JP2010194101A - 手術管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】手術を支援する手術支援安全管理システムに関し、特に患者情報等を記憶したデータベースを用いながら、術中において起こりうる状況を的確に判断して、安全に手術が行われるように管理する手術支援安全管理システムを提供する。
【解決手段】患者情報を記憶するデータベースを備えた手術を管理する手術管理システムにおいて、前記データベースには患者毎の禁忌情報が記憶され、該禁忌情報を基に、手術全体工程を管理する管理手段を備えた手術管理システム。
【選択図】図13

Description

本発明は、手術を支援する手術支援管理システムに係り、特に患者情報等を記憶したデータベースを用いながら、術中において起こりうる状況を的確に判断して、安全に手術が行われるように管理する手術支援管理システムに関する。
MRI装置でリアルタイムに画像診断をしながら、手術を行うinterventional-MRI(IV-MR)装置に関する従来技術に、非特許文献1がある。一方、MRIの撮像被検者には、ペースメーカ装着者や造影済禁忌患者、体内金属沿着者等の禁忌患者であることが多い。このような患者がMRI撮像室(検査室)へ誤って入室した場合には、事故に繋がる可能性がある。その対策として、例えば金属装着者の入室を事前に検知するための磁性体検知システム及び磁性体器具搬入防止方法が特許文献1に提案されている。
特開2008-17989号公報
Magnetic Resonance in Medicine:Real-time interactive MRI on a conventional scanner;AB.Kerr他、38巻,pp.355-367(1997)
しかしながら、上記警告システムは体内金属装着患者に対する事前対策であり、手術の安全性を管理する効果はない。また、手術情報(映像を含む)を外部に配信することで、第三者の判断を受けられるが、手術工程管理を行う機能はなく、継続的に患者の安全を確保するフォロー機能はなかった。
また、従来提案されている警告システムは体内金属装着患者に対する事前対策であり、その他の禁忌患者には効果はない。例えば、MRI室への入室は可能であっても、造影剤(薬剤)に対するアレルギーや磁場に対する精神的限界を管理することはできない。また、誤って入室した後は術者・検査者に対して警告をする機能はなく、継続的に患者の安全を確保するフォロー機能はなかった。
上記の課題を解決するために、本発明は、患者情報を記憶するデータベースを備えた手術を管理する手術管理システムにおいて、
前記データベースには患者毎の禁忌情報が記憶され、該禁忌情報を基に、手術全体工程を管理する管理手段を備えた手術管理システムが提供される。
本発明は、手術を支援する手術支援安全管理システムに関し、特に患者情報等を記憶したデータベースを用いながら、術中において起こりうる状況を的確に判断して、安全に手術が行われるように管理する手術支援安全管理システムを提供することにある。
IV-MRの概念図を示す図。 本発明の実施例1において術前に行われる手術スタッフによる管理のフローを示す図。 本発明の実施例1において術前の患者を管理するフローを示す図。 本発明の実施例1における術中の手術スタッフによる手術の管理フローを示す図。 本発明の実施例1における術中の患者管理フローを示す図。 本発明の実施例1における一般的な脳外科手術各工程 (ステップ)例を示す図。 本発明のシステム構成を示す図。 本発明の術前の手術工程登録時のGUI構成を示す図。 本発明の術前の患者情報登録時のGUI構成を示す図。 本発明の術中の手術全体管理用GUI構成を示す図。 手術工程および可否表示例を示す図。 術中の術者用ディスプレイGUI構成を示す図。 患者禁忌管理に関するタイムチャートを示す図。
以下,本発明の実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1はIV-MRの概念図であり、図1に示すMRI装置1は、例えば、垂直磁場方式0.3T永久磁石MRI装置1であり、垂直な静磁場を発生させる上部磁石3と下部磁石5、これら磁石を連結するとともに上部磁石3を支持する支柱7、位置検出デバイス9、アーム11、モニタ13、モニタ支持部15、基準ツール17、パーソナルコンピュータ19、ベッド21、制御部23などを含んで構成されている。MRI装置1の図示しない傾斜磁場発生部は、領斜磁場をパルス的に発生させ、最大傾磁場強度15mT/mで、スルーレート20mT/m/msである。更に、MRI装置1は、静磁場中の被検体24に核磁気共鳴を生じさせるための図示しないRF送信器、被検体24からの核磁気共鳴信号を受信する図示しないRF受信器を備え、これらは12.8MHzの共振型コイルである。
位置検出デバイス9は、2台の赤外線カメラ25と、赤外線を発光する図示しない発光ダイオードを含んで構成され、断層面指示デバイスであるポインタ27の位置及び姿勢を検出するものである。また、位置検出デバイス9は、アーム11により移動可能に上部磁石3に連結され、図1に示すように、MRI装置1に対する配置を適宜変更することができる。モニタ13は、図1に示すように、操作者29が把持するポインタ27により指示された被検体24の断層面の画像を表示するもので、モニタ支持部15により、赤外線カメラ25同様上部磁石3に連結されている。基準ツール17は、赤外線カメラ25の座標系とMRI装置1の座標系をリンクさせるもので、3つの反射球35を備え、上部磁石3の側面に設けられている。パーソナルコンピュータ19には、赤外線カメラ25が検出し算出したポインタ27の情報が、術具位置データとして、例えば、RS232Cケーブル33を介して送信される。制御部23は、ワークステーションで構成され、図示しないRF送信器、RF受信器などを制御する。また、制御部23は、パーソナルコンピュータ19と接続されている。パーソナルコンピュータ19では赤外線カメラ25が検出し算出したポインタ27の位置から術具36を考慮してMRI装置1で利用可能な位置データに変換し、制御部23へ送信する。位置データは、撮像シーケンスの撮像断面へ反映される。新たな撮像断面で取得された画像は液晶モニターに表示される。また、画像は映像記録装置34に同時記録される。例えば断層面指示デバイスであるポインタを穿刺針などにとりつけ、穿刺針のある位置を常に撮像断面とする様に構成した場合、モニターには針を常に含む断面が表示されることになる。生体情報(呼吸,脈波,心電)は専用の同期計測装置41から取得される。
図2に本発明の実施例1において術前に行われる手術スタッフによる管理のフローを示す。
(ステップ201)
手術全体の工程(全体概要)を規定する。具体的には、手術する被検体の部位に応じて予め定められている、手術全体の概要を規定する。
(ステップ202)
薬剤量のチェックをする。具体的には、手術に必要な薬剤量が十分なだけ用意されているか等をチェックする。
(ステップ203)
医療機器の動作チェックをする。
(ステップ204)
被検体の生体情報のチェックをする。例えば、心電計等を観察して、被検体の心臓が正常に動いているか、呼吸モニタ等を観察して、患者の呼吸が正常かをチェックする。
(ステップ205)
映像状態のチェックをする。具体的には、映像機器が、所望の場所を正常に映し出しているかをチェックする。
(ステップ206)
手術道具チェックを各装置によるセルフチェックまたはスタッフ・第三者の確認により行う。例えば、手術道具が壊れていないか、手術道具が清潔に洗浄されているか等をチェックする。
(ステップ207)
患者状態の確認を術者が行う。具体的には、患者の気分が悪くなっていないかスタッフが確認する。
(ステップ208)
次のステップ209でMRIの撮像をする際にノイズが邪魔にならないように、手術室内に配置されたノイズを発生する各機器をシャットダウンする。あるいはノイズがゼロになるようコントロールする。
(ステップ209)
術前に手術計画の立案のためにMRI装置により被検体の3D撮像を行う。
(ステップ210)
得られたボリューム画像を用いて手術計画を立案する。
(ステップ211)
手術を開始する。
図3に本発明の実施例1において術前に患者を管理するフローを示す。
(ステップ301)
検査装置に患者情報(患者ID)を入力する。
(ステップ302)
検査装置は、検査装置の内部あるいは外部に接続されたデータベースにアクセスする。
(ステップ303)
検査装置は患者IDに基づいて検査禁忌情報を取得する。検査禁忌情報として、例えば、被検体が薬剤アレルギーを持っているか、ペースメーカーを装着していないか、閉所恐怖症でないか、低血圧でないか、等の情報がある。各ケースによって、MRI装置による撮影ができなかったり、造影剤による撮影ができなかったりする。
(ステップ304)
ここで、検査禁忌情報を検知しなければステップ313へ移行する。検査禁忌情報を検知した場合は、ステップ305へ移行する。
(ステップ305)
患者入室前にGUI上に検査禁忌情報を警告表示する。
(ステップ306)
患者が検査室入室時に2回目となる警告を行う。
(ステップ307)
患者を入室させるかの判断を、医師が行う。入室不可の場合は、撮像をせず終了する。
入室させる場合は、ステップ308へ移行する。
(ステップ308)
さらに検査・撮像開始指示時に3回目の警告を発する。
(ステップ309)
術前に手術計画の立案のためにMRI装置により被検体の3D撮像を行う。その際、検査・撮像中は常に生体情報をモニタリングしている。
(ステップ310)
検査・撮像前後に生体異常があればGUIまたは音声等で通知する。
(ステップ311)
生体異常がなくとも検査・撮像終了後に患者様態の確認を促すメッセージを表示し、患者の安全の確保をする。
(ステップ312)
患者情報を記録するデータベースには、患者入室日時から滞在時間、検査(処置)時間,禁忌処置後の効果、生体情報、トラブル等の過去の情報が記録されており、新たな情報を患者退室と同時に自動的にアップデートする。
(ステップ313)
通常の入室・検査が行われる。
(ステップ314)
検査の結果、被検体が検査により気分が悪くなる等の事情がなく、MRIの検査をするのに問題がないと判断されれば、手術が開始される。
図4の実施例1における術中の手術スタッフによる手術の管理フローを示す。
(ステップ401)
術者による終了指示があるかを判断する。終了指示があれば、撮影を終了する。
撮影の終了指示がなければ、終了指示があるまで、ステップ402〜414を繰り返す。
(ステップ402)
術者による治療・処置が行う。
(ステップ403)
機器の状態が正常かを判断し、正常であればステップ404へ、正常でなければステップ414へ移行する。より具体的には、手術支援機器を管理する手段と、前記手術支援機器が所定の場合に手術を中止するように警告メッセージを表示する表示手段を備える。
(ステップ404)
薬剤投与量が適正かを判断する。適正であればステップ405へ、適正でなければステップ414へ移行する。より具体的には、薬剤使用量を系時的に監視する手段と、前記薬剤使用量が所定量を上回ったときに、手術を中止するように警告メッセージを表示する表示手段を備える。
(ステップ405)
薬剤投与経過時間は適正かを判断する。例えば、適正であればステップ406へ、適正でなければステップ414へ移行する。
(ステップ406)
麻酔状況は適正かを判断する。具体的には、脈拍、血圧を観察して麻酔が効きすぎていないかを観察したり、麻酔の注入総量が適正であるかを判断する。適正であればステップ407へ、適正でなければステップ414へ移行する。
(ステップ407)
患者生体情報(血圧、脈拍、脳波、心電等)をモニタし、正常であればステップ408へ、正常でなければステップ414へ移行する。より具体的には、生体情報の系時的変化を管理する手段と、前記生体情報が所定の場合に手術を中止するように警告メッセージを表示する表示手段を備える。
(ステップ408)
手術スタッフの状態(脈波・発汗・疲労度)をセルフチェックし、あるいはスタッフが互いに監視し、適正であればステップ409へ、適正でなければステップ414へ移行する。
(ステップ409)
執刀医の各工程処理が適正かを判断し、適正であればステップ410へ、適正でなければステップ414へ移行する。より具体的には、手術の各工程において情報処理を行い状況判断する手段を備え、前記状況判断に応じて、手術を中止したりする。
(ステップ410)
第三者が各工程処理が適正かを判断し、適正であればステップ411へ、適正でなければステップ414へ移行する。
(ステップ411)
ノイズ発生機器をシャットダウンする。
(ステップ412)
必要に応じて3次元ボリューム撮像を行う。
(ステップ413)
次のステップへ移行する。
(ステップ414)
術者およびスタッフに、ステップ403からステップ410で判断した状況を報告する。
各ステップにおいて機器などが異常である等の判断がされれば手術を中止する。
上述のように本実施例によれば、本機器の状態、薬剤投与量、薬剤投与経過時間、麻酔状況、患者生体情報、スタッフの状況(脈波・発汗・疲労度)等の各装置によるセルフチェックまたはスタッフが監視において,異常を確認した場合には,その都度GUIまたは音声にて術者およびスタッフに状況報告して対処を促す機能を有している。このようにして、最終工程まで人(スタッフ)、自己(機械)、第三者等による少なくとも2以上のチェックを繰り返し行うことで安全性を高めることができる。
図5に実施例1における術中の患者管理フローを示す。
(ステップ501)
最初にボリューム撮像を行い、手術を行いたい領域の抽出を行う。
(ステップ502)
治療計画を立案する。具体的には、手術経路等を算出する。
(ステップ503)
三次元位置検出装置にて術具位置を検出する。
(ステップ504)
術者による終了指示があるかを判断する。術者による終了指示があるまで継続的にデータをアップデートし続ける。
(ステップ505)
術具位置情報を用いて画像誘導による手術支援を行う。
(ステップ506)
データベースに登録されている禁忌処置を行う場合には,術者・装置操作者に警告する。
(ステップ507)
手術中常に生体情報を監視する。
(ステップ508)
ステップ507で監視している生体情報に異常を検知した場合には、体調に変化があるとして、ステップ509へ移行する。異常を検知していない場合には、体調に変化がない場合として、ステップ504へ移行する。
(ステップ509)
GUIやアラーム音により患者の様態異常を通知する。
(ステップ510)
部屋の明るさを通常に戻す。
(ステップ511)
撮像・手術を停止して必要に応じてベッド搬出し、応急処置をする。
(ステップ512)
手術中に生体異常を検知有無にかかわらず手術経過等の情報と患者情報をデータベースに記録する。
図6に実施例1における一般的な脳外科手術各工程(ステップ)例を示す。
本例は脳外科手術であり、手術開始からナビゲーション手術開始までを記している。以下、順に説明する。
(ステップ601)
薬剤を投与する。
(ステップ602)
全身麻酔をする。
(ステップ603)
頭部を固定する。
(ステップ604)
頭部を消毒する。
(ステップ605)
ドレープする。すなわち、手術する部位以外の領域を布で覆う。
(ステップ606)
皮切を行う。
(ステップ607)
開頭する。
(ステップ608)
MRI撮影用マーカーを取り付ける。
(ステップ609)
MRIの撮像を行う。
(ステップ610)
ナビに画像の転送をする。
(ステップ611)
マーカーの検出をする。
(ステップ612)
レジストレーションをする。
(ステップ613)
ポインタでマーカや特徴のある部位を指し、精度を確認する。
(ステップ614)
術具の登録をする。
(ステップ615)
登録した術具でマーカや特徴のある部位を指し,精度を確認する。
(ステップ616)
登録した術具でナビゲーションを開始する。
それぞれの工程で必要なチェックをクリアして初めて次のステップへ移行できる。
図7に本発明のシステム構成を示す。
MRIシールドルーム内701とMRIシールドルーム外702にて構成されており、シールドルーム内701では、MRI装置703内部に配置された患者704に対して、術者705が的確な処置を行う。近年では、MRI内部で検査と治療を行うI-MRIが主流となりつつあり,画像情報706を用いて手術を行う。ここで、術具712には位置検出を行うためのポインタ711が取り付けられており、赤外線カメラ713を用いて位置検出を行う。得られた術具位置情報は機器管理機能723に転送され、画像情報としてモニタ706〜708に表示されると同時に映像管理機能725にて一括管理される。また、患者生体情報は同期(時相)計測装置714にて取得され、生体情報監視機能724に転送され監視される。その他、麻酔器709、薬剤投与器710は薬剤・麻酔監視機能726にて管理されており、第三者認証者(または操作者)720はシールドルーム外702のモニタ722を閲覧し判断することができる。必要に応じて、術者への指示と各種機器の操作を音声の他にマウス等によるツール721を用いても良い。他方、生体情報監視機能724には同期(時相)計測装置714から得られる生体情報をリアルタイムで監視することができ、検査者(または医師)指定の閾値から外れた場合には即時警告を発する機能を有している。
図8に術前の手術工程登録時のGUI構成を示す。GUI上には患者情報登録811を押下し,患者情報を入力することができる。患者情報は患者ID 805、氏名・年齢・性別806、禁忌情報813,807、過去の治療情報808、治療に対する拒絶情報809等があり、データベースに入力されている患者であれば、データベースアクセス812ボタンにより情報を検索しても良い(802)。次に手術ステップ登録ボタンを押下して手術ステップ登録を行う(814)。登録内容は図6に示すような手術の各工程(ステップ)を順次入力する(810)。これの既存のデータベース情報から得ても良い。その他に薬剤管理設定815でどの工程およびタイミングで使用する薬剤量を設定したり、警告設定816で警告を発する閾値を設定したり、各種機器管理設定817で各工程における動作制御を指定したり、生体安全管理設定818にて患者禁忌情報から警告発生までの設定をすることができる。別画面には患者情報の詳細803や装置情報,患者情報,各種機能情報,術具情報等の詳細・設定状況が一覧できるようになっている(804)。
図9に術前の患者情報登録時のGUI 901を示す。装置ディスプレイ左にはデータベース情報902、右には患者情報903と装置に関する情報904を表示する領域があり、操作者は患者ID登録ボタンを押下し(911)、データベースアクセスボタンを押下することで患者IDに相当する情報を検索・取得する(912)。データベース情報としては、例えば、患者ID(905)、氏名・年齢・性別 (906)、禁忌情報(907)、過去の治療情報(908)、治療に対する拒絶情報等(909)がある。もし、記録されていない情報があれば、禁忌情報入力ボタン(913)を入力することで、データベースに手入力することもできる。また、取得した情報(903)は,データベースに登録されている詳細情報(ID,禁忌情報,過去の治療,治療に関する注意事項,警告)または更新情報が表示される。装置情報(904)にはベッド、コイル情報、患者生体情報(脈,呼吸,血圧,手術情報等)、各種機器情報,術具情報等のリアルタイム情報が表示される。これらの情報を用いて、患者入室前から退出後にかけてフォローすることができる。具体的には、(1)治療部屋への入室警告、(2)検査禁忌事項前の警告、(3)治療部屋入室から退出までの生体情報モニタ、(4)治療後のフォロー、(5)上記事項のデータベースへの記録である。もし警告すべき状態になったときには、必ず操作者および術者に当該警告を発するようになっている(禁忌患者であり2重3重のチェック機能となっている)。これら警告は確認の意味を含めて警告解除ボタン914を押下することで、術者許可のうえ次のタスクへ進むことができる。
図10に術中の手術全体管理用GUI構成を示す。GUI上には術前に登録した全体手術工程1019と各工程の詳細1011状態が表示されている。ここで、各種機器監視1001、生体安全管理1002、薬剤管理1003、手術スタッフ監視1004、第三者監視1005、ノイズ発生源監視1006をそれぞれ押下することで、GUI上には機器1012、生体1013、薬剤1014、スタッフ1015、第三者1016、ノイズ1017がそれぞれ表示され、術中において各機能から可の情報が得られればTotal 1018にOKサインが点灯し、術者・スタッフに連絡後、次ステップ610へ移行し、工程詳細1011が更新されることとなる。また、必要に応じて3Dボリューム撮像1007を行うこともでき、撮像画像はスライス画像として表示される(1021)。その他、各装置の状態を表示する画面もあり、各装置に対する起動(1022)、状態(1023)、備考(1024)の項目があり、それに対するステータスが表示される。ここでは、装置AおよびBはNormal1025,1026、装置CはWarning 1027を示していることから関係者に対して自動的に連絡がいくようになっている。その他、生体情報を示す画面1028内に呼吸情報や脈波情報等の系時的な情報表示1029と薬剤使用量一覧画面1030内の各薬剤消費量を閲覧する画面1031~1033もある。仮に警告を発する状況になった場合には、問題解決・安全確認後に警告解除ボタン1008を押下することで正常状態に戻すことができる。
図11に手術工程および可否表示例を示す。手術工程は図6に示す通りで、MRI撮像を実施する仮定にある状況を模擬している。ここで、薬剤管理1101、生体情報1102、映像管理1103、手術道具1104、手術支援機器1105、術者(責任者)1106が問題ない判断をしたにもかかわらず第三者1107が術場環境の不備(MRIが撮像できる状態ではないこと)を示す判断をしている様子である(1108)。例えば、点滴のケーブルが絡まっていたり、生命維持に必要な配線が抜けていたり、スタッフが見落としそうな情報を第三者の目で指摘することが考えられる。術者はこの問題を解決し、第三者1107へ再度確認の伺いをたてて問題無しと判断された場合には状態改善の信号が変更され問題無しを意味するOに変わり、手術を継続することができる(1108)。
図12に術中の術者用ディスプレイGUI構成(1201)を示す。手術時においても上記生体モニタおよび警告機能は常時機能している。実際の手術時には、ISCボタン(1227)を押下することでISC画像が得られ(1209)、ナビゲーションボタン(1228)を押下することで、Axial(1204)、Sagittal(1205)、Coronal(1206)、Volume Rendering(1207)画像上に術具情報が重畳表示される(1208)。また、事前に3D Scanボタン(1225)を押下することでボリューム撮像を行い、Planningボタン(1226)を押下することで手術計画を立案しておくことで、術前に求めたセグメンテーション情報や術具の絶対位置座標情報を専用画面(1210)に表示することもできる。装置情報にはベッド、コイル情報、患者生体情報(脈、呼吸、血圧、手術情報等)、各種機器情報、術具情報等のリアルタイム情報が表示される。その他、必要に応じて手術工程表示(1221)、手術工程変更(1222)や患者禁忌情報表示(1223)、各種機器情報表示(1224)を切り換えて表示することもできる。
図13に患者禁忌管理に関するタイムチャートを示す。検査装置にて患者ID 1300を入力し、データベースに対してID送信1301するデータベース内では、患者IDに沿った患者情報を収集し、禁忌情報を検索する(1302)。禁忌情報は検査装置に送信され(1303)、GUI上に表示される(必要に応じて警告)(1304)。患者入室時に警告すると同時に手術者にも警告内容が通達される(1305,1306)。状況を把握した医師は安全確認後に撮像開始指示を発し(1307)、患者情報モニタリングが開始される。また、撮像開始時にも再警告が行われ(1308)、患者情報モニタリングが開始され(1309)、撮像終了後(1310)に患者様態確認メッセージ(1311)が手術者に通知される。この間生体モニタ情報に異常が検出されたら、リアルタイムにその情報を手術者および検査者に通知することもできる。検査内容はおよび生体情報はデータベースに登録され(1312)、手術が開始される(1314)。生体情報監視機能に手術モードに移行した情報を送信後(1315)、検査装置にて撮像が開始される(1316)。手術の経過に応じて生体モニタ情報がデータベースに送信され(1317)、適宜記録される。術者による治療開始指示(1318)があると同時にデータベース(1319)および生体情報監視機能(1320)に治療開始情報を送信する。また、データベースでは禁忌データを検索し(1321)、手術者に対して禁忌情報を送信し(1322)、治療前に警告を行う。術者は安全確保をしながら治療を行い1323、もし生体異常が認められたら1324、必要に応じて術者に連絡(1313,1325)して、術者による現状回復を行うことになる。
上記実施例によれば、患者情報を記憶するデータベースを備えた手術を管理する手術管理システムにおいて、前記データベースには患者毎の禁忌情報が記憶され、該禁忌情報を基に、手術全体工程を管理する管理手段を備えた手術管理システムが提供され、それにより、手術の術中における安全性が担保される。また、薬剤使用量を系時的に監視する手段と、前記薬剤使用量が所定量を上回ったときに、手術を中止するように警告メッセージを表示する表示手段を備えたことを特徴とする手術管理システムが提供され、それにより、薬剤使用量が所定量を上周り、患者に危険が及ぶことを防ぐことができる。また、生体情報の系時的変化を管理する手段と、前記生体情報が所定の場合に手術を中止するように警告メッセージを表示する表示手段を備えたことを特徴とする手術管理システムが提供され、それにより、被検体の容態が急変した場合等にすばやく対応できる。手術支援機器を管理する手段と、前記手術支援機器が所定の場合に手術を中止するように警告メッセージを表示するように表示する表示手段を備えた手術管理システムが提供され、そのことにより、手術支援機器が突然壊れた場合等に対応できる。手術の各工程において情報処理を行い状況判断する手段を備え、前記状況判断に応じて、手術を中止するよう表示することを特徴とする手術管理システムが提供され、そのことにより、手術の状況が芳しくない場合に、すばやく対応できる。また、手術が途中で止まった時などにそれまでの手術の過程を記録する記録手段を備えた手術管理システムが提供され、そのことにより、何故手術が途中でとまったか解折できるようにしても良い。また、図10に示した通り手術全体の工程を入力する入力画面を備え、それを、前記手術を行う前に、手術全体の工程を入力する入力手段として備えても良い。
本機能における生体撮像装置(検査装置)は、X線断層イメージング装置(CT装置),超音波撮影装置や核磁気共鳴撮像装置の何れにおいても適用できる。
本発明は、手術を支援する手術支援安全管理システムに係り、特に患者情報等を記憶したデータベースを用いながら、術中において起こりうる状況を的確に判断して、安全に手術が行われるように管理する手術支援安全管理システムに利用することができる。
701 MRIシールドルーム内、702 MRIシールドルーム外、703 MRI装置、704 患者、705 術者、706〜708 モニタ、712 術具、713 赤外線カメラ、723 機器管理機能、725 映像管理機能、726 薬剤・麻酔監視機能、727 生体情報監視機能

Claims (6)

  1. 患者情報を記憶するデータベースを備えた手術を管理する手術管理システムにおいて、
    前記データベースには患者毎の禁忌情報が記憶され、該禁忌情報を基に、手術全体工程を管理する管理手段を備えた手術管理システム。
  2. 薬剤使用量を系時的に監視する手段と、前記薬剤使用量が所定量を上回ったときに、手術を中止するように警告メッセージを表示する表示手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の手術管理システム。
  3. 生体情報の系時的変化を管理する手段と、前記生体情報が所定の場合に手術を中止するように警告メッセージを表示する表示手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の手術管理システム。
  4. 手術支援機器を管理する手段と、前記手術支援機器が所定の場合に手術を中止するように警告メッセージを表示する表示手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の手術管理システム。
  5. 前記手術の過程を記録する記録手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の手術管理システム。
  6. 前記手術を行う前に、手術全体の工程を入力する入力手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の手術管理システム。
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