JP2001200747A - エンジン制御装置 - Google Patents
エンジン制御装置Info
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Abstract
クランク信号の基準位置部においても適正なエンジン制
御を行うことができるエンジン制御装置を提供する。 【解決手段】クランク信号はエンジンのクランク軸の回
転に対応した所定角度間隔毎のパルス列の途中に当該パ
ルスを抜いた欠け歯部を有する。ハードクランクのエッ
ジ時間計測カウンタ102はクランク信号のパルス間隔
を計測する。逓倍カウンタ104は今回のパルス間隔を
基にして次のパルスまでに整数倍の周波数の逓倍クロッ
クを生成する。マイコンはクランク信号の欠け歯部の直
後に、欠け歯部において計測したパルス間隔を、抜いた
パルス分だけ短縮する。
Description
に関するものである。
時期制御やアイドル回転数制御などの制御を行う装置で
あって、エンジンを最適な状態で運転させるものであ
る。つまり、クランクセンサやエンジン水温センサ等の
エンジン運転状態を検出する各種センサからの信号をE
CU(電子制御ユニット)に入力して最適な燃料噴射
量、噴射時期、点火時期などを制御する。
期した制御、つまり、クランク角に同期した制御は、ク
ランクエッジ(クランク信号のエッジ)からのオフセッ
ト時間が経過した時に点火パルス等の信号を発生させる
ことにより行ってきた。
への変換のための演算を行う必要があり、処理負荷を低
減するとともに、精度を向上したいという要求がある。
のであり、その目的は、処理負荷の低減及び精度向上を
図り、しかも、クランク信号の基準位置部においても適
正なエンジン制御を行うことができるエンジン制御装置
を提供することにある。
よれば、エンジンのクランク軸の回転に対応した所定角
度間隔毎のパルス列の途中にパルス間隔が不等な基準位
置部を有するクランク信号に対し、パルス間隔計測手段
によりパルス間隔が計測され、逓倍信号生成手段によ
り、パルス間隔計測手段による今回のパルス間隔を基に
して次のパルスまでに整数倍の周波数の逓倍信号が生成
される。このように、所定の角度間隔で逓倍信号を生成
してエンジン回転と同期をとるシステムとすることで、
角度から時間への変換のための演算を不要にでき、処理
負荷の低減及び精度向上を図ることができる。
ク信号の基準位置部の直後に、基準位置部においてパル
ス間隔計測手段により計測したパルス間隔が補正され
る。よって、クランク信号の基準位置部においてもパル
ス間隔を基にした逓倍信号の誤出力を防止して適正なエ
ンジン制御を行うことができる。
のクランク軸の回転に対応した所定角度間隔毎のパルス
列の途中にパルス間隔が不等な基準位置部を有するクラ
ンク信号に対し、パルス間隔計測手段によりパルス間隔
が計測され、逓倍信号生成手段により、パルス間隔計測
手段による今回のパルス間隔を基にして次のパルスまで
に整数倍の周波数の逓倍信号が生成される。このよう
に、所定の角度間隔で逓倍信号を生成してエンジン回転
と同期をとるシステムとすることで、角度から時間への
変換のための演算を不要にでき、処理負荷の低減及び精
度向上を図ることができる。
準位置部の手前で、基準位置部でのパルス間隔計測手段
によるパルス間隔の計測が禁止される。よって、クラン
ク信号の基準位置部においてもパルス間隔を基にした逓
倍信号の誤出力を防止して適正なエンジン制御を行うこ
とができる。
りパルス間隔の計測の禁止を行った後において、クラン
ク信号の基準位置部の直後に、パルス間隔の計測禁止の
解除が行われる。また、パルス間隔補正手段により、予
期しない場所で、クランク信号のパルス列の途中にパル
ス間隔の不等を検出すると、パルス間隔計測手段により
計測したパルス間隔が補正される。よって、基準位置の
判定ミス等による予期せぬ所でパルス間隔の不等が発生
したと判定した時においては、パルス間隔の計測が許可
の状態でパルス間隔の不等が発生するためパルス間隔の
不等時の通常とは異なる値(パルス間隔)が測定される
が、パルス間隔の補正を行なうことができる。
発明を具体化した第1の実施の形態を図面に従って説明
する。
ソリンエンジンの制御装置に具体化している。図1に
は、本実施形態におけるエンジン制御ECU1の構成を
示す。エンジン制御ECU1はマイクロコンピュータ
(以下、マイコンという)10と電源回路20と入出力
回路30とEEPROM40を備えている。電源回路2
0はバッテリ2から電力の供給を受けて所定の電圧をE
CU1内の各機器に供給する。マイコン10はCPU1
1とROM12とRAM13とA/D変換器14と入出
力インターフェイス15とタイマモジュール16を備え
ており、これらの各部材間はデータバスにて相互にデー
タのやり取りが行われる。また、入出力インターフェイ
ス15にはEEPROM40が接続され、入出力インタ
ーフェイス15を介してEEPROM40とデータのや
り取りが行われる。入出力回路30はセンサおよびスイ
ッチ等からの信号を入力するとともに、インジェクタ
(燃料噴射弁)や点火装置に対し駆動信号を出力する。
さらに、入出力回路30には通信ライン3が接続され、
入出力回路30を介して他のECUとデータのやり取り
が行われる。マイコン10のCPU11はセンサ・スイ
ッチ等からの信号(データ)及び通信ライン3からのデ
ータを入出力回路30と入出力インターフェイス15を
介して取り込むとともに、これらデータを基にして各種
の演算を行い、入出力インターフェイス15と入出力回
路30を介してインジェクタ等を駆動制御する。
信号に、クランクセンサからのクランク信号がある。図
2には、エンジン1サイクル(720°CA)分のクラ
ンク信号を示す。このクランク信号は、エンジンのクラ
ンク軸の回転に対応した所定角度間隔毎のパルス列より
なり、このパルス列の途中にパルスを抜いた欠け歯部
(基準位置部)を有する。つまり、所定角度間隔毎のパ
ルス列の途中にパルス間隔が不等な基準位置部を有す
る。本実施形態でのクランク信号は60パルス毎に2パ
ルス抜ける欠け歯の構成となっており、この欠け歯部が
720°CAで二箇所現れる(欠け歯部を360°CA
毎に有する)。このクランク信号が図1のタイマモジュ
ール16のハードクランク100に入力され、この信号
を基にCPU11にてクランクカウンタが作られる。詳
しくは、図2に示すように、クランクカウンタは、クラ
ンク信号のパルス入力時にカウントアップし、エンジン
1サイクル分の120になるタイミングで0クリアされ
る。欠け歯で抜ける分のカウントは、欠け歯後のクラン
クパルス入力時に補正される。
られたハードクランク100は、クランク信号をハード
的に処理する機能部である。このハードクランク100
により、図2のクランク信号の処理(欠け歯判定やクラ
ンクエッジ間時間を分割した角度信号の生成)をハード
的に行うことができるようになっている。
示す。図3において、分周回路101とエッジ時間計測
カウンタ102とエッジ時間記憶レジスタ103と逓倍
カウンタ104とガード用カウンタ105と欠け歯判定
カウンタ106と基準カウンタ107と角度カウンタ1
08を備えている。プリスケーラからの信号Pφは分周
回路101を介してエッジ時間計測カウンタ102と逓
倍カウンタ104に送られる。また、信号Pφは角度カ
ウンタ108に送られる。さらに、クランク信号がエッ
ジ時間計測カウンタ102とガード用カウンタ105と
欠け歯判定カウンタ106に送られる。
合)のタイムチャートを示す。図4には、入力するクラ
ンク信号、エッジ時間計測カウンタ102のカウント
値、エッジ時間記憶レジスタ103の記憶値、逓倍カウ
ンタ104のカウント値、逓倍カウンタ104の出力信
号(逓倍クロック)、ガード用カウンタ105の値のn
倍値、基準カウンタ107のカウント値、角度カウンタ
108のカウント値、欠け歯判定カウンタ106のカウ
ント値を示す。
クランク信号を入力してクランクエッジ間の時間(パル
ス間隔)を計測する。詳しくは、パルス間隔計測手段と
してのエッジ時間計測カウンタ102は、図4のように
時間同期でカウントアップするカウンタであって、クラ
ンクエッジ間(クランク信号の立ち下がりエッジ間)の
時間を計測する。計測した値は1/n倍に逓倍され、エ
ッジ時間記憶レジスタ103に転送(リロード)される
とともに、このデータは同時に逓倍カウンタ104にも
リロードされる。逓倍値(n値)として、例えば「3
2」を挙げることができる。
計測カウンタ102により計測されたクランクエッジ間
時間を使って、クランクエッジ時間を1/nした逓倍ク
ロックを生成する。詳しくは、逓倍カウンタ104は、
図4のように時間同期でダウンカウントされ、「0」に
なると逓倍クロックを発生するとともにエッジ時間記憶
レジスタ103の値がリロードされる。このように、逓
倍信号生成手段としての逓倍カウンタ104は、エッジ
時間計測カウンタ102による今回のパルス間隔を基に
して次のパルスまでに整数倍の周波数の逓倍信号(逓倍
クロック)を生成する。
ように、逓倍クロックによりカウントアップ動作する。
図3の角度カウンタ108は時間同期クロックによりカ
ウントアップする(内部クロックでカウント動作す
る)。ガード用カウンタ105は、クランク信号を入力
してクランク信号の立ち下がりエッジによりカウントア
ップするカウンタであって、クランクエッジ入力時に同
時にカウントアップ前の値のn倍(逓倍)の値を基準カ
ウンタ107に転送する。
7のカウント値は、クランクエッジ入力時にガード用カ
ウンタ105から転送された値(カウント値のn倍値)
を上回ることはできない。また、角度カウンタ108
は、基準カウンタ107のカウント値より小さい時のみ
カウントアップする。この角度カウンタ108のカウン
トアップに同期して角度信号が生成される。このよう
に、3つのカウンタ105,107,108により角度
信号が生成される。
ーラからの信号Pφ)を20MHzとしており、角度カ
ウンタ108は他のカウンタと比べ高速で動作可能であ
る。図4において、減速時には、基準カウンタ107と
角度カウンタ108のカウント動作として、クランクエ
ッジの入力より先に基準カウンタ107の値がガード用
カウンタ105の値のn倍値に達してしまうため、角度
カウンタ108のカウントアップが禁止される。その結
果、減速時には角度カウンタ108のカウント動作が停
止して、一定値以上の角度信号の発生を防止する。ま
た、加速時には、基準カウンタ107がガード用カウン
タ105の値のn倍値に追いつく前にクランクエッジの
入力によりガード用カウンタ105の値のn倍値が基準
カウンタ107に転送され、角度カウンタ108は基準
カウンタ107に追いつくまでカウントアップし続け
る。その結果、加速時にはクランクエッジ入力後に角度
カウンタ108がカウントアップして、足りない分の角
度信号を生成する。
ンク100内の図示しないカウンタに入力してコンペア
レジスタを用いて点火・噴射制御がクランク角同期にて
行われる。即ち、所定の角度間隔で逓倍信号を生成して
エンジン回転と同期をとるシステムとすることで、角度
から時間への変換のための演算を不要にでき、処理負荷
の低減及び精度向上(n=32ならばLSB=0.18
75°CA)を図ることができる。
ロックによりカウントアップし、クランクエッジ入力で
0クリアされる。そのため、図5に示すように、欠け歯
でクランクエッジの入力が一定時間以上ない時は欠け歯
判定値に到達し、欠け歯割り込み信号を発生する。詳し
くは、欠け歯判定カウンタ106はそのカウント値と欠
け歯判定値を比較してカウント値が欠け歯判定値と等し
くなった後のクランクエッジで欠け歯割り込み信号を発
生する。
ウンタ106のカウント値が欠け歯判定値に達した時に
発生させてもよい。また、本実施形態では欠け歯判定値
を前回のクランクエッジ時間の2.5倍としている。
CU(エンジン制御装置)の作用について説明する。図
5は、欠け歯時の補正方法を表わすタイムチャートであ
る。
一定時間以上ないと、図3の欠け歯判定カウンタ106
のカウント値が欠け歯判定値に達し、欠け歯割り込み信
号を発生する。
スが2発抜けるため欠け歯時のエッジ時間は通常時の3
倍になる。つまり、図3のエッジ時間記憶レジスタ10
3と逓倍カウンタ104には通常の3倍の値がリロード
されるため逓倍クロックの発生間隔も3倍大きくなり、
このままでは角度信号を正しく生成することができな
い。つまり、欠け歯のあるクランク信号を使ったシステ
ムにおいては、欠け歯でのエッジ間隔が欠け歯以外のエ
ッジ間隔より長いため、クランクエッジ間の時間をn分
割した値をそのまま使うと、欠け歯部の角度信号の間隔
は欠け歯以外の所の角度信号より長くなってしまい、そ
れによって点火・噴射制御が正しく行えない。
ーチャートで詳細を説明する。図6の処理はクランク信
号の立ち下がりエッジ毎に起動するものである。CPU
11は図6のステップ601で、クランクカウンタの値
(図2参照)から欠け歯前のクランクエッジ割り込みで
あるか否か判定する(クランクカウンタ=56または1
16)。そして、欠け歯前のクランクエッジ割り込みの
時には、CPU11はステップ602で、欠け歯時には
クランクエッジの間隔が通常時の3倍になるため、予め
ガード用カウンタ105のカウント値も通常の3倍にな
るよう補正を行う。つまり、ガード用カウンタ105の
カウント値として、エッジ入力により、欠け歯で抜ける
2発分の値をソフト制御により加算する。これを、図5
においてt1のタイミングで示し、CPU11にてガー
ド用カウンタ105のカウント値を欠け歯分だけ補正す
る。
CPU11は図6のステップ603に移行して、欠け歯
後のエッジ割り込みか否か判定する(クランクカウンタ
=59または119)。そして、欠け歯後のエッジ割り
込みの時には、欠け歯ではクランクエッジの間隔が通常
の3倍になりその値がリロードされるため(図5のt2
のタイミング)、CPU11はステップ604,605
で、エッジ時間を1/3倍した値を図3のエッジ時間記
憶レジスタ103と逓倍カウンタ104にセットする。
これにより、逓倍クロックの発生間隔が欠け歯後も欠け
歯以外の時と同じように発生させることができ、それ
故、角度信号が正しく生成でき、点火・噴射の制御を正
確に行なうことができる。
用いた欠け歯後のエッジ割り込みにてエッジ時間の補正
を行なうようにしたが、欠け歯判定カウンタ106によ
る欠け歯割り込み信号にて補正を行ってもよい。その場
合、欠け歯割り込み信号の発生タイミングを欠け歯後の
エッジ入力時(立ち下がりエッジ入力時)とする。
有する。(イ)パルス間隔補正手段としてのCPU11
は、図6のステップ603〜605を実行してクランク
信号の欠け歯部(基準位置部)の直後に、欠け歯部にお
いてエッジ時間計測カウンタ102により計測したパル
ス間隔を、抜いたパルス分だけ短縮した値(補正した
値)をエッジ時間記憶レジスタ103と逓倍カウンタ1
04にセットするようにした。よって、欠け歯部におい
てもパルス間隔を基にした逓倍信号(逓倍クロック)の
誤出力を防止して適正なエンジン制御を行うことができ
ることとなる。 (第2の実施の形態)次に、第2の実施の形態を、第1
の実施の形態との相違点を中心に説明する。
の方法を表わすタイムチャートである。本実施形態の方
法では、欠け歯前のクランクエッジ割り込みにて次のク
ランクエッジ入力でのエッジ時間のエッジ時間記憶レジ
スタ103と逓倍カウンタ104へのリロードを禁止す
る。つまり、欠け歯時のエッジ時間を使わないことによ
り欠け歯後の角度信号のズレ(過少化)を発生させない
ようにする。図7においてはt10のタイミングではリ
ロード禁止となっているため転送は行われない。
理のフローチャートである。CPU11はステップ80
1でクランクカウンタの値(図2参照)から欠け歯前の
割り込みであるか否か判定する(クランクカウンタ=5
6または116)。そして、欠け歯前のクランクエッジ
割り込みの場合、CPU11はステップ802で、欠け
歯前のクランクエッジ時にはクランクエッジの間隔が通
常時の3倍になるため、予めガード用カウンタ105の
カウント値も通常の3倍になるよう補正する(図6のス
テップ602と同様の処理)。
11はステップ803で、クランクエッジ入力によるエ
ッジ時間記憶レジスタ103および逓倍カウンタ104
へのリロードを禁止する。つまり、欠け歯ではクランク
エッジの間隔が通常時の3倍になるため、欠け歯でのエ
ッジ時間を使用しないようにリロード禁止モードにす
る。これを、図7においてt11のタイミングで示し、
許可モードから禁止モードにする。
割り込みでない場合は何も処理をせず終了する。図9に
は、欠け歯割り込みでの処理のフローチャートを示す。
この処理は、図7に示すように、欠け歯判定カウンタ1
06により欠け歯検出後のエッジ入力時の欠け歯割り込
み信号により起動する。
禁止状態になっているか否か判定し、禁止状態になって
いる時は、ステップ902でリロードを再度許可にして
処理を終了する。これを、図7においてt12のタイミ
ングで示し、禁止モードから許可モードにする。
で欠け歯が発生したと判定した時(異常時)は、リロー
ドが許可の状態で欠け歯が発生するため欠け歯時の通常
より3倍大きい値がエッジ時間記憶レジスタ103と逓
倍カウンタ104にリロードされている。そのため、ス
テップ901でリロードが禁止状態になっていないと、
CPU11はステップ903,904に移行して、エッ
ジ時間を1/3倍した値をエッジ時間記憶レジスタ10
3と逓倍カウンタ104にセットする。これにより、第
1の実施形態(図5の方法)と同じように、角度信号の
補正が可能となる。つまり、ハードクランク100が欠
け歯判定をミスした時など思わぬ所で欠け歯が発生した
時の補正を行うことができる。
有する。 (イ)禁止手段としてのCPU11は、図8のステップ
801,803を実行してクランク信号の欠け歯部(基
準位置部)の手前で、当該欠け歯部でのエッジ時間計測
カウンタ102によるパルス間隔の計測を禁止するよう
にした。よって、欠け歯部においてもパルス間隔を基に
した逓倍信号の誤出力を防止して適正なエンジン制御を
行うことができる。また、解除手段及びパルス間隔補正
手段としてのCPU11は、図9のステップ901,9
02を実行してパルス間隔の計測の禁止を行った後にお
いて、クランク信号の欠け歯部の直後に、パルス間隔の
計測の禁止解除を行うとともに、図9のステップ90
1,903,904を実行して予期しない場所で、クラ
ンク信号のパルス列の途中にパルス抜け(即ち、パルス
間隔の不等)を検出すると、エッジ時間計測カウンタ1
02により計測したパルス間隔を、抜けたパルス分だけ
短縮して補正するようにした。よって、欠け歯判定ミス
等による予期せぬ所で欠け歯が発生したと判定した時に
おいては、パルス間隔の計測が許可の状態で欠け歯が発
生するため欠け歯時の通常より大きい値(パルス間隔)
が測定されるが、パルス間隔を短縮した値にすることに
より、補正を行なうことができる。
基準位置部は、パルス列の途中においてパルスを抜いた
欠け歯部であったが、これに限ることなく、他の構造
(パルス列の途中にパルスを挿入する等の構造)にて所
定角度間隔毎のパルス列の途中においてパルス間隔が不
等な基準位置部を構成してもよい。
成図。
ランク信号とクランクカウンタのカウント値を示すタイ
ムチャート。
するためのタイムチャート。
の補正を説明するためのタイムチャート。
フローチャート。
の補正を説明するためのタイムチャート。
フローチャート。
フローチャート。
U、16…タイマモジュール、100…ハードクラン
ク、102…エッジ時間計測カウンタ、104…逓倍カ
ウンタ、106…欠け歯判定カウンタ。
Claims (3)
- 【請求項1】 エンジンのクランク軸の回転に対応した
所定角度間隔毎のパルス列の途中にパルス間隔が不等な
基準位置部を有するクランク信号を入力してパルス間隔
を計測するパルス間隔計測手段と、 前記パルス間隔計測手段による今回のパルス間隔を基に
して次のパルスまでに整数倍の周波数の逓倍信号を生成
する逓倍信号生成手段と、 前記クランク信号の基準位置部の直後に、当該基準位置
部において前記パルス間隔計測手段により計測したパル
ス間隔を補正するパルス間隔補正手段と、を備えたこと
を特徴とするエンジン制御装置。 - 【請求項2】 エンジンのクランク軸の回転に対応した
所定角度間隔毎のパルス列の途中にパルス間隔が不等な
基準位置部を有するクランク信号を入力してパルス間隔
を計測するパルス間隔計測手段と、 前記パルス間隔計測手段による今回のパルス間隔を基に
して次のパルスまでに整数倍の周波数の逓倍信号を生成
する逓倍信号生成手段と、 前記クランク信号の基準位置部の手前で、当該基準位置
部での前記パルス間隔計測手段によるパルス間隔の計測
を禁止する禁止手段と、 前記禁止手段によりパルス間隔の計測の禁止を行った後
において、クランク信号の基準位置部の直後に、パルス
間隔の計測禁止の解除を行う解除手段と、 予期しない場所で、クランク信号のパルス列の途中にパ
ルス間隔の不等を検出すると、前記パルス間隔計測手段
により計測したパルス間隔を補正するパルス間隔補正手
段と、を備えたことを特徴とするエンジン制御装置。 - 【請求項3】 前記クランク信号の基準位置部は、パル
ス列の途中に当該パルスを抜いた欠け歯部であり、前記
パルス間隔補正手段における、計測したパルス間隔の補
正は、計測したパルス間隔を短縮することである請求項
1または2に記載のエンジン制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000009252A JP3539327B2 (ja) | 2000-01-18 | 2000-01-18 | エンジン制御装置 |
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---|---|---|---|
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---|---|
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