JP2003030324A - 患者識別方法及びシステム並びに画像診断装置 - Google Patents

患者識別方法及びシステム並びに画像診断装置

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JP2003030324A
JP2003030324A JP2001219356A JP2001219356A JP2003030324A JP 2003030324 A JP2003030324 A JP 2003030324A JP 2001219356 A JP2001219356 A JP 2001219356A JP 2001219356 A JP2001219356 A JP 2001219356A JP 2003030324 A JP2003030324 A JP 2003030324A
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JP
Japan
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patient
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personal authentication
image
information
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JP2001219356A
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English (en)
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Masahiko Aoyanagi
雅彦 青柳
Koichi Okuto
好一 奥戸
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Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
Original Assignee
Hitachi Medical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 患者が所定の検査や手術の対象の患者かどう
かの確認を容易かつ確実に行うことができ、また撮影し
た医用画像と患者との対応関係を明確にすることがで
き、患者の取り違い等を防止することができるようにす
る。 【解決手段】 患者の生物個体差を示す個人認証データ
を個人認証データ入力手段500により取得し、患者確
認手段510を介して患者データ管理装置530に送信
し、患者データと関連付けて予め登録しておく。続いて
患者確認時に、患者から個人認証データが画像診断装置
520により取得され、患者データ管理装置530によ
り照会され、一致した個人認証データに関連付けて登録
された患者データを画像診断装置520に送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は患者識別方法及びシ
ステム並びに画像診断装置に係り、特に個人認証技術を
利用した患者識別方法及びシステム並びに画像診断装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、患者を識別する方法としては、例
えば、患者毎に書類(カルテ等)を添付することで識別
を行う書類方式、患者にID番号のついたリストバンド
等を着けることで識別を行う名札方式、患者の爪、皮膚
等に印を付ける印付け方式等の方法が用いられていた。
【0003】一方、X線CT装置などの画像診断装置か
ら得られる患者の体内の形態、機能などの生体情報を示
す生体情報画像は、例えばディスプレイに表示され、フ
ィルムに出力後、医師により読影される。前記画像から
患者を特定することは困難なため、従来は画像の付帯情
報として、患者のID番号、氏名等の文字情報を操作者
が入力し、該文字情報を画像の隅に重ねて表示すること
で、画像と患者との対応関係を記録していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の患
者識別方法において、書類方式による識別方法を用いる
と、患者毎に添付された書類に従って、病院のスタッフ
が患者本人に口頭で名前を確認しても、本人以外の名前
を言われても「はいそうです」と答える場合が考えられ
る。
【0005】また、名札方式による識別方法を用いる
と、検査や手術時に、患者の腕から採血や点滴のライン
をとるときにリストバンドが邪魔になり、外す場合が考
えられる。
【0006】更に、印付け方式による識別方法を用いる
と、患者の手洗いや入浴により身体への印付けが消える
ことがあるため、一時的にしか印は付けておくことがで
きない。従って、長期にわたり入院する患者には、身体
に複数回の印付けをしなくてはならないという煩わしさ
がある。
【0007】一方、従来の画像診断装置において、患者
のID番号等の文字情報を操作者が入力することで画像
と患者との対応関係を記録する方法は、入力ミスが起こ
る恐れがあり、患者本人以外のID番号を操作者が誤っ
て入力した場合に、患者は他の患者の画像により診断が
行われ、患者の取り違いが考えられる。
【0008】また、特開平7−303613号公報に記
載の画像診断装置では、音声によりコメントを入力し、
画像と音声コメントとを関連付けて記録するようにして
いるが、この音声コメント方式も画像と患者との対応関
係を確実にするための完全な解決策にはならない。
【0009】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、患者が所定の検査や手術の対象の患者かどうか
の確認を容易かつ確実に行うことができ、また撮影した
医用画像と患者との対応関係を明確にすることができ、
患者の取り違い等を防止することができる患者識別方法
及びシステム並びに画像診断装置を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、患者の顔、指紋、虹彩、声紋などの生物
個体差を示す個人認証データと、患者の氏名、患者I
D、生年月日などの患者情報とを取得し、前記個人認証
データと患者情報とを関連付けてデータベースに登録す
る初期登録工程と、患者確認時に該患者から個人認証デ
ータを取得し、該個人認証データと前記データベースに
登録されている個人認証データとを照合する照合工程
と、前記照合工程での照合結果を出力する工程であっ
て、前記患者確認時に取得した個人認証データと一致す
る個人認証データが前記データベースに登録されている
場合には、その一致した個人認証データに関連付けて登
録されている少なくとも患者情報を出力する工程と、を
含むことを特徴としている。
【0011】本発明によれば、患者の顔、指紋などの生
物個体差を示す個人認証データと、患者の氏名などの患
者情報とを関連付けてデータベースに予め登録してお
き、患者確認時に患者から取得した個人認証データとデ
ータベースに登録された個人認証データとを照合する。
データベースに登録された個人認証データが患者から取
得した個人認証データと一致する場合に、関連付けて登
録された患者情報を照合結果として出力する。これによ
り、患者が所定の検査や手術の対象の患者かどうかの確
認を容易かつ確実に行うことができるようにしている。
【0012】本願請求項2に係る発明は、患者の検査又
は手術の予約情報を該患者の個人認証データ又は患者情
報に基づいて該個人認証データに関連付けてデータベー
スに登録する予約工程を有し、前記照合結果を出力する
工程は、前記患者確認時に取得した個人認証データと一
致する個人認証データが前記データベースに登録されて
いる場合には、一致した個人認証データに関連付けて登
録されている予約情報を出力することを特徴としてい
る。即ち、患者の検査又は手術の予約情報の確認を容易
かつ確実に行うことができる。
【0013】本願請求項3に係る発明は、前記予約工程
における検査の予約情報は、検査を行うモダリティの情
報を含み、前記予約工程における手術の予約情報は、手
術の内容を含むことを特徴としている。即ち、予約情報
から検査に用いるモダリティと手術の内容を確認するこ
とができる。
【0014】本願請求項4に係る発明は、患者の顔、指
紋、虹彩、声紋などの生物個体差を示す個人認証データ
を入力する個人認証データ入力手段と、前記個人認証デ
ータ入力手段によって入力された個人認証データを有す
る患者の氏名、患者ID、生年月日などの患者情報を入
力する患者情報入力手段と、患者の照合結果を出力する
患者確認手段とを有する患者データ入出力装置と、初期
登録時に前記個人認証データ入力手段から入力される個
人認証データと前記患者情報入力手段から入力される患
者情報とを関連付けて登録するデータベースと、患者確
認時に前記個人認証データ入力手段から入力される個人
認証データと前記データベースに登録されている個人認
証データとを照合し、その照合結果を前記患者確認手段
に出力する照合手段とを有する患者データ管理装置と、
から構成され、前記照合手段は、患者確認時に入力した
個人認証データと一致する個人認証データが前記データ
ベースに登録されている場合には、その一致した個人認
証データに関連付けて登録されている患者情報を前記患
者確認手段に出力することを特徴としている。即ち、患
者の個人認証データを照合することで患者情報が得ら
れ、患者の確認を容易かつ確実に行うことができる。
【0015】本願請求項5に係る発明は、被検者の体内
情報を画像化した生体情報画像を出力する画像診断装置
において、被検者の顔などの外見画像を出力する撮影手
段と、前記画像診断装置から出力される被検者の生体情
報画像と前記撮影手段から出力される被検者の外見画像
とを関連付けて保存する画像保存手段と、前記画像保存
手段に保存された被検者の生体情報画像と外見画像とを
合成する画像合成手段と、前記画像合成手段によって合
成された画像を出力する出力手段と、を備えたことを特
徴としている。即ち、画像診断をする際に医用画像と被
検者との対応関係を明確にして被検者の取り違えを防止
することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
る患者識別方法及びシステム並びに画像診断装置の好ま
しい実施の形態について詳説する。
【0017】図1は、本発明に係る患者識別システムの
概略構成図である。図1に示すように、本発明に係る患
者識別システムは、主として、患者についてのデータを
入出力する患者データ入出力装置100と、患者につい
てのデータを管理する患者データ管理装置200と、画
像を取得し、診断する画像診断装置300と、各機器を
通信接続するLAN400とから構成され、相互の機器
間で情報の送受信を行うことが可能となっている。
【0018】図2は、患者データ入出力装置の詳細な構
成を示す図である。図2に示すように、患者データ入出
力装置100は、CRT112と、コンピュータ本体1
14と、キーボード116と、個人認証データ入力手段
120とから構成されている。
【0019】個人認証データ入力手段120は、患者の
顔、指紋、虹彩、声紋などの生物個体差を示す個人認証
データを入力し、患者データ入出力装置100は、個人
認証データと、氏名、患者ID番号、生年月日、性別、
身長、体重などの患者情報と、検査又は手術予定日時、
検査装置(CT、MRI等)、撮像又は手術部位、収集
条件等などの検査予約又は手術情報とを含む患者データ
を登録し、患者情報を患者データ管理装置200に照会
する。
【0020】図3は、患者データ管理装置の詳細な構成
を示す図である。図3に示すように、患者データ管理装
置200は、患者データ(個人認証データ、患者情報、
検査予約情報等)をデータベース化して保存する患者デ
ータ保存手段(データベース)202と、患者データを
データベース202から照合する照合手段204とから
構成される。
【0021】患者データ管理装置200は、予め患者デ
ータをデータベース202に登録しておき、新たに入力
した患者の個人認証データに該当する患者データを照合
手段204により照合する。
【0022】図4は、データベースに保存される情報を
示す図である。図4に示すように、データベース202
には、個人認証データ等の患者データが記録された患者
毎のレコードがデータベース化して保存される。
【0023】図5は、本発明に係る患者識別システムの
他の実施の形態を示す図である。図5に示すように、本
発明に係る患者識別システムは、主として個人認証デー
タ入力手段500と、患者確認手段510と、画像診断
装置520と、患者データ管理装置530とから構成さ
れる。また、各機器は通信接続され、相互の機器間で情
報の送受信を行うことが可能となっている。
【0024】尚、画像診断装置520は、主として画像
を取得するスキャナと、取得した画像を解析し、処理す
る収集装置と、画像データに基づいて画像を表示するC
RTと、入出力処理を行うキーボードとから構成され
る。
【0025】まず患者の検査前に、患者個人を識別する
ための個人認証データを個人認証データ入力手段500
により取得し、患者確認手段510を介して患者データ
管理装置530に送信し、患者データと関連付けて予め
登録しておく。続いて医師による診察時等に、患者を検
査するための検査予約を患者確認手段510により行
う。
【0026】次に患者の検査時に、実際の患者から個人
認証データを画像診断装置520を用いて取得する。患
者から取得された個人認証データは、患者確認手段51
0を介して患者データ管理装置530に送信され、予め
登録された個人認証データと一致するか否かが照会され
る。個人認証データの照会後、患者データ管理装置53
0は、照合結果を患者確認手段510に送信する。
【0027】照合結果は、該当するデータが見つかった
場合には患者データ一式(患者情報、検査予約情報
等)、該当データなしの場合はエラーメッセージを返
す。
【0028】次に、患者確認手段510は照合結果を受
信後、以下のように判定を行う。
【0029】まず、患者確認手段510は受信した照合
結果から該当する患者が存在しない場合は、患者確認手
段510に接続されたCRTに警告メッセージを表示す
る。該当する患者が存在する場合は、検査予約が行われ
ているか否かを判断する。
【0030】検査予約が行われていない場合は、警告メ
ッセージをCRTに表示する。検査予約が行われている
場合は、当該画像診断装置による検査予約か否かを判断
する。
【0031】当該画像診断装置による検査予約でない場
合(即ち、他のモダリティによる検査予約の場合)は、
警告メッセージをCRTに表示する。当該画像診断装置
による検査予約の場合は、患者が適格である旨のメッセ
ージをCRTに表示する。
【0032】各警告メッセージがCRTに表示された場
合、操作者は検査を続行するか否かを判断する。患者適
格を有する場合又は検査を続行する場合は、患者確認手
段510は患者データ一式を画像診断装置に送信する。
【0033】図6は、本発明に係る患者識別方法のプロ
セスを示す図である。図6(a)は患者データ入出力装
置における処理の流れを示し、図6(b)は、検査実施
時の画像診断装置における処理の流れを示す。
【0034】図6(a)に示すように、患者データを患
者データ管理装置に登録を行うには、まず患者面接時
(病院の受付や医師の診察時)に患者情報を、患者デー
タ入出力装置により入力する。また、本発明に係る患者
識別方法及びシステムは患者の顔、指紋などの生物個体
差を利用して個人認証を行うため、患者の個人認証デー
タも個人認証データ入力手段により同時に入力する。入
力された患者情報と個人認証データは、患者データ管理
装置に登録される。
【0035】続いて、検査予約情報を患者データ管理装
置に登録する検査予約を行うには、まず医師による診察
時等に患者の検査予約情報を、患者データ入出力装置に
より入力する。尚、検査予約は患者情報とリンクする必
要がある。
【0036】検査予約時に患者が側にいる場合は、指紋
等の個人認証データは、個人認証データ入力手段により
患者データ入出力装置に入力された後、患者データ管理
装置に送信される。送信された個人認証データとデータ
ベースに保存された個人認証データとが照合手段により
照合され、照合の結果、一致する個人認証データに関連
付けて登録されている患者データが患者データ入出力装
置に返送される。また、前記入力された患者の検査予約
情報は患者データ管理装置に登録され、検査予約が行わ
れる。
【0037】一方、検査予約時に患者が側にいない場合
は、氏名、患者ID番号等の患者情報が患者データ管理
装置に送信され、送信された患者情報とデータベースに
保存された患者情報とが照合手段により照合され、照合
の結果、一致する患者情報に関連付けて登録されている
患者データが患者データ入出力装置に送信される。前記
入力された患者の検査予約情報は患者データ管理装置に
登録され、検査予約が行われる。
【0038】図6(b)に示すように、検査を実施する
には、まず検査室にて患者から指紋等の個人認証データ
を、個人認証データ入力手段により取得する。取得した
個人認証データは、個人認証データ入力手段に接続され
る患者確認手段を経由して、患者データ管理装置に送信
される。患者データ管理装置は個人認証データを受信
し、同装置内のデータベースから、送信された個人認証
データに該当する患者データを照合手段により照合す
る。照合後、該当する患者データが存在する場合は、患
者データ一式(患者情報、検査予約情報、個人認証デー
タ等)が、該当する患者データが存在しない場合は、エ
ラーメッセージが照合結果として患者確認手段に返送さ
れ、患者確認手段は前述したように患者適格を確認する
と、患者データ一式を画像診断装置に転送する。
【0039】画像診断装置が患者データを受信後に、患
者の撮影を行い、画像データが得られた場合には、送信
された患者データと得られた画像データとはあわせて画
像データベースに保存される。また、画像診断装置によ
る検査が終了したことを示す検査済み情報と保存された
患者データは、画像診断装置から患者確認手段へ送信さ
れる。送信された検査済み情報は、患者確認手段により
患者データ管理装置に送信され、登録される。患者デー
タ管理装置が検査済み情報を保存することにより、既に
検査が実施された否かを簡単に確認することができる。
【0040】本発明に係る患者識別方法及びシステムで
は、患者確認手段から画像診断装置に送信された患者情
報を用いるため、画像診断装置の検査開始時にキーボー
ドから患者情報を入力する手間を省略することができ
る。
【0041】なお、患者データは全て揃える必要はな
く、得られた情報だけで構わない。例えば、患者データ
の内で個人認証データのみが検査室で個人認証データ入
力手段により入力され、他のデータは事前に全く登録さ
れていない場合は、患者データとして個人認証データの
みを画像診断装置に送信する。また、予約情報は検査予
約情報に限らず、手術内容(手術の部位等)を含む手術
予約情報でもよい。
【0042】本発明に係る患者識別方法及びシステムを
用いると、検査又は手術の実施前に患者の確認ができる
ため、間違った検査や手術を防止することができる。ま
た、画像データに患者を特定するための個人認証データ
情報を付与できるようにしたため、画像と患者の関連性
を保つことができる。
【0043】次に、本発明に係る画像診断装置について
説明する。
【0044】図7は、本発明に係る画像診断装置のハー
ドウェア構成例を示す図である。図7に示すように、本
発明に係る画像診断装置は、主として被検者を支持する
寝台700と、観察対象の生体情報を示す生体情報画像
を撮影するスキャナ702と、生体情報の収集やスキャ
ナ702の制御を行う収集制御部704と、収集したデ
ータを処理し、断層画像作成や収集データの管理等をす
るデータ処理部706と、各種の操作キーを備えたキー
ボード708と、画像データを表示するディスプレイ7
10と、画像データを保存する磁気ディスク712と、
画面上のソフトスイッチを操作するマウス714と、保
存する光磁気ディスク装置やフロッピー(登録商標)デ
ィスクドライブなどの補助記憶装置716と、被検者の
外見を表示した外見画像を撮影するディジタルカメラ7
18とから構成され、各機器は通信ネットワーク720
を介して通信接続され、相互の機器間で情報の送受信を
行うことが可能となっている。
【0045】本発明に係る画像診断装置は、X線CT装
置だけでなく、MRI装置、PET装置、超音波装置、
X線撮影装置等のいずれでも構わない。
【0046】また、ディジタルカメラ718は複数台設
けてもよく、またはスキャナ702に固定してもよく、
あるいは操作者が手に持って撮影してもよい。
【0047】本発明に係る画像診断装置は、ディジタル
カメラ718により被検者の外見画像を撮影し、撮影さ
れた外見画像を示す画像データを磁気ディスク712に
保存する。また、スキャナ702により観察対象の生体
情報画像を撮影し、データ処理部706により撮影され
た画像を示す画像データを処理し、生体情報を示す断層
画像を作成をする。以上のように、画像診断装置により
得られた被検者の外見画像と生体情報画像とを合成し、
合成された画像をディスプレイ710に表示する。
【0048】図8は、本発明に係る画像診断装置におけ
る処理手段を示すフローチャートである。図8に示すよ
うに、まずスキャンを始める前に、被検者の外見を表示
する外見画像をディジタルカメラ718で撮影する(ス
テップS800、以降S800のように省略して記載す
る)。なお、被検者か否かを確認できればよいため、外
見画像として撮影するのは被検者の顔のみで構わない。
撮影された被検者の外見画像は、データ処理部706の
メモリに保持しておく。
【0049】続いて、S810にて被検者を寝台700
に乗せた状態で、スキャナ702で画像を撮影し、収集
制御部704で画像データを収集する。S820にて、
収集した画像データをデータ処理部706で画像再構成
し、観察対象の断層画像を作成する。S830にて、予
め設定したウィンドウレベル、ウィンドウ幅に従って、
作成した断層画像をデータ処理部706で256階調に
階調変換する。S840にて、階調変換した断層画像を
ディスプレイ710上の画像表示ウィンドウに表示す
る。S850にて、S800で撮影された被検者の外見
画像を、表示された断層画像と重ならない大きさに縮小
する。
【0050】S860にて、縮小した外見画像を、S8
40で表示された断層画像の右下隅に表示する。図9
は、断層画像900と外見画像910を合成し、ディス
プレイに表示した例を示す図である。
【0051】S870にて、ディスプレイ710に表示
された断層画像900と外見画像910とを関係付けて
磁気ディスク712に保存する。なお、保存された断層
画像900を再びディスプレイ710に表示するには、
断層画像900と外見画像910をデータ処理部706
で合成をした後、再び画像を表示する。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、患
者の生物個体差による個人認証技術を利用することによ
り、患者が所定の検査や手術の対象の患者かどうかの確
認を容易かつ確実に行うことができ、患者の取り違いを
防止することができる。
【0053】また、生体情報画像と合わせて被検者の外
見画像を記録、表示、保存することにより、撮影した医
用画像と患者との対応関係を明確にすることができ、画
像診断時に被検者の取り違えを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る患者識別システムの概略構成図
【図2】患者データ入出力装置の詳細な構成を示す図
【図3】患者データ管理装置の詳細な構成を示す図
【図4】データベースに保存される情報を示す図
【図5】本発明に係る患者識別システムの他の実施の形
態を示す図
【図6】本発明に係る患者識別方法のプロセスを示す図
【図7】本発明に係る画像診断装置のハードウェア構成
例を示す図
【図8】本発明に係る画像診断装置における処理手段を
示すフローチャート
【図9】断層画像と外見画像を合成し、ディスプレイに
表示した例を示す図
【符号の説明】
100…患者データ入出力装置、112…CRT、11
4…コンピュータ、116…キーボード、120…個人
認証データ入力手段、200…患者データ管理装置、2
02…患者データ保存手段(データベース)、204…
照合手段、300…画像診断装置、400…LAN、5
00…個人認証データ入力手段、510…患者確認手
段、520…画像診断装置、530…患者データ管理装
置、700…寝台、702…スキャナ、704…収集制
御部、706…データ処理部、708…キーボード、7
10…ディスプレイ、712…磁気ディスク、714…
マウス、716…補助記憶装置、718…ディジタルカ
メラ、720…通信ネットワーク、900…断層画像、
910…外見画像
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61B 8/00 A61B 5/10 320B A61G 12/00 322 G01R 33/28 320Z 5/05 390 G01N 24/02 Y Fターム(参考) 4C038 FF01 FF05 FG01 VA07 VB03 VB04 VB40 VC05 4C096 AA18 AB50 AD19 AD30 DD18 DE03 DE09 FB10 FC16 4C301 CC01 EE19 EE20 KK03 KK08 KK13 LL20 4C341 LL30

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 患者の顔、指紋、虹彩、声紋などの生物
    個体差を示す個人認証データと、患者の氏名、患者I
    D、生年月日などの患者情報とを取得し、前記個人認証
    データと患者情報とを関連付けてデータベースに登録す
    る初期登録工程と、 患者確認時に該患者から個人認証データを取得し、該個
    人認証データと前記データベースに登録されている個人
    認証データとを照合する照合工程と、 前記照合工程での照合結果を出力する工程であって、前
    記患者確認時に取得した個人認証データと一致する個人
    認証データが前記データベースに登録されている場合に
    は、その一致した個人認証データに関連付けて登録され
    ている少なくとも患者情報を出力する工程と、 を含むことを特徴とする患者識別方法。
  2. 【請求項2】 患者の検査又は手術の予約情報を該患者
    の個人認証データ又は患者情報に基づいて該個人認証デ
    ータに関連付けてデータベースに登録する予約工程を有
    し、 前記照合結果を出力する工程は、前記患者確認時に取得
    した個人認証データと一致する個人認証データが前記デ
    ータベースに登録されている場合には、一致した個人認
    証データに関連付けて登録されている予約情報を出力す
    ることを特徴とする請求項1の患者識別方法。
  3. 【請求項3】 前記予約工程における検査の予約情報
    は、検査を行うモダリティの情報を含み、前記予約工程
    における手術の予約情報は、手術の内容を含むことを特
    徴とする請求項2の患者識別方法。
  4. 【請求項4】 患者の顔、指紋、虹彩、声紋などの生物
    個体差を示す個人認証データを入力する個人認証データ
    入力手段と、前記個人認証データ入力手段によって入力
    された個人認証データを有する患者の氏名、患者ID、
    生年月日などの患者情報を入力する患者情報入力手段
    と、患者の照合結果を出力する患者確認手段とを有する
    患者データ入出力装置と、 初期登録時に前記個人認証データ入力手段から入力され
    る個人認証データと前記患者情報入力手段から入力され
    る患者情報とを関連付けて登録するデータベースと、患
    者確認時に前記個人認証データ入力手段から入力される
    個人認証データと前記データベースに登録されている個
    人認証データとを照合し、その照合結果を前記患者確認
    手段に出力する照合手段とを有する患者データ管理装置
    と、から構成され、 前記照合手段は、患者確認時に入力した個人認証データ
    と一致する個人認証データが前記データベースに登録さ
    れている場合には、その一致した個人認証データに関連
    付けて登録されている患者情報を前記患者確認手段に出
    力することを特徴とする患者識別システム。
  5. 【請求項5】 被検者の体内情報を画像化した生体情報
    画像を出力する画像診断装置において、 被検者の顔などの外見画像を出力する撮影手段と、 前記画像診断装置から出力される被検者の生体情報画像
    と前記撮影手段から出力される被検者の外見画像とを関
    連付けて保存する画像保存手段と、 前記画像保存手段に保存された被検者の生体情報画像と
    外見画像とを合成する画像合成手段と、 前記画像合成手段によって合成された画像を出力する出
    力手段と、 を備えたことを特徴とする画像診断装置。
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