  12. 【請求項12】 前記医用装置は、X線診断装置、X線
    コンピュータ断層撮影装置、磁気共鳴イメージング装
    置、核医学装置のいずれかであることを特徴とする請求
    項1ないし請求項11のいずれか1項に記載の被検者確
    認装置。
  13. 【請求項13】 前記表示装置は、前記X線コンピュー
    タ断層撮影装置または前記磁気共鳴イメージング装置の
    架台に形成されている、前記被検者が挿入される開口
    部、開口部近傍、または架台前面の開口部上部のいずれ
    かに設けられていることを特徴とする請求項12に記載
    の被検者確認装置。
  14. 【請求項14】 前記表示装置の表示内容を、検査開始
    に伴ない、前記被検者名の表示から、検査の進行状況ま
    たは前記被検者への指示事項の表示に変更する表示内容
    変更手段を具備することを特徴とする請求項13に記載
    の被検者確認装置。
  15. 【請求項15】 前記表示装置に表示された前記被検者
    名は、前記医用装置で収集された前記医用画像に記録さ
    れることを特徴とする請求項1ないし請求項14のいず
    れか1項に記載の被検者確認装置。
  16. 【請求項16】 前記医用装置は、放射線治療装置、衝
    撃波治療装置、温熱治療装置のいずれかであることを特
    徴とする請求項1ないし請求項11のいずれか1項に記
    載の被検者確認装置。
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