JP2005349173A - 延長管支持装置およびこれを備えた真空掃除機 - Google Patents

Abstract

【課題】 ユーザがより便利に掃除作業を再開することができるように真空掃除機の使用中に延長管を床面に立てておくことができる延長管支持装置およびこれを備えた真空掃除機を提供する。
【解決手段】 本発明の延長管支持装置は、掃除機の延長管に設けられるカバー部材と、カバー部材に連結され、延長管を床面に立てることができるように支持する第１の位置と未使用位置である第２の位置との間に回動自在な支持部材とを備える。
【選択図】 図２

Description

本発明は、真空掃除機に関し、より詳しくは、真空掃除機の使用中に延長管を床面に立てて置くことのできるよう支持する延長管支持装置およびこれを備えた真空掃除機に関する。

一般に、真空掃除機は、掃除機本体に設けられた真空吸入モータの回転により発生する真空吸入力を用いて床面などを掃除する機器である。このような真空掃除機は、掃除機本体、吸入ブラシ、延長管、作動取っ手およびフレキシブルホースを有し、ユーザは、前記作動取っ手および／または延長管を把持した状態で掃除作業を行う。

しかし、掃除作業中に掃除を一時中止し、床上のものを拾い上げたり片づけたりする以外の作業を行う場合は、ユーザは、作動取っ手と延長管を床面に下ろして他の作業を行うようになる。このように取っ手と延長管が床面に下ろされた状態で掃除を再開するためには、ユーザが腰を屈めて床上の取っ手および／または延長管を持ち上げるという不便さがある。

本発明は、前述のような問題点を解決するためになされたものであって、本発明の目的は、ユーザがより便利に掃除作業を行うことのできるよう真空掃除機の使用中に延長管を床面に立てておくことができる延長管支持装置およびこれを備えた真空掃除機を提供することにある。

上記のような目的を達成するための本発明に係る延長管支持装置は、掃除機の延長管に設けられるカバー部材と、前記カバー部材に連結され、前記延長管を床面に立てることができるように支持する第１の位置と第２の位置との間に回動自在な支持部材とを含むことを特徴とする。

本発明の好適な実施例によれば、前記カバー部材は、延長管の両側から当接して結合され、それぞれヒンジ収容溝が形成された第１および第２のカバー部材を備え、前記支持部材は、前記ヒンジ収容溝に回転可能に収容される一対のヒンジ突起を備えることが好ましい。

また、真空掃除機の延長管支持装置は、前記支持部材を第１の位置方向に弾性支持する第１の弾性部材と、前記支持部材を未使用位置である第２の位置でロックするロックユニットとを備えることが好ましい。

前記第１の弾性部材は、トーションスプリングで構成されることが好ましい。

前記ロックユニットは、突起収容溝および係止部を有し、前記第１および第２のカバー部材にロック位置およびロック解除位置に移動可能に設けられた一対のフック部材と、前記フック部材がロック位置を維持するように弾性支持する第２の弾性部材と、前記フック部材をロック解除位置に移動させるため前記フック部材の作動部を押すようにカバー部材に設けられる押しボタンと、前記フック部材のロック位置でフック部材の係止部に係止するように前記支持部材に設けられる係止条とを備えることを特徴とする。

また、前記支持部材の第１の位置において床面に対する支持部材の接触面積を増大させるため前記支持部材の端部に設けられる一対の補助支持部材を備え、前記補助支持部材に前記係止条がそれぞれ形成されることが好ましい。

前記一対の補助支持部材は、前記フック部材のロック位置での折られた状態からロック解除位置での開く状態になるように第３の弾性部材が介装された状態でピンで支持部材に回動自在に設けられることで、前記支持部材のロック解除時に前記弾性部材の反発力によりオープンされながら前記支持部材と共に前記延長管が傾く時に倒れるのを防止する。

さらに、本発明に係る延長管支持装置を備えた真空掃除機は、掃除機本体と、前記掃除機本体に連結され、吸入流路を形成する延長管と、前記延長管の端部に連結される吸入ブラシと、掃除作業中に前記延長管を床面に立てて置くための延長管支持装置とを備え、前記延長管支持装置は、前記延長管に設けられるカバー部材と、前記カバー部材に連結され、前記延長管を床面に立てて待機させることができるように支持する第１の位置と未使用位置である第２の位置との間に回動自在な支持部材とを備えることを特徴とする。

本発明によれば、ユーザが真空掃除機の使用中に延長管を立てておくことができるため、掃除作業を再開する時に腰を屈めて床面上に倒れている延長管または取っ手を持ち上げる不便さを解消することができる効果が得られる。

以下、添付の図面を参照して本発明の好適な実施例による延長管支持装置およびこれを備えた真空掃除機について説明する。

図１に示されたように、本発明に係る真空掃除機は、掃除機本体１０、フレキシブルホース２０、作動取っ手３０、延長管４０、吸入ブラシ５０および延長管４０を床面上に立てておくための延長管支持装置１００を備えてなる。

このような真空掃除機の基本構造や動作方法などは、一般の真空掃除機と同様であるため、詳細な説明は省略し、本発明の特徴点について説明する。

図１乃至図３に示されたように、延長管支持装置１００は、延長管４０に設けられるカバー部材１１０（図３参照）およびカバー部材１１０にヒンジ結合される支持部材１２０を有している。

カバー部材１１０は、図２に示されたように、延長管４０の左右側に結合される第１および第２のカバー部材１１１、１１２を有する。第１および第２のカバー部材１１１、１１２は、複数のネジにより互いに結合され、延長管４０に固定される。このとき、第１および第２のカバー部材１１１、１１２の底面と対面する部分には開放面が形成され、前記開放面に支持部材１２０が開閉可能にヒンジ結合される。また、第１および第２のカバー部材１１１、１１２には、支持部材１２０がヒンジ結合されるようにヒンジ収容溝１１３、１１４が形成される。

支持部材１２０は、ヒンジ収容溝１１３、１１４に結合されるヒンジ突起１２１を含む。従って、支持部材１２０は、延長管４０を床面に対して立てた状態に支持する第１の位置と延長管４０に密着される未使用位置である第２の位置との間で回動自在である。

また、ヒンジ突起１２１には、トーションスプリングなどのような第１の弾性部材１１６が設けられている。第１の弾性部材１１６の一端は、支持部材１２０に設けられた弾性部材支持突起１２３に支持され、他端は、カバー部材１１０の内側壁面に支持される。ここで、第１の弾性部材１１６は、前記第２の位置から前記第１の位置に支持部材１２０が回動できるようにヒンジ突起１２１と共にヒンジ収容溝１１３、１１４に設けられている。従って、第１の弾性部材１１６は、支持部材１２０がロックユニット２００によりロックされる第２の位置で弾性変形することで、ロックユニット２００のロック解除時に支持部材１２０を図４に示された矢印方向に回動させる。

ロックユニット２００は、押しボタン２１０、フック部材２２０、第２の弾性部材２２５および係止条２３１を有し、カバー部材１１０の外側に設けられる。

押しボタン２１０は、第１および第２のカバー部材１１１、１１２のそれぞれの結合により形成されるロックボタン収容部１１８に設けられる。押しボタン２１０の外周面には、離脱防止リブ２１１が形成され、フック部材２２０と対面する部分には、フック部材２２０を押圧する押圧突起２１２が底面に向けて突設されている。

なお、ロックボタン収容部１１８は、ユーザが容易に押しボタン２１０の位置を把握して押すことができるように、第１および第２のカバー部材１１１、１１２の上部面に突出形成されることが好ましい。

また、ロックボタン収容部１１８には、離脱防止リブ２１１と対応する位置にリブ収容溝部１１９が形成される。リブ収容溝部１１９は、押しボタン２１０がロックボタン収容部１１８からスライドできるように所定の高さを有するように形成される。

従って、リブ収容溝部１１９は、離脱防止リブ２１１を収容して押しボタン２１０の離脱を防止することができる。

フック部材２２０は、押しボタン２１０の押し動作に連動するように第１および第２のカバー１１１、１１２に設けられている。フック部材２２０は、図２に示されたように、第１のカバー部材１１１にヒンジ結合される第１のフック部材２２１と第２のカバー部材１１２にヒンジ結合される第２のフック部材２２２とを含む。

第１および第２のフック部材２２１、２２２は、第１および第２のカバー部材１１１、１１２のそれぞれに形成されたヒンジガイド溝１１７にスライドしてヒンジ結合されるヒンジ突起２２３を有し、第１および第２のカバー部材１１１、１１２のそれぞれに設けられたフック収容溝１１５に回動自在に設けられている。

また、第１および第２のフック部材２２１、２２２の下部面には、第１および第２のフック部材２２１、２２２がロック位置を維持することができるように弾性支持する第２の弾性部材２２５が設けられている。

また、第１および第２のフック部材２２１、２２２の端部には、係止部２２７が形成される。係止部２２７は、補助支持部材２３０に設けられた係止条２３１と噛み合うことで支持部材１２０を未使用位置である前記第２の位置にロックする。

また、第１および第２のフック部材２２１、２２２の押圧突起２１２と対応する部分には、押圧突起２１２を収容する突起収容溝２２９が形成される。突起収容溝２２９により押圧突起２１２とフック部材２２０との連動が円滑に行われる。

補助支持部材２３０は、係止部２２７にフックされる係止条２３１が一体に形成され、支持部材１２０にピン２３５により回動自在に結合される。このとき、ピン２３５には、補助支持部材２３０が最大限左右に開いた地点を初期位置とする第３の弾性部材２３７が補助支持部材２３０と共に設けられる。従って、第３の弾性部材２３７は、補助支持部材２３０のフック部材２２０との噛み合いが解除される場合、弾性復元力により補助支持部材２３０を最大限左右に開いた位置に回動させるようになる。

以下、本発明の好適な実施例による延長管支持装置の動作を添付の図面を参照して説明する。

床面に対する掃除作業は、一般に、ユーザが片手で真空掃除機の作動取っ手３０を把持すると共に他の片手で延長管４０を把持した状態で、掃除面に沿って移動しながら行うようになる。このような掃除作業中、掃除を一時止めて床面上のものを拾い上げたり片付けたりするなどの場合、ユーザは、延長管支持装置１００を作動させることで、延長管４０を図５に示されたように床面に対して立てた状態で掃除機を待機させることができる。

即ち、ユーザが図３の矢印方向に押しボタン２１０を押すと、押しボタン２１０は、フック部材２２０のそれぞれを押圧し、これにより、フック部材２２０は、図３の矢印方向に回動しながら、支持部材１２０にピン２３７で結合された補助支持部材２３０との噛み合いが解除され、これにより、支持部材１２０のロックが解除される。

そうすると、支持部材１２０は、図４に示されたように、ヒンジ収容溝１１３、１１４にヒンジ突起１２１と共に結合された第１の弾性部材１１６の反発力により床面に向けてオープンされる第１の位置に回動する。また、補助支持部材３０もやはりピン２３５と共に結合された第３の弾性部材２３７の反発力により図示のように両側に最大限開くようになる。従って、支持部材１２０は、延長管４０を床面に対して支持し、補助支持部材２３０は、支持部材１２０が左右に傾くのを防止する。

ユーザが掃除作業を再開する場合は、支持部材１２０をカバー部材１１０に密着させる第２の位置に回動させる。すると、第１および第２のフック部材２２１、２２２は、補助支持部材２３０の表面に沿ってスライドしながら押しボタン２１０を押した場合と同様に左右に開くようになる。また、補助支持部材２３０もやはり第１および第２のフック部材２２１、２２２と接触しながら係止条２３１が係止部２２７と噛み合うように回動する。従って、補助支持部材２３０が延長管４０に密着される第２の位置まで回動すると、係止条２３１は、第１および第２のフック２２１、２２２に形成された係止部２２７と噛み合いながら支持部材１２０を前記第２の位置でロックする。従って、ユーザが支持部材１２０を延長管４０に密着させた状態で掃除を再開することができる。

このように、本発明による延長管支持装置１００は、掃除作業中でも、図５に示されたように床面に対して延長管４０を立てた状態に支持することができるため、掃除の再開時に起立している延長管４０および／または作動取っ手３０を容易に把持することができる。

以上、本発明の好適な実施例をあげて説明してきたが、本発明の保護範囲は、前述の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物にまで及ぶものである。従って、当業者であれば、本発明の範囲を逸脱しない範囲内で種々に変更して実施することができる。

本発明は、室内または室外で使用される真空掃除機の使用便宜性を向上させるために使用される。

本発明に係る延長管支持装置を備えた真空掃除機の斜視図である。 本発明に係る延長管支持装置の分解斜視図である。 図２に示された本発明による延長管支持装置の組立状態を示す断面図である。 本発明に係る延長管支持装置の使用状態を示す斜視図である。 図４に示された延長管支持装置の使用状態を示す側面図である。

符号の説明

１０ 掃除機本体
２０ フレキシブルホース
３０ 作動取っ手
４０ 延長管
５０ 吸入ブラシ
１００ 延長管支持装置
１１０ カバー部材
１２０ 支持部材
２００ ロック装置
２１０ 押しボタン
２２０ フック部材
２３０ 補助支持部材

Claims (14)

1. 掃除機の延長管に設けられるカバー部材と、
   前記カバー部材に連結され、前記延長管を床面に立てることができるように支持する第１の位置と未使用位置である第２の位置との間に回動自在な支持部材とを含むことを特徴とする真空掃除機の延長管支持装置。
2. 前記カバー部材は、延長管の両側から当接して結合され、それぞれヒンジ収容溝が形成された第１および第２のカバー部材を備え、
   前記支持部材は、前記ヒンジ収容溝に回転可能に収容される一対のヒンジ突起を備えることを特徴とする請求項１に記載の真空掃除機の延長管支持装置。
3. 前記一対のヒンジ突起にそれぞれ介装して前記支持部材を第１の位置方向に弾性支持する第１の弾性部材と、
   前記支持部材を未使用位置である第２の位置でロックするロックユニットとを備えることを特徴とする請求項２に記載の真空掃除機の延長管支持装置。
4. 前記第１の弾性部材は、トーションスプリングで構成されることを特徴とする請求項３に記載の真空掃除機の延長管支持装置。
5. 前記ロックユニットは、
   突起収容溝および係止部を有して前記第１および第２のカバー部材にロック位置およびロック解除位置に移動可能に設けられた一対のフック部材と、
   前記フック部材がロック位置を維持するように弾性支持する第２の弾性部材と、
   前記フック部材をロック解除位置に移動させるため前記フック部材の作動部を押すようにカバー部材に設けられる押しボタンと、
   前記フック部材のロック位置でフック部材の係止部に係止するように前記支持部材に設けられる係止条とを備えることを特徴とする請求項３に記載の真空掃除機の延長管支持装置。
6. 前記支持部材の第１の位置において床面に対する支持部材の接触面積を増大させるため前記支持部材の端部に設けられる一対の補助支持部材を備え、
   前記補助支持部材に前記係止条がそれぞれ形成されることを特徴とする請求項５に記載の真空掃除機の延長管支持装置。
7. 前記一対の補助支持部材は、前記フック部材のロック位置での折られた状態からロック解除位置での開く状態になるよう、第３の弾性部材が介装された状態でピンで支持部材に回動自在に設けられることを特徴とする請求項６に記載の真空掃除機の延長管支持装置。
8. 掃除機本体と、
   前記掃除機本体に連結され、吸入流路を形成する延長管と、
   前記延長管の端部に連結される吸入ブラシと、
   掃除作業中に前記延長管を床面に立てて置くための延長管支持装置とを備え、
   前記延長管支持装置は、
   前記延長管に設けられるカバー部材と、
   前記カバー部材に連結され、前記延長管を床面に立てて待機させることができるように支持する第１の位置と未使用位置である第２の位置との間に回動自在な支持部材とを備えることを特徴とする真空掃除機。
9. 前記カバー部材は、延長管の両側から当接して結合され、それぞれヒンジ収容溝が形成された第１および第２のカバー部材を備え、
   前記支持部材は、前記ヒンジ収容溝に回転可能に収容される一対のヒンジ突起を備えることを特徴とする請求項８に記載の真空掃除機。
10. 前記一対のヒンジ突起にそれぞれ介装して前記支持部材を第１の位置方向に弾性支持する第１の弾性部材と、
    前記支持部材を未使用位置である第２の位置でロックするロックユニットと、
    を備えることを特徴とする請求項９に記載の真空掃除機。
11. 前記第１の弾性部材は、トーションスプリングで構成されることを特徴とする請求項１０に記載の真空掃除機。
12. 前記ロックユニットは、
    作動部および係止部を有し、前記第１および第２のカバー部材にロック位置およびロック解除位置に移動可能に設けられた一対のフック部材と、
    前記フック部材がロック位置を維持するように弾性支持する第２の弾性部材と、
    前記フック部材をロック解除位置に移動させるため前記フック部材の作動部を押すようカバー部材に設けられる押しボタンと、
    前記フック部材のロック位置でフック部材の係止部に係止するよう前記支持部材に設けられる係止条とを備えることを特徴とする請求項１０に記載の真空掃除機。
13. 前記支持部材の第１の位置において床面に対する支持部材の接触面積を増大させるため前記支持部材の端部に設けられる一対の補助支持部材を備え、
    前記補助支持部材に前記係止条がそれぞれ形成されることを特徴とする請求項１２に記載の真空掃除機。
14. 前記一対の補助支持部材は、前記フック部材のロック位置での折られた状態からロック解除位置での開く状態になるよう第３の弾性部材が介装された状態でピンで支持部材に回動自在に設けられることを特徴とする請求項１３に記載の真空掃除機。

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