JP2979810B2 - 内燃機関用制御装置 - Google Patents

内燃機関用制御装置

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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は内燃機関用制御装置に
係り、詳しくは、クランク角の検出により燃料噴射指令
信号や点火指令信号等を出力する内燃機関用制御装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、内燃機関用制御装置が、特公平3
−49044号公報に示されている。この装置は、内燃
機関のクランク軸と同期して回転するシグナルロータに
等しい間隔で気筒数だけクランク角検出用被検出体を設
けるとともに、所定の一個のクランク角検出用被検出体
に後続する一つの前記間隔を不等間隔に分割するように
基準位置検出用被検出体を設け、図11に示すように、
この被検出体の通過信号(N信号)の3つの時間間隔
(Ti-2 ,Ti-1 ,Ti )によりTi-2 ・Ti /T i-1
2 >定数kの成立にて気筒判別を行い燃料噴射制御と点
火時期制御を行うものである。このように3情報を用い
ることにより、正確に気筒判別を行うことができる。と
ころが、このように気筒判別後に噴射・点火を開始する
場合には、エンジン始動時に気筒を判別する前において
は燃料噴射と点火を行うことができずエンジン始動性が
問題となる。そこで、図12に示すように、始動性向上
のためクランキング時に2情報(2つの時間間隔
i-1 ,Ti )により、Ti-1 /Ti <定数kの成立に
て気筒判別を行うとか、図13に示すように、クランク
角検出用被検出体の通過信号の入力に伴って全気筒への
噴射指令信号を出力すべく、クランク角検出用被検出体
の通過信号の時間間隔Ti の1/4をマスク区間とし
て、この区間内に信号が入ってきても無効化して基準位
置検出用被検出体の通過信号(追加パルス)による誤噴
射・誤点火を防止するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、3情報による
気筒判別前に(回転変動パターン全体でとらえる前に)
爆発→失火などの非常に回転変動が大きくなる場合に
は、2情報での気筒判別や追加パルスのマスクといった
方法では誤動作してしまう。つまり、図14に示すよう
に、爆発→失火した際には失火時に回転が落ち込むた
め、パルス間隔Ti0が長くなりその結果マスク区間(T
i0/4)も長くなりクランク角検出用パルスもマスクさ
れてしまい燃料噴射指令信号が出力されず燃料噴射が行
われない。
【0004】そこで、この発明の目的は、始動性と気筒
判別性を両立させることができる内燃機関用制御装置を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、内燃機関の
クランク軸と同期して回転するシグナルロータに設けら
れたクランク角検出用被検出体と、前記クランク角検出
用被検出体に後続する間隔を不等間隔に分割するように
前記シグナルロータに設けられた基準位置検出用被検出
体と、前記被検出体の通過を検出する通過検出手段とを
備え、前記通過検出手段による被検出体通過信号を入力
してその信号間の時間間隔により基準位置検出用被検出
体の通過を検出するようにした内燃機関用制御装置にお
いて、機関始動開始後の前記通過検出手段による被検出
体通過信号の入力後に当該信号を気筒判別に要する検出
回数より小さい所定数だけ入力した時点から、被検出体
通過信号の入力に伴う内燃機関の全気筒への燃料噴射指
令信号を出力するようにした内燃機関用制御装置をその
要旨とする。
【0006】又、前記燃料噴射指令信号の出力後におい
てクランク角検出用被検出体の通過信号を所定数だけ入
力した時点から点火指令信号を出力するのが好ましい。
【0007】
【作用】機関始動開始後の被検出体通過信号間の時間間
隔により基準位置検出用被検出体の通過を検出できない
状態において、通過検出手段による被検出体通過信号の
入力後に当該信号を気筒判別に要する検出回数より小さ
所定数だけ入力した時点から、被検出体通過信号の入
力に伴う内燃機関の全気筒への燃料噴射指令信号を出力
する。つまり、図14に示す爆発→失火の影響のない時
期まで燃料噴射を行わせないことにより、誤噴射が防止
される。
【0008】又、燃料噴射指令信号の出力後にクランク
角検出用被検出体の通過信号を所定数だけ入力した時
点、即ち、例えば4サイクルエンジンでの2行程後に、
点火指令信号が出力される。その結果、燃料噴射前に筒
内に入っている混合気による悪影響を回避することがで
きる。
【0009】
【実施例】以下、この発明を具体化した一実施例を図面
に従って説明する。図1には、本実施例における内燃機
関用制御装置の全体構成を示し、4気筒4サイクルガソ
リンエンジンが自動車に搭載されている。
【0010】エンジンのカム軸にはカム軸と同期して回
転するシグナルロータ1が固定されている。本実施例で
は、シグナルロータ1の1回転はクランク軸の2回転に
相当する。
【0011】シグナルロータ1の外周面には4つのクラ
ンク角検出用突起(クランク角検出用被検出体)2a,
2b,2c,2dが90°毎に等間隔に設けられてい
る。このクランク角検出用突起2a,2b,2c,2d
はエンジンのクランク軸が各気筒の下死点から上死点に
移行する間に設定されたクランク角(例えば、各気筒の
上死点前10°CA)に設けられている。又、シグナル
ロータ1の外周面には気筒判別用突起(基準位置検出用
被検出体)3が設けられ、この気筒判別用突起3は所定
の一個のクランク角検出用突起2aに後続して不等間隔
15°を隔てて配置されている。気筒判別用突起3は、
1つの気筒の上死点から下死点に移行する間の所定のク
ランク角(例えば、上死点後20°CA)に設けられて
いる。
【0012】このクランク角検出用突起2a,2b,2
c,2d及び気筒判別用突起3は磁性体製の突起で構成
されている。さらに、各突起2a,2b,2c,2d,
3の通過位置近傍には通過検出手段としての電磁ピック
アップ4が配置され、図2に示すように、突起2a,2
b,2c,2d,3の通過を検出する。この電磁ピック
アップ4は磁性体製のコア(図示せず)にコイル(図示
せず)を巻装して構成されている。そして、この電磁ピ
ックアップ4によるクランク角検出用突起2a,2b,
2c,2dの通過間隔は、180°CAに相当するとと
もに、気筒判別用突起3はクランク角検出用突起2aの
通過後30°CAの位置に相当する。
【0013】図1の電子制御ユニット(以下、ECUと
いう)5は、マイコン6と波形整形回路7とA/D変換
回路8から構成されている。波形整形回路7は、電磁ピ
ックアップ4の出力信号(ピックアップ信号)を入力し
て同信号を波形整形する。つまり、図2に示すように、
電磁ピックアップ4から出力されるピックアップ信号
を、しきい値Vref で二値化してパルス信号とする。
【0014】A/D変換回路8には吸気管圧力センサ9
と水温センサ10が接続され、A/D変換回路8は吸気
管圧力センサ9からの吸入空気圧力検出信号(アナログ
信号)と水温センサ10からのエンジン冷却水温検出信
号(アナログ信号)をデジタル信号に変換する。マイコ
ン6は波形整形回路7を介して電磁ピックアップ4の出
力信号を入力するとともにA/D変換回路8を介して吸
入空気圧力検出信号と水温検出信号とを入力する。さら
に、マイコン6はスタータモータ11からのスタータオ
ン信号を入力する。
【0015】マイコン6には各気筒毎のインジェクタ1
2a,12b,12c,12dが接続され、各インジェ
クタ12a,12b,12c,12dはマイコン6から
の燃料噴射指令により燃料噴射動作を行う。又、マイコ
ン6にはイグナイタ13が接続され、マイコン6からの
点火指令によりイグナイタ13とイグニッションコイル
14とディストリビュータ15を介して各気筒毎の点火
プラグ16a,16b,16c,16dによる点火が行
われる。
【0016】又、ECU5はキースイッチ17を介して
バッテリー18が接続され、キースイッチ・オンにより
バッテリー18からの電力がECU5内の各機器に供給
される。
【0017】又、マイコン6は波形整形回路7から電磁
ピックアップ4によるクランク角検出用突起2a,2
b,2c,2d及び気筒判別用突起3の通過信号(パル
ス信号)を入力して、図2に示すように、そのパルス信
号間の時間間隔Ti,Ti-1,・・・を算出するとともに、
誤判別を防止するために3つのパルス信号間の時間間隔
により気筒判別用突起3の通過を検出して気筒判別を行
う。つまり、図4に示すように、今回サンプリング値T
i と前回サンプリング値Ti-1 と前々回サンプリング値
i-2 とから、Ti-2 ・Ti /Ti-1 2 >k1 か否か判
定する。ただし、k1 は判別定数(例えば、「5」)で
ある。
【0018】しかし、この3情報による気筒判別は始動
性に問題があるので、始動時(スタータ・オンかつ、気
筒判別前)には、2つのパルス信号間の時間間隔により
気筒判別用突起3の通過を検出して気筒判別を行う。つ
まり、図3に示すように、今回サンプリング値Ti と前
回サンプリング値Ti-1 とから、Ti-1 /Ti <k2か
否か判定する。ただし、k2 は判別定数(例えば、
「0.6」)である。さらに、始動時には、図2に示す
ように、気筒判別用突起3の通過に伴うパルス信号をマ
スキングすべく、180°CA時間の1/4(=Ti
4)をマスク区間とし、この区間内でパルス信号を入力
した場合には気筒判別演算のみとしパルス信号を無効化
する(図2でのt1のタイミングで示す)。
【0019】又、図3,4,5,6,7にはエンジン始
動開始時(スタータ・オン時)におけるパルス信号入力
状態を示す。図3は最初に気筒判別用突起3の通過に伴
うパルス信号の1つ手前のパルス信号を入力した場合
を、図4は最初に気筒判別用突起3の通過に伴うパルス
信号を入力した場合を、図5は最初に気筒判別用突起3
の通過に伴うパルス信号の4つ手前のパルス信号を入力
した場合を、図6は最初に気筒判別用突起3の通過に伴
うパルス信号の3つ手前のパルス信号を入力した場合
を、図7は最初に気筒判別用突起3の通過に伴うパルス
信号の2つ手前のパルス信号を入力した場合を示す。そ
して、図3においては、スタータ・オン後のt3〜t8
のタイミングで2情報による気筒判別が成立するととも
にt8のタイミング以降で3情報による気筒判別が成立
する。図4においては、スタータ・オン後のt7のタイ
ミング以降で3情報による気筒判別が成立する。図5に
おいては、スタータ・オン後のt6のタイミング以降で
3情報による気筒判別が成立する。図6においては、ス
タータ・オン後のt5のタイミング以降で3情報による
気筒判別が成立する。図7においては、スタータ・オン
後のt4のタイミング以降で3情報による気筒判別が成
立する。
【0020】次に、このように構成した内燃機関用制御
装置の作用を説明する。図8,9,10にはマイコン6
が実行する処理(フローチャート)を示す。この処理は
主にスタータ・オン後の気筒判別が行われる以前、即
ち、図3でのt3以前、図4でのt7以前、図5でのt
6以前、図6でのt5以前、図7でのt4以前における
燃料噴射指令と点火指令の出力タイミングを示すもので
ある。図8は、エンジン始動時における電磁ピックアッ
プ4からの信号入力(パルス信号の立ち下がりエッジ)
毎に実行するルーチンである。
【0021】まず、マイコン6は図8のステップ100
で気筒判別処理を行う。この処理の詳細を図9に示す。
マイコン6はステップ110で3情報による気筒判別処
理(Ti-2 ・Ti /Ti-1 2 >k1 )を行う。
【0022】そして、マイコン6はステップ120でス
タータモータ11がオンで、かつ、3情報又は2情報で
の気筒判別条件が成立しているか否か判定する。尚、こ
こで、スタータ・オンの判定は、スタータモータ11を
使用しないで車両を押す等してクランキングする、いわ
ゆる押し掛けモードでないことを確認するためのもので
ある。マイコン6は、ステップ120の条件を満足して
いるとステップ130で実パルスカウンタCNINを
「1」インクリメントする。さらに、マイコン6はステ
ップ140で2情報による気筒判別処理(Ti-1 /Ti
<k2 )を行う。
【0023】そして、マイコン6はステップ150で追
加パルスのマスク処理を行う。このマスク処理の詳細を
図10に示す。まず、マイコン6はステップ151で、
180°CA時間Ti の1/4時間と次のパルス信号の
立ち上がりまでの時間を比較して、気筒判別用突起3の
通過に伴うパルス信号(追加パルス)であるか判定を行
う。マイコン6はステップ151の条件が満足すると、
追加パルスでないとしてステップ152でフラグFMS
Kを「1」にする。そして、マイコン6はステップ15
3で気筒カウンタCNMSKを「1」インクリメント
し、リターンする。一方、マイコン6はステップ151
において条件を満足しないと(図4のt6、図5のt
5、図6のt4、図7のt3の各タイミング)、追加パ
ルスであるとしてステップ154でフラグFMSKを
「0」にしてリターンする。
【0024】尚、初期値は、カウンタCNIN、CNM
SKが共に「0」、フラグFMSKは「1」である。こ
れは、キースイッチ17のオンによるリセット、エンス
ト判定時(パルス間の時間間隔Ti,Ti-1,・・・が判定
値(例えば200ms)以上となった時)にセットす
る。
【0025】マイコン6は、図8のステップ200で実
パルスカウンタCNINが2以上(即ち、パルス信号が
2発以上入力されたか)の偶数値で、かつ、フラグFM
SKが「1」(即ち、追加パルスではないか)を判定す
る。つまり、図3〜図7においてスタータ・オン後の2
番目以降の偶数値のパルス立ち下がりエッジ(t1のタ
イミング)か否か判定する。
【0026】そして、マイコン6は、ステップ200の
条件を満足していれば(図3でのt2、図4でのt2,
t4、図5でのt2,t4、図6でのt2、図7でのt
2)、ステップ300で全気筒同時噴射処理を行なう。
これは、水温によるテーブルとエンジン回転数NEによ
る補正等を用いて燃料噴射時間(噴射量)を算出してそ
れに応じた信号出力を行うものである。噴射開始後、マ
イコン6は、ステップ400で気筒カウンタCNMSK
が3以上で、かつ、フラグFMSKが「1」でないか
(即ち、追加パルスではないか)を判定し、条件を満足
していれば(図4でのt3,t4,t5、図5でのt
3,t4、図6でのt3)、ステップ500で点火処理
を行なう。これは、次回のパルス入力に同期して入力し
たパルスと同形の点火信号の出力を許可するものである
(図4でのt4’,t5’,t7’、図5でのt4’,
t6’、図6でのt5’)。
【0027】一方、マイコン6は、ステップ200,4
00において条件が成立しないと、ステップ300,4
00,500の処理を行わない。つまり、図3〜図7に
おいてスタータ・オン後の最初のパルス立ち下がりエッ
ジ(各図のt1のタイミング)であれば燃料の噴射指令
を行わず、又、スタータ・オン後の3つ目までのパルス
立ち下がりエッジ(各図のt1,t2,t3のタイミン
グ)であれば点火指令を行わない。
【0028】その後において、マイコン6は、2又は3
情報により気筒判別条件が成立すると、気筒毎の噴射指
令信号及び点火指令信号を出力する。この際、燃料噴射
時間(噴射量)は、エンジン回転数NEと吸気圧Pmの
マップを用いて求め、水温センサ10によるエンジン冷
却水温等により補正して決定される。
【0029】このように、始動時において2情報による
気筒判別及びマスク処理を行うだけでは、爆発がないク
ランキングでの回転が安定している時に限定しなければ
ならないので、スタータ・オン後の最初のパルス信号か
ら噴射・点火を開始すると、図14で説明したように、
気筒判別前に爆発→失火といった運転モードでは、誤作
動してしまう。そこで、爆発→失火の影響がないところ
まで噴射・点火の開始を遅らせることで信頼性、始動性
が両立する。つまり、噴射を開始してから吸気→圧縮の
2行程(360°CA)後、爆発し、回転が上昇し、そ
の次で失火し、回転が急減すると、追加パルスのマスク
処理を間違えるので、その間違える前に3情報で正確に
判別できるところ(パルス信号2発目)まで噴射開始を
遅らせる。又、噴射開始後においてクランク角検出用突
起2a,2b,2c,2dのパルス信号の2発目(2行
程分)で点火を開始することで、エンスト再始動時など
の噴射前筒内に混合気が存在した場合の爆発→失火に陥
る場合を防止できる。
【0030】このように本実施例では、エンジン始動開
始後の電磁ピックアップ4(通過検出手段)による気筒
判別用突起3(被検出体)の通過信号の入力後に当該信
号を2つだけ入力した時点から、通過信号の入力に伴う
エンジンの全気筒への燃料噴射指令信号を出力するとと
もに、この信号出力後2行程分遅らせて点火指令信号を
出力するようにした。よって、回転変動パターン全体で
とらえることができる位置(3情報気筒判別位置)より
も前において、2回目のパルス入力時まで噴射開始を遅
らせることにより、爆発→失火の影響を受けず、又、噴
射開始から2行程分点火開始を遅らせることにより噴射
前に筒内に残っている混合気による爆発→失火の影響を
受けない。その結果、基準位置と回転角を同一のセンサ
で行いコストダウンを図り、信頼性を高め、さらに始動
性を良好にすることが可能となる。
【0031】尚、この発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、例えば、前記実施例では4気筒4サイクル
ガソリンエンジンの場合にスタータ・オン後のパルス信
号を2つ入力した時点から燃料噴射指令信号を出力した
が、気筒数やサイクル数により燃料噴射指令信号を出力
する開始タイミング(パルス数)を適宜変更して設定す
ればよい。
【0032】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
始動性と気筒判別性を両立させることができる優れた効
果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の内燃機関用制御装置の構成を示す図で
ある。
【図2】信号処理を説明するための図である。
【図3】信号処理を説明するための図である。
【図4】信号処理を説明するための図である。
【図5】信号処理を説明するための図である。
【図6】信号処理を説明するための図である。
【図7】信号処理を説明するための図である。
【図8】作用を説明するためのフローチャートである。
【図9】作用を説明するためのフローチャートである。
【図10】作用を説明するためのフローチャートであ
る。
【図11】従来技術を説明するためのタイムチャートで
ある。
【図12】従来技術を説明するためのタイムチャートで
ある。
【図13】従来技術を説明するためのタイムチャートで
ある。
【図14】従来技術を説明するためのタイムチャートで
ある。
【符号の説明】
1 シグナルロータ 2a,2b,2c,2d クランク角検出用被検出体と
してのクランク角検出用突起 3 基準位置検出用被検出体としての気筒判別用突起 4 通過検出手段としての電磁ピックアップ 6 マイコン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F02P 5/15 A

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関のクランク軸と同期して回転す
    るシグナルロータに設けられたクランク角検出用被検出
    体と、 前記クランク角検出用被検出体に後続する間隔を不等間
    隔に分割するように前記シグナルロータに設けられた基
    準位置検出用被検出体と、 前記被検出体の通過を検出する通過検出手段とを備え、
    前記通過検出手段による被検出体通過信号を入力してそ
    の信号間の時間間隔により基準位置検出用被検出体の通
    過を検出するようにした内燃機関用制御装置において、 機関始動開始後の前記通過検出手段による被検出体通過
    信号の入力後に当該信号を気筒判別に要する検出回数よ
    り小さい所定数だけ入力した時点から、被検出体通過信
    号の入力に伴う内燃機関の全気筒への燃料噴射指令信号
    を出力するようにしたことを特徴とする内燃機関用制御
    装置。
  2. 【請求項2】 前記燃料噴射指令信号の出力後において
    クランク角検出用被検出体の通過信号を所定数だけ入力
    した時点から点火指令信号を出力するようにした請求項
    1の内燃機関用制御装置。
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