JP2003049721A - 小型車両 - Google Patents

小型車両

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JP2003049721A
JP2003049721A JP2001240967A JP2001240967A JP2003049721A JP 2003049721 A JP2003049721 A JP 2003049721A JP 2001240967 A JP2001240967 A JP 2001240967A JP 2001240967 A JP2001240967 A JP 2001240967A JP 2003049721 A JP2003049721 A JP 2003049721A
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幸紀 倉川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】車体フレームに支持される燃料タンクの下方
に、エアクリーナが配置される小型車両において、組立
工数の低減を可能とするとともに、燃料タンクの大型化
を回避しつつエアクリーナおよび燃料タンクでそれぞれ
充分な容量を確保する。 【解決手段】エアクリーナ33のクリーナケース49
が、空気通路57を燃料タンク32の外面との間に形成
して、燃料タンク32に取付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体フレームに支
持される燃料タンクの下方に、エアクリーナが配置され
る小型車両に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる小型車両は、たとえば特開
昭59−89226号公報等で既に知られており、この
ものでは、燃料タンクの下部に設けられる凹部にエアク
リーナが収納されており、該エアクリーナのクリーナケ
ースは、エンジンに連なる吸気管で支持されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記従来のも
のでは、クリーナケースは燃料タンクに取付けられてお
らず、燃料タンクおよびエアクリーナの相対位置は、小
型車両の組立時に定まることになり、組立工数の低減を
図る上では不利である。しかも従来のエアクリーナのク
リーナケースは、燃料タンクの外表面との間に間隔をあ
けて配置されるものであり、エアクリーナおよび燃料タ
ンクでそれぞれ充分な容量を確保しようとすると燃料タ
ンクの大型化を招いてしまう。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、組立工数の低減を可能とするとともに、燃料
タンクの大型化を回避しつつエアクリーナおよび燃料タ
ンクでそれぞれ充分な容量を確保し得るようにした小型
車両を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、車体フレームに支持される
燃料タンクの下方に、エアクリーナが配置される小型車
両において、エアクリーナのクリーナケースが、空気通
路を前記燃料タンクの外面との間に形成して、燃料タン
クに取付けられることを特徴とする。
【0006】このような請求項1記載の発明の構成によ
れば、燃料タンクにクリーナケースが取付けられるの
で、小型車両の組立時に、燃料タンクおよびエアクリー
ナを予めユニット化しておくことができ、組立工数の低
減を図ることができる。しかも空気通路が燃料タンクの
外面およびクリナケース間に形成されるので、エアクリ
ーナおよび燃料タンクでそれぞれ充分な容量を確保して
も燃料タンクが大型化することはない。
【0007】また請求項2記載の発明は、上記請求項1
記載の発明の構成に加えて、前記クリーナケースに、補
機取り付け部が一体に設けられることを特徴とし、かか
る構成によれば、エアクリーナ近傍に配置される補機を
支持するための専用部品が不要であり、部品点数の低減
に寄与することができ、しかも小型車両の組立時に、補
機取り付け部に補機を予め取付けておくことで、組立工
数をより一層低減することができる。
【0008】請求項3記載の発明は、上記請求項1記載
の発明の構成に加えて、上部に燃料注入キャップを有す
る鋼板製の前記燃料タンクが、該燃料タンクに取付けら
れるタンクカバーで上方から覆われるとともに前記クリ
ーナケースで下方から覆われ、前記タンクカバーに、前
記燃料注入キャップを開閉可能に覆うリッドが取付けら
れることを特徴とし、かかる構成によれば、燃料タンク
をタンクカバーおよびクリーナケースで覆うことにより
外観性を向上することができる。
【0009】さらに請求項4記載の発明は、上記請求項
1記載の発明の構成に加えて、前記燃料タンクの上下方
向中間部には、外側方に張出したフランジ部が設けら
れ、該フランジ部には、クリーナケースよりも外方に突
出する補機取付け部が一体に設けられることを特徴と
し、かかる構成によれば、燃料タンク近傍に配置される
補機を支持するための専用部品が不要であり、部品点数
の低減に寄与することができ、しかも小型車両の組立時
に、補機取り付け部に補機を予め取付けておくことで、
組立工数をより一層低減することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付の図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0011】図1〜図8は本発明の第1実施例を示すも
のであり、図1はペダル付き自動二輪車の側面図、図2
は図1の要部を拡大して示す縦断側面図、図3は燃料タ
ンクおよびエアクリーナを拡大して示す縦断側面図、図
4は図2の4−4線拡大断面図、図5は図3の5−5線
拡大断面図、図6は燃料タンクの車体フレームへの取付
け部を示す縦断側面図、図7はクリーナケースの平面
図、図8は図2の8−8線拡大断面図である。
【0012】先ず図1において、小型車両であるペダル
付き自動二輪車の車体フレーム15は、前端にヘッドパ
イプ16が設けられて後下がりに傾斜したメインフレー
ム17と、後ろ上がりに傾斜してメインフレーム17の
後部に連設されるシートポスト18とを備え、メインフ
レーム17およびシートポスト18は、鋼管を屈曲成形
することで一体に形成される。しかもメインフレーム1
7およびシートポスト18には、それら17,18を
左、右両側から覆う一対のサイドカバー19…が取付け
られる。
【0013】ヘッドパイプ16には、フロントフォーク
20が操向可能に支承され、該フロントフォーク20の
下端に前輪WFが軸支され、フロントフォーク20の上
端に連なるハンドルポスト21の上端部に、バーハンド
ル22の中央部が連結される。
【0014】シートポスト18には、ドライバが座乗す
るためのサドル状のシート23を上端に備える支持パイ
プ24が上方から差込まれ、該支持パイプ24は、上下
位置を調節可能としてシートポスト18に固定される。
【0015】図2を併せて参照して、車体フレーム15
にはエンジンEが搭載されており、このエンジンEから
後方に延設される伝動ケース25の後端部に後輪WRが
軸支される。而してエンジンEを両側から覆うエンジン
カバー26…が、両サイドカバー19…に連設される。
【0016】前記後輪WRには、シート23上のライダ
ーが左、右一対のクランクペダル27…を踏み込むこと
による踏力を伝達することが可能であり、また前記エン
ジンEの出力を、ベルト式無段変速機28を含む動力伝
達手段29を介して後輪WRに伝達することも可能であ
り、前記動力伝達手段29は伝動ケース25に内蔵され
る。
【0017】エンジンEの前側上部には吸気管30の下
流端が接続されており、この吸気管30の上流端は、エ
ンジンEの上方に配置された気化器31の下流端に接続
される。気化器31の後方側には、車体フレーム15の
シートポスト18で支持される燃料タンク32が配置さ
れており、該燃料タンク32の下部に取付けられるエア
クリーナ33に気化器31が接続される。
【0018】さらに図3〜図6を併せて参照して、燃料
タンク32は、下方に開いた鋼板製の上部半体34の下
端と、上方に開いた鋼板製の下部半体35の上端とが相
互に結合されて成るものであり、この燃料タンク32
は、カラー鋼板から成るタンクカバー36で上方から覆
われる。しかも前記上部および下部半体34,35は、
前記タンクカバー36の下端部を挟み込むようにしてか
しめ結合されるものであり、前記両半体34,35およ
びタンクカバー36の結合部すなわち燃料タンク32の
上下方向中間部には、外側方に張出すフランジ部37が
形成される。このように燃料タンク32とカラー鋼板か
ら成るタンクカバー36とをかしめ結合することによ
り、燃料タンク32およびタンクカバー36の組立後の
塗装工程が不要となり、コスト低減に寄与することがで
きる。
【0019】ところで、燃料タンク32の上部すなわち
上部半体34の上部には、燃料注入キャップ38が着脱
可能に取付けられるとともに、燃料タンク32内の燃料
液面を検出する燃料ゲージ39が取り付けられる。一
方、タンクカバー36には、燃料注入キャップ38を臨
ませる開口部40と、燃料ゲージ39を臨ませる点検孔
41とが設けられるとともに、開口部40を開閉可能に
閉じるリッド42が燃料注入キャップ38を開閉可能に
覆うようにして取付けられ、リッド42およびタンクカ
バー42間にはロック機構(図示せず)が設けられる。
【0020】前記ロック機構は通常広く用いられている
ものであればよく、燃料タンク32側の燃料注入キャッ
プ38はキー付きである必要がなく、燃料注入キャップ
38をタンクカバー36から突出させる配置としなくて
もよいので、タンクカバー36の上面をすっきりとした
形状とすることができ、外観性を向上することができ
る。
【0021】燃料タンク32の底部すなわち下部半体3
5の底部には、自動二輪車の前後方向に沿う前端から前
記前後方向中間部まで延びる支持凹部43が形成されて
おり、車体フレーム15におけるシートポスト18の後
部に固着されて後方に延びるパイプ状の支持フレーム4
4が前記支持凹部43に挿入され、燃料タンク32の底
部が該支持フレーム44で支持される。
【0022】またタンクカバー36の前部には、自動二
輪車の幅方向に沿う軸線を有する円筒状の支持筒45が
固着されており、その支持筒45を軸方向両側から挟む
一対のブラケット板46,46がシートポスト18に固
着される。而して両ブラケット板46,46および支持
筒45に挿通されるボルト47にナット48を螺合して
締付けることにより、燃料タンク32およびタンクカバ
ー36が、前記支持フレーム44まわりに回転すること
が阻止される。すなわち燃料タンク32およびタンクカ
バー36は、支持フレーム44上に載せられた状態で該
支持フレーム44まわりに回転しないようにして車体フ
レーム15のシートポスト18に支持されることにな
る。
【0023】支持筒45の軸線方向に沿う中心部は、図
4で示すように、自動二輪車の前後方向に沿って延びる
車体フレーム15の中心線C上に配置されるのである
が、支持フレーム44は、燃料タンク32の左、右方向
での重量バランスに応じて適宜位置に設定されればよ
く、この実施例のように、前記中心線Cからオフセット
した位置に支持フレーム44が配置されていてもよい。
【0024】図7を併せて参照して、エアクリーナ33
は、燃料タンク32を下方から覆うようにして該燃料タ
ンク32に取付けられる合成樹脂製のクリーナケース4
9と、該クリーナケース49および燃料タンク32間に
挟まれるクリーナエレメント51とを備える。
【0025】クリーナケース49は、ケース主体50
と、該ケース主体50に着脱可能に取付けられるメンテ
ナンス用蓋73とで構成される。
【0026】ケース主体50の上端部全周は、無端状の
ガスケット52を下部半体35の周縁部下面との間に介
在させて燃料タンク32のフランジ部37および下部半
体35の周縁部下面に当接される。しかもケース主体5
0の上端部下面には係合溝53が全周にわたって形成さ
れる。
【0027】燃料タンク32のフランジ部37と、該フ
ランジ部37に下方から当接するケース主体50の上端
部とには弾性材から成る無端状のモール54が装着され
る。前記フランジ部37の周方向に間隔をあけた複数箇
所でケース主体50の前記係合溝53には、モール54
に巻きつくように形成されるクリップ55…の一端が係
合されており、各クリップ55…の他端が、タンクカバ
ー36に設けられている係合孔56…に係合される。
【0028】すなわちケース主体50の上端部は、燃料
タンク32のフランジ部37との間にモール35を介在
させて複数のクリップ55…により燃料タンク32に着
脱可能に取付けられることになる。而して燃料タンク3
2の下部外面およびケース主体50間には、前記クリー
ナエレメント51で清浄化された空気を導く空気通路5
7が形成される。
【0029】燃料タンク32を支持する支持フレーム4
4を貫通させる貫通孔58がケース主体50の前部に設
けられており、この貫通孔58の周縁に装着されたリン
グ状の弾性シール部材59が支持フレーム44の外周に
弾発的に接触する。
【0030】前記貫通孔58よりも下方でケース主体5
0の前部には接続孔60が設けられ、合成樹脂から成る
接続管61の一端が前記空気通路57に通じるようにし
て接続孔60に接続され、該接続管61の他端が気化器
31の上流端に接続される。
【0031】ケース主体50の後部には、横断面を矩形
状として上下に延びる筒部62が一体に設けられてお
り、この筒部62の上端には、嵌合筒部分62aと、該
嵌合筒部分62aの下端から内方側に張出す鍔部部62
bとが一体に設けられ、鍔部分62bの内周は、空気導
入孔63を形成する。
【0032】前記嵌合筒部分62aには、ブロック状に
形成されるクリーナエレメント51が鍔部分62bで受
けられるようにして嵌合される。一方、筒部62に対応
する部分で燃料タンク32における下部半体35の底部
には、前記鍔部分62bとの間でクリーナエレメント5
1を挟む押え筒63が固着されており、該押え筒63に
は、空気導入孔63からクリーナエレメント51を通過
することで浄化された空気を空気通路57に導く複数の
通路孔64…が設けられる。
【0033】前記接続孔60および前記筒部62間でケ
ース主体50の外側面には、自動二輪車の前進方向に向
って右方および下方に開放した操作凹部65が形成され
ており、この操作凹部65の天井面に設けられた透孔6
6を下方に貫通するようにして燃料タンク32の下部半
体35に有底円筒状の突部35aが設けられ、透孔66
の周縁に装着されたリング状の弾性シール部材67が突
部35aの外周全周に密接する。
【0034】前記突部35aの下端には、燃料タンク3
2内に挿入されるフィルタ69の下端部が取付けられる
ものであり、このフィルタ69に連なるとともに気化器
31に接続される燃料コック70が操作凹部65に配置
される。
【0035】また前記操作凹部65の天井面から垂下さ
れる接続管71が操作凹部65内に配置されるようにし
てケース主体50に一体に設けられており、この接続管
71には、エンジンEから排出された排気ガスの一部を
導く導管(図示せず)が接続される。
【0036】前記筒部62の下部開口端は、ケース主体
50と共働してクリーナケース49を構成する合成樹脂
製のメンテナンス用蓋73で閉じられるものであり、該
蓋73は、ケース主体50に複数のボルト72…で着脱
可能に取付けられる。
【0037】この蓋73には、横断面外形形状を直角四
辺形として上下に延びる筒状の補機取り付け部74が一
体に設けられる。該補機取り付け部74は空気吸入筒を
兼ねるものであり、補機取り付け部74の下部には、該
補機取り付け部74とともに略L字状をなすようにして
補機取り付け部74の下部から前方に延びる吸気管75
が接続される。
【0038】図8を併せて参照して、後輪WRを上方か
ら覆うリヤフェンダー76には、前記補機取り付け部7
4を両側から覆う一対のブラケット板77,77の下端
が固着される。一方、補機取り付け部74の両側壁に
は、それらの側壁を貫通するスリーブ78a,78aを
有するナット78,78が装着されており、各ブラケッ
ト板77,77に挿通されるねじ部材79,79を前記
ナット78,78に螺合して締付けることにより、リヤ
フェンダー76がケース主体50の前記補機取付け部7
4に取付けられる。
【0039】さらにケース主体50の後部には、燃料タ
ンク32よりも後方側に延びる補機取り付け部80が一
体に設けられており、この補機取付け部80には、図示
しないナンバープレートが取付けられるとともに、燃料
タンクの32の後部側を覆うように構成されるテールラ
イトユニット81が複数のねじ部材82…によって取付
けられる。
【0040】次にこの第1実施例の作用について説明す
ると、エアクリーナ83のクリーナケース49が、燃料
タンク32に取付けられるので、ペダル付き自動二輪車
の組立時に、燃料タンク32およびエアクリーナ33を
予めユニット化しておくことができ、組立工数の低減を
図ることができる。
【0041】しかもクリーナケース49のケース主体5
0および燃料タンク32の下部外面間には、クリーナエ
レメント51で清浄化された空気を導く空気通路57が
形成されるので、エアクリーナ83および燃料タンク8
2でそれぞれ充分な容量を確保しても燃料タンク82が
大型化することはない。
【0042】またクリーナケース49のメンテナンス用
蓋73に、リヤフェンダー76を取付けるための補機取
り付け部74が一体に設けられ、クリーナケース49の
ケース主体50にナンバープレートおよびテールライト
ユニット81を取付けるための補機取付け部80が一体
に設けられるので、エアクリーナ83の近傍に配置され
るリヤフェンダー76、ナンバープレートおよびテール
ライトユニット81を支持するための専用部品が不要で
あり、部品点数の低減に寄与することができる。しかも
ペダル付き自動二輪車の組立時に、補機取り付け部7
4,80にリヤフェンダー76、ナンバープレートおよ
びテールライトユニット81を予め取付けておくこと
で、組立工数をより一層低減することができる。
【0043】さらに上部に燃料注入キャップ38を有す
る鋼板製の燃料タンク32が、該燃料タンク32に取付
けられるタンクカバー36で上方から覆われるとともに
クリーナケース49で下方から覆われ、タンクカバー3
6には、燃料注入キャップ38を開閉可能に覆うリッド
42が取付けられているので、燃料タンク32をタンク
カバー36およびクリーナケース49で覆って外観性を
向上することができる。
【0044】図9および図10は本発明の第2実施例を
示すものであり、図9はペダル付き自動二輪車の要部拡
大縦断側面図、図10は燃料タンクの拡大斜視図であ
る。
【0045】このような図9および図10を参照しつつ
本発明の第2実施例について説明するが、上記第1実施
例に対応する部分には同一の参照符号を付して図示する
のみとして、詳細な説明を省略する。
【0046】先ず図9において、ペダル付き自動二輪車
の車体フレーム85は、前端にヘッドパイプ86が設け
られて後下がりに傾斜したメインフレーム87と、メイ
ンフレーム87の後部に連設されて後ろ上がりに延びる
シートポスト88とを備える。
【0047】メインフレーム87は、左、右一対のフレ
ーム部材89…を相互に結合して横断面矩形の筒状に構
成されるものであり、メインフレーム87の前端が複数
のボルト90…でヘッドパイプ86に締結され、またメ
インフレーム87の後部に、該メインフレーム87の後
部から一部を上方に突出させるシートポスト88が締結
される。
【0048】シートポスト88には、ドライバが座乗す
るためのサドル状のシート23を上端に備える支持パイ
プ24が上方から差込まれ、該支持パイプ24は、上下
位置を調節可能としてシートポスト88に固定される。
またヘッドパイプ86およびシートポスト88間にわた
ってメインフレーム87の上部はフレームカバー91で
覆われており、このフレームカバー91は、メインフレ
ーム87に着脱可能に係合されるとともにシートポスト
88に締結される。而して後輪WRを上方から覆うリヤ
フェンダー76は該フレームカバー91で支持される。
【0049】シートポスト88の両側には支持板92…
がそれぞれ締結されており、これらの支持板92…の下
部に、メインフレーム87の後ろ側下部を共締めするよ
うにして、たとえば一対のボルト93,93によりエン
ジンEが支持される。
【0050】エンジンEの上方には該エンジンEに接続
される気化器31が配置される。この気化器31の後方
側には、車体フレーム85のシートポスト88で支持さ
れる燃料タンク94が配置され、該燃料タンク94の下
部に取付けられるエアクリーナ95に気化器31が接続
される。
【0051】図10を併せて参照して、燃料タンク94
は、下方に開いた鋼板製の上部半体96の下端と、上方
に開いた鋼板製の下部半体97の上端とが相互に結合さ
れて成るものであり、上部および下部半体96,97の
結合部、すなわち燃料タンク94の上下方向中間部に
は、外側方に張出すフランジ部98が形成される。
【0052】この燃料タンク94における下部半体97
の前部はシートポスト88に設けられた支持板部88a
にボルト99…により締結され、上部半体96の前部
は、シートポスト88に設けられた一対のブラケット板
部88b…にボルト100およびナット101によって
締結される。
【0053】燃料タンク94は、カラー鋼板から成るタ
ンクカバー103で上方から覆われるものであり、この
タンクカバー103には、燃料タンク94がその上部に
備える燃料注入キャップ102を開閉可能に覆うリッド
104が取付けられる。またタンクカバー103は燃料
タンク94の上部半体96に締結されるものであり、上
部半体96には、タンクカバー103を締結するための
複数の被締結部105,105…が設けられる。しかも
前記タンクカバー103の前部には、上部半体96の前
部をシートポスト88のブラケット板部88b…に締結
させるための切欠き部(図示せず)が設けられる。
【0054】エアクリーナ95は、燃料タンク94を下
方から覆うようにして該燃料タンク95に取付けられる
合成樹脂製のクリーナケース106と、該クリーナケー
ス106内に収納されて一端が閉じられるとともに他端
が前記気化器31の上流端に接続されるパイプ107
と、クリーナケース106内でパイプ107の外周に巻
付けられるクリーナエレメント108とを備え、クリー
ナエレメント108が巻装される部分でパイプ107に
は流通孔109が穿設される。
【0055】燃料タンク94におけるフランジ部98に
は複数の挿通孔110…が設けられており、クリーナケ
ース106の上端部が、前記各挿通孔110…に挿通さ
れるボルト(図示せず)により燃料タンク94のフラン
ジ部98に締結される。而して燃料タンク94の下部外
面およびクリーナケース106間には、前記クリーナエ
レメント108に未浄化の空気を導く空気通路111が
形成される。
【0056】またクリーナケース106の上部には、燃
料タンク94の側方に配置されて前方側に開放した空気
導入管112が接続されており、外部の空気が空気導入
管12から空気通路111に導入され、クリーナエレメ
ント108で浄化されて流通孔109からパイプ107
内に導入された空気が、気化器31に供給されることに
なる。
【0057】ところで、燃料タンク94のフランジ部9
8には、タンクカバー103およびクリーナケース10
6よりも後方側に突出する補機取付け部115が一体に
設けられており、該補機取付け部115には、図示しな
いナンバープレートが取付けられるとともに、テールラ
イトユニット81が複数のねじ部材116…によって取
付けられる。
【0058】この第2実施例によれば、エアクリーナ9
5のクリーナケース106が、燃料タンク94に取付け
られるので、ペダル付き自動二輪車の組立時に、燃料タ
ンク94およびエアクリーナ95を予めユニット化して
おくことができ、組立工数の低減を図ることができる。
【0059】しかもクリーナケース95のクリーナケー
ス106および燃料タンク94の下部外面間には、クリ
ーナエレメント108で清浄化するための空気を導く空
気通路111が形成されるので、エアクリーナ95およ
び燃料タンク94でそれぞれ充分な容量を確保しても燃
料タンク94が大型化することはない。
【0060】また上部に燃料注入キャップ102を有す
る鋼板製の燃料タンク94が、該燃料タンク94に取付
けられるタンクカバー103で上方から覆われるととも
にクリーナケース49で下方から覆われ、タンクカバー
103には、燃料注入キャップ102を開閉可能に覆う
リッド104が取付けられているので、燃料タンク94
をタンクカバー103およびクリーナケース106で覆
って外観性を向上することができる。
【0061】さらに燃料タンク94のフランジ部98
に、ナンバープレートおよびテールライトユニット81
を取付けるための補機取付け部115が一体に設けられ
るので、燃料タンク94の近傍に配置されるナンバープ
レートおよびテールライトユニット81を支持するため
の専用部品が不要であり、部品点数の低減に寄与するこ
とができる。しかもペダル付き自動二輪車の組立時に、
補機取り付け部115にナンバープレートおよびテール
ライトユニット81を予め取付けておくことで、組立工
数をより一層低減することができる。
【0062】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行うことが可能である。
【0063】たとえば本発明は、ペダル付き自動二輪車
に限定されるものではなく、自動二輪車や自動三輪車等
の小型車両に広く適用可能である。
【0064】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、小型車両の組立時に、燃料タンクおよびエアクリー
ナを予めユニット化しておくことができ、組立工数の低
減を図ることができ、しかもエアクリーナおよび燃料タ
ンクでそれぞれ充分な容量を確保しても燃料タンクが大
型化することはない。
【0065】また請求項2記載の発明によれば、エアク
リーナ近傍に配置される補機を支持するための専用部品
が不要であり、部品点数の低減に寄与することができ、
小型車両の組立時に補機取り付け部に補機を予め取付け
ておくことで、組立工数をより一層低減することができ
る。
【0066】請求項3記載の発明によれば、燃料タンク
をタンクカバーおよびクリーナケースで覆うことにより
外観性を向上することができる。
【0067】さらに請求項4記載の発明によれば、燃料
タンク近傍に配置される補機を支持するための専用部品
が不要であり、部品点数の低減に寄与することができ、
小型車両の組立時に補機取り付け部に補機を予め取付け
ておくことで、組立工数をより一層低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のペダル付き自動二輪車の側面図で
ある。
【図2】図1の要部を拡大して示す縦断側面図である。
【図3】燃料タンクおよびエアクリーナを拡大して示す
縦断側面図である。
【図4】図2の4−4線拡大断面図である。
【図5】図3の5−5線拡大断面図である。
【図6】燃料タンクの車体フレームへの取付け部を示す
縦断側面図である。
【図7】クリーナケースの平面図である。
【図8】図2の8−8線拡大断面図である。
【図9】第2実施例のペダル付き自動二輪車の要部縦断
側面図である。
【図10】燃料タンクの拡大斜視図である。
【符号の説明】
15,85・・・車体フレーム 32,94・・・燃料タンク 33,95・・・エアクリーナ 36,103・・・タンクカバー 38,102・・・燃料注入キャップ 42,104・・・リッド 49,106・・・クリーナケース 57,111・・・空気通路 74,80,115・・・補機取り付け部 98・・・フランジ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古橋 宏美 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体フレーム(15,85)に支持され
    る燃料タンク(32,94)の下方に、エアクリーナ
    (33,95)が配置される小型車両において、エアク
    リーナ(33,95)のクリーナケース(49,10
    6)が、空気通路(57,111)を前記燃料タンク
    (32,94)の外面との間に形成して、燃料タンク
    (32,94)に取付けられることを特徴とする小型車
    両。
  2. 【請求項2】 前記クリーナケース(49)に、補機取
    り付け部(74,80)が一体に設けられることを特徴
    とする請求項1記載の小型車両。
  3. 【請求項3】 上部に燃料注入キャップ(38,10
    2)を有する鋼板製の前記燃料タンク(32,94)
    が、該燃料タンク(32,94)に取付けられるタンク
    カバー(36,103)で上方から覆われるとともに前
    記クリーナケース(49,106)で下方から覆われ、
    前記タンクカバー(36,103)に、前記燃料注入キ
    ャップ(38,102)を開閉可能に覆うリッド(4
    2,104)が取付けられることを特徴とする請求項1
    記載の小型車両。
  4. 【請求項4】 前記燃料タンク(94)の上下方向中間
    部には、外側方に張出したフランジ部(98)が設けら
    れ、該フランジ部(98)には、クリーナケース(10
    4)よりも外方に突出する補機取付け部(115)が一
    体に設けられることを特徴とする請求項1記載の小型車
    両。
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