JPH1189786A

JPH1189786A - 粘着ロールクリーナー収納ケース

Info

Publication number: JPH1189786A
Application number: JP25692097A
Authority: JP
Inventors: Takeshi Furukawa; 岳古川; Wataru Naruta; 弥鳴田
Original assignee: Sekisui Chemical Co Ltd
Current assignee: Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date: 1997-09-22
Filing date: 1997-09-22
Publication date: 1999-04-06

Abstract

(57)【要約】【課題】交換の際、予備ロールを捜す手間が省けるとと
もに、予備ロールの在庫数を簡単に把握できる粘着ロー
ルクリーナー収納ケースを提供することを目的としてい
る。【解決手段】粘着テープをロール状に巻回した粘着ロー
ルと、この粘着ロールをロールの中心軸回りに回動自在
に支持する支持部とを備える粘着ロールクリーナーの、
少なくとも粘着ロール部が収納されるクリーナー収納部
を有する粘着ロールクリーナー収納ケースにおいて、予
備ロールを収納する予備ロール収納部が設けられている
構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、粘着ロールクリー
ナー収納ケースに関する。

【０００２】

【従来の技術】粘着テープをロール状に巻回した粘着ロ
ールと、この粘着ロールをロールの中心軸回りに回動自
在に支持する支持部とを備える粘着ロールクリーナー
は、ロール状の粘着ロールを清掃面に押し当て、支持部
または支持部から延出するハンドルを持って粘着ロール
を転がすだけで、粘着ロールの粘着面に清掃面のゴミや
ほこりが付着し、清掃面の清掃を行うことができるよう
になっている。

【０００３】そして、この粘着ロールクリーナーは、使
用により粘着面にゴミやほこりが付着して表面の粘着面
に粘着性がなくなってくると、表面側の粘着テープを取
り除いて新しい粘着面を露出させて清掃を続けて行える
ようになっている。

【０００４】また、１本のロールを使い切ると、支持部
から残ったロール芯を取外し、簡単に予備の粘着ロール
（以下、「予備ロール」と記す）と交換できるようにな
っている。しかしながら、粘着テープの粘着面が常にロ
ール表面に露出しているため、不使用時に壁などに立て
かけて放置しておくと、粘着ロールが接している床面等
に粘着剤が付着して床面等を却って汚してしまう恐れが
ある。

【０００５】そこで、従来から、不使用時に粘着部が露
出せず、置き場所が自由に選べることから、たとえば、
実開昭６２−１８０６５号公報、登録第９８６９２９号
意匠公報、実公平１−３５７０８号公報に記載されてい
るように粘着ロールクリーナー収納ケースが使用されて
いる。ところで、通常、予備ロールが、引出しや収納庫
などに保管されていることが多い。しかし、一般家庭で
は、粘着ロールを１本使いきるまでかなりの日数を有
し、どこに保管したか忘れたりすることが有り、予備ロ
ールを捜したりする手間が要った。また、予備ロールの
在庫状況も掴めないことがあり、予備ロールと交換しよ
うとして在庫がないのに気づくこともあった。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みて、予備ロールを捜す手間が省けるととも
に、予備ロールの在庫数を簡単に把握できる粘着ロール
クリーナー収納ケースを提供することを目的としてい
る。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明にかかる粘着ロー
ルクリーナー収納ケース（以下、「収納ケース」とのみ
記す）は、このような目的を達成するために、粘着テー
プをロール状に巻回した粘着ロールと、この粘着ロール
をロールの中心軸回りに回動自在に支持する支持部とを
備える粘着ロールクリーナーの、少なくとも粘着ロール
部が収納可能なクリーナー収納部を有する粘着ロールク
リーナー収納ケースにおいて、予備ロールを収納する予
備ロール収納部が設けられている構成とした。

【０００８】上記本発明の収納ケースは、請求項２のよ
うに、クリーナー収納部と、予備ロール収納部とが間仕
切りで仕切られている構成とすることが好ましい。ま
た、間仕切りは、請求項３のように、支持部の周囲に当
接し、粘着ロールクリーナーを位置固定可能に設けられ
ていることが好ましい。

【０００９】クリーナー収納部に収納された粘着ロール
クリーナーの粘着ロール部が対面するケース内壁面は、
請求項４のように、粘着ロールの粘着面が直接接触する
ことを防止するリブまたは突起が突設されていたり、請
求項５のように、離型剤層が積層されていることが好ま
しい。

【００１０】クリーナー収納部は、請求項６のように、
外壁の少なくとも一部が、クリーナー収容部本体にヒン
ジを介して回動自在枢支され、粘着ロールクリーナーの
取り出し口の蓋となっていたり、請求項７のように、粘
着ロール部を収納する大きさになっているとともに、支
持部の幅より狭く、支持部から延出するハンドルを外部
に臨ませる切欠がクリーナー収納部の外壁に設けられて
いることが好ましい。

【００１１】本発明にかかる収納ケースの材質は、木，
金属，合成樹脂等、ある程度の合成があれば、特に限定
されないが、形状の自由度を考慮すると、ポリプロピレ
ンやＡＢＳ樹脂等の合成樹脂が好ましい。

【００１２】

【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
図面を参照しつつ詳しく説明する。図１および図２は、
本発明にかかる収納ケースの第１の実施の形態をあらわ
している。

【００１３】図１および図２に示すように、この収納ケ
ースＡは、収納ケース本体１と、把手２とを備えてい
る。収納ケース本体１は、上面に開口部１１を備え、中
央に粘着ロールクリーナー３を収納するクリーナー収納
部１２ａを有し、クリーナー収納部１２ａの両側に予備
ロール収納部１３ａ，１３ａが設けられている。

【００１４】クリーナー収納部１２ａと、予備ロール収
納部１３ａとは、間仕切り１４ａを介して隔離されてい
る。また、クリーナー収納部１２ａは、粘着ロールクリ
ーナー３がそのハンドル３１の一部を開口部１１から外
部に突出させるように粘着ロールクリーナー３を収納で
きるようになっているとともに、内壁面１５の粘着ロー
ル３２が対面する部分にリブ１６ａが突設されていて、
内壁面１５に直接粘着ロール３２の粘着面が当接しない
ようになっている。

【００１５】予備ロール収納部１３ａ，１３ａは、それ
ぞれ予備ロール４が１本ずつ収納できるようになってい
る。把手２は、その両端が収納ケース本体１の上端縁に
回動自在に枢支されていて、把手２を持てば、収納ケー
ス本体１を簡単に持ち運べるようになっている。

【００１６】この収納ケースＡは、以上のように、クリ
ーナー収納部１２ａ以外に、予備ロール収納部１３ａ，
１３ａを備えているので、粘着ロール３２を予備ロール
４と交換する際に、予備ロール４を捜す手間が省けると
ともに、予備ロール４の在庫数を簡単に把握できる。ま
た、この収納ケースＡの場合、クリーナー収納部１２ａ
の内壁面にリブ１６ａが突設され、内壁面１５に直接粘
着ロール３２の粘着面が当接しないようになっているの
で、粘着面がクリーナー収納部１２ａに直接接する面積
が少なく、粘着により収納ケースＡが持ち上がったりす
ることなく、スムーズに粘着ロールクリーナー３を取り
出すことができる。また、収納も容易にできる。

【００１７】さらに、この収納ケースＡの場合、間仕切
り１４ａによって予備ロール収納部１３ａがクリーナー
収納部１２ａから隔離されているため、クリーナー収納
部１２ａに収納された粘着ロールクリーナー３の粘着ロ
ール３２が予備ロール収納部１３ａに収納された予備ロ
ール４に接触することがない。したがって、予備ロール
４に粘着ロールクリーナー３の粘着ロール３２が付着し
たり、粘着ロール３２に付着したゴミやほこりによって
予備ロール４が汚染されたすることがない。

【００１８】また、把手３を備えているので、収納ケー
スＡを持ち運ぶのに便利であるとともに、壁などに吊り
さげることができるので、保管にも便利である。

【００１９】図３は本発明にかかる収納ケースの第２の
実施の形態をあらわしている。図３に示すように、この
収納ケースＢは、クリーナー収納部１２ｂの内壁面にリ
ブを設ける代わりに離型紙を貼着することによって離型
剤層１６ｂを設けた以外は、上記収納ケースＡと同様に
なっている。

【００２０】すなわち、この収納ケースＢは、クリーナ
ー収納部１２ｂの内壁面に離型剤層１６ｂが設けられて
いるので、内壁面に粘着ロール３２の粘着面が接しても
内壁面に粘着されることがない。したがって、スムーズ
に粘着ロールクリーナー３の収納および取り出しを行う
ことができる。

【００２１】図４は本発明にかかる収納ケースの第３の
実施の形態をあらわしてる。図４に示すように、この収
納ケースＣは、間仕切り１４ｃ，１４ｃが、粘着ロール
クリーナー３の支持部３３の周囲に当接するように設け
られていて、収納された粘着ロールクリーナー３を位置
規制できるようになっているとともに、クリーナー収納
部１２ｃの内壁面にリブが設けられていない以外は、上
記収納ケースＡと同様になっている。

【００２２】すなわち、この収納ケースＣは、粘着ロー
ルクリーナー３の粘着ロール３２および支持部３３が間
仕切り１４ｃ，１４ｃの間に嵌まり込むように、粘着ロ
ールクリーナー３を挿入すれば、支持部３３の周囲に間
仕切り１４ｃ，１４ｃが当接する。したがって、常に、
粘着ロールクリーナー３がクリーナー収納部１２ｃ内で
ずれ動いたりすることがない。また、粘着ロールクリー
ナー３が、粘着ロール３２の粘着面が、常に、クリーナ
ー収納部１２ｃの内壁面と隔れた状態で収納されるの
で、粘着ロールクリーナー３の収納および取り出しが容
易である。さらに、粘着ロールクリーナー３の挿入方向
が規定できるので、謝った方向に収納して取り出せなく
なるといた不具合もない。

【００２３】図５は本発明にかかる収納ケースの第４の
実施の形態をあらわしている。図５に示すように、この
収納ケースＤは、クリーナー収納部１２ｄの外壁１７の
一部が、収納ケース本体１８に設けられた粘着ロールク
リーナー３の取り出し口１８ａの蓋１８ｂとなってい
て、この蓋１８ｂがヒンジ（図示せず）を介して収納ケ
ース本体１８に回動自在に枢支されている以外は、上記
収納ケースＡと同様になっている。

【００２４】この収納ケースＤによれば、粘着ロール３
２のロールの軸芯に略垂直方向に粘着ロールクリーナー
３を取り出したすことができ、軸芯方向に取り出す場合
に比べスムーズに取り出すことができる。すなわち、軸
芯方向に取り出す場合、粘着面がクリーナー収納部１２
ｄの内壁面に接して粘着剤により抵抗を受けて巧くスラ
イドさせることができない場合があるが、垂直方向に取
り出せばそのような問題がなくなる。

【００２５】図６は本発明にかかる収納ケースの第５の
実施の形態をあらわしている。図６に示すように、この
収納ケースＥは、クリーナー収納部１２ｅの外壁に、粘
着ロールクリーナー３の支持部３３の幅より狭く、ハン
ドル３１を外部に臨ませることができる切欠１９が設け
られている以外は、上記収納ケースＢと同様になってい
る。

【００２６】すなわち、この収納ケースＥによれば、切
欠１９が粘着ロールクリーナー３の支持部３３の幅より
狭いため、切欠１９側を上にしてハンドル３１を持って
持ち上げれば、収納ケースＥも持ち上がる。したがっ
て、収納ケースＥに粘着ロール３２をクリーナー収納部
１２ｅに収納した状態で、ハンドル３１を持つだけで、
収納ケースＥごと移動させることができ便利である。

【００２７】図７は、本発明にかかる収納ケースの第６
の実施の形態をあらわしている。図７に示すように、こ
の収納ケースＦは、粘着ロール３２をケース内に臨ませ
た状態で、粘着ロールクリーナー３の支持部３３が収納
ケースＦの開口部周縁に係止されるようになっていると
ともに、粘着ロール３２の収納部１２ｆの下側に２本の
予備ロール４を収納可能な予備ロール収納部１３ｆを備
えている。

【００２８】本発明にかかる収納ケースは、上記の実施
の形態に限定されない。たとえば、上記収納ケースＣで
はクリーナー収納部１２ｃの内壁面にリブが設けられて
いたが、リブを設けなくても構わない。また、リブの代
わりに突起を間欠的に設けるようにしても構わない。ま
た、上記の実施の形態では、予備ロール４が予備ロール
収納部へ２本収納できるようになっていたが、３本以上
収納できるようにしても構わないし、１本でも構わな
い。

【００２９】

【発明の効果】本発明にかかる収納ケースは、以上のよ
うに構成されているので、予備ロールを捜す手間が省け
るとともに、予備ロールの在庫数を簡単に把握できる。
また、請求項２〜７のようにすれば、粘着ロールクリー
ナーの取り出しや収納がより容易になる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明にかかる収納ケースの第１の実施の形態
をあらわす斜視図である。

【図２】図１の収納ケースの平面図である。

【図３】本発明にかかる収納ケースの第２の実施の形態
をあらわす平面断面図である。

【図４】本発明にかかる収納ケースの第３の実施の形態
をあらわす平面図である。

【図５】本発明にかかる収納ケースの第４の実施の形態
をあらわす斜視図である。

【図６】本発明にかかる収納ケースの第５の実施の形態
をあらわす斜視図である。

【図７】本発明にかかる収納ケースの第６の実施の形態
をあらわす斜視図である。

【符号の説明】

Ａ，Ｂ，Ｃ，Ｄ，Ｅ，Ｆ・・・収納ケース、１，１８・
・・収納ケース本体、２・・・把手、３・・・粘着ロー
ルクリーナー、４・・・予備ロール、１１・・・開口
部、１２ａ，１２ｂ，１２ｃ，１２ｄ，１２ｅ，１２ｆ
・・・クリーナー収納部、１３ａ，１３ｆ・・・予備ロ
ール収納部、１４ａ，１４ｃ・・・間仕切り、１５・・
・内壁面、１６ａ・・・リブ、１６ｂ・・・離型剤層、
１７・・・外壁、１８ａ・・・取り出し口、１８ｂ・・
・蓋、１９・・・切欠、３１・・・ハンドル、３２・・
・粘着ロール、３３・・・支持部

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】粘着テープをロール状に巻回した粘着ロー
ルと、この粘着ロールをロールの中心軸回りに回動自在
に支持する支持部とを備える粘着ロールクリーナーの、
少なくとも粘着ロール部を収納可能なクリーナー収納部
を有する粘着ロールクリーナー収納ケースにおいて、予
備の粘着ロールを収納する予備ロール収納部が設けられ
ていることを特徴とする粘着ロールクリーナー収納ケー
ス。
【請求項２】クリーナー収納部と、予備ロール収納部と
が間仕切りで仕切られている請求項１に記載の粘着ロー
ルクリーナー収納ケース。
【請求項３】間仕切りが、支持部の周囲に当接し、粘着
ロールクリーナーを位置固定可能に設けられている請求
項２に記載の粘着ロールクリーナー収納ケース。
【請求項４】クリーナー収納部に収納された粘着ロール
クリーナーの粘着ロール部が対面するケース内壁面に、
粘着ロールの粘着面が直接接触することを防止するリブ
または突起が突設されている請求項１ないし請求項３の
いずれかに記載の粘着ロールクリーナー収納ケース。
【請求項５】クリーナー収納部に収納された粘着ロール
クリーナーの粘着ロール部が対面するケース内壁面に、
離型剤層が積層されている請求項１ないし請求項３のい
ずれかに記載の粘着ロールクリーナー収納ケース。
【請求項６】クリーナー収納部の外壁の少なくとも一部
が、クリーナー収容部本体にヒンジを介して回動自在枢
支され、粘着ロールクリーナーの取り出し口の蓋となっ
ている請求項１ないし請求項５のいずれかに記載の粘着
ロールクリーナー収納ケース。
【請求項７】クリーナー収納部が粘着ロール部を収納す
る大きさになっているとともに、支持部の幅より狭く、
支持部から延出するハンドルを外部に臨ませる切欠がク
リーナー収納部の外壁に設けられている請求項１ないし
請求項４のいずれかに記載の粘着ロールクリーナー収納
ケース。