JP2003051573A5 - - Google Patents

Download PDF

Info

Publication number
JP2003051573A5
JP2003051573A5 JP2002153027A JP2002153027A JP2003051573A5 JP 2003051573 A5 JP2003051573 A5 JP 2003051573A5 JP 2002153027 A JP2002153027 A JP 2002153027A JP 2002153027 A JP2002153027 A JP 2002153027A JP 2003051573 A5 JP2003051573 A5 JP 2003051573A5
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power module
heat
mass
parts
module according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002153027A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003051573A (ja
JP3830860B2 (ja
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP2002153027A priority Critical patent/JP3830860B2/ja
Priority claimed from JP2002153027A external-priority patent/JP3830860B2/ja
Publication of JP2003051573A publication Critical patent/JP2003051573A/ja
Publication of JP2003051573A5 publication Critical patent/JP2003051573A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3830860B2 publication Critical patent/JP3830860B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【特許請求の範囲】
【請求項1】
配線基板に電気的に接続された発熱部品とヒートシンクとが熱伝導性電気絶縁部材を介して接続されたパワーモジュールであって、
前記熱伝導性電気絶縁部材が、熱硬化性樹脂(A)と、熱可塑性樹脂(B)と、潜在性硬化剤(C)及び無機フィラー(D)を含む硬化組成物であり、
前記熱硬化性樹脂は室温で液状であり、かつ前記熱可塑性樹脂は前記熱硬化性樹脂が未硬化のときに粉末状であり、
前記熱伝導性電気絶縁部材は、前記発熱部品の形状および部品高さの不揃いに対して相補的な状態で前記発熱部品に接着しており、前記ヒートシンクにより前記発熱部品から発生する熱を放熱することを特徴とするパワーモジュール。
【請求項2】
前記熱硬化性樹脂(A)を50質量部以上95質量部以下と、前記潜在性硬化剤(C)が5質量部以上50質量部以下の合計量100質量部に対して、前記熱可塑性樹脂(B)が10質量部以上100質量部以下の範囲であって、
かつ、熱硬化性樹脂(A)と熱可塑性樹脂(B)と潜在性硬化剤(C)の合計量5質量部以上30質量部以下に対して、前記無機フィラー(D)が70質量部以上95質量部以下の範囲である請求項1に記載のパワーモジュール。
【請求項
前記室温で液状の熱硬化性樹脂が、液状エポキシ樹脂である請求項に記載のパワーモジュール。
【請求項
前記熱硬化性樹脂(A)と、熱可塑性樹脂(B)と、潜在性硬化剤(C)及び無機フィラー(D)を含む硬化性組成物が、70℃以上130℃未満で急峻な第1次粘度上昇カーブと、130℃以上で急峻な第2次粘度上昇カーブの特性を有する請求項1に記載のパワーモジュール。
【請求項
前記熱伝導性電気絶縁部材が、複数個の前記発熱部品に接着している請求項1に記載のパワーモジュール。
【請求項
前記配線基板に、さらに非発熱部品が実装されている請求項1又は2に記載のパワーモジュール。
【請求項
前記発熱部品が、前記配線基板の一主要面に実装され、前記非発熱部品がその反対面に実装されている請求項に記載のパワーモジュール。
【請求項
前記無機フィラーが、Al23、MgO、BN、SiO2、SiC、Si34及びAlNから選ばれた少なくとも1種のフィラーである請求項1に記載のパワーモジュール。
【請求項
前記熱伝導性電気絶縁部材の熱伝導率が、1〜10W/mKの範囲である請求項1に記載のパワーモジュール。
【請求項10
前記発熱部品が、少なくとも一つの半導体素子である請求項1に記載のパワーモジュール。
【請求項11
少なくとも一つの前記半導体素子が、前記配線基板と電気的に接続された面の反対面にヒートスプレッダを備え、前記半導体素子は樹脂封止されており、かつ前記ヒートスプレッダは少なくとも一部を露出した状態で樹脂封止されており、少なくとも前記ヒートスプレッダの露出面が前記熱伝導性電気絶縁部材と接着している請求項10に記載のパワーモジュール。
【請求項12
前記半導体素子が半導体チップであり、前記配線基板に前記半導体チップがフェースダウンで実装され、その背面が前記熱伝導性電気絶縁部材と接着している請求項10に記載のパワーモジュール。
【請求項13
前記半導体素子が半導体チップであり、前記配線基板に前記半導体チップがフェースダウンで実装され、かつ、前記半導体チップの背面電極が金属導体を介して前記配線基板に電気的に接続されている請求項10に記載のパワーモジュール。
【請求項14
フェースダウンで実装された前記半導体チップと前記配線基板の間が樹脂封止されている請求項13に記載のパワーモジュール。
【請求項15
前記半導体チップが、厚み方向に電流を流す構成のシリコン半導体及びシリコンカーバイド半導体から選ばれる少なくとも一つの半導体である請求項10に記載のパワーモジュール。
【請求項16
前記ヒートシンクが、アルミニウムまたは銅である請求項1に記載のパワーモジュール。
【請求項17
前記ヒートシンクが、前記配線基板に固定具により固定されている請求項1に記載のパワーモジュール。
【請求項18
前記ヒートシンクが凹部を備え、前記凹部に少なくとも前記発熱部品が前記熱伝導性電気絶縁部材を介して収納されている請求項1に記載のパワーモジュール。
【請求項19
前記ヒートシンクが、放熱フィンを備えている請求項1に記載のパワーモジュール。
【請求項20
前記発熱部材が高さの異なる複数の発熱部品である請求項1に記載のパワーモジュール。
【請求項21
前記熱伝導性電気絶縁部材の相補的な状態が、加圧により成形されている請求項1に記載のパワーモジュール。
【請求項22
配線基板上に少なくとも発熱部品を含む電子部品を実装する工程と、
熱硬化性樹脂(A)と、熱可塑性樹脂(B)と、潜在性硬化剤(C)及び無機フィラー(D)を含む硬化性組成物層を、ヒートシンク及び前記配線基板の発熱部品側との間に形成し、前記ヒートシンク及び前記配線基板から選ばれる少なくとも一方を他方に押しつけ、前記発熱部品の形状および部品高さの不揃いに対して熱伝導性電気絶縁部材を相補的に変形させて密着させる工程と、
加熱して硬化性組成物層硬化させて熱伝導性電気絶縁部材を形成する工程とを含み、
前記熱硬化性樹脂は室温で液状であり、かつ前記熱可塑性樹脂は前記熱硬化性樹脂が未硬化のときに粉末状であることを特徴とするパワーモジュールの製造方法。
【請求項23
前記熱硬化性樹脂(A)を50質量部以上95質量部以下と、前記潜在性硬化剤(C)が5質量部以上50質量部以下の合計量100質量部に対して、前記熱可塑性樹脂(B)が10質量部以上100質量部以下の範囲であって、
かつ、熱硬化性樹脂(A)と熱可塑性樹脂(B)と潜在性硬化剤(C)の合計量5質量部以上30質量部以下に対して、前記無機フィラー(D)が70質量部以上95質量部以下の範囲である請求項22に記載のパワーモジュールの製造方法。
【請求項24
前記室温で液状の熱硬化性樹脂が、液状エポキシ樹脂である請求項22に記載のパワーモジュールの製造方法。
【請求項25
前記熱硬化性樹脂(A)と、熱可塑性樹脂(B)と、潜在性硬化剤(C)及び無機フィラー(D)を含む硬化性組成物が、70℃以上130℃未満で急峻な第1次粘度上昇カーブと、130℃以上で急峻な第2次粘度上昇カーブの特性を有する請求項22に記載のパワーモジュールの製造方法。
【請求項26
前記第1次粘度上昇カーブが、加熱により前記熱可塑性樹脂粉末に前記液状成分が吸収され膨潤することによる粘度上昇である請求項25に記載のパワーモジュールの製造方法。
【請求項27
70℃以上130℃未満の温度で固形化を行い、130℃以上260℃以下の温度で硬化させる請求項22に記載のパワーモジュールの製造方法。
【請求項28
前記配線基板上に発熱部品を実装する工程が、半導体チップをフェースダウンで実装した後、前記配線基板上の配線パターンと前記半導体チップ間に封止樹脂を注入し、硬化する工程である請求項22に記載のパワーモジュールの製造方法。
【請求項29
硬化性組成物が、ペースト状物及びシート状物から選ばれる少なくとも一つである請求項22に記載のパワーモジュールの製造方法。
【請求項30
前記ヒートシンク及び前記配線基板を密着させる圧力が0.1MPa以上200MPa以下である請求項22に記載のパワーモジュールの製造方法。
【請求項31
加熱硬化させる際の圧力が、0.1MPa以上200MPa以下である請求項22に記載のパワーモジュールの製造方法。
【請求項32
前記ヒートシンク及び前記配線基板を密着させた後、減圧雰囲気に置く請求項22に記載のパワーモジュールの製造方法。
【請求項33
半導体チップの表面に金属ボールを備え、その表面に配線基板を備え、
前記半導体チップの裏面全面にヒートスプレッダを密接して備え、前記ヒートスプレッダ側から放熱させ、
半導体チップは厚さ方向に電流が流れ、
前記ヒートスプレッダと前記配線基板とを電気的に接続する取り出し電極を備え、
前記配線基板と前記ヒートスプレッダとの間の前記半導体チップとその表面の金属ボールと前記取り出し電極とは樹脂封止されており、
前記ヒートスプレッダの外側には、さらに熱伝導性電気絶縁部材を介してヒートシンクが接続されており、
前記熱伝導性電気絶縁部材が、熱硬化性樹脂(A)と、熱可塑性樹脂(B)と、潜在性硬化剤(C)及び無機フィラー(D)を含む硬化組成物であり、前記ヒートシンクにより前記半導体チップから発生する熱を放熱するパワーモジュール。
【請求項34
前記熱硬化性樹脂(A)を50質量部以上95質量部以下と、前記潜在性硬化剤(C)が5質量部以上50質量部以下の合計量100質量部に対して、前記熱可塑性樹脂(B)が10質量部以上100質量部以下の範囲であって、
かつ、熱硬化性樹脂(A)と熱可塑性樹脂(B)と潜在性硬化剤(C)の合計量5質量部以上30質量部以下に対して、前記無機フィラー(D)が70質量部以上95質量部以下の範囲である請求項33に記載のパワーモジュール。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために本発明の第1番目のパワーモジュールは、配線基板に電気的に接続された発熱部品とヒートシンクとが熱伝導性電気絶縁部材を介して接続されたパワーモジュールであって、前記熱伝導性電気絶縁部材が、熱硬化性樹脂(A)と、熱可塑性樹脂(B)と、潜在性硬化剤(C)及び無機フィラー(D)を含む硬化組成物であり、前記熱硬化性樹脂は室温で液状であり、かつ前記熱可塑性樹脂は前記熱硬化性樹脂が未硬化のときに粉末状であり、前記熱伝導性電気絶縁部材は、前記発熱部品の形状および部品高さの不揃いに対して相補的な状態で前記発熱部品に接着しており、前記ヒートシンクにより前記発熱部品から発生する熱を放熱することを特徴とする。
次に本発明の第2番目のパワーモジュールは、半導体チップの表面に金属ボールを備え、その表面に配線基板を備え、前記半導体チップの裏面全面にヒートスプレッダを密接して備え、前記ヒートスプレッダ側から放熱させ、半導体チップは厚さ方向に電流が流れ、前記ヒートスプレッダと前記配線基板とを電気的に接続する取り出し電極を備え、前記配線基板と前記ヒートスプレッダとの間の前記半導体チップとその表面の金属ボールと前記取り出し電極とは樹脂封止されており、前記ヒートスプレッダの外側には、さらに熱伝導性電気絶縁部材を介してヒートシンクが接続されており、前記熱伝導性電気絶縁部材が、熱硬化性樹脂(A)と、熱可塑性樹脂(B)と、潜在性硬化剤(C)及び無機フィラー(D)を含む硬化組成物であり、前記ヒートシンクにより前記半導体チップから発生する熱を放熱する
次に本発明のパワーモジュールの製造方法は、配線基板上に少なくとも発熱部品を含む電子部品を実装する工程と、熱硬化性樹脂(A)と、熱可塑性樹脂(B)と、潜在性硬化剤(C)及び無機フィラー(D)を含む硬化性組成物層を、ヒートシンク及び前記配線基板の発熱部品側との間に形成し、前記ヒートシンク及び前記配線基板から選ばれる少なくとも一方を他方に押しつけ、前記発熱部品の形状および部品高さの不揃いに対して熱伝導性電気絶縁部材を相補的に変形させて密着させる工程と、加熱して硬化性組成物層硬化させて熱伝導性電気絶縁部材を形成する工程とを含み、前記熱硬化性樹脂は室温で液状であり、かつ前記熱可塑性樹脂は前記熱硬化性樹脂が未硬化のときに粉末状であることを特徴とする。

JP2002153027A 2001-05-31 2002-05-27 パワーモジュールとその製造方法 Expired - Fee Related JP3830860B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002153027A JP3830860B2 (ja) 2001-05-31 2002-05-27 パワーモジュールとその製造方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001165048 2001-05-31
JP2001-165048 2001-05-31
JP2002153027A JP3830860B2 (ja) 2001-05-31 2002-05-27 パワーモジュールとその製造方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2003051573A JP2003051573A (ja) 2003-02-21
JP2003051573A5 true JP2003051573A5 (ja) 2006-07-13
JP3830860B2 JP3830860B2 (ja) 2006-10-11

Family

ID=26616120

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002153027A Expired - Fee Related JP3830860B2 (ja) 2001-05-31 2002-05-27 パワーモジュールとその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3830860B2 (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10335155B4 (de) 2003-07-31 2006-11-30 Infineon Technologies Ag Verfahren zum Herstellen einer Anordnung eines elektrischen Bauelements auf einem Substrat
JP4100332B2 (ja) * 2003-11-12 2008-06-11 株式会社デンソー 電子装置およびその製造方法
JP4086822B2 (ja) 2004-08-19 2008-05-14 富士通株式会社 熱伝導構造体及び熱伝導構造体の製造方法
JP4821537B2 (ja) * 2006-09-26 2011-11-24 株式会社デンソー 電子制御装置
JP2009059760A (ja) * 2007-08-30 2009-03-19 Toshiba Corp 電子回路基板の放熱構造体
JP5125530B2 (ja) * 2008-01-16 2013-01-23 日産自動車株式会社 電力変換装置
JP4930406B2 (ja) * 2008-02-18 2012-05-16 株式会社安川電機 パワー半導体装置及びこれを用いたインバータ装置
JP4943373B2 (ja) * 2008-05-09 2012-05-30 新日本製鐵株式会社 デバイス実装方法
JP5733893B2 (ja) 2009-12-22 2015-06-10 新光電気工業株式会社 電子部品装置
JP2011166024A (ja) 2010-02-12 2011-08-25 Toshiba Corp 電子機器
JP2010245563A (ja) * 2010-07-16 2010-10-28 Panasonic Corp 部品ユニット
DE102015208348B3 (de) 2015-05-06 2016-09-01 Siemens Aktiengesellschaft Leistungsmodul sowie Verfahren zum Herstellen eines Leistungsmoduls
JP2017207711A (ja) * 2016-05-20 2017-11-24 富士ゼロックス株式会社 吸音構造体
JP6528730B2 (ja) * 2016-06-16 2019-06-12 トヨタ自動車株式会社 半導体装置
WO2022220000A1 (ja) * 2021-04-16 2022-10-20 株式会社村田製作所 高周波モジュール及び通信装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101197361B (zh) 功率模块及其制造方法
US7843058B2 (en) Flip chip packages with spacers separating heat sinks and substrates
TWI657547B (zh) 功率模組及其製造方法
JP4023397B2 (ja) 半導体モジュールおよびその製造方法
JP5472498B2 (ja) パワーモジュールの製造方法
JP2003051573A5 (ja)
US11862542B2 (en) Dual side cooling power module and manufacturing method of the same
WO2000059036A1 (en) Semiconductor module and method of mounting
TW201123370A (en) Semiconductor package structures, flip chip packages, and methods for manufacturing semiconductor flip chip package
US20090237890A1 (en) Semiconductor device and method for manufacturing the same
JP2011216564A (ja) パワーモジュール及びその製造方法
CN108140621B (zh) 半导体装置和其制造方法
JP3830860B2 (ja) パワーモジュールとその製造方法
US7602060B2 (en) Heat spreader in a flip chip package
JP2014154688A (ja) 半導体装置およびその製造方法
WO2014141346A1 (ja) 半導体装置
JP2012138475A (ja) 半導体モジュールおよび半導体モジュールの製造方法
US20080295957A1 (en) Method of making electronic component and heat conductive member and method of mounting heat conductive member for electronic component
JP3401107B2 (ja) パッケージicのモジュール
JP5258825B2 (ja) パワー半導体装置及びその製造方法
JP2008181922A (ja) 熱伝導基板、その製造方法および熱伝導基板を用いた半導体装置
JP7072624B1 (ja) 電力用半導体装置および電力用半導体装置の製造方法
KR101239117B1 (ko) 전력 반도체 패키지 및 그 제조방법
JP4492257B2 (ja) 半導体モジュールおよびその製造方法
CN210379025U (zh) 功率器件封装结构