JP2003051291A - 電池用包装材料およびそれを用いた電池 - Google Patents

電池用包装材料およびそれを用いた電池

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Abstract

(57)【要約】 【課題】電池包装において、外装体に電池本体を挿入し
てその周縁をヒートシールして密封する際に、ヒートシ
ールの熱と圧力によって外装体のバリア層とリード線と
がショートすることなく、また、シーラント層に根切れ
の発生のおそれのない絶縁性に優れ安定して密封可能な
電池用包装材料を提供する。 【解決手段】電池本体を挿入し周縁部をヒートシールに
より密封する電池の外装体を形成する包装材料が、少な
くとも基材層、接着層、アルミニウム、化成処理層、接
着樹脂層、ポリプロピレン樹脂系シーラント層から構成
される積層体であって、接着樹脂層として、メルトイン
デックスが5〜20g/10分の範囲の樹脂を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体または固体有
機電解質(高分子ポリマー電解質)を持つ電池、または
燃料電池、コンデンサ、キャパシタ等に用いられる防湿
性、耐内容物性を有する電池用包装材料に関する。前記
電池の外装体としては、金属をプレス加工して円筒状ま
たは直方体状に容器化した金属製缶、あるいは、プラス
チックフィルム、金属箔等のラミネートにより得られる
複合フィルムからなる積層体を袋状にしたもの(以下、
外装体)が用いられていた。電池の外装体として、次の
ような問題があった。金属製缶においては、容器外壁が
リジッドであるため、電池自体の形状が決められてしま
う。そのため、ハード側を電池にあわせる設計をするた
め、該電池を用いるハードの寸法が電池により決定され
てしまい形状の自由度が少なくなる。そのため、前記袋
状の外装体を用いる傾向にある。前記外装体の材質構成
は、例えば、電池としての必要な物性、加工性、経済性
等から、少なくとも基材層、バリア層、接着樹脂層、シ
ーラント層と前記各層を接着する接着層、および保護層
からなり、必要に応じて中間層を設けることがある。電
池の前記構成の積層体からパウチを形成し、または、少
なくとも片面をプレス成形して電池の収納部を形成して
電池本体を収納し、パウチタイプまたは、エンボスタイ
プ(蓋体を被覆して)において、それぞれの周縁の必要
部分をヒートシールにより密封することによって電池と
する。前記シーラント層としては、シーラント層同士の
ヒートシール性とともにリード線(金属)に対してもヒ
ートシール性を有することが求められ、金属接着性を有
する酸変性ポリオレフィン樹脂等をシーラント層(シー
ラント層が多層構成の場合にはその最内樹脂層)とする
ことでリード線部との密着性は確保される。
【0002】しかし、酸変性ポリオレフィン樹脂を外装
体のシーラントとして積層すると、一般的なポリオレフ
ィン樹脂と比較してその加工性が劣ること、また、コス
トが高いこと等のために、外装体のシーラント層として
一般的なポリオレフィン樹脂層とし、リード線部にシー
ラント層とリード線との両方に熱接着可能なリード線用
フィルムを介在させる方法が採用されていた。また、電
池用包装材料として、前記基材層、バリア層、接着樹脂
層、シーラント層からなる構成において、シーラント層
を、例えばポリプロピレン系樹脂から形成させた場合
に、バリア層と該シーラント層との積層における接着樹
脂層として、酸変性ポリプロピレンを用いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、電池の外装体
(以下、外装体)を構成する積層体の接着樹脂層が、加
工性の良いMIの大きな酸変性ポリオレフィンを用いる
ことがおこなわれているが、MIの大きな酸変性ポリオ
レフィンは、ヒートシール時の加熱、加圧により、つぶ
れ易い樹脂であった。このような接着樹脂層からなる構
成の電池用包装材料を用いて密封ヒートシールすると、
リード線が存在する部分において、図7(b)に示すよ
うに、ヒートシールのための熱と圧力によって前記外装
体の接着樹脂層、シーラント層14’とリード線用フィ
ルム層6’とがともに溶融し、また、加圧によって加圧
部の領域の外に押出されることがある。その結果、外装
体10’のバリア層12’であるアルミニウム箔と金属
からなるリード線4’とが接触(S)しショートするこ
とがあった。また、図8(a)〜図8(c)に示すよう
に、外装体の周縁をヒートシールした時に、シール部の
内縁近傍の接着樹脂層およびシーラント層に微小な根切
れCが発生することがあった。該根切れが発生すると、
電解液がバリア層と直接接触することで、電話本体、リ
ード線の金属、バリア層間の絶縁性が壊れ、電位差が発
生し、バリア層に腐食による貫通孔が形成されたり、デ
ンドライトと呼ばれる電解質である金属イオンの反応物
が形成されたりすることで電池の寿命が短くなる。本発
明の目的は、電池包装において、外装体に電池本体を挿
入してその周縁をヒートシールして密封する際に、ヒー
トシールの熱と圧力によって外装体のバリア層とリード
線とがショートすることなく、また、シーラント層に根
切れの発生のおそれのない絶縁性に優れ安定して密封可
能な電池用包装材料を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、以下の本
発明により解決することができる。すなわち、請求項1
に記載した発明は、電池本体を挿入し周縁部をヒートシ
ールにより密封する電池の外装体を形成する包装材料
が、少なくとも基材層、接着層、アルミニウム、化成処
理層、接着樹脂層、ポリプロピレン樹脂系シーラント層
から構成される積層体であって、接着樹脂層が、メルト
インデックス5〜20g/10分の範囲の樹脂から形成
されていることを特徴とする電池用包装材料からなる。
請求項2に記載した発明は、請求項1に記載した接着樹
脂層がポリプロピレン系樹脂からなることを特徴とする
ものである。請求項3に記載した発明は、請求項1また
は請求項2に記載した接着樹脂層が酸変性ポリプロピレ
ンからなることを特徴とするものである。請求項4に記
載した発明は、請求項1に記載した接着樹脂層が酸変性
ポリエチレン樹脂に低密度ポリプロピレン、密度が90
0kg/m3の低結晶のエチレンとブテンとプロピレン
の共重合体、非晶性のエチレンとプロピレンの共重合
体、プロピレンーα・オレフィン共重合体、ゴム系成分
の中の少なくとも1成分を添加した樹脂からなることを
特徴とするものである。請求項5に記載した発明は、請
求項1に記載した接着樹脂層が、メルトインデックスが
異なる少なくとも2種のポリプロピレン系樹脂をブレン
ドした樹脂から形成されていることを特徴とするもので
ある。請求項6に記載した発明は、請求項5に記載した
接着樹脂層を形成する少なくとも2種のポリプロピレン
系樹脂の少なくともそのうち一つが酸変性ポリプロピレ
ン樹脂であることを特徴とするものである。請求項7に
記載した発明は、前記積層体が、少なくとも基材層、接
着層、化成処理層(1)アルミニウム、化成処理層
(2)、接着樹脂層、ポリプロピレン樹脂系シーラント
層から構成されていることを特徴とする請求項1〜請求
項6のいずれかに記載した電池用包装材料からなる。請
求項8に記載した発明は、電池本体が請求項1〜請求項
7のいずれかに記載した電池用包装材料により形成され
た外装体に収納され密封された電池からなる。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の電池用包装材料は、少な
くとも基材層、接着層、アルミニウム、化成処理層、接
着樹脂層、ポリプロピレン樹脂系シーラント層を酸変性
ポリオレフィン層とするシーラント層から構成される電
池の外装体において、少なくとも、前記接着樹脂層を形
成する樹脂のメルトインデックスを5〜20g/10分
の範囲とすることによって、リード線とバリア層間との
絶縁性が保たれ、根切れの発生防止の効果を奏するもの
である。以下、図面等を参照して詳細に説明する。
【0006】図1は、本発明の電池用包装材料を説明す
る図で、(a)電池用包装材料の層構成例を示した断面
図、(b)電池用包装材料の別の層構成例を示した断面
図である。図2は、本発明の電池用包装材料を説明する
図で、(a)層構成を示した電池用包装材料、リード線
の位置関係を示す断面図、(b)リード線部での、ヒー
トシール前のリード線と外装体とが接した状態を説明す
る断面図、(c)はヒートシール後のリード線部の模式
断面図である。(d)は、層構成を示した電池用包装材
料、リード線用フィルム、リード線のそれぞれの位置関
係を示す断面図、(e)ヒートシール前のリード線とリ
ード線用フィルムと外装体とが接した状態を説明する断
面図、(f)はヒートシール後のリード線部の模式断面
図である。図3は、電池のパウチタイプの外装体を説明
する斜視図である。図4は、電池のエンボスタイプの外
装体を説明する斜視図である。図5は、エンボスタイプ
における成形を説明する、(a)斜視図、(b)エンボ
ス成形された外装体本体、(c)X1−X1部断面図、
(d)Y1部拡大図である。図6は、電池用包装材料と
リード線との接着におけるリード線用フィルムの装着方
法を説明する図である。
【0007】電池の外装体は、電池本体の性能を長期に
わたって維持する性能を有することが求められ、例え
ば、図7(a)に示すように、外装体を形成する包装材
料10’は基材層11’、バリア層12’、シーラント
層14’等を各種のラミネート法によって積層してい
る。特に、電池の外装体(以下、外装体)を構成する積
層体のシーラント層がポリオレフィン系樹脂等からなる
場合、電池本体を外装体に収納し、その周縁をシールし
て密封する際、リード線4’が存在する部分において、
例えば、リード線用フィルム6’として酸変性ポリオレ
フィンを用いる場合、ヒートシールのための熱と圧力に
よって、図7(b)に示すように前記外装体のシーラン
ト層14’とリード線用フィルム6’とがともに溶融
し、また、加圧によって、外装体10’のバリア層1
2’と金属からなるリード線4とが接触しショートSす
ることがあった。
【0008】また、図8(a)〜図8(c)に示すよう
に、外装体の周縁をヒートシールした時に、シール部の
内縁近傍のシーラント層14’に微小な根切れCが発生
することがあった。該根切れCが発生すると、電解液が
バリア層と直接接触することで、電池本体2’、リード
線4’、バリア層12’間の絶縁性が壊れ、電位差が発
生し、バリア層12’に腐食による貫通孔が形成された
り、デンドライトと呼ばれる電解質である金属イオンの
反応物が形成されたりすることで電池の寿命が短くな
る。
【0009】本発明者らは、前記ショートおよびシール
部の近傍に形成される根切れを防止することについて、
鋭意研究の結果、電池本体を挿入し周縁部をヒートシー
ルにより密封する電池の外装体を形成する包装材料が、
図1(a)に示すように、少なくとも基材層11、接着
層16、バリア層12、化成処理層15、接着樹脂層1
3、シーラント層14から構成される積層体または、図
2(b)に示すように、少なくとも基材層11、接着層
16、化成処理層15(1)、アルミニウム12、化成
処理層(2)、接着樹脂層13、シーラント層14から
構成される積層体において、接着樹脂層が、メルトイン
デックス5〜20g/10分の範囲の樹脂から形成され
ていることによって課題を解決し得ることを見出し本発
明を完成するに到った。
【0010】本発明における電池用包装材料の接着樹脂
層を形成する樹脂(以下、接着樹脂)は、バリア層とシ
ーラント層とをラミネートする樹脂であって、前記のそ
れぞれの層に対する接着を確実にするのに必要なラミネ
ート強度を示す樹脂であって、そのメルトインデックス
を5〜20g/10分の範囲とするものである。前記メ
ルトインデックス(以下、MI)は、JIS K721
0によって測定されるものとする。本発明において、接
着樹脂層を単一の樹脂層とする際に用いられる樹脂とし
ては、酸変性ポリエチレン、酸変性ポリプロピレン等の
酸変性ポリオレフィン、金属架橋ポリエチレン、エチレンと
アクリル酸またはメタクリル酸誘導体との共重合体物、エチレンと酢
酸ヒ゛ニルとの共重合体物等であって、いずれもMIが5〜
20g/10分の範囲のものを用いることが望ましい。
接着樹脂層をメルトインデックス(以下、MI)が20
g/10分を超える樹脂として電池用包装材料を形成す
ると、電池包装の際のヒートシールにおいて、リード線
部にショートが発生し、また、シール部近傍に根切れが
発生することがある。また、接着樹脂層をメルトインデ
ックス(以下、MI)が0.3〜3g/10分と小さな
ポリプロピレン系樹脂では、サンドイッチラミネートや
共押出ラミネートの製膜速度が低下する問題や、膜厚が
均一にならず偏肉が発生する。従来、サンドイッチラミ
ネートあるいは共押出しラミネートの際、生産性を維持
するために、メルトインデックスの大きな酸変性ポリプ
ロピレンを接着樹脂としていたが、このような接着樹脂
でラミネートされた積層体からなる外装体を用いて、電
池本体を収納して、190℃、1.0MPa、3sec
の通常の条件でヒートシールにより密封すると、図8
(c)に示すように、シール部の合わせ部にできる樹脂
溜りtに近接した部分に根切れCが発生し、該根切れC
から電解液が浸透してバリア層12と直接接触すること
で、リード線4の金属とバリア層間の絶縁性が壊れ、そ
こに電位差が生じ、バリア層12に腐食による貫通孔が
形成されたり、デンドライトと呼ばれる電解質である金
属イオンの反応物が形成されたりすることで電池の寿命
が短くなることがある。前記根切れCは、前記ヒートシ
ールにおいて、シールされた部分の接着樹脂層13とシ
ーラント層14(合わせて熱融着層Mx)は結晶化する
傾向になるのに対して、非シール部は非晶質の状態のま
まであって、その境界における部分の樹脂がク根切れC
を生成し易い不安定な状態になっているためと考えられ
る。
【0011】本発明の電池用包装材料における接着樹脂
層は、そのメルトインデックスを5〜20g/10分と
するが、接着樹脂層は単一の樹脂組成でなくともよい。
例えば、製膜性の良い、大きなMIを有する酸変性ポリ
プロピレンにLDPE、密度が900kg/m3以下の
低結晶のエチレンとブテンとプロピレンの共重合体、非
晶性のエチレンとプロピレンの共重合体、プロピレンー
α・オレフィン共重合体、、ブタジエン等のゴム成分な
どを添加して、後述する見かけのメルトインデックスを
5〜20g/10分としてもよい。
【0012】また、本発明の電池用包装材料における接
着樹脂層の組成として、異なったMIを有する2以上の
同系の樹脂、例えば、ポリプロピレン系樹脂をブレンド
してもよい。この場合には、少なくとも、いずれかのポ
リプロピレン系樹脂を酸変性ポリプロピレンとすること
によってポリプロピレン系シーラントとの接着強度を確
保する。ここで、前記ポリプロピレン系樹脂におけるポ
リプロピレンとしては、ホモタイプポリプロピレン、ラ
ンダムタイプポリプロピレン、ブロックタイプポリプロ
ピレン、プロピレンとエチレンとブテンとの共重合体で
あるターポリマー樹脂を用いることができる。また、酸
変性とは不飽和カルボン酸をグラフト重合したことを示
す。本発明においては、このように、2以上の樹脂をブ
レンドする場合、ブレンドされた樹脂の見かけのMI
Fを5〜20g/10分の範囲とすることが望ましい。
MIの測定方法は、JIS K7210に準拠し区別で
きる。
【0013】以上述べたように、接着樹脂層を形成する
樹脂のメルトインデックスを5〜20g/10分の範囲
にすることによって、例えば、メルトインデックスが2
2〜30の樹脂を接着樹脂とする場合に比較して、ヒー
トシール樹脂の樹脂の流れを少なくして、シーラント層
とともにヒートシール後の接着樹脂層の層厚を保持する
ことができる。例えば、図2(a)、図2(b)および
図2(c)に示すように、ヒートシール後に、バリア層
12とリード線4との間に接着樹脂層13およびシーラ
ント層14が膜状に残り、絶縁性を維持する。また、図
2(d)、図2(e)および図2(f)に示すように、
外装体の積層体10とリード線4との間にリード線用フ
ィルム6を介在させた場合も、ヒートシール後に、リー
ド線用フィルム6は熔融してもバリア層12とリード線
4との間に接着樹脂層13およびシーラント層14が膜
状に残り、絶縁性を維持することができる。その結果、
バリア層12とリード線4との間のショートSを防止で
きる。また、シール部の内縁近傍に生成する樹脂溜りt
と該樹脂溜りtの端部に発生する根切れCを防止するこ
とができる。本発明において、接着樹脂層のメルトイン
デックスを5〜20g/10分と低くすることによっ
て、前記と同じヒートシール条件で密封シールしても、
前記熱融着層Mxの中の接着樹脂層13が薄くならずに
前記根切れCが発生しないという効果を奏するものであ
る。
【0014】電池用包装材料は電池本体を包装する外装
体を形成するものであって、その外装体の形式によっ
て、図3に示すようなパウチタイプと、図4(a)、図
4(b)または図4(c)に示すようなエンボスタイプ
とがある。前記パウチタイプには、三方シール、四方シ
ール等およびピロータイプ等の袋形式があるが、図3
は、ピロータイプとして例示している。エンボスタイプ
は、図4(a)に示すように、片面に凹部を形成しても
よいし、図4(b)に示すように、両面に凹部を形成し
て電池本体を収納して周縁の四方をヒートシールして密
封してもよい。また、図4(c)に示すような折り部を
はさんで両側に凹部形成して、電池を収納して3辺をヒ
ートシールする形式もある。電池用包装材料をエンボス
タイプとする場合、図5(a)〜図5(d)に示すよう
に、積層された包装材料10をプレス成形して凹部7を
形成する。
【0015】本発明の電池用包装材料は、図1(a)に
示すように、少なくとも基材層11、接着層16、アル
ミニウム12、化成処理層15、接着層13d、多層シ
ーラント層14から構成される積層体であり、また、後
述する外装体がエンボスタイプの場合には、図1(b)
に示すように、前記積層体が基材層11、接着層16、
化成処理層15(1)、アルミニウム12、化成処理層
15(2)、接着層13d、多層シーラント層14とす
ることが望ましい。
【0016】本発明においては、電池用包装材料を積層
する場合にバリア層に設けた化成処理層とシーラント層
との接着は、接着樹脂層を用いるサンドイッチラミネー
ト法または共押出ラミネート法による。この場合、リチ
ウムイオン電池等における電解液と水分との反応により
発生するフッ化水素酸などによるデラミネーション防止
のために、以下に述べる接着安定化処理を行うことが望
ましい。
【0017】例えば、図1(a)に示すように、基材層
11とバリア層12の片面とをドライラミネート16
し、バリア層12の他の面(化成処理層15)に、酸変
性ポリオレフィン13を押出してシーラント層14をサ
ンドイッチラミネートする場合、または、酸変性ポリオ
レフィン樹脂13とシーラント層14とを共押出しして
積層体とした後、得られた積層体を前記酸変性ポリプロ
ピレン樹脂13の軟化点以上になる条件に加熱すること
によって、所定の接着強度を有する積層体とすることが
できる。バリア層12の表面の化成処理層15は、図1
(b)に示すように、バリア層12の両面に設けてもよ
い。前記加熱の具体的な方法としては、熱ロール接触
式、熱風式、近または遠赤外線等の方法があるが、本発
明においてはいずれの加熱方法でもよく、前述のよう
に、接着樹脂がその軟化点温度以上に加熱できればよ
い。
【0018】また、別の方法としては、前記、サンドイ
ッチラミネートまたは共押出しラミネートの際に、アル
ミニウム12のシーラント層側の表面温度が酸変性ポリ
プロピレン樹脂の軟化点に到達する条件に加熱すること
によっても接着強度の安定した積層体とすることができ
る。
【0019】電池のリード線としては、細長の板状また
は棒状の金属からなり、板状のリード線としては、厚さ
が50〜2000μm、 巾 が2.5〜20mm程度で
あって、その材質としては、 ALM、Cu(Niメッ
キを含む)、Ni、等である。
【0020】本発明の電池用包装材料のシーラント層が
金属に対する熱接着性を持たない場合には、図2(d)
または図6の各図に示すように、密封シール時に、電池
リード線4と積層体10との間に、シーラント層14と
リード線4との双方にヒートシール性を有するリード線
用フィルム6を介在させる必要がある。リード線用フィ
ルムを介在する方法は、例えば、図6(a)及び図6
(b)に示すように、電池本体2のリード線4の密封シ
ール部上下にリード線用フィルム6をおいて(実際には
仮着シールにより固定して)外装体5に挿入しリード線
部を挟持した状態でヒートシールすることによって密封
する。リード線用フィルム6のリード線4への介在方法
として、図6(d)または図6(e)に示すように、リ
ード線4の所定の位置にリード線用フィルム6のフィル
ムを巻き付けてもよい。
【0021】前記リード線用フィルム6は、具体的に
は、酸変性ポリプロピレン(不飽和カルボン酸グラフト
ランダムプロピレン)、金属架橋ポリエチレン、エチレンと
アクリル酸またはメタクリル酸誘導体との共重合体物、エチレンと酢
酸ヒ゛ニルとの共重合体物の単体、またはブレンド物等を用
いることができる。
【0022】該リード線用フィルム6の層厚は、使用さ
れるリード線4の厚さの1/3以上有ればよく、たとえ
ば、100μmの厚さのリード線4であれば、リード線
用フィルム6の総厚は概ね30μm以上あれば良い。
【0023】電池用包装材料は電池本体を包装する外装
体を形成するものであって、その外装体の形式によっ
て、図3に示すようなパウチタイプと、図4(a)、図
4(b)または図4(c)に示すようなエンボスタイプ
とがある。前記パウチタイプには、三方シール、四方シ
ール等およびピロータイプ等の袋形式があるが、図3
は、ピロータイプとして例示している。エンボスタイプ
は、図4(a)に示すように、片面に凹部を形成しても
よいし、図4(b)に示すように、両面に凹部を形成し
て電池本体を収納して周縁の四方をヒートシールして密
封してもよい。また、図4(c)に示すような折り部を
はさんで両側に凹部形成して、電池を収納して3辺をヒ
ートシールする形式もある。電池用包装材料をエンボス
タイプとする場合、図5(a)〜図5(d)に示すよう
に、積層された包装材料10をプレス成形して凹部7を
形成する。
【0024】次に、本発明の電池用包装材料を構成する
各層について説明する。外装体における前記基材層11
は、延伸ポリエステルまたはナイロンフィルムからなる
が、この時、ポリエステル樹脂としては、ポリエチレン
テレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエ
チレンナフタレート、ポリブチレンナフタレート、共重
合ポリエステル、ポリカーボネート等が挙げられる。ま
たナイロンとしては、ポリアミド樹脂、すなわち、ナイ
ロン6、ナイロン6,6、ナイロン6とナイロン6,6
との共重合体、ナイロン6,10、ポリメタキシリレン
アジパミド(MXD6)等が挙げられる。前記基材層1
1は、電池として用いられる場合、ハードと直接接触す
る部位であるため、基本的に絶縁性を有する樹脂層がよ
い。フィルム単体でのピンホールの存在、および加工時
のピンホールの発生等を考慮すると、基材層は6μm以
上の厚さが必要であり、好ましい厚さとしては12〜3
0μmである。
【0025】基材層11は耐ピンホール性および電池の
外装体とした時の絶縁性を向上させるために、積層化す
ることも可能である。基材層を積層体化する場合、基材
層が2層以上の樹脂層を少なくとも一つを含み、各層の
厚みが6μm以上、好ましくは、12〜30μmであ
る。基材層を積層化する例としては、次の1)〜8)が
挙げられる。 1)延伸ポリエチレンテレフタレート/延伸ナイロン 2)延伸ナイロン/延伸延伸ポリエチレンテレフタレー
ト また、包装材料の機械適性(包装機械、加工機械の中で
の搬送の安定性)、表面保護性(耐熱性、耐電解質
性)、2次加工とて電池用の外装体をエンボスタイプと
する際に、エンボス時の金型と基材層との摩擦抵抗を小
さくする目的あるいは電解液が付着した場合に基材層を
保護するために、基材層を多層化、基材層表面にフッ素
系樹脂層、アクリル系樹脂層、シリコーン系樹脂層、ポ
リエステル系樹脂層、またはこれらのブレンド物からな
る樹脂層等を設けることが好ましい。例えば、 3)フッ素系樹脂/延伸ポリエチレンテレフタレート
(フッ素系樹脂は、フィルム状物、または液状コーティ
ング後乾燥で形成) 4)シリコーン系樹脂/延伸ポリエチレンテレフタレー
ト(シリコーン系樹脂は、フィルム状物、または液状コ
ーティング後乾燥で形成) 5)フッ素系樹脂/延伸ポリエチレンテレフタレート/
延伸ナイロン 6)シリコーン系樹脂/延伸ポリエチレンテレフタレー
ト/延伸ナイロン 7)アクリル系樹脂/延伸ナイロン(アクリル系樹脂は
フィルム状、または液状コーティング後乾燥で硬化) 8)アクリル系樹脂+ポリシロキサングラフト系アクリ
ル樹脂/延伸ナイロン(アクリル系樹脂はフィルム状、
または液状コーティング後乾燥で硬化)
【0026】前記バリア層12は、外部から電池の内部
に特に水蒸気が浸入することを防止するための層で、バ
リア層単体のピンホール、および加工適性(パウチ化、
エンボス成形性)を安定化し、かつ耐ピンホールをもた
せるために厚さ15μm以上のアルミニウム、ニッケル
などの金属、または、無機化合物、例えば、酸化珪素、
アルミナ等を蒸着したフィルムなども挙げられるが、バ
リア層として好ましくは厚さが20〜80μmのアルミ
ニウムとする。ピンホールの発生をさらに改善し、電池
の外装体のタイプをエンボスタイプとする場合、エンボ
ス成形におけるクラックなどの発生のないものとするた
めに、本発明者らは、バリア層として用いるアルミニウ
ムの材質が、鉄含有量が0.3〜9.0重量%、好まし
くは0.7〜2.0重量%とすることによって、鉄を含
有していないアルミニウムと比較して、アルミニウムの
展延性がよく、積層体として折り曲げによるピンホール
の発生が少なくなり、かつ前記エンボスタイプの外装体
を成形する時に側壁の形成も容易にできることを見出し
た。前記鉄含有量が、0.3重量%未満の場合は、ピン
ホールの発生の防止、エンボス成形性の改善等の効果が
認められず、前記アルミニウムの鉄含有量が9.0重量
%を超える場合は、アルミニウムとしての柔軟性が阻害
され、積層体として製袋性が悪くなる。
【0027】また、冷間圧延で製造されるアルミニウム
は焼きなまし(いわゆる焼鈍処理)条件でその柔軟性・
腰の強さ・硬さが変化するが、本発明において用いるア
ルミニウムは焼きなましをしていない硬質処理品より、
多少または完全に焼きなまし処理をした軟質傾向にある
アルミニウムがよい。前記、アルミニウムの柔軟性・腰
の強さ・硬さの度合い、すなわち焼きなましの条件は、
加工適性(パウチ化、エンボス成形)に合わせ適宜選定
すればよい。例えば、エンボス成形時のしわやピンホー
ルを防止するためには、成形の程度に応じた焼きなまし
された軟質アルミニウムを用いることが望ましい。
【0028】本発明者らは、電池用包装材料のバリア層
12であるアルミニウムの表、裏面に化成処理を施すこ
とによって、前記包装材料として満足できる積層体とす
ることができた。前記化成処理とは、具体的にはリン酸
塩、クロム酸塩、フッ化物、トリアジンチオール化合物
等の耐酸性皮膜を形成することで、前記耐酸性皮膜形成
物質の中でも、フェノール樹脂、フッ化クロム(3)化
合物、リン酸の3成分から構成されたものを用いるリン
酸クロメート処理が良好である。または、少なくともフ
ェノール樹脂を含む樹脂成分に、モリブデン、チタン、
ジルコン等の金属、または金属塩を含む化成処理剤が良
好であった。前記耐酸性皮膜が形成されることによって
エンボス成形時のアルミニウムと基材層との間のデラミ
ネーション防止と、電池の電解質と水分とによる反応で
生成するフッ化水素により、アルミニウム表面の溶解、
腐食、特にアルミニウムの表面に存在する酸化アルミが
溶解、腐食することを防止し、かつ、アルミニウム表面
の接着性(濡れ性)を向上させ、エンボス成形時、ヒー
トシール時の基材層11とアルミニウム12とのデラミ
ネーション防止、電解質と水分との反応により生成する
フッ化水素によるアルミニウム内面側でのデラミネーシ
ョン防止効果が得られた。各種の物質を用いて、アルミ
ニウム面に化成処理を施し、その効果について研究した
結果、前記耐酸性皮膜形成物質の中でも、フェノール樹
脂、フッ化クロム(3)化合物、リン酸の3成分から構
成されたものを用いるリン酸クロメート処理が良好であ
った。または、少なくともフェノール樹脂を含む樹脂成
分に、モリブデン、チタン、ジルコン等の金属、または
金属塩を含む化成処理剤が良好であった。
【0029】アルミの化成処理は、外装体がパウチタイ
プである場合、シーラント層側のみの片側または基材層
側とシーラント層側の両面のどちらでもよい。電池の外
装体がエンボスタイプの場合には、アルミニウムの両面
に化成処理することによって、エンボス成形の際のアル
ミニウムと基材層との間のデラミネーションを防止する
ことができる。
【0030】接着樹脂層13は、前述の通り、バリア層
12とシーラント層14とをサンドイッチラミネート法
または共押出ラミネート法により貼り合わせる際に熔融
押出される樹脂であって、そのMIが5〜20の範囲と
するものである。
【0031】本発明の電池用包装材料におけるシーラン
ト層には、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂
等を用いることができる。ポリプロピレン系樹脂として
は、ホモタイプポリプロピレン、ランダムタイプポリプ
ロピレン、ブロックタイプポリプロピレン等を用いるこ
とができる。シーラント層は、必要に応じて2層以上の
多層構成とすることもできる。シーラント層の総厚みは
20μm〜200μmが適当である。
【0032】
【実施例】本発明の電池用包装材料について、実施例に
よりさらに具体的に説明する。 (1)電池用包装材料の構成 実施例、比較例ともに、パウチタイプ、エンボスタイプ
の基本構成は以下の構成とし、接着樹脂層の組成、ラミ
ネート方法などは、実施例、比較例の各条件別に記載の
通りである。 (パウチタイプ)PET12/DL3/ALM20/化
成処理/接着樹脂層15/シーラント層30 (エンボスタイプ) ON25μm/DL3μm/化成処理/ALM40μm
/化成処理/接着樹脂層15μm/シーラント層:30
μm [略号 PET:2軸延伸ポリエステルフィルム、O
N:2軸延伸ナイロンフィルム、ALM:アルミニウ
ム、DL:ドライラミネート、ALM:アルミニウム] 酸変性ポリプロピレンは、不飽和カルボン酸グラフトラ
ンダムプロピレンとし、また、シーラント層は、いずれ
もランダムポリプロピレン樹脂からなるフィルムまたは
押出層とした。実施例および比較例に説明する、接着樹
脂をブレンド樹脂とする場合のブレンド割合は重量部で
ある。 (2)化成処理 外装体のバリア層に施した化成処理は、実施例、比較例
ともに、処理液として、フェノール樹脂、フッ化クロム
(3)化合物、リン酸からなる水溶液を、ロールコート
法により、塗布し、皮膜温度が180℃以上となる条件
において焼き付けた。クロムの塗布量は、1mg/m
2(乾燥重量)である。 (2)外装体のタイプ パウチタイプは、巾30mm巾、長さ50mm(いずれ
も内寸)とするピロータイプとして評価した。エンボス
タイプは、片面エンボスタイプとし、成形型の凹部(キ
ャビティ)の形状を30mm×50mm,深さ3.5m
mとしてプレス成形して評価をした。なお、エンボスタ
イプの例においてはいずれも、エンボスした積層体の成
形しないものを蓋体として用いた。 (3)ヒートシール条件 190℃、1.0MPa、3sec [実施例1]アルミニウム20μmの片面に化成処理を
施し、化成処理しない面に延伸ポリエステルフィルム
(厚さ12μm)をドライラミネート法により貼り合わ
せ、次に、化成処理したアルミニウムの面を、遠赤外線
と熱風とにより、接着樹脂であるポリプロピレン系樹脂
の軟化点以上に加熱した状態として、後述の接着樹脂1
5μmを押出してシーラント層となるポリプロピレンフ
ィルム30μmをサンドイッチラミネートして積層体と
した。接着樹脂は、MI26g/10分のポリプロピレ
ン60部とMI1.0g/10分の酸変性ポリプロピレ
ン40部とをブレンドした樹脂とした。ブレンド樹脂と
してのMIは5g/10分である。得られた積層体を用
いてパウチタイプの外装体を形成した。 [実施例2]アルミニウム20μmの片面に化成処理を
施し、化成処理しない面に延伸ポリエステルフィルム
(厚さ12μm)をドライラミネート法により貼り合わ
せ、次に、化成処理したアルミニウムの面に、後述の接
着樹脂(15μm)とシーラント層となるポリプロピレ
ン樹脂(30μm)とを共押出しラミネートした後、得
られた積層体を接着樹脂の軟化点以上の温度になるよう
に加熱した。接着樹脂は、高MIの酸変性ポリプロピレ
ン90部と低密度ポリエチレン10部とをブレンドして
接着樹脂としてのMIを18g/10分とした。得られ
た積層体を用いてパウチタイプの外装体を形成した。 [実施例3]アルミニウム40μmの両面に化成処理を
施し、化成処理した一方の面に延伸ナイロンフィルム
(厚さ25μm)をドライラミネート法により貼り合わ
せ、次に、化成処理したアルミニウムの他の面を、遠赤
外線と熱風とにより、接着樹脂であるポリプロピレン系
樹脂の軟化点以上に加熱した状態として、後述の接着樹
脂15μmを押出してシーラント層となるポリプロピレ
ンフィルム30μmをサンドイッチラミネートして積層
体とした。接着樹脂は、MI26g/10分のポリプロ
ピレン74部とMI1.0g/10分の酸変性ポリプロ
ピレン26部とをブレンドした樹脂とした。ブレンド樹
脂としてのMIは5g/10分である。得られた積層体
を用いてエンボス成形によりトレイとし、成形しない積
層体を蓋材として外装体とした。 [実施例4]アルミニウム40μmの両面に化成処理を
施し、化成処理した一方の面に延伸ナイロンフィルム
(厚さ25μm)をドライラミネート法により貼り合わ
せ、次に、化成処理したアルミニウムの他の面に、後述
の接着樹脂15μmを押出してシーラント層となるポリ
プロピレンフィルム30μmをサンドイッチラミネート
した後、これを接着樹脂の軟化点以上の温度になるよう
に加熱した。接着樹脂は、酸変性ポリプロピレン80
部、LDPE10部、ブタジエン10部、ブタジエン1
0部とをブレンドして接着樹脂としてのMIを9g/1
0分とした。得られた積層体を用いてエンボス成形によ
りトレイとし、成形しない積層体を蓋材として外装体と
した。 [実施例5]アルミニウム40μmの両面に化成処理を
施し、化成処理した一方の面に延伸ナイロンフィルム
(厚さ25μm)をドライラミネート法により貼り合わ
せ、次に、化成処理したアルミニウムの他の面を、遠赤
外線と熱風とにより、接着樹脂であるポリプロピレン系
樹脂の軟化点以上に加熱した状態として、後述の接着樹
脂(15μm)とシーラント層となるポリプロピレン樹
脂(30μm)とを共押出しラミネートした。接着樹脂
は、酸変性ポリプロピレン80部、LDPE10部、ブ
タジエン5部、エチレンとプロピレンとの共重合体5部
とをブレンドして接着樹脂としてのMIを12g/10
分とした。得られた積層体をエンボス成形してトレイと
し、成形しない積層体を蓋材として外装体とした。
【0033】[比較例1]アルミニウム40μmの両面
に化成処理を施し、化成処理した一方の面に延伸ナイロ
ンフィルム(厚さ25μm)をドライラミネート法によ
り貼り合わせ、次に、化成処理したアルミニウムの他の
面を遠赤外線と熱風とにより、接着樹脂であるポリプロ
ピレン系樹脂の軟化点以上に加熱した状態として、後述
の接着樹脂15μmを押出してシーラント層となるポリ
プロピレンフィルム30μmをサンドイッチラミネート
した。接着樹脂は、MI0.1g/10分の酸変性ポリ
プロピレンとした。得られた積層体をエンボス成形して
トレイとし、成形しない積層体を蓋材として外装体とし
た。 [比較例2]アルミニウム40μmの両面に化成処理を
施し、化成処理した一方の面に延伸ナイロンフィルム
(厚さ25μm)をドライラミネート法により貼り合わ
せ、次に、化成処理したアルミニウムの他の面に、後述
の接着樹脂15μmを押出してシーラント層となるポリ
プロピレンフィルム30μmをサンドイッチラミネート
した後、これを接着樹脂の軟化点以上の温度になるよう
に加熱した。接着樹脂は、酸変性ポリプロピレン90部
とLDPE10部とをブレンドして、接着樹脂としての
MIを25とした。得られた積層体を用いてトレイをエ
ンボス成形してトレイとし、成形しない積層体を蓋材と
して外装体とした。 [比較例3]化成処理を施さないアルミニウム40μm
の一方の面に延伸ナイロンフィルム(厚さ25μm)を
ドライラミネート法により貼り合わせ、次に、アルミニ
ウムの他の面に、後述の樹脂を接着樹脂15μmとし
て、シーラント層となるポリプロピレンフィルム30μ
mをサンドイッチラミネートした後、これを接着樹脂の
軟化点以上の温度になるように加熱した。接着樹脂は、
酸変性ポリプロピレン80部、LDPE10部、ブタジ
エン10部とをブレンドして、接着樹脂としてのMIを
9g/10分とした。得られた積層体を用いてトレイを
エンボス成形してトレイとし、成形しない積層体を蓋材
として外装体とした。
【0034】<評価項目> 1)シール部根切れ 外装体に電池本体を収納して、密封シール後、シール部
およびシール部に連続する非シール部の断面を顕微鏡に
て観察し、接着樹脂層部分に根切れが発生しているかど
うかを確認した。 2)熱融着層(接着樹脂層とシーラント層)の厚み残存
率 ヒートシール後の熱融着層の厚みを測定し、ヒートシー
ル前の熱融着層の総厚に対する割合を算出した。 3)デラミネーション 1M LiPF6となるようにしたエチレンカーボネー
ト、ジエチルカーボネート、ジメチルカーボネート
(1:1:1)の混合液3gをを充填し、85℃の温度
に7日間保持した後、ALMと接着樹脂層との間のデラ
ミネーションを目視により確認した。
【0035】<結果>実施例1〜実施例5は、シール部
の根切れ、ALMと接着樹脂層との間のデラミネーショ
ンは無かった(検体各100)。なお、熱融着層の厚み
残存率は以下の通りであった。 実施例1 60% 実施例2 32% 実施例3 70% 実施例4 60% 実施例5 55% 比較例1は、シール部の根切れ、ALMと接着樹脂層と
の間のデラミネーションは無かった(検体各100)
が、エンボス成形において、100検体中25検体にA
LMのクラックが発生した。比較例2は、ヒートシール
によって、熱融着層が薄くなり、100検体中3検体に
根切れが発生した。ALMと接着樹脂層との間のデラミ
ネーションは無かった。比較例3は、根切れはなかった
が、100検体中54検体において、ALMと接着樹脂
層との間のデラミネーションが発生した。なお、比較例
における熱融着層の厚み残存率は以下の通りであった。 比較例1 75% 比較例2 22% 比較例3 60%
【0036】
【発明の効果】電池本体を挿入し周縁部をヒートシール
により密封する電池の外装体を形成する包装材料を、少
なくとも基材層、接着層、アルミニウム、化成処理層、
接着樹脂層、ポリプロピレン樹脂系シーラント層から構
成される積層体とし、接着樹脂層を、メルトインデック
ス5〜20g/10分の範囲の樹脂とすることによっ
て、バリア層とリード線との間のショートを防止する効
果を奏するものである。また、シール部の内縁近傍に生
成する樹脂溜りと該樹脂溜りの端部に発生する根切れを
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電池用包装材料を説明する図で、
(a)電池用包装材料の層構成例を示した断面図、
(b)電池用包装材料の別の層構成例を示した断面図で
ある。
【図2】本発明の電池用包装材料を説明する図で、
(a)層構成を示した電池用包装材料、リード線の位置
関係を示す断面図、(b)リード線部での、ヒートシー
ル前のリード線と外装体とが接した状態を説明する断面
図、(c)はヒートシール後のリード線部の模式断面図
である。(d)は、層構成を示した電池用包装材料、リ
ード線用フィルム、リード線のそれぞれの位置関係を示
す断面図、(e)ヒートシール前のリード線とリード線
用フィルムと外装体とが接した状態を説明する断面図、
(f)はヒートシール後のリード線部の模式断面図であ
る。
【図3】電池のパウチタイプの外装体を説明する斜視図
である。
【図4】電池のエンボスタイプの外装体を説明する斜視
図である。
【図5】エンボスタイプにおける成形を説明する、
(a)斜視図、(b)エンボス成形された外装体本体、
(c)X1−X1部断面図、(d)Y1部拡大図である。
【図6】電池用包装材料とリード線との接着におけるリ
ード線用フィルムの装着方法を説明する図である。
【図7】従来の組成の接着樹脂層における根切れの発生
を説明する、(a)電池用包装材料の断面図、(b)Y
2部拡大図である。
【図8】従来の電池用包装材料を用いた外装体の周縁を
密封シールした時に発生する根切れを示す図で、(a)
電池の斜視図、(b)X3−X3部の断面図、(c)Y2
部の拡大図である。
【符号の説明】
H ヒートシールバー C 根切れ 1 電池 2 電池本体 3 セル(蓄電部) 4 リード線(電極) 5 外装体 6 リード線用フィルム 7 凹部 8 側壁部 9 シール部 10 積層体(電池用包装材料) 11 基材層 12 アルミニウム(バリア層) 13 接着樹脂層 14 シーラント層 Mx 熱融着層 15 化成処理層 16 基材側ドライラミネート層 20 プレス成形部 21 オス型 22 メス型 23 キャビティ
フロントページの続き (72)発明者 奥下 正隆 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 Fターム(参考) 3E067 AA12 AB32 AC01 BA35A BB14A BB25A BC06A CA16 CA24 CA30 EA06 EA32 FA01 FC01 GD10 3E086 AA21 AC07 AD02 AD05 AD23 BA04 BA15 BB02 BB35 BB51 BB74 BB90 CA31 5H011 AA01 AA02 CC02 CC06 CC10 KK00 5H026 EE02 EE18 HH05

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電池本体を挿入し周縁部をヒートシールに
    より密封する電池の外装体を形成する包装材料が、少な
    くとも基材層、接着層、アルミニウム、化成処理層、接
    着樹脂層、ポリプロピレン樹脂系シーラント層から構成
    される積層体であって、接着樹脂層が、メルトインデッ
    クス5〜20g/10分の範囲の樹脂から形成されてい
    ることを特徴とする電池用包装材料。
  2. 【請求項2】接着樹脂層がポリプロピレン系樹脂からな
    ることを特徴とする請求項1に記載した電池用包装材
    料。
  3. 【請求項3】接着樹脂層が酸変性ポリプロピレンからな
    ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載した
    電池用包装材料。
  4. 【請求項4】接着樹脂層が酸変性ポリプロピレン樹脂に
    低密度ポリエチレン樹脂、密度が900kg/m3の低
    結晶のエチレンとブテンとプロピレンの共重合体、非晶
    性のエチレンとプロピレンの共重合体、プロピレンーα
    ・オレフィン共重合体、ゴム系成分の中の少なくとも1
    成分を添加した樹脂からなることを特徴とする請求項1
    に記載した電池用包装材料。
  5. 【請求項5】接着樹脂層が、メルトインデックスが異な
    る少なくとも2種のポリプロピレン系樹脂をブレンドし
    た樹脂から形成されていることを特徴とする請求項1に
    記載した電池用包装材料。
  6. 【請求項6】接着樹脂層を形成する少なくとも2種のポ
    リプロピレン系樹脂の少なくともそのうち一つが酸変性
    ポリプロピレン樹脂であることを特徴とする請求項5に
    記載した電池用包装材料。
  7. 【請求項7】前記積層体が、少なくとも基材層、接着
    層、化成処理層(1)アルミニウム、化成処理層
    (2)、接着樹脂層、ポリプロピレン樹脂系シーラント
    層から構成されていることを特徴とする請求項1〜請求
    項6のいずれかに記載した電池用包装材料。
  8. 【請求項8】電池本体が請求項1〜請求項7のいずれか
    に記載した電池用包装材料により形成された外装体に収
    納され密封されたことを特徴とする電池。
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