JP2003049696A - エンジン制御装置 - Google Patents

エンジン制御装置

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JP2003049696A
JP2003049696A JP2001238807A JP2001238807A JP2003049696A JP 2003049696 A JP2003049696 A JP 2003049696A JP 2001238807 A JP2001238807 A JP 2001238807A JP 2001238807 A JP2001238807 A JP 2001238807A JP 2003049696 A JP2003049696 A JP 2003049696A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】エンジン始動時において表裏の基準位置部の判
定を正しく行わせ、ひいてはエンジン始動性を向上させ
ること。 【解決手段】クランクセンサ4は、所定角度間隔毎のパ
ルス列よりなり且つその途中に表欠歯及び裏欠歯を36
0°CA毎に有したクランク信号を発生する。カムセン
サ5,6は、エンジンの吸気側と排気側とに各々設けら
れ、エンジン気筒毎に異なる形態が付与され且つクラン
ク信号の表欠歯と裏欠歯とで信号レベルが相違するカム
信号を発生する。ECU1にはマイコン10が設けら
れ、マイコン10内のCPU11は、エンジン始動時に
おいて吸気側及び排気側の何れかのカム信号に基づきエ
ンジンの気筒判別を実施する。また、その気筒判別に引
き続きクランク信号の欠歯位置に到達した際、前記気筒
判別に用いたカム信号の信号レベルによりその時の欠歯
が表裏の何れであるかを判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジン制御装置
に関するものである。角度入力信号異常時の角度制御装
【0002】
【従来の技術】従来よりこの種のエンジン制御装置で
は、点火・噴射等のクランク角同期の処理として、クラ
ンクロータに設けた欠歯等の基準位置部を検出し、その
基準位置部により角度位置を確認してから点火・噴射等
の制御を開始するものがある。また近年では、LEV規
制等の排気エミッションの規制強化に対応するために、
カムシャフトの回転をカムセンサにて検出すると共に、
該カムセンサにより検出されるカム信号の形態により気
筒判別を実施し、欠歯検出よりも早く点火・噴射等の制
御を開始する技術もある。
【0003】また更に、より一層厳しい排ガス規制に対
応するべく、カムセンサを吸気側カムシャフトだけでな
く排気側カムシャフトにも実装し、吸気側カムセンサに
よる吸気カム信号と排気側カムセンサによる排気カム信
号とを用いた気筒判別手法が提案されている。この手法
では、吸気カム信号と排気カム信号とにより角度位置検
出の頻度が増え、より確実に早い時期での点火・噴射の
制御開始が実現できるようになっている。
【0004】また、多気筒4サイクルエンジンに適用さ
れるエンジン制御装置においては、1サイクル(720
°CA)を360°CAずつに区分し、それぞれに基準
位置部として表欠歯、裏欠歯を設けている。そして、エ
ンジンの回転に伴い欠歯位置に到達した際、それが表欠
歯か裏欠歯かをその都度判定し、角度位置を確定するよ
うにしている。具体的には、表欠歯と裏欠歯とでカム信
号の信号レベルがH/L相違するようカム信号(カムロ
ータ)を設定しておき、欠歯検出時には、カム信号レベ
ルにより表欠歯か裏欠歯かを判定する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カムセ
ンサの故障や断線等の異常が生じると、カム信号が所定
レベル(Hレベル又はLレベル)に固定され、カム信号
レベルによる表欠歯か裏欠歯かの判定が正しく行われな
い事態が考えられる。すなわち、欠歯検出の際、所定レ
ベルで固定されたカム信号を欠歯判定に使用し、表欠歯
か裏欠歯かを誤って判定してしまう。その結果、気筒判
別が正しく行われず、正常にエンジンが始動しないとい
う問題が生じる。
【0006】特に、吸気側及び排気側の2つのカム信号
を用いる場合、一方のカム信号が正常で、他方のカム信
号が異常になると、正常のカム信号によりエンジン始動
初期の気筒判別が完了するものの、その後に欠歯位置に
到達した際、異常のカム信号により表欠歯か裏欠歯かを
誤って判定してしまうことが考えられる。
【0007】因みに、カム信号の異常(フェイル)を判
定し、そのフェイル判定後にはカム信号を使わないよう
にすれば、上記不具合は回避できるが、フェイル判定前
に欠歯位置に到達すると、フェイル状態のカム信号を欠
歯判定に用いてしまい、上記不具合を招くこととなる。
【0008】本発明は、上記問題に着目してなされたも
のであって、その目的とするところは、エンジン始動時
において表裏の基準位置部の判定を正しく行わせ、ひい
てはエンジン始動性を向上させることができるエンジン
制御装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のエンジ
ン制御装置において、クランク信号発生手段は、所定角
度間隔毎のパルス列で且つその途中に表の基準位置部及
び裏の基準位置部を360°CA毎に有したクランク信
号を発生する。また、判別信号発生手段は、エンジンの
吸気側と排気側とに各々設けられ、エンジン気筒毎に異
なる形態が付与され且つ前記クランク信号の表の基準位
置部と裏の基準位置部とで信号レベルが相違する判別信
号を発生する。そして、気筒判別手段は、エンジン始動
時において吸気側及び排気側の判別信号のうち信号形態
が判明した判別信号によりエンジンの気筒判別を実施す
る。また、その気筒判別に引き続きクランク信号の基準
位置部に到達した際、基準位置判定手段は、前記気筒判
別に用いた判別信号の信号レベルによりその時の基準位
置部が表裏の何れであるかを判定する。
【0010】要するに本制御装置では、判別信号の信号
レベルに基づき表の基準位置部か裏の基準位置部かの基
準位置判定が実施され、その判定結果に従い、制御対象
気筒に対し点火や燃料噴射等の制御が実施されるように
なっている。この場合、基準位置判定に用いる判別信号
の信号レベルが断線等により固定されると、基準位置判
定が正しく行われないおそれが生ずる。この問題に対し
本発明では、基準位置判定に用いる判別信号は、気筒判
別に実際に用いた信号であり、言い換えれば断線等によ
り信号レベルが固定されていない信号である。その結
果、エンジン始動時において表裏の基準位置部の判定を
正しく行わせ、ひいてはエンジン始動性を向上させるこ
とができる。
【0011】また更に本発明では、基準位置判定に用い
る判別信号が異常であるとの判定結果を待たず、正確な
基準位置判定が実施できる。この場合、異常判定前であ
っても、誤った制御が防止できる。
【0012】気筒判別手段としてより具体的には、請求
項2に記載したように、吸気側及び排気側の判別信号の
うち、エンジンの始動開始後に信号エッジが確認された
判別信号を用い、気筒判別を実施すると良い。
【0013】また、請求項3に記載の発明では、吸気側
及び排気側の判別信号のうち一方を特定判別信号として
通常時に基準位置判定に用いることとし、この特定判別
信号についてエッジの有無により有効かどうかを判定す
る。そして、基準位置判定手段は、前記特定判別信号が
有効判定される場合、特定判別信号により基準位置判定
を実施し、前記特定判別信号が無効判定される場合、特
定判別信号ではない方の判別信号により基準位置判定を
行う。本構成によれば、基準位置判定に用いる判別信号
がその都度適切に選択されるようになる。
【0014】また、請求項4に記載の発明であっても、
所望の効果が達せられる。つまり、請求項4の発明で
は、前記気筒判別手段による気筒判別時に、その時のエ
ンジンの回転位置が基準位置部の表側か裏側かを仮判定
する仮判定手段を備え、前記基準位置判定手段は、前記
仮判定手段による仮判定の結果を反転させて表裏何れの
基準位置部であるかを判定する。
【0015】請求項5に記載の発明では、前記判別信号
について異常であるかどうかを判定し、異常の旨判定さ
れた時、前記基準位置判定手段による基準位置判定を実
施しない。この場合、判別信号の異常により基準位置部
が誤って判定されるといった不具合が防止できる。
【0016】請求項6に記載の発明では、吸気側及び排
気側のカムシャフトに各々カムセンサが設けられ、この
カムセンサにより、判別信号としてのカム信号が出力さ
れる。これらカム信号はエンジン気筒毎に同一信号レベ
ルの継続期間が異なるため、気筒判別が容易に実施でき
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明を具体化した一実
施の形態を図面に従って説明する。本実施の形態におい
ては自動車用多気筒ガソリンエンジンの制御装置に具体
化している。図1には、本実施の形態におけるエンジン
制御ECU1の構成を示す。エンジンは5気筒4サイク
ルエンジンである。
【0018】エンジン制御ECU1は、マイクロコンピ
ュータ(以下、マイコンという)10、電源回路20、
入出力回路30及びEEPROM40を備えている。電
源回路20はバッテリ2から電力の供給を受けて所定の
電圧をECU1内の各機器に供給する。また、マイコン
10は、CPU11、ROM12、RAM13、A/D
変換器14、入出力インターフェイス(I/O)15及
びタイマモジュール16を備えており、これらの各部材
間はデータバスにて相互にデータのやり取りが行われ
る。入出力インターフェイス15にはEEPROM40
が接続され、入出力インターフェイス15を介してEE
PROM40とデータのやり取りが行われる。入出力回
路30はセンサ及びスイッチ等からの信号を入力すると
共に、インジェクタ(燃料噴射弁)や点火装置に対し駆
動信号を出力する。更に、入出力回路30には通信ライ
ン3が接続され、入出力回路30を介して他のECUと
データのやり取りが行われる。マイコン10のCPU1
1は、センサ・スイッチ等からの信号(データ)及び通
信ライン3からのデータを入出力回路30と入出力イン
ターフェイス15を介して取り込むと共に、これらデー
タを基にして各種の演算を行い、入出力インターフェイ
ス15と入出力回路30を介してインジェクタや点火装
置等を駆動制御する。
【0019】ここで、エンジン制御ECU1が取り込む
信号として、クランクセンサ4からのクランク信号と、
吸気側カムセンサ5及び排気側カムセンサ6からのカム
信号がある。クランク信号はタイマモジュール16のハ
ードクランク100に入力される。また、カム信号は入
出力回路30を介してマイコン10に取り込まれる。な
お本実施の形態では、クランクセンサ4が「クランク信
号発生手段」に相当し、カムセンサ5,6が「判別信号
発生手段」に相当する。
【0020】図2には、エンジン1サイクル(720°
CA)分のクランク信号とカム信号を示す。クランクセ
ンサ4で発生するクランク信号は、エンジンのクランク
軸の回転に対応した所定角度間隔毎のパルス列よりな
り、このパルス列の途中に基準位置部としての欠歯を有
する。本実施の形態でのクランク信号は60パルス毎に
2パルス分抜ける欠歯の構成となっている(60−2歯
構造)。つまり、パルス列のパルス間隔が6°CAであ
り、このパルス列の途中に欠歯を360°CA毎に有
し、そのうちの一方(720°CA毎の欠歯)が表欠歯
であり、他方(他の720°CA毎の欠歯)が裏欠歯で
ある。
【0021】また、カムセンサ5,6で発生するカム信
号(吸気カム信号、排気カム信号)は、エンジンの吸気
カム軸、排気カム軸の回転にそれぞれ同期しており、気
筒位置を特定するための気筒判別信号である。これらカ
ム信号はその立ち下がりエッジが144°CA間隔であ
り、吸気カム信号に対して排気カム信号が318°CA
進角側にずれている。吸気カム信号及び排気カム信号
は、同一信号レベルの継続期間(例えば、立ち上がりか
ら立ち下がりまでの角度間隔)がエンジン気筒毎に相違
するよう構成されており、カム信号レベルのH期間又は
L期間でのクランク信号数を数えることで、その都度の
気筒が判別できるようになっている。
【0022】更に、吸気及び排気のカム信号は、クラン
ク信号の表欠歯直後の立ち下がりエッジ(t1のタイミ
ング)では信号レベルがL(ロー)であり、裏欠歯直後
の立ち下がりエッジ(t2のタイミング)では信号レベ
ルがH(ハイ)である。つまり、欠歯位置でカム信号レ
ベルがLならば表欠歯であると判定でき、Hならば裏欠
歯であると判定できる。通常は吸気カム信号の信号レベ
ルを用いてクランク信号の表欠歯か裏欠歯かが判定さ
れ、表欠歯であると判定された際、システム初期化位置
である#4気筒のBTDC6°CAの位置で角度カウン
タが初期化される。
【0023】一方、図1のタイマモジュール16に備え
られたハードクランク100は、クランク信号をハード
的に処理する機能部である。このハードクランク100
により、図2の点火・噴射用角度カウンタの生成(クラ
ンクエッジ間時間を分割した角度信号の生成)をハード
的に行うことができる。
【0024】略述すれば、ハードクランク100では、
クランク信号のパルス間隔(エッジ間時間)が計測さ
れ、今回のパルス間隔を基に、次のパルスまでに整数倍
の周波数の逓倍信号(逓倍クロック)が生成される。そ
して、その逓倍信号により図2の追従カウンタがカウン
トアップされ、更に、追従カウンタからのアングルクロ
ックにより点火・噴射用角度カウンタがカウントアップ
される。なお、追従カウンタは、1サイクルガード値に
達する都度、リセットされる。この点火・噴射用角度カ
ウンタのカウント値に基づき、コンペアレジスタを用い
て点火・噴射制御がクランク角同期にて行われる。つま
り、点火・噴射用角度カウンタにより点火・噴射等の制
御をクランク角同期でハード制御することが可能とな
る。
【0025】次に、エンジン始動時における気筒判別の
動作について説明する。ここでは先ずはじめに、単一の
カム信号(例えば吸気カム信号のみ)を用いたシステム
について、気筒判別の概要を図3及び図4のタイムチャ
ートに従い説明する。図3は吸気カム信号が正常にCP
U11に取り込まれる場合の動作を示し、図4は吸気側
カムセンサ5の故障や断線等により吸気カム信号がLレ
ベル固定される場合の動作を示す。なお、図中のクラン
クカウンタは、システム初期化位置(#4気筒のBTD
C6°CA)を基準としてCPU11により36°CA
毎にカウントアップされるカウンタであり、その本来の
カウント値の動きを二点鎖線で示し、実際にCPU11
によりカウントされるカウント値の動きを実線で示す。
【0026】因みに、本システムでは、表裏何れかの欠
歯を検出するか、或いはカム信号で気筒判別が完了した
らその時点で点火・噴射の角度制御を起動するようにし
ている。また、カム信号からの気筒判別は初回のみ実施
し、気筒判別完了後は実施しないようにしている。
【0027】図3において、t11のタイミングでは、
エンジン始動開始からの吸気カム信号のエッジにより該
カム信号が有効判定され、その後、t12のタイミング
では、その時の吸気カム信号に基づいて気筒判別が実施
される。つまり、t12直前の吸気カム信号=H期間に
おいてクランク信号数(立ち下がりエッジ数)がカウン
トされ、そのカウント値から今の気筒番号が判定され
る。t12のタイミングでは、♯5気筒である旨判定さ
れ、その#5気筒に対応する角度位置としてクランクカ
ウンタに「3」が設定される(気筒判別完了)。この気
筒判別完了後、クランクカウンタのカウントアップが開
始されると共に、点火・噴射の角度制御が開始される。
【0028】その後、t13のタイミングでは、欠歯位
置での吸気カム信号がHレベルであるため、その時の欠
歯が裏欠歯であると判定される。このとき、欠歯が表欠
歯か裏欠歯かを表すための欠歯判定フラグがOFFされ
る。それ以後、欠歯位置でのカム信号レベルに応じて欠
歯判定フラグが随時設定される。つまり、欠歯位置での
吸気カム信号がLレベルであれば欠歯判定フラグがON
され、同吸気カム信号がHレベルであれば欠歯判定フラ
グがOFFされる。なお、クランクカウンタは、システ
ム初期化位置(#4気筒のBTDC6°CA)に到達す
る都度、リセットされる。
【0029】一方、センサ故障や断線等により吸気カム
信号がLレベルで固定される場合、図4に示すように、
吸気カム信号が有効となることはなく、吸気カム信号か
ら角度制御を開始することができない。この場合、t2
1のタイミングでの欠歯検出時には、吸気カム信号の異
常(フェイル)が確定していないが、カム信号が有効に
なっていないため気筒判別が実施されない。
【0030】また、t22のタイミングで吸気カム信号
の異常(フェイル)が確定すると、クランク信号等によ
る見込みで気筒判別が実施される。つまり、その時の吸
気カム信号レベルは使わず、例えば回転変動の違い等に
よりその時点での気筒が判別される。t22のタイミン
グで気筒判別が完了し、クランクカウンタに「10」が
設定される。それに伴い、点火・噴射の角度制御が開始
される。以後の欠歯検出時には、欠歯判定フラグが交互
にON/OFFされる。
【0031】次に、吸気カム信号及び排気カム信号を用
いたシステムについて、エンジン始動時における気筒判
別の概要を説明する。図5は、吸気カム信号及び排気カ
ム信号を用いた気筒判別動作を示すタイムチャートであ
る。この場合、表裏何れかの欠歯を検出するか、吸気カ
ム信号又は排気カム信号で気筒判別が完了したら点火・
噴射の角度制御を起動するようにしている。また、カム
信号による気筒判別は誤差を生じることがあり、吸気カ
ム信号の気筒判別結果と排気カム信号の気筒判別結果と
が不一致になることも考えられる。そのため、初期の気
筒判別が完了したら、それ以後はカム信号による気筒判
別は実施せず、欠歯検出による気筒判別のみを継続する
ようにしている。これにより、角度位置のズレや点火・
噴射漏れ等問題を防止している。
【0032】図5において、t31,t32のタイミン
グでは吸気カム信号、排気カム信号がそれぞれ有効にな
り、その後、t33のタイミングではその時の排気カム
信号に基づいて気筒判別が実施される。つまり、t33
直前の排気カム信号=L期間においてクランク信号数
(立ち下がりエッジ数)がカウントされ、そのカウント
値から今の気筒番号が判定される。t33のタイミング
では、♯3気筒である旨判定され、その#3気筒に対応
する角度位置としてクランクカウンタに「6」が設定さ
れる(気筒判別完了)。この気筒判別完了後、点火・噴
射の角度制御が開始される。このように図5では、吸気
カム信号と排気カム信号のうち排気カム信号で角度制御
が開始される事例を示す。
【0033】その後、t34のタイミングでは、欠歯位
置での吸気カム信号がHレベルであるため、その時の欠
歯が裏欠歯であると判定される。このとき、欠歯が表欠
歯か裏欠歯かを表すための欠歯判定フラグがOFFされ
る。それ以後、欠歯位置でのカム信号レベルに応じて欠
歯判定フラグが随時設定される。つまり、欠歯位置での
吸気カム信号がLレベルであれば欠歯判定フラグがON
され、同吸気カム信号がHレベルであれば欠歯判定フラ
グがOFFされる。
【0034】これに対し、センサ故障や断線等により吸
気カム信号がLレベルで固定される場合、図6に示すよ
うに、排気カム信号は有効判定されるが(t41のタイ
ミング)、吸気カム信号が有効となることはない。この
場合、排気カム信号より今の気筒番号(♯3)が判定さ
れ、#3気筒に対応する角度位置としてクランクカウン
タに「6」が設定される(気筒判別完了)。この気筒判
別完了後、点火・噴射の角度制御が開始される。
【0035】ところがこの場合、気筒判別後のt42の
タイミングでは、断線等により吸気カム信号がL固定に
なっているものの、吸気カム信号の異常(フェイル)が
未だ確定していない。そのため、t42のタイミングで
の欠歯検出時には、L固定になっている吸気カム信号に
より、表欠歯であると誤って気筒判別を実施してしま
う。その結果、クランクカウンタが正常値からずれ36
0°CA間違えて点火・噴射を実施してしまい、エンジ
ンが適正に始動できなくなる。この場合、それ以後に吸
気カム信号の異常(フェイル)を判定したとしても、正
常な点火・噴射制御に復帰できない。
【0036】そこで、上記図6の問題を解決し、吸気カ
ム信号の異常(フェイル)時にも正しく気筒判別を実施
させ、エンジンを適正に始動させることを考える。ここ
では、エンジン始動初期に最初に気筒判別に用いたカム
信号(吸気カム信号又は排気カム信号の何れか)により
欠歯検出時の表裏判定を行うこととし、欠歯検出時に吸
気カム信号が有効でなくとも、表欠歯か裏欠歯かの判定
を間違えることの不具合を防止する。
【0037】図7は、上記図6の問題を解消した気筒判
別動作を示すタイムチャートである。図7では、前記図
6と同様に、排気カム信号は有効判定されるが(t51
のタイミング)、吸気カム信号が有効となることはな
い。この場合、t52のタイミングでは排気カム信号よ
り今の気筒番号(♯3)が判定され、#3気筒に対応す
る角度位置としてクランクカウンタに「6」が設定され
る(気筒判別完了)。また、その時のクランクカウンタ
値に基づき欠歯判定フラグがON/OFF何れかに仮設
定される。t52のタイミングの場合、0≦クランクカ
ウンタ<10であるため、今現在、表欠歯側であると判
断でき、欠歯判定フラグをON(表側)とする。気筒判
別完了後、点火・噴射の角度制御が開始される。
【0038】その後、t53のタイミングでは、気筒判
別完了後であるものの、吸気カム信号が有効判定されて
いないため、吸気カム信号のレベルを欠歯判定に用い
ず、先に仮設定した欠歯判定フラグが反転される。つま
り、先のt52のタイミングでは排気カム信号による気
筒判別結果から欠歯判定フラグがONされているため、
当該フラグがOFFに反転される。これにより、t52
のタイミングでは表欠歯が判定され、続くt53のタイ
ミングでは裏欠歯が判定されることとなる。その後、t
54のタイミングで吸気カム信号の異常(フェイル)が
確定すると、クランク信号等による見込みで気筒判別が
実施される。
【0039】次に、CPU11による気筒判別処理につ
いて図8〜図11のフローチャートを参照しながら詳細
に説明する。先ずはじめに図8は、吸気カム信号のエッ
ジ毎に起動される吸気カム信号割込み処理を示すフロー
チャートである。
【0040】図8において、ステップ101では、エン
ジン始動当初からの吸気カム信号のエッジの入力回数を
カウントし、続くステップ102では、エッジ入力回数
が所定回数(本実施の形態では3)以上であるか否かを
判別する。所定回数以上であれば、吸気カム信号が正常
に入力されていると判断してステップ103に進み、吸
気カム信号が有効である旨判定する。所定回数に達して
いない場合はステップ108に進み、吸気カム信号が未
だ有効になっていない(吸気カム無効)と判定する。吸
気カム無効の場合、そのまま処理を終了し、吸気カム信
号による気筒判別を実施しない。
【0041】また、ステップ104では、クランク信号
が有効であるか否かを判別する。なお、クランク信号が
等間隔で正しく入力されていれば、クランク信号有効で
ある。クランク信号有効であればステップ105に進
み、カム信号或いは欠歯位置により既に気筒判別が完了
しているかどうかを判定する。そして、気筒判別が完了
していないことを条件にステップ106に進み、吸気カ
ム信号による気筒判別を実施する。このとき、吸気カム
信号の有効判定後におけるHレベル期間内又はLレベル
期間内のクランク信号数(立ち下がりエッジ数)がカウ
ントされ、そのカウント値に応じて今現在の気筒番号が
判別される。続くステップ107では、気筒判別完了信
号をセットし、その後本処理を終了する。
【0042】また、クランク信号が無効、又は既に気筒
判別が完了していた場合(ステップ104がNO、又は
ステップ105がYESの場合)は、そのまま処理を終
了し、吸気カム信号による気筒判別を実施しない。
【0043】図9は、排気カム信号のエッジ毎に起動さ
れる排気カム信号割込み処理を示すフローチャートであ
る。なおこの処理は、前述した図8の吸気カム信号割込
み処理に概ね準ずるものであり、ステップ207の処理
だけが前記図8に無い処理である。以下、共通部分につ
いては簡単に説明する。
【0044】つまり、先ずは、エンジン始動当初からの
排気カム信号のエッジ入力回数が所定回数(3回)以上
であるか否かを判別し(ステップ201,202)、所
定回数以上であれば排気カム信号を有効とし、所定回数
未満であれば、排気カム信号を無効とする(ステップ2
03,209)。そして、排気カム信号が有効の場合、
クランク信号が有効で、且つ気筒判別完了前であること
を条件に、排気カム信号による気筒判別を実施する(ス
テップ206)。その後、排気カム信号による気筒判別
結果に基づき、その時の気筒が表欠歯側か裏欠歯側かに
応じて欠歯判定フラグをセットする(ステップ20
7)。具体的には、その時のクランクカウンタの値に基
づき、今現在の気筒が表欠歯側であれば欠歯判定フラグ
=ONとし、裏欠歯側であれば欠歯判定フラグ=OFF
とする。最後に、気筒判別完了信号をセットし(ステッ
プ208)、本処理を終了する。
【0045】また、図10,図11は、クランク信号の
立ち下がりエッジ毎に起動されるクランクエッジ割込み
処理を示すフローチャートである。先ず図10のステッ
プ301では、クランク信号が有効であるか否かを判別
し、続くステップ302では今現在、欠歯位置に達して
いるか否かを判別する。なおここで、CPU11はクラ
ンク信号のエッジ入力数から欠歯位置を検出する。ステ
ップ301,302の何れかがNOであれば、そのまま
本処理を終了し、気筒判別を実施しない。
【0046】ステップ301,302が共にYESであ
ればステップ303に進み、以下に示す気筒判別の実施
条件が成立するか否かを判別する。すなわち、(イ)吸
気カム信号が有効であること、(ロ)排気カム信号が有
効であること、(ハ)吸気カム信号が異常判定されてい
ること、のうち、少なくとも何れか一つが満たされてい
れば、気筒判別が可能であり、ステップ303を肯定判
別する。ステップ303がYESの場合、ステップ30
4で気筒判別許可信号をONする。その後、気筒判別許
可状態(ステップ305がYES)であることを条件
に、後続のステップ306に進む。
【0047】その後、ステップ306では、カム信号或
いは欠歯位置により既に気筒判別が完了しているか否か
を判別する。そして、気筒判別が完了していればステッ
プ307に進み、気筒判別が完了していなければ図11
のステップ314に進む。
【0048】気筒判別完了後の場合において、ステップ
307では、吸気カム信号が異常(フェイル)であるか
否かを判別する。ここで、吸気カム信号の異常判定は、
図示しない別処理にて適宜実施されるものであり、例え
ば、所定期間内で吸気カム信号のエッジが確認されず、
その状態が所定回繰り返された場合、異常(フェイル)
発生の旨が判定されるようになっている。
【0049】そして、吸気カム信号が異常でなければス
テップ308に進み、吸気カム信号が有効であるか否か
を判別する。吸気カム信号が有効である場合、ステップ
309で吸気カム信号の信号レベルに基づき表欠歯か裏
欠歯かを判定する。また、続くステップ310では、表
欠歯か裏欠歯かに基づいて欠歯判定フラグをセットし、
最後に、ステップ311では気筒判別完了信号をONす
る。
【0050】また、吸気カム信号が異常(ステップ30
7がYES)であればステップ312に進み、吸気カム
信号を使わずクランク信号のみで欠歯判定を実施する。
例えば、クランク信号に基づきエンジンの回転変動をモ
ニタし、その回転変動から見込みで表欠歯か裏欠歯かを
判定する。特に本実施の形態では5気筒エンジンを制御
対象とするため、表欠歯と裏欠歯(360°CA離れた
位置)では回転変動の状態が逆となり、表欠歯か裏欠歯
かの判定が容易となる。その後、ステップ311で気筒
判別完了信号をONし、本処理を終了する。
【0051】また、吸気カム信号が異常判定されていな
いが、同カム信号が有効でない場合(ステップ307,
308が共にNOの場合)、ステップ313に進む。ス
テップ313では、既に排気カム信号によりセットされ
ている欠歯判定フラグを反転させ、今現在表欠歯か裏欠
歯かを判定する。すなわち、この時点では、既に前記図
9の処理(ステップ207)にて欠歯判定フラグがセッ
トされており、そのフラグが反転される。例えば、セン
サ故障や断線等の異常が発生している場合において、吸
気カム信号が有効でないものの異常判定前であれば、上
記のステップ313が実施される。その後、ステップ3
11で気筒判別完了信号をONし、本処理を終了する。
【0052】一方、気筒判別完了前(ステップ306が
NO)の場合において、図11のステップ314では、
吸気カム信号が異常(フェイル)であるか否かを判別す
る。そして、吸気カム信号が異常でなければステップ3
15に進み、吸気カム信号が有効であるか否かを判別す
る。吸気カム信号が有効である場合、ステップ316で
吸気カム信号の信号レベルに基づき表欠歯か裏欠歯かを
判定し、更にその欠歯位置でのクランクカウンタの値か
ら気筒判別を実施する。続くステップ317では、表欠
歯か裏欠歯かに基づいて欠歯判定フラグをセットし、最
後に、図10のステップ311では気筒判別完了信号を
ONする。要するに、カム信号による気筒判別前であれ
ば、欠歯位置で最初の気筒判別が実施されることとな
る。
【0053】また、吸気カム信号が異常(図11のステ
ップ314がYES)であればステップ318に進み、
吸気カム信号を使わずクランク信号から見込みで欠歯判
定を実施し、更にその欠歯位置でのクランクカウンタの
値から気筒判別を実施する。その後、図10のステップ
311で気筒判別完了信号をONし、本処理を終了す
る。
【0054】また、吸気カム信号が異常判定されておら
ず、且つ同カム信号が有効でない場合(図11のステッ
プ314,315が共にNOの場合)、排気カム信号に
よる気筒判別が完了していないことから、気筒判別を実
施せずそのまま本処理を終了する。
【0055】なお本実施の形態では、図8のステップ1
06と図9のステップ206とが特許請求の範囲に記載
した「気筒判別手段」に相当し、図10のステップ31
3が同「基準位置判定手段」に相当する。また、図9の
ステップ207が同「仮判定手段」に相当し、吸気カム
信号が「特定判別信号」に相当する。
【0056】以上詳述した本実施の形態によれば、以下
に示す効果が得られる。カム有効判定後に吸気側又は排
気側の何れかのカム信号により気筒判別を行い、更にそ
の気筒判別に用いたカム信号で欠歯判定(基準位置判
定)を実施するため、断線等の異常(フェイル)が発生
したカム信号で欠歯を誤判定するといった不具合が解消
される。その結果、エンジン始動時において表裏の欠歯
判定を正しく行わせ、ひいてはエンジン始動性を向上さ
せることができる。
【0057】また、欠歯判定に用いるカム信号が異常で
あるとの判定結果を待たず、正確な欠歯判定が実施でき
る。この場合、異常判定前であっても、誤った制御が防
止できる。
【0058】本来欠歯判定に用いる吸気カム信号(特定
判別信号)が有効判定されれば、その吸気カム信号によ
り欠歯判定を実施し、吸気カム信号が無効判定されれ
ば、他方の排気カム信号により欠歯判定を行う。上記構
成では、欠歯判定に用いるカム信号がその都度適切に選
択されるようになる。
【0059】吸気カム信号について異常(フェイル)で
あるかどうかを判定し、異常の旨判定された時、欠歯判
定を実施しないので、カム信号異常により欠歯が誤って
判定されるといった不具合が防止できる。
【0060】なお本発明は、上記以外に次の形態にて具
体化できる。上記実施の形態では、角度一致のタイミン
グで制御出力を行うべく角度タイマを用いて制御システ
ムを具体化したが、フリーランカウンタを用いた周知の
タイマ機能により制御出力を行うシステムであっても良
い。
【0061】クランク信号の基準位置部は、パルス列の
2パルス分を抜いた欠歯で構成したが、これに限ること
なく、他の構造であっても良い。例えば、等間隔パルス
列の途中に不等間隔のパルスを挿入する等の構造にて基
準位置部を構成しても良い。また、判別信号としてカム
信号(気筒判別信号)を用いたが、表と裏の基準位置部
で信号レベルが異なる信号であればこれに限ることはな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施の形態におけるエンジン制御システ
ムの概要を示す構成図。
【図2】エンジン1サイクル(720°CA)分のタイ
ムチャート。
【図3】エンジン始動時における気筒判別の動作を示す
タイムチャート。
【図4】エンジン始動時における気筒判別の動作を示す
タイムチャート。
【図5】エンジン始動時における気筒判別の動作を示す
タイムチャート。
【図6】エンジン始動時における気筒判別の動作を示す
タイムチャート。
【図7】エンジン始動時における気筒判別の動作を示す
タイムチャート。
【図8】吸気カム信号割込み処理を示すフローチャー
ト。
【図9】排気カム信号割込み処理を示すフローチャー
ト。
【図10】クランクエッジ割込み処理を示すフローチャ
ート。
【図11】図10に引き続き、クランクエッジ割込み処
理を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…ECU、4…クランクセンサ、5,6…カムセン
サ、10…マイコン、11…CPU、16…タイマモジ
ュール、100…ハードクランク。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 35/00 F02D 35/00 362K

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多気筒4サイクルエンジンのクランク軸の
    回転に対応する所定角度間隔毎のパルス列よりなり且つ
    その途中に表の基準位置部及び裏の基準位置部を360
    °CA毎に有したクランク信号を発生するクランク信号
    発生手段と、 エンジンの吸気側と排気側とに各々設けられ、エンジン
    気筒毎に異なる形態が付与され且つ前記クランク信号の
    表の基準位置部と裏の基準位置部とで信号レベルが相違
    する判別信号を発生する判別信号発生手段と、 エンジン始動時において吸気側及び排気側の判別信号の
    うち信号形態が判明した判別信号によりエンジンの気筒
    判別を実施する気筒判別手段と、 前記気筒判別手段による気筒判別に引き続きクランク信
    号の基準位置部に到達した際、前記気筒判別に用いた判
    別信号の信号レベルによりその時の基準位置部が表裏の
    何れであるかを判定する基準位置判定手段と、を備えた
    ことを特徴とするエンジン制御装置。
  2. 【請求項2】前記気筒判別手段は、吸気側及び排気側の
    判別信号のうち、エンジンの始動開始後に信号エッジが
    確認された判別信号を用い、気筒判別を実施する請求項
    1に記載のエンジン制御装置。
  3. 【請求項3】吸気側及び排気側の判別信号のうち一方を
    特定判別信号とし、通常時に基準位置判定に用いるエン
    ジン制御装置であって、 前記特定判別信号についてエッジの有無により有効かど
    うかを判定する手段を備え、前記基準位置判定手段は、
    前記特定判別信号が有効判定される場合、特定判別信号
    により基準位置判定を実施し、前記特定判別信号が無効
    判定される場合、特定判別信号ではない方の判別信号に
    より基準位置判定を行う請求項1又は2に記載のエンジ
    ン制御装置。
  4. 【請求項4】前記気筒判別手段による気筒判別時に、そ
    の時のエンジンの回転位置が基準位置部の表側か裏側か
    を仮判定する仮判定手段を備え、 前記基準位置判定手段は、前記仮判定手段による仮判定
    の結果を反転させて表裏何れの基準位置部であるかを判
    定する請求項1〜3の何れかに記載のエンジン制御装
    置。
  5. 【請求項5】前記判別信号について異常であるかどうか
    を判定する手段を備え、異常の旨判定された時、前記基
    準位置判定手段による基準位置判定を実施しない請求項
    1〜4の何れかに記載のエンジン制御装置。
  6. 【請求項6】前記判別信号発生手段として吸気側及び排
    気側のカムシャフトにカムセンサが各々設けられ、これ
    らカムセンサは、判別信号としてエンジン気筒毎に同一
    信号レベルの継続期間が異なるカム信号をそれぞれ出力
    する請求項1〜5の何れかに記載のエンジン制御装置。
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