JP3506116B2 - エンジン制御装置 - Google Patents

エンジン制御装置

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JP3506116B2
JP3506116B2 JP2000363045A JP2000363045A JP3506116B2 JP 3506116 B2 JP3506116 B2 JP 3506116B2 JP 2000363045 A JP2000363045 A JP 2000363045A JP 2000363045 A JP2000363045 A JP 2000363045A JP 3506116 B2 JP3506116 B2 JP 3506116B2
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    • G01MTESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • G01M15/04Testing internal-combustion engines
    • G01M15/06Testing internal-combustion engines by monitoring positions of pistons or cranks

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はエンジン制御装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】エンジン制御装置は燃料噴射制御や点火
時期制御やアイドル回転数制御などの制御を行う装置で
あって、エンジンを最適な状態で運転させるものであ
る。つまり、クランクセンサやエンジン水温センサ等の
エンジン運転状態を検出する各種センサからの信号をE
CU(電子制御ユニット)に入力して最適な燃料噴射
量、噴射時期、点火時期などを制御する。
【0003】点火制御や噴射制御等のエンジン回転と同
期した制御、つまり、クランク角に同期した制御は、ク
ランクエッジ(クランク信号のエッジ)からのオフセッ
ト時間が経過した時に点火パルス等の信号を発生させる
ことにより行ってきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、角度から時間
への変換のための演算を行う必要があり、処理負荷を低
減するとともに、精度を向上したいという要求がある。
【0005】本発明はこのような背景の下になされたも
のであり、その目的は、処理負荷の低減及び精度向上を
図り、しかも、気筒判別信号にノイズが乗ったとしても
適正にエンジン制御を行うことができるエンジン制御装
置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よれば、4サイクルエンジンのクランク軸の回転に対応
した所定角度間隔毎のパルス列の途中に基準位置部を3
60°CA毎に有するクランク信号に対し、パルス間隔
計測手段によりパルス間隔が計測され、逓倍信号生成手
段により、パルス間隔計測手段による今回のパルス間隔
を基にして次のパルスまでに整数倍の周波数の逓倍信号
が生成される。このように、所定の角度間隔で逓倍信号
を生成してエンジン回転と同期をとるシステムとするこ
とで、角度から時間への変換のための演算を不要にで
き、処理負荷の低減及び精度向上を図ることができる。
【0007】また、判別手段により、クランク信号の基
準位置部における気筒判別信号のレベルと、その前の異
なるレベルの継続期間とに基づいて、クランク信号の表
の基準位置部と裏の基準位置部が判別される。よって、
気筒判別信号とクランク信号によって、360°CA毎
の裏と表の基準位置を判定する際に、気筒判別信号にノ
イズが乗ったとしても正しく気筒判別を行うことができ
る。つまり、気筒判別信号の波形を加味した表裏の基準
位置判定を行うことにより、誤判定を防止して正しく気
筒判別を行うことができる。その結果、気筒判別信号に
ノイズが乗ったとしても適正にエンジン制御を行うこと
ができ、ノイズに強いエンジン制御装置となる。
【0008】そして、より具体的な構成を示す請求項2
の発明において、上記のごとく正しく気筒判別できてカ
ウンタを正しく初期化処理できるようになるので、エン
ジン制御用のクロック信号を確実に出力できるようにな
る。
【0009】請求項3に記載の発明によれば、4サイク
ルエンジンのクランク軸の回転に対応した所定角度間隔
毎のパルス列の途中に基準位置部を360°CA毎に有
するクランク信号に対し、カウント手段によりクランク
信号の発生に関連してカウント処理が実行され、このカ
ウント手段のカウント値に従って制御手段によりエンジ
ン制御が実施される。このように、クランク信号の発生
に関連してカウント処理してエンジン回転と同期をとる
システムとすることで、角度から時間への変換のための
演算を不要にでき、処理負荷の低減及び精度向上を図る
ことができる。
【0010】また、判別手段により、クランク信号の基
準位置部における気筒判別信号のレベルと、その前の異
なるレベルの継続期間とに基づいて、クランク信号の表
の基準位置部と裏の基準位置部が判別され、この判別結
果に従ってカウント手段のカウント値がリセットされ
る。よって、気筒判別信号とクランク信号によって、3
60°CA毎の裏と表の基準位置を判定する際に、気筒
判別信号にノイズが乗ったとしても正しく気筒判別を行
うことができる。つまり、気筒判別信号の波形を加味し
た表裏の基準位置判定を行うことにより、誤判定を防止
して正しく気筒判別を行うことができる。その結果、気
筒判別信号にノイズが乗ったとしても適正にエンジン制
御を行うことができ、ノイズに強いエンジン制御装置と
なる。
【0011】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
〜3のいずれか1項に記載の発明の作用・効果に加え、
クランク信号の基準位置部における気筒判別信号のレベ
ルと、その前の異なるレベルの継続期間とによる表の基
準位置部と裏の基準位置部との判別が不可能な場合に
は、前回の判別結果の逆が今回の判別結果とされる。こ
のように、気筒判別信号にノイズが乗り気筒判別不能に
なったときは、前回の信号で気筒判別を継続することで
気筒判別する。これにより、点火・噴射等が抜けること
無く、継続して制御を行うことができる。
【0012】また、請求項5に記載のように、クランク
信号の基準位置部は、パルス列の途中に当該パルスを抜
いた欠け歯部であったり、請求項6に記載のように、ク
ランク信号のパルス数に基づいて異なるレベルの継続期
間を計測するようにすると、実用上好ましいものとな
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明を具体化した実施
の形態を図面に従って説明する。本実施の形態において
は自動車用多気筒ガソリンエンジンの制御装置に具体化
している。図1には、本実施形態におけるエンジン制御
ECU1の構成を示す。エンジンは5気筒4サイクルエ
ンジンである。
【0014】エンジン制御ECU1はマイクロコンピュ
ータ(以下、マイコンという)10と電源回路20と入
出力回路30とEEPROM40を備えている。電源回
路20はバッテリ2から電力の供給を受けて所定の電圧
をECU1内の各機器に供給する。マイコン10はCP
U11とROM12とRAM13とA/D変換器14と
入出力インターフェイス15とタイマモジュール16を
備えており、これらの各部材間はデータバスにて相互に
データのやり取りが行われる。また、入出力インターフ
ェイス15にはEEPROM40が接続され、入出力イ
ンターフェイス15を介してEEPROM40とデータ
のやり取りが行われる。入出力回路30はセンサおよび
スイッチ等からの信号を入力するとともに、インジェク
タ(燃料噴射弁)や点火装置に対し駆動信号を出力す
る。さらに、入出力回路30には通信ライン3が接続さ
れ、入出力回路30を介して他のECUとデータのやり
取りが行われる。マイコン10のCPU11はセンサ・
スイッチ等からの信号(データ)及び通信ライン3から
のデータを入出力回路30と入出力インターフェイス1
5を介して取り込むとともに、これらデータを基にして
各種の演算を行い、入出力インターフェイス15と入出
力回路30を介してインジェクタ等を駆動制御する。
【0015】ここで、エンジン制御ECU1が取り込む
信号に、クランクセンサ(クランク信号発生手段)から
のクランク信号とカムセンサ(気筒判別信号発生手段)
からのカム信号がある。図2には、エンジン1サイクル
(720°CA)分のクランク信号とカム信号を示す。
【0016】クランクセンサで発生するクランク信号
は、4サイクルエンジンのクランク軸の回転に対応した
所定角度間隔毎のパルス列よりなり、このパルス列の途
中にパルスを抜いた欠け歯部(基準位置部)を有する。
本実施形態でのクランク信号は60パルス毎に2パルス
抜ける欠け歯の構成となっている(60−2歯構造)。
つまり、パルス列のパルス間隔が6°CAであり、この
パルス列の途中にパルスを抜いた欠け歯部を360°C
A毎に有し、そのうちの一方(720°CA毎の欠け
歯)が表欠け歯であり、他方(他の720°CA毎の欠
け歯)が裏欠け歯である。また、カムセンサで発生する
カム信号は、エンジンのカム軸の回転に同期しており、
気筒位置を特定する気筒判別信号であり、立ち下がりエ
ッジは144°CA間隔である。このカム信号はクラン
ク信号の表欠け歯直後の立ち下がりエッジ(t1のタイ
ミング)ではカム信号がLレベルであり、裏欠け歯直後
の立ち下がりエッジ(t2のタイミング)ではカム信号
がHレベルである。つまり、欠け歯位置でカム信号レベ
ルがLならば表欠け歯であると判定でき、Hならば裏欠
け歯であると判定できる。
【0017】クランク信号が図1のタイマモジュール1
6のハードクランク100に入力される。また、カム信
号は入出力回路30を介してマイコン10に取り込まれ
る。一方、図1のタイマモジュール16に備えられたハ
ードクランク100は、クランク信号をハード的に処理
する機能部である。このハードクランク100により、
図2のクランク信号の処理(クランクエッジ間時間を分
割した角度信号の生成)をハード的に行うことができ
る。
【0018】図3には、ハードクランク100の構成を
示す。図3において、プリスケーラ101と分周回路1
02とエッジ時間計測カウンタ103と逓倍レジスタ
(エッジ時間記憶レジスタ)104と逓倍カウンタ10
5とイベントカウンタ106とガード用カウンタ107
と基準カウンタ108と追従カウンタ(角度カウンタ)
109と点火・噴射用角度カウンタ110を備えてい
る。プリスケーラ101からの信号Pφは分周回路10
2を介してエッジ時間計測カウンタ103に送られる。
また、信号Pφは追従カウンタ(角度カウンタ)109
に送られる。さらに、クランク信号がエッジ時間計測カ
ウンタ103とイベントカウンタ106とガード用カウ
ンタ107に送られる。
【0019】図4には、アングルクロック(角度信号)
発生のタイムチャートを示す。図4には、入力するクラ
ンク信号、エッジ時間計測カウンタ103のカウント
値、逓倍レジスタ104の記憶値、逓倍カウンタ105
のカウント値、逓倍カウンタ105の出力信号(逓倍ク
ロック)、ガード用カウンタ107の値のn倍値、基準
カウンタ108のカウント値、追従カウンタ109のカ
ウント値、点火・噴射用角度カウンタ110のカウント
値を示す。
【0020】図3のエッジ時間計測カウンタ103は、
クランク信号を入力してクランクエッジ間の時間(パル
ス間隔)を計測する。詳しくは、パルス間隔計測手段と
してのエッジ時間計測カウンタ103は、図4のように
時間同期でカウントアップするカウンタであって、クラ
ンクエッジ間(クランク信号の立ち下がりエッジ間)の
時間を計測する。計測した値は1/n倍に逓倍され、エ
ッジ入力時に逓倍レジスタ104に転送される。転送さ
れたデータはダウンカウンタである逓倍カウンタ105
の初期値となる。逓倍値(n値)として、例えば「3
2」を挙げることができる。
【0021】図3の逓倍カウンタ105は、エッジ時間
計測カウンタ103により計測されたクランクエッジ間
時間を使って、クランクエッジ時間を1/nした逓倍ク
ロックを生成する。詳しくは、逓倍カウンタ105は、
図4のように時間同期でダウンカウントされ、アンダー
フローすると逓倍クロックを発生するとともにカウント
値が初期値に戻される動作を繰り返す。次のクランクエ
ッジ(クランク信号の立ち下がりエッジ)が入力される
と、逓倍レジスタ104の値及び逓倍カウンタ105の
初期値が最新値に更新される。このように、逓倍カウン
タ105は、エッジ時間計測カウンタ103による今回
のパルス間隔を基にして次のパルスまでに整数倍の周波
数の逓倍信号(逓倍クロック)を生成する。
【0022】図3の基準カウンタ108は、図4に示す
ように、逓倍クロックによりカウントアップ動作する。
図3の追従カウンタ109は時間同期クロックによりカ
ウントアップする(内部クロックでカウント動作す
る)。ガード用カウンタ107は、クランク信号の立ち
下がりエッジ入力毎にカウントアップするカウンタであ
って、クランクエッジ入力時に同時にカウントアップ前
の値のn倍(逓倍)の値を基準カウンタ108に転送す
る。
【0023】ここで、図4のように、基準カウンタ10
8のカウント値は、クランクエッジ入力時にガード用カ
ウンタ107から転送された値(カウント値のn倍値)
を上回ることはできない。また、追従カウンタ109
は、基準カウンタ108のカウント値より小さい時のみ
カウントアップする。この追従カウンタ109のカウン
トアップに同期してアングルクロック(角度信号)が生
成される。このように、3つのカウンタ107,10
8,109によりアングルクロックが生成される。
【0024】本実施形態では、内部クロック(プリスケ
ーラからの信号Pφ)を20MHzとしており、追従カ
ウンタ109は他のカウンタと比べ高速で動作可能であ
る。図4において、減速時には、基準カウンタ108と
追従カウンタ109のカウント動作として、クランクエ
ッジの入力より先に基準カウンタ108の値がガード用
カウンタ107の値のn倍値に達してしまうため、追従
カウンタ109のカウントアップが禁止される。このよ
うにしてガード用カウンタ107により基準カウンタ1
08と追従カウンタ109のカウントアップ動作が逓倍
数で停止する。その結果、減速時には追従カウンタ10
9のカウント動作が停止して、一定値以上のアングルク
ロックの発生を防止する。
【0025】図3の点火・噴射用角度カウンタ110は
追従カウンタ109からのアングルクロックを入力して
カウントアップする(図4参照)。この点火・噴射用角
度カウンタ110のカウント値に基づいてコンペアレジ
スタを用いて点火・噴射制御がクランク角同期にて行わ
れる。つまり、点火・噴射用角度カウンタ110により
点火・噴射等の制御をクランク角同期でハード制御する
ことができる。このように、所定の角度間隔で逓倍信号
(逓倍クロック)を生成してエンジン回転と同期をとる
システムとすることで、角度から時間への変換のための
演算を不要にでき、処理負荷の低減及び精度向上(n=
32ならばLSB=0.1875°CA)を図ることが
できることとなる。
【0026】また、基準カウンタ108にはクランクエ
ッジ入力時にガード用カウンタ107のn倍(逓倍)の
値が転送(ロード)されるが、1サイクル720°CA
周期のカウンタにすべく、リセットしたいクランクエッ
ジの1つ前のクランクエッジでガード用カウンタ107
が「0」にリセットされる。
【0027】図3のイベントカウンタ106はクランク
信号のパルスでの立ち下がりエッジでカウントアップす
るとともに同エッジ毎に角度周期割り込み信号を出力す
る。CPU11はイベントカウンタ106のカウント値
(エッジ入力数)からクラング信号の欠け歯位置を検出
する。なお、イベントカウンタ106のカウント値はエ
ンジン1サイクル(720°CA)で初期化される。
【0028】本実施形態においては、図3の逓倍レジス
タ104と逓倍カウンタ105とガード用カウンタ10
7と基準カウンタ108と追従カウンタ109にて、逓
倍信号生成手段を構成しており、この逓倍信号生成手段
により逓倍信号(逓倍クロック)を生成し、エンジン制
御用のクロック信号(アングルクロック)を出力する。
また、この逓倍信号生成手段には逓倍信号(逓倍クロッ
ク)を基に計数処理されるクロック信号発生のためのカ
ウンタ109が備えられている。
【0029】次に、このように構成したエンジン制御E
CU(エンジン制御装置)の作用について説明する。図
5に、クランク信号の表欠け歯位置でのタイムチャート
を示す。
【0030】まず、t10のタイミングにて欠け歯直後
のパルスの立ち下がりエッジ(クランクエッジ)でカム
信号のレベルがLレベルであることにより表欠け歯であ
ると判定すると、CPU11はガード用カウンタ107
を「0」にリセットする。すると、基準カウンタ108
は、システムリセットしたい次のクランクエッジ(図中
のt11のタイミング)でガード用カウンタ107の値
「0」をロードし、この状態で追従カウンタ109のカ
ウント値が1サイクルガード値に到達していたら(図2
のt5のタイミング)、追従カウンタ109がハード的
に「0」にリセットされる。この追従カウンタ109が
「0」にリセットされると、点火・噴射用角度カウンタ
110にリセット信号を送る。
【0031】これを、図2で説明する。クランク信号の
欠け歯直後の立ち下がりエッジ(t1,t2のタイミン
グ)においてカム信号のレベルを用いてクランク信号の
表欠け歯、裏欠け歯をソフトで判定し、カム信号レベル
がLであり表欠け歯判定することにより、システム初期
化位置である第4気筒のBTDC6°CAの位置(t5
のタイミング)でハード的に追従カウンタ109がリセ
ットされるとともに、リセット信号の送出にて点火・噴
射用角度カウンタ110も同時に初期化される。しか
し、カム信号にノイズが乗り、表欠け歯位置でのカム信
号のレベルがオン(Hレベル)になると、裏欠け歯位置
と誤判定してしまい、カウンタを初期化できない。
【0032】これを図10,11を用いて詳しく説明す
る。図10,11は、欠け歯の表裏判定を誤判定した時
のタイムチャートである。図10において、カム信号に
ノイズが乗り、本来、表欠け歯の気筒判別位置でカム信
号の位相がHレベルになった時(図中のt15のタイミ
ング)、裏欠け歯判定をするため、ガード用カウンタ1
07を「0」にリセットしない。ガード用カウンタ10
7が「0」にリセットされないため、t16のタイミン
グで基準カウンタ108も「0」にリセットされずにカ
ウントアップし続ける。追従カウンタ109は1サイク
ルガード値に到達するが、基準カウンタ108が「0」
でないため、ガード値に張り付き、アングルクロックの
生成が停止し、点火・噴射用角度カウンタ110に対す
るリセット信号が出ない。アングルクロックの生成が停
止し、リセット信号が来ないため、点火・噴射用角度カ
ウンタ110も1サイクルガード値と同じ値で停止す
る。このように点火・噴射用角度カウンタ110がガー
ド値で張り付くため、角度値一致が起きなくなり、点火
・噴射出力が停止する。ガード用カウンタ107を
「0」にリセットするのは、次の表欠け歯検出をした時
なので、720°CA間点火・噴射が抜けてしまう。つ
まり、次の表欠け歯検出まで角度カウンタ110がガー
ド値に張り付いたままなので720°CAの間、点火・
噴射が停止する。
【0033】また、図11のように、裏欠け歯検出で裏
欠け歯位置の値を設定するようにした場合でも、図中の
t17において表欠け歯位置で裏欠け歯と誤判定した場
合は、ガード用カウンタ107を「0」ではなく中間値
(360°CA相当の値)に設定するので、基準カウン
タ108が「0」にはならず、追従カウンタ109のリ
セットがされないため、同様に720°CA間点火・噴
射が抜けてしまう。
【0034】このように、720°CA間に2個発生す
る欠け歯を持つクランク信号を使ったシステムにおい
て、図5のタイムチャートのように、クランク入力を逓
倍して作る追従カウンタ(角度逓倍カウンタ)109
と、このカウンタ109のカウントアップにより発生す
る角度クロック(アングルクロック)でカウントアップ
する点火・噴射用角度カウンタ110を初期化する位置
が720°CAの1サイクル間に一箇所しかない。初期
化する位置を確定するためには、カム信号(気筒判別信
号)のレベルを用いて、ソフト制御で表欠け歯と裏欠け
歯を識別して表欠け歯の時に初期化する。しかし、例え
ばカム信号にノイズが乗り、表裏判定時の位相が逆にな
った場合に、本来、表欠け歯のタイミングにも関わら
ず、裏欠け歯位置と誤判定してしまう。誤判定すると、
アングルクロックがリセットされず、図10,11のタ
イムチャートに示すように、次の表欠け歯までの720
°CA間隔は1サイクル720°CAの上限値に追従カ
ウンタ109の値が張り付いてしまい、点火・噴射がそ
の間出力されずに抜けてしまう。
【0035】そこで、本実施形態では、カム信号にノイ
ズが乗っても欠け歯の表裏の気筒判別を誤判定しないよ
うにするために、カム信号が気筒判別信号であり欠け歯
直前(詳しくは、所定角度前)のカム信号レベルのハイ
/ロウの形状が一義的に決まることに着目し、欠け歯位
置でのカム信号のレベルと欠け歯直前のカム信号の波形
の両方が表、裏欠け歯の成立条件を満足した時だけ欠け
歯の表裏の気筒判別を行い、ノイズ等で成立条件から外
れた場合は、前回の判定結果を使って処理を継続させ
る。具体的には、一つ前の欠け歯の表裏判定結果を反転
させて気筒判別を実施する。
【0036】以下、この処理を詳しく説明する。図6を
用いて、クランク信号及びカム信号の波形と気筒判別方
法を説明する。図6において裏の欠け歯直後のパルスエ
ッジをt20で示すとともに表の欠け歯直後のパルスエ
ッジをt21で示す。図中のT1,T2で示すように、
表欠け歯直前のカム信号がHレベルの期間T2だけが極
端に長く、このHレベル中のクランクエッジ数(パルス
数)は「21」である。また、裏欠け歯直前のカム信号
がLレベルの期間T1においてクランクエッジ数(パル
ス数)は「10」である。欠け歯直前のカム信号がハイ
/ロウ中のクランクエッジ数は必ずこの値になるため、
欠け歯でのカム信号レベルと欠け歯直前でのカム信号の
ハイ/ロウ中のクランクエッジ数が両方とも満足してい
る時だけ、気筒判別を実施すれば、誤判定しない正しい
気筒判別が可能となり点火・噴射が抜けることを防ぐこ
とができる。本実施形態では、期間T1及びT2でのク
ランクエッジ数のマージンを±2としており、期間T1
でのクランクエッジ数が10±2(即ち、8〜12)の
範囲であれば正常とするとともに期間T2でのクランク
エッジ数が19以上であれば正常とする。また、クラン
クエッジ数(パルス数)はCPU11が図3のイベント
カウンタ106のカウント値をモニタすることにより行
われる。
【0037】図7に、カム信号にノイズが乗った時の処
理方法を示す。カム信号にノイズが乗ると、クランク信
号の欠け歯直後の立ち下がりエッジ(t30,t31)
において、カム信号レベルがHレベルであり、この際の
図中のT10,T11の期間(カム信号がLレベル中)
におけるクランクエッジ数が裏欠け歯判定の範囲(10
±2)に入らないため、気筒判別を行わない。詳しく
は、t30におけるHレベル判定時においては欠け歯直
前のカム信号レベルがLのときの期間T10では本来、
クランクエッジ数が10±2の範囲に入っているべきも
のが入っておらず裏欠け歯条件が成立しない。また、t
31におけるHレベル判定時においては欠け歯直前のカ
ム信号レベルがHのときの期間T11ではクランクエッ
ジ数が10±2の範囲に入っておらず裏欠け歯条件が成
立しない。このように表裏どちらの気筒判別条件からも
外れた場合には、一つ前の欠け歯位置での気筒判別結果
を反転して前回の信号を元に今回の気筒判別を行う。こ
うすることで、気筒誤判別による点火・噴射が抜けるこ
とを防ぐことができ、制御を正常に継続させることがで
きる。
【0038】図8,9に、気筒判別処理のフローチャー
トを示し、詳細を説明する。図8は、カム信号のエッジ
割り込みでのカム信号の波形を用いた欠け歯の表裏判定
のフローチャートである。
【0039】まず、CPU11はステップ801で、記
憶していたカム信号がHレベル中のクランクエッジ数を
クリアし、また、ステップ802で、記憶していたカム
信号がLレベル中のクランクエッジ数をクリアして誤判
定を防止する。そして、CPU11はステップ803
で、現在のカム信号のレベルを判定してLレベルの場合
には表欠け歯直前かどうかの判定に入る。カム信号がL
レベルの場合、CPU11はステップ804で、カム信
号がHレベルの間のクランクエッジ数を取得する。この
クランクエッジ数の取得は、図3のイベントカウンタ1
06のカウント値をモニタすることに行われる。さら
に、CPU11はステップ805で、カム信号がHレベ
ルの間のクランクエッジ数が判定値以上か否か判定す
る。具体的には、クランクエッジ数が「19」以上か否
か判定する。そして、CPU11は判定値以上の時には
表欠け歯直前と判断して、ステップ806で表欠け歯位
置判定フラグをオンする。ステップ805において判定
値未満の時は表欠け歯直前ではないため、CPU11は
ステップ807で表欠け歯位置判定フラグをオフする。
【0040】一方、CPU11は前述のステップ803
でカム信号がHレベルの場合は、裏欠け歯直前かどうか
の判定に入る。カム信号がHレベルの場合、CPU11
はステップ808で、カム信号がLレベルの間のクラン
クエッジ数を取得し、ステップ809で、そのクランク
エッジ数が第1判定値と第2判定値の間か否か判定す
る。具体的には、クランクエッジ数が「8」以上かつ
「12」以下か否か判定する。そして、CPU11はス
テップ809でクランクエッジ数が第1判定値と第2判
定値の間の時には裏欠け歯直前と判断して、ステップ8
10で裏欠け歯位置判定フラグをオンする。ステップ8
09において判定値を外れた場合は裏欠け歯位置ではな
いため、CPU11はステップ811で裏欠け歯位置判
定フラグをオフする。
【0041】図9は、欠け歯検出割り込みでの気筒判別
処理のフローチャートである。まず、CPU11はステ
ップ901で現在のカム信号のレベルを取得する。そし
て、CPU11はステップ902でカム信号のレベル判
定(LレベルかHレベルか)を行う。カム信号がLレベ
ルの時には、CPU11はステップ903に移行して図
8のカム信号割り込みで判定した表欠け歯位置判定フラ
グがオンだったら、表欠け歯検出と確定して、ステップ
904で気筒判別フラグを表(オフ)に設定する。
【0042】一方、前述のステップ902でカム信号が
Hレベルの時には、CPU11はステップ905に移行
して図8のカム信号割り込みで判定した裏欠け歯位置判
定フラグがオンだったら、裏欠け歯検出と確定して、ス
テップ906で気筒判別フラグを裏(オン)に設定す
る。また、CPU11はステップ903及びステップ9
05において条件を満足しない場合(範囲から外れた場
合)はノイズ等により気筒判別ができなかったと判断し
てステップ907で気筒判別フラグを反転する。つま
り、一つ前の欠け歯検出時の気筒判別結果を反転して、
これを今回の気筒判別結果とする。
【0043】以上のごとく、角度タイマ(角度カウンタ
109)と点火・噴射時期等との角度一致でハード出力
しているシステムを、720°CA間に二箇所発生する
欠け歯を持つクランク信号を用いてカム信号(気筒判別
信号)で表裏を判定するシステムにおいて、表裏に加え
てカム信号の波形も判断することで気筒判別の誤判定を
防止しつつカム信号にノイズが乗り気筒判別不能になっ
たときは、前回の信号で気筒判別を継続することで気筒
誤判別による点火・噴射が抜けることを防止して制御を
行うことができ、ノイズに強い表裏気筒判別を行うこと
ができる。
【0044】このように、本実施の形態は下記の特徴を
有する。 (イ)気筒判別信号であるカム信号は、エンジンのカム
軸の回転に同期しており、クランク信号の720°CA
毎の表の欠け歯部(基準位置部)と720°CA毎の裏
の欠け歯部(基準位置部)で異なるレベルとなるととも
に、各欠け歯部の所定角度前においてその欠け歯部での
レベルと異なるレベルが所定角度期間継続する。また、
判別手段としてのCPU11は、クランク信号の欠け歯
部におけるカム信号のレベルと、その前の異なるレベル
の継続期間とに基づいて、クランク信号の表の欠け歯部
と裏の欠け歯部を判別する。
【0045】よって、カム軸の回転に同期した気筒判別
信号と、クランク軸の回転に同期し720°CA間に二
箇所の欠け歯を有するクランク信号とによって、720
°CA間に2つのクランク角基準位置を判定する際に、
気筒判別信号にノイズが乗ったとしても正しく気筒判別
を行うことができる。つまり、気筒判別信号の波形を加
味した表裏の基準位置判定を行うことにより、誤判定を
防止して正しく気筒判別を行うことができる。その結
果、所定の角度間隔で逓倍信号を生成してエンジン回転
と同期をとるシステムにおいて、カム信号にノイズが乗
ったとしても適正にエンジン制御を行うことができ、ノ
イズに強いエンジン制御装置となる。 (ロ)より具体的には、追従カウンタ109は逓倍クロ
ックを基に計数処理してアングルクロックを発生する
が、CPU11は前述の判別結果に従ってガード用カウ
ンタ107に「0」をセットすることにより追従カウン
タ109を初期化する。よって、上記のごとく正しく気
筒判別できてカウンタ109を正しく初期化処理できる
ようになるので、エンジン制御用のアングルクロックを
確実に出力できるようになる。 (ハ)図1のハードクランク100とCPU11によ
り、判別手段とカウント手段と制御手段を構成し、クラ
ンク信号の発生に関連してカウント処理を実行するとと
もに、クランク信号の欠け歯部におけるカム信号のレベ
ルと、その前の異なるレベルの継続期間とに基づいて、
クランク信号の表の欠け歯部と裏の欠け歯部を判別し、
その判別結果に従ってカウント値をリセットして、当該
カウント値に従ってエンジン制御を実施するようにし
た。これによっても、上記(イ)の効果を奏する。 (ニ)CPU11は、クランク信号の欠け歯部における
カム信号のレベルと、その前の異なるレベルの継続期間
とによる表の欠け歯部と裏の欠け歯部との判別が不可能
な場合は、前回の判別結果の逆を今回の判別結果とする
ようにした。このように、カム信号にノイズが乗り気筒
判別不能になったときは、前回の信号で気筒判別を継続
することで気筒判別する。これにより、点火・噴射等が
抜けること無く、継続して制御を行うことができる。 (ホ)クランク信号のパルス数(クランクエッジ数)に
基づいて異なるレベルの継続期間(カム信号のH,Lレ
ベルの期間)を計測するようにしたので、実用上好まし
いものとなっている。
【0046】なお、これまでの説明では気筒判別信号に
ノイズが乗り気筒判別不能になったときは前回の判別結
果の逆を今回の判別結果としたが、これに代わり、角度
カウンタの値を読んで気筒判別を行うようにしてもよ
い。
【0047】また、クランク信号の基準位置部は、パル
ス列の途中においてパルスを抜いた欠け歯部であった
が、これに限ることなく、他の構造(パルス列の途中に
パルスを挿入する等の構造)にて所定角度間隔毎のパル
ス列の途中においてパルス間隔が不等な基準位置部を構
成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態におけるエンジン制御ECUの構
成図。
【図2】 エンジン1サイクル分(720°CA)のタ
イムチャート。
【図3】 ハードクランクの構成図。
【図4】 ハードクランクによるアングルクロックの生
成を説明するためのタイムチャート。
【図5】 表欠け歯時の角度カウンタのリセット処理を
説明するためのタイムチャート。
【図6】 クランク信号とカム信号の波形と気筒判別方
法を説明するためのタイムチャート。
【図7】 カム信号にノイズが乗った時の気筒判別方法
を説明するためのタイムチャート。
【図8】 カム割り込みでのカム信号波形からの表・裏
欠け歯判定処理を示すフローチャート。
【図9】 欠け歯検出割り込みでの気筒判別処理を示す
フローチャート。
【図10】 カム信号にノイズが乗って誤判定した時の
角度カウンタ処理を説明するためのタイムチャート。
【図11】 カム信号にノイズが乗って誤判定した時の
角度カウンタ処理を説明するためのタイムチャート。
【符号の説明】
1…エンジン制御ECU、10…マイコン、11…CP
U、16…タイマモジュール、100…ハードクラン
ク、103…エッジ時間計測カウンタ、104…逓倍レ
ジスタ、105…逓倍カウンタ、107…ガード用カウ
ンタ、108…基準レジスタ、109…追従カウンタ、
110…点火・噴射用角度カウンタ。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−4300(JP,A) 特開 平6−159128(JP,A) 特開 平7−83093(JP,A) 特開 平10−122026(JP,A) 特開 平5−163997(JP,A) 特開 平7−301143(JP,A) 特開 平9−14041(JP,A) 特開 平11−287150(JP,A) 特開 平11−257148(JP,A) 特開2000−320390(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02D 41/00 - 45/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 4サイクルエンジンのクランク軸の回転
    に対応した所定角度間隔毎のパルス列の途中に基準位置
    部を360°CA毎に有するクランク信号を発生するク
    ランク信号発生手段と、 前記クランク信号の720°CA毎の表の基準位置部と
    720°CA毎の裏の基準位置部で異なるレベルとなる
    とともに、各基準位置部の所定角度前においてその基準
    位置部でのレベルと異なるレベルが所定角度期間継続す
    る気筒判別信号を発生する気筒判別信号発生手段と、 前記クランク信号を入力してパルス間隔を計測するパル
    ス間隔計測手段と、 前記パルス間隔計測手段による今回のパルス間隔を基に
    して次のパルスまでに整数倍の周波数の逓倍信号を生成
    し、エンジン制御用のクロック信号を出力する逓倍信号
    生成手段と、 前記クランク信号の基準位置部における前記気筒判別信
    号のレベルと、その前の前記異なるレベルの継続期間と
    に基づいて、前記クランク信号の表の基準位置部と裏の
    基準位置部を判別する判別手段と、を備えたことを特徴
    とするエンジン制御装置。
  2. 【請求項2】 前記逓倍信号生成手段には逓倍信号を基
    に計数処理される前記クロック信号発生のためのカウン
    タが備えられており、前記判別手段の判別結果に従って
    前記カウンタを初期化する手段を設けたことを特徴とす
    る請求項1に記載のエンジン制御装置。
  3. 【請求項3】 4サイクルエンジンのクランク軸の回転
    に対応した所定角度間隔毎のパルス列の途中に基準位置
    部を360°CA毎に有するクランク信号を発生するク
    ランク信号発生手段と、 前記クランク信号の720°CA毎の表の基準位置部と
    720°CA毎の裏の基準位置部で異なるレベルとなる
    とともに、各基準位置部の所定角度前においてその基準
    位置部でのレベルと異なるレベルが所定角度期間継続す
    る気筒判別信号を発生する気筒判別信号発生手段と、 前記クランク信号の基準位置部における前記気筒判別信
    号のレベルと、その前の前記異なるレベルの継続期間と
    に基づいて、前記クランク信号の表の基準位置部と裏の
    基準位置部を判別する判別手段と、 前記クランク信号の発生に関連してカウント処理を実行
    するとともに、判別手段の判別結果に従ってそのカウン
    ト値をリセットするカウント手段と、 このカウント手段のカウント値に従ってエンジン制御を
    実施する制御手段と、を備えたことを特徴とするエンジ
    ン制御装置。
  4. 【請求項4】 前記クランク信号の基準位置部における
    気筒判別信号のレベルと、その前の異なるレベルの継続
    期間とによる表の基準位置部と裏の基準位置部との判別
    が不可能な場合は、前回の判別結果の逆を今回の判別結
    果とする手段を設けたことを特徴とする請求項1〜3の
    いずれか1項に記載のエンジン制御装置。
  5. 【請求項5】 前記クランク信号の基準位置部は、パル
    ス列の途中に当該パルスを抜いた欠け歯部である請求項
    1〜4のいずれか1項に記載のエンジン制御装置。
  6. 【請求項6】 前記クランク信号のパルス数に基づいて
    前記異なるレベルの継続期間を計測することを特徴とす
    る請求項1〜5のいずれか1項に記載のエンジン制御装
    置。
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