JP2003052602A - 粘着式清掃具 - Google Patents
粘着式清掃具Info
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Abstract
の粘着面がカバー内面に接触せず、常に安定した状態で
保管が可能な粘着式清掃具を提供する。 【解決手段】 清掃具本体2とカバー4との間に、粘着
テープロール3をテープ収納部41に収納した際に、粘
着テープロール3の粘着面31がテープ収納部41の内
周面に非接触状態となるようにするための支持手段を設
ける。
Description
清掃具本体を保護するカバーとからなる粘着式清掃具に
関し、さらに詳しくいえば、清掃具本体の収納時に粘着
テープロールの粘着面がカバー内面に付着しないように
した粘着式清掃具に関する。
などのごみは、電気掃除機で吸引除去しようとしても、
なかなか上手に取ることができない。また、食べかすな
ど一寸したごみを取る場合、電気掃除機をいちいち取り
出してきて清掃するのに面倒を覚えることがある。
で便利であり、各家庭などにおいて普及されている。す
なわち、粘着テープロールは、紙製や樹脂製などの帯状
テープの一方の面を粘着面とし、その粘着面を表側(外
側)にして巻回したものであり、床などの被清掃面上を
転がすことにより、ごみを簡単に取ることができる。
テープでない限り、専用の清掃具に装着された状態で販
売され、実際にはこの清掃具を使って清掃に供される。
この種の清掃具は、一般的な構成として、粘着テープロ
ールを回転可能に支持し、手によって把持されるグリッ
プ部を備えている。
時に粘着テープロールの粘着面を保護するとともに、所
定位置に保管しておくためのカバーが設けられている。
カバーは、例えば中空な円筒体からなり、内部に粘着テ
ープロールが収納可能なテープ収納部を備え、この中に
粘着テープロールを挿入して保管するようにしたものが
一般的である。
の粘着式清掃具は、清掃具本体に装着された粘着テープ
ロールを単にカバー内に挿入する形態であるため、粘着
面がテープ収納部内面に付着してしまい、収納時や取出
時に煩わしさを伴った。
清掃を重ねるにつれて被清掃面である粘着テープが剥ぎ
取られることにより、その外径が小さくなり、カバー内
で粘着テープロールがガタつく。その結果、粘着面が内
周面に貼り付きやすく、保管姿勢が不安定になりやすか
った。
なされたものであって、その目的は、粘着テープロール
の径寸法にかかわらず、その粘着面がカバー内面に接触
せず、常に安定した状態で保管が可能な粘着式清掃具を
提供することにある。
ため、本発明は、粘着面が表側に向けて露出するように
多重に巻回された粘着テープロールを回転可能に支持
し、手によって把持されるグリップ部を備えた清掃具本
体と、内部に上記粘着テープロールが収納されるテープ
収納部を有し、未使用時に上記粘着面を保護するととも
に、上記グリップ部を上にした状態で上記清掃具本体を
保管するカバーとを備える粘着式清掃具において、上記
テープ収納部は、上記粘着テープロールの初期最大外径
よりも大きな内径を有する内周面を備え、上記清掃具本
体と上記カバーとの間には、上記粘着テープロールを上
記テープ収納部に収納した際、上記粘着テープロールの
上記粘着面が上記内周面に非接触状態となるように支持
する支持手段が設けられていることを特徴としている。
にかかわらず、常に粘着テープロールが収納部の内周面
に非接触状態に保管されているので、粘着面が内周面に
付着するおそれがなく、安定した状態のまま保管するこ
とができる。また、その保管態様は、据置型でも吊下型
でも、いずれであってもよい。
プロールが未だ一度も使用されていない状態(工場出荷
状態)における粘着テープロールの最大外径をいう。
カバーは、互いに付き合わせられることにより、内部に
上記テープ収納部が形成される開閉可能な一対のカバー
メンバーからなり、上記各カバーメンバーは、それらの
各基端同士がヒンジ手段を介して連結されているととも
に、それらの各自由端側には、一方の上記支持手段とし
ての係合凹部が形成され、上記グリップ部の下端側に
は、他方の上記支持手段としての係合凸部が、上記係合
凹部に対して係合可能に形成されている。
介してカバー内に宙吊りされた状態となり、常に一定の
高さを保ちながら保管することができる。
て図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実
施形態に係る粘着式清掃具の分解斜視図であり、図2は
カバーを被せた状態の斜視図である。図3には、カバー
を被せた状態の内部構造が示されている。
3を回転可能に支持する清掃具本体2と、同清掃具本体
2に対して着脱自在に取り付けられるカバー4とを備え
ている。
リップ部21と、同グリップ部21の下端からグリップ
部21とは離反する方向に突設された支持部24とを備
え、支持部24には、粘着テープロール3の巻芯に沿っ
て挿入されるローラ25が回転可能に設けられている。
を粘着面31が表側を向くように図示しない巻芯に多重
に巻回したものからなり、ほぼ1周長毎に汚れた粘着テ
ープを切り離すための切れ目(図示しない)が設けられ
ている。
状、または切れ目の構造などは任意であってよく、特に
限定されずに適宜選択して採用することができる。
らなり、手で把持しやすいよう扁平な板状体に形成され
ている。グリップ部21の上端側には、例えばフックな
どの吊下治具に引っ掛けたり、紐などを挿通するための
挿通孔211が設けられている。この実施形態におい
て、グリップ部21は扁平な板状に形成されているが、
丸棒状であってもよく、その形状は特に限定されない。
持手段の係合凹部7に形成された開口部72の開口径よ
りも大きな外径を有する基端部22が一体に形成されて
いる。
U字状に折り曲げ、その一端を上記基端部22からグリ
ップ部21の軸線に対して直角に接続して、上記グリッ
プ部21から離反する方向に突設したものからなり、他
端側には上述したローラ25が支持部24の軸線に沿っ
て同軸的に回転可能に取り付けられている。
バーメンバー5,6からなり、各カバーメンバー5,6
を互いに付き合わせることにより、内部に上記粘着テー
プロール3が収納されるテープ収納部41が形成される
(図3参照)。カバーメンバー5,6の各基端同士は、
薄肉ヒンジによって連結されており、この薄肉ヒンジを
介して、自由端が開閉可能とされている。
る内周面51,61は、各カバーメンバー5,6を閉じ
たときに、粘着テープロール3の最大初期外径よりも大
きな内径になるように凹まされ、これに伴って、外側の
面が張り出されている。この実施形態において、内周面
51,61には、周面に沿って補強用のリブ52,62
が一定間隔で3カ所突設されている。
ープロール3を収納した際に、支持部24の一部をカバ
ー4外に引き出すための引出孔42が設けられている。
この実施形態において、引出孔42は、各カバーメンバ
ー5,6の対向する側端面の相対位置に半円状に切り欠
かれた切欠部55,65を互いに向き合わせることによ
り形成される。
4との間には、粘着テープロール3をテープ収納部41
内に接触しないように支持する支持手段が設けられてい
る。すなわち、この支持手段は、グリップ部21の下端
の基端部22に形成された係合凸部23と、各カバーメ
ンバー5,6の自由端側のほぼ中央に形成された係合凹
部7,7との組み合わせによって構成されている。
離反する方向に一体的に突設され、上記グリップ部21
に似た扁平な板状凸部に形成されている。係合凸部23
は、いわゆるキノコ状に形成され、その先端部には拡径
された凸部231を備え、基端部22の付け根部から凸
部231までの間が係合溝232として一段低く形成さ
れている。
中央には、上述した係合凸部23が係合される係合凹部
7(係合手段)が形成されている。図3に示すように、
係合凹部7は、互いに付き合わせられることにより、テ
ープ収納部41内の上部中央に係合凸部23を収納する
収納スペース73を形成する基部71,71と、互いに
付き合わせられることにより、収納スペース73に連通
可能な開口部を形成し、上記係合溝232に沿って係合
される係合リブ72,72とから構成されている。
3は、互いに向き合った状態において、その開口径が係
合凸部23の凸部231よりも小さく、かつ、係合溝2
32よりも小さくなるように形成されている。これによ
れば、図3に示すように、係合リブ73,73が、係合
凸部23の係合溝232に沿って係合されることによ
り、カバー4内における高さ方向の移動が規制され、粘
着テープロール3がテープ収納部41内で宙吊り状態を
維持しながら保管される。
て、カバーメンバー5の内周面51の自由端側には、カ
バー4の付き合わせた状態でロックするための係止部5
3,53が突設され、他方のカバーメンバー6の内周面
61の自由端側には、上記係止部53,53に係止され
る係止爪63,63とが、それぞれ係合凹部7を挟んだ
相対位置に左右一対に突設されている。
際、係止部53,53に係止爪63,63がロックされ
ることにより、閉状態を維持することができる。なお、
この実施形態においては、係止爪を使ってロックするよ
うにしているが、これ以外のロック機構を採用してもよ
く、本発明において、ロック機構は任意的な構成要素で
ある。
において、カバーメンバー5,6の薄肉ヒンジ側の外周
面には、組立状態において、カバー4を被載置面に安定
して乗せ置くことができるようにするための、脚部5
4,64がそれぞれ2カ所づつ計4カ所に設けられてい
る。これにより、組立時にカバー4の下側には円筒状の
2本の脚が構成され、被載置面上に安定して置くことが
できる。なお、この脚部54,64も上記ロック機構と
同じく任意的な構成要素である。
方法の一例を例示する。まず、粘着テープロール3が真
下になるようにグリップ部21を手で把持し、図1の状
態となっているカバー4の薄肉ヒンジ部周辺を粘着面で
押し下げる。徐々に押し込んでゆくと、床面に沿って各
カバーメンバー5,6の外周面が移動し、各カバーメン
バー5,6の自由端側が立ち上がり始める。
6の自由端側は付き合わさるが、このとき、図4に示す
ように、清掃具本体2の係合凸部23を各カバーメンバ
ー5,6の係合凹部7,7の収納スペース73内に沿っ
て係合させる。
3,53にカバーメンバー6の係止爪63、63が係止
され、カバー4の開閉が規制される。この状態が図3の
状態である。
が、初期最大外径Aであっても、最小外径Bであって
も、常に粘着テープロール3の中心はテープ収納部41
のほぼ中央になるように宙吊り状態で保持される。
具1の保管形態は、被載置面に対してカバー4を乗せ置
いて保管する据置型となっているが、係合凹部7と係合
凸部23とからなる支持手段は、テープ収納部41内に
おける粘着テープロール3の高さ方向の移動を確実に規
制しているため、例えばグリップ部21の挿通孔211
を介して吊り下げて保管する吊下型の保管態様に適用し
た場合であっても、その効果は変わらない。
粘着面が表側に向けて露出するように多重に巻回された
粘着テープロールを回転可能に支持し、手によって把持
されるグリップ部を備えた清掃具本体と、内部に上記粘
着テープロールが収納されるテープ収納部を有し、未使
用時に上記粘着面を保護するとともに、上記グリップ部
を上にした状態で上記清掃具本体を保管するカバーとを
備える粘着式清掃具において、上記テープ収納部は、上
記粘着テープロールの初期最大外径よりも大きな内径を
有する内周面を備え、上記清掃具本体と上記カバーとの
間には、上記粘着テープロールを上記テープ収納部に収
納した際、上記粘着テープロールの上記粘着面が上記内
周面に非接触状態となるように支持する支持手段が設け
られていることにより、粘着テープロールの径寸法にか
かわらず、常に粘着テープロールが収納部の内周面に非
接触状態(宙吊り状態)で保管されているので、粘着面
が内周面に付着するおそれがなく、安定した状態のまま
保管することができる。
斜視図。
示す断面図。
るための説明図。
Claims (2)
- 【請求項1】 粘着面が表側に向けて露出するように多
重に巻回された粘着テープロールを回転可能に支持し、
手によって把持されるグリップ部を備えた清掃具本体
と、内部に上記粘着テープロールが収納されるテープ収
納部を有し、未使用時に上記粘着面を保護するととも
に、上記グリップ部を上にした状態で上記清掃具本体を
保管するカバーとを備える粘着式清掃具において、 上記テープ収納部は、上記粘着テープロールの初期最大
外径よりも大きな内径を有する内周面を備え、上記清掃
具本体と上記カバーとの間には、上記粘着テープロール
を上記テープ収納部に収納した際、上記粘着テープロー
ルの上記粘着面が上記内周面に非接触状態となるように
支持する支持手段が設けられていることを特徴とする粘
着式清掃具。 - 【請求項2】 上記カバーは、互いに付き合わせられる
ことにより、内部に上記テープ収納部が形成される開閉
可能な一対のカバーメンバーからなり、上記各カバーメ
ンバーは、それらの各基端同士がヒンジ手段を介して連
結されているとともに、それらの各自由端側には、一方
の上記支持手段としての係合凹部が形成され、上記グリ
ップ部の下端側には、他方の上記支持手段としての係合
凸部が、上記係合凹部に対して係合可能に形成されてい
る請求項1に記載の粘着式清掃具。
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CN108065880A (zh) * | 2016-11-18 | 2018-05-25 | 尼托母斯股份有限公司 | 清扫用粘着带辊用收纳壳 |
-
2001
- 2001-08-20 JP JP2001249151A patent/JP4353350B2/ja not_active Expired - Fee Related
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