JP2003048121A - 鋸 刃 - Google Patents
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Abstract
角、歯先と2番面までの水平距離や鋸刃の歯底面からな
るガレット形状に関して高効率切断を可能する。 【解決手段】 鋸刃を構成する切れ歯の掬い面と相反す
る方向の2番面における任意の第1点P1から歯底部の
任意の第2点P2とを結ぶガレット曲線の前記第1点P
1における接線と、前記第1点P1を通過して前記切れ
歯の歯先と鋸刃の背との垂直線と平行な垂直線との成す
角度θ1を、切れ歯の切削方向と同一方向に向けている
突起曲線として構成されたガレット形状を設けている。
このガレット形状は、2番面の任意の第1点から歯底に
かけて前記切れ歯の掬い面の形状に対して切削方向の前
後に相反する形状を持つことになり、切削時の切屑を巻
きやすい形状で且つガレット面積が大きくなる。
Description
て被削材を切断する帯鋸刃、丸鋸、ハクソーのごとき鋸
刃に関し、さらに詳細には、鋸刃の切れ歯である歯部の
形状とガレット形状に関する。
ワークピースを切断する装置としては、例えば帯鋸盤が
使用されており、その切削工具として帯鋸刃が知られて
いる。帯鋸刃の歯部は、掬い面、2番面、歯底、歯高、
掬い角、歯角、2番角、ガレット形状、歯先形状、帯
幅、帯厚、ピッチ、付け刃量、ビード位置、ガレット面
積などにより構成されており、切削に対しては、切り込
み量、切削条件(鋸速、切削率)、材料径、材料径間の
歯数などの要素がある。
的な従来鋸刃101は、図19及び図22に示されてい
るように歯先103との2番角βを成す2番面105の
延長線がそのままガレット107をなす歯底109の方
向に伸びて歯のガレット107を成している。あるい
は、従来鋸刃111は、図20及び図23に示されてい
るように2番面105と歯底109までの間に成す角度
を例えば2つの角度β1,β2を有している場合があ
る。
101,111においては、図19、図20のいずれも
歯先103から前の歯先103までのピッチ間で構成さ
れるガレット107の形状はほぼ三角形状となってお
り、大きな材料を切削加工すると切屑を溜めるガレット
面積が小さいために増加した切屑がガレット107内で
目づまりを起こして切削時の切削抵抗が増加し、十分な
切り込みができないために、切削性能が低下するという
問題点があった。
高効率切削が行われると、より一層切屑量が増加して、
すぐガレット107が切屑でいっぱいになってしまうた
めに、高効率切削ができないという問題点があった。
因を簡単に説明すると、特に鋸刃101の2番面105
と歯底109とから構成される形状が、2番面105の
任意点P1と歯底109の点P2とを結ぶ曲線L1で示
されており、鋸刃101の歯先103と鋸刃101の背
113との垂直線L2と平行な2番面105の任意点P
1を通る垂直線L3と曲線L1との成す角度θ2が切れ
歯SWの切削方向と反対方向側になっているために、切
屑を収容するガレット面積が小さくなっている点にある
と考えられる。また、ガレット形状は切屑を巻きにくい
形状であるという問題点があった。
刃の製造方法ではガレット面積を大きくすることは難し
いものであった。鋸刃101,111の2番面105と
歯先103から鋸刃の背113までの垂直線L3との角
度Q2を切削方向と同一方向側に設ける加工は、カッタ
ーや研削砥石加工などによる歯切り加工では困難であっ
た。さらに、レーザ加工方法はさまざまな形状加工がソ
フト作成により可能であるが、レーザ加工技術は数年前
までは十分確立されていなかった。
されたもので、その目的は、被削材を切断する鋸刃の形
状として特に歯角、2番角、歯先と2番面までの水平距
離や鋸刃の歯底面よりなるガレット形状に関して新発想
と実現性を考慮し、高効率切断が可能となる鋸刃を提供
することにある。
に本発明の鋸刃は、従来の鋸刃の基本である掬い角、歯
角、2番角、ピッチは変化させずにガレットを大きくし
て高効率切削を実現するための手段である。例えば、鋸
刃のガレット面積を大きくするために歯先間の距離すな
わちピッチを大きくすれば簡単にできると考えられる
が、この場合は材料間の歯数が減少し、鋸刃が不安定と
なり切曲りやすく切削性能が伸びないという悪影響があ
り、ピッチの変更は行われない。さらに、鋸刃のガレッ
ト面積を構成している鋸刃の切れ歯である掬い面側の形
状は変化させていない。
構成する切れ歯の掬い面と相反する方向の2番面におけ
る任意の第1点から歯底部の任意の第2点とを結ぶガレ
ット曲線の前記第1点における接線と、前記第1点を通
過して前記切れ歯の歯先と鋸刃の背との垂直線と平行な
垂直線との成す角度を、切れ歯の切削方向と同一方向側
に有していると共に前記ガレット曲線が突状曲線として
構成されていることを特徴とするものである。
2番面の任意の第1点から歯底にかけて前記切れ歯の掬
い面の形状に対して切削方向の前後に相反する形状を持
つことになり、切削時の切屑を巻きやすい形状で且つガ
レット面積が大きくなる。
構成する切れ歯の掬い面と相反する方向の2番面におけ
る任意の第1点から歯底部の任意の第2点とを結ぶガレ
ット曲線が、前記第1点を通過して前記切れ歯の歯先と
鋸刃の背との垂直線と同じ線上に位置する直線を有して
構成されていることを特徴とするものである。
てのガレット曲線は歯先から鋸刃の背までの垂直線と平
行である直線となっているので、ガレット面積を大きく
することができると共に鋸刃のピッチが小さくても歯部
の強度を確保したい時に有効である。
構成する切れ歯の掬い面と相反する方向の2番面におけ
る任意の第1点から歯底部の任意の第2点とを結ぶガレ
ット曲線の前記第1点における接線と、前記第1点を通
過して前記切れ歯の歯先と鋸刃の背との垂直線と平行な
垂直線との成す角度を、切れ歯の切削方向と同一方向側
に有していると共に前記ガレット曲線が突状曲線として
構成されたガレット形状を設けると共に、前記鋸刃を構
成する他の切れ歯の掬い面と相反する方向の2番面にお
ける任意の第1点から歯底部の任意の第2点とを結ぶガ
レット曲線が、前記第1点を通過して前記切れ歯の歯先
と鋸刃の背との垂直線と平行な垂直線と同じ線上に位置
する直線を有して構成されていることを特徴とするもの
である。
対しては鋸刃の2番面の任意の第1点から歯底部の任意
の第2点とを結ぶガレット曲線内に直線と突状曲線を合
わせ持たすことができ、鋸刃の強度を保持し且つガレッ
ト面積を大きくせしめて、より切屑を巻きやすい形状で
ある。
1〜3のうちのいずれか一つに記載の鋸刃において、前
記ガレット形状が、鋸刃を構成する直歯、左右アサリ
歯、バチ歯、ベベル歯、チャンファー取り歯などのいず
れか1歯以上に対しても設けられてなることを特徴とす
るものである。
削時の切れ幅が大きい歯の切屑の量は切削効率を上げる
とより多くなるので、ガレット面積が大きくなることに
より目づまりが解消され切削性能が向上する。
1〜4のうちのいずれか一つに記載の鋸刃において、鋸
刃を構成する切れ歯の歯先から2番面の任意の第1点ま
での水平距離が、前記切れ歯の歯先とその前の歯先との
ピッチの約1/3以内で構成されていることを特徴とす
るものである。
歯部の歯角、2番角、掬い角および前後の歯部間の歯底
の間隔距離などの要素の大きさによって変化するので、
各要素の値がどれくらいでよいかを実切削テストや静的
荷重テストとして歯先に荷重をかけて耐力テストを実施
したり、実切削時の鋸刃駆動モータの負荷変動を測定し
て切削抵抗を得ることにより、鋸刃の耐力の設定値を評
価している。
ているが、最大荷重に耐えられる歯先強度を持っていな
くてはならないので、歯先から2番面まの水平距離は約
1/3×ピッチ以内とされることが望ましい。また、歯
先から2番面の任意の第1点までの垂直距離は、切削時
に悪影響を与えない距離とする必要から、歯先から約
0.3mm以上の距離が望ましいと考えられるが、その
適正な垂直距離値は歯部を構成する各要素の大きさや材
料特性によって変化すると考えるので数値的に定義して
しまうのは難しいが、重要な事項である。
1〜5のうちのいずれか一つに記載の鋸刃において、鋸
刃を構成する切れ歯の歯先から歯底までの歯高が、前記
切れ歯の歯先とその前の歯先とのピッチの約1/2以上
で構成されていることを特徴とするものである。
なり全体的なガレット面積も大きくなるので、高効率切
削による目づまりの発生が抑制される。しかし、あまり
垂直距離を大きくしすぎると鋸刃の歯部の安定性がなく
なり、歯部が変動して切曲りが発生し切削性能を低下さ
せてしまうことがある。
1〜6のうちのいずれか一つに記載の鋸刃において、鋸
刃を構成する切れ歯のガレット面積が、前記切れ歯の歯
先とその前の歯先とのピッチと、前記切れ歯の歯先から
歯底までの歯高とを乗じた数値の約85%以上で構成さ
れていることを特徴とするものである。
くなるので切屑の目づまりが解消され、高効率切削が可
能となる。小ピッチ構成となっている鋸刃はガレット面
積を大きくすることが難しいが、この発明ではガレット
面積を大きくすることが可能である。
いて図面を参照して詳細に説明する。
の形態に係わる鋸刃1は、掬い角αと2番角βと歯角θ
を有する切れ歯SWのガレット3が大きくされており、
このガレット形状が鋸刃1の2番面5の任意の第1点と
しての例えば点P1から歯底部7の任意の第2点として
の例えば点P2とを結ぶガレット曲線L1で示されてお
り、鋸刃1の歯先9と背11との垂直線L2と平行な2
番面5の点P1を通る垂直線L3と前記曲線L1の点P
1における接線TLとの成す角度θ1が、切れ歯SWの
切削方向と同一方向側に有していると共に、前記ガレッ
ト曲線L1が突状曲線を構成していることを特徴として
いる。
従来の鋸刃と比較してガレット面積は大きくなってい
る。さらに、切屑を巻きやすいガレット形状となってい
るので目づまりを抑制させるようになっている。
の形態に係わる鋸刃13は、ガレット形状が鋸刃13の
2番面5の任意の第1点としての例えば点P1から歯底
部7の任意の第2点としての例えば点P2とを結ぶガレ
ット曲線L1で示されており、このガレット曲線L1の
点P1における接線TLが鋸刃13の歯先9と背11と
の垂直線L2と平行な2番面5の点P1を通る垂直線L
3と同じ線上に位置する直線となっていることを特徴と
している。
部7にかけてのガレット曲線L1は歯先9から背11ま
での垂直線L2と平行である直線となっていることか
ら、ガレット面積を大きくすることができ、且つ鋸刃ピ
ッチが小さくて歯部の強度を確保したい時には有効であ
る。
の形態に係わる鋸刃15は、図1と図2とを合わせ持つ
合成鋸刃である。例えば、鋸刃15を構成する直歯には
図1に示されているガレット形状を有し、左右アサリ歯
には図2に示されているガレット形状を有している。
形状の歯部は、各鋸刃1,13,15を構成する歯部と
して例えば直歯、左右アサリ歯、バチ歯、ベベル歯、チ
ャンファー取り歯などのいずれか1歯以上に対して採用
されても構わない。特に、直歯やバチ歯のように切削時
の切れ幅が大きい歯は、切削効率を上げると切り屑の量
がより多くなるので、この発明の実施の形態のようにガ
レット面積が大きくされたことにより目づまりが解消さ
れ切削性能が向上する。
実施の形態の鋸刃1と従来鋸刃の歯部の比較図が示され
ており、鋸刃1における歯先9からガレット3の変化位
置(点P1)までの水平距離L4は、図4(A)に示さ
れているように従来鋸刃における水平距離L8に比して
より小さい値とされている。また、図4(B)に示され
ているように鋸刃1におけるガレット面積SBは従来鋸
刃のガレット面積SAよりも面積S2の分が増加してお
り、鋸刃1における歯幅W2は従来鋸刃の歯幅W1に比
べて小さい値となっており、必要な歯部の強さに合うよ
うな歯幅とされている。また、鋸刃1の水平距離L4は
切れ歯SWの歯先9とその前の歯先9との距離であるピ
ッチPBに対して約1/3以内(L4≦1/3×PB)
であることが特徴となっている。
施の形態の鋸刃13と従来鋸刃の歯部における形状とガ
レット面積と歯幅の比較図が示されており、上述した第
1の実施の形態の鋸刃1と同様の特徴を有している。
(A)の第1の実施の形態の鋸刃1と図6(B)の従来
鋸刃における切屑の巻き方が比較されており、鋸刃1の
方が従来鋸刃より切屑が巻きやすくなっていることが判
る。
(A)の第1の実施の形態の鋸刃1と図7(B)の従来
鋸刃におけるガレット3の大きさが比較されており、鋸
刃1のガレット3の大きさ(面積)はGSB≒0.85
×PA×HBで、従来鋸刃の大きさ(面積)はGSA≒
0.6×PA×HAで、鋸刃1のガレット3の大きさ
は、従来鋸刃の大きさよりも約1.4倍[0.85/
0.6≒1.4]と大きくなっている。
刃1と鋸刃13と、従来鋸刃との切削性能などを比較し
て説明をする。
の排出量が比較されており、この発明のようにガレット
面積が大きくされたことにより切り屑の排出量が多くな
っている。
る鋸刃に掛かる最大切削抵抗値が比較されており、第
1,第2の実施の形態の鋸刃1,13は従来鋸刃よりも
ガレット面積が大きくなっているので切削抵抗は小さく
なっている。
材と難削材を切削したときの切断面積が比較されてお
り、同一切削条件での切削でも本実施の形態の鋸刃1,
13は従来鋸刃より切断面積が向上している。これは、
切削抵抗が低いことによる鋸刃のたわみの抑制や切曲り
の向上の結果であると考えられる。
材と難削材の切削における切削効率(切削率)が比較さ
れており、本実施の形態の鋸刃1,13は従来鋸刃より
切削効率が向上している。このように高効率切削が行わ
れても本実施の形態の鋸刃1,13はガレット3の目づ
まりが抑制されるようになり一般材、難削材のいずれで
も従来鋸刃より向上している。
施の形態に基づいてこの発明の鋸刃の実施例について説
明する。
発明に係る実施例1の鋸刃17が示されており、第1の
実施の形態の鋸刃1を基本としたガレット形状が、直歯
と左右アサリ歯の全てに採用されている。特に、鋸刃1
7の2番面5の形状が従来鋸刃よりも大きく変化してお
り、鋸刃17の歯部に大きなガレット3を有しているこ
とが最大の特徴である。
の1歯と左右アサリ歯の4歯との合計5歯で構成された
鋸刃である。鋸刃17の歯先9から2番面5までの水平
距離L4の変化は歯先9の切削時の耐力に影響し、切削
性能に重要な要素である。そこで、鋸刃17は基本的な
テストとして切り込み量とピッチの関係や、切り込み量
と鋸速のよる切屑量とガレット面積の関係などを考慮し
て設定したものである。
削効率を上げられず、且つ歯部が不安定となり早期切曲
りが発生し切削性能は短くなる。逆に、水平距離L4が
長いと歯部は強くなり切削時の耐力は大きくなるが、ガ
レット面積は小さくなり高効率切削は出来なくなる。
各歯間のピッチがP1>P5>P2>P4>P3となっ
ている場合、K1≧K5≧K2≧K4≧K3となってお
り、ピッチ幅に応じた切れ歯SWの歯幅を持つように構
成されている。さらに、歯先9からの垂直距離である歯
高HBについては、出来る限りガレット面積を大きくす
るために一定の歯高とされている。
発明に係る鋸刃19の実施例2が示されており実施例1
の鋸刃17と異なるところは、鋸刃17が直歯と左右ア
サリ歯の全歯にこの発明の実施の形態を採用されている
のに対して、鋸刃19では特に切削方向から見た直歯の
手前のアサリ歯にこの発明を採用し、ピッチ幅の大きい
切れ歯SWの直歯が排出する切り屑をガレット3内に納
められるように考慮し、その他の歯に関しては通常通り
の鋸歯としている点にある。
面積は変化していないので、高効率切削が行われると直
歯の切り屑処理は良いが、その他の歯の切り屑処理は改
善されない。
発明に係る実施例3の鋸刃21が示されており、実施例
2の鋸刃19に対して鋸刃21では小ピッチ(P3)の
歯にも第1の実施の形態が採用されている。
1>P5>P2>P4>P3となっており、歯高はK1
≧K5≧K2≧K4≧K3となっているので、ピッチの
小さいP3の2番面5や歯高に第1の実施の形態を採用
してガレット3が大きくされている。
発明に係る実施例4の鋸刃23が示されており、上記の
実施例3の鋸刃21では左アサリ歯のガレット3は大き
くなっているが右アサリ歯は通常のままであるために、
鋸刃全体のバランスは良くないと考えられるので、実施
例4の鋸刃23では直歯を除く左右アサリ歯に第1の実
施の形態が採用されている。
1>P5>P2>P4>P3となっている。左右アサリ
歯にこの発明の実施の形態が採用されて2番面5や歯高
を変化せしめてガレット3が大きくされており、直歯は
通常のままである。その結果、鋸刃23では切れ歯SW
の直歯によるガレット3の切屑の目づまりもなく、高効
率切削が可能となる。
態を採用してガレット3を大きくした鋸刃では、高効率
切削を行ってもガレット3の目づまりが抑制されて一般
材、難削材のいずれにおいても従来鋸刃より向上してい
るが、実施例1の鋸刃17のように全歯がこの発明の第
1の実施の形態のような形状にされると、被削材によっ
ては鋸刃17が不安定となる場合があるので実施例4の
鋸刃23との使い分けや通常鋸刃との使い分けも必要で
あると考えられる。
歯にこの発明の実施の形態を採用した実施例4の鋸刃2
3が適していると考えられる。しかし、超耐熱鋼やイン
コネルなどのように切削抵抗がすぐ上昇する材料や摩耗
の進行が早い材料を切削するときは、本実施の形態を採
用した鋸刃では歯幅W2が狭くなっているために歯部の
強度が弱くなっているので注意が必要である。また、高
効率切削ができることから切削率を上げると、鋸刃の材
質によってその強度にも差があるために歯部が破損する
場合があるので、切断材質によって歯幅W2を変更する
必要があると考えられる。
明の第1の実施の形態の鋸刃1に基づいているが、第2
の実施の形態の鋸刃13が採用されても良いものであ
る。しかし切屑の巻き方については鋸刃13よりも鋸刃
1の方が巻きやすくなっていると考えられる。
歯、左右アサリ歯を有する鋸刃について説明されている
が、バチ歯、ベベル歯などどのような歯をもつ鋸刃にこ
の発明の実施の形態が採用されても構わない。
右アサリ歯の5歯の構成の鋸刃で記されているが、その
他の鋸刃の構成をもつ鋸刃にこの発明の実施の形態が採
用されても構わない。例えば、図16及び図17に示さ
れているように、3枚構成の鋸刃25や14枚構成の鋸
刃27に採用されても構わない。
は鋸刃の基本構成である直歯と左右アサリ歯が連続する
通常鋸刃に対して左右アサリ歯にこの発明の第1の実施
の形態が採用されてガレット面積が大きくされている。
直歯はS、右アサリ歯はR、左アサリ歯はLの記号で示
されている。
は直歯とアサリ歯2歯とアサリ歯3歯を組み合わせた構
成パターンの鋸刃に対して左右アサリ歯にこの発明の第
1の実施の形態が採用されてガレット面積が大きくされ
ている。直歯はS、右アサリ歯はR、左アサリ歯はLの
記号で示されている。
例6の鋸刃25,27ような直歯や左右アサリ歯で構成
された鋸刃以外に、図18(A),(B)における実施
例7の鋸刃29のようにバチ歯、ベベル歯で構成された
鋸刃にこの発明の実施の形態が採用されても構わない。
実施例7の鋸刃29は従来鋸刃よりも2番面5の形状を
変化せしめてガレット面積が大きくされているので、よ
り一層の切削性能の向上が図られる。なお、バチ歯は
B、ベベル歯はVの記号で示されている。
定されることなく、適宜な変更を行うことによりその他
の態様で実施し得るものである。
施の形態の鋸刃1の特徴を持つ歯部がメインとして説明
されているが、第2の実施の形態、第3の実施の形態、
その他、以下のような構成が組み合わされて採用されて
も構わない。
歯、バチ歯、ベベル歯、チャンファー取り歯などのよう
ないずれの歯部に対してこの発明の実施の形態が採用さ
れていること。
うに、鋸刃の歯先9から2番面5の点P1までの水平距
離L4が、切れ歯SWの歯先9とその前の歯先9との距
離すなわちピッチPBの約1/3以内(L4≦1/3×
PB)であること。
離すなわち歯高HBが、歯先9とその前の歯先9との距
離すなわちピッチPBの約1/2以上(HB≧1/2×
PB以上)であること。
鋸刃の切れ歯SWの持つガレット面積SBが、ピッチP
Bと歯高HBを乗じた数値の約85%以上(SB≧0.
85×PB×HB)であること。
わってもこの発明の実施の形態が採用されても構わな
い。
明の鋸刃は従来よりも複雑な形状であるため従来のカッ
ターや研削加工方法では製作が容易ではないと考えられ
るので、例えば、レーザ加工のようにNC制御のプログ
ラム変更により曲線加工を簡単に実施できる製造方法が
適していると考えられる。数年前は技術的にも経済的に
も難しかった製造が現在では技術改革と低価格な装置の
開発により可能となっている。
ら理解されるように、この発明の鋸刃は歯部に大きな特
徴を有しており、掬い面の形状や2番角、歯角などは従
来と同じであるが、鋸刃の2番面から歯底における形状
が従来と大きく異なっておりガレット面積を大きくして
いるので、高効率切削を実施してもガレット内に切屑が
収まるようになり目づまりを抑制することができる。ま
た、高効率切削の実現により短納期を可能にしている。
さらに、鋸刃の切削性能を向上できるので1切断加工当
たりの切断コストを低減できる。
ガレットを、2番面の任意の第1点から歯底にかけて前
記切れ歯の掬い面の形状に対して切削方向の前後に相反
する形状を持つようにでき、切削時の切屑を巻きやすい
形状で且つガレット面積を大きくできる。
任意の第1点から歯底にかけてのガレット曲線を、歯先
から鋸刃の背までの垂直線と平行である直線としている
ので、ガレット面積を大きくすることができると共に鋸
刃のピッチが小さくても歯部の強度を確保したい時に有
効である。
大きい歯部に対しては鋸刃の2番面の任意の第1点から
歯底部の任意の第2点とを結ぶガレット曲線内に直線と
突状曲線を合わせ持たすことができ、鋸刃の強度を保持
し且つガレット面積を大きくせしめて、より切屑を巻き
やすい形状にできる。
歯のように切削時の切れ幅が大きい歯の切屑の量は切削
効率を上げるとより多くなるので、ガレット面積を大き
くしたので目づまりを解消でき切削性能を向上できる。
抗は被削材によって異なっているが、最大荷重に耐えら
れる歯先強度を持っていなくてはならないので、歯先か
ら2番面まの水平距離を約1/3×ピッチ以内としてい
る。また、歯先から2番面の任意の第1点までの垂直距
離は、切削時に悪影響を与えない距離とする必要から、
歯先から約0.3mm以上の距離が望ましいと考えられ
るが、その適正な垂直距離は歯部を構成する各要素の大
きさや材料特性によって変化すると考えるので数値的に
定義してしまうのは難しいが、重要な事項である。
距離も大きくなり全体的なガレット面積も大きくなるの
で、高効率切削による目づまりの発生を抑制できる。し
かし、あまり垂直距離を大きくしすぎると鋸刃の歯部の
安定性がなくなり、歯部が変動して切曲りが発生し切削
性能を低下させてしまうことがあるので、重要な事項で
ある。
従来より大きくなるので高効率切削が可能となる。小ピ
ッチ構成となっている鋸刃はガレット面積をさほど大き
くすることが難しいが、この発明ではガレット面積を大
きくすることができる。
ある。
ある。
ある。
との比較を示すもので、(A)はガレット面積、形状の
比較図で、(B)はガレット面積と歯幅の比較図であ
る。
との比較を示すもので、(A)はガレット面積、形状の
比較図で、(B)はガレット面積と歯幅の比較図であ
る。
おける切り屑の巻き方を示す説明図で、(B)は従来鋸
刃における切り屑の巻き方を示す説明図である。
おけるガレットの大きさを示す説明図で、(B)は従来
鋸刃におけるガレットの大きさを示す説明図である。
来鋸刃における切り屑の排出量の比較図である。
来鋸刃における最大切削抵抗値の比較図である。
従来鋸刃における切削性能の比較を示すもので、(A)
は一般材での切断面積の比較図で、(B)は難削材の切
断面積の比較図である。
従来鋸刃における切削効率の比較を示すもので、(A)
は一般材の切削効率の比較図で、(B)は難削材の切削
効率の比較図である。
(A)は側面図で、(B)は平面図である。
(A)は側面図で、(B)は平面図である。
(A)は側面図で、(B)は平面図である。
(A)は側面図で、(B)は平面図である。
(A)は側面図で、(B)は平面図である。
る。
る。
ある。
Claims (7)
- 【請求項1】 鋸刃を構成する切れ歯の掬い面と相反す
る方向の2番面における任意の第1点から歯底部の任意
の第2点とを結ぶガレット曲線の前記第1点における接
線と、前記第1点を通過して前記切れ歯の歯先と鋸刃の
背との垂直線と平行な垂直線との成す角度を、切れ歯の
切削方向と同一方向側に有していると共にガレット曲線
が突状曲線として構成されていることを特徴とする鋸
刃。 - 【請求項2】 鋸刃を構成する切れ歯の掬い面と相反す
る方向の2番面における任意の第1点から歯底部の任意
の第2点とを結ぶガレット曲線が、前記第1点を通過し
て前記切れ歯の歯先と鋸刃の背との垂直線と平行な垂直
線と同じ線上に位置する直線を有して構成されているこ
とを特徴とする鋸刃。 - 【請求項3】 鋸刃を構成する切れ歯の掬い面と相反す
る方向の2番面における任意の第1点から歯底部の任意
の第2点とを結ぶガレット曲線の前記第1点における接
線と、前記第1点を通過して前記切れ歯の歯先と鋸刃の
背との垂直線と平行な垂直線との成す角度を、切れ歯の
切削方向と同一方向側に有していると共に前記ガレット
曲線が突状曲線として構成されたガレット形状を設ける
と共に、前記鋸刃を構成する他の切れ歯の掬い面と相反
する方向の2番面における任意の第1点から歯底部の任
意の第2点とを結ぶガレット曲線が、前記第1点を通過
して前記切れ歯の歯先と鋸刃の背との垂直線と平行な垂
直線と同じ線上に位置する直線を有して構成されている
ことを特徴とする鋸刃。 - 【請求項4】 前記ガレット形状が、鋸刃を構成する直
歯、左右アサリ歯、バチ歯、ベベル歯、チャンファー取
り歯などのいずれか1歯以上に対しても設けられている
ことを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか一つに
記載の鋸刃。 - 【請求項5】 鋸刃を構成する切れ歯の歯先から2番面
の任意の第1点までの水平距離が、前記切れ歯の歯先と
その前の歯先とのピッチの約1/3以内で構成されてい
ることを特徴とする請求項1〜4のうちのいずれか一つ
に記載の鋸刃。 - 【請求項6】 鋸刃を構成する切れ歯の歯先から歯底ま
での歯高が、前記切れ歯の歯先とその前の歯先とのピッ
チの約1/2以上で構成されていることを特徴とする請
求項1〜5のうちのいずれか一つに記載の鋸刃。 - 【請求項7】 鋸刃を構成する切れ歯のガレット面積
が、前記切れ歯の歯先とその前の歯先とのピッチと、前
記切れ歯の歯先から歯底までの歯高とを乗じた数値の約
85%以上で構成されていることを特徴とする請求項1
〜6のうちのいずれか一つに記載の鋸刃。
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