JP2003052137A - 車両用電力伝送装置及び車両用電力伝送モジュール - Google Patents

車両用電力伝送装置及び車両用電力伝送モジュール

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JP2003052137A
JP2003052137A JP2001239233A JP2001239233A JP2003052137A JP 2003052137 A JP2003052137 A JP 2003052137A JP 2001239233 A JP2001239233 A JP 2001239233A JP 2001239233 A JP2001239233 A JP 2001239233A JP 2003052137 A JP2003052137 A JP 2003052137A
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JP
Japan
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power transmission
vehicle
waveguide
power
microwaves
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Withdrawn
Application number
JP2001239233A
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English (en)
Inventor
Yoichi Ishimaru
洋一 石丸
Takashi Nagase
高志 長瀬
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤハーネスの配線及び結線作業を無く
し、組付作業性を向上する。 【解決手段】 電源には送電器16が接続されており、
ダッシュパネル部18とインストルメントパネル20と
で構成される閉空間が導波路22と成っている。導波路
22内には、送電器16のアンテナ16Aが挿入されて
おり、アンテナ16Aから発信されたマイクロ波が導波
路22内を送波するようになっている。メータ、オーデ
ィオ、エアバッグ装置等の電子機器28にはダイオード
受電器30が配設されており、ダイオード受電器30の
アンテナ30Aは導波路22内に挿入されている。ま
た、ダイオード受電器30は、アンテナ30Aによって
導波路22内を送波するマイクロ波を受け、電子機器2
8に電力を供電するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用電力伝送装置
及び車両用電力伝送モジュールに係り、特に、自動車等
に搭載される車両用電力伝送装置及び車両用電力伝送モ
ジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車に搭載されるインストルメ
ントパネルモジュールの一例としては、特開2000−
318490号公報がある。
【0003】この従来技術では、図15に示される如
く、車体側に取り付けられるリインフォースメント10
0に、インストルメントパネル102がその他の部品と
ともに支持されるモジュール構造であって、リインフォ
ースメント100をパネル形状とし、このリインフォー
スメント100の平面内においてワイヤハーネス104
を設置するための設置経路(配線溝106)が形成され
ている。このため、ワイヤハーネス104を連続する平
面に沿って直線状に配置できるため、組付作業性を向上
できるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来技術においても、リインフォースメント100にワイ
ヤハーネス104を設置するため、ワイヤハーネス10
4の配線及び結線作業が必要であり、更なる組付作業性
の向上が望まれる。
【0005】本発明は上記事実を考慮し、組付作業性を
向上できる車両用電力伝送装置及び車両用電力伝送モジ
ュールを得ることが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、電源に接続されマイクロ波を発生する送電手段と、
前記マイクロ波を導く導波路と、前記マイクロ波を受け
電子機器に供電する受電手段と、を有し、前記導波路を
車両内装部材で形成したことを特徴とする。
【0007】従って、電源に接続された送電手段から発
生されたマイクロ波を、車両内装部材で形成した導波路
を介して受電手段で受け、電子機器に給電する。この結
果、電力供給用のワイヤハーネスが不要となるため、電
力供給用のワイヤハーネスの配線及び結線作業を必要と
せず、組付作業性が向上する。
【0008】請求項2記載の本発明は、電源に接続され
マイクロ波を発生する送電手段と、前記マイクロ波を導
く導波路と、前記マイクロ波を受け電子機器に供電する
受電手段と、を有し、前記導波路を車体構成骨格部材で
形成したことを特徴とする。
【0009】従って、電源に接続された送電手段から発
生されたマイクロ波を、車体構成骨格部材で形成した導
波路を介して受電手段で受け、電子機器に給電する。こ
の結果、電力供給用のワイヤハーネスが不要となるた
め、電力供給用のワイヤハーネスの配線及び結線作業を
必要とせず、組付作業性が向上する。
【0010】請求項3記載の本発明は、請求項1、2の
何れかに記載の車両用電力伝送装置において、前記受電
手段の1つから複数の電子機器に電力を供給することを
特徴とする。
【0011】従って、請求項1、2の何れかに記載の内
容に加えて、位置の近い複数の電子機器間で、受電部材
を共用することになり、最小限の配線または電気的接続
部の増加のみで必要な受電手段の数を低減することがで
き、低コスト化が可能である。
【0012】請求項4記載の本発明は、請求項1乃至3
の何れかに記載の車両用電力伝送装置において、制御回
路に接続され信号送信用のマイクロ波を前記導波路内に
発信する送信手段と、前記信号送信用のマイクロ波を受
け電子機器に制御信号を供給する受信手段と、を有する
ことを特徴とする。
【0013】従って、請求項1乃至3の何れかに記載の
内容に加えて、信号送信用のワイヤハーネスも廃止でき
るため、組付作業性が更に向上する。
【0014】請求項5記載の本発明は、請求項4に記載
の車両用電力伝送装置において、前記受信手段の1つか
ら複数の電子機器に制御信号を供給することを特徴とす
る。
【0015】従って、請求項4に記載の内容に加えて、
複数の電子機器で1つの受信手段を使用するため、受信
手段の数を低減することができ、低コスト化が可能であ
る。
【0016】請求項6記載の本発明は、請求項4に記載
の車両用電力伝送装置において、前記給電用の導波路
と、前記信号送信用の導波路とを、それぞれ独立した導
波路としたことを特徴とする。
【0017】従って、請求項4に記載の内容に加えて、
給電用の導波路と、信号送信用の導波路とを、それぞれ
独立した導波路とすることで、給電用のマイクロ波と信
号送信用のマイクロ波との干渉を考慮せず、各マイクロ
波の周波数を設定できる。
【0018】請求項7記載の本発明は、請求項1、2の
何れかに記載の車両用電力伝送装置において、前記受電
手段における受電量が所定値より少ない時に、前記送電
手段における送電を中止することを特徴とする。
【0019】従って、請求項1、2の何れかに記載の内
容に加えて、受電手段における受電量が所定値より少な
い時には、導波路におけるマイクロ波漏れが考えられる
ため、送電手段における送電を中止することで、無断な
エネルギー損失を防止できる。
【0020】請求項8記載の本発明は、請求項1、2の
何れかに記載の車両用電力伝送装置において、前記導波
路を複数設け、各導波路にそれぞれ前記送電手段と受電
手段とを設けると共に、前記受電手段における受電量が
所定値より少ない時に、該受電手段に前記導波路で連結
された送電手段における送電を中止することを特徴とす
る。
【0021】従って、請求項1、2の何れかに記載の内
容に加えて、ある受電手段における受電量が所定値より
少ない時には、該受電手段に対応する導波路におけるマ
イクロ波漏れが考えられるため、該導波路に対応する送
電手段における送電のみを中止することで、無断なエネ
ルギー損失を防止できると共に、機能停止を最小限とす
ることがきる。
【0022】請求項9記載の本発明は、請求項1、2の
何れかに記載の車両用電力伝送装置において、前記導波
路が、導電性材料が配設されたインストルメントパネル
と、該インストルメントパネルの開口部を覆う導電性の
蓋部材とで形成されていることを特徴とする。
【0023】従って、請求項1、2の何れかに記載の内
容に加えて、インストルメントパネルを利用して導波路
を形成することができるため、部品点数を低減できる。
【0024】請求項10記載の本発明は、請求項1、2
の何れかに記載の車両用電力伝送装置において、前記導
波路が、導電性材料が配設された天井内装部材と、該天
井内装部材の開口部を覆う導電性の蓋部材とで形成され
ていることを特徴とする。
【0025】従って、請求項1、2の何れかに記載の内
容に加えて、天井内装部材を利用して導波路を形成する
ことができるため、部品点数を低減できる。
【0026】請求項11記載の本発明は、請求項10に
記載の車両用電力伝送装置において、前記蓋部材がルー
フパネルであることを特徴とする。
【0027】従って、請求項10に記載の内容に加え
て、天井内装部材とで導波路を形成する蓋部材をルーフ
パネルとすることで、部品点数を更に低減できる。
【0028】請求項12記載の本発明は、請求項1、2
の何れかに記載の車両用電力伝送装置において、前記導
波路が、導電性材料が配設されたドア内装部材と、該ド
ア内装部材の開口部を覆う導電性の蓋部材とで形成され
ていることを特徴とする。
【0029】従って、請求項1、2の何れかに記載の内
容に加えて、導電性材料が配設されたドア内装部材と、
ドア内装部材の開口部を覆う導電性の蓋部材とを利用し
て導波路を形成することができるため、部品点数を低減
できる。
【0030】請求項13記載の本発明は、請求項12に
記載の車両用電力伝送装置において、前記蓋部材がドア
パネルであることを特徴とする。
【0031】従って、請求項12に記載の内容に加え
て、ドア内装部材とで導波路を形成する蓋部材をドアパ
ネルとすることで、部品点数を更に低減できる。
【0032】請求項14記載の本発明は、請求項1、2
の何れかに記載の車両用電力伝送装置において、前記導
波路が、車体骨格部材の閉断面で形成されていることを
特徴とする。
【0033】従って、請求項1、2の何れかに記載の内
容に加えて、車体骨格部材の閉断面を利用して導波路を
形成することができるため、部品点数を低減できる。
【0034】請求項15記載の本発明は、マイクロ波を
導く導波路と、前記マイクロ波を受け電子機器に供電す
る受電手段と、を有し、前記導波路を車両構成部材で形
成する車両に適用される車両用電力伝送モジュールであ
って、前記車両用電力伝送モジュールは、導電性材料が
配設されたインストルメントパネルと、該インストルメ
ントパネルの開口部を覆う導電性の蓋部材とを備え、前
記導波路を形成していることを特徴とする。
【0035】従って、マイクロ波を、車両用電力伝送モ
ジュールに形成した導波路を介して受電手段で受け、電
子機器に給電する。この結果、電力供給用のワイヤハー
ネスが不要となるため、電力供給用のワイヤハーネスの
配線及び結線作業を必要とせず、組付作業性が向上す
る。
【0036】請求項16記載の本発明は、請求項15に
記載の車両用電力伝送モジュールにおいて、前記導波路
が、空調用レジスタで構成されており、前記空調用レジ
スタの開口部にマイクロ波を遮断し空気を通過するシー
ルド部材を配置したことを特徴とする。
【0037】従って、請求項15に記載の内容に加え
て、導波路を空調用レジスタで構成するため、部品点数
を低減できる。また、シールド部材により空調用レジス
タの開口部において、マイクロ波を遮断し空気を通過す
るため、無断なエネルギー損失を防止できる。
【0038】請求項17記載の本発明は、マイクロ波を
導く導波路と、前記マイクロ波を受け電子機器に供電す
る受電手段と、を有し、前記導波路を車両構成部材で形
成する車両に適用される車両用電力伝送モジュールであ
って、前記車両用電力伝送モジュールは、導電性材料が
配設された天井内装部材と、該天井内装部材の開口部を
覆う導電性の蓋部材とを備え、前記導波路を形成するこ
とを特徴とする。
【0039】従って、マイクロ波を、車両用電力伝送モ
ジュールに形成した導波路を介して受電手段で受け、電
子機器に給電する。この結果、電力供給用のワイヤハー
ネスが不要となるため、電力供給用のワイヤハーネスの
配線及び結線作業を必要とせず、組付作業性が向上す
る。
【0040】請求項18記載の本発明は、請求項17に
記載の車両用電力伝送モジュールにおいて、前記蓋部材
が車体側の金属部材であることを特徴とする。
【0041】従って、請求項17に記載の内容に加え
て、車両用電力伝送モジュールと車体側の金属部材とで
導波路を形成するため、車両用電力伝送モジュールを簡
素化できる。
【0042】請求項19記載の本発明は、マイクロ波を
導く導波路と、前記マイクロ波を受け電子機器に供電す
る受電手段と、を有し、前記導波路を車両構成部材で形
成する車両に適用される車両用電力伝送モジュールであ
って、前記車両用電力伝送モジュールは、導電性材料が
配設された天井内装部材と、該天井内装部材の開口部を
覆う導電性の蓋部材とを備え、前記導波路を形成するこ
とを特徴とする。
【0043】従って、マイクロ波を、車両用電力伝送モ
ジュールに形成した導波路を介して受電手段で受け、電
子機器に給電する。この結果、電力供給用のワイヤハー
ネスが不要となるため、電力供給用のワイヤハーネスの
配線及び結線作業を必要とせず、組付作業性が向上す
る。
【0044】請求項20記載の本発明は、請求項19に
記載の車両用電力伝送モジュールにおいて、前記蓋部材
が車体側の金属部材であることを特徴とする。
【0045】従って、請求項19に記載の内容に加え
て、車両用電力伝送モジュールと車体側の金属部材とで
導波路を形成するため、車両用電力伝送モジュールを簡
素化できる。
【0046】
【発明の実施の形態】本発明における車両用電力伝送装
置の第1実施形態を図1〜図7従って説明する。
【0047】なお、図中矢印FRは車両前方方向を、矢
印UPは車両上方方向を示す。
【0048】図2に示される如く、本実施形態の車両1
0においては、エンジンルーム10A内に、電源として
のバッテリー12及び発電器14が配設されており、バ
ッテリー12には、送電手段としての送電器16が接続
されている。
【0049】図3に示される如く、送電器16は、アン
プ及びマイクロ波を発生するFET、マグネトロン等で
構成されており、アンテナ16Aを備えている。
【0050】図1に示される如く、送電器16は、エン
ジンルーム10と車室内10Bを仕切るダッシュパネル
等の金属板材からなる蓋部材としてのダッシュパネル部
18に配設されている。また、樹脂材で形成された車両
内装部材としてのインストルメントパネル20の内側面
20A(又は意匠面20B)には、導電性材料としての
導電性ペーストが塗布されており、インストルメントパ
ネル20の開口部を覆う蓋部材としてのダッシュパネル
部18とインストルメントパネル20とで構成される閉
空間が導波路22と成っている。この導波路22内に
は、送電器16のアンテナ16Aが挿入されており、ア
ンテナ16Aから発信されたマイクロ波(図1の破線矢
印)が導波路22内を送波するようになっている。
【0051】図4に示される如く、インストルメントパ
ネル20には、電子機器としてのメータ21、オーディ
オ24、エアバッグ装置26等が配設されている。
【0052】図1に示される如く、メータ、オーディ
オ、エアバッグ装置等の電子機器28には、受電手段と
してのダイオード受電器30が配設されており、ダイオ
ード受電器30のアンテナ30Aは導波路22内に挿入
されている。また、ダイオード受電器30は、アンテナ
30Aによって導波路22内を送波するマイクロ波(図
1及び3の矢印)を受け、電子機器28に電力を供電す
るようになっている。
【0053】図2に示される如く、ダイオード受電器3
0は、メータ21、オーディオ24、エアバッグ装置2
6、ジャンクションブロック32、ジャンクションブロ
ック34にそれぞれ対応する受電器30A、30B、3
0C、30D、30Eで構成されている。
【0054】なお、各受電器30A、30B、30C、
30D、30Eには、それぞれ受電容量を検出するセン
サが配設されており、各受電器30A、30B、30
C、30D、30Eが受電した受電容量が所定置より小
さい場合には、センサからの出力信号に基づいて送電器
16からの送電を中止するようになっている。
【0055】即ち、図5に示される如く、導波路22内
のマイクロ波密度が低下すると受電器の受電容量も低下
する。このため、受電容量が所定置より小さい場合に
は、導波路22からマイクロ波が漏れていると判断し、
送電器16からの送電を中止するようになっている。
【0056】図6に示される如く、インストルメントパ
ネル20内における車幅方向略中央部では、エアコンユ
ニット46、ダクト48、オーディオ50、デフロスタ
ーノズル52、メータ54等が密集しているため、マイ
クロ波を送波可能とするため、導波管56を配設してい
る。なお、導波管56は、金属パイプ、金網、カーボン
入りの樹脂パイプ等で構成されている。
【0057】図7に示される如く、導波管56は車幅方
向に沿って配設されており、左右の導波路22を連結し
ており、導波管56を介して左右の導波路22間をマイ
クロ波が送波可能となっている。
【0058】次に、本実施形態の作用を説明する。
【0059】本実施形態では、電源としてのバッテリー
12に接続された送電器16から発生されたマイクロ波
を、ダッシュパネル部18とインストルメントパネル2
0とで形成した導波路22を介して、各受電器30A、
30B、30C、30D、30Eで受け、メータ21、
オーディオ24、エアバッグ装置26、ジャンクション
ブロック32、ジャンクションブロック34等の電子機
器に給電する。この結果、電力供給用のワイヤハーネス
が不要となるため、電力供給用のワイヤハーネスの配線
及び結線作業を必要とせず、組付作業性が向上する。
【0060】また、本実施形態では、ジャンクションブ
ロック32のように、1つの受電器30Dから、左ドア
用のパワーウインドウ36、デフォッガー38、リヤコ
ンビランプ40等の複数の電子機器に電力を供給できる
ため、受電器の数を低減することができる。この結果、
最小限の配線または電気的接続部の増加のみで必要な受
電器の数を低減することができ、低コスト化が可能であ
る。
【0061】また、本実施形態では、導波路22が、導
電性ペーストが塗布されインストルメントパネル20を
利用して、インストルメントパネル20の開口部を覆う
ダッシュパネル部18とで導波路22を形成することが
できるため、部品点数を低減できる。
【0062】また、本実施形態では、各受電器30A、
30B、30C、30D、30Eには、それぞれ受電容
量を検出するセンサを配設し、各受電器30A、30
B、30C、30D、30Eが受電した受電容量が所定
置より小さい場合には、導波路からマイクロ波が漏れて
いると判断し、送電器16からの送電を中止する。この
結果、無断なエネルギー損失を防止できる。
【0063】また、本実施形態では、インストルメント
パネル20内における車幅方向略中央部に配設した導波
管56を介して左右の導波路22間をマイクロ波が送波
可能である。
【0064】なお、本実施形態では、インストルメント
パネル20内における車幅方向略中央部に導波管56を
配設することで左右の導波路22間をマイクロ波が送波
可能としたが、導波管56に代えて、図8に示される如
く、エアコンのダクト58を無着色(バージン)PPあ
るいPEで構成するか、マイクロ波に影響を与えない色
素で着色することで、マイクロ波がエアコンのダクト5
8を介して左右の導波路22間を送波可能な構成として
も良い。また、この場合には、マイクロ波がエアコンの
ダクト58内を通過可能となるので、図9に示される如
く、レジスター60の内側に金網等の導電材で構成した
シート62を配設するころで、レジスター60からのマ
イクロ波の漏れを防止する。
【0065】次に、本発明における車両用電力伝送装置
の第2実施形態を図10に従って説明する。
【0066】なお、第1実施形態と同一部材に付いて
は、同一符号を付してその説明を省略する。
【0067】図10に示される如く、本実施形態では、
第1実施形態における送電手段としての送電器16が、
送電器16A、16B、16Cに3分割されており、送
電器16Aからのマイクロ波がジャンクションブロック
32に接続された受電器30Dに、送電器16Bからの
マイクロ波がメータ21、オーディオ24、エアバッグ
装置26にそれぞれ接続された受電器30A、30B、
30Cに、送電器16Cからのマイクロ波がジャンクシ
ョンブロック34に接続された受電器30Eに、送電さ
れるようになっている。
【0068】次に、本実施形態の作用を説明する。
【0069】本実施形態では、通常状態では、送電器1
6Bを作動し、送電器16Bからマイクロ波を発生する
と共に、受電器30A、30B、30Cを作動し、受電
した電源を、メータ21、オーディオ24、エアバッグ
装置26に電源を供給するが、他の送電器16A、16
Cは、送電器16に組み込まれたCPU60により停止
状態とする。即ち、必要最小個の送電器16Bのみを作
動することで小電力化を可能とする。
【0070】一方、パワーウインドウ36、デフォッガ
ー38、リヤコンビランプ40等の他の電子機器を使用
し、電気容量が足りなくなる場合には、図11に示され
る如く、CPU60により、必要な個数の送電器、例え
ば、送電器16Aと送電器16Bとを作動すると共に受
電器30D、30Eを作動状態とすることで、必要な電
力を送電できる。
【0071】なお、上記第1実施形態及び第2実施形態
では、電源としてのバッテリー12に送電手段としての
送電器16を接続すると共に、メータ、オーディオ、エ
アバッグ装置等の電子機器28に受電手段としてのダイ
オード受電器30を配設したが、これと同時に、制御回
路に信号送信用のマイクロ波を発信する送信手段として
の送電器16を接続すると共に、メータ、オーディオ、
エアバッグ装置等の電子機器28に受信手段としてのダ
イオード受信器を配設する構成としても良い。この構成
の場合には、信号送信用のワイヤハーネスも廃止できる
ため、組付作業性が更に向上する。また、1つのダイオ
ード受信器から複数の電子機器に制御信号を供給する構
成とすることで、ダイオード受信器の数を低減すること
ができ、低コスト化が可能である。更に、給電用の導波
路と、信号送信用の導波路とを、それぞれ独立した導波
路とすることで、給電用のマイクロ波と信号送信用のマ
イクロ波との干渉を考慮せず、各マイクロ波の周波数を
設定できるようにしても良い。
【0072】次に、本発明における車両用電力伝送装置
の第3実施形態を図12及び図13に従って説明する。
【0073】図12に示される如く、本実施形態では、
第1実施形態及び第2実施形態で説明したダッシュパネ
ル部18とインストルメントパネル20とが、車両用電
力伝送モジュールとしての電力伝送インパネモジュール
66を構成している。また、天井内装部材68が車両用
電力伝送モジュールとしての電力伝送ルーフモジュール
70を構成していると共に、ドア内装部材72が車両用
電力伝送モジュールとしての電力伝送ドアモジュール7
4を構成している。
【0074】図13に示される如く、電力伝送ルーフモ
ジュール70は、天井内装部材68と、天井内装部材6
8の上部の開口部68Aを覆う蓋部材としてのルーフパ
ネル76とで導波路78を形成しており、天井内装部材
68に電子機器としてのランプ80と、受電手段として
のダイオード受電器82が配設されている。
【0075】なお、図14に示される如く、天井内装部
材68に導電性の蓋部材84を設け、天井内装部材68
と蓋部材84とで導波路78を形成しても良い。
【0076】図12に示される如く、電力伝送ドアモジ
ュール74は、ドア内装部材72と、ドア内装部材72
の開口部を覆う蓋部材としてのドアパネル88とで導波
路を形成しており、ドア内装部材72に電子機器として
のウインドレギュレータ89、ドアロック90と、受電
手段としてのダイオード受電器92、94が配設されて
いる。なお、図示を省略したが、ドア内装部材72に導
電性の蓋部材を設け、該蓋部材とドア内装部材72とで
導波路を形成しても良い。
【0077】また、車体構成骨格部材としてのフロント
ピラー96は導波路を兼ねており、インパネモジュール
66に配設した送電器16からのマイクロ波(図12の
破線矢印)が、電力伝送インパネモジュール66とフロ
ントピラー96との連結部に形成した連結孔97、フロ
ントピラー96内、フロントピラー96と電力伝送ルー
フモジュール70との連結部に形成した連結孔98内を
送波し電力伝送ルーフモジュール70に達すると共に、
フロントピラー96と電力伝送ドアモジュール74との
連結部に形成した可撓性の導波管99内を送波し電力伝
送ドアモジュール74に達するようになっている。
【0078】従って、本実施形態では、第1実施形態及
び第2実施形態と同様な効果があると共に、電力伝送イ
ンパネモジュール66、電力伝送ルーフモジュール7
0、電力伝送ドアモジュール74により、車体全体にお
ける組付作業性を向上できる。
【0079】以上に於いては、本発明を特定の実施形態
について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々
の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかで
ある。
【0080】
【発明の効果】請求項1記載の本発明は、電源に接続さ
れマイクロ波を発生する送電手段と、マイクロ波を導く
導波路と、マイクロ波を受け電子機器に供電する受電手
段と、を有し、導波路を車両内装部材で形成したため、
電力供給用のワイヤハーネスの配線及び結線作業を必要
とせず、組付作業性が向上するという優れた効果を有す
る。
【0081】請求項2記載の本発明は、電源に接続され
マイクロ波を発生する送電手段と、マイクロ波を導く導
波路と、マイクロ波を受け電子機器に供電する受電手段
と、を有し、導波路を車体構成骨格部材で形成したた
め、電力供給用のワイヤハーネスの配線及び結線作業を
必要とせず、組付作業性が向上するという優れた効果を
有する。
【0082】請求項3記載の本発明は、請求項1、2の
何れかに記載の車両用電力伝送装置において、受電手段
の1つから複数の電子機器に電力を供給するため、請求
項1、2の何れかに記載の効果に加えて、低コスト化が
可能であるという優れた効果を有する。
【0083】請求項4記載の本発明は、請求項1乃至3
の何れかに記載の車両用電力伝送装置において、制御回
路に接続され信号送信用のマイクロ波を導波路内に発信
する送信手段と、信号送信用のマイクロ波を受け電子機
器に制御信号を供給する受信手段と、を有するため、請
求項1乃至3の何れかに記載の効果に加えて、信号送信
用のワイヤハーネスも廃止できるため、組付作業性が更
に向上するという優れた効果を有する。
【0084】請求項5記載の本発明は、請求項4に記載
の車両用電力伝送装置において、受信手段の1つから複
数の電子機器に制御信号を供給するため、請求項4に記
載の効果に加えて、低コスト化が可能であるという優れ
た効果を有する。
【0085】請求項6記載の本発明は、請求項4に記載
の車両用電力伝送装置において、給電用の導波路と、信
号送信用の導波路とを、それぞれ独立した導波路とした
ため、請求項4に記載の効果に加えて、給電用のマイク
ロ波と信号送信用のマイクロ波との干渉を考慮せず、各
マイクロ波の周波数を設定できるという優れた効果を有
する。
【0086】請求項7記載の本発明は、請求項1、2の
何れかに記載の車両用電力伝送装置において、受電手段
における受電量が所定値より少ない時に、送電手段にお
ける送電を中止するため、請求項1、2の何れかに記載
の効果に加えて、無断なエネルギー損失を防止できると
いう優れた効果を有する。
【0087】請求項8記載の本発明は、請求項1、2の
何れかに記載の車両用電力伝送装置において、導波路を
複数設け、各導波路にそれぞれ送電手段と受電手段とを
設けると共に、受電手段における受電量が所定値より少
ない時に、該受電手段に導波路で連結された送電手段に
おける送電を中止するため、請求項1、2の何れかに記
載の効果に加えて、無断なエネルギー損失を防止できる
と共に、機能停止を最小限とすることがきるという優れ
た効果を有する。
【0088】請求項9記載の本発明は、請求項1、2の
何れかに記載の車両用電力伝送装置において、導波路
が、導電性材料が配設されたインストルメントパネル
と、インストルメントパネルの開口部を覆う導電性の蓋
部材とで形成されているため、請求項1、2の何れかに
記載の効果に加えて、部品点数を低減できるという優れ
た効果を有する。
【0089】請求項10記載の本発明は、請求項1、2
の何れかに記載の車両用電力伝送装置において、導波路
が、導電性材料が配設された天井内装部材と、天井内装
部材の開口部を覆う導電性の蓋部材とで形成されている
ため、請求項1、2の何れかに記載の効果に加えて、部
品点数を低減できるという優れた効果を有する。
【0090】請求項11記載の本発明は、請求項10に
記載の車両用電力伝送装置において、蓋部材がルーフパ
ネルであるため、請求項10に記載の内容に加えて、部
品点数を更に低減できるという優れた効果を有する。
【0091】請求項12記載の本発明は、請求項1、2
の何れかに記載の車両用電力伝送装置において、導波路
が、導電性材料が配設されたドア内装部材と、ドア内装
部材の開口部を覆う導電性の蓋部材とで形成されている
ため、請求項1、2の何れかに記載の効果に加えて、部
品点数を低減できるという優れた効果を有する。
【0092】請求項13記載の本発明は、請求項12に
記載の車両用電力伝送装置において、蓋部材がドアパネ
ルであるため、請求項12に記載の効果に加えて、部品
点数を更に低減できるという優れた効果を有する。
【0093】請求項14記載の本発明は、請求項1、2
の何れかに記載の車両用電力伝送装置において、導波路
が、車体骨格部材の閉断面で形成されているため、請求
項1、2の何れかに記載の効果に加えて、部品点数を低
減できるという優れた効果を有する。
【0094】請求項15記載の本発明は、マイクロ波を
導く導波路と、マイクロ波を受け電子機器に供電する受
電手段と、を有し、導波路を車両構成部材で形成する車
両に適用される車両用電力伝送モジュールであって、車
両用電力伝送モジュールは、導電性材料が配設されたイ
ンストルメントパネルと、該インストルメントパネルの
開口部を覆う導電性の蓋部材とを備え、前記導波路を形
成しているため、組付作業性が向上するという優れた効
果を有する。
【0095】請求項16記載の本発明は、請求項15に
記載の車両用電力伝送モジュールにおいて、導波路が、
空調用レジスタで構成されており、空調用レジスタの開
口部にマイクロ波を遮断し空気を通過するシールド部材
を配置したため、請求項15に記載の効果に加えて、部
品点数を低減できると共に無断なエネルギー損失を防止
できるという優れた効果を有する。
【0096】請求項17記載の本発明は、マイクロ波を
導く導波路と、マイクロ波を受け電子機器に供電する受
電手段と、を有し、導波路を車両構成部材で形成する車
両に適用される車両用電力伝送モジュールであって、車
両用電力伝送モジュールは、導電性材料が配設された天
井内装部材と、天井内装部材の開口部を覆う導電性の蓋
部材とを備え、導波路を形成するため、組付作業性が向
上するという優れた効果を有する。
【0097】請求項18記載の本発明は、請求項17に
記載の車両用電力伝送装置において、前記蓋部材が車体
側の金属部材であるため、請求項17に記載の効果に加
えて、車両用電力伝送モジュールを簡素化できるという
優れた効果を有する。
【0098】請求項19記載の本発明は、マイクロ波を
導く導波路と、マイクロ波を受け電子機器に供電する受
電手段と、を有し、導波路を車両構成部材で形成する車
両に適用される車両用電力伝送モジュールであって、車
両用電力伝送モジュールは、導電性材料が配設された天
井内装部材と、天井内装部材の開口部を覆う導電性の蓋
部材とを備え、前記導波路を形成するため、組付作業性
が向上するという優れた効果を有する。
【0099】請求項20記載の本発明は、請求項19に
記載の車両用電力伝送装置において、前記蓋部材が車体
側の金属部材であるため、請求項19に記載の効果に加
えて、車両用電力伝送モジュールを簡素化できるという
優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る車両用電力伝送装
置の要部を示す概略側面図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る車両用電力伝送装
置を示す概略平面図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る車両用電力伝送装
置を示すブロック図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係る車両用電力伝送装
置が適用されたインストルメントパネルを示す車両斜め
後方から見た斜視図である。
【図5】受電容量と導波路内のマイクロ波密度との関係
を示すグラフである。
【図6】本発明の第1実施形態に係る車両用電力伝送装
置におけるインストルメントパネル中央部を示す概略側
断面図である。
【図7】本発明の第1実施形態に係る車両用電力伝送装
置が適用されたインストルメントパネルの内部を示す車
両斜め後方から見た斜視図である。
【図8】本発明の第1実施形態の変形例に係る車両用電
力伝送装置におけるインストルメントパネル中央部を示
す概略側断面図である。
【図9】本発明の第1実施形態の変形例に係る車両用電
力伝送装置におけるレジスターを示す車両斜め後方から
見た分解斜視図である。
【図10】本発明の第2実施形態に係る車両用電力伝送
装置を示すブロック図である。
【図11】本発明の第2実施形態に係る車両用電力伝送
装置を示すブロック図である。
【図12】本発明の第3実施形態に係る車両用電力伝送
装置を示す分解斜視図である。
【図13】本発明の第3実施形態に係る車両用電力伝送
装置における天井内装部材を示す車両前方から見た断面
図である。
【図14】本発明の第3実施形態の変形例に係る車両用
電力伝送装置における天井内装部材を示す車両前方から
見た断面図である。
【図15】従来例に係るインストルメントパネルモジュ
ールを示す分解斜視図である。
【符号の説明】
12 バッテリー(電源) 16 送電器 18 ダッシュパネル部(蓋部材) 20 インストルメントパネル 21 メータ(電子機器) 22 導波路 24 オーディオ(電子機器) 26 エアバッグ装置(電子機器) 28 電子機器 30 ダイオード受電器 32 ジャンクションブロック 34 ジャンクションブロック 36 パワーウインドウ 38 デフォッガー 40 リヤコンビランプ 46 エアコンユニット 56 導波管 58 ダクト 60 レジスター 62 シート 66 電力伝送インパネモジュール(車両用電力伝送
モジュール) 68 天井内装部材 70 電力伝送ルーフモジュール(車両用電力伝送モ
ジュール) 72 ドア内装部材 74 電力伝送ドアモジュール(車両用電力伝送モジ
ュール) 76 ルーフパネル(蓋部材) 78 導波路 80 ランプ(電子機器) 82 ダイオード受電器(受電手段) 84 蓋部材 88 ドアパネル(蓋部材) 89 ウインドレギュレータ(電子機器) 90 ドアロック(電子機器) 92 ダイオード受電器(受電手段) 94 ダイオード受電器(受電手段)

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源に接続されマイクロ波を発生する送
    電手段と、 前記マイクロ波を導く導波路と、 前記マイクロ波を受け電子機器に供電する受電手段と、 を有し、前記導波路を車両内装部材で形成したことを特
    徴とする車両用電力伝送装置。
  2. 【請求項2】 電源に接続されマイクロ波を発生する送
    電手段と、 前記マイクロ波を導く導波路と、 前記マイクロ波を受け電子機器に供電する受電手段と、 を有し、前記導波路を車体構成骨格部材で形成したこと
    を特徴とする車両用電力伝送装置。
  3. 【請求項3】 前記受電手段の1つから複数の電子機器
    に電力を供給することを特徴とする請求項1、2の何れ
    かに記載の車両用電力伝送装置。
  4. 【請求項4】 制御回路に接続され信号送信用のマイク
    ロ波を前記導波路内に発信する送信手段と、 前記信号送信用のマイクロ波を受け電子機器に制御信号
    を供給する受信手段と、 を有することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記
    載の車両用電力伝送装置。
  5. 【請求項5】 前記受信手段の1つから複数の電子機器
    に制御信号を供給することを特徴とする請求項4記載の
    車両用電力伝送装置。
  6. 【請求項6】 前記給電用の導波路と、前記信号送信用
    の導波路とを、それぞれ独立した導波路としたことを特
    徴とする請求項4記載の車両用電力伝送装置。
  7. 【請求項7】 前記受電手段における受電量が所定値よ
    り少ない時に、前記送電手段における送電を中止するこ
    とを特徴とする請求項1、2の何れかに記載の車両用電
    力伝送装置。
  8. 【請求項8】 前記導波路を複数設け、各導波路にそれ
    ぞれ前記送電手段と受電手段とを設けると共に、前記受
    電手段における受電量が所定値より少ない時に、該受電
    手段に前記導波路で連結された送電手段における送電を
    中止することを特徴とする請求項1、2の何れかに記載
    の車両用電力伝送装置。
  9. 【請求項9】 前記導波路が、導電性材料が配設された
    インストルメントパネルと、該インストルメントパネル
    の開口部を覆う導電性の蓋部材とで形成されていること
    を特徴とする請求項1、2の何れかに記載の車両用電力
    伝送装置。
  10. 【請求項10】 前記導波路が、導電性材料が配設され
    た天井内装部材と、該天井内装部材の開口部を覆う導電
    性の蓋部材とで形成されていることを特徴とする請求項
    1、2の何れかに記載の車両用電力伝送装置。
  11. 【請求項11】 前記蓋部材がルーフパネルであること
    を特徴とする請求項10記載の車両用電力伝送装置。
  12. 【請求項12】 前記導波路が、導電性材料が配設され
    たドア内装部材と、該ドア内装部材の開口部を覆う導電
    性の蓋部材とで形成されていることを特徴とする請求項
    1、2の何れかに記載の車両用電力伝送装置。
  13. 【請求項13】 前記蓋部材がドアパネルであることを
    特徴とする請求項12記載の車両用電力伝送装置。
  14. 【請求項14】 前記導波路が、車体骨格部材の閉断面
    で形成されていることを特徴とする請求項1、2の何れ
    かに記載の車両用電力伝送装置。
  15. 【請求項15】 マイクロ波を導く導波路と、 前記マイクロ波を受け電子機器に供電する受電手段と、 を有し、前記導波路を車両構成部材で形成する車両に適
    用される車両用電力伝送モジュールであって、 前記車両用電力伝送モジュールは、導電性材料が配設さ
    れたインストルメントパネルと、該インストルメントパ
    ネルの開口部を覆う導電性の蓋部材とを備え、前記導波
    路を形成していることを特徴とする車両用電力伝送モジ
    ュール。
  16. 【請求項16】 前記導波路が、空調用レジスタで構成
    されており、前記空調用レジスタの開口部にマイクロ波
    を遮断し空気を通過するシールド部材を配置したことを
    特徴とする請求項15記載の車両用電力伝送モジュー
    ル。
  17. 【請求項17】 マイクロ波を導く導波路と、 前記マイクロ波を受け電子機器に供電する受電手段と、 を有し、前記導波路を車両構成部材で形成する車両に適
    用される車両用電力伝送モジュールであって、 前記車両用電力伝送モジュールは、導電性材料が配設さ
    れた天井内装部材と、該天井内装部材の開口部を覆う導
    電性の蓋部材とを備え、前記導波路を形成することを特
    徴とする車両用電力伝送モジュール。
  18. 【請求項18】 前記蓋部材が車体側の金属部材である
    ことを特徴とする請求項17に記載の車両用電力伝送モ
    ジュール。
  19. 【請求項19】 マイクロ波を導く導波路と、 前記マイクロ波を受け電子機器に供電する受電手段と、 を有し、前記導波路を車両構成部材で形成する車両に適
    用される車両用電力伝送モジュールであって、 前記車両用電力伝送モジュールは、導電性材料が配設さ
    れたドア内装部材と、該ドア内装部材の開口部を覆う導
    電性の蓋部材とを備え、前記導波路を形成することを特
    徴とする車両用電力伝送モジュール。
  20. 【請求項20】 前記蓋部材が車体側の金属部材である
    ことを特徴とする請求項19に記載の車両用電力伝送モ
    ジュール。
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